JPH07314580A - 押釦スイッチカバー - Google Patents

押釦スイッチカバー

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JPH07314580A
JPH07314580A JP13086894A JP13086894A JPH07314580A JP H07314580 A JPH07314580 A JP H07314580A JP 13086894 A JP13086894 A JP 13086894A JP 13086894 A JP13086894 A JP 13086894A JP H07314580 A JPH07314580 A JP H07314580A
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JP
Japan
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housing
button switch
push button
switch cover
resin
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Application number
JP13086894A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Fujimori
義昭 藤森
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Niigata Polymer Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Niigata Polymer Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shin Etsu Polymer Co Ltd, Shin Etsu Chemical Co Ltd, Niigata Polymer Co Ltd filed Critical Shin Etsu Polymer Co Ltd
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Publication of JPH07314580A publication Critical patent/JPH07314580A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/16Making multilayered or multicoloured articles
    • B29C45/1676Making multilayered or multicoloured articles using a soft material and a rigid material, e.g. making articles with a sealing part
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/46Knobs or handles, push-buttons, grips
    • B29L2031/466Keypads, keytops
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H9/00Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
    • H01H9/02Bases, casings, or covers
    • H01H9/04Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof casings
    • H01H2009/048Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof casings using a sealing boot, e.g. the casing having separate elastic body surrounding the operating member and hermetically closing the opening for it
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H11/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of electric switches
    • H01H2011/0081Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of electric switches using double shot moulding, e.g. for forming elastomeric sealing elements on form stable casing

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 押釦スイッチカバーの外観品位を向上し、防
水性・防塵性を高めて、耐熱性に優れたものとする。 【構成】 硬質熱可塑性合成樹脂で成形さたハウジング
1の開口窓部分15に設けられた押釦スイッチカバー4
が開口窓部分内に位置する操作部と、該操作部の外周縁
に前記開口窓部分の内側壁に設けられた溝部7に嵌入す
る突条片8を備えた嵌着部とを薄肉部42 を介して連結
された熱可塑性弾性体樹脂によりハウジング1に一体成
形してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種リモコン、携帯電
話機等の防水・防塵性が必要とされる電気機器、通信機
器に用いられる押釦スイッチ、特にゴム製押釦スイッチ
カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電卓、電話機、パーソナルコン
ピュータ、ワードプロセッサ、リモートコントローラ、
その他各種電気;電子機器に用いられる押釦スイッチ
は、シリコーンゴム等のゴム系素材で多数のキー部を一
体に成形した押釦スイッチカバーを有していて、これら
機器は、その使用環境上から防水性・防塵性が要求され
ている。従来、これらの押釦スイッチカバーを有する機
器は、図8に示すように嵌合しうる上下ハウジングa,
bの中に回路基板cを有しており、この回路基板上に多
数の接点c’が設けられると共に、スイッチング動作を
する押釦スイッチカバーdが上部ハウジングから外部へ
一部露出する様に回路基板上に設けられている。上・下
ハウジングは軽量性、低コストを考慮しABS樹脂やP
C樹脂等の硬質熱可塑性樹脂で形成されている。押釦ス
イッチは硬質熱可塑性樹脂成型品と金属スプリングを組
み合わせた物や、シリコーンゴム等の熱硬化性樹脂弾性
体で複数の押釦部をシート状に一体成形した押釦シート
ないし押釦スイッチカバー等がある。特に、防水・防塵
性が求められる場合は上・下ハウジング嵌合部に熱可塑
性又は熱硬化性樹脂弾性体で形成されたパッキンeを組
み込み、更に押釦スイッチカバーdの外部露出部近辺に
別途パッキンfを組み込んだり、図8の如く押釦スイッ
チカバー自体を他の部材やプライマーを使用して、上部
ハウジングに押しつけたり、接着することでシール性を
得る方法が取られていた。また、上部ハウジングやハウ
ジング全体を熱可塑性、又は熱硬化性弾性体のシートで
外側から覆い、上部ハウジングのスイッチ部に相当する
開口部からシートを押して操作するフラットタイプの押
釦スイッチカバーで防水・防塵性を得ているものもあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のように、複数の
部品を組み付けたり、プライマー等の中間処理を必要と
する方法では、製品が完成するまでに多くの工程や人手
が必要となり、生産性が低い上に多大のコストが掛かる
とともに品質の信頼性にバラツキがあった。また、フラ
ットタイプの機器ではとくに、全体を外側から覆うた
め、製品意匠性に制限があり、操作時のクリック感も無
く、スイッチ動作の感触が乏しく不安感があり、更に電
池交換や修理が困難という欠点もあった。このため、防
水・防塵性が簡易な構造と工程で安く実現できる様なハ
ウジングと押釦スイッチ又は押釦スイッチカバー及びパ
ッキンの接着、一体化が望まれていたが、一般にこれら
の機器に使用されるハウジング用の成形材料である硬質
熱可塑性合成樹脂と熱硬化性弾性体樹脂はプライマー等
の2次部材を使用しないと直接は接着しない。例えば、
硬質熱可塑性合成樹脂と熱可塑性弾性体樹脂との接着性
は表1に示す如くエラストマーは、その界面の濡れ性
(表面張力)、相溶性から組み合わせによっては互いに
熱融着で接着する物と接着しない物があった。
【0004】
【表1】
【0005】表1に示した様に、硬質・軟質の2材料を
射出成形等の簡易な手法で熱融着により一体成形しよう
とした場合、硬質樹脂に熱融着しやすいポリエステル
系、ポリウレタン系、ポリアミド系エラストマーでは、
その硬度が高く(JIS A硬度65度以上)、押釦ス
イッチカバーとしては操作性、触感が悪く低硬度化が望
まれていた。また、ポリスチレン系、ポリオレフィン系
エラストマーは低硬度(JIS A硬度40度以下)で
あるが、PP樹脂等のオレフィン系樹脂以外との熱融着
での接着性が低く実用性のないものであった。最近で
は、特開平1−139240や特公平4−2412に示
されたように、低硬度のスチレン系、オレフィン系エラ
ストマーに特殊な処方を施すことにより、ABS樹脂や
PC樹脂との接着性を向上させる方法が考案されてい
る。しかし、これらの手法では接着に重点を置いたた
め、耐熱性、圧縮永久歪み特性が通常(JIS K63
01 70℃ 22hr.で10〜60%)より大きく
なっている(JIS K6301 70℃ 22hr.
で60〜80%)。ところが、押釦スイッチの機器は、
通常80℃前後の耐熱性が要求され、圧縮永久歪みは出
来るだけ小さい事が好ましい。前記の特殊処方の熱可塑
性エラストマーでは耐熱性が悪く、長期の使用に耐えら
れるものではなく、押釦スイッチカバーの外形が熱変形
を生じやすいため、耐熱性を要する機器には不向きであ
った。また、特開平2−208025に示されるような
手法で前記特殊処方の材料を使用して押釦を形成する場
合、押釦露出部とハウジングの接合部に後から成形する
材料がバリとして発生しやすく、商品外観を損なって製
品率が低下するため、決して満足できるものではなかっ
た。更に、パッキンをハウジングに一体化し、組み込み
工数を低減する手法として、特開平2−107416、
特開平2−195076等の手法が考案されている。し
かし、ハウジングと熱硬化性弾性体樹脂のパッキンをプ
ライマーを使用して一体化する方法では、組み込み工数
が低減される反面、ハウジングの製造工程でプライマー
塗布工程が増し、使用する材料が増えることから生産効
率低減・コストアップとなり、望ましいものでなかっ
た。更にハウジングに次工程でパッキン材を紐状0吐出
しながら形成する方法では、パッキン設置位置が複雑な
形状で幅が狭く、また、樹脂製のハウジングは変形・反
りが製品個々で微妙に異なっているために吐出機の設定
・治具設計が複雑となり、かえって多数の工程を必要と
することが多く、実用性に欠けるものであった。本発明
はこれらの問題点を解決しようとするものであり、製品
の外観品位が優れていて、防水・防塵性を確実に得られ
る押釦スイッチカバーとパッキンを簡易な手法でハウジ
ングに一体化して形成すると共に、耐熱性が良く品質の
安定した押釦スイッチカバーを提供することを目的とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、硬質熱可塑性
合成樹脂で成形さたハウジングの開口窓部分に設けられ
た押釦スイッチカバーが、開口窓部分内に位置する操作
部と、該操作部の外周縁に前記開口窓部分の内側壁に設
けられた溝部に嵌入する突条片を備えた嵌着部とを薄肉
部を介して連結された熱可塑性弾性体樹脂によりハウジ
ングに一体成形してなるものである。
【0007】
【作用】押釦スイッチでの硬質熱可塑性合成樹脂のハウ
ジングと、熱可塑性弾性体樹脂の押釦スイッチカバーの
接合部に成型時に発生しやすいバリ、キズを低減させ、
射出成形等の簡易な手法で一体に成形することが可能で
あるため、次工程での組立等も容易となり、生産効率を
高める事ができ、コストメリットが大きく、更に耐熱性
・良圧縮永久歪みの特性を硬質熱可塑性樹脂に接着可能
な熱可塑性弾性体樹脂に付与してあるため、信頼性が高
く、製品寿命の長い製品を得ることが出来ると共に、パ
ッキンを熱可塑性エラストマーでハウジングに一体化さ
せることができ、次工程での複数部品組み込み工数を削
減し、更に生産性・品質安定性を高めることができる。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図3の例の自動車
のドアロック開閉用の携帯用リモコン装置で説明する
と、超耐熱ABS樹脂[旭化成工業(株)製スタイラッ
ク185]の硬質熱可塑性合成樹脂で射出成形した上部
ハウジング1と下部ハウジング2との嵌合対接面にシリ
コーンゴムのパッキン3を設けると共に、前記上部ハウ
ジング1に形成した開口窓部15に熱可塑性エラストマ
ーの熱可塑性弾性体樹脂からなる押釦スイッチカバー4
を一体成形し、内部にON−OFF用のタクトスイッチ
6や各種部品(図示せず)が配置された回路基板5が下
部ハウジング2のリブ10上に定着されている。この場
合、上部ハウジング1の開口窓部分15に設けられた押
釦スイッチカバー4が開口窓部分内に位置するハット形
の操作部と、該操作部の外周縁に前記開口窓部分の内側
壁に設けられた溝部7に嵌入する突条片8を備えた嵌着
部とを薄肉部42 を介して連結された熱可塑性弾性体樹
脂により上部ハウジング1に一体成形してある。
【0009】ここで使用した熱可塑性エラストマーは、
ABS樹脂との接着が可能であるスチレン系エラストマ
ー[旭化成工業(株)製タフテックS2955]と耐熱
性・良圧縮永久歪みのスチレン系エラストマー[旭化成
工業(株)製タフテックS2254]を重量比で8.
5:1.5にブレンドした物を使用した。上部ハウジン
グ1と下部ハウジング2はそれぞれの外周近辺に非連続
に複数箇所設けられた嵌合爪9により組み合わされ、パ
ッキン3を圧縮することで上・下ハウジングのシール面
を形成している。上部ハウジング1に押釦スイッチカバ
ー4を一体に成形するには、第一の工程で上部ハウジン
グ1を形成する際に、押釦スイッチカバー4を形成する
開口部15の近辺に略全周にわたる溝7を形成し、これ
により製品肉厚より薄い突条片8を形成しておく。
【0010】次に図4に示すように、前記上部ハウジン
グ1を押釦スイッチカバー成型用の上金型11、下金型
12の間にインサートし、前記上金型11、下金型1
2、上ハウジング1により形成される押釦スイッチカバ
ー4の形成用空間(キャビティ)41 を造らせる。射出
成形によりスプルー、ランナー等の樹脂流入部13を通
りキャビティ41 に充填される前記熱可塑性エラストマ
ーはキャビティ41 の薄肉部42 の影響により、最初に
厚肉部43 に充填する。このときこのキャビティ41
一部を形成する上ハウジングに設けられた溝7に熱可塑
性エラストマーが流入して、成形樹脂圧により上ハウジ
ングの薄肉壁の突条片8がキャビティを形成する上金型
11のボタン見切り形成部14に押しつけられ、該ボタ
ン見切り形成部14とハウジングとに多少の隙間があっ
てもバリが発生することなく、かつキズの発生をも減少
させることができる。[例えば、図1に示した様な製品
においては、従来形状でのバリ、キズによる外観不良発
生率が10%以上であったのに対し、本発明を採用した
結果、外観不良の発生は認められなかった。] 更に、キャビティ41 に充填し終わり、圧力が高まった
熱可塑性エラストマーはキャビティ薄肉部42 を通り、
押釦スイッチカバー4の外観部に充填する。尚、成型方
法として本実施例では射出成形によるインサート成形を
行ったが、ロータリー式またはコア回転式の二色成形機
を使用しても良い。
【0011】前記上部ハウジング1に設けられる溝7及
び薄肉壁部8は、図2,4に示すような形状の他に図5
(A)(B)(C)に示すような形状即ち、横断面が、
長方形の溝で、かつ薄肉壁部の高さがより高いもの[図
5(A)]や、U字溝でかつ薄肉壁部の高さが等しいも
の[図5(B)]、また薄肉壁が開口窓部5に向けて傾
斜しており、かつその高さが高いもの[図5(C)]等
の形状でも良いが、溝7の深さはハウジングの製品肉厚
の1/3以上とし、溝部の最小肉厚が出来れば1mm以
下で0.1mm以上が望ましい。また、溝7により形成
される薄肉壁部8の樹脂圧力で変形する際の支点となる
部分の厚さは、使用するハウジング材料の剛性により多
少異なってくるが1mm以下が好ましい。更に熱可塑性
エラストマー成形キャビティの薄肉部は、前記キャビテ
ィの標準肉厚と同じか、それより薄いのが良く、好まし
くは1/2以下とすべきである。
【0012】なお、本実施例では、前記押釦スイッチカ
バー4の上部ハウジング1への接着性を維持したまま、
耐熱性を向上させるために、前述の通り押釦スイッチカ
バー4の熱可塑性エラストマーにABS樹脂との熱融着
が可能なスチレン系エラストマー(タフテックS295
5 圧縮永久歪みは70度22hr.で80%以上)と
前記スチレン系エラストマーに相溶性があり、高耐熱・
良圧縮永久歪みのスチレン系エラストマー(タフテック
S2254 同22%)を配合してある。ここで使用し
た熱可塑性エラストマーの重量配合比率によるABS樹
脂との接着強度変化と耐熱試験での押釦スイッチカバー
外観の変化とについて実施例の形状でのデーターを表2
に示す。
【0013】
【表2】
【0014】表2から明らかなように、ABS樹脂との
熱融着での接着性を有する熱可塑性エラストマー単品で
は耐熱性が低く、ボタン部の変形・破損等の外観不具合
を生じ、また耐熱・良圧縮永久歪み(ABS非接着)グ
レードのブレンド比が多すぎると接着性が低下し耐熱試
験時やボタン操作時に剥離が発生する。前記ハウジング
をPC樹脂とした場合も、ポリスチレン系エラストマー
の押釦スイッチカバーとの接着性、外観変化は前記表2
と同様であった。よってハウジング材料に対して熱融着
での接着性を有する熱可塑性エラストマーにそれ自体よ
り高耐熱・良圧縮永久歪み特性の熱可塑性エラストマー
を5〜50重量部配合することで押釦スイッチカバーの
変形等の不具合を解消することが出来た。ハウジングと
押釦カバーを他の樹脂を使用した場合の例を表3に示
す。
【0015】
【表3】
【0016】表3に示す比較例3では、押釦スイッチカ
バーの材質に耐熱性があり、PCと熱融着するポリエス
テル系エラストマーを使用した。特に本発明によるブレ
ンドは用いずにハウジングのPC樹脂と強固に接着し、
熱変形も生じなかったが硬度が高いため(シュアーD硬
度33)極端な薄肉化を実施しないと良好な触感、操作
性が得られず実用性が無かった。比較例4ではウレタン
系エラストマーとしては低硬度(JIS A硬度63)
のものを使用したが、耐熱性が低く、単品では接着する
が耐熱試験で外観上の問題を生じた。そこで本発明に関
する実施例4として前記ポリウレタン系エラストマーに
耐熱性の高いポリアミド系エラストマーを20重量部配
合することにより良好な結果が得られた。ただし、前記
ポリウレタン系エラストマーは低硬度化のために多くの
可塑剤を添加しており、これらの表面ブリードにより押
釦スイッチカバー操作時のベタツキ感が多少有るため、
特に滑り止めが必要としない機器への使用は避けるのが
好ましい。
【0017】前述の実施例ではパッキン3にシリコーン
ゴム製のプレス成型品を使用したが、低硬度(JIS
A硬度50以下、好ましくは30度以下)、良圧縮永久
歪み(好ましくはJIS K6301 70度22時間
で20%以下)特性を有する熱可塑性エラストマーであ
るスチレン系エラストマー[例えばタフテックS225
4 旭化成工業(株)製]やオレフィン系エラストマー
[例えばサントプレーン211−45 エーイーエスジ
ャパン(株)製]を使用し、射出成形の手法で金型内に
先の工程で成形した、上または下ハウジングをインサー
トし、パッキンを一体に成形する事で、より生産効率を
高めることが可能である。実施例として、図6の如く前
記押釦スイッチカバー成型用の金型12にパッキン形成
用キャビティ16及び樹脂流入部17を追加加工し、射
出シリンダーを2本有する2色成型機を使用して、同一
の工程内で金型にインサートした前記ハウジングへ押釦
スイッチカバー4とパッキン3を一体で形成するのもよ
い。また、パッキン用としてはオレフィン系エラストマ
ーのサントプレーン211−45[エーイーエスジャパ
ン(株)製]を実際に使用した結果、良好な防水性が得
られ、85度24時間の耐熱試験を実施しても問題は発
生しなかった。ここでは2色成形機を使用して同一の工
程内で押釦スイッチカバー4とパッキン3を異なる樹脂
で成形したが、もちろん別工程や別の金型で押釦スイッ
チカバー4とパッキン3を成形しても良い。ただし、こ
こで使用すべき前記パッキン用の熱可塑性エラストマー
は、ハウジングに熱融着する特性を持たない、あるいは
接着性が低いものが多いため、図7(A)(B)(C)
に示すような、嵌支構造の機械的なパッキンの脱離防止
構造をパッキン設置部の複数箇所に設け、製品の最終組
立工程までパッキンがハウジングから脱離しないように
することが望ましい。
【0018】さらに、前記押釦スイッチカバー4に用い
た様な、ハウジングに接着性を有し、耐熱性と圧縮永久
歪みを向上させた配合の熱可塑性エラストマーと同一の
材料を使用して、押釦スイッチカバーとパッキンを同時
(または別工程で)かつ同一の熱可塑性エラストマーで
成形することも可能である。実際に前記図7と同様な金
型でパッキン成型用キャビティと押釦成型用キャビティ
の一部を連結し、少なくとも一箇所以上の樹脂通路から
前記熱可塑性エラストマー(ここでは本実施例で使用し
た前記タフテックS2955とタフテックS2254ブ
レンド品でブレンド比が重量比で7:3の熱可塑性エラ
ストマーを使用した)を両方のキャビティに充填した結
果、押釦スイッチカバーとパッキンをハウジングに熱融
着で一体に成形することができ、常温において十分な防
水・防塵性を有する製品が得られた。ただし、この場合
は特に押釦スイッチカバー部のハウジングとの接着性が
重要なため(パッキンについては次工程で基板等を組み
込み、上・下のハウジングを嵌合させるまでハウジング
からパッキンが脱離しなければ良い)パッキンとしての
圧縮永久歪みが、高温下では十分では無い材料配合とな
ることが多い。よって、このようにして得られた製品に
ついては事前に耐熱レベルを十分に吟味すると共に、高
温下で長時間使用される機器への採用は避ける方が良
い。
【0019】上・下のハウジングとハウジング内部に設
置される回路基板と、この回路基板上に設けられた接点
(たとえばそれ自体が内部に接点とスプリング等を有
し、短いストロークで良好なクリック感を得てスイッチ
ング動作をするタクトスイッチ等)を複数設置した構成
の押釦スイッチとするのに、先ず、射出成形の手法によ
り、第一工程で成形される硬質熱可塑性樹脂製ハウジン
グの前記タクトスイッチ等の接点を操作しうる開口部近
辺に略全周にわたる溝7を形成して、開口部周囲のハウ
ジングに薄肉部8を形成する。第二工程で前記上部ハウ
ジング1の開口部15に熱可塑性エラストマーの押釦ス
イッチカバー4を同じく射出成形で形成するときに、前
記上部ハウジング1の溝部7に熱可塑性エラストマーが
先に充填するように成形することで、熱可塑性エラスト
マーの成型時の樹脂圧により前記薄肉部が成型用金型に
押し付けられてバリの発生を防ぎ、押釦カバー部の外観
を良好なものとすることが配慮されている。
【0020】この場合、第一工程で成形された上部ハウ
ジングに、第二工程で熱可塑性エラストマーの押釦スイ
ッチカバーを射出成形で熱融着により一体に成形する方
法において、前記熱可塑性エラストマーを下記配合とす
ることで、熱可塑性エラストマーとハウジングとの接着
性を維持したまま、熱可塑性エラストマーの耐熱性・圧
縮永久歪み特性を向上させ、製品外観部となる押釦カバ
ーの機能を満足させる。即ち、ハウジング用の硬質熱可
塑性樹脂に熱融着で接着可能な熱可塑性エラストマー5
0〜95重量部と高耐熱・良圧縮永久歪みの熱可塑性エ
ラストマー50〜5重量部(硬質熱可塑性エラストマー
との接着性無し)とを配合する。なお、ハウジングに用
いられる硬質熱可塑性樹脂は、前記表1に示したABS
樹脂、PC樹脂、PBT樹脂、PA樹脂の他にPMMA
樹脂(ポリメチルメタクリレート樹脂)、PS樹脂(ポ
リスチレン樹脂)等の熱可塑性樹脂及びその熱可塑性樹
脂に各種フィラー等を添加し、強度を上げた物でも良い
が、事前に何れかの熱可塑性エラストマーとの熱融着性
を有する点を評価するべきである。また、使用される硬
質熱可塑性樹脂に熱融着で接着する熱可塑性エラストマ
ーについても、同じく前記表1中に示したものや、その
他の塩ビ系エラストマー、ニトリル系エラストマー等で
良いが、押釦の操作性、触覚の点からは低硬度(JIS
A硬度50度以下)のポリオレフィン系エラストマー、
ポリスチレン系エラストマー等が好ましい。ポリウレタ
ン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー等を可
塑剤等の添加剤で柔軟化した熱可塑性エラストマーは、
その添加剤のブリードや他部品への移行が考えられる場
合は使用しない方が良い。また、それらに配合する高耐
熱・低圧縮永久歪みの熱可塑性エラストマーは前記のベ
ースとなる接着性の熱可塑性エラストマーと相溶性を有
する材料を選択すべきである。
【0021】さらに、第一工程で成形された上・下ハウ
ジングの何れかに、第二工程以降で熱可塑性エラストマ
ーの押釦カバーとパッキンを射出成形で一体に成形する
方法において、前述の配合によるハウジング材料と接着
し、耐熱性・圧縮永久歪み特性を改良した配合の熱可塑
性エラストマーを使用して、押釦カバーとパッキンを同
時に成形し、ハウジングに一体で熱融着させる方法や、
第二工程で押釦スイッチカバー4またはパッキン3のい
ずれか一方を一体成形したのち、第3工程で残った他方
のパッキン3或いは押釦スイッチカバー4を一体成形さ
せることもできる。例えば、耐熱性・圧縮永久歪み特性
を改良した配合の熱可塑性エラストマーを使用して、第
二工程で押釦スイッチカバーを成形したのちに、第三工
程でパッキン用として更に圧縮永久歪み特性を改良する
等の処方を施した前記押釦カバー成型用の熱可塑性エラ
ストマーと異なる熱可塑性エラストマーを使用してパッ
キンをハウジングに一体で熱融着させる。この押釦スイ
ッチカバーとパッキンの成形順序は逆でもよく、パッキ
ン用としてハウジングに非接着あるいは接着性の小さい
良圧縮永久歪みの熱可塑性エラストマーで機械的な嵌合
構造を用いることによりパッキンをハウジングに一体で
形成するのもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明は、硬質熱可塑性合成樹脂で成形
さたハウジングの開口窓部分に設けられた押釦スイッチ
カバーが開口窓部分内に位置する操作部と、該操作部の
外周縁に前記開口窓部分の内側壁に設けられた溝部に嵌
入する突条片を備えた嵌着部とを薄肉部を介して連結さ
れた熱可塑性弾性体樹脂によりハウジングに一体成形し
てなることにより、押釦スイッチでの硬質熱可塑性合成
樹脂のハウジングと熱可塑性弾性体樹脂の押釦スイッチ
カバーの接合部に成型時に発生しやすいバリ、キズを低
減させ、射出成形等の簡易な手法で一体に成形すること
が可能であるため次工程での組立等も容易となり、生産
効率を高める事ができ、コストメリットが大きく、更に
耐熱性・良圧縮永久歪みの特性を硬質熱可塑性樹脂に接
着可能な熱可塑性弾性体樹脂に付与してあるため、信頼
性が高く、製品寿命の長い製品を得ることができる。ま
た、パッキンを熱可塑性エラストマーでハウジングに一
体化させることができ、次工程での複数部品組み込み工
数を削減し、更に生産性・品質安定性を高めることがで
きる。また、本発明では、押釦スイッチカバーとハウジ
ングの嵌合対接面に一体成形されるパッキンとを硬質熱
可塑性合成樹脂との接着性を有するポリオレフィン系エ
ラストマー、ポリスチレ系エラストマーの中から選ばれ
る1種と、これより高耐熱・良圧縮永久歪みの特性を有
するポリオレフィン系エラストマー、ポリスチレン系エ
ラストマー、ポリウレタン系エラストマー、ポリエステ
ル系エラストマー、ポリアミド系エラストマーの中から
選ばれる少なくとも1種との二種類の熱可塑性弾性体樹
脂を用いて一体成形したことで、耐熱性に優れ、長期使
用に耐えられるし、押釦カバーの外形の変形もなく外観
品位を劣化することなく生産できるものである。さら
に、パッキンを熱可塑性弾性体樹脂でハウジングに一体
成形することにより、次工程での工数削減や品質の安定
がはかられるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の平面図である。
【図2】図1のA−A線における縦断面図である。
【図3】図1のB−B線における縦断面図である。
【図4】図1の例の上部ハウジングの射出成形時の縦断
面図である。
【図5】上部ハウジングと押釦スイッチカバーとの接合
部の他例の一部拡大縦断面図である。
【図6】上部ハウジングの射出成形時の他の実施例の縦
断面図である。
【図7】ハウジングとパッキンとの接合部の他例の一部
拡大縦断面図である。
【図8】従来例の押釦スイッチの縦断面図である。
【符号の説明】
1 上部ハウジング 2 下部ハウジング 3 パッキン 4 押釦スイッチカバー 41 キャビティ 42 薄肉部 43 厚肉部 5 回路基板 6 タクトスイッチ 7 溝部 8 突条片 10 リブ 11 上金型 12 下金型 13 樹脂流入部 14 ボタン見切り形成部 15 開口窓部分

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬質熱可塑性合成樹脂で成形さたハウジ
    ングの開口窓部分に設けられた押釦スイッチカバーが、
    開口窓部分内に位置する操作部と、該操作部の外周縁に
    前記開口窓部分の内側壁に設けられた溝部に嵌入する突
    条片を備えた嵌着部とを薄肉部を介して連結された熱可
    塑性弾性体樹脂によりハウジングに一体成形してなるこ
    とを特徴とする押釦スイッチカバー。
  2. 【請求項2】 前記押釦スイッチカバーが、前記ハウジ
    ングの硬質熱可塑性合成樹脂との接着性を有するポリオ
    レフィン系エラストマー、ポリスチレン系エラストマー
    の中から選ばれる少なくとも1種と、これより高耐熱性
    ・良圧縮永久歪みの特性を有するポリオレフィン系エラ
    ストマー、ポリスチレン系エラストマー、ポリウレタン
    系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリア
    ミド系エラストマーの中から選ばれる少なくとも1種と
    の重量比が1:1〜19:1である請求項1記載の押釦
    スイッチカバー。
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