JPH09318222A - 移動式保冷庫の蓄冷装置 - Google Patents

移動式保冷庫の蓄冷装置

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JPH09318222A
JPH09318222A JP13814796A JP13814796A JPH09318222A JP H09318222 A JPH09318222 A JP H09318222A JP 13814796 A JP13814796 A JP 13814796A JP 13814796 A JP13814796 A JP 13814796A JP H09318222 A JPH09318222 A JP H09318222A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
regenerator
plastic
coolant
cold
cold storage
Prior art date
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Pending
Application number
JP13814796A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Uejima
弘 上島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DAIWA REIKI KOGYO KK
Original Assignee
DAIWA REIKI KOGYO KK
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Publication date
Application filed by DAIWA REIKI KOGYO KK filed Critical DAIWA REIKI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量化と部品数をへらして取り付け工数を削
減し、蓄冷剤の冷却による膨張に起因する袋体のパンク
等の問題を解決し、蒸発器と蓄冷剤との密着性を向上し
て蓄冷効率を向上する。 【解決手段】 蒸発器6を、その両面からプラスチック
製の筐体1で挟み、前記プスチック製筐体1と前記蒸発
器6との間に蓄冷剤を挟挿してなり、前記プラスチック
製筐体1は、鉤爪10と鉤爪受け11を懸け合わせるこ
とにより一体に結合され、開口部上下縁を傾斜面5とし
て結露した水分の排出を良好にし、筐体1内面に蓄冷剤
の保持手段を設け、筐体両側面にリブ状桟12を形成し
た通気孔13を設けて蓄冷剤の挟持を確実にして蓄冷効
率を向上させ、かつ、蓄冷剤の膨張を吸収するとともに
冷熱放出効果を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、移動式保冷庫の
蓄冷室に取り付けられる蓄冷装置、詳しくは、蓄冷装置
の組み立て作業性、耐腐食性を改善し、装置全体の重量
を軽くして移動式保冷庫の取扱を容易にした移動式保冷
庫の蓄冷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】移動式保冷庫は、図6に示すように保冷
庫本体21の一区画に、機械室22と蓄冷室23とを設
け、前記機械室22には圧縮機24および凝縮器25を
設置し、蓄冷室23には蒸発器26に蓄冷剤27を装着
した蓄冷装置28(図3参照)が設置されて、上記蓄冷
剤27に蓄積された冷熱エネルギーをファン29で循環
させながら順次放出させて保冷室30内を保冷するもの
である。
【0003】上記蓄冷室23内への蓄冷装置28の配置
は、図5に示すよう冷媒管31上にアルミニウム製放熱
フィン32が一体に押出し成形された蒸発器26が縦位
置に配置され、その折り返し部分33の放熱フィンは、
冷熱エネルギー放出時の冷気循環通路に当たるため取り
除かれている。蓄冷装置28の構造は図3、図4に示す
ように、平らな袋体34に充填した蓄冷剤27を、断面
皿状カバー35の内側に両面接着テープ36等の接着剤
で仮止めし、この断面皿状カバー35を上記蒸発器26
の両表面に押し当てて固定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構造では、
断面皿状のカバーが比重の大きいステンレス鋼を材料と
しているため重量が大きくなり、カバーの縁や角部に蓄
冷剤を包んでいる袋体が引っ掛かると傷が入るおそれが
あり、また、蓄冷剤は冷却されると約10パーセント程
度体積膨張するので、袋体がパンクする恐れもある。こ
こで、蓄冷剤は金属を腐食する性質をもっているので、
蓄冷剤を入れた袋体に傷が付いたり、パンクしたりする
と、蒸発器は勿論のこと周辺の部材を腐食する問題があ
る。また、部品数も多く、両面接着テープによる仮止め
やネジ止めによる組み立てのため工数が多く必要とし、
蓄冷剤と蒸発器との間に隙間が出来やすいなどの問題が
ある。
【0005】この発明は、上記問題に鑑み、蒸発器に蓄
冷剤を取り付けるための筐体をプラスチック製にして軽
量化し、部品数を少なくして取り付けのための工数を削
減し、蓄冷剤の冷却による膨張を吸収する構造を組み入
れることにより、取り付けた後の蒸発器と蓄冷剤との隙
間が生じないようにし、かつ、袋体の損傷やパンクを防
止した蓄冷装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、蒸発器を、その両面からプラ
スチック製の筐体で挟み、前記プラスチック製筐体と前
記蒸発器との間に蓄冷剤を挟挿してなる構成を採用した
ものである。
【0007】上記の如く構成するこの発明にあっては、
蓄冷剤を挟持する筐体の材料がステンレス鋼の約1/7
の比重であるプラスチックを採用しているので、大幅な
軽量化を実現することができる。
【0008】請求項2の発明は、上記蓄冷装置のプラス
チック製筐体に、鉤爪と鉤爪受けとを設け、この鉤爪と
鉤爪受けとを懸け合わせることにより一体に結合される
構成を採用したものである。
【0009】上記の如く構成するこの発明にあっては、
鉤爪と鉤爪受けを設けたプラスチック製筐体を蒸発器の
両側から懸け合わせることにより一動作で両筐体が一体
になり、筐体と蒸発器との間に蓄冷剤が挟持される。
【0010】請求項3の発明は、上記蓄冷装置のプラス
チック製筐体の、開口部上下縁に傾斜を設けてなる構成
を採用したものである。
【0011】上記の如く構成するこの発明にあっては、
蒸発器や蓄冷剤の表面に発生する結露の排出が良好にな
って、蓄冷・放熱効率を向上することができる。
【0012】請求項4の発明は、上記蓄冷装置の筐体内
に、蓄冷剤の保持手段を設けてなる構成を採用したもの
である。
【0013】上記の如く構成するこの発明にあっては、
筐体内に設けた保持手段によって蓄冷剤が保持されるの
で、両面接着テープによる仮止めが不要になり、縦位置
に設置された蒸発器に簡単に取り付けることができる。
【0014】請求項5の発明は、上記蓄冷装置のプラス
チック製筐体にリブ状桟を形成した通気孔を設け、この
リブ状桟が蓄冷剤に当接してなる構成を採用したもので
ある。
【0015】上記の如く構成するこの発明にあっては、
リブ状桟によって蓄冷剤を入れた袋が、桟の間隔にした
がって押さえられ、袋に襞を形成しながら蒸発器に押し
つけられる。蓄冷剤が、冷却によって膨張すると、前記
桟が撓んで袋の襞が伸び、前記蓄冷剤の膨張を吸収する
ので常に蒸発器に一定の圧力で押しつけられるので袋体
がパンクすることがない。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施形態を図1
および図2を参照しながら説明する。プラスチック製筐
体1は、その内側に袋体4に包まれた蓄冷剤7が納まる
ように窪み2をもち、上下の縁3には傾斜面5と、内面
の上下には蓄冷剤7を包む袋体4を固定する突条9と、
同じく上下には鉤爪10と鉤爪受け11とが対向して互
いに懸かり合うように設けられている。また、同筐体1
の両側面には、リブ状桟12が一定間隔で設けられて、
桟12と桟12との間は通気孔13となり、前記桟12
は、袋体4に襞14を形成しながら蓄冷剤7を保持する
ようになっている。
【0017】この発明の蓄冷装置8の組み立ては、蓄冷
剤7を包んだ袋体4の上下端を、筐体1の内側上下に設
けられた突条9に引っ懸けるようにし、押し込み棒15
を突条9の奥に形成する溝16に押し込むと袋体4に包
まれた蓄冷剤7は筐体1の内面に保持される。このよう
にして蓄冷剤7を取り付けた筐体1は、蒸発器6の両面
から挟むようにしてあてがい鉤爪受け11に鉤爪10を
懸け合わせて両方の筐体1を一体に固定する。このと
き、筐体の両側面に形成したリブ状桟12は、蓄冷剤7
を包んだ袋体4に襞14を形成しながら蓄冷剤7に食い
込み、かつ、蒸発器6に蓄冷剤7を押圧する。
【0018】なお、上記リブ状桟12は、図に示すよう
にその先端が上向きにしておくと蓄冷剤7の保持効果を
高めることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明した如く、この発明によれば、
蓄冷装置全体を軽量化し、部品数を少なくして取り付け
のための工数を削減し、蓄冷剤の冷却による膨張を吸収
する構造を組み入れることにより、取り付けた後の蒸発
器と蓄冷剤との隙間が生じないようにし、かつ、袋体の
パンクを防止するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る実施形態の斜視図
【図2】同断面図
【図3】従来技術に係る蓄冷装置の組み立て説明図
【図4】同部分図
【図5】蓄冷室の構造説明図
【図6】移動式保冷庫の構造説明図
【符号の説明】
1 プラスチック製筐体 2 窪み 3 縁 4,34 袋体 5 傾斜面 6,26 蒸発器 7,27 蓄冷剤 8,28 蓄冷装置 9 突条 10 鉤爪 11 鉤爪受け 12 リブ状桟 13 通気孔 14 襞 15 押し込み棒 16 溝 21 保冷庫 22 機械室 23 蓄冷室 24 圧縮機 25 凝縮器 29 ファン 30 保冷室 31 冷媒管 32 フィン 33 折り返し部分 35 皿状カバー 36 両面接着テープ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸発器6を、その両面からプラスチック
    製の筐体1で挟み、前記プスチック製筐体1と前記蒸発
    器6との間に蓄冷剤7を挟挿してなることを特徴とする
    移動式保冷庫の蓄冷装置。
  2. 【請求項2】 上記蓄冷装置において、蒸発器6を両面
    から挟むプラスチック製筐体1が、鉤爪10と鉤爪受け
    11とにより一体に結合されることを特徴とする請求項
    1に記載の移動式保冷庫の蓄冷装置。
  3. 【請求項3】 上記蓄冷装置において、プラスチック製
    筐体1の開口部上下縁3に傾斜面5を設けてなることを
    特徴とする請求孔1又は2に記載の蓄冷装置。
  4. 【請求項4】 上記蓄冷装置において、プラスチック製
    筐体1内面に蓄冷剤の保持手段を設けてなることを特徴
    とする請求孔1乃至3のいずれかに記載の移動式保冷庫
    の蓄冷装置。
  5. 【請求項5】 上記蓄冷装置において、プラスチック製
    筐体1にリブ状桟12を形成した通気孔13を設け、こ
    のリブ状桟12が蓄冷剤7に当接してなる請求孔1乃至
    4のいずれかに記載の移動式保冷庫の蓄冷装置。
JP13814796A 1996-05-31 1996-05-31 移動式保冷庫の蓄冷装置 Pending JPH09318222A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010096418A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 Sanyo Electric Co Ltd 低温庫
WO2012160725A1 (ja) * 2011-05-23 2012-11-29 ナサコア株式会社 オープンショーケース
JP2014206292A (ja) * 2013-04-10 2014-10-30 富士電機株式会社 蓄熱器及び収容庫
WO2016098274A1 (ja) * 2014-12-15 2016-06-23 株式会社日本クライメイトシステムズ 蓄冷熱交換器
CN112682977A (zh) * 2021-01-13 2021-04-20 广东碧涞节能设备有限公司 一种空气源三联供直热一体机

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