JP2023083640A - 電子機器 - Google Patents

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哲朗 平田
Tetsuro Hirata
幸喜 有田
Koki Arita
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Abstract

Figure 2023083640000001
【課題】設計自由度の低下や機器の大型化を避けつつ、静電気による誤動作や故障を抑制することができる電子機器を提供する。
【解決手段】電子機器1は、接地される接地部分30aを含み、導電性を有する第1部材30と、第1部材30の接地部分30a側とは反対側に位置した筐体20であって、筐体20の成形時におけるヒケを抑制するための凹部21を有する筐体20と、筐体20の凹部21が設けられた部分に少なくとも対向しており、導電性を有する第2部材10と、少なくとも一部が凹部21の内部に位置しており、導電性を有し、第1部材30と第2部材10とを電気的に接続している導通部材40と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、電子機器に関する。
従来、電子腕時計などの電子機器において、回路素子の静電気による誤動作や故障を抑制するために、回路素子を通らない経路で静電気を逃がすための構造が知られている。例えば、特許文献1には、導電性を有するケースの裏蓋と、ユーザが操作する導電性の外部操作部材とを、時計内部でデッドスペースとなっているサイドカット部(側面近傍の空洞)に配置した導通部材により導通させる構造が開示されている。
特開2002-122684号公報
しかしながら、上記の構造は、電子機器がサイドカット部を有していることが前提となるため、設計上の制約が大きく、また上記の構造を採用するために新たにサイドカット部を設けると機器の大型化に繋がるという課題がある。
この発明の目的は、設計自由度の低下や機器の大型化を避けつつ、静電気による誤動作や故障を抑制することができる電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る電子機器は、
接地される接地部分を含み、導電性を有する第1部材と、
前記第1部材の前記接地部分側とは反対側に位置した筐体であって、前記筐体の成形時におけるヒケを抑制するための凹部を有する前記筐体と、
前記筐体の前記凹部が設けられた部分に少なくとも対向しており、導電性を有する第2部材と、
少なくとも一部が前記凹部の内部に位置しており、導電性を有し、前記第1部材と前記第2部材とを電気的に接続している導通部材と、
を備える。
本発明によれば、設計自由度の低下や機器の大型化を避けつつ、静電気による誤動作や故障を抑制することができる。
電子時計の構成を示す正面図である。 バンド及びベゼルを取り付ける前の状態の機器本体部の構成を示す正面図である。 バンド及びベゼルを取り付ける前の状態の機器本体部の構成を示す斜視図である。 図2のA-A線を通る位置での筐体及び裏蓋の断面のうち、凹部の周辺を拡大して示す図である。 図2のA-A線を通る位置での機器本体部の断面を示す図である。 導通部材の構成を示す斜視図である。 筐体の背面における導通部材の第2部分の配置を説明する図である。 ベゼルが取り付けられる前における導通部材の形状の例を示す図である。 変形例に係る機器本体部の断面を示す図である。 変形例に係る導通部材の形状の例を示す図である。 ベゼルが取り付けられる前における、変形例に係る導通部材の形状の例を示す図である。
以下、本発明に係る実施の形態を図面に基づいて説明する。
<電子時計の構成>
図1は、本実施形態の電子時計1の構成を示す正面図である。
電子時計1(電子機器)は、機器本体部2、及び機器本体部2に取り付けられたバンド3を備える。電子時計1は、バンド3によってユーザ(人体)の手首に装着された状態で用いられる装着型機器である。
機器本体部2は、円形の表示領域において時刻等の情報を表示する情報表示部51と、情報表示部51を保護する風防部材60と、風防部材60の円形の外周を囲む枠状の部分を有し、機器本体部2の外装の一部を構成するベゼル10(第2部材)と、ベゼル10の側面から露出している複数の操作ボタン52と、ベゼル10を筐体20(図2及び図3参照)に固定する固定ねじ53などを備える。
情報表示部51は、文字盤上で回転する指針により時刻等の情報を表示する。ただし、情報表示部51による情報の表示方式はこれに限られず、例えば、液晶表示装置等の表示装置により時刻等の情報を表示するものであってもよい。以下では、機器本体部2のうち、情報が表示される面(図1に描かれている側の面)を「表示面」と記し、表示面とは反対側の面を「裏面」と記す。裏面は、ユーザの身体への装着時に身体(手首)に接触する面である。
風防部材60は、光透過性を有する材質(例えばガラス)であり、ユーザは、情報表示部51が表示する情報を風防部材60越しに視認することができる。風防部材60の表面が表示面を構成する。
ベゼル10は、風防部材60を固定する機能、表示領域の周囲のデザイン性を高める機能、及び機器本体部2の筐体20の一部を覆って保護する機能などを有する。本実施形態において、ベゼル10の材質は、チタン合金又はステンレスなどの金属である。よって、ベゼル10は導電性を有する。
図2及び図3は、バンド3及びベゼル10を取り付ける前の状態の機器本体部2の構成を示す図であり、図2は正面図、図3は斜視図である。
機器本体部2は、ベゼル10の内壁面に嵌合する外形を有する筐体20と、装着時に身体に接触する裏面30aを構成する裏蓋30(第1部材)と、を備える。筐体20は、表示面側及び裏面30a側に円形の開口を有する枠状の部材である。図3に示すように、筐体20の表示面側の開口23には、当該開口23を塞ぐように風防部材60が取り付けられている。一方、筐体20の裏面30a側には、当該裏面30a側の開口26(図4及び図5参照)を塞ぐように、裏蓋30が固定ねじ31により取り付けられている。言い換えると、筐体20は、裏蓋30の裏面30a側とは反対側に位置する。本実施形態において、裏蓋30の材質は、チタン合金又はステンレスなどの金属である。よって、裏蓋30は導電性を有する。また、筐体20の材質は、ABS樹脂などの樹脂である。よって、筐体20の導電性は、裏蓋30の導電性より低い。裏蓋30の裏面30aは、「接地される接地部分」に相当する。電子時計1がユーザの身体(人体)に装着されている時には、裏面30aは、人体に接触することにより接地されている。
筐体20の内部、すなわち筐体20、裏蓋30及び風防部材60により囲まれた空間には、指針、文字盤、指針を回転させるための運針機構、及び回路基板などが収納されている。回路基板には、電子時計1の制御部を構成する回路素子が実装されている。制御部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)及びメモリなどの回路素子により構成され、メモリに格納されたプログラムに従ってCPUが各種処理を実行することで、電子時計1の動作を統括制御する。具体的には、制御部は、時刻の計数、運針機構の動作の制御、操作ボタン52に対する入力操作に応じた各種処理などを行う。制御部の回路素子に外部から静電気による電流が流れると、誤動作が生じたり故障したりする場合がある。このような不具合の発生を抑制するため、本実施形態の電子時計1は、回路素子を通らない経路で静電気を逃がすことのできる構造となっている。
図3に示すように、筐体20は、裏面30aに交差する方向に延在する側面20aを有する。側面20aは、筐体20にベゼル10が取り付けられた状態において、ベゼル10の内壁面(図5参照。以下、「第1壁面10a」と記す)に対向する。筐体20の側面20aには、操作ボタン52が挿通される挿通孔、固定ねじ53が取り付けられるねじ穴、及び複数の凹部21が設けられている。よって、ベゼル10は、筐体20の凹部21が設けられた部分に少なくとも対向している。
凹部21は、筐体20の成形時におけるヒケを抑制するために設けられるヒケ逃げ(「肉抜き」とも呼ばれる)である。一般に、樹脂部材の成形時に、樹脂の厚さにばらつきがあると、肉厚部の表面に「ヒケ」と呼ばれる窪みが生じやすく、設計された形状とは異なる外形となりやすい。これに対し、肉厚部に予め凹部21(ヒケ逃げ)を設けて樹脂の厚さを均一な状態に近付けることで、ヒケの発生を抑制することができる。本実施形態では、筐体20の側面20aにおける肉厚部に計16個(図2の右側及び左側において各8個)の凹部21が設けられている。
複数の凹部21の各々により形成される空間は、略四角柱形状となっている。よって、凹部21の壁面(以下、「第2壁面21a」と記す)は、四角柱の6面のうち凹部21の開口に位置する1面を除いた5面に相当する5つの平面を有する。隣り合う平面は、滑らかな曲面により接続されていてもよい。なお、凹部21の形状はこれに限られず、例えば第2壁面21aが曲面からなるような形状であってもよい。
複数の凹部21のうち一部の凹部21(本実施形態では、16個の凹部21のうち、図2において4つの円Bで囲まれた計8個の凹部21)は、裏面30aに垂直な方向から見て裏蓋30と重なる位置に設けられている。裏面30aに垂直な方向から見たときに、裏蓋30は、筐体20の外形よりも一回り小さくなっているため、このように一部の凹部21のみが裏蓋30に重なっている。ただし、この構成に限られず、全ての凹部21が、裏蓋30に重なる位置に設けられていてもよい。また、裏面30aに垂直な方向から見て1つの凹部21の全体が裏蓋30に重なっていなくてもよく、1つの凹部21のうちの一部が裏蓋30に重なっていてもよい。
図4は、図2のA-A線を通る位置での筐体20及び裏蓋30の断面のうち、凹部21の周辺を拡大して示す図である。
図4には、裏面30aに垂直な断面が示されている。以下では、裏面30aに垂直、かつ裏面30aから表示面に向かう方向をZ方向とし、Z方向に垂直、かつ図4の断面において凹部21の内部から開口側に向かう方向をX方向とし、X方向及びZ方向に垂直、かつ図4の奥行き方向に向かう方向をY方向とする。
図4に示す凹部21は、Z方向から見て裏蓋30に重なる位置に設けられている。凹部21の第2壁面21aは、XY平面に平行な2面のうち+Z方向側に位置する凹部上面211aと、YZ平面に平行であり、ベゼル10が取り付けられたときにベゼル10の第1壁面10aと対向する凹部対向面212aと、XZ平面に平行な2つの凹部側面213aと、XY平面に平行な2面のうち-Z方向側に位置する凹部下面214aと、を有する。なお、各面の向きは上記に限られず、凹部上面211a及び凹部下面214aはXY平面に対して傾斜していてもよく、凹部対向面212aはYZ平面に対して傾斜していてもよく、凹部側面213aはXZ平面に対して傾斜していてもよい。
筐体20には、第2壁面21aのうち凹部下面214aと、筐体20のうち裏蓋30に対向する背面20bと、の間をZ方向に貫通する貫通孔22が設けられている。また、背面20bには、貫通孔22に連通する溝25が設けられている。
筐体20に対してベゼル10が取り付けられる際に、図4に示す凹部21の内部には、ベゼル10と裏蓋30とを電気的に接続する導通部材40(図5参照)が設けられる。図4に示す凹部21に導通部材40を設けた上で筐体20に対してベゼル10を取り付けた状態の断面を、図5に示す。したがって、図5は、図2のA-A線を通る位置での機器本体部2の断面を示す図である。図4及び図5では、筐体20の内部に収納されている種々の構成は記載が省略されている。
図5に示すように、ベゼル10は、筐体20の側面20aから上面(表示面側の開口23が開けられている面)に亘る範囲を覆っている。ベゼル10が取り付けられた状態において、筐体20の側面20a、及び凹部21の第2壁面21aのうち凹部対向面212aは、ベゼル10の第1壁面10aと対向する。また、ベゼル10は、裏蓋30に対して離間した位置にあり、裏蓋30とは直接接していない。
また、筐体20の背面20bには、貫通孔22よりも開口26側の部分に、開口26の回りを一周するように環状のOリング溝24が設けられている。Oリング溝24の内部には、Oリング70(樹脂等のパッキン)が設けられている。Oリング70は、Oリング溝24内において、Oリング溝24の壁面と、裏蓋30の内面30bとの間で押圧、圧縮されている。このOリング70により、筐体20及び裏蓋30の接続箇所の防水性(気密性)が確保されている。
図6は、導通部材40の構成を示す斜視図である。
図5及び図6に示すように、導通部材40は、ベゼル10の第1壁面10a、凹部21の第2壁面21a、及び裏蓋30の内面30b(裏面30aとは反対側の面)に接触する形状を有する板状の部材である。導通部材40は、ステンレス等の金属からなり、導電性を有する。また、導通部材40は、弾性を有し、他の部材から力を受けて変形すると、変形量に応じた復元力を当該部材に及ぼす。
図5及び図6に示すように、導通部材40は、Z方向に延在する第1部分41と、第1部分41の-Z方向側の端部に繋がり+X方向に延在する第2部分42と、第1部分41の+Z方向側の端部に繋がり+X方向に延在する第3部分43と、第3部分43の+X方向側の端部に繋がり-Z方向に延在する第4部分44と、を有する。なお、第1部分41~第4部分44は、一体的に繋がった形状であってよい。すなわち、導通部材40は、1枚の板状部材を曲げることで、第1部分41~第4部分44を有する形状とされたものであってよい。
図5に示すように、導通部材40のうち第1部分41の一部、第3部分43及び第4部分44は、凹部21の内部に位置している。このうち第1部分41は、凹部21の第2壁面21aのうち凹部対向面212aに接触しており、第4部分44は、ベゼル10の第1壁面10aに接触している。また、第1部分41は、貫通孔22を通って凹部21の内部から裏蓋30の内面30bまで延在しており、第2部分42は、裏蓋30の内面30bに沿って延在して内面30bに接触している。すなわち、導通部材40は、貫通孔22に挿通された状態で裏蓋30の内面30bに接触している。第2部分42は、筐体20の背面20bに設けられた溝25に位置している。電子時計1の組み立て前には、第2部分42は第1部分に対して曲げられておらず、第1部分及び第2部分に相当する部分は一方向に延びる板状部分をなしている。組み立て時に、この板状部分を凹部21側から貫通孔22に挿通して、貫通孔22から突き出た部分を溝25に沿うように折り曲げることにより、第2部分42が形成される。あるいは、貫通孔22の大きさによっては、予め板状部分を折り曲げて第2部分42を形成してから貫通孔22に挿通してもよい。このように、導通部材40がベゼル10及び裏蓋30に接触することにより、離間して配置されたベゼル10及び裏蓋30が導通部材40を介して電気的に接続される。よって、ベゼル10が静電気を帯びた場合に、ベゼル10、導通部材40及び裏蓋30を通る経路で静電気をユーザの身体に逃がすことができる。これにより、静電気による筐体20の内部の回路素子の誤動作や故障の発生が抑制される。
図7は、筐体20の背面20bにおける導通部材40の第2部分42の配置を説明する図である。図7(a)及び図7(b)は、筐体20の背面20bのうち溝25の周囲(図5における領域C)を拡大して示す図であり、図7(a)は、導通部材40を取り外した状態を示し、図7(b)は、導通部材40を取り付けた状態を示す。
図7(a)に示すように、溝25は、背面20bから一段低くなっている棚状の底面25aを有し、貫通孔22に連通している。溝25は、Z方向(背面20bの法線方向)から見て、導通部材40の第2部分42が収まる形状(ここでは、矩形)を有する。図7(b)に示すように、導通部材40の第2部分42は、Z方向から見て溝25の内部に位置している。
また、第2部分42のZ方向の厚さT1は、溝25のZ方向の深さT2よりも厚くなっている。厚さT1と深さT2との差は、例えば0.05mm程度であってもよい。これにより、筐体20に対して裏蓋30が取り付けられるときに、裏蓋30が導通部材40の第2部分42に確実に接触するようになっている。また、溝25を設けることで、第2部分42を挟んだ状態における筐体20と裏蓋30との隙間が空き過ぎないため、Oリング70による防水性(気密性)も確保することができる。また、裏蓋30が固定ねじ31により締め付けられて固定されることにより、第2部分42は、溝25の底面25a及び裏蓋30の内面30bの間で押圧された状態で溝25の底面25a及び裏蓋30の内面30bに接触する。これにより、導通部材40と裏蓋30(内面30b)とが確実に電気的に接続されるようになっている。
なお、厚さT1と深さT2とを一致させて、裏蓋30の取り付け時に第2部分42が溝25の底面25a及び裏蓋30の内面30bにちょうど接触するようにしてもよい。
一方、導通部材40とベゼル10との間の電気的な接続は、導通部材40が復元力によりベゼル10を付勢した状態でベゼル10に接触することにより確実性が高められている。以下、この構成について説明する。
図5に示す断面において、ベゼル10が筐体20に取り付けられた状態で凹部21に形成される空間のX方向の幅(凹部21の凹部対向面212aから、ベゼル10の第1壁面10aまでの幅)を「第1の空間幅」とし、ベゼル10が筐体20に取り付けられる前の状態における導通部材40のX方向の幅(第1部分41の-X方向側の面から、第4部分44の+X方向側の面までの幅)を「第1の部材幅」とした場合に、本実施形態では、第1の空間幅は、第1の部材幅よりも僅かに小さくなっている。このため、ベゼル10が取り付けられる際に、導通部材40は、X方向についての寸法が小さくなる方向の力を凹部対向面212a及び第1壁面10aから受けて弾性変形する。よって、導通部材40は、この変形に応じた復元力により凹部対向面212a及び第1壁面10aを互いに反対向きに付勢した状態で、凹部対向面212a及び第1壁面10aに接触する。詳しくは、導通部材40は、第1部分41が凹部対向面212aを-X方向に付勢し、第4部分44がベゼル10の第1壁面10aを+X方向に付勢した状態で、凹部対向面212a及び第1壁面10aに接触する。これにより、導通部材40とベゼル10(第1壁面10a)とがより確実に電気的に接続されるようになっている。
このように導通部材40が凹部対向面212a及び第1壁面10aを付勢した状態とするために、ベゼル10が取り付けられる前の導通部材40の形状を調整してもよい。例えば、図8に示すように、ベゼル10が取り付けられる前における導通部材40の第4部分44が、凹部21の外部にはみ出る形状(すなわち、第3部分43と第4部分44とがなす角度θ1が、第3部分43と側面20aとがなす角度より大きな鈍角となる形状)に調整してもよい。これにより、ベゼル10が取り付けられる際に、ベゼル10の第1壁面10aにより第4部分44が-X方向に押圧されて、第3部分43と第4部分44とがなす角度が小さくなるように導通部材40が弾性変形する。よって、この変形に応じた復元力により導通部材40が第1壁面10a及び凹部対向面212aを付勢する状態とすることができる。
なお、図5では、導通部材40の第2部分42が溝25の底面25a及び裏蓋30の内面30bの間で押圧された状態とされることで、導通部材40と裏蓋30との確実な電気的な接続が図られているが、この電気的な接続を、導通部材40の復元力によってさらに補強してもよい。すなわち、裏蓋30が筐体20に取り付けられた状態における、凹部21の凹部上面211aから裏蓋30の内面30bまでのZ方向の幅を「第2の空間幅」とし、裏蓋30が筐体20に取り付けられる前の状態における導通部材40のY方向の幅(第2部分42の-Z方向側の面から、第3部分43の+Z方向側の面までの幅)を「第2の部材幅」とした場合に、第2の空間幅が、第2の部材幅よりも僅かに小さくなるようにしてもよい。これにより、裏蓋30が取り付けられる際に、導通部材40は、Z方向についての寸法が小さくなる方向の力を凹部上面211a及び内面30bから受けて変形する。よって、導通部材40は、この変形に応じた復元力により凹部上面211a及び内面30bを反対向きに付勢した状態で、凹部上面211a及び内面30bに接触する。詳しくは、導通部材40は、第3部分43が凹部上面211aを+Z方向に付勢し、第2部分42が裏蓋30の内面30bを-Z方向に付勢した状態で、凹部上面211a及び内面30bに接触する。このような構成とすることで、導通部材40と裏蓋30(内面30b)との電気的な接続が補強される。
<変形例>
次に、上記実施形態の変形例について説明する。本変形例は、導通部材40の形状が上記実施形態と異なる。以下では、上記実施形態との相違点について説明する。
図9は、変形例に係る機器本体部2の断面を示す図である。図9では、上記実施形態の図2におけるA-A線に相当する位置での断面が示されている。
本変形例に係る導通部材40は、第1部分41、第3部分43及び第4部分44を有し、第2部分42を有しない。よって、導通部材40は、貫通孔22を通る第1部分41の-Z方向側の端部が裏蓋30の内面30bに接触している。また、本変形例では、第2部分42を収納するための筐体20の溝25を省略することができる。ここで、第1部分41は、変形時に生じる復元力により裏蓋30の内面30bを付勢した状態で内面30bに接触している。詳しくは、本変形例では、上述した第2の空間幅が、第2の部材幅(本変形例においては、第1部分41の-Z方向側の端部から、第3部分43の+Z方向側の面までの幅)よりも僅かに小さくなっている。これにより、裏蓋30が取り付けられる際に、導通部材40は、Z方向についての寸法が小さくなる方向の力を凹部上面211a及び内面30bから受けて変形する。この結果、導通部材40は、この変形に応じた復元力により凹部上面211a及び内面30bを反対向きに付勢した状態で、凹部上面211a及び内面30bに接触する。詳しくは、導通部材40は、第3部分43が凹部上面211aを+Z方向に付勢し、第1部分41の-Z方向側の端部が裏蓋30の内面30bを-Z方向に付勢した状態で、凹部上面211a及び内面30bに接触する。これにより、導通部材40と裏蓋30(内面30b)とが確実に電気的に接続されるようになっている。
また、導通部材40とベゼル10との間の電気的な接続は、上記実施形態と同様に、導通部材40が復元力によりベゼル10を付勢した状態でベゼル10に接触することにより確実性が高められている。すなわち、第1の空間幅が、第1の部材幅よりも小さくなっており、ベゼル10が取り付けられた状態では、第1部分41が凹部対向面212aを-X方向に付勢し、第4部分44がベゼル10の第1壁面10aを+X方向に付勢した状態で、凹部対向面212a及び第1壁面10aに接触する。これにより、導通部材40とベゼル10(第1壁面10a)とが確実に電気的に接続されるようになっている。
このように、導通部材40が凹部上面211a及び内面30bを反対向きに付勢し、凹部対向面212a及び第1壁面10aを反対向きに付勢した状態とするために、ベゼル10が取り付けられる前の導通部材40の形状を調整してもよい。例えば、図10に示すように、第3部分43と第4部分44とがなす角度θ1を、図9に示す状態において第3部分43と側面20aとがなす角度より大きな鈍角とする。また、図10に示すように、第1部分41と第3部分43とがなす角度θ2を鈍角とする。このような導通部材40を凹部21に取り付ける際には、図11に示すように、凹部上面211aにより第3部分43が-Z方向に押圧されて、第1部分41と第3部分43とがなす角度が小さくなるように(90°となるように)導通部材40が弾性変形する。よって、この変形に応じた復元力により導通部材40が凹部上面211a及び内面30bを付勢する状態とすることができる。また、このように導通部材40が凹部21に取り付けられ、かつベゼル10が取り付けられる前においては、第4部分44は、凹部21から外部にはみ出た状態となる。このため、ベゼル10が取り付けられる際に、ベゼル10の第1壁面10aにより第4部分44が-X方向に押圧されて、第3部分43と第4部分44とがなす角度が小さくなるように導通部材40が弾性変形する。よって、この変形に応じた復元力により導通部材40が第1壁面10a及び凹部対向面212aを付勢する状態とすることができる。
<効果>
以上のように、本実施形態に係る電子機器としての電子時計1は、接地される裏面30a(接地部分)を含み、導電性を有する裏蓋30(第1部材)と、裏蓋30の裏面30a側とは反対側に位置した筐体20であって、筐体20の成形時におけるヒケを抑制するための凹部21を有する筐体20と、筐体20の凹部21が設けられた部分に少なくとも対向しており、導電性を有するベゼル10(第2部材)と、少なくとも一部が凹部21の内部に位置しており、導電性を有し、ベゼル10と裏蓋30とを電気的に接続している導通部材40と、を備える。
これによれば、筐体20と裏蓋30とを導通部材40を介して電気的に接続することができる。よって、ベゼル10が静電気を帯びた場合に、ベゼル10、導通部材40及び裏蓋30を通る経路で静電気をユーザの身体に逃がすことができるため、静電気による回路素子の誤動作や故障の発生を抑制することができる。
また、筐体20の成形時におけるヒケを抑制するための凹部21が形成する空間を利用することで、導通部材40の配置スペースを確保するための設計変更を特段行うことなく、導通部材40を配置することができる。すなわち、筐体20やベゼル10の外形寸法を変更しなくても導通部材40を配置することができる。よって、電子時計1の設計自由度の低下や大型化を避けつつ、静電気による誤動作や故障を抑制することができる。
また、導通部材40は、弾性を有し、導通部材40の変形時に生じる復元力により裏蓋30及びベゼル10の少なくとも一方を付勢した状態で裏蓋30及びベゼル10の上記少なくとも一方に接触している。この構成によれば、より確実に、ベゼル10と裏蓋30とを電気的に接続することができる。また、弾性を有する導通部材40を用いることで、凹部21の形状にばらつきがあっても、当該ばらつきを吸収しつつ導通部材40を確実に裏蓋30及びベゼル10に接触させることができる。また、導通部材40自身の弾性力を利用するため、導通部材40を裏蓋30及びベゼル10の上記少なくとも一方に対して付勢するための他の部材が不要である。よって、部品点数の増加を最小限に抑えつつ、静電気による不具合の発生を抑制することができる。
また、導通部材40は、弾性を有し、導通部材40の変形時に生じる復元力により凹部21の第2壁面21aを付勢した状態で第2壁面21aに接触している。これにより、導通部材40は、第2壁面21aからも力を受けて変形するため、より大きな復元力で裏蓋30及びベゼル10の上記少なくとも一方を付勢することができる。また、凹部21内における導通部材40の姿勢を安定させることができる。よって、より確実に導通部材40による電気的な接続を行うことができる。
また、導通部材40は、凹部21の第2壁面21a(詳しくは、凹部対向面212a)と、ベゼル10と、を復元力により反対向きに付勢した状態で第2内壁面21a及びベゼル10に接触している。これにより、導通部材40は、より安定した姿勢でより強くベゼル10の第1壁面10aを付勢するため、より確実に導通部材40とベゼル10とを電気的に接続することができる。
また、変形例に係る導通部材40は、凹部21の第2壁面21a(詳しくは、凹部上面211a)と、裏蓋30と、を復元力により反対向きに付勢した状態で第2内壁面21a及び裏蓋30に接触している。これにより、導通部材40は、より安定した姿勢でより強く裏蓋30の内面30bを付勢するため、より確実に導通部材40と裏蓋30とを電気的に接続することができる。
また、筐体20には、凹部21の第2壁面21aと、裏蓋30に対向する背面20bと、の間を貫通する貫通孔22が設けられており、導通部材40は、貫通孔22に挿通されて裏蓋30に接触している。これによれば、ベゼル10と裏蓋30とを、より短い距離で電気的に接続することができる。よって、ベゼル10と裏蓋30とをより確実に電気的に接続することができる。また、導通部材40を小型化することができる。
また、導通部材40は、貫通孔22を通って凹部21の内部から裏蓋30まで延在する第1部分41と、第1部分41に繋がり、裏蓋30に沿って延在して裏蓋30に接触する第2部分42と、を有する。これにより、導通部材40の第2部分42と裏蓋30の内面30bとが平面で接触するため、導通部材40と裏蓋30とをより確実に電気的に接続することができる。
また、筐体20の背面20bには、Z方向(背面20bの法線方向)から見て第2部分42が収まる形状を有する溝25が設けられており、第2部分42は、Z方向から見て溝25の内部に位置し、かつ溝25の底面25a及び裏蓋30に接触している。これにより、第2部分42の位置を、溝25の範囲内に容易に合わせることができる。また、溝25を設けない場合と比較して、筐体20と裏蓋30との間のZ方向の隙間を小さくすることができため、Oリング70による防水機能の低減を抑えることができ、また装置の厚さの増大を抑えることができる。
また、第2部分42のZ方向の厚さは、溝25のZ方向の深さよりも厚く、第2部分42は、溝25の底面25a及び裏蓋30の間で押圧された状態で溝25の底面25a及び裏蓋30に接触している。これにより、筐体20に対して裏蓋30が取り付けられるときに、導通部材40の第2部分42に裏蓋30を確実に接触させることができる。また、溝25の底面25a及び裏蓋30の間で第2部分42が押圧された状態とすることで、導通部材40と裏蓋30とをより確実に電気的に接続することができる。
また、導通部材40は、裏蓋30及びベゼル10に接触する形状を有する板状の部材である。これにより、導通部材40を簡素な構成とすることができ、また、製造コストの上昇を抑えることができる。
また、電子時計1は人体に装着可能であり、裏蓋30は、人体に接触することにより接地されている。これにより、ベゼル10が静電気を帯びた場合に、ベゼル10、導通部材40及び裏蓋30を通る経路で静電気をユーザの身体に逃がすことができる。
<その他>
なお、上記実施形態における記述は、本発明に係る電子機器の一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、電子機器としてとして電子時計1を例示したが、これに限られず、例えば、ユーザが身体に装着して用いる任意の電子機器(活動量計や血圧計といったヘルスケア用デバイスなど)であってもよい。
また、第1部材として裏蓋30を例示したが、これに限定する趣旨ではない。第1部材は、接地される接地部分を含み、導電性を有する任意の部材とすることができる。また、接地部分は、必ずしも人体への直接的な接触により接地されていなくてもよく、他の導電性部材を介して間接的に人体に接触することにより接地されていてもよい。
また、第2部材としてベゼル10を例示したが、これに限定する趣旨ではない。第2部材は、筐体20の凹部21が設けられた部分に少なくとも対向し、導電性を有する任意の部材とすることができる。
また、筐体20の側面20aに凹部21を設けた構成を例示したが、凹部21を設ける位置はこれに限定されない。例えば、裏蓋30とは反対側の上面などに凹部21が設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、導通部材40が、変形時に生じる復元力により第1部材(上記実施形態では裏蓋30)及び第2部材(上記実施形態ではベゼル10)の少なくとも一方を付勢した状態で第1部材及び第2部材の当該少なくとも一方に接触する構成を例示したが、これに限定する趣旨ではなく、導通部材40は、第1部材及び第2部材のいずれにも復元力を及ぼさない態様で第1部材及び第2部材に接触して第1部材及び第2部材を電気的に接続していてもよい。この場合において、導通部材40は弾性を有していなくてもよい。
また、上記実施形態では、筐体20に、導通部材40を通すための貫通孔22を設けた例を用いて説明したが、凹部21と、筐体20の背面20b側とを連通させる構造はこれに限られない。例えば、凹部40が筐体20の背面20b側に突き抜けている構成であってもよい。この場合には、貫通孔22は省略することができる。また、凹部40から背面20b側に突き抜ける部分の幅(図4におけるY方向の幅)を、凹部40のY方向の幅よりも小さくしてもよい。
また、貫通孔22は、必ずしも図4に示したように凹部対向面212aと面一でなくてもよく、図4において、X方向について凹部下面214aの中央付近などに設けてもよい。
また、上記実施形態では、導通部材40が、凹部21の第2壁面21a(凹部対向面212a)に接触した状態でベゼル10の第1壁面10aを付勢する態様を例示したが、これに限られず、導通部材40は、第2壁面21aに接触しない態様で復元力により第1壁面10aを付勢していてもよい。
例えば、図8に示す凹部21が、図8における貫通孔22の位置よりも-X方向にさらに深く設けられている場合においては、ベゼル10が取り付けられる際に第4部分44が-X方向に押圧されて変形しても、第1部分41は凹部対向面212aを含む第2壁面21aのいずれの箇所にも接触しない。このような場合においても、導通部材40は、変形に応じた復元力により第1壁面10aを+X方向に付勢しつつ第1壁面10aに接触するため、導通部材40とベゼル10(第1壁面10a)とを、より確実に電気的に接続することができる。
また、導通部材40は、ベゼル10及び裏蓋30の一方に一体に設けられていてもよい。
また、筐体20の側面20aに設けられた複数の凹部21のうち1つの凹部21に導通部材40が設けられている構成を例示したが、これに限られず、裏面30aに垂直な方向から見て裏蓋30に重なっている2以上の凹部21にそれぞれ導通部材40を設けてもよい。
また、筐体20の側面20aに設けられた凹部21の数は、上記実施形態に例示した数に限られない。例えば、側面20aに単一の凹部21が設けられた構成であってもよい。
また、凹部21は、筐体20の成形時における変形を抑制する目的で設けられたヒケ逃げに限られず、これ以外の任意の目的で設けられたものであってもよい。
また、第1部材として裏蓋30を例示したが、第1部材は、裏面30aのうち一部を構成する任意の部材であってもよい。すなわち、裏面30aのうち人体に接触する部分の少なくとも一部(接地部分)が第1部材により構成されていればよい。
また、導通部材は、導電性及び弾性を有するものであればよく、上記実施形態で例示した板状の部材に限られない。例えば、導通部材は、つる巻き状のばねや、スポンジ状の金属繊維などを有するものであってもよい。
また、凹部21の内部には、導通部材40の他に、凹部21内における導通部材40の姿勢を安定させるための部材(凹部21内の空間を埋める部材)などが設けられていてもよい。
また、筐体20の材質として樹脂を例示したが、これに限られず、裏蓋30よりも導電性が低い任意の材質であってもよい。また、筐体20は、金属の表面が、裏蓋30よりも導電性が低い材質の部材(樹脂やゴム等)により覆われた構成であってもよい。
また、上記実施形態における電子時計1の構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
本発明の実施の形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
接地される接地部分を含み、導電性を有する第1部材と、
前記第1部材の前記接地部分側とは反対側に位置した筐体であって、前記筐体の成形時におけるヒケを抑制するための凹部を有する前記筐体と、
前記筐体の前記凹部が設けられた部分に少なくとも対向しており、導電性を有する第2部材と、
少なくとも一部が前記凹部の内部に位置しており、導電性を有し、前記第1部材と前記第2部材とを電気的に接続している導通部材と、
を備える電子機器。
<請求項2>
前記導通部材は、弾性を有し、前記導通部材の変形時に生じる復元力により前記第1部材及び前記第2部材の少なくとも一方を付勢した状態で前記第1部材及び前記第2部材の前記少なくとも一方に接触している、
請求項1に記載の電子機器。
<請求項3>
前記導通部材は、弾性を有し、前記導通部材の変形時に生じる復元力により前記凹部の壁面を付勢した状態で前記壁面に接触している、請求項1又は2に記載の電子機器。
<請求項4>
前記導通部材は、前記凹部の前記壁面と、前記第2部材と、を前記復元力により反対向きに付勢した状態で前記壁面及び前記第2部材に接触している、請求項3に記載の電子機器。
<請求項5>
前記導通部材は、前記凹部の前記壁面と、前記第1部材と、を前記復元力により反対向きに付勢した状態で前記壁面及び前記第1部材に接触している、請求項3又は4に記載の電子機器。
<請求項6>
前記筐体には、前記凹部の壁面と、前記第1部材に対向する面と、の間を貫通する貫通孔が設けられており、
前記導通部材は、前記貫通孔に挿通されて前記第1部材に接触している、
請求項5に記載の電子機器。
<請求項7>
前記導通部材は、前記貫通孔を通って前記凹部の内部から前記第1部材まで延在する第1部分と、前記第1部分に繋がり、前記第1部材に沿って延在して前記第1部材に接触する第2部分と、を有する、請求項6に記載の電子機器。
<請求項8>
前記筐体のうち前記第1部材に対向する面には、当該面の法線方向から見て前記第2部分が収まる形状を有する溝が設けられており、
前記第2部分は、前記法線方向から見て前記溝の内部に位置し、かつ前記溝の底面及び前記第1部材に接触している、
請求項7に記載の電子機器。
<請求項9>
前記第2部分の前記法線方向の厚さは、前記溝の前記法線方向の深さよりも厚く、
前記第2部分は、前記溝の底面及び前記第1部材の間で押圧された状態で前記溝の底面及び前記第1部材に接触している、
請求項8に記載の電子機器。
<請求項10>
前記導通部材は、前記第1部材及び前記第2部材に接触する形状を有する板状の部材である、請求項1~9のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項11>
前記電子機器は人体に装着可能であり、
前記第1部材は、前記人体に接触することにより接地されている、請求項1~10のいずれか一項に記載の電子機器。
1 電子時計(電子機器)
2 機器本体部
3 バンド
10 ベゼル(第2部材)
10a 第1壁面
20 筐体
20a 側面
20b 背面
21 凹部(ヒケ逃げ)
21a 第2壁面(壁面)
211a 凹部上面
212a 凹部対向面
213a 凹部側面
214a 凹部下面
22 貫通孔
23 開口
24 Oリング溝
25 溝
25a 底面
26 開口
30 裏蓋(第1部材)
30a 裏面(接地部分)
30b 内面
40 導通部材
41 第1部分
42 第2部分
43 第3部分
44 第4部分
51 情報表示部
52 操作ボタン
53 固定ねじ
60 風防部材
70 Oリング

Claims (11)

  1. 接地される接地部分を含み、導電性を有する第1部材と、
    前記第1部材の前記接地部分側とは反対側に位置した筐体であって、前記筐体の成形時におけるヒケを抑制するための凹部を有する前記筐体と、
    前記筐体の前記凹部が設けられた部分に少なくとも対向しており、導電性を有する第2部材と、
    少なくとも一部が前記凹部の内部に位置しており、導電性を有し、前記第1部材と前記第2部材とを電気的に接続している導通部材と、
    を備える電子機器。
  2. 前記導通部材は、弾性を有し、前記導通部材の変形時に生じる復元力により前記第1部材及び前記第2部材の少なくとも一方を付勢した状態で前記第1部材及び前記第2部材の前記少なくとも一方に接触している、
    請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記導通部材は、弾性を有し、前記導通部材の変形時に生じる復元力により前記凹部の壁面を付勢した状態で前記壁面に接触している、請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記導通部材は、前記凹部の前記壁面と、前記第2部材と、を前記復元力により反対向きに付勢した状態で前記壁面及び前記第2部材に接触している、請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記導通部材は、前記凹部の前記壁面と、前記第1部材と、を前記復元力により反対向きに付勢した状態で前記壁面及び前記第1部材に接触している、請求項3又は4に記載の電子機器。
  6. 前記筐体には、前記凹部の壁面と、前記第1部材に対向する面と、の間を貫通する貫通孔が設けられており、
    前記導通部材は、前記貫通孔に挿通されて前記第1部材に接触している、
    請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記導通部材は、前記貫通孔を通って前記凹部の内部から前記第1部材まで延在する第1部分と、前記第1部分に繋がり、前記第1部材に沿って延在して前記第1部材に接触する第2部分と、を有する、請求項6に記載の電子機器。
  8. 前記筐体のうち前記第1部材に対向する面には、当該面の法線方向から見て前記第2部分が収まる形状を有する溝が設けられており、
    前記第2部分は、前記法線方向から見て前記溝の内部に位置し、かつ前記溝の底面及び前記第1部材に接触している、
    請求項7に記載の電子機器。
  9. 前記第2部分の前記法線方向の厚さは、前記溝の前記法線方向の深さよりも厚く、
    前記第2部分は、前記溝の底面及び前記第1部材の間で押圧された状態で前記溝の底面及び前記第1部材に接触している、
    請求項8に記載の電子機器。
  10. 前記導通部材は、前記第1部材及び前記第2部材に接触する形状を有する板状の部材である、請求項1~9のいずれか一項に記載の電子機器。
  11. 前記電子機器は人体に装着可能であり、
    前記第1部材は、前記人体に接触することにより接地されている、請求項1~10のいずれか一項に記載の電子機器。
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