JP2010198802A - 防水型スイッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造性を低下させることなく防水性を確保でき、かつ、デザインの自由度を向上できる防水型スイッチ装置を提供する。
【解決手段】スイッチ26に対応する位置でハウジング11のウィンドウ16に開口部83を形成する。開口部83を覆うように、可撓性を有する合成樹脂により操作部88を有するパッド18を射出成形する。製造性を低下させることなく防水性を確保した防水型スイッチ装置98を得ることができる。ハウジング11の表面にスイッチ26を配置する必要がないため、スイッチ26の配置に自由度があり、デザインの自由度を向上できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、筐体の内部に収容されたスイッチに対応する位置で筐体に形成された開口部を備えた防水型スイッチ装置に関する。
従来、例えば防水型デジタルカメラなどの防水型電子機器は、筐体の内部にスイッチ、あるいは電池用接点が収容されており、これら接点の位置に対応して、筐体に開口部が形成されている。さらに、この開口部には、スイッチの操作用の操作部(キートップ)、あるいは電池用接点を覆うための蓋体が取り付けられている。そして、操作部あるいは蓋体と開口部との隙間から筐体の内部に水分が侵入しないように、操作部あるいは蓋体と開口部との間にシール材が取り付けられている(例えば、特許文献1及び2参照。)。
しかしながら、このような防水型電子機器では、開口部毎にシール材を取り付ける必要があり、組み立てに精密さが要求されるとともに、作業工数が増加し、コスト高となったり、スイッチの配置の自由度が低くなったりするという問題がある。
この点、複数の操作部をシート状に一体に形成した構成が知られている(例えば、特許文献3参照。)。
しかしながら、この構成では、取り扱い上、複数の操作部を1箇所に集約したデザインでしか対応できないという問題がある。
特許第3581553号公報 (第3頁、図7) 特許第3208574号公報 (第3頁、図1) 特開2007−123103号公報 (第5頁、図1−3)
上述したように、防水性を確保しながら、製造性が良好で、かつ、デザインの自由度を向上した防水型電子機器が望まれている。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、製造性を低下させることなく防水性を確保でき、かつ、デザインの自由度を向上できる防水型スイッチ装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の防水型スイッチ装置は、筐体と、この筐体の内部に収容されたスイッチと、このスイッチに対応する位置で前記筐体に形成された開口部と、可撓性を有する樹脂により前記開口部を覆うように射出成形された前記スイッチの操作用の操作部とを具備したものである。
そして、スイッチに対応する位置で筐体に形成した開口部を覆うように、可撓性を有する樹脂により操作部を射出成形する。
請求項2記載の防水型スイッチ装置は、請求項1記載の防水型スイッチ装置において、開口部に連続して筐体の表面側に形成された凹部を具備し、操作部は、前記開口部及び前記凹部に亘って射出成形されているものである。
そして、開口部と、この開口部に連続して筐体の表面側に形成した凹部とに亘って操作部を射出成形する。
請求項3記載の防水型スイッチ装置は、筐体と、この筐体の内部に収容されたスイッチと、このスイッチに対応する位置で前記筐体に形成された開口部と、可撓性を有する部材により形成され、前記開口部を覆うように配置される前記スイッチの操作用の操作部とを具備したものである。
そして、スイッチに対応する位置で筐体に形成した開口部を覆うように、可撓性を有する部材より形成した操作部を配置する。
本発明によれば、製造性を低下させることなく防水性を確保でき、かつ、デザインの自由度を向上できる。
本発明の一実施の形態の防水型スイッチ装置を示す図11のI−I断面図である。 同上防水型スイッチ装置を示す図11のII−II断面図である。 同上防水型スイッチ装置を示す図11のIII−III断面図である。 同上防水型スイッチ装置を示す図11のIV−IV断面図である。 同上防水型スイッチ装置を備えた防水型電子機器の後部の組み立て方法を(a)ないし(d)の順に示す斜視図である。 同上防水型電子機器の側部の組み立て方法を(a)ないし(f)の順に示す斜視図である。 同上防水型電子機器の側部の組み立て方法を(a1)(a2)ないし(c1)(c2)の順に示す側面図である。 同上防水型電子機器のストラップアンカを示す平面図である。 同上防水型電子機器のストッパリングを示す平面図である。 同上防水型電子機器を前方から示す斜視図である。 同上防水型電子機器を後方から示す斜視図である。
以下、本発明の一実施の形態の構成を図1ないし図11を参照して説明する。
図10及び図11において、10は防水型電子機器としての防水型デジタルカメラであり、図10は防水型デジタルカメラ10の前側(被写体側)を示し、図11は防水型デジタルカメラ10の後側(反被写体側)を示す。そして、この防水型デジタルカメラ10は、筐体であるハウジング11と、このハウジング11に取り付けられたレンズ装置12とを備えている。
なお、以下、各図において、矢印F方向が撮像光軸に沿う被写体側である前方向であり、矢印B方向が撮像光軸に沿う反被写体側である後方向であり、矢印U方向及び矢印D方向が撮像光軸に対して直交する平面内のY軸方向(上下方向)であり、矢印L方向及び矢印R方向が撮像光軸に対して直交する平面内のX軸方向(左右方向)である。
ハウジング11は、図1ないし図6に示すように、前側に位置する第1カバーとしてのフロントカバー15、後側に位置する第2カバーとしてのリアカバーであるウィンドウ16、これらフロントカバー15とウィンドウ16との間に位置するシール材としてのOリング17、ウィンドウ16を保護する保護部材としてのパッド18、フロントカバー15とウィンドウ16とを互いに固定する連結部材としての固定手段であるメタルベルト19、及び、メタルベルト19とウィンドウ16との間に位置する保護部材としてのシート20を有している。そして、このハウジング11には、レンズ装置12を介して画像を撮像する図示しない撮像素子などを有する画像処理用の処理手段としての図示しない処理回路部、及び、外部からの入力操作されるスイッチ26を備えた回路基板27などが収容されているとともに、ウィンドウ16に貼り付けられた表示素子であるLCD(Liquid Crystal Display)パネル28、及び、入出力端子である接続端子29などが外部に臨むように配置されている。
フロントカバー15は、例えば合成樹脂などの部材により四角形箱状に形成されている。すなわち、このフロントカバー15は、前部を構成する四角形状のカバー本体部32と、このカバー本体部32の周囲全体に亘って前後方向に沿って(撮像光軸に平行に)形成された外枠部33とを備え、この外枠部33の後部に、ウィンドウ16が嵌合される四角形状の開口34及びこの開口34の周囲に連続する段部35が形成されている。
カバー本体部32の略中央部には、レンズ装置12の前側が露出する丸孔状の窓部37が開口形成されている。
外枠部33は、カバー本体部32の上下部にそれぞれ形成される側壁部41,42と、カバー本体部32の左右部にそれぞれ形成される側壁部43,44とを備えている。また、この外枠部33には、メタルベルト19を係止するための溝部45がウィンドウ16の表側面から所定距離だけ離間された位置にウィンドウ16面と略平行に、かつ、略全周に亘って連続的に形成されている。さらに、この外枠部33は、溝部45よりもウィンドウ16側の面が、メタルベルト19を嵌着する嵌着部46となっている。
上側の側壁部41には、図10に示すように、右側の側壁部44寄りの位置に、シャッタ操作用のシャッタボタン47が取り付けられる横長四角形状の孔部48がハウジング11の内部に連通して開口形成されている。この孔部48とシャッタボタン47との隙間には、図示しないが、例えばOリングなどの防水部材が配置されている。
右側の側壁部44には、図10及び図11に示すように、上下方向の略中心位置で、かつ、前側寄りの位置に、接続端子29(図4)が取り付けられる接続端子取付部51が左右方向に沿って形成されている。
接続端子取付部51は、図4、図10及び図11などに示すように、右側の側壁部44から右方へと突出した略円筒状の壁部である突状部53と、この突状部53の内方で右側の側壁部44に凹設された取付空間部54と、この取付空間部54に形成されハウジング11の内部と連通する接続端子取付開口55とを備えている。
突状部53は、一部がカバー本体部32の右側の位置まで連続している。また、この突状部53の外周側には、ストラップアンカ57及びこのストラップアンカ57の抜け止め用のストッパリング58が取り付けられている。さらに、この突状部53の先端側には、シール部材であるOリング61が嵌着される嵌着切欠部62が外周側全体に連続して環状に形成されている。また、この突状部53の外周側には、ストッパリング58を固定するための複数の固定溝部63が嵌着切欠部62に連続して軸方向に沿って形成されている。そして、この突状部53の先端には、蓋体であるねじ止め式のキャップ64が着脱可能に取り付けられている。
ストラップアンカ57は、図6ないし図11に示すように、防水型デジタルカメラ10を吊り下げ保持するための図示しないストラップを取り付ける部材であり、例えば板状の金属などにより形成され、突状部53の外周に固定される略円環状のアンカ本体部65と、このアンカ本体部65からそれぞれ互いに反対方向へと径方向に突出したストラップ取付部66,66とを有している。また、このストラップアンカ57は、突状部53の外周側に取り付けられて固定された状態で、メタルベルト19の一部を押さえてこのメタルベルト19をフロントカバー15に対して保持固定する。
アンカ本体部65は、突状部53の外径寸法よりも若干大きい内径寸法を有している。また、このアンカ本体部65の内側部には、図8に示すように、突状部53の複数の固定溝部63に対してそれぞれ遊嵌可能な複数(例えば3つ)の突状片65aが形成されている。これら突状片65aは、図7(a1)及び図7(a2)に示すように、アンカ本体部65の固定溝部63にそれぞれ位置合わせされることにより突状部53に挿嵌可能となっている。そして、ストラップアンカ57全体を所定方向に回動させることにより、図7(b1)及び図7(b2)に示すように、突状部53の下部に形成された凹部53aに対して突状片65aの一部が嵌入されるように構成されている。
各ストラップ取付部66は、アンカ本体部65に対して上下方向へと突出している。また、各ストラップ取付部66の先端側は、右側の側壁部44からそれぞれ離間されるように屈曲しており、この先端側に、ストラップが取り付けられる孔部69がそれぞれ形成されている。
ストッパリング58は、例えば金属などにより形成され、ストラップアンカ57のアンカ本体部65の外径寸法と略等しい外径寸法を有している。また、このストッパリング58の内周側には、各固定溝部63に挿入固定されて隙間を埋めストラップアンカ57の回転を阻止するための爪部71(図7(c1)、図7(c2)及び図9参照)がそれぞれ形成されている。
Oリング61は、可撓性を有する合成樹脂などの部材により環状に形成されており、キャップ64を突状部53の先端側に取り付けた状態で嵌着切欠部62との間で若干潰れるように挟持される。
キャップ64は、図4、図10及び図11に示すように、Oリング61を介して取付空間部54を液密に閉塞して接続端子29を防水保護するためのもので、突状部53内の図示しないねじ溝にねじ込まれて嵌着される蓋体本体である略円筒状のキャップ本体73と、このキャップ本体73の一端部に一体に鍔状(フランジ状)に形成され突状部53の先端側(取付空間部54)を閉塞する閉塞部74とを備えている。
閉塞部74には、長手状の窪み部76が径方向に沿って略中心位置に凹設されている。また、この閉塞部74の外周部全体には、キャップ本体73側へと突出する突出部78が一体に形成されている。
窪み部76は、例えばコインなどを挿入してキャップ64を接続端子取付部51に対して周方向に回動させて着脱するためのものである。
突出部78は、キャップ64を接続端子取付部51に取り付けた状態で、内周面と嵌着切欠部62との間でOリング61を挟持するためのものである。
また、溝部45は、図5ないし図11に示すように、側壁部43に形成された溝部45aと、側壁部41,42に形成され溝部45aの上下にそれぞれ連続する溝部45b,45cと、側壁部44に形成され溝部45b,45cにそれぞれ連続する溝部45d,45eとを備えている。これら溝部45a〜45eは、ウィンドウ16の表側面から所定距離だけ離間された位置にウィンドウ16面と略平行に形成されている。
嵌着部46は、図3に示すように、メタルベルト19を取り付けた状態で、このメタルベルト19の外側面とフロントカバー15の外枠部33の外側面とが略同一平面となるように、この外枠部33に対してメタルベルト19の厚み分、窪んで形成されている。
また、ウィンドウ16は、透光性を有する合成樹脂などの部材によりフロントカバー15の開口34に嵌め込み可能に成形されており、ハウジング11の後部全体を形成している。そして、このウィンドウ16は、内面側に貼り付けられたLCDパネル28に表示された画像を後部から視認できるように構成されている。また、このウィンドウ16には、図1ないし図3に示すように、パッド18が取り付けられる凹部81が形成されている。
凹部81には、スイッチ26に対応する位置に、ハウジング11の内部と連通する開口部83がそれぞれ形成されている。また、この凹部81の前端側の両側には、前側へと拡開するように傾斜したテーパ状の切欠部84が形成されている。
Oリング17は、フロントカバー15とウィンドウ16との隙間を閉塞するものであり、可撓性を有する合成樹脂により、段部35に嵌着される四角形枠状に形成されている。
パッド18は、可撓性を有する樹脂である合成樹脂が、ウィンドウ16の開口部83を覆って凹部81全体に2色成形(多色成形)などにより予め射出成形されることで四角形枠状に形成されている。したがって、このパッド18には、凹部81の切欠部84に嵌合してパッド18の強度を補強する鍔部87が射出成形時に一体に形成され、この鍔部87が切欠部84に嵌合することにより、パッド18が開口部83の防水状態をより確実に維持している。また、このパッド18は、ウィンドウ16よりも後方へと突出しており、ウィンドウ16を下に向けた状態で防水型デジタルカメラ10を平面上に載置した場合、この平面に接触することにより、ウィンドウ16がこの平面に接触しないように保護している。さらに、このパッド18には、各開口部83に対応する位置、例えば上下左右のそれぞれの略中心位置に、それぞれスイッチ26のキートップとなる複数の操作部88が一体に形成されている。
各操作部88は、凹部81の底部に対向する側に、嵌合凹部91がそれぞれ形成されており、この嵌合凹部91により、各操作部88の柔軟性が保たれている。また、各嵌合凹部91には、スイッチ26を押圧操作するための連結手段としての操作体である長尺状の連結棒92の一端側が取り付けられている。
各連結棒92は、各開口部83に挿通されて他端側がスイッチ26の被操作部であるボタン部94に対向して接触しており、操作部88を押圧することによりスイッチ26のボタン部94を押圧して、スイッチ26を操作することが可能となっている。また、各連結棒92は、ハウジング11内に収容された保持部材95により、押圧方向へと摺動可能に保持されている。
メタルベルト19は、例えばアルミニウムなどの金属によりプレス形成されている。このメタルベルト19は、図1及び図3に示すように、シート20を介してウィンドウ16の端縁部を押さえ込む押さえ部である押さえ板部19aと、この押さえ板部19aの外縁部側に屈曲状に連続し嵌着部46に嵌着される被嵌着部である嵌着板部19bと、この嵌着板部19bの端部に屈曲状に連続し溝部45に係合される係合部である係合片部19cとを備え、断面視で略L字状に形成されている。
さらに、メタルベルト19は、図5、図6、図10及び図11などに示すように、ハウジング11の側壁部43の位置に嵌められる側板部19dと、この側板部19dの上下にそれぞれ連続するとともにそれぞれ側壁部41,42の位置に嵌められる側板部19e,19fと、側壁部44の位置に嵌められる側板部19g,19hとを備えている。なお、上記押さえ板部19a、嵌着板部19b及び係合片部19cは、それぞれこれら側板部19d,19g,19h及び側板部19e,19fに連続して形成されている。
これらの側板部19d〜19hは、係合片部19cが溝部45a〜45eに係合され、嵌着板部19bが左側の嵌着部46に嵌着され、かつ、押さえ板部19aがシート20を介してウィンドウ16の端縁部を押さえている。このとき、突状部53側の側板部19g,19hの各先端部は、互いに略隙間なく対向している。さらに、これら側板部19g,19hの各先端側の位置には、被固定部としての被固定片部19i,19jがそれぞれ嵌着板部19bから前側へと突出して形成されている。これら被固定片部19i,19jは、突状部53の座部96(図6(a))の端部に接触するとともに、ストラップアンカ57の各ストラップ取付部66の基端部によりフロントカバー15側にそれぞれ押さえつけられている。
また、被固定片部19i,19jは、突状部53近傍に突出形成された突起部97,97に係止されることにより、側板部19g,19hどうしが離間されることを防止している。
シート20は、例えば可撓性を有する合成樹脂などの部材により四角形枠状に形成されており、図1、図3及び図5に示すように、パッド18の外方の位置に、フロントカバー15、ウィンドウ16の端縁部及びOリング17を覆うように配置されて、これらフロントカバー15、ウィンドウ16の端縁部及びOリング17とメタルベルト19との間に挟持されている。すなわち、このシート20は、フロントカバー15とウィンドウ16との境界部全体、換言すれば開口34とOリング17との隙間及びOリング17とウィンドウ16との隙間(開口34とウィンドウ16との隙間)を覆うように配置され、メタルベルト19によりフロントカバー15及びウィンドウ16に対して固定されている。
処理回路部は、例えばCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子、この撮像素子により撮像した画像を処理する処理手段本体であるCPU、及び、画像などのデータを記憶する記憶手段であるメモリなどが、それぞれ処理回路基板に実装されて構成されている。
スイッチ26は、処理回路部のCPUなどにユーザの所定の入力操作を伝達するためのものであり、例えば防水型デジタルカメラ10の各種モードの切り替え、処理回路部のメモリに記憶した画像の読み出し、あるいは動作の設定操作などが操作部88を介して入力可能となっている。そして、これらスイッチ26、パッド18の操作部88、ハウジング11、開口部83及び凹部81などにより、防水型スイッチ装置98が構成されている。
回路基板27には、図1及び図2に示すように、その面上にスイッチ26が実装されており、これらスイッチ26は、開口部83に向けた状態で固定されている。
LCDパネル28は、処理回路部などに電気的に接続されており、レンズ装置12を介して撮像素子により撮像され処理回路部のCPUにより処理されたリアルタイム画像、あるいは処理回路部のメモリに記憶された画像などが表示されるものである。
接続端子29は、図4に示すように、例えばUSB(Universal Serial Bus)コネクタ、あるいはメモリカード用のスロットなどであり、処理回路部に電気的に接続され、接続端子取付開口55に取り付けられて取付空間部54内に露出している。そして、この接続端子29は、処理回路部のメモリと外部機器あるいはメモリカードとの間で、画像などのデータを入出力可能となっている。
一方、レンズ装置12は、例えば複数のレンズ及びシャッタ(絞り)を撮像光軸に沿って移動可能なズームレンズ鏡筒であり、図10に示すように、フロントカバー15の窓部37に取り付けられている。
次に、上記一実施の形態の組み立て方法を説明する。
まず、フロントカバー15に、レンズ装置12を取り付けるとともに、処理回路部、スイッチ26を実装した回路基板27、LCDパネル28及び接続端子29などをそれぞれ所定位置に組み付ける。
次いで、図5(a)に示すように、フロントカバー15の後側、すなわちLCDパネル28側を上に向けた状態で、図5(b)に示すように、上側からOリング17を介して、パッド18を形成済みのウィンドウ16を開口34に取り付ける。
さらに、図5(c)に示すように、シート20をウィンドウ16の端縁部に載置した状態で、メタルベルト19を取り付ける。
具体的に、メタルベルト19は、まず、図5中の左側の側板部19dを、フロントカバー15の左側の側壁部43に固定し、左側の側板部19dに対してそれぞれ互いに上下方向へと拡開状となっている側板部19e,19fを、図5(d)に示すように、互いに接近させるようにそれぞれフロントカバー15の側壁部41,42に固定するとともに、右側の側板部19g,19hをそれぞれフロントカバー15の右側の側壁部44に固定する。
このとき、各側板部19d,19g,19hの係合片部19cがフロントカバー15の溝部45a,45d,45eにそれぞれ係合し、各側板部19d,19g,19hの嵌着板部19bがフロントカバー15の側壁部43,44にて嵌着部46に嵌着するとともに、各側板部19e,19fの係合片部19cがフロントカバー15の端溝部45b,45cにそれぞれ係合し、各側板部19e,19fの嵌着板部19bがフロントカバー15の壁部41,42にて嵌着部46に嵌着する。また、各側板部19d,19g,19h及び各側板部19e,19fのそれぞれの押さえ板部19aが、シート20をウィンドウ16の端縁部へと押さえつける。さらに、各側板部19g,19hの先端部が、図6(a)に示すように、互いに対向して略隙間なく合わせられる。
また、図6(b)、図7(a1)及び図7(a2)に示すように、ストラップアンカ57をその各突状片65aが突状部53の固定溝部63に嵌合するように挿入し、図6(c)、図7(b1)及び図7(b2)に示すように、ストラップアンカ57を図中の時計回り方向へと回動させることにより、突状片65aが突状部53の凹部53aに嵌合してストラップアンカ57が回り止めされる。このとき、アンカ本体部65による締め付け力によって、メタルベルト19の被固定片部19i,19jがフロントカバー15へと押さえつけられ、メタルベルト19の側板部19g,19hが完全に固定される。この状態で、シート20がメタルベルト19の押さえ板部19aにより覆われ、フロントカバー15、Oリング17及びウィンドウ16に対してメタルベルト19により固定される。
そして、図6(d)、図7(c1)及び図7(c2)に示すように、突状部53の先端側に対して、ストッパリング58の各爪部71を各固定溝部63に挿入して嵌め込んだ後、図6(e)に示すように、Oリング61を嵌着切欠部62に嵌着し、最後に図6(f)に示すようにキャップ64を突状部53内にねじ込んでキャップ本体73を取付空間部54に嵌着することにより、接続端子29を防水状態で保護する防水型デジタルカメラ10が完成する。
各スイッチ26の操作の際には、作業者が各操作部88を押圧することにより、これら操作部88が可撓変形し、この操作部88の前側の嵌合凹部91に一端部が嵌合された連結棒92が押し込まれ、この連結棒92の他端部が各スイッチ26のボタン部94を押すことにより、各スイッチ26が操作される。
このとき、操作部88は、その可撓性により操作が行いやすいとともに、開口部83を確実にシールする。
上述したように、上記一実施の形態によれば、スイッチ26に対応する位置でハウジング11のウィンドウ16に形成した開口部83を覆うように、可撓性を有する合成樹脂により操作部88を有するパッド18を射出成形することにより、一度の工程で各スイッチ26のキートップとなる各操作部88を形成できるので、精密な組み立てや多くの作業工数を要することなく、すなわち製造性を低下させることなく、操作部88が開口部83を確実に閉塞して防水性を確保した防水型スイッチ装置98を得ることができるとともに、ハウジング11の表面にスイッチ26を配置する必要がないため、スイッチ26の配置に自由度があり、デザインの自由度を向上できる。
また、開口部83と、この開口部83に連続してハウジング11の表面側に形成した凹部81とに亘って操作部88を有するパッド18を射出成形することにより、操作部88が凹部81に密着して開口部83をより確実に閉塞し、防水性をより向上できる。
すなわち、凹部81は、開口部83よりも幅広に形成されているため、操作部88を構成する合成樹脂が凹部81に亘って充填されることにより、開口部83をより広い面積で閉塞することが可能になり、開口部83をより確実に閉塞できる。
また、メタルベルト19によりフロントカバー15とウィンドウ16との接触部分を略全周に亘って密着固定することにより、別途防水ケースなどを用いることなく、簡単な構造でハウジング11の全体の防水性を確保できる。
さらに、フロントカバー15の開口34とウィンドウ16との隙間にOリング17を設けることにより、ハウジング11の全体の防水性を確保できる。
そして、シート20を介してメタルベルト19でウィンドウ16側を固定することにより、傷の防止、クッション性及び防水性の確保が可能となる。
また、接続端子取付部51は、キャップ64により開閉可能であるものの、このキャップ64と突状部53の嵌着切欠部62との間でOリング61を挟持していることにより、キャップ64を突状部53に取り付けた状態では、接続端子29を防水状態で保護できる。
この結果、防水型デジタルカメラ10の浸水性が高い各部において、充分な防水性を得ることができる。
なお、上記一実施の形態において、各操作部88は、連結棒92によって各スイッチ26のボタン部94と連結したが、例えば各スイッチ26を各操作部88の近傍に配置している構成では、パッド18そのものでボタン部94を操作するように構成してもよい。
また、防水型デジタルカメラ10の細部は、上記構成に限定されるものではない。
さらに、防水型スイッチ装置98は、防水状態での使用を求められる任意の電子機器に用いることが可能である。
そして、上記一実施の形態では、可撓性を有する合成樹脂により操作部88を有するパッド18を、ウィンドウ16に形成された開口部83及び凹部81に直接射出成形する構成としたが、可撓性を有する部材により予め別途形成されたパッド18を開口部83及び凹部81に嵌め込む構成としてもよい。
本発明は、例えば、防水型デジタルカメラなどの各種防水型電子機器に備える防水型スイッチ装置として適用できる。
11 筐体であるハウジング
26 スイッチ
81 凹部
83 開口部
88 操作部
98 防水型スイッチ装置

Claims (3)

  1. 筐体と、
    この筐体の内部に収容されたスイッチと、
    このスイッチに対応する位置で前記筐体に形成された開口部と、
    可撓性を有する樹脂により前記開口部を覆うように射出成形された前記スイッチの操作用の操作部と
    を具備したことを特徴とする防水型スイッチ装置。
  2. 開口部に連続して筐体の表面側に形成された凹部を具備し、
    操作部は、前記開口部及び前記凹部に亘って射出成形されている
    ことを特徴とする請求項1記載の防水型スイッチ装置。
  3. 筐体と、
    この筐体の内部に収容されたスイッチと、
    このスイッチに対応する位置で前記筐体に形成された開口部と、
    可撓性を有する部材により形成され、前記開口部を覆うように配置される前記スイッチの操作用の操作部と
    を具備したことを特徴とする防水型スイッチ装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07314580A (ja) * 1994-05-23 1995-12-05 Shin Etsu Polymer Co Ltd 押釦スイッチカバー
JP2007042361A (ja) * 2005-08-02 2007-02-15 Tokyo Parts Ind Co Ltd 防水型押釦スイッチ装置

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