JP3536394B2 - モールドモータの製造方法 - Google Patents

モールドモータの製造方法

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洋 吉田
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、モールドモータの製造
方法に関する。 【0002】 【従来の技術】給湯機などで従来から使用されているモ
ールドモータは、固定子と、固定子に備えられている固
定子巻線に駆動電流を供給するための配線基板とが一体
に電気絶縁性の樹脂材料でモールドされ被覆されてい
る。このようなモールドモータにおいて、前記配線基板
に固定子巻線に駆動電流を供給するためのトランジスタ
などの回路素子を搭載する場合がある。このような場合
に、モータの負荷により、回路素子に比較的大きな熱が
発生し、回路素子の温度が上昇する事が知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来のモールドモータ
において、配線基板とそれに搭載されている回路素子と
は、前述したように樹脂材料でモールドされており、回
路素子で発生した熱が効果的に放散されず、回路素子の
温度が上昇し易く、温度が上昇した状態が維持され易く
なっている。このため、回路素子の特性が変化し易く、
信頼性が低いという問題点がある。 【0004】請求項1の発明の目的は、安定した特性の
モールドモータを製造する製造方法を提供できると共
に、高効率で熱放散を行うことができるモールドモータ
の製造方法を提供することである。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明のモール
ドモータの製造方法は、固定子と、該固定子に含まれる
複数の固定子巻線に駆動電流を供給する回路素子が装着
された配線基板とを一体にモールドすると共に、このモ
ールドする際に該回路素子が外方に露出するように凹所
を形成して、前記凹所の内部に該回路素子が配されるよ
うにする工程と、モールド後に該凹所に、該回路素子を
被覆する金属材料からなる板状のヒートシンクを嵌合
して固定する工程とを含んでおり、そのことによって上
記目的を達成することができる。 【0006】 【作 用】請求項1の発明に従うモールドモータの製造
方法において、前記請求項1の発明の作用で説明したよ
うに、回路素子で発生した熱が効果的に放散される作用
を有するモールドモータを製造することができる。 【0007】 【実施例】図1は、本発明のモールドモータ(以下、モ
ータ)1の製造途中の一部分の平面図であり、図2は、
図1の切断面線X2−X2から見た断面図であり、図3
はモータ1の断面図である。 【0008】本実施例のモータ1の構成を図1〜図3を
参照して以下に説明する。 【0009】モータ1は、固定子2を備えており、固定
子2は鉄心3をプレモールドした後、複数の固定子巻線
4を後述する支持片6、7に巻回した構成である。鉄心
4をプレモールドする際に、固定子2の上面にピン5を
配置し、ピン5を鉄心3と共にプレモールドしている。
ピン5には、前記複数の固定子巻線4の各一端部が接続
されている。前記プレモールドによって、鉄心3の上面
及び下面の外周縁部と、前記上面及び下面の内周縁部と
に沿って、複数の前記支持片6、7が突設され、支持片
6、7の間に前述したように複数の固定子巻線4をそれ
ぞれ巻回する。 【0010】固定子2の上面には配線基板8が配置され
ている。この配線基板8は、固定子2の前記複数の固定
子巻線4の間を前記ピン5を接続端子として接続するた
めの回路配線が印刷され、また、固定子巻線4に駆動電
流を供給するための機能などを有する回路素子9が前記
配線基板8に搭載されている。前記ピン5は配線基板8
を貫通している。固定子2の上面に支持片6、7に配線
基板8を配置した際に、前記ピン5は配線基板8を貫通
して突出し、突出した部分の基端部付近は配線基板8の
前記印刷回路配線と半田付けなどによって固定される。
このような固定子2及び配線基板8が電気絶縁性の樹脂
材料でモールドされると、図3に示される構成が得られ
る。樹脂部10の内周部11は空洞であり、ここに回転
子などが収納される。 【0011】以下に、本実施例の更に詳細な構成を図1
及び図2を参照して説明する。 【0012】配線基板8には、モールドされる前に前記
回路素子9が固定され、更に、該回路素子9には、放熱
用のヒートシンク12が設けられている。ヒートシンク
12は、例としてアルミニウムなどの金属板から形成さ
れ、回路素子9の厚みよりも厚みが薄い。また、ヒート
シンク12は、例として回路素子9の接地端子と接続さ
れ、かつ配線基板8に前記印刷で形成された接地配線と
接続され、回路素子9の接地用配線の機能をも実現して
いる。 【0013】前記ヒートシンク12の上面には、ヒート
シンク12が接地配線を兼ねていることに鑑み、外部と
の電気的絶縁のために比較的薄い厚みの樹脂層が絶縁層
14として形成されている。この絶縁層14の厚みは、
ヒートシンク12において想定される最大電圧を絶縁で
きる範囲で出来るだけ薄く形成されてもよい。ヒートシ
ンク12と絶縁層14の厚みの総和は回路素子9の厚み
よりも薄く、回路素子9と絶縁層14との間に高さH1
の段差部15が形成される。前記回路素子9及びヒート
シンク12が設けられた配線基板8及びプレモールドさ
れた固定子2をモールドする際に、配線基板8に搭載さ
れた回路素子9の上面を含む幅W1、長さL1及び深さ
D1の範囲で凹所16が形成される。前記幅W1及び長
さL1は、この凹所16を介して回路素子9及び前記絶
縁層14が外部に露出し、更に、この凹所16におい
て、回路素子9の側面と樹脂部10との間に、所定の幅
W2の溝部17が形成される程度に選ばれる。また、樹
脂部10の上面は、回路素子9の上面よりも高さH2と
なるように選ばれる。前記凹所16に後述する形状のヒ
ートシンク18が装着される。 【0014】図4は、前記回路素子9に設けられた放熱
部材であるヒートシンク18の正面図であり、図5は、
ヒートシンク18の平面図である。以下に、ヒートシン
ク18の形状について図4及び図5を参照して説明す
る。 【0015】ヒートシンク18は、例としてアルミニウ
ムなどの熱伝導性の良好な金属材料から形成され、幅W
2、長さL1及び厚みH2の板状の頂部19と、頂部1
9の長さ方向両端部から長さD1に亘って同一方向に延
びる脚部20、21と、頂部19の脚部20、21の間
に形成される厚みH1の段部22とを含んでいる。脚部
20、21の幅W3は、前記溝部17の幅W2よりもや
や大きく選ばれている。 【0016】このようなヒートシンク18において、脚
部20、21を溝部17に圧入または接着することによ
り、ヒートシンク18を樹脂部10に嵌合して固定す
る。これにより、頂部19によって前記凹所16が被覆
される。また、ヒートシンク18の頂部19の下面は回
路素子9の上面に接触し、段部22の下面は前記絶縁層
14の上面に接触する。これにより、回路素子9からそ
の動作時に熱が発生しても、発生した熱はヒートシンク
18によって速やかに外部に放散される。また、回路素
子9からの熱は前記ヒートシンク12にも伝達される。
ヒートシンク12に伝達された熱は、前記比較的厚みが
薄い絶縁層14を介してヒートシンク18に伝達され、
やはり速やかに外部に放散される。 【0017】これにより、本実施例のモータ1におい
て、回路素子9の動作時に回路素子9で発生した熱が効
果的に外部に放散され、回路素子9の温度の上昇を抑制
できる。このため、回路素子9の特性が温度上昇により
変化する事態を防止することができ、モータ1の信頼性
が向上する。 【0018】図6は、前記モータ1製造方法の一実施例
におけるヒートシンク18の圧入工程を説明する斜視図
であり、図7は樹脂部10にヒートシンク18を圧入し
た状態の斜視図であり、図8は図6の切断面線A−Aか
ら見た断面図であり、図9は図7の切断面線B−Bから
見た断面図であり、図10は図6の切断面線CーCから
見た断面図であり、図11は図7の切断面線D−Dから
見た断面図であり、図12は図7の切断面線E−Eから
見た断面図である。 【0019】以下、モータ1の製造工程の実施例を、図
6〜図12を参照して説明する。 【0020】前記固定子2を前述したようにプレモール
ドする。前記印刷配線が施され、前記ヒートシンク12
を有する回路素子9が実装され、配線基板8と前記固定
子2とを前述したようにモールドする。この後、図6、
図8、図9及び図10に示されるように、モールド後に
形成されている凹所16にヒートシンク18を圧入し、
図7、図11及び図12に示されるように樹脂部10に
固定する。更に、樹脂部10の内周部11に回転子など
を収納するなどしてモータ1が完成する。 【0021】本実施例の製造方法では、前述した効率的
な熱放散を行うことができるモータ1を製造できる。更
に、ヒートシンク18を固定子2及び配線基板8のモー
ルド後に圧入して固定するようにしている。これによ
り、ヒートシンク18を固定子2と配線基板8と一体に
モールドする場合と比較し、モールド成型時の樹脂材料
の熱変形によってヒートシンク18が回路素子9から離
れるなどのずれを生じる事態が防止され、高効率で熱放
散を行うことができるモータ1を製造することができる
効果を実現することができる。 【0022】 【発明の効果】以上のように請求項1の発明に従うモー
ルドモータの製造方法において、回路素子で発生した熱
が効果的に放散される作用を有するモールドモータを製
造することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のモータ1の製造途中の一部分の平面図
である。 【図2】図1の切断面線X2−X2から見た断面図であ
る。 【図3】モータ1の断面図である。 【図4】回路素子9に装着されるヒートシンク18の正
面図である。 【図5】ヒートシンク18の平面図である。 【図6】モータ1製造方法の一実施例におけるヒートシ
ンク18の圧入工程を説明する斜視図である。 【図7】樹脂部10にヒートシンク18を圧入した状態
の斜視図である。 【図8】図6の切断面線A−Aから見た断面図である。 【図9】図7の切断面線B−Bから見た断面図である。 【図10】図6の切断面線C−Cから見た断面図であ
る。 【図11】図7の切断面線D−Dから見た断面図であ
る。 【図12】図7の切断面線E−Eから見た断面図であ
る。 【符号の説明】 1 モータ 2 固定子 8 配線基板 9 回路素子 10 樹脂部 16 凹所 17 溝部 18 ヒートシンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 9/00 - 9/27 H02K 5/00 - 5/26 H02K 15/00 - 15/16

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】固定子と、該固定子に含まれる複数の固定
    子巻線に駆動電流を供給する回路素子が装着された配線
    基板とを一体にモールドすると共に、このモールドする
    際に該回路素子が外方に露出するように凹所を形成し
    て、前記凹所の内部に該回路素子が配されるようにする
    工程と、 モールド後に該凹所に、該回路素子を被覆する金属材料
    からなる板状のヒートシンクを嵌合して固定する工程
    とを含むモールドモータの製造方法。
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