JP2002005558A - 冷蔵庫及び冷蔵庫の製造方法 - Google Patents
冷蔵庫及び冷蔵庫の製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】冷蔵庫において、製作が容易かつ安価で種々の
設置スペースに対応可能な螺旋フィン型凝縮器を用いて
その放熱性能の向上を図ることができる。 【解決手段】帯状フィンを螺旋巻きしたパイプを蛇行曲
げして形成する螺旋フィン型凝縮器2を送風機3により
通風する通風路1a内に配置し、螺旋フィン型凝縮器2
の外側の隙間を塞ぐように防流部材10を設け、螺旋フ
ィン型凝縮器2の外周形状の周方向全周にわたって略合
致する内周形状を有する防流部材10とする。
設置スペースに対応可能な螺旋フィン型凝縮器を用いて
その放熱性能の向上を図ることができる。 【解決手段】帯状フィンを螺旋巻きしたパイプを蛇行曲
げして形成する螺旋フィン型凝縮器2を送風機3により
通風する通風路1a内に配置し、螺旋フィン型凝縮器2
の外側の隙間を塞ぐように防流部材10を設け、螺旋フ
ィン型凝縮器2の外周形状の周方向全周にわたって略合
致する内周形状を有する防流部材10とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫及び冷蔵庫
の製造方法に係わり、特に送風機により冷却空気を螺旋
フィン型凝縮器に通風する冷蔵庫及び冷蔵庫の製造方法
に好適なものである。
の製造方法に係わり、特に送風機により冷却空気を螺旋
フィン型凝縮器に通風する冷蔵庫及び冷蔵庫の製造方法
に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に家庭用冷蔵庫は、機能の面か
ら、断熱容器、強度部材の役割をもつ箱体部(扉部分を
含む)と、庫内冷却を行うための冷凍サイクル部とに大
別して構成されている。
ら、断熱容器、強度部材の役割をもつ箱体部(扉部分を
含む)と、庫内冷却を行うための冷凍サイクル部とに大
別して構成されている。
【0003】箱体部は、外箱(主に鋼板製)及び内箱
(主に樹脂製)間に断熱材(主に発泡ウレタン製)を充
填して一体化したそれぞれの箱体本体(扉部分も同様な
構造となる)と、箱体本体内を冷凍室、冷蔵室等の貯蔵
室や冷気通路に区画するための区画部材(単独の断熱性
樹脂製か樹脂と断熱材の複合構造)と、貯蔵室や扉内側
を細かく区画するための内装部材(主に樹脂製)とから
構成される。
(主に樹脂製)間に断熱材(主に発泡ウレタン製)を充
填して一体化したそれぞれの箱体本体(扉部分も同様な
構造となる)と、箱体本体内を冷凍室、冷蔵室等の貯蔵
室や冷気通路に区画するための区画部材(単独の断熱性
樹脂製か樹脂と断熱材の複合構造)と、貯蔵室や扉内側
を細かく区画するための内装部材(主に樹脂製)とから
構成される。
【0004】また、冷凍サイクル部は、冷媒を昇圧、循
環させる圧縮機や庫外への放熱を行う凝縮器等の庫外に
設置される部品と、庫内に設置されて庫内の冷却を行う
蒸発器と、これらの各部品間に冷媒を循環させるため冷
媒パイプ等から構成されている。
環させる圧縮機や庫外への放熱を行う凝縮器等の庫外に
設置される部品と、庫内に設置されて庫内の冷却を行う
蒸発器と、これらの各部品間に冷媒を循環させるため冷
媒パイプ等から構成されている。
【0005】かかる冷蔵庫では、凝縮器として、箱体の
断熱壁内の外表面近くに冷媒パイプを埋め込む形式の自
然対流型凝縮器と、箱体の後方下部の機械室あるいは底
部等に形成された通風路に送風機と共に箱体と別体の熱
交換器を配置した形式の強制対流型凝縮器とが併用され
ている。前者の自然対流型凝縮器は、簡単な構造で送風
機や動力も必要としないが、庫内への熱侵入が発生する
ことや、冷蔵庫廃棄時に材料の分離が難しいので再資源
化対応性が低い等の問題がある。一方、後者の強制対流
型凝縮器では、風路の形成や送風機、動力を必要とする
が、庫内への熱侵入や再資源化対応性の問題は少なく、
冷蔵庫の省電力化に有効な可変容量圧縮機に対する適合
性が高い(送風機の回転数により放熱量制御できる)こ
とや凝縮器の大形化、高性能化によって大幅な放熱量増
大が可能なこと等の利点がある。このため冷蔵庫では、
強制対流型凝縮器で大半の放熱を行い、自然対流型凝縮
器を箱体前面の結露防止用等に限定して用いられるよう
になっている。
断熱壁内の外表面近くに冷媒パイプを埋め込む形式の自
然対流型凝縮器と、箱体の後方下部の機械室あるいは底
部等に形成された通風路に送風機と共に箱体と別体の熱
交換器を配置した形式の強制対流型凝縮器とが併用され
ている。前者の自然対流型凝縮器は、簡単な構造で送風
機や動力も必要としないが、庫内への熱侵入が発生する
ことや、冷蔵庫廃棄時に材料の分離が難しいので再資源
化対応性が低い等の問題がある。一方、後者の強制対流
型凝縮器では、風路の形成や送風機、動力を必要とする
が、庫内への熱侵入や再資源化対応性の問題は少なく、
冷蔵庫の省電力化に有効な可変容量圧縮機に対する適合
性が高い(送風機の回転数により放熱量制御できる)こ
とや凝縮器の大形化、高性能化によって大幅な放熱量増
大が可能なこと等の利点がある。このため冷蔵庫では、
強制対流型凝縮器で大半の放熱を行い、自然対流型凝縮
器を箱体前面の結露防止用等に限定して用いられるよう
になっている。
【0006】家庭用冷蔵庫に用いられる強制対流型凝縮
器としては、帯板フィンが螺旋巻きされた冷媒パイプを
複数の列(通風方向)、段(通風方向と直交する方向)
をもつように蛇行曲げした螺旋フィン型凝縮器と、密な
間隔で並べられたほぼ平板状のフィン群に冷媒パイプを
直交するように貫通させて固定したクロスフィンチュー
ブ型凝縮器とがある。両者を比較すると、螺旋フィン型
凝縮器ではパイプにフィンを螺旋巻きするだけでパイプ
とフィンの十分な固定ができるのに対し、クロスフィン
チューブ型凝縮器ではフィンにパイプを挿入した後にパ
イプの拡管や偏平化等のカシメによる固定が必要で製作
工程が多くなる。また、設置スペースに合わせて凝縮器
の列、段数を変える場合も、螺旋フィン型凝縮器では巻
きフィンパイプの蛇行曲げのパターンを変更するだけで
可能なのに対し、クロスフィンチューブ型凝縮器ではフ
ィン成形の型やパイプのベンド部、蛇行曲げのパターン
等の変更が多く不利となる。これらのように螺旋フィン
型凝縮器はクロスフィンチューブ型凝縮器に比べ構造や
製作工程が簡単であり、いろいろな設置スペースに対応
した凝縮器を低コストで製作できる利点から、最近の家
庭用冷蔵庫では強制対流型凝縮器としては螺旋フィン型
凝縮器が広く用いられるようになっている。
器としては、帯板フィンが螺旋巻きされた冷媒パイプを
複数の列(通風方向)、段(通風方向と直交する方向)
をもつように蛇行曲げした螺旋フィン型凝縮器と、密な
間隔で並べられたほぼ平板状のフィン群に冷媒パイプを
直交するように貫通させて固定したクロスフィンチュー
ブ型凝縮器とがある。両者を比較すると、螺旋フィン型
凝縮器ではパイプにフィンを螺旋巻きするだけでパイプ
とフィンの十分な固定ができるのに対し、クロスフィン
チューブ型凝縮器ではフィンにパイプを挿入した後にパ
イプの拡管や偏平化等のカシメによる固定が必要で製作
工程が多くなる。また、設置スペースに合わせて凝縮器
の列、段数を変える場合も、螺旋フィン型凝縮器では巻
きフィンパイプの蛇行曲げのパターンを変更するだけで
可能なのに対し、クロスフィンチューブ型凝縮器ではフ
ィン成形の型やパイプのベンド部、蛇行曲げのパターン
等の変更が多く不利となる。これらのように螺旋フィン
型凝縮器はクロスフィンチューブ型凝縮器に比べ構造や
製作工程が簡単であり、いろいろな設置スペースに対応
した凝縮器を低コストで製作できる利点から、最近の家
庭用冷蔵庫では強制対流型凝縮器としては螺旋フィン型
凝縮器が広く用いられるようになっている。
【0007】従来技術1の螺旋フィン型凝縮器を用いた
冷蔵庫を図15から図17を用いて説明する。図15は
従来技術1の冷蔵庫の箱体の背面下部の機械室の背面カ
バーを除去した状態の概略を示す一部断面背面図、図1
6は図15の凝縮器と送風機部を拡大して概略を示す一
部断面背面図、図17は図16の部分の一部断面平面図
である。
冷蔵庫を図15から図17を用いて説明する。図15は
従来技術1の冷蔵庫の箱体の背面下部の機械室の背面カ
バーを除去した状態の概略を示す一部断面背面図、図1
6は図15の凝縮器と送風機部を拡大して概略を示す一
部断面背面図、図17は図16の部分の一部断面平面図
である。
【0008】この冷蔵庫1では、機械室内の通風路に螺
旋フィン型凝縮器2、送風機3、圧縮機4が順に並べら
れ、送風機3を動作させることにより冷却空気5が螺旋
フィン型凝縮器2と圧縮機4に流れ、それらの放熱が促
される。機械室1aは箱体背面と背面カバーと機械室ベ
ースとで構成される周囲壁8で形成され、この機械室1
a自身が通風路を形成している。
旋フィン型凝縮器2、送風機3、圧縮機4が順に並べら
れ、送風機3を動作させることにより冷却空気5が螺旋
フィン型凝縮器2と圧縮機4に流れ、それらの放熱が促
される。機械室1aは箱体背面と背面カバーと機械室ベ
ースとで構成される周囲壁8で形成され、この機械室1
a自身が通風路を形成している。
【0009】螺旋フィン型凝縮器2は、冷媒パイプ6の
周りに帯板状のフィン7を内周側にしわを作りながら螺
旋状に巻き付けて巻きフィンパイプとし、巻きフィンパ
イプの状態で必要な列、段数になるように蛇行曲げして
仕上げるものである。螺旋状に塑性変形されたフィン7
は内周側が冷媒パイプ6に強く食い込んで固定されるた
めに、両者間の接触性は良好に保たれ、蛇行曲げした後
もその状態はほとんど変わらない。
周りに帯板状のフィン7を内周側にしわを作りながら螺
旋状に巻き付けて巻きフィンパイプとし、巻きフィンパ
イプの状態で必要な列、段数になるように蛇行曲げして
仕上げるものである。螺旋状に塑性変形されたフィン7
は内周側が冷媒パイプ6に強く食い込んで固定されるた
めに、両者間の接触性は良好に保たれ、蛇行曲げした後
もその状態はほとんど変わらない。
【0010】螺旋フィン型凝縮器2は、1本の巻きフィ
ンパイプを蛇行曲げしただけなので、自重でもたわむほ
ど柔らかく全体の形状精度もばらつきやすい欠点があ
る。そのため螺旋フィン型凝縮器2の通風路への配設
は、周囲壁8に凝縮器の外周面を1つか複数の固定具9
を介して固定する形で行われる。周囲壁8に固定した固
定具9で位置決めされることにより柔らかい螺旋フィン
型凝縮器2でも通風路内の所定の位置に配設できるので
あるが、螺旋フィン型凝縮器2が柔らかくてたわむこと
や固定具9の作業スペースが必要なことから、図15か
ら図17のような機械室設置の複数列、複数段の凝縮器
の場合、螺旋フィン型凝縮器2の外周面と周囲壁8との
間に10〜30mm程度の大きな隙間をとる必要があ
る。
ンパイプを蛇行曲げしただけなので、自重でもたわむほ
ど柔らかく全体の形状精度もばらつきやすい欠点があ
る。そのため螺旋フィン型凝縮器2の通風路への配設
は、周囲壁8に凝縮器の外周面を1つか複数の固定具9
を介して固定する形で行われる。周囲壁8に固定した固
定具9で位置決めされることにより柔らかい螺旋フィン
型凝縮器2でも通風路内の所定の位置に配設できるので
あるが、螺旋フィン型凝縮器2が柔らかくてたわむこと
や固定具9の作業スペースが必要なことから、図15か
ら図17のような機械室設置の複数列、複数段の凝縮器
の場合、螺旋フィン型凝縮器2の外周面と周囲壁8との
間に10〜30mm程度の大きな隙間をとる必要があ
る。
【0011】なお、従来技術1の冷蔵庫に関連するもの
としては、特開平7−318222号公報及び特開平9
−113114号公報に示されているものが挙げられ
る。
としては、特開平7−318222号公報及び特開平9
−113114号公報に示されているものが挙げられ
る。
【0012】一方、従来技術2のクロスフィンチューブ
式凝縮器を備えた保冷庫として、特開平9−25735
7号公報に示されているように、機械室内に冷却機器の
構成部品である凝縮器とこの凝縮器に熱交換用空気を送
風する凝縮器用ファンを設置し、クロスフィンチューブ
式凝縮器の側板から側方外方に延設した固定板を有する
と共に、この固定板が填め込まれる溝を備え凝縮器の側
板と機械室の側面との間の間隙を閉塞し得る閉鎖ブロッ
クを設けることにより、側面外方のベント部分の隙間を
通って空気が迂回するのを防止しようとするものがあ
る。
式凝縮器を備えた保冷庫として、特開平9−25735
7号公報に示されているように、機械室内に冷却機器の
構成部品である凝縮器とこの凝縮器に熱交換用空気を送
風する凝縮器用ファンを設置し、クロスフィンチューブ
式凝縮器の側板から側方外方に延設した固定板を有する
と共に、この固定板が填め込まれる溝を備え凝縮器の側
板と機械室の側面との間の間隙を閉塞し得る閉鎖ブロッ
クを設けることにより、側面外方のベント部分の隙間を
通って空気が迂回するのを防止しようとするものがあ
る。
【0013】さらに、従来技術3の冷却ユニットとして
は、特開平11−270955号公報に示されているよ
うに、クロスフィンチューブ型凝縮器と送風機の上部を
覆うように固定されるコンデンサファンカバーを厚紙等
の振動吸収性材料で形成したものがある。コンデンサフ
ァンカバーは凝縮器の上方に空気流が迂回しないように
するもので、凝縮器に直接固定されるため圧縮機等から
の振動が伝わって騒音(びびり音)が発生する可能性が
あるが、コンデンサファンカバーを振動吸収性材料で作
ることでそのような不具合が出ないようにするものであ
る。
は、特開平11−270955号公報に示されているよ
うに、クロスフィンチューブ型凝縮器と送風機の上部を
覆うように固定されるコンデンサファンカバーを厚紙等
の振動吸収性材料で形成したものがある。コンデンサフ
ァンカバーは凝縮器の上方に空気流が迂回しないように
するもので、凝縮器に直接固定されるため圧縮機等から
の振動が伝わって騒音(びびり音)が発生する可能性が
あるが、コンデンサファンカバーを振動吸収性材料で作
ることでそのような不具合が出ないようにするものであ
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】家庭用冷蔵庫では省電
力化や内容積効率向上が求められ、そのため凝縮器にお
いては、体積は同一のままで放熱量を増加させたり、同
等の放熱量で体積を小さくできるように放熱性能を向上
することが重要となっている。
力化や内容積効率向上が求められ、そのため凝縮器にお
いては、体積は同一のままで放熱量を増加させたり、同
等の放熱量で体積を小さくできるように放熱性能を向上
することが重要となっている。
【0015】しかし、従来技術1の冷蔵庫においては、
螺旋フィン型凝縮器2の外周の周囲に大きな隙間がある
ため、送風機3の動作により冷却空気5の流れが起きて
も、冷却空気5は放熱に有効で通風抵抗の大きい冷媒パ
イプ6やフィン7に沿って流れるだけでなく、通風抵抗
の少ない螺旋フィン型凝縮器2の外周の周囲の隙間にも
かなり流れる。この隙間に迂回して流れる冷却空気5は
放熱には使われないので、風量の割には放熱性能が上が
らない状態となる。このように、従来技術1の螺旋フィ
ン型凝縮器2の通風路への実装法では、凝縮器の周囲の
隙間が大きく、迂回する冷却空気が多いという問題点が
あり、放熱性能が目減りしたまま使われていた。特に、
螺旋フィン型凝縮器2は、冷媒パイプ6の周りに帯板状
のフィン7を内周側にしわを作りながら螺旋状に巻き付
けて巻きフィンパイプとし、巻きフィンパイプの状態で
必要な列、段数になるように蛇行曲げして仕上げるもの
であるため、外周形状が複雑となり、外周の周囲に複雑
な形状の隙間が発生し、その隙間を閉鎖することが難し
いという問題がある。
螺旋フィン型凝縮器2の外周の周囲に大きな隙間がある
ため、送風機3の動作により冷却空気5の流れが起きて
も、冷却空気5は放熱に有効で通風抵抗の大きい冷媒パ
イプ6やフィン7に沿って流れるだけでなく、通風抵抗
の少ない螺旋フィン型凝縮器2の外周の周囲の隙間にも
かなり流れる。この隙間に迂回して流れる冷却空気5は
放熱には使われないので、風量の割には放熱性能が上が
らない状態となる。このように、従来技術1の螺旋フィ
ン型凝縮器2の通風路への実装法では、凝縮器の周囲の
隙間が大きく、迂回する冷却空気が多いという問題点が
あり、放熱性能が目減りしたまま使われていた。特に、
螺旋フィン型凝縮器2は、冷媒パイプ6の周りに帯板状
のフィン7を内周側にしわを作りながら螺旋状に巻き付
けて巻きフィンパイプとし、巻きフィンパイプの状態で
必要な列、段数になるように蛇行曲げして仕上げるもの
であるため、外周形状が複雑となり、外周の周囲に複雑
な形状の隙間が発生し、その隙間を閉鎖することが難し
いという問題がある。
【0016】また、従来技術2の保冷庫においては、閉
鎖ブロックの溝に凝縮器自身ではなく側板から側方外方
へ延びる固定板が填め込まれるようにして閉鎖ブロック
を設置することにより側方外方の隙間から空気が迂回す
るのを防止するものであるが、このクロスフィンチュー
ブ式凝縮器は、構造的に剛性が高いので、自重等による
たわみがほとんどなく、上下の周囲壁との隙間が小さ
く、上下外方の隙間による空気の迂回の対策は必要とし
ないものであり、螺旋フィン型凝縮器のように外周の周
方向全体にわたる空気の迂回対策を必要とするものとは
相違する。
鎖ブロックの溝に凝縮器自身ではなく側板から側方外方
へ延びる固定板が填め込まれるようにして閉鎖ブロック
を設置することにより側方外方の隙間から空気が迂回す
るのを防止するものであるが、このクロスフィンチュー
ブ式凝縮器は、構造的に剛性が高いので、自重等による
たわみがほとんどなく、上下の周囲壁との隙間が小さ
く、上下外方の隙間による空気の迂回の対策は必要とし
ないものであり、螺旋フィン型凝縮器のように外周の周
方向全体にわたる空気の迂回対策を必要とするものとは
相違する。
【0017】また、従来技術3の冷却ユニットにおいて
は、両側の隙間をコンデンサファンカバーでは覆ってお
らず、周囲壁との間に隙間が生ずるものであり、螺旋フ
ィン型凝縮器にこの技術を適用することは難しいもので
ある。
は、両側の隙間をコンデンサファンカバーでは覆ってお
らず、周囲壁との間に隙間が生ずるものであり、螺旋フ
ィン型凝縮器にこの技術を適用することは難しいもので
ある。
【0018】本発明の目的は、製作が容易かつ安価で種
々の設置スペースに対応可能な螺旋フィン型凝縮器を用
いて、その放熱性能の向上を図ることができる冷蔵庫を
得ることにある。
々の設置スペースに対応可能な螺旋フィン型凝縮器を用
いて、その放熱性能の向上を図ることができる冷蔵庫を
得ることにある。
【0019】本発明の別の目的は、製作が容易かつ安価
で種々の設置スペースに対応可能な螺旋フィン型凝縮器
を用いて、簡単な構成でその放熱性能の向上を図ること
ができると共に、その振動に起因する騒音の発生を防止
できる冷蔵庫を得ることにある。
で種々の設置スペースに対応可能な螺旋フィン型凝縮器
を用いて、簡単な構成でその放熱性能の向上を図ること
ができると共に、その振動に起因する騒音の発生を防止
できる冷蔵庫を得ることにある。
【0020】本発明の別の目的は、製作が容易かつ安価
で種々の設置スペースに対応可能な螺旋フィン型凝縮器
を用いて、簡単な構成でその放熱性能の向上を図ること
ができると共に、安価に製作できる冷蔵庫の製造方法を
得ることにある。
で種々の設置スペースに対応可能な螺旋フィン型凝縮器
を用いて、簡単な構成でその放熱性能の向上を図ること
ができると共に、安価に製作できる冷蔵庫の製造方法を
得ることにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1の特徴は、通風路を形成する箱体と、通
風路内に配置し、帯状フィンを螺旋巻きしたパイプを蛇
行曲げして形成する螺旋フィン型凝縮器と、螺旋フィン
型凝縮器に冷却空気を通風させる送風機と、螺旋フィン
型凝縮器の外側の隙間を塞ぐように配置する防流部材と
を備え、防流部材は螺旋フィン型凝縮器の外周形状の周
方向全周にわたって略合致する内周形状を有する構成に
したことにある。
の本発明の第1の特徴は、通風路を形成する箱体と、通
風路内に配置し、帯状フィンを螺旋巻きしたパイプを蛇
行曲げして形成する螺旋フィン型凝縮器と、螺旋フィン
型凝縮器に冷却空気を通風させる送風機と、螺旋フィン
型凝縮器の外側の隙間を塞ぐように配置する防流部材と
を備え、防流部材は螺旋フィン型凝縮器の外周形状の周
方向全周にわたって略合致する内周形状を有する構成に
したことにある。
【0022】本発明の第2の特徴は、さらに、螺旋フィ
ン型凝縮器の外周に周方向にわたって接触する内周形状
を有すると共に、少なくとも接触する内周部分が柔軟性
材料の防流部材としたことにある。
ン型凝縮器の外周に周方向にわたって接触する内周形状
を有すると共に、少なくとも接触する内周部分が柔軟性
材料の防流部材としたことにある。
【0023】本発明の第3の特徴は、通風路を形成する
箱体と、通風路内に配置し、帯状フィンを螺旋巻きした
パイプを蛇行曲げして複数列及び複数段に形成する螺旋
フィン型凝縮器と、螺旋フィン型凝縮器に冷却空気を通
風させる送風機と、螺旋フィン型凝縮器の外側の隙間を
塞ぐように配置する防流部材とを備え、防流部材は、螺
旋フィン型凝縮器の一列の外周形状に略合致する内周形
状を有する構成にしたことにある。
箱体と、通風路内に配置し、帯状フィンを螺旋巻きした
パイプを蛇行曲げして複数列及び複数段に形成する螺旋
フィン型凝縮器と、螺旋フィン型凝縮器に冷却空気を通
風させる送風機と、螺旋フィン型凝縮器の外側の隙間を
塞ぐように配置する防流部材とを備え、防流部材は、螺
旋フィン型凝縮器の一列の外周形状に略合致する内周形
状を有する構成にしたことにある。
【0024】本発明の第4の特徴は、さらに、防流部材
を入口側防流部材と出口側防流部材とに分割して形成
し、入口側防流部材を螺旋フィン型凝縮器の入口部の外
周形状に略合致する内周形状に形成し、出口側防流部材
を螺旋フィン型凝縮器の出口部の外周形状に略合致する
内周形状に形成したことにある。
を入口側防流部材と出口側防流部材とに分割して形成
し、入口側防流部材を螺旋フィン型凝縮器の入口部の外
周形状に略合致する内周形状に形成し、出口側防流部材
を螺旋フィン型凝縮器の出口部の外周形状に略合致する
内周形状に形成したことにある。
【0025】本発明の第5の特徴は、通風路を形成する
箱体と、通風路内に配置し、帯状フィンを螺旋巻きした
パイプを蛇行曲げして形成する螺旋フィン型凝縮器と、
螺旋フィン型凝縮器に冷却空気を通風させる送風機と、
螺旋フィン型凝縮器の外側の隙間を塞ぐように配置する
防流部材とを備え、防流部材は、螺旋フィン型凝縮器の
外周形状の通風方向及び周方向の全体にわたって接触し
て覆うように形成した柔軟性ダクトと、ダクトの外側隙
間を塞ぐ外側防流部材とから形成したことにある。
箱体と、通風路内に配置し、帯状フィンを螺旋巻きした
パイプを蛇行曲げして形成する螺旋フィン型凝縮器と、
螺旋フィン型凝縮器に冷却空気を通風させる送風機と、
螺旋フィン型凝縮器の外側の隙間を塞ぐように配置する
防流部材とを備え、防流部材は、螺旋フィン型凝縮器の
外周形状の通風方向及び周方向の全体にわたって接触し
て覆うように形成した柔軟性ダクトと、ダクトの外側隙
間を塞ぐ外側防流部材とから形成したことにある。
【0026】本発明の第6の特徴は、箱体の通風路内に
帯状フィンを螺旋巻きしたパイプを蛇行曲げした螺旋フ
ィン型凝縮器を取付けると共に、螺旋フィン型凝縮器に
冷却空気を通風する送風機を取付け、螺旋フィン型凝縮
器の外側の隙間を塞ぐように防流部材を取付ける冷蔵庫
の製造方法において、螺旋フィン型凝縮器の外周形状の
周方向全周にわたって略合致する内周形状を有する防流
部材を箱体の通風路を構成する周囲壁に予め固着した
後、螺旋フィン型凝縮器の外周形状が防流部材の内周形
状に合致するように螺旋フィン型凝縮器と周囲壁とを組
み合せたことにある。
帯状フィンを螺旋巻きしたパイプを蛇行曲げした螺旋フ
ィン型凝縮器を取付けると共に、螺旋フィン型凝縮器に
冷却空気を通風する送風機を取付け、螺旋フィン型凝縮
器の外側の隙間を塞ぐように防流部材を取付ける冷蔵庫
の製造方法において、螺旋フィン型凝縮器の外周形状の
周方向全周にわたって略合致する内周形状を有する防流
部材を箱体の通風路を構成する周囲壁に予め固着した
後、螺旋フィン型凝縮器の外周形状が防流部材の内周形
状に合致するように螺旋フィン型凝縮器と周囲壁とを組
み合せたことにある。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図を
用いて説明する。なお、第2の実施形態以降の実施形態
においては第1の実施形態と共通する構成の一部を省略
すると共に、重複する説明を省略する。各実施形態及び
従来技術1の図における同一符号は同一物又は相当物を
示す。
用いて説明する。なお、第2の実施形態以降の実施形態
においては第1の実施形態と共通する構成の一部を省略
すると共に、重複する説明を省略する。各実施形態及び
従来技術1の図における同一符号は同一物又は相当物を
示す。
【0028】まず、本発明の第1の実施形態を図1から
図4を用いて説明する。図1は本発明の第1の実施形態
の冷蔵庫の箱体の背面下部の機械室の背面カバーを除去
した状態の概略を示す一部断面背面図、図2は図1の凝
縮器と送風機部を拡大して概略を示す一部断面背面図、
図3は図2の部分の一部断面平面図である。
図4を用いて説明する。図1は本発明の第1の実施形態
の冷蔵庫の箱体の背面下部の機械室の背面カバーを除去
した状態の概略を示す一部断面背面図、図2は図1の凝
縮器と送風機部を拡大して概略を示す一部断面背面図、
図3は図2の部分の一部断面平面図である。
【0029】この冷蔵庫1では、機械室1a内に螺旋フ
ィン型凝縮器2、送風機3、圧縮機4が順に並べられ、
送風機3を動作させることにより冷却空気5が螺旋フィ
ン型凝縮器2と圧縮機4に流れ、それらの放熱が促され
る。機械室1aは箱体背面8aと機械室ベース8bと背
面カバー8c等で構成される周囲壁8により形成され、
この機械室1a自身が通風路を形成している。周囲壁8
を構成する箱体背面8a、機械室ベース8b及び背面カ
バー8cは箱体の一部を構成するものである。なお、冷
蔵庫1の箱体部と冷凍サイクル部の基本構成は、従来技
術に記載したものと同じであるため、説明を省略する。
ィン型凝縮器2、送風機3、圧縮機4が順に並べられ、
送風機3を動作させることにより冷却空気5が螺旋フィ
ン型凝縮器2と圧縮機4に流れ、それらの放熱が促され
る。機械室1aは箱体背面8aと機械室ベース8bと背
面カバー8c等で構成される周囲壁8により形成され、
この機械室1a自身が通風路を形成している。周囲壁8
を構成する箱体背面8a、機械室ベース8b及び背面カ
バー8cは箱体の一部を構成するものである。なお、冷
蔵庫1の箱体部と冷凍サイクル部の基本構成は、従来技
術に記載したものと同じであるため、説明を省略する。
【0030】螺旋フィン型凝縮器2は、冷媒パイプ6の
周りに帯板状のフィン7を内周側にしわを作りながら螺
旋状に巻き付けて巻きフィンパイプとし、巻きフィンパ
イプの状態で必要な列、段数になるように複数列、複数
段に蛇行曲げして仕上げるものである。この実施形態で
は、5段、5列の千鳥状に蛇行曲げした螺旋フィン型凝
縮器2である。螺旋状に塑性変形されたフィン7は内周
側が冷媒パイプ6に強く食い込んで固定されるために、
両者間の接触性は良好に保たれ、蛇行曲げした後もその
状態はほとんど変わらない。この螺旋フィン型凝縮器2
は、クロスフィンチューブ型凝縮器に比べ構造や製作工
程が簡単であり、いろいろな設置スペースに対応した凝
縮器を低コストで製作できる利点がある。
周りに帯板状のフィン7を内周側にしわを作りながら螺
旋状に巻き付けて巻きフィンパイプとし、巻きフィンパ
イプの状態で必要な列、段数になるように複数列、複数
段に蛇行曲げして仕上げるものである。この実施形態で
は、5段、5列の千鳥状に蛇行曲げした螺旋フィン型凝
縮器2である。螺旋状に塑性変形されたフィン7は内周
側が冷媒パイプ6に強く食い込んで固定されるために、
両者間の接触性は良好に保たれ、蛇行曲げした後もその
状態はほとんど変わらない。この螺旋フィン型凝縮器2
は、クロスフィンチューブ型凝縮器に比べ構造や製作工
程が簡単であり、いろいろな設置スペースに対応した凝
縮器を低コストで製作できる利点がある。
【0031】螺旋フィン型凝縮器2は、1本の巻きフィ
ンパイプを蛇行曲げしただけなので、自重でもたわむほ
ど柔らかく全体の形状精度もばらつきやすいものであ
り、そのため螺旋フィン型凝縮器2の外周に位置する複
数の直線状部の中央に金属製固定具9の一端部側を係止
し、固定具9の他端側を周囲壁8に延長してネジ等を介
して固定している。この実施形態では、固定具9は上側
固定具9と下側固定具9とから構成され、固定具9は吸
込側からみて2列、4列及び5列目の上側外周に位置す
る螺旋フィン型凝縮器2の直線状部の中央に係止してお
り、下側固定具9は1列、3列及び5列目の下側外周に
位置する螺旋フィン型凝縮器2の直線状部の中央に係止
している。周囲壁8に固定した固定具9で位置決めされ
ることにより柔らかい螺旋フィン型凝縮器2でも通風路
内の所定の位置に配設できるのであるが、螺旋フィン型
凝縮器2が柔らかくてたわむことや固定具9の作業スペ
ースが必要なことから、螺旋フィン型凝縮器2の外周面
と周囲壁8との間に10〜30mm程度の大きな隙間を
とる必要がある。また、周囲壁8の形状によっては、さ
らに大きな隙間が生ずる場合がある。即ち、機械室ベー
ス8bおよび背面カバー8cは平板状であるためにこの
程度の隙間となるが、箱体背面8aは屈曲した傾斜面形
状等をしているために箱体背面8aに対する隙間がさら
に大きくなる場合もある。
ンパイプを蛇行曲げしただけなので、自重でもたわむほ
ど柔らかく全体の形状精度もばらつきやすいものであ
り、そのため螺旋フィン型凝縮器2の外周に位置する複
数の直線状部の中央に金属製固定具9の一端部側を係止
し、固定具9の他端側を周囲壁8に延長してネジ等を介
して固定している。この実施形態では、固定具9は上側
固定具9と下側固定具9とから構成され、固定具9は吸
込側からみて2列、4列及び5列目の上側外周に位置す
る螺旋フィン型凝縮器2の直線状部の中央に係止してお
り、下側固定具9は1列、3列及び5列目の下側外周に
位置する螺旋フィン型凝縮器2の直線状部の中央に係止
している。周囲壁8に固定した固定具9で位置決めされ
ることにより柔らかい螺旋フィン型凝縮器2でも通風路
内の所定の位置に配設できるのであるが、螺旋フィン型
凝縮器2が柔らかくてたわむことや固定具9の作業スペ
ースが必要なことから、螺旋フィン型凝縮器2の外周面
と周囲壁8との間に10〜30mm程度の大きな隙間を
とる必要がある。また、周囲壁8の形状によっては、さ
らに大きな隙間が生ずる場合がある。即ち、機械室ベー
ス8bおよび背面カバー8cは平板状であるためにこの
程度の隙間となるが、箱体背面8aは屈曲した傾斜面形
状等をしているために箱体背面8aに対する隙間がさら
に大きくなる場合もある。
【0032】防流部材10は、螺旋フィン型凝縮器2の
外側の隙間を塞ぐために設けるものであり、通風路を形
成する周囲壁8の全周に予め接着等により固着されてお
り、その全部あるいは少なくとも螺旋フィン型凝縮器寄
りの部分(内周部分)が柔軟性をもつ発泡ゴム、発泡樹
脂等の発泡材料あるいは不織布、毛織物、段ボール紙等
の厚肉繊維質材料からなっている。具体的には、防流部
材10は、箱体背面8a、機械室ベース8b及び背面カ
バー8cにそれぞれ3分割して予め固着している。ま
た、隙間が10〜30mm程度の機械室ベース8b及び
背面カバー8cに固着する防流部材10は全体を柔軟性
材料とし、隙間がさらに大きい箱体背面8aに固着する
防流部材10は柔軟性材料とその他の材料で組み合せる
ことにより、簡単な構成で、隙間の閉鎖を確実に行なう
ことができる。
外側の隙間を塞ぐために設けるものであり、通風路を形
成する周囲壁8の全周に予め接着等により固着されてお
り、その全部あるいは少なくとも螺旋フィン型凝縮器寄
りの部分(内周部分)が柔軟性をもつ発泡ゴム、発泡樹
脂等の発泡材料あるいは不織布、毛織物、段ボール紙等
の厚肉繊維質材料からなっている。具体的には、防流部
材10は、箱体背面8a、機械室ベース8b及び背面カ
バー8cにそれぞれ3分割して予め固着している。ま
た、隙間が10〜30mm程度の機械室ベース8b及び
背面カバー8cに固着する防流部材10は全体を柔軟性
材料とし、隙間がさらに大きい箱体背面8aに固着する
防流部材10は柔軟性材料とその他の材料で組み合せる
ことにより、簡単な構成で、隙間の閉鎖を確実に行なう
ことができる。
【0033】また、防流部材10を通風路を構成する周
囲壁8に予め固着した後、螺旋フィン型凝縮器2の外周
形状が防流部材10の内周形状に合致するように螺旋フ
ィン型凝縮器2と周囲壁8とを組み合せている。これに
より、螺旋フィン型凝縮器2と周囲壁8とを組み合せる
ことができ、安価に製作することができる。
囲壁8に予め固着した後、螺旋フィン型凝縮器2の外周
形状が防流部材10の内周形状に合致するように螺旋フ
ィン型凝縮器2と周囲壁8とを組み合せている。これに
より、螺旋フィン型凝縮器2と周囲壁8とを組み合せる
ことができ、安価に製作することができる。
【0034】防流部材10は、入口側防流部材10と出
口側防流部材10とに分割して構成されている。これに
より通風方向全長にわたって防流部材10を設ける場合
に比較して安価な構成とすることができる。なお、この
分割は、箱体背面8a、機械室ベース8b及び背面カバ
ー8cに分割された防流部材10の全てをさらに分割す
る必要はなく、例えば最も大きな隙間部分のみを塞ぐ箱
体背面8aに固着された防流部材10のみを分割するよ
うにすれば、より効果的である。
口側防流部材10とに分割して構成されている。これに
より通風方向全長にわたって防流部材10を設ける場合
に比較して安価な構成とすることができる。なお、この
分割は、箱体背面8a、機械室ベース8b及び背面カバ
ー8cに分割された防流部材10の全てをさらに分割す
る必要はなく、例えば最も大きな隙間部分のみを塞ぐ箱
体背面8aに固着された防流部材10のみを分割するよ
うにすれば、より効果的である。
【0035】また、防流部材10は、少なくともその内
周部分を柔軟性材料で形成しているので、螺旋フィン型
凝縮器2の外周形状の周方向全周にわたって略合致する
内周形状としても、或いは、螺旋フィン型凝縮器2の外
周に防流部材10の内周部分をほぼ接触する状態として
も、螺旋フィン型凝縮器2の振動に起因する騒音の発生
を防止することができる。
周部分を柔軟性材料で形成しているので、螺旋フィン型
凝縮器2の外周形状の周方向全周にわたって略合致する
内周形状としても、或いは、螺旋フィン型凝縮器2の外
周に防流部材10の内周部分をほぼ接触する状態として
も、螺旋フィン型凝縮器2の振動に起因する騒音の発生
を防止することができる。
【0036】さらには、防流部材10は、螺旋フィン型
凝縮器2の一列の外周形状に略合致する内周形状及び通
風方向の幅を有する構成にしている。これにより複雑な
外周形状の螺旋フィン型凝縮器2と周囲壁8との隙間を
簡単な構造で塞ぐことができる。本実施形態では、入口
側防流部材10および出口側防流部材10は、螺旋フィ
ン型凝縮器2の第1列及び第5列の外周形状に略合致す
る内周形状及び通風方向の幅を有する構成にしているの
で、特に簡単な構造で、効果的に隙間を塞ぐことができ
る。
凝縮器2の一列の外周形状に略合致する内周形状及び通
風方向の幅を有する構成にしている。これにより複雑な
外周形状の螺旋フィン型凝縮器2と周囲壁8との隙間を
簡単な構造で塞ぐことができる。本実施形態では、入口
側防流部材10および出口側防流部材10は、螺旋フィ
ン型凝縮器2の第1列及び第5列の外周形状に略合致す
る内周形状及び通風方向の幅を有する構成にしているの
で、特に簡単な構造で、効果的に隙間を塞ぐことができ
る。
【0037】また、入口側防流部材10および出口側防
流部材10は、螺旋フィン型凝縮器2の外周形状の周方
向全周にわたって略合致する内周形状を有している。こ
れにより、送風機3により通風される冷却空気5が螺旋
フィン型凝縮器2の外周外方の隙間に迂回せずに、螺旋
フィン型凝縮器2の中央を流れるので、放熱性能の向上
を図ることができる。そして、この実施形態では螺旋フ
ィン型凝縮器2の外周に防流部材10の内周部分をほぼ
接触する状態としているため、送風機3により通風され
る冷却空気5がより確実に螺旋フィン型凝縮器2の中央
を流れるので、放熱性能の向上をより一層図ることがで
きる。
流部材10は、螺旋フィン型凝縮器2の外周形状の周方
向全周にわたって略合致する内周形状を有している。こ
れにより、送風機3により通風される冷却空気5が螺旋
フィン型凝縮器2の外周外方の隙間に迂回せずに、螺旋
フィン型凝縮器2の中央を流れるので、放熱性能の向上
を図ることができる。そして、この実施形態では螺旋フ
ィン型凝縮器2の外周に防流部材10の内周部分をほぼ
接触する状態としているため、送風機3により通風され
る冷却空気5がより確実に螺旋フィン型凝縮器2の中央
を流れるので、放熱性能の向上をより一層図ることがで
きる。
【0038】ここで、本実施形態による放熱性能の向上
の状況を図4を用いて説明する。図4は螺旋フィン型凝
縮器を用いた従来と本発明の冷蔵庫における風量に対す
る熱通過率の特性比較図である。
の状況を図4を用いて説明する。図4は螺旋フィン型凝
縮器を用いた従来と本発明の冷蔵庫における風量に対す
る熱通過率の特性比較図である。
【0039】特性31は、従来技術1に対応するもので
あり、具体的には、螺旋フィン型凝縮器2が5列、5段
に千鳥状に蛇行曲げされ、その最外周部から周囲壁8ま
での隙間が10mmのものである。この場合、送風機3
の運転によって通風される冷却空気5は螺旋フィン型凝
縮器2の中だけでなく周囲の隙間にもかなり迂回して流
れるために、通風される風量に対する螺旋フィン型凝縮
器2の熱通過率は低い特性を示すようになる。
あり、具体的には、螺旋フィン型凝縮器2が5列、5段
に千鳥状に蛇行曲げされ、その最外周部から周囲壁8ま
での隙間が10mmのものである。この場合、送風機3
の運転によって通風される冷却空気5は螺旋フィン型凝
縮器2の中だけでなく周囲の隙間にもかなり迂回して流
れるために、通風される風量に対する螺旋フィン型凝縮
器2の熱通過率は低い特性を示すようになる。
【0040】また、特性32は、本発明の第1の実施形
態に対応するものであり、具体的には、螺旋フィン型凝
縮器2が5列、5段に千鳥状に蛇行曲げされ、その最外
周部から周囲壁8までの隙間が10mmであり、螺旋フ
ィン型凝縮器2の第1列及び第5列の外周形状に略合致
する内周形状及び通風方向の幅を有する入口側防流部材
10および出口側防流部材10を設けたものである。こ
の場合、送風機3の運転によって通風される冷却空気5
が防流部材10の作用により殆どが螺旋フィン型凝縮器
2の中央を流れるために、通風される風量に対する螺旋
フィン型凝縮器2の熱通過率が特性31より格段に高く
することができる。なお、防流部材10を設けたことに
より、通風路の通風抵抗が若干増加し運転状態の風量も
若干低下するが、そのような風量低下を考慮しても実際
の螺旋フィン型凝縮器2の熱交換性能は全体として大幅
に向上する。
態に対応するものであり、具体的には、螺旋フィン型凝
縮器2が5列、5段に千鳥状に蛇行曲げされ、その最外
周部から周囲壁8までの隙間が10mmであり、螺旋フ
ィン型凝縮器2の第1列及び第5列の外周形状に略合致
する内周形状及び通風方向の幅を有する入口側防流部材
10および出口側防流部材10を設けたものである。こ
の場合、送風機3の運転によって通風される冷却空気5
が防流部材10の作用により殆どが螺旋フィン型凝縮器
2の中央を流れるために、通風される風量に対する螺旋
フィン型凝縮器2の熱通過率が特性31より格段に高く
することができる。なお、防流部材10を設けたことに
より、通風路の通風抵抗が若干増加し運転状態の風量も
若干低下するが、そのような風量低下を考慮しても実際
の螺旋フィン型凝縮器2の熱交換性能は全体として大幅
に向上する。
【0041】次に、本発明の第2の実施形態を図5を用
いて説明する。図5は本発明の第2の実施形態の冷蔵庫
における箱体底部の縦断面図である。
いて説明する。図5は本発明の第2の実施形態の冷蔵庫
における箱体底部の縦断面図である。
【0042】この実施形態では、螺旋フィン型凝縮器2
は箱体の底部に設置された複数列、1段のものとなって
おり、周囲壁8に幅方向の両側に配置された固定具9
(図示せず)を介して固定されている。このような箱体
の底部に設置された複数列、1〜2段の偏平な螺旋フィ
ン型凝縮器2の場合、螺旋フィン型凝縮器2の上下外周
と周囲壁8との隙間は5〜10mm程度と第1の実施形
態より小さくてよいが、通風路の高さに対する隙間の割
合が例えば20%以上とかなり多くなる。
は箱体の底部に設置された複数列、1段のものとなって
おり、周囲壁8に幅方向の両側に配置された固定具9
(図示せず)を介して固定されている。このような箱体
の底部に設置された複数列、1〜2段の偏平な螺旋フィ
ン型凝縮器2の場合、螺旋フィン型凝縮器2の上下外周
と周囲壁8との隙間は5〜10mm程度と第1の実施形
態より小さくてよいが、通風路の高さに対する隙間の割
合が例えば20%以上とかなり多くなる。
【0043】この実施形態の防流部材10は、第1の実
施形態と基本的に同様に、周囲壁8の全周に予め接着等
により取り付けられ、その全部あるいは少なくとも螺旋
フィン型凝縮器寄りの部分が柔軟性をもつ発泡ゴム、発
泡樹脂等の発泡材料あるいは不織布、毛織物、段ボール
紙等の厚肉繊維質材料からなるものであり、凝縮器の上
下の外周面にほぼ接触する状態に設けられている。従っ
て、この実施形態では、防流部材10が螺旋フィン型凝
縮器2の上下外周面と周囲壁8との隙間を効果的に閉鎖
するので、冷却空気5がこの隙間部分に迂回せず螺旋フ
ィン型凝縮器2の中央を流れ、放熱性能の向上が図れる
と共に、予め周囲壁8に取り付けておくので通風路等の
細部構造や製作工程が複雑になることもなく、さらに
は、柔軟性材料からなる防流部材10としているので螺
旋フィン型凝縮器2の側面と接触しても振動に起因する
騒音の発生等を防止できる。
施形態と基本的に同様に、周囲壁8の全周に予め接着等
により取り付けられ、その全部あるいは少なくとも螺旋
フィン型凝縮器寄りの部分が柔軟性をもつ発泡ゴム、発
泡樹脂等の発泡材料あるいは不織布、毛織物、段ボール
紙等の厚肉繊維質材料からなるものであり、凝縮器の上
下の外周面にほぼ接触する状態に設けられている。従っ
て、この実施形態では、防流部材10が螺旋フィン型凝
縮器2の上下外周面と周囲壁8との隙間を効果的に閉鎖
するので、冷却空気5がこの隙間部分に迂回せず螺旋フ
ィン型凝縮器2の中央を流れ、放熱性能の向上が図れる
と共に、予め周囲壁8に取り付けておくので通風路等の
細部構造や製作工程が複雑になることもなく、さらに
は、柔軟性材料からなる防流部材10としているので螺
旋フィン型凝縮器2の側面と接触しても振動に起因する
騒音の発生等を防止できる。
【0044】次に、本発明の第3の実施形態を図6を用
いて説明する。図6は本発明の第3の実施形態の冷蔵庫
における凝縮器と送風機部を示す一部断面背面図であ
る。
いて説明する。図6は本発明の第3の実施形態の冷蔵庫
における凝縮器と送風機部を示す一部断面背面図であ
る。
【0045】この実施形態は、第1の実施形態と同じ螺
旋フィン型凝縮器2が機械室設置の複数列、複数段のも
のであるが、防流部材10がその全部あるいは少なくと
も螺旋フィン型凝縮器2寄りの先端部分が柔軟性樹脂製
であるヒレパッキンとなっているものである。この実施
形態では、防流部材10の材質、構造が若干変更になっ
ているが、その発明に関わる機能に変化はないので、第
1の実施形態と同様に、防流部材10が螺旋フィン型凝
縮器2の外周面と周囲壁8との隙間を効果的に閉鎖する
ので、冷却空気5がこの隙間部分に迂回せず螺旋フィン
型凝縮器2の中央を流れ、放熱性能の向上が図れると共
に、予め周囲壁8に防流部材10を取り付けておくので
通風路等の細部構造や製作工程が複雑になることもな
く、さらには、柔軟性材料からなる防流部材10として
いるので、螺旋フィン型凝縮器2の側面と接触しても振
動に起因する騒音の発生を防止できる。
旋フィン型凝縮器2が機械室設置の複数列、複数段のも
のであるが、防流部材10がその全部あるいは少なくと
も螺旋フィン型凝縮器2寄りの先端部分が柔軟性樹脂製
であるヒレパッキンとなっているものである。この実施
形態では、防流部材10の材質、構造が若干変更になっ
ているが、その発明に関わる機能に変化はないので、第
1の実施形態と同様に、防流部材10が螺旋フィン型凝
縮器2の外周面と周囲壁8との隙間を効果的に閉鎖する
ので、冷却空気5がこの隙間部分に迂回せず螺旋フィン
型凝縮器2の中央を流れ、放熱性能の向上が図れると共
に、予め周囲壁8に防流部材10を取り付けておくので
通風路等の細部構造や製作工程が複雑になることもな
く、さらには、柔軟性材料からなる防流部材10として
いるので、螺旋フィン型凝縮器2の側面と接触しても振
動に起因する騒音の発生を防止できる。
【0046】次に、本発明の第4の実施形態を図7を用
いて説明する。図7は本発明の第4の実施形態の冷蔵庫
における凝縮器と送風機部を示す一部断面背面図であ
る。
いて説明する。図7は本発明の第4の実施形態の冷蔵庫
における凝縮器と送風機部を示す一部断面背面図であ
る。
【0047】この実施形態は、第1の実施形態と同じ螺
旋フィン型凝縮器2が機械室設置の複数列、複数段のも
のであるが、螺旋フィン型凝縮器2は柔軟性材料からな
る巻き付けダクト11で覆われ、かつ防流部材10が周
囲壁8と巻き付けダクト11の側面との間に取り付けら
れている。この巻き付けダクト11と防流部材10とで
防流部材が構成されている。
旋フィン型凝縮器2が機械室設置の複数列、複数段のも
のであるが、螺旋フィン型凝縮器2は柔軟性材料からな
る巻き付けダクト11で覆われ、かつ防流部材10が周
囲壁8と巻き付けダクト11の側面との間に取り付けら
れている。この巻き付けダクト11と防流部材10とで
防流部材が構成されている。
【0048】巻き付けダクト11を予め螺旋フィン型凝
縮器2に配置すると共に、防流部材10を予め周囲壁8
に配設した上で、螺旋フィン型凝縮器2を通風路の所定
位置に設置する工程をとることができるので、巻き付け
ダクト11が追加になっても製作工程がそれ程難しくな
ることはなく、巻き付けダクト11の追加により冷却空
気5の迂回を抑える効果は図4の特性33に示すように
さらに大きくなる。従って、この実施形態では、防流部
材10と巻き付けダクト11が螺旋フィン型凝縮器2の
外周面と周囲壁8との隙間を効果的に閉鎖して冷却空気
5がこの部分に迂回せず螺旋フィン型凝縮器2の中央を
流れるので放熱性能の向上が図れると共に、予め周囲壁
8に防流部材10を取り付けておくので通風路等の細部
構造や製作工程が複雑になることもなく、柔軟性材料か
らなる防流部材10としているので、螺旋フィン型凝縮
器2の外周面と接触しても振動に起因する騒音の発生を
防止できる。
縮器2に配置すると共に、防流部材10を予め周囲壁8
に配設した上で、螺旋フィン型凝縮器2を通風路の所定
位置に設置する工程をとることができるので、巻き付け
ダクト11が追加になっても製作工程がそれ程難しくな
ることはなく、巻き付けダクト11の追加により冷却空
気5の迂回を抑える効果は図4の特性33に示すように
さらに大きくなる。従って、この実施形態では、防流部
材10と巻き付けダクト11が螺旋フィン型凝縮器2の
外周面と周囲壁8との隙間を効果的に閉鎖して冷却空気
5がこの部分に迂回せず螺旋フィン型凝縮器2の中央を
流れるので放熱性能の向上が図れると共に、予め周囲壁
8に防流部材10を取り付けておくので通風路等の細部
構造や製作工程が複雑になることもなく、柔軟性材料か
らなる防流部材10としているので、螺旋フィン型凝縮
器2の外周面と接触しても振動に起因する騒音の発生を
防止できる。
【0049】次に、本発明の第5の実施形態を図8を用
いて説明する。図8は本発明の第5の実施形態の冷蔵庫
における凝縮器と送風機部を示す一部断面背面図であ
る。
いて説明する。図8は本発明の第5の実施形態の冷蔵庫
における凝縮器と送風機部を示す一部断面背面図であ
る。
【0050】この実施形態は、螺旋フィン型凝縮器2が
機械室設置の複数列、複数段の碁盤目状もので、防流部
材10と巻き付けダクト11を備えたものであるが、さ
らに柔軟性材料からなる内部防流部材12が螺旋フィン
型凝縮器2の段間の隙間に配設されているものである。
螺旋フィン型凝縮器2の蛇行曲げの曲げ直径は段方向の
ピッチに等しくなるので、螺旋フィン型凝縮器2の各段
の巻きフィンパイプの間にもかなり大きな隙間がとられ
ることになる。防流部材10と巻き付けダクト11の効
果等は第4の実施形態と同じであるが、この実施形態で
はさらに内部防流部材12により螺旋フィン型凝縮器2
の段間の隙間が閉鎖されるので冷却空気5が螺旋フィン
型凝縮器2のフィン7や冷媒パイプ6に沿って流れる形
で放熱性能の向上が図れると共に、予め凝縮器に取り付
けておくので通風路等の細部構造や製作工程が複雑にな
ることもなく、柔軟性材料からなる防流部材10及び内
部防流部材12を設けているのでので螺旋フィン型凝縮
器2のフィンと接触しても振動に起因する騒音の発生を
防止できる。しかも、放熱性能の点では、螺旋フィン型
凝縮器2の周囲だけでなく段間の隙間への冷却空気5の
迂回が効果的に防げるので、性能向上をより一層図るこ
とができる。
機械室設置の複数列、複数段の碁盤目状もので、防流部
材10と巻き付けダクト11を備えたものであるが、さ
らに柔軟性材料からなる内部防流部材12が螺旋フィン
型凝縮器2の段間の隙間に配設されているものである。
螺旋フィン型凝縮器2の蛇行曲げの曲げ直径は段方向の
ピッチに等しくなるので、螺旋フィン型凝縮器2の各段
の巻きフィンパイプの間にもかなり大きな隙間がとられ
ることになる。防流部材10と巻き付けダクト11の効
果等は第4の実施形態と同じであるが、この実施形態で
はさらに内部防流部材12により螺旋フィン型凝縮器2
の段間の隙間が閉鎖されるので冷却空気5が螺旋フィン
型凝縮器2のフィン7や冷媒パイプ6に沿って流れる形
で放熱性能の向上が図れると共に、予め凝縮器に取り付
けておくので通風路等の細部構造や製作工程が複雑にな
ることもなく、柔軟性材料からなる防流部材10及び内
部防流部材12を設けているのでので螺旋フィン型凝縮
器2のフィンと接触しても振動に起因する騒音の発生を
防止できる。しかも、放熱性能の点では、螺旋フィン型
凝縮器2の周囲だけでなく段間の隙間への冷却空気5の
迂回が効果的に防げるので、性能向上をより一層図るこ
とができる。
【0051】次に、本発明の第6の実施形態を図9を用
いて説明する。図9は本発明の第6の実施形態の冷蔵庫
における防流部材の設置工程の説明図である。
いて説明する。図9は本発明の第6の実施形態の冷蔵庫
における防流部材の設置工程の説明図である。
【0052】この実施形態は、第1の実施形態と同じ螺
旋フィン型凝縮器2が機械室設置の複数列、複数段のも
のであるが、防流部材10が通風路に設置した風船状部
品に気体あるいは膨張前の発泡樹脂を注入することによ
り、図9(A)の状態から図9(B)の状態に膨張させ
る構造となっているものである。防流部材10を膨らま
せるのは螺旋フィン型凝縮器2を通風路に設置してから
でよく、螺旋フィン型凝縮器2と防流部材10の接触状
態を確認しながら配設することができる。この実施形態
では、防流部材10の材質、構造が若干変更になってい
るが、その発明に関わる機能に変化はないので、第1の
実施形態と同様に、防流部材10が螺旋フィン型凝縮器
2の外周面と周囲壁8との隙間を効果的に閉鎖して冷却
空気5がこの部分に迂回せず螺旋フィン型凝縮器2の中
央を流れるので放熱性能の向上が図れると共に、予め周
囲壁8に防流部材10を取り付けておくので、通風路等
の細部構造や製作工程が複雑になることもなく、柔軟性
材料からなる防流部材10としているので、螺旋フィン
型凝縮器2の外周面と接触しても振動に起因する騒音の
発生を防止できる。
旋フィン型凝縮器2が機械室設置の複数列、複数段のも
のであるが、防流部材10が通風路に設置した風船状部
品に気体あるいは膨張前の発泡樹脂を注入することによ
り、図9(A)の状態から図9(B)の状態に膨張させ
る構造となっているものである。防流部材10を膨らま
せるのは螺旋フィン型凝縮器2を通風路に設置してから
でよく、螺旋フィン型凝縮器2と防流部材10の接触状
態を確認しながら配設することができる。この実施形態
では、防流部材10の材質、構造が若干変更になってい
るが、その発明に関わる機能に変化はないので、第1の
実施形態と同様に、防流部材10が螺旋フィン型凝縮器
2の外周面と周囲壁8との隙間を効果的に閉鎖して冷却
空気5がこの部分に迂回せず螺旋フィン型凝縮器2の中
央を流れるので放熱性能の向上が図れると共に、予め周
囲壁8に防流部材10を取り付けておくので、通風路等
の細部構造や製作工程が複雑になることもなく、柔軟性
材料からなる防流部材10としているので、螺旋フィン
型凝縮器2の外周面と接触しても振動に起因する騒音の
発生を防止できる。
【0053】次に、本発明の第7の実施形態を図10を
用いて説明する。図10は本発明の第7の実施形態の冷
蔵庫における防流部材の設置工程の説明図である。
用いて説明する。図10は本発明の第7の実施形態の冷
蔵庫における防流部材の設置工程の説明図である。
【0054】この実施形態は、第1の実施形態と同じ螺
旋フィン型凝縮器2が機械室設置の複数列、複数段のも
のであるが、防流部材10が柔軟性をもつ発泡材料製あ
るいは厚肉繊維質材料製の中子14が内包された細長い
風船状部品を脱気して薄くした状態で通風路に図10
(A)に示すように設置し、その後に気密を解除するこ
とにより図10(B)に示すように膨張させるものであ
る。防流部材10を膨らませるのは螺旋フィン型凝縮器
2を通風路に設置してからでよく、螺旋フィン型凝縮器
2と防流部材10の接触状態を確認しながら配設するこ
とができる。この実施形態では、防流部材10の材質、
構造が若干変更になっているが、その発明に関わる機能
に変化はないので、第1の実施形態と同様に、防流部材
10が螺旋フィン型凝縮器2の外周面と周囲壁8との隙
間を効果的に閉鎖して冷却空気5がこの部分に迂回せず
螺旋フィン型凝縮器2の中央を流れるので放熱性能の向
上が図れると共に、予め周囲壁8に防流部材10を取り
付けておくので、通風路等の細部構造や製作工程が複雑
になることもなく、柔軟性材料からなる防流部材10と
しているので、螺旋フィン型凝縮器2の外周面と接触し
ても振動に起因する騒音の発生を防止できる。
旋フィン型凝縮器2が機械室設置の複数列、複数段のも
のであるが、防流部材10が柔軟性をもつ発泡材料製あ
るいは厚肉繊維質材料製の中子14が内包された細長い
風船状部品を脱気して薄くした状態で通風路に図10
(A)に示すように設置し、その後に気密を解除するこ
とにより図10(B)に示すように膨張させるものであ
る。防流部材10を膨らませるのは螺旋フィン型凝縮器
2を通風路に設置してからでよく、螺旋フィン型凝縮器
2と防流部材10の接触状態を確認しながら配設するこ
とができる。この実施形態では、防流部材10の材質、
構造が若干変更になっているが、その発明に関わる機能
に変化はないので、第1の実施形態と同様に、防流部材
10が螺旋フィン型凝縮器2の外周面と周囲壁8との隙
間を効果的に閉鎖して冷却空気5がこの部分に迂回せず
螺旋フィン型凝縮器2の中央を流れるので放熱性能の向
上が図れると共に、予め周囲壁8に防流部材10を取り
付けておくので、通風路等の細部構造や製作工程が複雑
になることもなく、柔軟性材料からなる防流部材10と
しているので、螺旋フィン型凝縮器2の外周面と接触し
ても振動に起因する騒音の発生を防止できる。
【0055】次に、本発明の第8の実施形態を図11を
用いて説明する。図11は本発明の第8の実施形態の冷
蔵庫における巻き付けダクトの設置工程の説明図であ
る。
用いて説明する。図11は本発明の第8の実施形態の冷
蔵庫における巻き付けダクトの設置工程の説明図であ
る。
【0056】この実施形態は、第4の実施形態と同じ螺
旋フィン型凝縮器2が機械室設置の複数列、複数段のも
ので、防流部材10と共に巻き付けダクト11を備える
場合において、図11(A)に示すように巻き付けダク
ト11を螺旋フィン型凝縮器2の外周面を包むように巻
き付け、このシート状のダクト11を接着剤あるいは接
着テープあるいは面状ファスナー等による接着部で固定
して図11(B)の状態にするものである。この実施形
態では、通風路に設置前の螺旋フィン型凝縮器2に巻き
付けダクト11を簡単に配設できるし、冷却空気の迂回
を抑えて放熱性能の向上が図れることやシートは巻き付
けられるほど柔軟であるために、螺旋フィン型凝縮器2
の外周面と接触しても振動に起因する騒音の発生を防止
できることも、第4の実施形態と同じである。
旋フィン型凝縮器2が機械室設置の複数列、複数段のも
ので、防流部材10と共に巻き付けダクト11を備える
場合において、図11(A)に示すように巻き付けダク
ト11を螺旋フィン型凝縮器2の外周面を包むように巻
き付け、このシート状のダクト11を接着剤あるいは接
着テープあるいは面状ファスナー等による接着部で固定
して図11(B)の状態にするものである。この実施形
態では、通風路に設置前の螺旋フィン型凝縮器2に巻き
付けダクト11を簡単に配設できるし、冷却空気の迂回
を抑えて放熱性能の向上が図れることやシートは巻き付
けられるほど柔軟であるために、螺旋フィン型凝縮器2
の外周面と接触しても振動に起因する騒音の発生を防止
できることも、第4の実施形態と同じである。
【0057】次に、本発明の第9の実施形態を図12を
用いて説明する。図12は本発明の第9の実施形態の冷
蔵庫における巻き付けダクトの設置工程の説明図であ
る。
用いて説明する。図12は本発明の第9の実施形態の冷
蔵庫における巻き付けダクトの設置工程の説明図であ
る。
【0058】この実施形態は、第4の実施形態と同じ螺
旋フィン型凝縮器2が機械室設置の複数列、複数段のも
ので、防流部材10と共に巻き付けダクト11を備える
場合において、巻き付けダクト11を熱収縮フィルム材
料製として図12(A)に示すように螺旋フィン型凝縮
器2の外周面を緩く覆った後に熱16を加え、図12
(B)に示すように収縮させて配設するものである。こ
の実施形態では、通風路に設置前の螺旋フィン型凝縮器
2に巻き付けダクト11を簡単に配設できるし、冷却空
気の迂回を抑えて放熱性能の向上が図れることやフィル
ムは巻き付けられるほど柔軟であるために螺旋フィン型
凝縮器2の外周面と接触しても振動に起因する騒音の発
生を防止できることも、第4の実施形態と同じである。
旋フィン型凝縮器2が機械室設置の複数列、複数段のも
ので、防流部材10と共に巻き付けダクト11を備える
場合において、巻き付けダクト11を熱収縮フィルム材
料製として図12(A)に示すように螺旋フィン型凝縮
器2の外周面を緩く覆った後に熱16を加え、図12
(B)に示すように収縮させて配設するものである。こ
の実施形態では、通風路に設置前の螺旋フィン型凝縮器
2に巻き付けダクト11を簡単に配設できるし、冷却空
気の迂回を抑えて放熱性能の向上が図れることやフィル
ムは巻き付けられるほど柔軟であるために螺旋フィン型
凝縮器2の外周面と接触しても振動に起因する騒音の発
生を防止できることも、第4の実施形態と同じである。
【0059】次に、本発明の第10の実施形態を図13
を用いて説明する。図13は本発明の第10の実施形態
の冷蔵庫における巻き付けダクトの設置工程の説明図で
ある。
を用いて説明する。図13は本発明の第10の実施形態
の冷蔵庫における巻き付けダクトの設置工程の説明図で
ある。
【0060】この実施形態は、第4の実施形態と同じ螺
旋フィン型凝縮器2が機械室設置の複数列、複数段のも
ので、防流部材10と共に巻き付けダクト11を備える
場合において、巻き付けダクト11を環状の織布又はゴ
ム等の伸縮性材料製として力17を加えて図13(A)
に示すように押し広げた状態で螺旋フィン型凝縮器2の
側面を包んだ後に力を除いて縮ませて図13(B)に示
すように配設するものである。この実施形態では、通風
路に設置前の螺旋フィン型凝縮器2に巻き付けダクト1
1を簡単に配設できるし、冷却空気の迂回を抑えて放熱
性能の向上が図れることやフィルムは巻き付けられるほ
ど柔軟であるために螺旋フィン型凝縮器2の外周面と接
触しても振動に起因する騒音の発生を防止できること
も、第4の実施形態と同じと考えられる。
旋フィン型凝縮器2が機械室設置の複数列、複数段のも
ので、防流部材10と共に巻き付けダクト11を備える
場合において、巻き付けダクト11を環状の織布又はゴ
ム等の伸縮性材料製として力17を加えて図13(A)
に示すように押し広げた状態で螺旋フィン型凝縮器2の
側面を包んだ後に力を除いて縮ませて図13(B)に示
すように配設するものである。この実施形態では、通風
路に設置前の螺旋フィン型凝縮器2に巻き付けダクト1
1を簡単に配設できるし、冷却空気の迂回を抑えて放熱
性能の向上が図れることやフィルムは巻き付けられるほ
ど柔軟であるために螺旋フィン型凝縮器2の外周面と接
触しても振動に起因する騒音の発生を防止できること
も、第4の実施形態と同じと考えられる。
【0061】次に、本発明の第11の実施形態を図14
を用いて説明する。図14は本発明の第11の実施形態
の冷蔵庫における巻き付けダクトの設置工程の説明図で
ある。
を用いて説明する。図14は本発明の第11の実施形態
の冷蔵庫における巻き付けダクトの設置工程の説明図で
ある。
【0062】この実施形態は、第4の実施形態と同じ螺
旋フィン型凝縮器2が機械室設置の複数列、複数段のも
ので、防流部材10と共に巻き付けダクト11を備える
場合において、巻き付けダクト11を自己粘着性の樹脂
フィルム等として図14(A)に示すようにして螺旋フ
ィン型凝縮器の外周面を包むように複数回巻き付けて粘
着させることにより図14(B)に示すように配設する
ものである。通風路に設置前の螺旋フィン型凝縮器2に
巻き付けダクト11を簡単に配設できるし、冷却空気の
迂回を抑えて放熱性能の向上が図れることやフィルムは
巻き付けられるほど柔軟であるために螺旋フィン型凝縮
器2の外周面と接触しても振動に起因する騒音の発生を
防止できることも、第4の実施形態と同じである。
旋フィン型凝縮器2が機械室設置の複数列、複数段のも
ので、防流部材10と共に巻き付けダクト11を備える
場合において、巻き付けダクト11を自己粘着性の樹脂
フィルム等として図14(A)に示すようにして螺旋フ
ィン型凝縮器の外周面を包むように複数回巻き付けて粘
着させることにより図14(B)に示すように配設する
ものである。通風路に設置前の螺旋フィン型凝縮器2に
巻き付けダクト11を簡単に配設できるし、冷却空気の
迂回を抑えて放熱性能の向上が図れることやフィルムは
巻き付けられるほど柔軟であるために螺旋フィン型凝縮
器2の外周面と接触しても振動に起因する騒音の発生を
防止できることも、第4の実施形態と同じである。
【0063】以上の本発明の実施形態の冷蔵庫について
は、送風機が螺旋フィン型凝縮器の下流に置かれた構成
(冷却空気が送風機により吸い出される構成)を示した
が、送風機が螺旋フィン型凝縮器の上流に置かれた構成
(冷却空気が送風機から螺旋フィン型凝縮器に吹き出さ
れる構成)の場合もほぼ同様な発明の効果が期待でき
る。
は、送風機が螺旋フィン型凝縮器の下流に置かれた構成
(冷却空気が送風機により吸い出される構成)を示した
が、送風機が螺旋フィン型凝縮器の上流に置かれた構成
(冷却空気が送風機から螺旋フィン型凝縮器に吹き出さ
れる構成)の場合もほぼ同様な発明の効果が期待でき
る。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、製作が容易かつ安価で
種々の設置スペースに対応可能な螺旋フィン型凝縮器を
用いてその放熱性能の向上を図ることができる冷蔵庫を
得ることができる。
種々の設置スペースに対応可能な螺旋フィン型凝縮器を
用いてその放熱性能の向上を図ることができる冷蔵庫を
得ることができる。
【0065】また、本発明によれば、製作が容易かつ安
価で種々の設置スペースに対応可能な螺旋フィン型凝縮
器を用いて、簡単な構成でその放熱性能の向上を図るこ
とができると共に、その振動に起因する騒音の発生を防
止できる冷蔵庫を得ることができる。
価で種々の設置スペースに対応可能な螺旋フィン型凝縮
器を用いて、簡単な構成でその放熱性能の向上を図るこ
とができると共に、その振動に起因する騒音の発生を防
止できる冷蔵庫を得ることができる。
【0066】また、本発明によれば、製作が容易かつ安
価で種々の設置スペースに対応可能な螺旋フィン型凝縮
器を用いて、簡単な構成でその放熱性能の向上を図るこ
とができると共に、安価に製作できる冷蔵庫の製造方法
を得ることができる。
価で種々の設置スペースに対応可能な螺旋フィン型凝縮
器を用いて、簡単な構成でその放熱性能の向上を図るこ
とができると共に、安価に製作できる冷蔵庫の製造方法
を得ることができる。
【図1】本発明の第1の実施形態の冷蔵庫の箱体の背面
下部の機械室の背面カバーを除去した状態の概略を示す
一部断面背面図である。
下部の機械室の背面カバーを除去した状態の概略を示す
一部断面背面図である。
【図2】図1の凝縮器と送風機部を拡大して概略を示す
一部断面背面図である。
一部断面背面図である。
【図3】図2の部分の一部断面平面図である。
【図4】螺旋フィン型凝縮器を用いた従来と本発明の冷
蔵庫における風量に対する熱通過率の特性比較図であ
る。
蔵庫における風量に対する熱通過率の特性比較図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施形態の冷蔵庫における箱体
底部の縦断面図である。
底部の縦断面図である。
【図6】本発明の第3の実施形態の冷蔵庫における凝縮
器と送風機部を示す一部断面背面図である。
器と送風機部を示す一部断面背面図である。
【図7】本発明の第4の実施形態の冷蔵庫における凝縮
器と送風機部を示す一部断面背面図である。
器と送風機部を示す一部断面背面図である。
【図8】本発明の第5の実施形態の冷蔵庫における凝縮
器と送風機部を示す一部断面背面図である。
器と送風機部を示す一部断面背面図である。
【図9】本発明の第6の実施形態の冷蔵庫における防流
部材の設置工程の説明図である。
部材の設置工程の説明図である。
【図10】本発明の第7の実施形態の冷蔵庫における防
流部材の設置工程の説明図である。
流部材の設置工程の説明図である。
【図11】本発明の第8の実施形態の冷蔵庫における巻
き付けダクトの設置工程の説明図である。
き付けダクトの設置工程の説明図である。
【図12】本発明の第9の実施形態の冷蔵庫における巻
き付けダクトの設置工程の説明図である。
き付けダクトの設置工程の説明図である。
【図13】本発明の第10の実施形態の冷蔵庫における
巻き付けダクトの設置工程の説明図である。
巻き付けダクトの設置工程の説明図である。
【図14】本発明の第11の実施形態の冷蔵庫における
巻き付けダクトの設置工程の説明図である。
巻き付けダクトの設置工程の説明図である。
【図15】従来技術1の冷蔵庫の箱体の背面下部の機械
室の背面カバーを除去した状態の概略を示す一部断面背
面図である。
室の背面カバーを除去した状態の概略を示す一部断面背
面図である。
【図16】図15の凝縮器と送風機部を拡大して概略を
示す一部断面背面図である。
示す一部断面背面図である。
【図17】図16の部分の一部断面平面図である。
1…冷蔵庫、1a…機械室(通風路)、2…螺旋フィン
型凝縮器、3…送風機、4…圧縮機、5…冷却空気、6
…冷媒パイプ、7…フィン、8…周囲壁、8a…箱体背
面、8b…機械室ベース、8c…背面カバー、9…固定
具、10…防流部材、11…巻き付けダクト、12…内
部防流部材、14…中子部品、15…接着部、16…
熱、17…力。
型凝縮器、3…送風機、4…圧縮機、5…冷却空気、6
…冷媒パイプ、7…フィン、8…周囲壁、8a…箱体背
面、8b…機械室ベース、8c…背面カバー、9…固定
具、10…防流部材、11…巻き付けダクト、12…内
部防流部材、14…中子部品、15…接着部、16…
熱、17…力。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芦田 誠 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立栃木テクノロジー内 (72)発明者 柴山 昌幸 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立栃木テクノロジー内
Claims (6)
- 【請求項1】通風路を形成する箱体と、前記通風路内に
配置し、帯状フィンを螺旋巻きしたパイプを蛇行曲げし
て形成する螺旋フィン型凝縮器と、前記螺旋フィン型凝
縮器に冷却空気を通風させる送風機と、前記螺旋フィン
型凝縮器の外側の隙間を塞ぐように配置する防流部材と
を備え、前記防流部材は前記螺旋フィン型凝縮器の外周
形状の周方向全周にわたって略合致する内周形状を有す
ることを特徴とする冷蔵庫。 - 【請求項2】通風路を形成する箱体と、前記通風路内に
配置し、帯状フィンを螺旋巻きしたパイプを蛇行曲げし
て形成する螺旋フィン型凝縮器と、前記螺旋フィン型凝
縮器に冷却空気を通風させる送風機と、前記螺旋フィン
型凝縮器の外側の隙間を塞ぐように配置する防流部材と
を備え、前記防流部材は、前記螺旋フィン型凝縮器の外
周に周方向にわたって接触する内周形状を有すると共
に、少なくともこの接触する内周部分を柔軟性材料で形
成したことを特徴とする冷蔵庫。 - 【請求項3】通風路を形成する箱体と、前記通風路内に
配置し、帯状フィンを螺旋巻きしたパイプを蛇行曲げし
て複数列及び複数段に形成する螺旋フィン型凝縮器と、
前記螺旋フィン型凝縮器に冷却空気を通風させる送風機
と、前記螺旋フィン型凝縮器の外側の隙間を塞ぐように
配置する防流部材とを備え、前記防流部材は、前記螺旋
フィン型凝縮器の一列の外周形状に略合致する内周形状
を有することを特徴とする冷蔵庫。 - 【請求項4】通風路を形成する箱体と、前記通風路内に
配置し、帯状フィンを螺旋巻きしたパイプを蛇行曲げし
て形成する螺旋フィン型凝縮器と、前記螺旋フィン型凝
縮器に冷却空気を通風させる送風機と、前記螺旋フィン
型凝縮器の外側の隙間を塞ぐように配置する防流部材と
を備え、前記防流部材は、入口側防流部材と出口側防流
部材とに分割して形成し、前記入口側防流部材は前記螺
旋フィン型凝縮器の入口部の外周形状に略合致する内周
形状に形成し、前記出口側防流部材が前記螺旋フィン型
凝縮器の出口部の外周形状に略合致する内周形状に形成
したことを特徴とする冷蔵庫。 - 【請求項5】通風路を形成する箱体と、前記通風路内に
配置し、帯状フィンを螺旋巻きしたパイプを蛇行曲げし
て形成する螺旋フィン型凝縮器と、前記螺旋フィン型凝
縮器に冷却空気を通風させる送風機と、前記螺旋フィン
型凝縮器の外側の隙間を塞ぐように配置する防流部材と
を備え、前記防流部材は、前記螺旋フィン型凝縮器の外
周形状の通風方向及び周方向の全体にわたって接触して
覆うように形成した柔軟性ダクトと、前記ダクトの外側
隙間を塞ぐ外側防流部材とから形成したことを特徴とす
る冷蔵庫。 - 【請求項6】箱体の通風路内に帯状フィンを螺旋巻きし
たパイプを蛇行曲げした螺旋フィン型凝縮器を取付ける
と共に、前記螺旋フィン型凝縮器に冷却空気を通風する
送風機を取付け、前記螺旋フィン型凝縮器の外側の隙間
を塞ぐように防流部材を取付ける冷蔵庫の製造方法にお
いて、前記螺旋フィン型凝縮器の外周形状の周方向全周
にわたって略合致する内周形状を有する前記防流部材を
前記箱体の通風路を構成する周囲壁に予め固着した後、
前記螺旋フィン型凝縮器の外周形状が前記防流部材の内
周形状に合致するように前記螺旋フィン型凝縮器と前記
周囲壁とを組み合せたことを特徴とする冷蔵庫の製造方
法。
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JP2000194871A JP2002005558A (ja) | 2000-06-23 | 2000-06-23 | 冷蔵庫及び冷蔵庫の製造方法 |
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JP2000194871A JP2002005558A (ja) | 2000-06-23 | 2000-06-23 | 冷蔵庫及び冷蔵庫の製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2018032497A1 (zh) * | 2016-08-19 | 2018-02-22 | 常州市常蒸热交换器科技有限公司 | 螺旋翅片式冷凝器 |
-
2000
- 2000-06-23 JP JP2000194871A patent/JP2002005558A/ja active Pending
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