JPH02208025A - 操作ボタンとその製造方法 - Google Patents

操作ボタンとその製造方法

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JPH02208025A
JPH02208025A JP1028405A JP2840589A JPH02208025A JP H02208025 A JPH02208025 A JP H02208025A JP 1028405 A JP1028405 A JP 1028405A JP 2840589 A JP2840589 A JP 2840589A JP H02208025 A JPH02208025 A JP H02208025A
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button
support
synthetic resin
button body
heat
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Masanori Narutomi
正徳 成富
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、操作ボタンとその製造法に関する。更に詳
しくは、各種民生機器、産業機械、自動車などの制御機
器への入出力に使われる制御操作用の操作ボタンとその
製造方法に関する。
[従来技術] 家庭用の各種民生機器、例えば電気洗濯機は、種々の機
能を有し、これらの機能を制御するため制御パネルを有
している。この制御パネルは、ON、OFF用、時間な
どをセットするためのスイッチ、ボタン類が設けである
。水を使うのでこの制御パネルは、防水性、防塵性が要
求される。
屋外で使用するトランシーバの操作ボタンなども同様な
機能が要求される。一方、実開昭60−67241号、
実開昭62−167323号公報には、車両用操作盤に
おいて、操作スイッチ1、ツマミ、ジャックなどのスイ
ッチ部分と、このスイッチ部分のパネルを軟質材により
一体成形した被覆膜でカバーしたものが開示されている
一体成形されてすきまがないので雨、はこり、ごみなど
が制御部分に入るのを防止している。また、工場内で使
用される産業ロボット、工作機械などは、電子化が進み
電子制御装置が設けられている0通常これらの電子制御
装置にプログラムの変更、データの入力などをするため
に操作パネルが設けられている。工場内は、一般的に環
境が悪く粉塵、油などが飛散し、操作パネル内の電気回
路、スイッチの接点などに入り障害が発生することがあ
る。
このため、最近ではスイッチなどの電子部品を実装した
プリント基板を制御箱に納め、制御箱をパネルで覆い、
スイッチの上部を露出するようにパネルを開口し、更に
パネル全体を合成樹脂製の薄いシートでカバーしている
。この平面状のカバー上部から、前記パネルの開口のス
イッチを駆動するフラット型の操作パネルが知られてい
る。
このフラット型の操作パネルは、水、粉塵、油を防ぐと
いう点では優れたものである。
このフラット型の制御パネルは、指で押して押圧するス
イッチ部分と、パネル部分との位置を明確にするために
シート表面に記号・文字などを印刷して区別している。
また、スイッチ部分をパネル部分より多少凸型にして区
別するもの、シート表面の指接触部分の外周に小さな突
起に設ける外周突起タイプなども知られている。一方、
フラット型でなく記号・文字を印刷によらないで、操作
ボタンを2種類の色の6合成樹脂で成形して表示部分を
製造するものも知られている。
音響機器、電話器、電子卓上計算機など比較的小型の操
作ボタンを有するものは、スイッチ動作後の戻り力は、
プリント基板上に設けたシリコンゴムの突部のスプリン
グ力を利用しているものもある(例えば、特開昭57−
130305号公報)。
[発明が解決しようとする課題] 操作ボタンの戻り力をシリコンゴムの力を利用するもの
は、操作ボタンの製造工程、シリコンゴムの製造工程、
これらを組み立てる工程など多段階の工程と、多くの部
品が必要である。前記フラット型の制御パネルは、スイ
ッチ部分とパネル部分の境界を示す表示、キーの種類な
どの文字・記号がシート表面に印刷加工しである。しか
し、この印刷加工した文字・記号は、アルコールなどの
油性溶剤で消えることがある0合成樹脂製のノ(ネルは
、指の汚れなどが付着しやすく印刷加工または焼付塗装
した文字・記号が見えなくなる。
この汚れをアルコールなどの溶剤で拭き取ると、または
強く擦ると印刷した文字が消えてしまう、パネルの上表
面は、制御パネルの構造、デザインによって凹凸を有し
、必ずしも同一の平面ではなく、複数の平面を有してい
る。複数の表面を同時に印刷加工ができないので、印刷
加工が多工程にわたる、更に、前記印刷加工した制御パ
ネルの製造には、多工程を必要とする0例えば、制御パ
ネルのフレームであるモールドフレームを成形し、この
フレーム上にシートを張り付は固定し、この後シート表
面の印刷加工など多くの工程が必要である。
フラットタイプの制御ボックスが金属フレームの場合は
、更に、ゴムシートをシートと金属フレームとの間に介
在させて人間が指でスイッチを押したときの接触感覚を
向上させている。フラットタイプでないボタン式の制御
パネルの表示部は、簡単に消えることはないが、多段階
の加工工程1組立工程が必要となる。この発明は、これ
らの問題点に着目したものであり、次の課題を達成する
この発明の目的は、製造工程、組立工数をきわめて少な
くできる操作ボタンの構造を提供することにある。
この発明の他の目的は、タッチ感覚の良い制御パネルの
表示部を提供することにある。
この発明の目的は、容易に文字・記号が消えることがな
い制御パネルの表示部を提供することにある。
[前記課題を解決するための手段および作用]前記課題
を解決するために、次のような手段を採る。
主な第1の手段は、制御機器などへの入出力用の操作ボ
タンにおいて、一面に指を接触させてスイッチング動作
するための指接触部を有し硬質の合成樹脂からなるボタ
ン本体と、このボタン本体の合成樹脂より軟質の熱可塑
性エラストマからなり前記ボタン本体に一体に熱融着し
前記ボタン本体を支持するボタン支持体と、このボタン
支持体と前記ボタン本体との境界面に熱融着面とを有す
ることを特徴とする操作ボタンである。
第1の手段において、前記ボタン本体がABS、ナイロ
ン、ポリカーボネート、PBT、ポリプロピレンから選
択される一種であり、前記ボタン支持体がナイロンエラ
ストマ、ポリウレタン系エラストマ、オレフィン系エラ
ス・トマの中の一種から選択すると良い。
前記ボタン支持体が、 (i)熱可塑性弾性体・・・・・・・・・100重量部
(i)ポリエーテルブロックアミド ・・・・・・・・・25〜185重量部からなる組成物
を用いるとなお効果的である。
前記ボタン本体を支持するために前記ボタン支持体に肉
厚を薄く形成した薄肉部を形成するとなお良い、前記ボ
タン支持体が前記制御機器を構成するケース本体の一部
に一体に熱融着しても効果的である。
更に、前記ボタン本体の表面に前記ボタン支持体を一部
露出させて表示部を構成しても良い。
主な第2の手段は、制御機器などへの入出力用の操作ボ
タンにおいて、一面に指を接触させてスイッチング動作
するための指接触部を有し硬質の合成樹脂からなるボタ
ン本体と、このボタン本体の合成樹脂より軟質の熱可塑
性エラストマからなり前記ボタン本体に一体に熱融着し
前記ボタン本体を上端で支持し下端に脚部を有するボタ
ン支持体と、このボタン支持体と前記ボタン本体との間
に熱融着面とを有することを特徴とする操作ボタンであ
る。
第2の手段において、前記ボタン本体がABS、ナイロ
ン、ポリカーボネート、PBT、ポリプロピレンから選
択される一種であり、前記ボタン支持体がナイロンエラ
ストマ、ポリウレタン系エラストマ、オレフィン系エラ
ストマの中の一種から選択される一種であることを特徴
とする操作ボタンである。
第2の手段において、前記ボタン支持体が、(i)熱可
塑性弾性体・・・・・・・・・100重量部(i)ポリ
エーテルブロックアミド ・・・・・・・・・25〜185重量部からなる組成物
を用いるとなお効果的である。
主な第3の手段は、前記ボタン本体または前記ボタン支
持体を射出成形金型内に入れ、この射出成形金型に入れ
たものが前記ボタン本体のときは前記ボタン支持体の加
工熱溶融した合成樹脂材料を前記ボタン支持体のときは
前記ボタン本体の加熱融着した合成樹脂材料を前記射出
成形金型内のキャビィ部に圧入し、前記ボタン本体と前
記ボタン支持体とを前記合成樹脂自身の溶融熱で一体に
融着接合し、前記ボタン本体と前記ボタン支持体を一体
に成形して前記熱融着面を形成したことを特徴とする操
作ボタンの製造方法である。
[実施例1] 以下、この発明の第1の実施例を図面にしたがって説明
する。第1図(a)は、卓上電話器1の平面図である。
卓上電話器1の本体上面には、受話器2、複数のダイヤ
ル用のボタン3を備えている。ボタン3は、直方体状の
形状を有している。ボタン3上には、記号・数字などか
らなる表示部4を有している。第1図(b)は、第1図
bb断面図である。
ボタン3は、箱型のボタン本体9がらなり、内部は空洞
で下端は開放している。このボタン本体9は、ABS樹
脂、ポリカーボネート樹脂、PBT樹脂、ポリプロピレ
ン樹脂などの比較的硬い樹脂から作られている。ボタン
本体9の上表面は、指の接触部11であり、接触部11
を指で押すための面である。ボタン本体9の内部は、ア
クチュエータ10が形成されている。このアクチュエー
タ10は、ゴム弾性に優れた熱可塑性弾性体の合成樹脂
でできている。
この熱可塑性弾性体は、ナイロンエラストマ、ポリウレ
タン系エラストマ、オレフィン系エラストマからなる。
また円筒状のアクチュエータ10の上方には、文字・記
号などの表示部、すなわち隆起部12が設けられている
。接触部11は、比較的硬いプラスチックのため、硬い
感覚の指の接触を望むユーザーに対してタッチ感覚が良
く効果的である。ボタン本体9とアクチュエータ10と
の間には、熱融着面8を持っている。
熱融着面8は、ボタン本体9の高分子とアクチュエータ
10の高分子が互いに分子間引力で混合あるいは凝着し
ている面である。アクチュエータ10の底面部には押圧
突起13が設けである。
アクチュエータ10の外周は、前記アクチュエータ10
と同様のゴム弾性に優れた熱可塑性弾性体の合成樹脂で
できた薄肉部15を有し、この薄肉部15はアクチュエ
ータ10と一体に成形され連結されている。薄肉部15
は、肉厚部17より台形状に高くなっている。
薄肉部15は上から押すと変形しやすいものである。す
なわち、接触部11の上表面を指で押すと、薄肉部15
は下方にへこむ、薄肉部15がへこむときの時間と加圧
力の関係は、次のようになっている。所定の加圧力を接
触部11に加えて行くと、急激に加圧力に対する薄肉部
15の反力は低下する。このときの指の感触は、クリッ
ク感と呼ばれているものである。加圧力のピーク値は、
人間の指にとって最適な値に決める必要がある。この加
圧力のピーク値は、薄肉部15の厚さ、形状によって決
まる。
一方、プリント板20上には、導電材料からなる接点回
路21が形成しである。接点回路21は、印刷、メツキ
など通常プリント板上に電気回路を作る周知の手段で作
られる。プリント板20上には、合成樹脂製またはゴム
板からなる絶縁板22が載せである。絶縁板22は、接
点回路21部分のみは開口している。絶縁板22上には
、導電材料で作られ薄い板状の導電シート23が載せら
れている。導電シート23は、内部に導電性の材料を含
有するゴム材、合成樹脂などで作られ、電気を通す導電
体である。
以上のような構成で、ボタン本体9の接触部11を押し
て行くと、薄肉部15が下方にたわみ、アクチュエータ
10が下降する。アクチュエータ10の押圧突起13の
下端面16が導電シート23を押す、導電シート23は
、わずかにたわみ接点回路21を電気的に導通させる。
接触部11への押圧を止めると、薄肉部15は元の形状
に復元し、下端面16は上方の位置に戻る。
[実施例2] 第2図(a)・、(b)は、第2の実施例を示す、第2
図(a)、(b)に示すように各ボタン3ごとにマトリ
ックス状の枠組25を設けた実施例である。マトリック
ス状の枠組25の材質は前記ボタン本体9と同様の硬い
プラスチック樹脂でできている。この実施例の場合には
、各ボタン3ごとにマトリックス状の枠組25を設けた
ことによって、ボタン1つ1つが独立したものとなる。
このため、誤って隣接する他のボタン3を押して誤動作
させることが少ない。
また、枠組25を有しているのでデザイン上アクセント
にもなり、かつ成形加工時のひずみも少なくて済む、こ
の例のプリント板20上には、タクトスイッチ26が設
けである。タクトスイッチ26は、上部を押すと電気的
にON、OFFを行うものである。タクトスイッチ26
はスプリングを内部に持っており、そのスプリングのバ
ネ力で元の位置に復元する。ボタン3を押すと、薄肉部
15も前記実施例と同様に変形し、動作する。
[実施例3] 第3図は第3の実施例を示す、第3の実施例は、第2の
実施例に設けたマトリックス状の枠組25を肉厚部16
とグリント板2oの間に設けたものである。枠組25の
上部と肉厚部16は前記同様に熱融着させてあり、熱融
着面を有している0本例は、枠組25が見えないので外
観上よりシンプルな装いとなる。
[実施例4] 第4図(a>は、卓上電子計算機3oの概観を示す、第
4図(b)は、第4図(a)のb−b断面図であり、第
4の実施例を示す。本体ケース31は、液晶表示部32
、データ入力するための複数のボタン33などを備えて
いる0本体ケース31は、ボタン本体9と同様の材質で
あり比較的硬質の樹脂からなる。この本体ケース31の
下面には、一体成形した軟質樹脂からなる肉厚部34、
薄肉部35が融着接合しである0本体ケース31と肉厚
部34との境界面には、前記実施例と同様に熱融着面3
6を有している。
薄肉部35の上端は、ボタン33の下端面36が融着接
合している。ボタン33のボタン本体37は、前記実施
例と同様の材質の硬質の樹脂から作られている。ボタン
本体37の内部には、更に他の樹脂が充填されていて、
この樹脂でアクチュエータ38を構成する。ボタン本体
37とアクチュエータ38の樹脂の色を相違させるため
、別の顔料が混入されている。このため、ボタン本体3
7上に露出した部分は、文字・記号を示す表示部となる
。アクチュエータ38の下端面には、導電材料39が印
刷、接着などの周知の手段で設けられている。
プリント板20上には、接点回路21が形成しであるの
で前記実施例と同様にボタン35を下方に駆動すること
により回路を構成する。
[実施例5] 第5図(a)、(b)は、第5の実施例を示す、第5図
(a)は、制御パネルの一部破断した外観を示し、第5
図(b)は第5図(a)のb−b断面図である。ケース
であるモールドフレーム41に開口42が必要な箇所に
明けられている。
この間口42には、ボタン4oが遊びを持ってはめ込ん
である。ボタン40の上表面には、表示部43が印刷し
である。ボタン40の下端には、弾性足44が前記表示
部と一体に熱融着しである。
弾性足44は、上下方向の弾性たわみを持ち、ボタン4
0を押したときクリック感を有する。この弾性足44は
、プリント板20上に単に載せてあり、ボタン40を弾
性的に支持している。ボタン40の最下端には、導電体
45が張り付けられている。ボタン40を上面から押す
と、導電体45はプリント板20上に接触し必要な回路
を接続しスイッチ作用を行う、なお、・図の例では、弾
性足44は、2本の足であるが2本以上の足または円筒
状の足でもよい。
[実施例6] 第6図は、実施例5のボタン40と基本的には同一のも
のであるが、導電体45の構造が相違すものである。ボ
タン本体50の中央下端には、挿入孔51が明けられて
いる。挿入孔51内には、挿入孔51より径が大きい係
止孔52が形成しである。一方、導電体53は、円筒形
であり、その一部突起54が形成しである。導電体53
は、別工程で作られており、金属、プラスチックなどの
公知の導電材料で作られている。導電体53が挿入孔5
1内に挿入されると、突起54が挿入孔51を押し拡げ
て入り、係止孔52内にはめ込まれて固定される。
[制御パネルの製造方法] 以上、この発明の制御パネルの操作ボタンの実施例6を
詳記したが、次にこの発明の製造方法を説明する。まず
、実施例1を例にとり詳記する。
周知の射出成形法によりボタン本体9を成形する。この
ボタン3の成形のとき、表示部は、空洞として形成され
る。ボタン本体の材質は、ABS、ポリカーボネート(
pc)、ポリプロピレン(PP)、PBT、ナイロンな
ど機械的強度、成形性が良いものであればどんな合成樹
脂でも良い。
更に、軟質材である熱可塑性のエラストマーが融着する
ものであれば、金属板でも良い0両者が熱融着するか否
かは、後述するこの発明者らが発明したものを除いて公
知でありこれらの中から選択して使う0例えば、ナイロ
ンエラストマ、ポリウレタン系エラストマ、オレフィン
系エラストマなどから選択する。したがって、前記ボタ
ン本体9は、ここでは金属板も含む概念である。これら
の熱可塑性エラストマ樹脂に顔料を混合して、表示部が
鮮明に見えるようにする。
ボタン本体9を射出成形(金属の場合は曲げ、刻印など
の塑性加工)後、次の金型に入れる。第7図は、ボタン
支持体部分を射出成形する金型の例を示す断面図で、こ
の例の金型°60は、スリープレート金型と呼ばれるも
ので射出成形で良く用いられる周知の金型構造である。
成形時には第7図の断面図に示すように金型は閉じられ
ている。
キャビティ部は、アクチュエータ10、薄肉部15、肉
厚部17、隆起部12となり成形前はこれらの部分は空
間である。この状態で、スプルー61から熱可塑性の弾
性体を流入させる。
流入された樹脂は、スプルー61からランナ62を通っ
てゲート76を通りキャビティ部を溝なす、アクチュエ
ータ10、薄肉部15、肉厚部16の材料は、熱融着接
合する熱可塑性の弾性体から選択する。この熱可塑性体
に顔料を入れ前記ボタン本体9の色と相違させ、表示部
4ができる限り鮮明に表示されるように行う。表示部4
の隆起部12の部分のみ、ボタン本体9の表面から露出
する。この露出した部分はそのまま表示部4を形成する
加熱融着した熱可塑性弾性体は、スプルー61から(ノ
ズル(図示せず))加圧されて注入される。熱可塑性弾
性体は、ランナ62、ゲート76を通ってキャビティ部
74に流入する。キャビティ部74に流入した熱可塑性
弾性体は、それ自身の溶融熱力でモールドフレーム1の
表面部分を一部溶かして、両者は混合または凝着して熱
融着面8を作る。この成形が終了すると、金型60は、
固定側取付板65とライナストリッパプレート68との
間の面67がガイドビン66により案内され開く、同時
にランナストリッパプレート68と型板70との間の面
69が開く。更に、型板70と可動受板72との間の分
割面71が開く。
この結果、ランナストリッパプレート68は、ランナ6
2を押し出し、金型60から外す。同時に、型板70も
可動受板72から離れる。このとき、エジェクタビン7
5.75の先端は、一体成形されたボタン3を可動コア
72から押し出して金型60から外す0以上のように、
制御パネルの成形と組立は、主にこの射出成形の2〜3
工程のみで完了する。以下の実施例も実施例1とほぼ同
様に製造できるので省略する。
なお、この製造方法は、射出成形法であるが、ボタン本
体9とボタン支持体を熱融着する方法は、他の公知の手
段でも良い。例えば、超音波溶接法、押出成形、ブロー
成形、カレンダ成形、圧縮成形、トランスファ成形など
熱的に融着する条件であれば、他の方法でも良い。
[その他の熱可塑性弾性体] 前記ボタン本体9は、通常の合成樹脂を用いた。しかし
、通常合成樹脂製品は、高い耐熱性および機械的強度が
必要なときは、ポリカポネート、ナイロンなどの熱可塑
性のエンジニアリングプラスチックを使用している。し
かし、従来用いられている熱可塑性弾性体をこれらのエ
ンジニアリングプラスチックスに接合するには、比較的
硬い熱可塑性弾性体に限られている0弾力性に優れた合
成樹脂製の熱可塑性の弾性体を、エンジニアリングプラ
スチックに熱融着する方法がなかった0本出願人は、こ
の方法を特許出願第62−300036号として出願し
た。その発明の要旨は、次のようなものである。
あらかじめ成形された比較的硬度が高い合成樹脂成形体
に、この合成樹脂成形体より硬度(JISショアー高度
A)の低い成形体の熱可塑性体組成物を熱融着により接
合させるか、あるいはこの熱可塑性弾性体組成物からな
る成形体にこの熱可塑性弾性体組成物からの成形体より
硬度が高い前記成形体を与えて両者を熱融着により接合
させて複合成形体を製造する方法である。
この熱可塑性弾性体組成物は、 (i)熱可塑性弾性体・・・・・・・・・・・・100
重量部(ii)ポリエーテルブロックアミド ・・・・・・・・・・・・・・・25〜185重量部か
らなる複合成形体の製造方法である。
前記熱可塑性弾性体の硬度が、70〜35度であり、こ
の熱可塑性弾性体は、水添SBSブロックコポリマー、
オレフィン系エラストマー ジエン系エラストマー、ウ
レタン系エラストマー、可塑化ポリ塩化ビニルから選ば
れる。
熱可塑性弾性体組成物からなる成形体より硬度が高い形
成体の硬度が70度以上である。この合成樹脂は、ポリ
カーボーネート、ナイロン11、ナイロン12、ABS
樹脂、メタクリル樹脂から選ばれる一種である。この熱
融着により接合させる手段は、射出成形法が生産性の点
で望ましい。
この製造方法を前記実施例の制御パネルの表示部に用い
れば、機械的強度に優れかつ弾性があるのでクリック感
の良い制御パネルを製造できる。
すなわち、ボタン本体、制御パネル本体部分を前記熱可
塑性弾性体組成物を用いて、ボタン本体部分と、アクチ
ュエータを前記した硬度が高い成形部分に用いるのであ
る。
[発明の効果] 以上、詳記したように、この発明の操作ボタンとその製
造方法は、操作時にクリック感が良い。
また、射出成形で、すなわち製造工程数が少なくて済む
効果がある。また、この発明の操作ボタンは、ボタン本
体と他の部分とを熱融着させているので、防水性、防塵
性、耐衝撃性が高いなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)は第1の実施例を示す図、第2図
(a)、(b)は第2の実施例を示す図、第3図は第3
の実施例を示す図、第4図(a)、(b)は第4の実施
例を示す図、第5図は第5の実施例を示す図、第6図は
第6の実施例を示す図、第7図は射出成形金型の例を示
す断面図である。 4・・・表示部、3.40・・・ボタン、9.50・・
・ボタン本体、10.38・・・アクチュエータ、11
・・・接触部、35.15・・・薄肉部、34.17・
・・肉厚部、 20・・・プリント板、 2・・・絶縁板、 3・・・導 電シート、 5・・・枠組、 3・・・導電体、 60・・・金型 44・・・弾性足、 45゜

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、制御機器などへの入出力用の操作ボタンにおいて、
    一面に指を接触させてスイッチング動作するための指接
    触部を有し硬質の合成樹脂からなるボタン本体と、この
    ボタン本体の合成樹脂より軟質の熱可塑性エラストマか
    らなり前記ボタン本体に一体に熱融着し前記ボタン本体
    を支持するボタン支持体と、このボタン支持体と前記ボ
    タン本体との境界面に熱融着面とを有することを特徴と
    する操作ボタン。 2、請求項1において、前記ボタン本体がABS、ナイ
    ロン、ポリカーボネート、PBT、ポリプロピレンから
    選択される一種であり、前記ボタン支持体がナイロンエ
    ラストマ、ポリウレタン系エラストマ、オレフィン系エ
    ラストマの中の一種から選択されることを特徴とする操
    作ボタン。 3、請求項2において、前記ボタン支持体が、(i)熱
    可塑性弾性体・・・・・・・・・100重量部(i)ポ
    リエーテルブロックアミド ・・・・・・・・・25〜185重量部 からなるものであることを特徴とする操作ボタン。 4、請求項1ないし3から選択される1項において、前
    記ボタン本体を支持するために前記ボタン支持体に肉厚
    を薄く形成した薄肉部を形成したことを特徴とする操作
    ボタン。 5、請求項1ないし3から選択される1項において、前
    記ボタン支持体が前記制御機器を構成するケース本体の
    一部に一体に熱融着されていることを特徴とする操作ボ
    タン。 6、請求項1ないし3から選択される1項において、前
    記ボタン本体の表面に前記ボタン支持体を一部露出させ
    て表示部を構成したことを特徴とする操作ボタン。 7、制御機器などへの入出力用の操作ボタンにおいて、
    一面に指を接触させてスイッチング動作するための指接
    触部を有し硬質の合成樹脂からなるボタン本体と、この
    ボタン本体の合成樹脂より軟質の熱可塑性エラストマか
    らなり前記ボタン本体に一体に熱融着し前記ボタン本体
    を上端で支持し下端に脚部を有するボタン支持体と、こ
    のボタン支持体と前記ボタン本体との間に熱融着面とを
    有することを特徴とする操作ボタン。 8、請求項7において、前記ボタン本体がABS、ナイ
    ロン、ポリカーボネート、PBT、ポリプロピレンから
    選択される一種であり、前記ボタン支持体がナイロンエ
    ラストマ、ポリウレタン系エラストマ、オレフィン系エ
    ラストマの中の一種から選択される一種であることを特
    徴とする操作ボタン。 9、請求項8において、前記ボタン支持体が、(i)熱
    可塑性弾性体・・・・・・・・・100重量部(i)ポ
    リエーテルブロックアミド ・・・・・・・・・25〜185重量部 からなるものであることを特徴とする操作ボタン。 10、請求項1または7において、前記ボタン本体また
    は前記ボタン支持体を射出成形金型内に入れ、この射出
    成形金型に入れたものが前記ボタン本体のときは前記ボ
    タン支持体の加工熱溶融した合成樹脂材料を前記ボタン
    支持体のときは前記ボタン本体の加熱融着した合成樹脂
    材料を前記射出成形金型内のキャビィ部に圧入し、前記
    ボタン本体と前記ボタン支持体とを前記合成樹脂自身の
    溶融熱で一体に融着接合し、前記ボタン本体と前記ボタ
    ン支持体を一体に成形して前記熱融着面を形成したこと
    を特徴とする操作ボタンの製造方法。
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