JP2554911Y2 - クーリングユニットのエアシール構造 - Google Patents

クーリングユニットのエアシール構造

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JP2554911Y2
JP2554911Y2 JP1096393U JP1096393U JP2554911Y2 JP 2554911 Y2 JP2554911 Y2 JP 2554911Y2 JP 1096393 U JP1096393 U JP 1096393U JP 1096393 U JP1096393 U JP 1096393U JP 2554911 Y2 JP2554911 Y2 JP 2554911Y2
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JP
Japan
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evaporator
entrance
cooling unit
air
lining material
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JP1096393U
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浩行 長谷川
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Bosch Corp
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Bosch Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、空調装置の一部を構
成するクーリングユニットにおいて、そのケース内に収
納されるエバポレータの出入口部におけるエアバイパス
を防止するためのクーリングユニットのエアシール構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】空調装置の一部を構成するクーリングユ
ニット1は、図7及び図8で示す様に、そのケース2の
内壁において、エバポレータ3との当接面を、例えば発
泡スチロール等により形成されたライニング材11が、
前記エバポレータ3を囲むようにして添着され、エバポ
レータ3とケース2との断熱、及びエバポレータ3の固
定を行っている。
【0003】そして、従来のライニング材11には、エ
バポレータ3の出入口部6において、パイプ4を連結可
能にするため、半円弧状の切欠部15が設けられてい
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来におけるライニングの切欠部は、エバポレータの出
入口部より径を幾分大きくして出入口部との間にクリア
ランスを持たせるように形成されるのが通常であり、従
って、ライニングの切欠部と出入口部との隙間から、エ
バポレータの下側より回り込む空気にて、エアバイパス
が起こり、充分に空気の冷却を図れず、クーリングユニ
ットの機能を損なうという問題点があった。
【0005】また、かかるエアバイパスを防止するた
め、現在は、エバポレータの出入口部の部分において、
ウレタン等によるシール材を貼着しているが、製作工数
が増加し、製造コストが高まるという問題もある。
【0006】そこで、この考案は、上記問題点に鑑み、
製作工数、製造コストを抑制しつつ、ライニングの切欠
部からのエアバイパスを防止可能な、クーリングユニッ
トのエアシール構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案に係るクーリングユニットのエアシール構
造は、エバポレータと該エバポレータを収納するケース
との間にライニング材を配し、前記ラインング材は、エ
バポレータの下部に突設された出入口部に沿って切欠か
れ、その切欠き周縁より前記出入口部の突設方向に延出
し、該出入口部に設けられるパイプとの接続部位又はそ
の近傍で全周に亘って膨出する凸部と密接するシール部
を備えた構造となっているものである。
【0008】
【作用】従って、凸部とライニング材から延設されたシ
ール部の内壁とを密接することにより、ライニング材の
切欠き部分と出入口部との間にクリアランスが持たせて
あっても、エバポレータの下側を回り込む空気の漏れを
なくし、エアバイパスを抑えることができる。また、前
記シール部は、ライニングと一体成形されるものである
ため、他の部品を必要とせず、製作工数を減少できる。
【0009】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
【0010】図1乃至図4において示されるこの考案に
係るクーリングユニット1は、少なくとも図示しないヒ
ータコアとその前方に設けられたエアミックスドアとに
より成るヒータユニットと、少なくとも図示しないシロ
ッコファンにより成るブロワユニットとの間に配される
ものである。そして、該クーリングユニット1は、これ
また図示しないコンデンサ、コンプレッサ、及び膨張弁
等と共に冷凍サイクルを構成するエバポレータ3と、該
エバポレータ3を収納するケース2とにより成ってい
る。
【0011】このうち、エバポレータ3は、その内部を
通過する空気を冷却するためのもので、下部にタンク
8,中央に図示しない冷媒通路を有する、2枚のプレー
トを向かい合わせて接合してなるチューブエレメント9
とで構成し、そしてこのチューブエレメント9とコルゲ
ート状のフィン10とを交互に積層し、ろう付けするこ
とにより製造されるものである。
【0012】このエバポレータ3下部のタンク8には、
出入口部6,6が突設され、この出入口部6,6に、ス
ペーサ12がろう付けにより先着けされ、その後冷媒を
供給するためのパイプ4と、熱交換後の冷媒を排出する
ためのパイプ5が、各々スペーサ12に嵌挿することに
より連結する様になっており、更に前記パイプ4,5と
スペーサ12が溶接される。その際、かかるパイプ4,
5とスペーサ12との連結部分において形成される溶接
ビード7は、前記パイプ4,5よりもやや大きい直径を
なすものである。
【0013】一方、上記エバポレータ3を収納するケー
ス2は、エバポレータ3の外側を覆う様に内部が空洞の
略直方体状に形成されると共に、エバポレータ3を設置
する際の位置決めのために、その下面において突起片1
6を設けており、更にはその下面中、略中央において図
示しないがドレン水の排出口を有している。
【0014】そして、前記ケース2とエバポレータ3と
の間に、例えば発泡スチロールから形成されたライニン
グ材11が、前記エバポレータ3の通風部を除いて周囲
に添着されている。かかるライニング材11は、エバポ
レータ3の出入口部6,6と干渉しない様に、出入口部
6,6に沿って半円弧状の切欠部15を有している。
尚、上述したケース2の突起辺16も、同様に半円弧状
の切欠部17を有している。
【0015】上記切欠部15の周縁からは、図2及び図
3に示される様に、出入口部6,6の突設方向にライニ
ング11と一体に延設するシール部20が形成され、こ
のシール部20によって、出入口部6,6、スペーサ1
2及びパイプ4,5との溶接ビード7が覆われている。
【0016】かかるシール部20は、その内径が全て同
一であっても良いが、前記溶接ビード7の外径よりは若
干細くなっている必要があると共に、その上端には開口
部を有する、U字形状をなしていおり、開口部において
両端から溶接ビード7を挟持する様に肉厚に形成され、
その内壁が溶接ビード7と密接されている。
【0017】このため、前記シール部20は、エバポレ
ータ3の出入口部6,6の箇所においては、その内壁と
必ずしも当接しておらず隙間を有するが、溶接ビード7
の箇所においては多少の凹凸を吸収して密接しているた
め、空気が漏れ難くなるものである。
【0018】尚、シール部20は、図5に示す様に、例
えばエバポレータ3のスペーサ12を覆う箇所におい
て、スリット21を有する形状となっていても良く、こ
れによりシール部20の弾力性を増して、シール部20
の内壁と溶接ビード7との密接性を高めることができる
ものである。
【0019】以上の構成により、エバポレータ3の下側
を回り込んだ冷却されない空気は、そのクーリングユニ
ット1の下流側において、シール部20によって流通が
遮られる。このため、エアバイパスが抑えられることか
ら、クーリングユニット1の機能を確保することができ
ることとなる。
【0020】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば、エバ
ポレータの出入口部に対応するライニングの切欠き部分
において、ライニングと一体に延設するシール部を形成
し、かかるシール部の内壁と凸部とを密接することによ
り、前記ライニング材の切欠き部分と出入口部との間に
クリアランスが持たせてあっても、エアバイパスを抑え
ることができる。
【0021】また、シール部は、ライニング材と一体成
形されたものであるため、別途部品を必要としないた
め、製作工数の減少,製造コストの抑制を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るクーリングユニットの、突起片
を除きケースを取り除いた状態を示す構成図である。
【図2】同上のシール部等の要部を拡大した斜視図であ
る。
【図3】同上のシール部等の要部を拡大した正面図であ
る。
【図4】同上の図4のA−A線断面図である。
【図5】同上のシール部等の他の実施例の要部を拡大し
た斜視面図である。
【図6】同上のシール部等の他の実施例の要部を拡大し
た縦断面図である。
【図7】従来の実施例の要部を拡大した斜視図である。
【図8】従来の実施例の要部を拡大した縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 クーリングユニット 2 ケース 3 エバポレータ 4 パイプ 5 パイプ 6 出入口部 7 溶接ビード 12 スペーサ 15 切欠部 20 シール部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エバポレータと該エバポレータを収納す
    るケースとの間にライニング材を配し、前記ラインング
    材は、エバポレータの下部に突設された出入口部に沿っ
    て切欠かれ、その切欠き周縁より前記出入口部の突設方
    向に延出し、該出入口部に設けられるパイプとの接続部
    位又はその近傍で全周に亘って膨出する凸部と密接する
    シール部を備えていることを特徴とするクーリングユニ
    ットのエアシール構造。
JP1096393U 1993-02-18 1993-02-18 クーリングユニットのエアシール構造 Expired - Lifetime JP2554911Y2 (ja)

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JPH0663413U JPH0663413U (ja) 1994-09-09
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