JPH0663413U - クーリングユニットのエアシール構造 - Google Patents
クーリングユニットのエアシール構造Info
- Publication number
- JPH0663413U JPH0663413U JP1096393U JP1096393U JPH0663413U JP H0663413 U JPH0663413 U JP H0663413U JP 1096393 U JP1096393 U JP 1096393U JP 1096393 U JP1096393 U JP 1096393U JP H0663413 U JPH0663413 U JP H0663413U
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- JP
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- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製作工数の減少、製造コストの抑制を図りつ
つ、ライニング材11の切欠部15と、エバポレータ3
の出入口部6,6との隙間を閉塞し、エバポレータ3の
下部から回り込む空気によるエアバイパスを抑える。 【構成】 ライニング材11の切欠部15の周縁より出
入口部6,6の突設方向に延出し、該出入口部6,6に
設けられているパイプ4,5との接合部位又はその近傍
で全周に亘って膨出する凸部(溶接ビード7)と密接す
るシール部20が設けられている。
つ、ライニング材11の切欠部15と、エバポレータ3
の出入口部6,6との隙間を閉塞し、エバポレータ3の
下部から回り込む空気によるエアバイパスを抑える。 【構成】 ライニング材11の切欠部15の周縁より出
入口部6,6の突設方向に延出し、該出入口部6,6に
設けられているパイプ4,5との接合部位又はその近傍
で全周に亘って膨出する凸部(溶接ビード7)と密接す
るシール部20が設けられている。
Description
【0001】
この考案は、空調装置の一部を構成するクーリングユニットにおいて、そのケ ース内に収納されるエバポレータの出入口部におけるエアバイパスを防止するた めのクーリングユニットのエアシール構造に関する。
【0002】
空調装置の一部を構成するクーリングユニット1は、図7及び図8で示す様に 、そのケース2の内壁において、エバポレータ3との当接面を、例えば発泡スチ ロール等により形成されたライニング材11が、前記エバポレータ3を囲むよう にして添着され、エバポレータ3とケース2との断熱、及びエバポレータ3の固 定を行っている。
【0003】 そして、従来のライニング材11には、エバポレータ3の出入口部6において 、パイプ4を連結可能にするため、半円弧状の切欠部15が設けられている。
【0004】
しかしながら、上記の従来におけるライニングの切欠部は、エバポレータの出 入口部より径を幾分大きくして出入口部との間にクリアランスを持たせるように 形成されるのが通常であり、従って、ライニングの切欠部と出入口部との隙間か ら、エバポレータの下側より回り込む空気にて、エアバイパスが起こり、充分に 空気の冷却を図れず、クーリングユニットの機能を損なうという問題点があった 。
【0005】 また、かかるエアバイパスを防止するため、現在は、エバポレータの出入口部 の部分において、ウレタン等によるシール材を貼着しているが、製作工数が増加 し、製造コストが高まるという問題もある。
【0006】 そこで、この考案は、上記問題点に鑑み、製作工数、製造コストを抑制しつつ 、ライニングの切欠部からのエアバイパスを防止可能な、クーリングユニットの エアシール構造を提供することを目的とする。
【0007】
上記目的を達成するために、この考案に係るクーリングユニットのエアシール 構造は、エバポレータと該エバポレータを収納するケースとの間にライニング材 を配し、前記ラインング材は、エバポレータの下部に突設された出入口部に沿っ て切欠かれ、その切欠き周縁より前記出入口部の突設方向に延出し、該出入口部 に設けられるパイプとの接続部位又はその近傍で全周に亘って膨出する凸部と密 接するシール部を備えた構造となっているものである。
【0008】
従って、凸部とライニング材から延設されたシール部の内壁とを密接すること により、ライニング材の切欠き部分と出入口部との間にクリアランスが持たせて あっても、エバポレータの下側を回り込む空気の漏れをなくし、エアバイパスを 抑えることができる。また、前記シール部は、ライニングと一体成形されるもの であるため、他の部品を必要とせず、製作工数を減少できる。
【0009】
以下、この考案の実施例を図面により説明する。
【0010】 図1乃至図4において示されるこの考案に係るクーリングユニット1は、少な くとも図示しないヒータコアとその前方に設けられたエアミックスドアとにより 成るヒータユニットと、少なくとも図示しないシロッコファンにより成るブロワ ユニットとの間に配されるものである。そして、該クーリングユニット1は、こ れまた図示しないコンデンサ、コンプレッサ、及び膨張弁等と共に冷凍サイクル を構成するエバポレータ3と、該エバポレータ3を収納するケース2とにより成 っている。
【0011】 このうち、エバポレータ3は、その内部を通過する空気を冷却するためのもの で、下部にタンク8,中央に図示しない冷媒通路を有する、2枚のプレートを向 かい合わせて接合してなるチューブエレメント9とで構成し、そしてこのチュー ブエレメント9とコルゲート状のフィン10とを交互に積層し、ろう付けするこ とにより製造されるものである。
【0012】 このエバポレータ3下部のタンク8には、出入口部6,6が突設され、この出 入口部6,6に、スペーサ12がろう付けにより先着けされ、その後冷媒を供給 するためのパイプ4と、熱交換後の冷媒を排出するためのパイプ5が、各々スペ ーサ12に嵌挿することにより連結する様になっており、更に前記パイプ4,5 とスペーサ12が溶接される。その際、かかるパイプ4,5とスペーサ12との 連結部分において形成される溶接ビード7は、前記パイプ4,5よりもやや大き い直径をなすものである。
【0013】 一方、上記エバポレータ3を収納するケース2は、エバポレータ3の外側を覆 う様に内部が空洞の略直方体状に形成されると共に、エバポレータ3を設置する 際の位置決めのために、その下面において突起片16を設けており、更にはその 下面中、略中央において図示しないがドレン水の排出口を有している。
【0014】 そして、前記ケース2とエバポレータ3との間に、例えば発泡スチロールから 形成されたライニング材11が、前記エバポレータ3の通風部を除いて周囲に添 着されている。かかるライニング材11は、エバポレータ3の出入口部6,6と 干渉しない様に、出入口部6,6に沿って半円弧状の切欠部15を有している。 尚、上述したケース2の突起辺16も、同様に半円弧状の切欠部17を有してい る。
【0015】 上記切欠部15の周縁からは、図2及び図3に示される様に、出入口部6,6 の突設方向にライニング11と一体に延設するシール部20が形成され、このシ ール部20によって、出入口部6,6、スペーサ12及びパイプ4,5との溶接 ビード7が覆われている。
【0016】 かかるシール部20は、その内径が全て同一であっても良いが、前記溶接ビー ド7の外径よりは若干細くなっている必要があると共に、その上端には開口部を 有する、U字形状をなしていおり、開口部において両端から溶接ビード7を挟持 する様に肉厚に形成され、その内壁が溶接ビード7と密接されている。
【0017】 このため、前記シール部20は、エバポレータ3の出入口部6,6の箇所にお いては、その内壁と必ずしも当接しておらず隙間を有するが、溶接ビード7の箇 所においては多少の凹凸を吸収して密接しているため、空気が漏れ難くなるもの である。
【0018】 尚、シール部20は、図5に示す様に、例えばエバポレータ3のスペーサ12 を覆う箇所において、スリット21を有する形状となっていても良く、これによ りシール部20の弾力性を増して、シール部20の内壁と溶接ビード7との密接 性を高めることができるものである。
【0019】 以上の構成により、エバポレータ3の下側を回り込んだ冷却されない空気は、 そのクーリングユニット1の下流側において、シール部20によって流通が遮ら れる。このため、エアバイパスが抑えられることから、クーリングユニット1の 機能を確保することができることとなる。
【0020】
以上のように、この考案によれば、エバポレータの出入口部に対応するライニ ングの切欠き部分において、ライニングと一体に延設するシール部を形成し、か かるシール部の内壁と凸部とを密接することにより、前記ライニング材の切欠き 部分と出入口部との間にクリアランスが持たせてあっても、エアバイパスを抑え ることができる。
【0021】 また、シール部は、ライニング材と一体成形されたものであるため、別途部品 を必要としないため、製作工数の減少,製造コストの抑制を図ることができる。
【図1】この考案に係るクーリングユニットの、突起片
を除きケースを取り除いた状態を示す構成図である。
を除きケースを取り除いた状態を示す構成図である。
【図2】同上のシール部等の要部を拡大した斜視図であ
る。
る。
【図3】同上のシール部等の要部を拡大した正面図であ
る。
る。
【図4】同上の図4のA−A線断面図である。
【図5】同上のシール部等の他の実施例の要部を拡大し
た斜視面図である。
た斜視面図である。
【図6】同上のシール部等の他の実施例の要部を拡大し
た縦断面図である。
た縦断面図である。
【図7】従来の実施例の要部を拡大した斜視図である。
【図8】従来の実施例の要部を拡大した縦断面図であ
る。
る。
1 クーリングユニット 2 ケース 3 エバポレータ 4 パイプ 5 パイプ 6 出入口部 7 溶接ビード 12 スペーサ 15 切欠部 20 シール部
Claims (1)
- 【請求項1】 エバポレータと該エバポレータを収納す
るケースとの間にライニング材を配し、前記ラインング
材は、エバポレータの下部に突設された出入口部に沿っ
て切欠かれ、その切欠き周縁より前記出入口部の突設方
向に延出し、該出入口部に設けられるパイプとの接続部
位又はその近傍で全周に亘って膨出する凸部と密接する
シール部を備えていることを特徴とするクーリングユニ
ットのエアシール構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1096393U JP2554911Y2 (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | クーリングユニットのエアシール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1096393U JP2554911Y2 (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | クーリングユニットのエアシール構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0663413U true JPH0663413U (ja) | 1994-09-09 |
JP2554911Y2 JP2554911Y2 (ja) | 1997-11-19 |
Family
ID=11764834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1096393U Expired - Lifetime JP2554911Y2 (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | クーリングユニットのエアシール構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2554911Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100647087B1 (ko) * | 2005-11-07 | 2006-11-23 | 주식회사 코스모쎌 | 자동차 에어컨디셔너용 이베퍼레이터 코어 보호커버 |
-
1993
- 1993-02-18 JP JP1096393U patent/JP2554911Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100647087B1 (ko) * | 2005-11-07 | 2006-11-23 | 주식회사 코스모쎌 | 자동차 에어컨디셔너용 이베퍼레이터 코어 보호커버 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2554911Y2 (ja) | 1997-11-19 |
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