JP2553773Y2 - 押しボタンスイッチ構造 - Google Patents

押しボタンスイッチ構造

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JP2553773Y2
JP2553773Y2 JP1993020080U JP2008093U JP2553773Y2 JP 2553773 Y2 JP2553773 Y2 JP 2553773Y2 JP 1993020080 U JP1993020080 U JP 1993020080U JP 2008093 U JP2008093 U JP 2008093U JP 2553773 Y2 JP2553773 Y2 JP 2553773Y2
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push button
switch
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和光 大森
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株式会社名機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は成形基板に関し、特に
は押しボタンスイッチ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電気機器のスイッチ構造として
は、操作性の面や外観の高級感の点から押しボタン式の
ものが好まれている。その例を図5および図6に示す。
この押しボタンスイッチ構造は、プラスチック成形品よ
りなるスイッチフレーム60をプリント回路基板70上
に配してなる。スイッチフレーム60には、その本体部
61に可撓性部分62を介して押しボタン部63が設け
られている。実施例において、押しボタン部63は、本
体部61に設けられた窓状のボタン形成部64内に形成
されている。可撓性部分62は、本体部61および押し
ボタン部63より肉厚が薄く形成され、前記押しボタン
部63を弾力的に上下動するように支持している。
【0003】一方、プリント回路基板70は、ガラスエ
ポキシやベークライトなどからなる基板本体71の表面
に、銅箔などの回路パターン部72が印刷などにより形
成されたものである。このプリント回路基板70の回路
パターン部72において、前記押しボタン部63に対応
する下方位置にスイッチ接点73が形成される。そし
て、このプリント回路基板70のスイッチ接点73と前
記スイッチフレーム60の押しボタン部63との間に作
動接点部材80が配される。
【0004】作動接点部材80は通電性のある金属板な
どがドーム状に形成され、図6から理解されるように、
その一部がプリント回路基板70の回路パターン部72
の他方の接点74と接続している。そして、押しボタン
部63を押すことによって該作動接点部材80がへこん
でスイッチ接点73と接触し、プリント回路基板70の
回路パターン部72のスイッチ接点73と74を導通し
スイッチ回路を作動させる。図5の符号90は表面化粧
板で、前記押しボタン部63を表面上に突出せしめる窓
部91が形成されている。
【0005】しかるに、上記した従来構造にあっては、
回路パターン部72を形成したプリント回路基板70上
に、スイッチフレーム60の押しボタン部63に対応し
てそれぞれ個々に取り付ける必要がある。そのため、基
板形状や押しボタン数によっては、その取り付け作業が
極めて煩雑となるばかりでなく、部品点数が増大し、コ
スト的にも不利であった。また、この構造にあっては、
押しボタンを有するスイッチフレーム60の成形工程と
回路パターン部72を有するプリント回路基板70の成
形工程の2つの工程およびそのための装置が不可欠で、
設備的にも経済的にも一層の合理化が望まれている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】この考案は上記した状
況に鑑み提案されたものであって、取り付け作業の効率
を高めかつ設備的にも経済的にも合理化を図ることがで
きる新規な押しボタンスイッチ構造を提供しようとする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、この考案は、
プラスチック成形品よりなる本体部と該本体部と可撓性
部分を介して上下動自在に一体に形成された押しボタン
部とを有し、回路パターン部が前記本体部ならびに可撓
性部分ならびに押しボタン部の裏面と同一面にて一体に
形成されかつ押しボタン部裏面においてスイッチ接点が
形成されたスイッチ回路フレームと、前記スイッチ回路
フレームの押しボタン部下面側に配置された弾性部材
と、前記スイッチ回路フレームの押しボタン部のスイッ
チ接点下方に配置され、前記弾性部材を介して下降する
押しボタン部のスイッチ接点と接触して前記スイッチ回
路フレームの回路パターン部の回路を導通し作動させる
作動接点を備えたことを特徴とする押しボタンスイッチ
構造に係る。
【0008】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの考案を詳細に説
明する。図1はこの考案の押しボタンスイッチ構造の一
例を示す分解斜視図、図2はその組み立てた状態を示す
断面図、図3はその3−3線の矢視図、図4はこの考案
に用いられるスイッチ回路フレームの製造方法の一例を
示す断面図である。
【0009】図1に示されるように、この考案の押しボ
タンスイッチ構造は、スイッチ回路フレーム10と弾性
部材20と作動接点30とからなる。
【0010】スイッチ回路フレーム10は、公知の熱可
塑性樹脂または熱硬化性樹脂が所定の形状に成形された
プラスチック成形品よりなり、本体部11の所定位置に
可撓性部分12を介して押しボタン部13が一体に設け
られている。
【0011】この実施例において、前記押しボタン部1
3(13A,13B,13C)は、本体部11に設けら
れた窓状の押しボタン形成部14の内面に突出する3か
所の可撓性部分12,12,12の先端に形成されてい
る。この可撓性部分12は、本体部11および押しボタ
ン部13より細幅でかつ肉厚が薄く形成され、押しボタ
ン部13を押しボタン形成部14内で弾力的にかつ上下
動自在に支持している。なお、このスイッチ回路フレー
ム10の表面は、前記押しボタン部13に対応して設け
られた窓部41を有する表面化粧板40によって覆われ
る。
【0012】スイッチ回路フレーム10の裏面側には、
図2からよく理解されるように、回路パターン部16
が、本体部11ならびに可撓性部分12ならびに押しボ
タン部13の裏面と同一面となるように形成されてい
る。回路パターン部16は公知の銅箔などの導電体より
構成されなり、後述するような回路パターンが形成され
た回路フィルムによる転写成形によって、成形品の裏面
と同一面となるような一体埋設状態で形成することがで
きる。なお、図2の符号19は回路パターン部16に配
設されたコンデンサなどのチップ部品である。
【0013】スイッチ回路フレーム10の押しボタン部
13の裏面には、カーボンペーストなどからなるスイッ
チ接点15,15が形成される。このスイッチ接点1
5,15は押しボタン部13裏面の回路パターン部16
a,16bの先端にそれぞれ設けられる。押しボタン部
13裏面の回路パターン16a,16bが本体部11裏
面に形成された回路パターン16に接続されていること
はいうまでもない。
【0014】押しボタン部13の下面側には、弾性部材
20が配されている。この弾性部材20は、樹脂製のシ
ート材またはフィルム材21に、エンボス加工などによ
って前記スイッチ回路フレーム10に設けられた各押し
ボタン部13A,13B,13Cに対応する半円形のド
ーム状部20A,20B,20Cを一体に形成してなる
もので、押圧されてへこんだあと再び復元自在な弾性を
有している。それによって、前記押しボタン部13に操
作時の適度なクリック感を付与することができる。この
実施例の弾性部材20によれば、一のシート上に各スイ
ッチ位置に対応する複数のドーム状部が一体に形成され
ているので、スイッチごとに基板上にドーム状物を配置
する必要がない。また、弾性部材20を金属製とし、主
電源やアースなどの各スイッチに共通の回路部分とする
ことも可能である。なお、この弾性部材として、各ドー
ム状部を個別に形成したプラスチック片などでもよい
が、その場合には、各プラスチック片をあらかじめ裏板
45の所定の位置に接着固定して用いる。図において符
号45は、弾性部材20の裏側に配置された裏板であ
る。
【0015】作動接点30は、前記スイッチ回路フレー
ム10の押しボタン部13のスイッチ接点15,15の
下方位置に配置される。図示の実施例では、弾性部材2
0のドーム状20A,20B,20Cに近接して配置さ
れている。この作動接点30は、図2および図3から理
解されるように、前記押しボタン部13を押して弾性部
材20をへこませることにより、接続する回路パターン
16a,16bの各スイッチ接点15,15と接触し、
スイッチ回路フレーム10の回路パターン部16を導通
し作動させるものである。なお、弾性部材が個別のドー
ム状物よりなる場合には、この作動接点30は図示した
裏板45上の所定位置に接着固定される。
【0016】ここで、この考案に用いられるスイッチ回
路フレーム10の製造方法を図4に従って説明する。符
号50は成形型、51は固定型、52は可動型である。
前記固定型51と可動型52とによって、本体部11を
規定するキャビティ53と可撓性部分12ならびに押し
ボタン部13を規定する押しボタンキャビティ54を構
成する。まず、可動型52の型面上に、ベースフィルム
56上に銅箔などからなる所定の回路パターン57が形
成された回路フィルム55を、その回路パターン57を
キャビティ側にして配置する。しかる後、スイッチ回路
フレーム10を形成する樹脂材料を、前記キャビティ5
3,54内に充填し、前記回路フィルム55と一体に成
形する。成形後、回路フィルム55のベースフィルム5
6部分を成形品から剥離する。この方法によれば、回路
パターン57がスイッチ回路フレーム10の裏面側と同
一面にて一体埋設状態で形成された成形品が、スイッチ
回路フレーム10の成形と同時に得ることができる。
【0017】
【考案の効果】以上図示し説明したように、この考案の
押しボタンスイッチ構造によれば、押しボタンを有する
スイッチ回路フレームに回路パターン部が形成され、弾
性部材を介して下降する該押しボタン部によって当該回
路パターン部の回路が導通し作動するようにしたもので
あるから、スイッチ構造が簡略化され、その製造を効率
的に行うことができる。従来のように、押しボタンを有
するスイッチフレームの成形と回路パターン部を有する
プリント回路基板の成形が大幅に簡略化でき、取り付け
作業の効率を高めかつ設備的にも経済的にも合理化を図
ることができる。
【0018】また、スイッチ回路フレームの回路パター
ン部は前記本体部ならびに可撓性部分ならびに押しボタ
ン部の裏面と同一面にて一体に形成されているので、回
路パターン部自体が強固で耐久性に優れ、またその製造
も転写成形等により容易である。さらに、この考案構造
によれば、回路パターンがスイッチ回路フレームと一体
に形成されるので薄型化が可能であるなど、多くの利点
を兼ね備えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の押しボタンスイッチ構造の一例を示
す分解斜視図である。
【図2】その組み立てた状態を示す断面図である。
【図3】図2の3−3線の矢視図である。
【図4】この考案に用いられるスイッチ回路フレームの
製造方法の一例を示す断面図である。
【図5】従来の押しボタンスイッチ構造の一例を示す断
面図である。
【図6】その要部を示す平面図である。
【符号の説明】
10 スイッチ回路フレーム 11 本体部 12 可撓性部分 13 押しボタン部 15 スイッチ接点 16 回路パターン 20 弾性部材 30 作動接点

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック成形品よりなる本体部(1
    1)と該本体部と可撓性部分(12)を介して上下動自
    在に一体に形成された押しボタン部(13)とを有し、
    回路パターン部(16)が前記本体部ならびに可撓性部
    分ならびに押しボタン部の裏面と同一面にて一体に形成
    されかつ押しボタン部裏面においてスイッチ接点(1
    5,15)が形成されたスイッチ回路フレーム(10)
    と、 前記スイッチ回路フレームの押しボタン部下面側に配置
    された弾性部材(20)と、 前記スイッチ回路フレームの押しボタン部のスイッチ接
    点下方に配置され、前記弾性部材を介して下降する押し
    ボタン部のスイッチ接点と接触して前記スイッチ回路フ
    レームの回路パターン部の回路を導通し作動させる作動
    接点(30)を備えたことを特徴とする押しボタンスイ
    ッチ構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記スイッチ回路フ
    レームが、回路パターン部を設けた回路フィルムを成形
    型内に装置した後樹脂材料を充填して前記回路パターン
    部と一体に成形されたものである押しボタンスイッチ構
    造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6177934A (ja) * 1984-09-26 1986-04-21 Nec Corp デ−タフロ−処理装置
JPH031413A (ja) * 1989-05-30 1991-01-08 Nissha Printing Co Ltd 押しボタンスイッチ

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