JP4051992B2 - 電子機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は電子機器に係り、特に、スキューバダイビング用電子機器などの携帯用電子機器の構造として好適な電子機器のケース構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、スキューバダイビング用ウォッチやスキューバダイビング用携帯コンピュータ等のスキューバダイビング用電子機器は、時間情報を表示したり、スキューバダイビングの水深や潜水時間などを計測したり、或いは、浮上速度などのスキューバダイビングに利用可能な情報を表示したりといった各種の機能を有している。
【0003】
図3及び図4には、従来のスキューバダイビング用電子機器の本体構造を模式的に示す。この電子機器100においては、透明な合成樹脂等で構成される内側ケース体111の内部に、回路基板101、液晶パネル等の表示体102、水深等を測定するための圧力センサ103などが収容されている。回路基板101はネジ等によって内側ケース体111の内側に固定されている。回路基板101にはICや回路素子等の各種の電子部品104が実装され、また、導通部材105を介して表示体102が導電接続されている。さらに、表示体102の前面側には見切り板106が配置されている。
【0004】
圧力センサ103は、パッキン107及び押えリング108を介して内側ケース体111の前面に設けられたセンサ用開口部111bの内部に収容されている。支持体110は圧力センサ103を背後から支持するとともに、回路基板101と圧力センサ103との間を導電接続するコイルバネ等の導電接続部材109を位置決めしている。
【0005】
内側ケース体111の前面側には、表示部以外を覆い隠すとともに内側ケース体111を保護するための外側ケース体112が圧入固定されている。外側ケース体112には表示用開口112aが設けられ、この表示用開口102aにより内側ケース体111が露出し、上記表示体112の表示画面を視認できるようになっている。
【0006】
また、内側ケース体111は表示体102とは反対側に開口111aを有し、この開口111aを蓋体(裏蓋)113が閉鎖するように挿入されている。この蓋体113は、内側ケース体111に螺入された止めリング114によって保持固定されている。止めリング114には、蓋体113の周囲部分に専用工具を係合させるための複数の凹部114aが形成されている。蓋体113には内側ケース体111の内側にホルダ115がネジ等により固定されている。蓋体113とホルダ115との間に設けられた環状溝にはパッキン117が収容され、このパッキン117によって内側ケース体111と蓋体113との密封性(防水性)が確保されている。
【0007】
上記ホルダ115は、蓋体113と回路基板101との間を導電接続する一対のコイルバネ等の導電接続部材116を位置決め保持している。一方の導電接続部材116は、インサートナット等の導通部材118を介して電池マイナス端子片121に導電接続され、他方の導電接続部材116は、インサートナット等の導通部材119を介して電池プラス端子片122に導電接続されている。蓋体113には電池格納部113aを有し、この電池格納部113a内に電池123が収容されている。電池123のプラス極は上記電池プラス端子片122に導電接触し、電池123のマイナス極は上記電池マイナス端子片121に導電接触している。電池格納部113aは、蓋体113に対してねじ込まれた電池蓋124によって閉鎖されている。
【0008】
この電子機器100の前面には、図4に示すように、上記表示体102の表示画面の周囲において水検出スイッチ131,132及び操作ボタン133,134が配置されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のスキューバダイビング用電子機器においては、回路基板101、表示体102、圧力センサ103などで構成される内部構造を密封するために、内側ケース体111に対して蓋体113を止めリング114によって保持固定しているため、止めリング114という別部品が必要になるとともに、内側ケース体111と止めリング114にネジ構造を形成する必要があるので、製造コストが増大するという問題点がある。また、この止めリング114を装着したり取り外したりする際に専用工具が必要となるため、専用工具がなければ分解作業ができず、アフターサービス時のメンテナンス作業が困難であるという問題点もある。
【0010】
また、外側ケース体112は内側ケース体111に圧入され、締め代により両者が相互に固定されているため、部品の寸法ばらつきにより簡単に外れてしまったり完全に(つまり奥深くまで)装着できなかったりする場合があることから、製品の品位が低下するとともに、部品の歩留まり低下によりコストの増大を招くという問題点もある。
【0011】
そこで本発明は上記問題点を解決するものであり、その課題は、製造コストを低減することができるとともに、部品取り付けの不完全性をなくすことのできるケース構造を備えた電子機器を提供することにある。また、分解作業が容易なケース構造を備えた電子機器を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の電子機器は、一方側に表示部が配置された内部構造と、前記内部構造をその前記一方側から収容し、前記内部構造の他方側に開口を有する内側ケース体と、前記内側ケース体の外側に配置される外側ケース体と、前記内側ケース体の前記開口を前記他方側から閉鎖する蓋体とを有する電子機器において、前記内側ケース体の外面に設けられた外側係合凹部と、前記外側ケース体の内面に設けられた内側係合突起とが相互に係合することにより前記外側ケース体が前記内側ケース体に保持され、前記内側ケース体の内面に設けられた内側係合凹部と、前記蓋体の外面に設けられた外側係合突起とが相互に係合することにより前記蓋体が前記内側ケース体に保持されていることを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、内側ケース体に設けられた外側係合凹部及び内側係合凹部と、外側ケース体の内側係合突起及び蓋体の外側係合突起とがそれぞれ係合することにより、内側ケース体に対して外側ケース体と蓋体とがそれぞれ係合保持されるように構成されているため、従来のようにネジ構造を設ける必要がなくなり、また、締め代による圧入固定を用いる必要もなくなるため、ケース構造を確実に保持固定できるとともに製造コストを低減することができる。
【0014】
本発明において、前記内側ケース体に貫通形成された共通の係合孔により前記外側係合凹部及び前記内側係合凹部が構成され、前記内側係合突起は前記係合孔に対して前記一方側に向かう方向に係合し、前記外側係合突起は前記係合孔に対して前記他方側に向かう方向に係合していることが好ましい。
【0015】
この発明によれば、内側ケース体に係合孔を設け、この係合孔によって外側係合凹部と内側係合凹部が構成されるようにすることによって、係合構造を簡易に構成することが可能になり、製造コストをさらに低減できる。
【0016】
本発明において、前記外側係合凹部と前記内側係合突起との係合部分の近傍位置において、前記内側ケース体と前記外側ケース体との間に外部に開口した第1の隙間が設けられていることが好ましい。
【0017】
この発明によれば、内側ケース体と外側ケース体との間に第1の隙間が設けられ、この隙間が外側係合凹部と内側係合突起との係合部分の近傍位置に配置されているとともに、外部に開口していることにより、この第1の隙間に工具などを挿入することによって外側係合凹部と内側係合突起との係合状態を簡単に解除することが可能になる。したがって、分解作業が容易になり、アフターサービスも容易に行うことが可能になる。
【0018】
本発明において、前記第1の隙間は前記他方側に開口していることが好ましい。
【0019】
この発明によれば、第1の隙間が他方側に開口していることにより、表示部の裏側に第1の隙間が開口していることとなることから、第1の隙間が外観上目立ち難くなるため、デザイン性を高めることができる。
【0020】
本発明において、前記内側係合凹部と前記外側係合突起との係合部分の近傍位置において、前記内側ケース体と前記蓋体との間に外部に開口した第2の隙間が設けられていることが好ましい。
【0021】
この発明によれば、内側ケース体と蓋体との間に第2の隙間が設けられ、この第2の隙間が内側係合凹部と外側係合突起との係合部分の近傍位置に配置されているとともに、外部に開口していることにより、この第2の隙間に工具などを挿入することによって内側係合凹部と外側係合突起との係合状態を簡単に解除することが可能になる。したがって、分解作業が容易になり、アフターサービスも容易に行うことが可能になる。
【0022】
本発明において、前記第2の隙間は前記他方側に開口していることが好ましい。
【0023】
この発明によれば、第2の隙間が他方側に開口していることにより、表示部の裏側に第2の隙間が開口していることとなることから、第2の隙間が外観上目立ち難くなるため、デザイン性を高めることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照して本発明に係る電子機器の実施形態について詳細に説明する。図1は、本実施形態の電子機器200の構造を示す縦断面図、図2(a)は電子機器200の正面図、図2(b)は電子機器200の背面図である。なお、図1は、図2に示すI−I線に沿った断面を示す図となっている。また、各図は、図示の都合上、適宜に各部の寸法を増減させて描いてある。
【0025】
本実施形態の電子機器200は、スキューバダイビング用の電子機器である。より具体的には、携帯型電子機器の本体部を構成するものである。したがって、例えば、腕時計型に構成する場合には、図1及び図2に示す本体部にバンドが接続された構成となる。
【0026】
電子機器200においては、内側ケース体211が設けられている。この内側ケース体211は透明であり、例えば、透明な合成樹脂等によって一体に成形されている。内側ケース体211の前面側(図示上側)は表示窓となっている。また、内側ケース体211は背面側に開口211aを有する容器状に構成され、その内部に回路基板201がネジ等によって固定されている。
【0027】
回路基板201上には電子部品204が実装され、各種の演算回路、処理回路等が構成されている。回路基板201の前面側には液晶パネル等の表示体202が配置されている。表示体202は、例えば導電性ゴム等で構成される導通部材205を介して回路基板201に導電接続されている。表示体202のさらに前面側には見切り板206が配置されている。この見切り板206は、表示体202の表示画面の周囲を覆い隠すためのものである。
【0028】
内側ケース体211の前面側にはセンサ用開口部211bが設けられ、このセンサ用開口部211bに圧力センサ203が収容されている。圧力センサ203は、パッキン207及び押えリング208を介してセンサ用開口部211bの内部に配置され、背面側から支持体210によって押さえつけられた状態となっている。支持体210には、圧力センサ203と回路基板201とを導電接続するためのコイルバネ等の導電接続部材209が配置されている。この導電接続部材209は支持体210に設けられた孔等により位置決めされた状態となっている。
【0029】
上記内側ケース体211の外側には、前面側から外側ケース体212が覆うように装着されている。外側ケース体212は、内側ケース体211の表示画面以外の部分を覆い隠すとともに、内側ケース体211及びその内部に配置された構造を保護する機能を有するものである。外側ケース体212は、内側ケース体211と概略類似した形状、すなわち、前面側を覆うように構成されているとともにその周囲が背面側に向けて伸び、背面側に開口を備えた容器形状を有している。外側ケース体212の前面側には表示用開口212aが設けられている。この表示用開口212aは、内側ケース体211を光学的に露出させて、表示体202の表示画面を視認可能にするためのものである。したがって、単なる開口であっても、内部を視認可能な窓構造で構成されていてもよい。
【0030】
内側ケース体211には、その開口211aの開口縁部の近傍位置に、係合孔211hが設けられている。この係合孔211hは、上記の外側係合凹部及び内側係合凹部を構成するものである。係合孔211hは開口211aの開口縁部に沿って複数設けられていることが好ましい。
【0031】
また、外側ケース体212には、その開口縁部の近傍位置に、上記係合孔211hに対応する内側係合突起212Pが設けられている。そして、内側係合突起212Pが係合孔211h(すなわち外側係合凹部)に係合することによって、外側ケース体212が内側ケース体211に保持固定されている。ここで、内側係合突起212Pは、係合孔211h(すなわち外側係合凹部)に対して前面側(図示上側)に向けて当接し係合した状態となっている。したがって、内側係合突起212Pを係合孔(すなわち外側係合凹部)から脱出させない限り、外側ケース体212を内側ケース体211に対して前面側に取り外すことができないように構成されている。
【0032】
また、上記内側係合突起212Pと係合孔211h(すなわち外側係合凹部)との係合部分の近傍(より具体的には係合部分の背面側)には、内側ケース体211と外側ケース体212との間に上記第1の隙間である外側間隙OGが設けられている。この外側間隙OGは、上記係合部分に連通するように設けられている。また、この外側間隙OGは、そのまま外部に開口するように構成されている。
【0033】
内側ケース体211には背面側から蓋体213が挿入され、その上記開口211aは蓋体213によって閉鎖されている。蓋体213にはパッキン217が装着され、このパッキン217によって蓋体213と内側ケース体211との間の密閉性(防水性)が確保されている。なお、より具体的には、パッキン217は、蓋体213と、この蓋体213に固定されたホルダ215との間に挟持された状態で装着されている。
【0034】
ホルダ215は蓋体213の内側にネジ等によって固定されている。ホルダ215には筒状の保持部が複数設けられ、この保持部内にそれぞれコイルバネ等の導電接続部材216が収容されている。導電接続部材216の一端は回路基板201に導電接触し、他端は蓋体213に固定されたインサートナット等の導通部材218,219に導電接触している。導通部材218,219にはネジ等により電池マイナス端子片221及び電池プラス端子片222が導電接続された状態に取り付けられている。
【0035】
蓋体213には凹部状に構成された電池格納部213aが設けられ、この電池格納部213a内に電池223が収容されている。また、電池格納部213aは電池蓋224によって閉鎖されている。電池蓋224の外面上には電磁蓋開閉用の凹溝224aが設けられている。電池223のプラス極には上記電池プラス端子片222が導電接触し、また、電池223のマイナス極には上記電池マイナス端子片221が導電接触している。
【0036】
蓋体213の外周部には切り欠き状等に構成された開口部213aが設けられている。この開口部213aは、蓋体213の外周に沿って複数設けられていることが好ましい。この開口部213aは、上記内側ケース体211の係合孔(すなわち外側係合凹部及び内側係合凹部)211hと、外側ケース体212の内側係合突起212Pとの係合部分に対応して設けられている。したがって、上記外側間隙OGは、開口部213aを通して外部に露出している。この外側間隙OGの開口方向は、背面側に向かう方向である。
【0037】
また、蓋体213の外周面上には、上記内側ケース体211の係合孔211h(すなわち内側係合凹部)に係合する外側係合突起213Pが設けられている。この外側係合突起213Pは外側に突出して係合孔211h(すなわち内側係合凹部)に係合し、これによって、蓋体213が内側ケース体211に対して保持固定される。外側係合突起213Pは、係合孔211h(すなわち内側係合凹部)に対して背面側(図示下側)に当接し、係合している。さらに、その係合部分の近傍位置には、内側ケース体211と蓋体213との間に上記第2の隙間である内側間隙IGが設けられている。この内側間隙IGは上記係合部分に連通するように設けられている。また、この内側間隙IGは、そのまま外部に開口するように構成されている。この外側係合突起213Pと係合孔211h(すなわち内側係合凹部)との係合部分もまた、上記開口部213aに対応して設けられている。したがって、上記の内側間隙IGもまた開口部213aを通して外部に露出している。この内側間隙IGの開口方向は、背面側に向かう方向である。
【0038】
本実施形態の時計200の前面側には、上記表示画面の周囲に水検出スイッチ231,232及び操作ボタン233,234が設けられている。
【0039】
本実施形態では、内側ケース体211に対して外側ケース体212を前面側から背面側に向けて嵌合させるだけで、容易に外側ケース体212を内側ケース体211に装着することができる。また、内側ケース体211に対して蓋体213を背面側から前面側に向けて挿入するだけで、容易に蓋体213を内側ケース体211に装着することができる。
【0040】
また、上記の外側間隙OGが外部に開口していることにより、この外側間隙OGにマイナスドライバー等の工具を差込み、外側ケース体212を外側に広げるように変形させることによって、上記内側係合突起212Pを係合孔(外側係合凹部)211hから脱出させることができ、これによって外側ケース体212を内側ケース体211から取り外すことができる。
【0041】
さらに、上記の内側間隙IGが外部に開口していることにより、この内側間隙IGにマイナスドライバー等の工具を差込み、内側ケース体211を外側に広げるように変形させることによって、上記外側係合突起213Pを係合孔(内側係合凹部)211hから脱出させることができ、これによって蓋体213を内側ケース体211から取り外すことができる。
【0042】
本実施形態では、従来必要であった止めリングが不要となるとともに、ネジ構造を設ける必要もなくなるので、製造コストを大幅に低減することができる。また、蓋体を取り外すために止めリングを回転操作するための専用工具も不要となり、きわめて簡単に蓋体を取り外すことが可能になるため、分解作業を容易に行うことができ、アフターサービス時の労力も軽減される。
【0043】
一方、外側ケース体を締め代で固定するのではないため、部品の寸法ばらつきによる影響を低減し、外側ケース体を確実に保持固定することが可能になる。また、蓋体も内側ケースに対して係合により保持固定されているため、従来の螺合構造よりも確実に固定することができる。
【0044】
さらに、上述のように、内側ケース体、外側ケース体及び蓋体をきわめて簡単に相互に装着することが可能になるため、組み立て作業の労力も軽減することができる。
【0045】
さらに、従来のねじ込み式のケース構造では止めリングと内側ケース体との螺合構造によって円形の断面構造を設ける必要があるが、本実施形態では、3つの部品を有するケース構造において係合固定による固定構造を採用したことにより、ケース形状を任意に設計することが可能になり、設計の自由度が大幅に向上するという利点もある。
【0046】
尚、本発明の電子機器は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、上記実施形態は、スキューバダイビング用のダイビングコンピュータ或いはダイビングウォッチ等のダイビング用電子機器として構成した例を示したが、水深計、残圧計、コンパス等としても構成することができる。さらに、本発明は上記のようなものに限らず、電子時計、携帯電話、ページャー、携帯型情報端末、歩数計などの各種の電子機器にも採用することができる。本発明は、特に携帯型電子機器として構成する場合に好適な構成となっている。
【0047】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、製造コストを低減することができるとともに、部品取り付け時の不具合を低減できるケース構造を有する電子機器を提供できる。また、本発明のケース構造は分解作業を容易に行うことができるため、メンテナンス性も向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電子機器の実施形態の構造を示す概略縦断面図(図2に示すI−I線に沿った断面構造を示す図)である。
【図2】 同実施形態の構造を示す正面図(a)及び背面図(b)である。
【図3】 従来の電子機器の構造を示す概略縦断面図(図4に示すIII−III線に沿った断面構造を示す図)である。
【図4】 従来の電子機器の構造を示す正面図(a)及び背面図(b)である。
【符号の説明】
200・・・電子機器、201・・・回路基板、202・・・表示体、203・・・圧力センサ、211・・・内側ケース体、211a・・・開口、211h・・・係合孔、212・・・外側ケース体、212a・・・表示用開口、212P・・・内側係合突起、213・・・蓋体、213a・・・開口部、213P・・・外側係合突起、OG・・・外側間隙、IG・・・内側間隙
Claims (5)
- 一方側に表示部が配置された内部構造と、前記内部構造をその前記一方側から収容し、前記内部構造の他方側に開口を有する内側ケース体と、前記内側ケース体の外側に配置される外側ケース体と、前記内側ケース体の前記開口を前記他方側から閉鎖する蓋体と、を有する電子機器において、
前記内側ケース体の外面に設けられた外側係合凹部と、前記外側ケース体の内面に設けられた内側係合突起とが相互に係合することにより前記外側ケース体が前記内側ケース体に保持され、
前記内側ケース体の内面に設けられた内側係合凹部と、前記蓋体の外面に設けられた外側係合突起とが相互に係合することにより前記蓋体が前記内側ケース体 に保持され、
前記内側ケース体に貫通形成された係合孔により前記外側係合凹部及び前記内側係合凹部が構成されるとともに、前記内側係合突起は、前記係合孔に構成された前記内側係合凹部に対して前記一方側に向かう方向に係合する一方、前記外側係合突起は、同一の前記係合孔に構成された前記外側係合凹部に対して前記他方側に向かう方向に係合していることを特徴とする電子機器。 - 前記外側係合凹部と前記内側係合突起との係合部分の近傍位置において、前記内側ケース体と前記外側ケース体との間に外部に開口した第1の隙間が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
- 前記第1の隙間は前記他方側に開口していることを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
- 前記内側係合凹部と前記外側係合突起との係合部分の近傍位置において、前記内側ケース体と前記蓋体との間に外部に開口した第2の隙間が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電子機器。
- 前記第2の隙間は前記他方側に開口していることを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
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