JPH0749914B2 - 積層型熱交換器 - Google Patents
積層型熱交換器Info
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- JPH0749914B2 JPH0749914B2 JP2147117A JP14711790A JPH0749914B2 JP H0749914 B2 JPH0749914 B2 JP H0749914B2 JP 2147117 A JP2147117 A JP 2147117A JP 14711790 A JP14711790 A JP 14711790A JP H0749914 B2 JPH0749914 B2 JP H0749914B2
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- plate
- molding
- recess
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D1/00—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators
- F28D1/02—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid
- F28D1/03—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits
- F28D1/0308—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other
- F28D1/0325—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other the plates having lateral openings therein for circulation of the heat-exchange medium from one conduit to another
- F28D1/0333—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other the plates having lateral openings therein for circulation of the heat-exchange medium from one conduit to another the plates having integrated connecting members
- F28D1/0341—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other the plates having lateral openings therein for circulation of the heat-exchange medium from one conduit to another the plates having integrated connecting members with U-flow or serpentine-flow inside the conduits
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F17/00—Removing ice or water from heat-exchange apparatus
- F28F17/005—Means for draining condensates from heat exchangers, e.g. from evaporators
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F3/00—Plate-like or laminated elements; Assemblies of plate-like or laminated elements
- F28F3/02—Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations
- F28F3/04—Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations the means being integral with the element
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、自動車用空気調和装置のエバポレータ等に用
いられる積層型熱交換器に関する。
いられる積層型熱交換器に関する。
（従来技術） 従来の積層型熱交換器としては、２枚の平板状成形プレ
ートを、その外周縁の折返し同士を接合して形成され且
つ片側にタンク部を有するチューブエレメントとコルゲ
ートフィンとが交互に多数積層されると共に、両側端の
各成形プレートにエンドプレートが接合されて成るもの
が知られている（例えば特開昭63−153397号公報）。
ートを、その外周縁の折返し同士を接合して形成され且
つ片側にタンク部を有するチューブエレメントとコルゲ
ートフィンとが交互に多数積層されると共に、両側端の
各成形プレートにエンドプレートが接合されて成るもの
が知られている（例えば特開昭63−153397号公報）。
かかる積層型熱交換器は、片側にタンク部を有するもの
で、その積層方向両側端のエンドプレートと成形プレー
トとの反タンク部側における接合構造は第10図に示すよ
うになっている。即ち、両側端の各成形プレート100の
折返し部101の内側には冷媒流路形成凹部102が形成され
ており、該冷媒流路形成凹部102に一列に並んだ突部
（ビード部）103が多数列形成されている。一方、両側
端の各成形プレート100に接合される各エンドプレート1
10は、冷媒流路形成凹部102の外側面102aに少なくとも
２ケ所で当接する接合部111と、各成形プレート100との
間にコルゲートフィン120を収納する膨出部112とを有す
るように折曲形成されている。そして、エンドプレート
110の接合部111が前記外側面102aにろう付により接合さ
れている。
で、その積層方向両側端のエンドプレートと成形プレー
トとの反タンク部側における接合構造は第10図に示すよ
うになっている。即ち、両側端の各成形プレート100の
折返し部101の内側には冷媒流路形成凹部102が形成され
ており、該冷媒流路形成凹部102に一列に並んだ突部
（ビード部）103が多数列形成されている。一方、両側
端の各成形プレート100に接合される各エンドプレート1
10は、冷媒流路形成凹部102の外側面102aに少なくとも
２ケ所で当接する接合部111と、各成形プレート100との
間にコルゲートフィン120を収納する膨出部112とを有す
るように折曲形成されている。そして、エンドプレート
110の接合部111が前記外側面102aにろう付により接合さ
れている。
（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記従来技術では、エンドプレート110
の接合部111が成形プレート100の前記凹部112の外側面1
02aに少なくとも２ケ所で当接してろう付されているの
で、エンドプレート110と成形プレート100の接合部に密
閉空間130が形成される。一方、エンドプレート110と成
形プレート100は、前記接合部111と前記外側面102aとを
ろう付けにより接合した平面同士の接合であるので、そ
のろう付面に通常ピンホール状等の間隙が生じ易い。
の接合部111が成形プレート100の前記凹部112の外側面1
02aに少なくとも２ケ所で当接してろう付されているの
で、エンドプレート110と成形プレート100の接合部に密
閉空間130が形成される。一方、エンドプレート110と成
形プレート100は、前記接合部111と前記外側面102aとを
ろう付けにより接合した平面同士の接合であるので、そ
のろう付面に通常ピンホール状等の間隙が生じ易い。
従って、例えばチューブエレメントの冷媒流路に冷媒が
送られて前記密閉空間130周辺の外気が冷却されると、
外気中の水分が凝縮し、その凝縮水が上記ピンホール状
の間隙を介して密閉空間130内部に浸入し、温度が更に
下がると該空間130内部で凍結して膨張する。この凝縮
水の凍結膨張により密閉空間130周囲のろう付面がはが
れてしまうという問題点があった。
送られて前記密閉空間130周辺の外気が冷却されると、
外気中の水分が凝縮し、その凝縮水が上記ピンホール状
の間隙を介して密閉空間130内部に浸入し、温度が更に
下がると該空間130内部で凍結して膨張する。この凝縮
水の凍結膨張により密閉空間130周囲のろう付面がはが
れてしまうという問題点があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、
凝縮水の凍結膨張によるろう付面のはがれを防止するこ
とができる積層型熱交換器を提供することを目的とす
る。
凝縮水の凍結膨張によるろう付面のはがれを防止するこ
とができる積層型熱交換器を提供することを目的とす
る。
（課題を解決するための手段） 上記課題を解決するために本発明（請求項１）に係る積
層型熱交換器は、２枚の平板状成形プレートを、その外
周縁の折返し部同士を接合して形成され且つ片側にタン
ク部を有するチューブエレメントとコルゲートフィンと
が交互に多数積層されると共に、両側端の各成形プレー
トにエンドプレートが接合されて成り、前記各成形プレ
ートの前記折返し部内側の冷媒流路形成凹部には、反タ
ンク部側端部からタンク部側端部に向かい、間隔を置い
て一列に並んだ突部が多数列形成されている積層型熱交
換器において、前記各エンドプレートは、前記両側端の
各成形プレートの、反タンク部側端部の折返し部と該折
返し部に最も近い列の前記突部との間の反タンク部側冷
媒流路形成凹部の外側面に当接する接合部と、該各成形
プレートとの間にコルゲートフィンを収納する膨出部と
を有するように折曲形成されており、該各エンドプレー
トの前記接合部が前記反タンク部側冷媒流路形成凹部の
外側面にろう付されている。
層型熱交換器は、２枚の平板状成形プレートを、その外
周縁の折返し部同士を接合して形成され且つ片側にタン
ク部を有するチューブエレメントとコルゲートフィンと
が交互に多数積層されると共に、両側端の各成形プレー
トにエンドプレートが接合されて成り、前記各成形プレ
ートの前記折返し部内側の冷媒流路形成凹部には、反タ
ンク部側端部からタンク部側端部に向かい、間隔を置い
て一列に並んだ突部が多数列形成されている積層型熱交
換器において、前記各エンドプレートは、前記両側端の
各成形プレートの、反タンク部側端部の折返し部と該折
返し部に最も近い列の前記突部との間の反タンク部側冷
媒流路形成凹部の外側面に当接する接合部と、該各成形
プレートとの間にコルゲートフィンを収納する膨出部と
を有するように折曲形成されており、該各エンドプレー
トの前記接合部が前記反タンク部側冷媒流路形成凹部の
外側面にろう付されている。
また、上記課題を解決するために本発明（請求項２）に
係る積層型熱交換器は、２枚の平板状成形プレートを、
その外周縁の折返し部同士を接合して形成され且つ片側
にタンク部を有するチューブエレメントとコルゲートフ
ィンとが交互に多数積層されると共に、両側端の各成形
プレートにエンドプレートが接合されて成り、前記各成
形プレートの前記折返し部内側の冷媒流路形成凹部に
は、反タンク部側端部からタンク部側端部に向かい、間
隔を置いて一列に並んだ突部が多数列形成されている積
層型熱交換器において、前記各エンドプレートは、前記
両側端の各成形プレートの、反タンク部側にある少なく
とも一つの列の突部の外側にできた窪み部を跨ぐように
前記冷媒流路形成凹部の外側面に当接し且つ前記窪み部
に対向する位置に通孔を有する接合部と、該各成形プレ
ートとの間にコルゲートフィンを収納する膨出部とを有
するように折曲形成されており、該各エンドプレートの
前記接合部が前記冷媒流路形成凹部の外側面にろう付け
されている。
係る積層型熱交換器は、２枚の平板状成形プレートを、
その外周縁の折返し部同士を接合して形成され且つ片側
にタンク部を有するチューブエレメントとコルゲートフ
ィンとが交互に多数積層されると共に、両側端の各成形
プレートにエンドプレートが接合されて成り、前記各成
形プレートの前記折返し部内側の冷媒流路形成凹部に
は、反タンク部側端部からタンク部側端部に向かい、間
隔を置いて一列に並んだ突部が多数列形成されている積
層型熱交換器において、前記各エンドプレートは、前記
両側端の各成形プレートの、反タンク部側にある少なく
とも一つの列の突部の外側にできた窪み部を跨ぐように
前記冷媒流路形成凹部の外側面に当接し且つ前記窪み部
に対向する位置に通孔を有する接合部と、該各成形プレ
ートとの間にコルゲートフィンを収納する膨出部とを有
するように折曲形成されており、該各エンドプレートの
前記接合部が前記冷媒流路形成凹部の外側面にろう付け
されている。
さらに、上記課題を解決するために本発明（請求項３）
に係る積層型熱交換器は、２枚の平板状成形プレート
を、その外周縁の折返し部同士を接合して形成され且つ
片側にタンク部を有するチューブエレメントとコルゲー
トフィンとが交互に多数積層されると共に、両側端の各
成形プレートにエンドプレートが接合されて成り、前記
各成形プレートの前記折返し部内側の冷媒流路形成凹部
には、反タンク部側端部からタンク部側端部に向かい、
間隔を置いて一列に並んだ突部が多数列形成されている
積層型熱交換器において、前記各エンドプレートは、前
記両側端の各成形プレートの反タンク部側で前記冷媒流
路形成凹部の外側面に当接する突状接合部分を有する接
合部と、該各成形プレートとの間にコルゲートフィンを
収納する膨出部とを有するように折曲形成されており、
前記突状接合部分が前記冷媒流路形成凹部の外側面にろ
う付されている。
に係る積層型熱交換器は、２枚の平板状成形プレート
を、その外周縁の折返し部同士を接合して形成され且つ
片側にタンク部を有するチューブエレメントとコルゲー
トフィンとが交互に多数積層されると共に、両側端の各
成形プレートにエンドプレートが接合されて成り、前記
各成形プレートの前記折返し部内側の冷媒流路形成凹部
には、反タンク部側端部からタンク部側端部に向かい、
間隔を置いて一列に並んだ突部が多数列形成されている
積層型熱交換器において、前記各エンドプレートは、前
記両側端の各成形プレートの反タンク部側で前記冷媒流
路形成凹部の外側面に当接する突状接合部分を有する接
合部と、該各成形プレートとの間にコルゲートフィンを
収納する膨出部とを有するように折曲形成されており、
前記突状接合部分が前記冷媒流路形成凹部の外側面にろ
う付されている。
（作用） 本発明（請求項１）によれば、エンドプレートの接合部
は、成形プレートの反タンク部側端部の折返し部と該折
返し部に最も近い列の突部との間の反タンク部側冷媒流
路形成凹部の外側面にろう付により接合されるので、エ
ンドプレートの接合部は前記折返し部に最も近い列の突
部の外側にできる窪み部を避けて接合され、エンドプレ
ートと成形プレートの接合部に密閉空間は形成されな
い。従って、前記ろう付面にピンホール状の間隙がで
き、この間隙を介して凝縮水が浸入したとしても、この
凝縮水は、エンドプレートの膨出部と成形プレートとの
間に形成されてコルゲートフィンを収納する熱交換用空
気の通路内をタンク部側に滴下して外部に排水される。
は、成形プレートの反タンク部側端部の折返し部と該折
返し部に最も近い列の突部との間の反タンク部側冷媒流
路形成凹部の外側面にろう付により接合されるので、エ
ンドプレートの接合部は前記折返し部に最も近い列の突
部の外側にできる窪み部を避けて接合され、エンドプレ
ートと成形プレートの接合部に密閉空間は形成されな
い。従って、前記ろう付面にピンホール状の間隙がで
き、この間隙を介して凝縮水が浸入したとしても、この
凝縮水は、エンドプレートの膨出部と成形プレートとの
間に形成されてコルゲートフィンを収納する熱交換用空
気の通路内をタンク部側に滴下して外部に排水される。
本発明（請求項２）によれば、エンドプレートの接合部
は、成形プレートの反タンク部側にある少なくとも一つ
の列の突部の外側にできた窪み部を跨ぐように冷媒流路
形成凹部の外側面にろう付されると共に、窪み部に対向
する位置に通孔を有するので、エンドプレートと成形プ
レートの接合部に密閉空間は形成されない。従って、前
記ろう付面にピンホール状の間隙ができ、この間隙を介
して前記窪み部に凝縮水が浸入したとしても、この凝縮
水は窪み部に対向する位置にあるエンドプレートの接合
部の通孔を介して外部に排水される。
は、成形プレートの反タンク部側にある少なくとも一つ
の列の突部の外側にできた窪み部を跨ぐように冷媒流路
形成凹部の外側面にろう付されると共に、窪み部に対向
する位置に通孔を有するので、エンドプレートと成形プ
レートの接合部に密閉空間は形成されない。従って、前
記ろう付面にピンホール状の間隙ができ、この間隙を介
して前記窪み部に凝縮水が浸入したとしても、この凝縮
水は窪み部に対向する位置にあるエンドプレートの接合
部の通孔を介して外部に排水される。
さらに、本発明（請求項３）によれば、エンドプレート
の接合部に形成された突状接合部分が、成形プレートの
冷媒流路形成凹部の外側面にろう付されるので、エンド
プレートの突状接合部分を除く接合部は、成形プレート
の冷媒流路形成凹部の外側面とは密着せず、この外側面
から離れており、エンドプレートと成形プレートの接合
部には、密閉空間は形成されない。従って、凝縮水が前
記接合部と前記外側面との間にできた間隙を介して浸入
したとしても、この凝縮水は、そのまま前記熱交換用空
気の通路内をタンク部側に滴下して外部に排水される。
の接合部に形成された突状接合部分が、成形プレートの
冷媒流路形成凹部の外側面にろう付されるので、エンド
プレートの突状接合部分を除く接合部は、成形プレート
の冷媒流路形成凹部の外側面とは密着せず、この外側面
から離れており、エンドプレートと成形プレートの接合
部には、密閉空間は形成されない。従って、凝縮水が前
記接合部と前記外側面との間にできた間隙を介して浸入
したとしても、この凝縮水は、そのまま前記熱交換用空
気の通路内をタンク部側に滴下して外部に排水される。
（実施例） 以下、本発明の各実施例を図面に基づいて説明する。
第１図は本発明の第１実施例に係る積層型熱交換器の正
面図である。図中１は、積層型熱交換器で、ケース２内
に収納されている。
面図である。図中１は、積層型熱交換器で、ケース２内
に収納されている。
該熱交換器１は、チューブエレメント３とコルゲートフ
ィン４とを交互に複数段（例えば16段）積層すると共
に、両側端のチューブエレメント3Aにエンドプレート５
を夫々接合して構成されている。
ィン４とを交互に複数段（例えば16段）積層すると共
に、両側端のチューブエレメント3Aにエンドプレート５
を夫々接合して構成されている。
チューブエレメント３は、縦長平板状の成形プレート3a
を２枚ずつ互いに対向させた状態で接合したもので、該
２枚の成形プレート3a,3aの接合により、不図示の冷媒
流路、第１タンク（熱交換用空気の流れの方向上流側の
タンク）7a及び第２タンク（熱交換用空気の流れの方向
下流側のタンク）7bが夫々形成される。上記冷媒流路は
仕切部（図示せず、後述する両側端の成形プレート3bの
仕切部24と同一形状）によりＵ字形状に形成されてお
り、冷媒が第１タンク7aから第２タンク7bに、またはそ
の逆に流れる。各チューブエレメント３の第１タンク7a
群により第１タンク部71が、第２タンク7b群により第２
タンク部72が夫々構成され、該第１及び第２タンク部
71,72によりタンク部７が構成される。上記第１タンク
部71は中央部を除いて、一方、第２タンク部72は全域に
亘って連通孔（図示せず）により夫々連通されている。
を２枚ずつ互いに対向させた状態で接合したもので、該
２枚の成形プレート3a,3aの接合により、不図示の冷媒
流路、第１タンク（熱交換用空気の流れの方向上流側の
タンク）7a及び第２タンク（熱交換用空気の流れの方向
下流側のタンク）7bが夫々形成される。上記冷媒流路は
仕切部（図示せず、後述する両側端の成形プレート3bの
仕切部24と同一形状）によりＵ字形状に形成されてお
り、冷媒が第１タンク7aから第２タンク7bに、またはそ
の逆に流れる。各チューブエレメント３の第１タンク7a
群により第１タンク部71が、第２タンク7b群により第２
タンク部72が夫々構成され、該第１及び第２タンク部
71,72によりタンク部７が構成される。上記第１タンク
部71は中央部を除いて、一方、第２タンク部72は全域に
亘って連通孔（図示せず）により夫々連通されている。
更に、入口側タンク部71の中央より左側の箇所に冷媒入
口管８が、その中央より右側の箇所に冷媒出口管９が夫
々接続されている。
口管８が、その中央より右側の箇所に冷媒出口管９が夫
々接続されている。
各エンドプレート５は反タンク部側及びタンク部側接合
部5a,5b並びにコルゲートフィン４を収納する膨出部5c
を有するように折曲形成され、各接合部5a,5bは両側端
の成形プレート3bにろう付されている。反タンク部側接
合部5aとエンドプレート3bとのろう付接合についての詳
細は後述する。
部5a,5b並びにコルゲートフィン４を収納する膨出部5c
を有するように折曲形成され、各接合部5a,5bは両側端
の成形プレート3bにろう付されている。反タンク部側接
合部5aとエンドプレート3bとのろう付接合についての詳
細は後述する。
上記構成の積層型熱交換器１において、冷媒は入口管８
から第１タンク部71の左側半分内に流入し、このタンク
部71から左側半分の各チューブエレメント３の冷媒流路
を経て第２タンク部72の左側半分内に入る。第２タンク
部72は全域に亘って連通されているので、第２タンク部
72の左側半分内に入った冷媒は第２タンク部72の右側半
分内に流れ込み、さらにこのタンク部72から右側半分の
各チューブエレメント３の冷媒流路を経て第１タンク部
71の右側半分内に流入し、出口管９から流出する。
から第１タンク部71の左側半分内に流入し、このタンク
部71から左側半分の各チューブエレメント３の冷媒流路
を経て第２タンク部72の左側半分内に入る。第２タンク
部72は全域に亘って連通されているので、第２タンク部
72の左側半分内に入った冷媒は第２タンク部72の右側半
分内に流れ込み、さらにこのタンク部72から右側半分の
各チューブエレメント３の冷媒流路を経て第１タンク部
71の右側半分内に流入し、出口管９から流出する。
上記両側端の各成形プレート3bは、第２図及び第３図に
示すような形状のプレートで、外周縁に折返し部21が、
また該折返し部21の内側にチューブエレメント３の冷媒
流路（図示せず）を成す流路形成凹部22が、夫々形成さ
れている。両側端の各成形プレート3bの下端には、前記
第１タンク部71の両側端を成す通孔23a,及び前記第２タ
ンク部72の両側端を成す通孔23bが夫々穿設されてい
る。該両通孔23a,23bの間から仕切部24が上方へ途中ま
で延びている。尚、通孔23a,23bに各エンドプレート５
のタンク部側接合部5bに設けられた突出部（図示せず）
が嵌合されて、第１及び第２タンク部71,72の各両側端
が夫々閉塞されるようになっている。
示すような形状のプレートで、外周縁に折返し部21が、
また該折返し部21の内側にチューブエレメント３の冷媒
流路（図示せず）を成す流路形成凹部22が、夫々形成さ
れている。両側端の各成形プレート3bの下端には、前記
第１タンク部71の両側端を成す通孔23a,及び前記第２タ
ンク部72の両側端を成す通孔23bが夫々穿設されてい
る。該両通孔23a,23bの間から仕切部24が上方へ途中ま
で延びている。尚、通孔23a,23bに各エンドプレート５
のタンク部側接合部5bに設けられた突出部（図示せず）
が嵌合されて、第１及び第２タンク部71,72の各両側端
が夫々閉塞されるようになっている。
更に、流路形成凹部22には、成形プレート3bの反タンク
部側端部3b1からタンク部側端部3b2に向かい、間隔を置
いて一列に並んだ突部25が多数列形成されている。
部側端部3b1からタンク部側端部3b2に向かい、間隔を置
いて一列に並んだ突部25が多数列形成されている。
一方、各エンドプレート５は、第４図及び第５図に示す
ように、反タンク部側接合部5aが、成形プレート3bの反
タンク部側端部3b1の折返し部21aと該折返し部21aに最
も近い列の突部25aとの間の反タンク部側流路形成凹部2
2aの外側面に当接するように形成され、該接合部5aは前
記流路形成凹部22aの外側面にろう付けにより接合され
る。
ように、反タンク部側接合部5aが、成形プレート3bの反
タンク部側端部3b1の折返し部21aと該折返し部21aに最
も近い列の突部25aとの間の反タンク部側流路形成凹部2
2aの外側面に当接するように形成され、該接合部5aは前
記流路形成凹部22aの外側面にろう付けにより接合され
る。
このため、本実施例によれば、エンドプレート５の接合
部5aは折返し部21aに最も近い列の突部25aの外側にでき
る窪み部25a′を避けて接合され、エンドプレート５と
成形プレート3bの接合部に密閉空間は形成されない。従
って、接合部5aと流路形成凹部22aの外側面とのろう付
け面にピンホール状の間隙ができ、この間隙を介して凝
縮水が浸入しても、該凝縮水はエンドプレート５の膨出
部5cと成形プレート3bとの間に形成されてフィン４を収
納する熱交換用空気の通路10内をタンク部側に滴下して
外部に排水される。その結果、凝縮水の凍結膨張による
前記ろう付け面のはがれは生じない。
部5aは折返し部21aに最も近い列の突部25aの外側にでき
る窪み部25a′を避けて接合され、エンドプレート５と
成形プレート3bの接合部に密閉空間は形成されない。従
って、接合部5aと流路形成凹部22aの外側面とのろう付
け面にピンホール状の間隙ができ、この間隙を介して凝
縮水が浸入しても、該凝縮水はエンドプレート５の膨出
部5cと成形プレート3bとの間に形成されてフィン４を収
納する熱交換用空気の通路10内をタンク部側に滴下して
外部に排水される。その結果、凝縮水の凍結膨張による
前記ろう付け面のはがれは生じない。
更に、エンドプレート５の接合部5aがろう付される成形
プレート３の反タンク部側流路形成凹部22aの外側面
は、この外側面に連続して折返し部21aが形成されてい
るため、強度が高く且つ平面度の精度も高い。このた
め、ろう付けが確実に行われてろう付性が向上しろう付
不良が低減する。
プレート３の反タンク部側流路形成凹部22aの外側面
は、この外側面に連続して折返し部21aが形成されてい
るため、強度が高く且つ平面度の精度も高い。このた
め、ろう付けが確実に行われてろう付性が向上しろう付
不良が低減する。
次に、第６図及び第７図に基づいて本発明の第２実施例
を説明する。
を説明する。
この実施例では、第６図及び第７図に示すように、各エ
ンドプレート５は、各成形プレート3bの反タンク部側に
ある少なくとも一つの列の突部25bの外側にできた窪み
部25b′を跨ぐように冷媒流路形成凹部22bの外側面に当
接し且つ前記窪み部25b′に対向する位置に通孔5dを有
する反タンク部側接合部5aと前記膨出部5cとを有するよ
うに折曲形成されている。そして、前記接合部5aが流路
形成凹部22bの外側面にろう付により接合されている。
ンドプレート５は、各成形プレート3bの反タンク部側に
ある少なくとも一つの列の突部25bの外側にできた窪み
部25b′を跨ぐように冷媒流路形成凹部22bの外側面に当
接し且つ前記窪み部25b′に対向する位置に通孔5dを有
する反タンク部側接合部5aと前記膨出部5cとを有するよ
うに折曲形成されている。そして、前記接合部5aが流路
形成凹部22bの外側面にろう付により接合されている。
この第２実施例によれば、エンドプレート５と成形プレ
ート３の接合部に密閉空間は形成されないので、凝縮水
がろう付面の前記ピンホール状の間隙を介して窪み部25
b′に侵入したとしても、この凝縮水は窪み部25b′に対
向する位置にある接合部5aの通孔5dを介して外部に排水
される。従って、この第２実施例においても、凝縮水の
凍結膨張によるろう付面のはがれは生じない。
ート３の接合部に密閉空間は形成されないので、凝縮水
がろう付面の前記ピンホール状の間隙を介して窪み部25
b′に侵入したとしても、この凝縮水は窪み部25b′に対
向する位置にある接合部5aの通孔5dを介して外部に排水
される。従って、この第２実施例においても、凝縮水の
凍結膨張によるろう付面のはがれは生じない。
更に、この第２実施例では、接合部5aを上記第１実施例
より縦長にとることができ、これによってコルゲートフ
ィン４を収納する膨出部5cをより下方に下げることがで
きるため、熱交換器１を収納するケース２の角部2aを、
より熱交換器１の角部形状に合うように形成することが
できる。このため、ケース２をコンパクト化することが
できる。
より縦長にとることができ、これによってコルゲートフ
ィン４を収納する膨出部5cをより下方に下げることがで
きるため、熱交換器１を収納するケース２の角部2aを、
より熱交換器１の角部形状に合うように形成することが
できる。このため、ケース２をコンパクト化することが
できる。
次に、第８図及び第９図に基づいて本発明の第３実施例
を説明する。
を説明する。
この実施例は、第８図及び第９図に示すように、エンド
プレート５の反タンク部側接合部5aに、成形プレート3b
の前記流路形成凹部22bの外側面に当接する突状接合部
分5eを形成し、該突状接合部分5eを流路形成凹部22bの
外側面にろう付けにより接合したものである。
プレート５の反タンク部側接合部5aに、成形プレート3b
の前記流路形成凹部22bの外側面に当接する突状接合部
分5eを形成し、該突状接合部分5eを流路形成凹部22bの
外側面にろう付けにより接合したものである。
このため、エンドプレート５の突状接合部分5eを除く接
合部5aは、成形プレート3bの流路形成凹部22bの外側面
とは密着せず、この外側面から離れている。このため、
エンドプレート５と成形プレート3bとの間には密閉空間
は形成されず、凝縮水が前記接合部5aと前記外側面との
間にできた間隙を介して侵入したとしても、この凝縮水
はそのまま前記熱交換用空気の通路10内をタンク部側に
滴下して外部に排水される。従って、この第３実施例に
おいても、前記第１、第２実施例と同様に凝縮水の凍結
膨張によるろう付面のはがれは生じない。
合部5aは、成形プレート3bの流路形成凹部22bの外側面
とは密着せず、この外側面から離れている。このため、
エンドプレート５と成形プレート3bとの間には密閉空間
は形成されず、凝縮水が前記接合部5aと前記外側面との
間にできた間隙を介して侵入したとしても、この凝縮水
はそのまま前記熱交換用空気の通路10内をタンク部側に
滴下して外部に排水される。従って、この第３実施例に
おいても、前記第１、第２実施例と同様に凝縮水の凍結
膨張によるろう付面のはがれは生じない。
更に、この実施例では突状接合部分5eが流路形成凹部22
bの外側面にろう付されるため、ろう付がすみ肉溶接の
ように効果的に行われて、ろう付性が極めて良い。
bの外側面にろう付されるため、ろう付がすみ肉溶接の
ように効果的に行われて、ろう付性が極めて良い。
（発明の効果） 以上詳述したように、本発明（請求項１）によれば、２
枚の平板状成形プレートを、その外周縁の折返し部同士
を接合して形成され且つ片側にタンク部を有するチュー
ブエレメントとコルゲートフィンとが交互に多数積層さ
れると共に、両側端の各成形プレートにエンドプレート
が接合されて成り、前記各成形プレートの前記折返し部
内側の冷媒流路形成凹部には、反タンク部側端部からタ
ンク部側端部に向かい、間隔を置いて一列に並んだ突部
が多数列形成されている積層型熱交換器において、前記
各エンドプレートは、前記両側端の各成形プレートの、
反タンク部側端部の折返し部と該折返し部に最も近い列
の前記突部との間の反タンク部側冷媒流路形成凹部の外
側面に当接する接合部と、該各成形プレートとの間にコ
ルゲートフィンを収納する膨出部とを有するように折曲
形成されており、該各エンドプレートの前記接合部が前
記反タンク部側冷媒流路形成凹部の外側面にろう付され
ている構成により、エンドプレートの接合部は、成形プ
レートの反タンク部側端部の折返し部と該折返し部に最
も近い列の突部との間の反タンク部側冷媒流路形成凹部
の外側面にろう付により接合されるので、エンドプレー
トの接合部は前記折返し部に最も近い列の突部の外側に
できる窪み部を避けて接合され、エンドプレートと成形
プレートの接合部に密閉空間は形成されない。従って、
前記ろう付面にピンホール状の間隙ができ、この間隙を
介して凝縮水が浸入したとしても、この凝縮水は、エン
ドプレートの膨出部と成形プレートとの間に形成されて
コルゲートフィンを収納する熱交換用空気の通路内をタ
ンク部側に滴下して外部に排水され、その結果、凝縮水
の凍結膨張によるろう付面のはがれは生じない。
枚の平板状成形プレートを、その外周縁の折返し部同士
を接合して形成され且つ片側にタンク部を有するチュー
ブエレメントとコルゲートフィンとが交互に多数積層さ
れると共に、両側端の各成形プレートにエンドプレート
が接合されて成り、前記各成形プレートの前記折返し部
内側の冷媒流路形成凹部には、反タンク部側端部からタ
ンク部側端部に向かい、間隔を置いて一列に並んだ突部
が多数列形成されている積層型熱交換器において、前記
各エンドプレートは、前記両側端の各成形プレートの、
反タンク部側端部の折返し部と該折返し部に最も近い列
の前記突部との間の反タンク部側冷媒流路形成凹部の外
側面に当接する接合部と、該各成形プレートとの間にコ
ルゲートフィンを収納する膨出部とを有するように折曲
形成されており、該各エンドプレートの前記接合部が前
記反タンク部側冷媒流路形成凹部の外側面にろう付され
ている構成により、エンドプレートの接合部は、成形プ
レートの反タンク部側端部の折返し部と該折返し部に最
も近い列の突部との間の反タンク部側冷媒流路形成凹部
の外側面にろう付により接合されるので、エンドプレー
トの接合部は前記折返し部に最も近い列の突部の外側に
できる窪み部を避けて接合され、エンドプレートと成形
プレートの接合部に密閉空間は形成されない。従って、
前記ろう付面にピンホール状の間隙ができ、この間隙を
介して凝縮水が浸入したとしても、この凝縮水は、エン
ドプレートの膨出部と成形プレートとの間に形成されて
コルゲートフィンを収納する熱交換用空気の通路内をタ
ンク部側に滴下して外部に排水され、その結果、凝縮水
の凍結膨張によるろう付面のはがれは生じない。
また、本発明（請求項２）によれば、前記各エンドプレ
ートは、前記両側端の各成形プレートの、反タンク部側
にある少なくとも一つの列の突部の外側にできた窪み部
を跨ぐように前記冷媒流路形成凹部の外側面に当接し且
つ前記窪み部に対向する位置に通孔を有する接合部と、
該各成形プレートとの間にコルゲートフィンを収納する
膨出部とを有するように折曲形成されており、該各エン
ドプレートの前記接合部が前記冷媒流路形成凹部の外側
面にろう付けされている構成により、エンドプレートの
接合部は、成形プレートの反タンク部側にある少なくと
も一つの列の突部の外側にできた窪み部を跨ぐように冷
媒流路形成凹部の外側面にろう付されると共に、窪み部
に対向する位置に通孔を有するので、エンドプレートと
成形プレートの接合部に密閉空間は形成されない。従っ
て、前記ろう付面にピンホール状の間隙ができ、この間
隙を介して前記窪み部に凝縮水が浸入したとしても、こ
の凝縮水は窪み部に対向する位置にあるエンドプレート
の接合部の通孔を介して外部に排水され、その結果、凝
縮水の凍結膨張によるろう付面のはがれは生じない。
ートは、前記両側端の各成形プレートの、反タンク部側
にある少なくとも一つの列の突部の外側にできた窪み部
を跨ぐように前記冷媒流路形成凹部の外側面に当接し且
つ前記窪み部に対向する位置に通孔を有する接合部と、
該各成形プレートとの間にコルゲートフィンを収納する
膨出部とを有するように折曲形成されており、該各エン
ドプレートの前記接合部が前記冷媒流路形成凹部の外側
面にろう付けされている構成により、エンドプレートの
接合部は、成形プレートの反タンク部側にある少なくと
も一つの列の突部の外側にできた窪み部を跨ぐように冷
媒流路形成凹部の外側面にろう付されると共に、窪み部
に対向する位置に通孔を有するので、エンドプレートと
成形プレートの接合部に密閉空間は形成されない。従っ
て、前記ろう付面にピンホール状の間隙ができ、この間
隙を介して前記窪み部に凝縮水が浸入したとしても、こ
の凝縮水は窪み部に対向する位置にあるエンドプレート
の接合部の通孔を介して外部に排水され、その結果、凝
縮水の凍結膨張によるろう付面のはがれは生じない。
さらに、本発明（請求項３）によれば、前記各エンドプ
レートは、前記両側端の各成形プレートの反タンク部側
で前記冷媒流路形成凹部の外側面に当接する突状接合部
分を有する接合部と、該各成形プレートとの間にコルゲ
ートフィンを収納する膨出部とを有するように折曲形成
されており、前記突状接合部分が前記冷媒流路形成凹部
の外側面にろう付されている構成により、エンドプレー
トの接合部に形成された突状接合部分が、成形プレート
の冷媒流路形成凹部の外側面にろう付され、エンドプレ
ートの突状接合部分を除く接合部は、成形プレートの冷
媒流路形成凹部の外側面とは密着せず、この外側面から
離れているので、エンドプレートと成形プレートの接合
部には、密閉空間は形成されない。従って、凝縮水が前
記接合部と前記外側面との間にできた間隙を介して浸入
したとしても、この凝縮水は、そのまま前記熱交換用空
気の通路内をタンク部側に滴下して外部に排水され、そ
の結果、凝縮水の凍結膨張によるろう付面のはがれは生
じない。
レートは、前記両側端の各成形プレートの反タンク部側
で前記冷媒流路形成凹部の外側面に当接する突状接合部
分を有する接合部と、該各成形プレートとの間にコルゲ
ートフィンを収納する膨出部とを有するように折曲形成
されており、前記突状接合部分が前記冷媒流路形成凹部
の外側面にろう付されている構成により、エンドプレー
トの接合部に形成された突状接合部分が、成形プレート
の冷媒流路形成凹部の外側面にろう付され、エンドプレ
ートの突状接合部分を除く接合部は、成形プレートの冷
媒流路形成凹部の外側面とは密着せず、この外側面から
離れているので、エンドプレートと成形プレートの接合
部には、密閉空間は形成されない。従って、凝縮水が前
記接合部と前記外側面との間にできた間隙を介して浸入
したとしても、この凝縮水は、そのまま前記熱交換用空
気の通路内をタンク部側に滴下して外部に排水され、そ
の結果、凝縮水の凍結膨張によるろう付面のはがれは生
じない。
第１図は本発明の第１実施例に係る積層型熱交換器の正
面図、第２図は積層型熱交換器の両側端の成形プレート
の正面図、第３図は第２図のII−II線路断面図、第４図
は第１図のＡ矢視図でエンドプレートと成形プレートと
の反タンク部側端における接合部分を示す図、第５図は
第４図のＶ−Ｖ線部分断面図、第６図は本発明の第２実
施例に係る積層型熱交換器の部分側面図でエンドプレー
トと成形プレートとの反タンク部側端における接合部分
を示す図、第７図は第６図のVII−VII線部分断面図、第
８図は本発明の第３実施例に係る積層型熱交換器の部分
側面図でエンドプレートと成形プレートとの反タンク部
側端における接合部分を示す図、第９図は第８図のIX−
IX線部分断面図、第10図は従来の積層型熱交換器の反タ
ンク部側両側端におけるエンドプレートと成形プレート
との接合部分を示す部分断面図である。 １……積層型熱交換器、３……チューブエレメント、3
a,3b……成形プレート、４……コルゲートフィン、５…
…エンドプレート、７……タンク部、21……成形プレー
トの折返し部、22……成形プレートの流路形成凹部、25
……成形プレートの突部。
面図、第２図は積層型熱交換器の両側端の成形プレート
の正面図、第３図は第２図のII−II線路断面図、第４図
は第１図のＡ矢視図でエンドプレートと成形プレートと
の反タンク部側端における接合部分を示す図、第５図は
第４図のＶ−Ｖ線部分断面図、第６図は本発明の第２実
施例に係る積層型熱交換器の部分側面図でエンドプレー
トと成形プレートとの反タンク部側端における接合部分
を示す図、第７図は第６図のVII−VII線部分断面図、第
８図は本発明の第３実施例に係る積層型熱交換器の部分
側面図でエンドプレートと成形プレートとの反タンク部
側端における接合部分を示す図、第９図は第８図のIX−
IX線部分断面図、第10図は従来の積層型熱交換器の反タ
ンク部側両側端におけるエンドプレートと成形プレート
との接合部分を示す部分断面図である。 １……積層型熱交換器、３……チューブエレメント、3
a,3b……成形プレート、４……コルゲートフィン、５…
…エンドプレート、７……タンク部、21……成形プレー
トの折返し部、22……成形プレートの流路形成凹部、25
……成形プレートの突部。
Claims (3)
- 【請求項１】２枚の平板状成形プレートを、その外周縁
の折返し部同士を接合して形成され且つ片側にタンク部
を有するチューブエレメントとコルゲートフィンとが交
互に多数積層されると共に、両側端の各成形プレートに
エンドプレートが接合されて成り、前記各成形プレート
の前記折返し部内側の冷媒流路形成凹部には、反タンク
部側端部からタンク部側端部に向かい、間隔を置いて一
列に並んだ突部が多数列形成されている積層型熱交換器
において、前記各エンドプレートは、前記両側端の各成
形プレートの、反タンク部側端部の折返し部と該折返し
部に最も近い列の前記突部との間の反タンク部側冷媒流
路形成凹部の外側面に当接する接合部と、該各成形プレ
ートとの間にコルゲートフィンを収納する膨出部とを有
するように折曲形成されており、該各エンドプレートの
前記接合部が前記反タンク部側冷媒流路形成凹部の外側
面にろう付されていることを特徴とする積層型熱交換
器。 - 【請求項２】２枚の平板状成形プレートを、その外周縁
の折返し部同士を接合して形成され且つ片側にタンク部
を有するチューブエレメントとコルゲートフィンとが交
互に多数積層されると共に、両側端の各成形プレートに
エンドプレートが接合されて成り、前記各成形プレート
の前記折返し部内側の冷媒流路形成凹部には、反タンク
部側端部からタンク部側端部に向かい、間隔を置いて一
列に並んだ突部が多数列形成されている積層型熱交換器
において、前記各エンドプレートは、前記両側端の各成
形プレートの、反タンク部側にある少なくとも一つの列
の突部の外側にできた窪み部を跨ぐように前記冷媒流路
形成凹部の外側面に当接し且つ前記窪み部に対向する位
置に通孔を有する接合部と、該各成形プレートとの間に
コルゲートフィンを収納する膨出部とを有するように折
曲形成されており、該各エンドプレートの前記接合部が
前記冷媒流路形成凹部の外側面にろう付けされているこ
とを特徴とする積層型熱交換器。 - 【請求項３】２枚の平板状成形プレートを、その外周縁
の折返し部同士を接合して形成され且つ片側にタンク部
を有するチューブエレメントとコルゲートフィンとが交
互に多数積層されると共に、両側端の各成形プレートに
エンドプレートが接合されて成り、前記各成形プレート
の前記折返し部内側の冷媒流路形成凹部には、反タンク
部側端部からタンク部側端部に向かい、間隔を置いて一
列に並んだ突部が多数列形成されている積層型熱交換器
において、前記各エンドプレートは、前記両側端の各成
形プレートの反タンク部側で前記冷媒流路形成凹部の外
側面に当接する突状接合部分を有する接合部と、該各成
形プレートとの間にコルゲートフィンを収納する膨出部
とを有するように折曲形成されており、前記突状接合部
分が前記冷媒流路形成凹部の外側面にろう付されている
ことを特徴とする積層型熱交換器。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2147117A JPH0749914B2 (ja) | 1990-06-05 | 1990-06-05 | 積層型熱交換器 |
| US07/696,687 US5176206A (en) | 1990-06-05 | 1991-04-23 | Laminate type heat exchanger |
| US07/863,425 US5158135A (en) | 1990-06-05 | 1992-04-03 | Laminate type heat exchanger |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2147117A JPH0749914B2 (ja) | 1990-06-05 | 1990-06-05 | 積層型熱交換器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0439600A JPH0439600A (ja) | 1992-02-10 |
| JPH0749914B2 true JPH0749914B2 (ja) | 1995-05-31 |
Family
ID=15422916
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2147117A Expired - Lifetime JPH0749914B2 (ja) | 1990-06-05 | 1990-06-05 | 積層型熱交換器 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5176206A (ja) |
| JP (1) | JPH0749914B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU668403B2 (en) * | 1992-08-31 | 1996-05-02 | Mitsubishi Jukogyo Kabushiki Kaisha | Stacked heat exchanger |
| DE9400502U1 (de) * | 1994-01-13 | 1994-02-24 | Behr Gmbh & Co, 70469 Stuttgart | Wärmetauscher, insbesondere Kältemittelverdampfer |
| JP2934392B2 (ja) * | 1995-02-07 | 1999-08-16 | サンデン株式会社 | 熱交換器 |
| GB9503683D0 (en) * | 1995-02-17 | 1995-04-12 | Gen Motors Corp | Heat exchanger and coupling member therfor |
| DE19543149C2 (de) | 1995-11-18 | 2000-09-14 | Behr Gmbh & Co | Wärmetauscher, insbesondere Kältemittelverdampfer |
| JP3044452B2 (ja) * | 1995-11-24 | 2000-05-22 | 株式会社ゼクセル | 積層型熱交換器 |
| US20110024095A1 (en) * | 2009-07-30 | 2011-02-03 | Mark Kozdras | Heat Exchanger with End Plate Providing Mounting Flange |
| WO2013159172A1 (en) | 2012-04-26 | 2013-10-31 | Dana Canada Corporation | Heat exchanger with adapter module |
| US11274884B2 (en) | 2019-03-29 | 2022-03-15 | Dana Canada Corporation | Heat exchanger module with an adapter module for direct mounting to a vehicle component |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4487038A (en) * | 1982-04-12 | 1984-12-11 | Diesel Kiki Co., Ltd. | Laminate type evaporator |
| US4723601A (en) * | 1985-03-25 | 1988-02-09 | Nippondenso Co., Ltd. | Multi-layer type heat exchanger |
| US4800954A (en) * | 1986-12-18 | 1989-01-31 | Diesel Kiki Co., Ltd. | Laminated heat exchanger |
| JPH0652160B2 (ja) * | 1986-12-18 | 1994-07-06 | 株式会社ゼクセル | 積層型熱交換器 |
| JPH06100433B2 (ja) * | 1987-08-27 | 1994-12-12 | 株式会社ゼクセル | 積層型熱交換器 |
| US5058662A (en) * | 1990-09-26 | 1991-10-22 | General Motors Corporation | Multi tube heat exchanger with integral tube spacers and interlocks |
-
1990
- 1990-06-05 JP JP2147117A patent/JPH0749914B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1991
- 1991-04-23 US US07/696,687 patent/US5176206A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5176206A (en) | 1993-01-05 |
| JPH0439600A (ja) | 1992-02-10 |
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