JP2554760B2 - ポジ型ホトレジスト組成物 - Google Patents

ポジ型ホトレジスト組成物

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JP2554760B2 JP2002434A JP243490A JP2554760B2 JP 2554760 B2 JP2554760 B2 JP 2554760B2 JP 2002434 A JP2002434 A JP 2002434A JP 243490 A JP243490 A JP 243490A JP 2554760 B2 JP2554760 B2 JP 2554760B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ポジ型ホトレジスト組成物、さらに詳しく
は、種々の酸や酸化剤、還元剤などを用いる湿式エッチ
ング処理や乾式エッチング処理、あるいはめっき処理用
などとして好適なポジ型ホトレジスト組成物に関するも
のである。
従来の技術 近年、産業用コンピュータなどの表示体やプリンター
ヘッドなどにおいては、大型化、微細化が進んできてお
り、それに伴い、金属や金属酸化物又は窒化物、あるい
はプラスチックスなどの材料に対して施されるホトエッ
チング加工やめっき加工において精密性が求められるよ
うになってきた。例えば必要加工精度は10μm程度から
5μm程度となり、このため、この分野におけるポジ型
ホトレジスト組成物に対しては、優れた解像度の他に、
エッチング時のサイドエッチ量を極力減らすことが要求
されている。
ところで、通常のポジ型ホトレジストは、アルカリ可
溶性ノボラック樹脂と、光分解成分、すなわちホトセン
シタイザーとから構成されており、そして、該ホトセン
シタイザーとしてはナフトキノンジアジドスルホン酸エ
ステルが用いられている(米国特許第3,402044号明細
書)。また、このようなエステル類については、これま
で種々開示されている(米国特許第3,046,118号明細
書、同第3,106,465号明細書、同第3,148,983号明細
書)。
一方、アルカリ可溶性ノボラック樹脂については、例
えばフェノール−ホルムアルデヒドノボラック樹脂の使
用が開示されており(米国特許第3,402,044号明細
書)、またクレゾールノボラック樹脂の使用例が報告さ
れている〔「電気化学および工業物理化学」第48巻、第
584ページ(1980年)〕。さらに、クレゾールノボラッ
ク樹脂製造時に、クレゾール異性体の配合割合を適切に
選ぶことにより、高感度のポジ型ホトレジストが得られ
ることも知られている。
しかしながら、従来のポジ型ホトレジストにおいて
は、耐酸性や基材との密着性に劣るため、エッチング時
のサイドエッチ量や耐めっき性については、近年の微細
化要求を十分に満足させるに至らなくなってきている。
したがって、大型化や微細化に対応できるエッチング
性、めっき性などに優れたポジ型ホトレジストの開発が
強く望まれている。
発明が解決しようとする課題 本発明は、産業用コンピュータなどの表示体やプリン
ターヘッドなどの大型化、微細化に対応するために、前
記したような従来のポジ型ホトレジストが有する欠点を
克服し、エッチング性やめっき性などに優れたポジ型ホ
トレジスト組成物を提供することを目的としてなされた
ものである。
課題を解決するための手段 本発明者らは、エッチング性やめっき性に優れたポジ
型ホトレジスト組成物を開発すべく鋭意研究を重ねた結
果、アルカリ可溶性ノボラック樹脂として、m−クレゾ
ールとp−クレゾールの混合クレゾールから得た高分子
量クレゾールノボラック樹脂とともに、特定の分子量と
分子量分布を有する低分子量o−クレゾールノボラック
樹脂を所定の割合で含有するものを用いることにより、
前記目的を達成しうることを見い出し、この知見に基づ
いて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、アルカリ可溶性ノボラック樹脂
及びナフトキノンジアジドスルホン酸エステルを主成分
とするホトセンシタイザーを含有して成るポジ型ホトレ
ジスト組成物において、該アルカリ可溶性ノボラック樹
脂として、m−クレゾールとp−クレゾールの混合クレ
ゾールから得られた重量平均分子量(Mw)が5000〜1500
0の高分子量クレゾールノボラック樹脂80〜20重量%と
未反応モノマー含有量が5重量%以下で、重量平均分子
量(Mw)が800〜1500、重量平均分子量(Mw)と数平均
分子量(Mn)との比Mw/Mnが1.5〜3.0の範囲にある低分
子量o−クレゾールノボラック樹脂20〜80重量%から成
るものを用いたことを特徴とするポジ型ホトレジスト組
成物を提供するものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明組成物においては、アルカリ可溶性ノボラック
樹脂として、重量平均分子量(Mw)が800〜1500、好ま
しくは900〜1400の範囲にあり、かつ分子量分布の指標
である重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との
比Mw/Mnが1.5〜3.0、好ましくは1.8〜2.5の範囲にある
o−クレゾールノボラック樹脂を20〜80重量%、好まし
くは40〜70重量%の割合で含有するものを用いることが
必要である。
アルカリ可溶性ノボラック樹脂中の前記o−クレゾー
ルノボラック樹脂の含有量が20重量%未満では得られる
組成物は耐酸性や現像安定性については向上するもの
の、基板との密着が低下するおそれがあるし、80重量%
を超えると現像安定性が悪くなる傾向がみられる。ま
た、該o−クレゾールノボラック樹脂の重量平均分子量
(Mw)が800未満では、得られる組成物は基板との密着
性については向上するものの、耐酸性が不十分である
し、1500を超えると基板との密着性が低下する傾向がみ
られる。さらに、該o−クレゾールノボラック樹脂の重
量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比Mw/Mn
が1.5未満では、得られる組成物は解像力は高いが、密
着性に劣るおそれがあるし、3.0を超えると解像力が低
下したり、現像安定性や耐酸性が劣るようになる傾向が
みられる。
また、このo−クレゾールノボラック樹脂中の未反応
o−クレゾール含有量は5重量%以下であることが必要
でこの量が5重量%を超えると得られる組成物は耐酸性
が著しく低下する。この未反応のo−クレゾールをノボ
ラック樹脂中から除去するには、例えばo−クレゾール
とホルムアルデヒドなどとの縮合後に蒸留する方法を用
いてもよいし、あるいは縮合後の樹脂を良溶媒−貧溶媒
系で分別、精製する方法を用いてもよい。
本発明組成物に用いられるアルカリ可溶性ノボラック
樹脂においては、前記o−クレゾールノボラック樹脂と
ともに、m−クレゾールとp−クレゾールの混合クレゾ
ールから得られた重量平均分子量(Mw)が5000〜15000
の高分子量クレゾールノボラック樹脂が用いられる。こ
の際のm−クレゾールとp−クレゾールの混合比として
は、重量比で90:10ないし60:40の範囲が好ましい。この
ノボラック樹脂中の未反応アルキルフェノールの含有量
も前記と同じ理由により、5重量%以下であることが好
ましい。
本発明組成物におけるホトセンシタイザーとしては、
ナフトキノンジアジドスルホン酸エステルを主成分とす
るものが用いられ、このものは、ナフトキノンジアジド
スルホン酸とフェノール性水酸基を有する化合物とを、
常法に従ってエステル化反応させることにより、容易に
製造することができる。
該フェノール性水酸基を有する化合物としては、例え
ばフェノールノボラック樹脂やクレゾールノボラック樹
脂などのノボラック樹脂、テトラヒドロキシベンゾフェ
ノンやトリヒドロキシベンゾフェノンなどのポリヒドロ
キシベンゾフェノン、さらにはヒドロキシスチレン、没
食子酸アルキル、トリヒドロキシベンゼンモノエーテル
類、2,2′,4,4′−テトラヒドロキシジフェニルメタ
ン、4,4′−ジヒドロキシフェニルプロパン、4,4′−ジ
ヒドロキシジフェニルスルホン、ジ−[2−ヒドロキシ
ナフチル−(1)]メタン、2−ヒドロキシフルオレ
ン、2−ヒドロキシフェナントレン、ポリヒドロキシア
ントラキノン、プルプロガリン及びその誘導体、フェニ
ル−2,4,6−トリヒドロキシ安息香酸エステル、トリス
フェノールなどが挙げられる。
本発明組成物においては、前記ナフトキノンジアジト
スルホン酸エステルを主成分とするホトセンシタイザー
は、アルカリ可溶性ノボラック樹脂100重量部に対し、1
0〜60重量部の割合で配合するのが好ましい。この配合
量が10重量部未満では感度は上昇するものの、現像時の
膜減りやレジストパターンのプロファイル低下が生じる
おそれがあるし、60重量部を超えると感度や密着性が著
しく低下し、実用上の問題が生じる。
本発明のポジ型ホトレジスト組成物は、前記ノボラッ
ク樹脂とホトセンシタイザーとを適当な溶剤に溶解し
て、溶液の形で用いるのが好ましい。このような溶剤と
しては、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサ
ノン、メチルイソアミルケトンなどのケトン類;エチレ
ングリコール、エチレングリコールモノアセテート、ジ
エチレングリコール又はジエチレングリコールモノアセ
テートのモノメチルエーテル、モノエチルエーテル、モ
ノプロピルエーテル、モノブチルエーテル、モノフェニ
ルエーテルなどの多価アルコール類及びその誘導体;ジ
オキサンのような環式エーテル類;及び酢酸エチル、酢
酸ブチル、乳酸メチル、乳酸エチルなどのエステル類を
挙げることができる。これらは単独で用いてもよいし、
2種以上を混合して用いてもよく、また、特性向上のた
めにキシレン、トルエンなどの芳香族炭化水素やアルコ
ール系溶剤などを併用してもよい。
本発明のポジ型ホトレジスト組成物には、所望に応
じ、さらに相溶性のある添加成分、例えば強度を向上さ
せるためのエポキシ樹脂やアクリル樹脂、可塑性を付与
するためのポリビニルエーテル類や各種可塑剤、安定性
を付与するための安定剤、レベリング性向上のための各
種活性剤、あるいは現像した像をより一層可視的にする
ための各種染料や顔料などの慣用されているものを含有
させることができる。
次に、本発明組成物の使用方法の好適な1例について
説明すると、例えばスパッタリング、EB法、CVD法など
によりインジウムとスズの酸化物から成る透明導電膜
(ITO膜)を形成したガラス板上に、前記のアルカリ可
溶性ノボラック樹脂とホトセンシタイザー及び所望に応
じて用いられる各種添加成分を適当な溶剤に溶解して調
製した溶液を、ロールコーターなどを用い、塗布、乾燥
して感光層を形成させたのち、ミラープロジェクション
露光装置などを用い、所要のマスクを介して露光し、次
いでこれを1.5〜5重量%のテトラメチルアンモニウム
ヒドロキシドやコリン水溶液、あるいは0.3〜1.5重量%
の水酸化ナトリウムや水酸化カリウム水溶液などの現像
液を用いて現像することにより、露光によって可溶化し
た部分を選択的に溶解除去して、マスクパターンに忠実
なレジストパターンを形成する。次にレジストパターン
により露出された部分のITO膜を塩酸、硫酸、硝酸、塩
化第二鉄などを主成分とする適当なエッチング液を用い
て除去したのち、レジストをアルカリや溶剤などを用い
て剥離することにより、レジストパターンに忠実なITO
膜による透明導電性の配線板を得ることができる。
発明の効果 本発明のポジ型ホトレジスト組成物は、特定の分子量
と分子量分布を有するo−クレゾールノボラック樹脂を
所定の割合で含有するアルカリ可溶性ノボラック樹脂
と、ナフトキノンジアジドスルホン酸エステルを主成分
とするホトセンシタイザーとを含有するものであって、
その露光、現像処理により得られたレジストパターン
が、種々の酸や酸化剤、還元剤などを用いる湿式エッチ
ング処理が乾式エッチング処理、あるいはめっき処理に
対する強い耐性と、金属や金属酸化物又は窒化物あるい
はプラスチックスなどの基板に対する優れた密着性を有
していることから、これらの基板のホトエッチング加工
に好適に用いられる。
実施例 次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明する
が、本発明はこれらの例によってなんら限定されるもの
ではない。
実施例1 m−クレゾールとp−クレゾールとを重量比90:10の
割合で混合し、これにトリオキサンを加えて硫酸触媒の
存在下に縮合させたのち、蒸留処理して得られた高分子
量クレゾールノボラック樹脂(Mw10000、未反応分0.5重
量%)40重量部と、o−クレゾールを用い、同様の方法
により得られた低分子量o−クレゾールノボラック樹脂
(Mw1250、Mw/Mn2.0)40重量部と、ナフトキノン−1,2
−ジアジド−5−スルホン酸の2,3,4−トリヒドロキシ
ベンゾフェノンエステル20重量部とを、エチレングリコ
ールモノエチルエーテルアセテート300重量部に溶解し
たのち、これを孔径0.2μmのメンブレンフィルターを
用いてろ過し、ホトレジスト組成物を調製した。
次に、EB法によりガラス板上に厚さ0.1μmのITO膜を
形成し、中性洗浄による洗浄、純水による洗浄、紫外線
による洗浄によって前処理されたガラス板上に、前記ホ
トレジスト組成物を市販のロールコーター(サーマトロ
ニクス貿易社製)を用いて、1.5μm厚に均一に塗布し
たのち、90℃で180秒間ホットプレートにて乾燥した。
次いで、ミラープロジェクション露光装置(ORC社製、H
MW−661B)を用い、5μmのラインとスペースをもつテ
ストチャートマスクを介して3秒間(ORC社製、紫外線
照度計UV−M02 UV35センサーで照度17mW/cm2)紫外線ソ
フトコンタクト露光したのち、1.0重量%KOH水溶液によ
り、25℃、45秒間浸せき揺動現像を行い、5μmのライ
ンとスペースをマスクと同幅で再現した。
このホトレジストがパターニングされたガラス板を、
純度35%塩酸45重量部と純水45重量部との混合物に、塩
化第二鉄・六水塩10重量部を溶解したものを50℃に温め
たエッチング液に静かに投入し、180秒間浸せきエッチ
ング処理を行ったのち、ガラス板を水洗し、50℃NaOH3
重量%水溶液中で60秒間レジストの剥離処理を行い、純
水に洗浄し、さらに温風乾燥することにより、5μmの
ラインについて、サイドエッチ量が1.0μmの良好な結
果が得られた。
なお、比較のために、m−、p−クレゾールノボラッ
ク樹脂から成る市販のOFPR−800〔東京応化工業(株)
製〕を使用したところ、サイドエッチ量は3.0μmであ
った。
実施例2 m−クレゾール60重量%とp−クレゾール40重量%と
の混合クレゾールを用い、実施例1と同様な方法で得ら
れたクレゾールノボラック樹脂をメタノール−水系で分
別精製した樹脂(Mw7500、未反応分2.0重量%)と、実
施例1で得られた低分子量のo−クレゾールノボラック
樹脂とを、重量比70:30の割合で混合し、実施例1と同
様にしてホトレジスト組成物を調製した。
次に、このホトレジストを用い、ガラス板上に0.15μ
mの厚さでクロム被膜を蒸着した基板上に、実施例1と
同様な方法でパターニングしたのち、純水1000gの硝酸
第二セリウムアンモニウム及び純度50%の過塩素酸を、
それぞれ12重量%及び7重量%の割合で溶解したエッチ
ング液を用い、40℃、3分間の浸せき法により、蒸着ク
ロムのエッチング処理を行い、次いで、実施例1と同様
にしてレジストの剥離処理を行った。
この場合のサイドエッチ量は0.5μmであり、5μm
のレジストラインは4.5μmのストレートなクロムのラ
インとなった。
実施例3 実施例1で得られた高分子量のクレゾールノボラック
樹脂60重量部、低分子量のo−クレゾールノボラック樹
脂40重量部及びナフトキノン−1,2−ジアジド−5−ス
ルホン酸の没食子酸プロピルエステル15重量部を、乳酸
エチル300重量部に溶解してホトレジスト組成物を調製
したのち、これを用い、ガラス板上に蒸着によりアルミ
ニウム被膜が設けられた基板上に、実施例1と同様な方
法でパターニングし、さらに120℃で3分間ホットプレ
ートでホストベークを行い、次いでこれをマスクとし
て、純度85%リン酸95重量%と純度70%の硝酸5重量%
を含有するエッチング液にて、40℃、1分間の浸せき法
により、蒸着アルミニウム被膜のエッチング処理を行
い、次いで、ストリッパー10〔東京応化工業(株)製〕
を用い、70℃にてレジストの剥離処理を行い、アセトン
洗浄後、純水洗浄した。
この場合、サイドエッチ量は1.0μmであり、ガタツ
キもなく良好な結果が得られた。
実施例4 実施例1のホトレジスト組成物を用い、シリコンウエ
ハー上にレジストコーター(ミカサ社製、1H−36S型)
を用いて1.5μm厚に均一に塗布したのち、90℃で180秒
間ホットプレートにて乾燥した。次いで実施例1と同様
の方法でミラープロジェクション露光装置を用い、露光
し、現像を行ったのち、ホットプレートにより140℃で
5分間のポストベークを行った。
次に、パターニングされたシリコンウエハーを、プラ
ズマエッチング装置OPM−EM−600〔東京応化工業(株)
製〕を用い、ガスとして酸素ガス5容量%を含有する四
フッ化炭素ガスを導入し、エッチングパワー100Wにてド
ライエッチング処理を行ったところ、レジストに変質は
なく、良好な結果が得られた。
実施例5 実施例1において、高分子量クレゾールノボラック樹
脂として、m−クレゾールとp−クレゾールとを、重量
比70:30の割合で混合し、これにトリオキサンを加え、
硫酸触媒の存在下に縮合したのち、蒸留処理を施して得
られたクレゾールノボラック樹脂(Mw9000、未反応分0.
5重量%)を用いた以外は、実施例1と同様にしてホト
レジスト組成物を調製したのち、この組成物を用い、金
スパッタウエハー上にレジストコーター(ミカサ社製、
1H−36S型)を用いて2.5μm厚に均一に塗布したのち、
110℃で300秒間ホットプレート上にて乾燥した。次いで
実施例1と同様の方法でミラープロジェクション露光装
置を用い、露光し、現像を行ったのち、温風乾燥機によ
り120℃で30分間のポストベークを行った。
次に、パターニングされたウエハーを、70℃の中性シ
アン金めっき液(テンペレックス401)中において1.0A/
dm2の電流密度でめっき処理を行った(金厚:2.0μm)
ところ、レジストの変質もめっき液の染み込みもなく、
良好な結果が得られた。また、比較としてm−、p−ク
レゾールノボラック樹脂から成る市販のOFPR−800〔東
京応化工業(株)製〕を使用したところ、染み込みや剥
がれが発生した。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルカリ可溶性ノボラック樹脂及びナフト
    キノンジアジドスルホン酸エステルを主成分とするホト
    センシタイザーを含有して成るポジ型ホトレジスト組成
    物において、該アルカリ可溶性ノボラック樹脂として、
    m−クレゾールとp−クレゾールの混合クレゾールから
    得られた重量平均分子量(Mw)が5000〜15000の高分子
    量クレゾールノボラック樹脂80〜20重量%と、未反応モ
    ノマー含有量が5重量%以下で、重量平均分子量(Mw)
    が800〜1500、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(M
    n)との比Mw/Mnが1.5〜3.0の範囲にある低分子量o−ク
    レゾールノボラック樹脂20〜80重量%とから成るものを
    用いたことを特徴とするポジ型ホトレジスト組成物。
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