JPH0742024Y2 - 冷風機 - Google Patents

冷風機

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JPH0742024Y2
JPH0742024Y2 JP1991095757U JP9575791U JPH0742024Y2 JP H0742024 Y2 JPH0742024 Y2 JP H0742024Y2 JP 1991095757 U JP1991095757 U JP 1991095757U JP 9575791 U JP9575791 U JP 9575791U JP H0742024 Y2 JPH0742024 Y2 JP H0742024Y2
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JP
Japan
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heat
casing
opening
condenser
blower
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1991095757U
Other languages
English (en)
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JPH0540731U (ja
Inventor
千之 池迫
Original Assignee
郷商事株式会社
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Publication date
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  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、冷風機、詳しくはケー
シングに放熱用開口と冷風用開口とを備え、室内に移動
可能に設置して使用できるようにした冷風機の改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】室内に移動可能に設置して使用できるよ
うにした冷風機としては、例えば図7に示すようなもの
が従来から知られている。この冷風機は、ケーシングa
内に、凝縮器bと、凝縮器用送風機cと、蒸発器dと、
蒸発器用送風機eとを備えるとともに、ケーシングaに
は、後面における凝縮器bと対向する部分に開口された
放熱用開口fと、前面における蒸発器dと対向する部分
に開口された冷風用開口gとを備え、凝縮器用送風機c
によって凝縮潜熱を放熱用開口fからケーシングa外に
放出するとともに、蒸発器用送風機eによって冷風を冷
風用開口gからケーシングa外に送り出せるようにした
ものである。こうすることにより、一定場所に固定して
取付ける場合の作業を要さず、しかも、室内の適宜場所
に移動可能に設置して使用でき、手軽に冷風に当たれる
ようにしたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このも
のにおいては、放熱用開口fから室内温度より高温の凝
縮潜熱が放出されるため、室内全体の温度を下げること
はできない。この結果、直接冷風が当たる冷風用開口g
の前方側に居る者以外はこの冷風機の効果を受けること
ができず、他の者にとっては却って暑くなる場合があ
り、効率が悪くなっているという課題を有する。
【0004】本考案は、以上の実情に鑑み提案されたも
のでその目的とするところは、取付け作業を要さずに室
内の適宜場所に移動可能に設置して使用でき、しかも、
室内全体の温度をも下げることのできる冷風機を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、この種の冷風
機において以下の特徴を有するものを提供することによ
り上記課題を解決する。本考案の冷風機は、凝縮器等の
発熱器より発生した熱を冷却する冷却手段が備えられ
る。この冷却手段は、蓄冷剤を有する冷却部材を備えて
なる。そして、この冷却部材は、凝縮器等の発熱器より
放熱用開口側に配設されてなるものである。
【0006】
【作用】本考案においては、凝縮器等の発熱器より放熱
用開口側に蓄冷剤を備えた冷却部材を配設するため、凝
縮潜熱を放熱用開口からケーシング外に出す際、蓄冷剤
によって冷却することができる。これにより、放熱用開
口から室内温度より高温の熱の放出を抑えることがで
き、室内温度の上昇を防止することができる。又、放熱
用開口からの冷風によって、室内温度を下げることがで
きる。
【0007】
【実施例】以下、図面を基に本考案の一実施例を具体的
に説明する。図1は、本考案の冷風機の一実施例の斜視
図であり、図2は、図1の背面図、図3は、図1の断面
図である。
【0008】本考案の冷風機は、ケーシング1と、この
ケーシング1内に配設される熱交換サイクルと、冷却手
段とを備えてなるものである。熱交換サイクルは、従来
と同様に構成されたもので、図3に示すようにケーシン
グ1内における前方側に配設される蒸発器2と、蒸発器
2の後方側に配設される蒸発器用送風機3と、ケーシン
グ1内における後方側に配設される凝縮器4と、凝縮器
4の前方側に配設される凝縮器用送風機5と、その他図
6に示す圧縮機7、熱交換部8等とを備えている。そし
て、これらは、図6に示すように配管9によって接続さ
れてなるものである。
【0009】ケーシング1は、この実施例では前部と、
後部とから構成され、これらが接続されることによって
断面四角形状をなし、内部に上記の熱交換サイクルを設
置できる空間部を形成している。
【0010】このケーシング1の前面1aには、左右中
央部に上端から下端にかけて上下に延ばされた溝状の孔
11a…11aが複数、穿設されている。これらの孔1
1a…11aは、冷風用開口11をなすもので、蒸発器
用送風機3によって室内空気を左方側から吸引するとと
もに、吸引した空気を蒸発器2によって冷風とし、右方
側からケーシング1外に送り出すためのものである。
【0011】一方、後面1bには、図2に示すように左
部に、上部から下部にかけて上下に延ばされた溝状の孔
12a…12aが複数、穿設されている。これらの孔1
2a…12aは、放熱用開口12をなすもので、凝縮器
用送風機5によって凝縮器4からの凝縮潜熱をケーシン
グ1外に放出するためのものである。又、後面10bの
右部には、上部から下部にかけて格子状に穿設された吸
引用開口13が設けられ、凝縮器用送風機5によって室
内空気を吸引する際の吸引口をなす。
【0012】冷却手段は、凝縮器4から放出される凝縮
潜熱を冷却するものであり、蓄冷剤21を有する冷却部
材20を備えてなるものである。この実施例における冷
却部材20は、図5に示すように蓄冷剤21としてのエ
チレングリコールと、このエチレングリコールを収納す
る収納部材22とから構成されている。このエチレング
リコールは、冷却されることによって固体化して蓄冷
し、常温下のもとで放置されることによって周囲の熱を
吸収して液状化する。収納部材22は、図4に示すよう
にケーシング1の放熱用開口12に沿わせられるような
大きさに形成された薄板状のものからなり、縦方向及び
横方向に並設された複数の穿設孔23…23を有する。
そして、この実施例におけるこの冷却部材20は、図3
に示すようにケーシング1に設けた冷却部材嵌挿部(図
示せず)に、上方からスライドさせて嵌挿されることに
より放熱用開口12と凝縮器4との間における所定位置
に配設されるが、例えばケーシング1の放熱用開口12
部分を開閉できるものとし、放熱用開口12部分を開け
ることによって所定位置に配設するようにしても良い。
【0013】尚、蓄冷剤21は、エチレングリコールに
限らず、蓄冷できるものであれば良く、適宜変更できる
ものである。又、この実施例では、冷却部材20を放熱
用開口12と凝縮器4との間に配設するようにしている
が、この態様のものに限らず、例えば放熱用開口12の
外側に配設し、あるいは、ケーシング1の放熱用開口1
2に替えて冷却部材嵌挿部を設け、セットした冷却部材
20がケーシング1の一部をなすようにし放熱用開口1
2を兼ねるようにしても良い。一方、冷却部材20の形
状についても図4に示したものに限らず、例えば上、下
の二つに分割可能に構成する等、複数の小片から構成す
るようにしても良い。こうすることにより、冷蔵庫に入
れ易くできる等、冷却する際に便宜的なものにすること
ができるとともに、異なる形状の放熱用開口12にも適
宜対応させて沿わせることができる。
【0014】次に、この冷風機の機能について説明す
る。先ず、予め冷蔵庫等で冷却した冷却部材20を冷却
部材嵌挿部に嵌挿してセットし、冷風機を作動させる。
この作動に伴い、図6に示すように圧縮機7により吐出
された高温高圧のガス冷媒は、凝縮器4に入り、蒸発器
用送風機3によって冷却されて凝縮潜熱が放出される。
この放出される凝縮潜熱は、図3に示すように凝縮器4
の後方側から出され、冷却部材20の穿設孔23…23
を通り抜ける。この冷却部材20を通過する際、凝縮潜
熱は、冷却部材20に冷却され、温度が室温以下に下げ
られる。そして、室温以下に下げられた凝縮潜熱は、ケ
ーシング1の放熱用開口12からケーシング1外に出さ
れる。
【0015】凝縮器4で冷却されたガス冷媒は、高圧の
液冷媒となり、配管9を介して熱交換部8等を通り低温
低圧の液冷媒となって蒸発器2に入り、蒸発器用送風機
3によって送られてくる室内空気を冷却する。そして、
冷却された室内空気は蒸発器用送風機3によって冷風用
開口11から冷風としてケーシング1外に送り出され
る。
【0016】蒸発器2に入った液冷媒は、ガス冷媒とな
り配管9を介して熱交換部8等を通り圧縮機6に戻され
る。
【0017】以上のように構成することにより、放熱用
開口12から出る凝縮潜熱によって室内温度が上がるの
を防止することができ、冷風用開口11から出る冷風に
よって室内温度を下げることができる。従って、冷却部
材20をセットするだけで室内全体の温度の上昇を防止
し、更に室内全体の温度を下げることも可能なものとな
る。又、冷却部材20をセットするだけで済むため、従
来の冷風機にも容易に取り付けることができ、従来品に
も対応させることができる。一方、製作にあたっては蓄
冷剤を収納した冷却部材を作るだけで良く、簡単に低コ
ストで済ませることができる。尚、本実施例では冷却手
段を、図4に示した板状の冷却部材20のみから構成し
ているが、例えば冷却部材20の下方に水受け部を取り
外し可能に付設するようにしても良く、こうすることに
より、冷却部材20の表面に付着する水滴を受けること
ができるものとなり、便宜的なものとなる。
【0018】
【考案の効果】以上、実施例で述べたように本考案は、
凝縮潜熱を放熱用開口からケーシング外に出す際に蓄冷
剤によって冷却することができ、放熱用開口から室内温
度より高温の凝縮潜熱の放出を抑えることができる。こ
れにより、放熱用開口からの冷風によって、あるいは、
放熱用開口からの冷風と室温以下に冷却した放熱用開口
からの送風によって室内温度を下げることができ、冷房
効果をも発揮できるものとなる。従って、冷却部材をセ
ットするだけの簡単な操作で効率良く、使用できるもの
にすることができる。以上本考案は、取付け作業を要さ
ずに室内の適宜場所に移動可能に設置して使用でき、し
かも、室内全体の温度を下げて冷房効果を持たせた冷風
機を提供しえたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の斜視図である。
【図2】図1の背面図である。
【図3】図1の断面図である。
【図4】冷却部材の斜視図である。
【図5】冷却部材の断面図である。
【図6】本考案の冷風機における熱交換サイクルの説明
図である。
【図7】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 蒸発器 3 蒸発器用送風機 4 凝縮器 5 凝縮器用送風機 11 冷風用開口 12 放熱用開口 20 冷却部材 21 蓄冷剤 22 収納部材 23 穿設孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱交換サイクルと送風機とをケーシング内
    に備えるとともに、ケーシングには、その熱交換サイク
    ルにおける凝縮器等の発熱器に連なる部分に開口された
    放熱用開口と、蒸発器等の冷気発生器に連なる部分に開
    口された冷風用開口とを備え、送風機によって、凝縮器
    等の発熱器から発生した熱を放熱用開口からケーシング
    外に放出するとともに、冷風を冷風用開口からケーシン
    グ外に送り出し、室内に移動可能に設置して使用できる
    ようにした冷風機において、 この冷風機に、凝縮器等の発熱器より発生した熱を冷却
    する冷却手段が備えられ、この冷却手段が、蓄冷剤を有
    する冷却部材を備え、 この冷却部材が、凝縮器等の発熱器より放熱用開口側に
    配設されてなるものであることを特徴とする冷風機。
JP1991095757U 1991-10-25 1991-10-25 冷風機 Expired - Lifetime JPH0742024Y2 (ja)

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JPH0540731U JPH0540731U (ja) 1993-06-01
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