JP2005222091A - 電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】タッチパネルを搭載した電子機器は、シールド体を設けて静電気やノイズを遮蔽しようとすると薄型化が困難だった。また、シールド体とタッチパネルとの間に明確な位置決め手段がないと、タッチパネルの誤動作防止のためにシールド体の開口を大きくする必要があった。
【解決手段】シールド体に、このシールド体とモジュールとを位置決めする位置決め部と、タッチパネルを押圧しモジュールとタッチパネルとを位置決めするための押圧片部とを設ける。このような構成とすることによって、シールド体を介して、シールド体とモジュールとタッチパネルとの相互の位置決めを行うとともに、シールド体がモジュールとタッチパネルの縁部分を囲うことから、静電気やノイズを効果的に遮断する。
【選択図】図1
【解決手段】シールド体に、このシールド体とモジュールとを位置決めする位置決め部と、タッチパネルを押圧しモジュールとタッチパネルとを位置決めするための押圧片部とを設ける。このような構成とすることによって、シールド体を介して、シールド体とモジュールとタッチパネルとの相互の位置決めを行うとともに、シールド体がモジュールとタッチパネルの縁部分を囲うことから、静電気やノイズを効果的に遮断する。
【選択図】図1
Description
本発明は、タッチパネルを備えた電子機器に関する。さらに詳しくは、静電気やノイズから保護する対策を施した電子機器に関する。
従来、携帯情報端末や時計型情報端末、ペン入力式パソコン等の電子機器に用いられるタッチパネルには、主に抵抗膜方式が採用されている。図7は一般的な抵抗膜方式タッチパネルと電子機器のケースを説明する断面図である。200は表示窓を有する電子機器のケース、201はケースの表示窓周縁部に設けた段差、100は一般的な抵抗膜方式のタッチパネル、110はタッチパネルの下側パネル、111は下側パネルの下側電極パターン、120はタッチパネルの上側パネル、121は上側電極パターン、130はタッチパネルの接着剤である。
抵抗膜方式タッチパネル100とは、下面に上側電極パターン121を形成した上側パネル120と、上面に下側電極パターン111を形成した下側パネル110と、上側パネル120と下側パネル110とを接合すると共に上側電極パターン121と下側電極パターン111との間にクリアランスを設定するスペーサとしての役割も担う接着剤130等により概略構成されたものである。
上側パネル120は弾性変形可能な材質からなり、上側パネルの所定位置を下方向に押圧した際、上電極パンターン121のうちの所定のパターンが前期クリアランスを介して下電極パターン111に当接して導通する事で、押圧場所の位置を検出するようになっている。
抵抗膜方式タッチパネル100とは、下面に上側電極パターン121を形成した上側パネル120と、上面に下側電極パターン111を形成した下側パネル110と、上側パネル120と下側パネル110とを接合すると共に上側電極パターン121と下側電極パターン111との間にクリアランスを設定するスペーサとしての役割も担う接着剤130等により概略構成されたものである。
上側パネル120は弾性変形可能な材質からなり、上側パネルの所定位置を下方向に押圧した際、上電極パンターン121のうちの所定のパターンが前期クリアランスを介して下電極パターン111に当接して導通する事で、押圧場所の位置を検出するようになっている。
このようなタッチパネルを機器に搭載した場合、ケース200がタッチパネル100の上側パネル120を押圧して誤動作させてしまわぬように、タッチパネル100外周の接着剤130の境界部分付近(図7の領域A)には、ケース裏面に段差201を設け、領域Aの部分を押圧しないように間隙を設ける構造を採用するのが一般的である。
しかしながらこの構造は、ケース200をプレス加工で成形する場合は段差201を設けるために、ケースの加工工数が増えるなどの問題があった。また、段差の分だけ厚みが余計に必要なため総厚が増し、機器の薄型化が困難になるという問題があった。
また、タッチパネルを備えた電子機器は多く提案されており、特に静電気やノイズから電子機器の内部の回路基板などを保護する目的で、電子機器内部にシールド体を備える提案も多くなされている(例えば、特許文献1参照)。
図8は、特許文献1に示す従来の電子機器の一例を示す断面図である。300は表示窓を有するケース、400は表示部材、500は回路基板、600はタッチパネル、700は裏蓋である。ここで800はタッチパネル600の周縁部全周に亘るリング状の形状を有する導電材料のシールド体であり、可撓性を有する接続片810が一体形成されている。
接続片810を回路基板500のグランド端子や裏蓋700に当接することにより、帯電したユーザーの操作時等によって回路基板内のICやその他部品に加わる静電気やノイズを遮蔽している。ここで、タッチパネル600は両面接着テープにより本体ケース300の上面の周縁部に形成された溝部に対して貼り付けられており、シールド体800は両面接着テープによりタッチパネル600の上面に貼り付けられている。
接続片810を回路基板500のグランド端子や裏蓋700に当接することにより、帯電したユーザーの操作時等によって回路基板内のICやその他部品に加わる静電気やノイズを遮蔽している。ここで、タッチパネル600は両面接着テープにより本体ケース300の上面の周縁部に形成された溝部に対して貼り付けられており、シールド体800は両面接着テープによりタッチパネル600の上面に貼り付けられている。
しかしながら、特許文献1に示した従来技術では、タッチパネルをケースに設けた溝部の底面に貼り付ける構造ゆえ溝部の底の厚みが必要で、その分どうしても機器の総厚が増えてしまい薄型化が困難であった。
また、ユーザーが操作を加えるタッチパネルと、操作対象や操作結果を表示する表示部材とが溝部の底面の厚みを隔てて離れてしまう事により、タッチパネル操作に違和感を受ける場合があった。これは特にユーザーがタッチパネル上を指やペンでなぞり文字や図形を入力する「手書き入力」という操作の際に顕著に感じる問題で、ユーザーが書くという動作をするタッチパネル上のペン先と、表示部材が入力の結果として表示する文字や図形とが距離的に離れていると、書く場所と表示の場所とのずれが生じてしまい、書くという操作に違和感を受けるというものである。
また、ユーザーが操作を加えるタッチパネルと、操作対象や操作結果を表示する表示部材とが溝部の底面の厚みを隔てて離れてしまう事により、タッチパネル操作に違和感を受ける場合があった。これは特にユーザーがタッチパネル上を指やペンでなぞり文字や図形を入力する「手書き入力」という操作の際に顕著に感じる問題で、ユーザーが書くという動作をするタッチパネル上のペン先と、表示部材が入力の結果として表示する文字や図形とが距離的に離れていると、書く場所と表示の場所とのずれが生じてしまい、書くという操作に違和感を受けるというものである。
更に、タッチパネル上面に貼り付けられるシールド体とタッチパネルとの間に明確な位置決め手段がなく、タッチパネルの誤動作防止のためには、シールド体のタッチパネル外周にある接着剤の境界部分を押圧せぬようシールド体の開口を大幅に大きくする必要があった。このため、機器の小型化のために外周にある接着剤の幅を狭くした小型タッチパネルを採用することが困難であるという問題があった。
そこで本発明が解決しようとする課題は、電子機器の総厚を増す必要がないタッチパネルの位置決め手段を提供すること、また静電気対策用のシールド体とタッチパネルとを精度良く位置決めすることで小型のタッチパネルを採用できるようにすること、更にはタッチパネルの手書き入力の際の違和感を軽減すること、つまりは、より小型で薄型で使いやすい電子機器を提供する事にある。
上記課題を解決するために本発明の電子機器は次のような構成を採用する。
表示窓を有するケースに表示部材と回路基板とを有するモジュールと、モジュール上にタッチパネルを載置して収納し、表示部が開口した枠形状部とケースとモジュールとを電気的に接続するための接続片を備えたシールド体を設け、モジュールに加わる静電気やノイズを遮蔽する電子機器において、
シールド体には、シールド体とモジュールとを位置決めする位置決め部と、タッチパネルを付勢し、モジュールとタッチパネルとを位置決めするための押圧片部と、を設けたことを特徴とする。
シールド体には、シールド体とモジュールとを位置決めする位置決め部と、タッチパネルを付勢し、モジュールとタッチパネルとを位置決めするための押圧片部と、を設けたことを特徴とする。
枠形状部がケースの表示窓周縁部とタッチパネルの上面とに配置されることにより、表示窓周縁部とタッチパネルの上面との間に空隙部を形成することを特徴とする。
シールド体に位置決め部を設けてモジュールとの位置を決めつつ、シールド体の押圧片部によりタッチパネルの側面を付勢することでモジュールとタッチパネルを位置決めする。つまり、本発明の電子機器は、シールド体に表示部が開口した枠形状部とケースとモジュールとを電気的に接続するための接続片を備えてモジュールに加わる静電気やノイズを遮蔽するだけでなく、モジュールとタッチパネルとの位置決めをシールド体を介して行うことで従来技術のようにタッチパネルを位置決め固定するためにケースに特別な溝/底面を設ける必要がなくなり、その分薄型化が可能となる。
また、同時にシールド体とタッチパネルの位置も正確に決まるので、シールド体の開口はタッチパネル外周にある接着剤の境界部分を押圧しないよう必要最小限の大きさに設定
できるので、接着剤の幅を狭くした小型のタッチパネルを採用することができるようになり、その分電子機器の小型化が可能となる。また、タッチパネルと表示部材の距離を近くできるので手書き入力の際の違和感も軽減される。
また、同時にシールド体とタッチパネルの位置も正確に決まるので、シールド体の開口はタッチパネル外周にある接着剤の境界部分を押圧しないよう必要最小限の大きさに設定
できるので、接着剤の幅を狭くした小型のタッチパネルを採用することができるようになり、その分電子機器の小型化が可能となる。また、タッチパネルと表示部材の距離を近くできるので手書き入力の際の違和感も軽減される。
以下に、本発明の実施形態を図1から図6に基づいて説明する。図1は、本発明を適用した電子機器の各構成要素の分解斜視図であり、図2は、要部の拡大断面図、図3は、本発明に係るシールド体を説明する斜視図であり、図4から図6は、シールド体の押圧片部を説明する断面図である。
[全体の構造説明:図1]
本発明の実施形態の電子機器の構成を図に基づいて説明する。図1に示すごとく、1は電子機器のケースであり上面に表示窓61を有している、2は電子機器のモジュールで表示装置3と回路基板4とを有している。8はモジュール2に載置されたタッチパネル、9はモジュールに加わる静電気やノイズを遮断するためのシールド体、10は裏蓋である。
本発明の実施形態の電子機器の構成を図に基づいて説明する。図1に示すごとく、1は電子機器のケースであり上面に表示窓61を有している、2は電子機器のモジュールで表示装置3と回路基板4とを有している。8はモジュール2に載置されたタッチパネル、9はモジュールに加わる静電気やノイズを遮断するためのシールド体、10は裏蓋である。
ケース1は、金属のプレス成型品であり表示窓61を有するカバー6と、ABSやPOM等のプラスチック成型品である外フレーム7とにより構成されており、両者は両面接着テープや接着剤等で接合されている。
カバー6を金属にする事で必要な強度を保ちつつ薄型化できると共に、ユーザーが普段目にする外装に金属の光沢感を持たせて外観品質を向上することができる。また同様の目的で裏蓋10も金属のプレス成型品にすることが好ましく、裏面からネジ等でケース1に固定する。
また、外フレーム7は、裏蓋10を取り付けるネジ穴や収納するモジュールの位置決めボスやコネクタの穴など非常に複雑な構造となるため、プラスチック成型品であることが望ましい。さらにケース1は、本発明の実施形態のように必ずしも金属のカバーとプラスチックの外フレームの接合体である必要はなく、組み立て工数の削減やコストダウンのために一体型のプラスチック成型品にしても構わないし、高級感を出すために一体型の金属成型品にしても構わない。
カバー6を金属にする事で必要な強度を保ちつつ薄型化できると共に、ユーザーが普段目にする外装に金属の光沢感を持たせて外観品質を向上することができる。また同様の目的で裏蓋10も金属のプレス成型品にすることが好ましく、裏面からネジ等でケース1に固定する。
また、外フレーム7は、裏蓋10を取り付けるネジ穴や収納するモジュールの位置決めボスやコネクタの穴など非常に複雑な構造となるため、プラスチック成型品であることが望ましい。さらにケース1は、本発明の実施形態のように必ずしも金属のカバーとプラスチックの外フレームの接合体である必要はなく、組み立て工数の削減やコストダウンのために一体型のプラスチック成型品にしても構わないし、高級感を出すために一体型の金属成型品にしても構わない。
モジュール2は、プラスチック成型品である内フレーム5に電子機器の機能に必要な部品を位置決め固定したものであり、表示部材3や回路基板4を有している。また必要によってはスピーカーや振動モータや充電池等(いずれも図示せず)も取り付けられる場合がある。
ここで情報表示手段である表示部材3は、一般的に液晶パネルが採用されており、内フレーム5の内壁に位置決めされ両面接着テープにより貼り付け固定される。回路基板4は、内フレーム5に設けた位置決めピン(図示せず)に対応した位置決め穴(図示せず)を有し、両者を嵌合することにより内フレーム5に位置決めされネジ止め固定される。
ここで情報表示手段である表示部材3は、一般的に液晶パネルが採用されており、内フレーム5の内壁に位置決めされ両面接着テープにより貼り付け固定される。回路基板4は、内フレーム5に設けた位置決めピン(図示せず)に対応した位置決め穴(図示せず)を有し、両者を嵌合することにより内フレーム5に位置決めされネジ止め固定される。
タッチパネル8は、一般的な抵抗膜方式のタッチパネルであり、モジュール2上に載置する。ケース1に収納された状態では、表示部材3に表示された情報は透光性材料からなるタッチパネル8を通して表示窓61より視認できるようになっている。
[シールド体の説明:図2〜図3]
次に本発明の実施形態に係るシールド体9を図2と図3とを用いて説明する。図2は本発明を適用した電子機器の要部の拡大断面図である。ここで、2はモジュール、3は表示部材、4は回路基板、5は内フレーム、6はカバー、7は外フレーム、8はタッチパネル、81はタッチパネルの上側パネル、82はタッチパネルの下側パネル、83はタッチパネルの上側パネル81と下側パネル82とを接合する接着剤、10は裏蓋、20は空隙部、91は枠形状部、92は接続片、94はタッチパネルを押圧する押圧片部である。
次に本発明の実施形態に係るシールド体9を図2と図3とを用いて説明する。図2は本発明を適用した電子機器の要部の拡大断面図である。ここで、2はモジュール、3は表示部材、4は回路基板、5は内フレーム、6はカバー、7は外フレーム、8はタッチパネル、81はタッチパネルの上側パネル、82はタッチパネルの下側パネル、83はタッチパネルの上側パネル81と下側パネル82とを接合する接着剤、10は裏蓋、20は空隙部、91は枠形状部、92は接続片、94はタッチパネルを押圧する押圧片部である。
図3はシールド体を示す斜視図である。図3に示すように、表示部が開口した枠形状部91、ケース1の主にカバー6とモジュール2の主に回路基板4と裏蓋10とを電気的に接続するための接続片92、シールド体9とモジュール2とを位置決めする位置決め部93、タッチパネル8を付勢してモジュール2とタッチパネル8とを位置決めするための押圧片部94とを備えた可撓性を有する導電部材で形成されている。
枠形状部91は、表示部が開口してタッチパネル8の周縁部の全周に亘る額縁状の形状を有するものであり、図2に示すようにカバー6の表示窓61周縁部とタッチパネル8の上面とに配置することにより、表示窓61の周縁部とタッチパネル8の上面との間に空隙部20を形成する。
この空隙部20は、カバー6に不測の力が加わるなどしてカバー6が変形し、タッチパネルの上側パネル81を押圧してしまい、タッチパネルを誤動作させてしまうのを防止する効果を生む。このような構造とすることによって、図7に示した一般的なタッチパネル構造のようにカバーの表示窓周縁部に段差201を設ける必要がない。したがって、カバー6の加工工数を削減することができる。
タッチパネル上面における枠形状部91の位置は、タッチパネルの上側パネル81を押圧し誤動作させぬようにタッチパネル外周部の接着剤83の境界部部分より外側になるように枠形状部の開口を大きく設定する必要がある。タッチパネルの接着剤83の幅を狭くした小型タッチパネルを採用しようとすると、タッチパネル誤動作防止のためにはタッチパネル8と枠形状部91(シールド体9)の位置決め精度が重要になってくる。
タッチパネル上面における枠形状部91の位置は、タッチパネルの上側パネル81を押圧し誤動作させぬようにタッチパネル外周部の接着剤83の境界部部分より外側になるように枠形状部の開口を大きく設定する必要がある。タッチパネルの接着剤83の幅を狭くした小型タッチパネルを採用しようとすると、タッチパネル誤動作防止のためにはタッチパネル8と枠形状部91(シールド体9)の位置決め精度が重要になってくる。
接続片92は、枠形状部91の延在部をモジュール2の側面に沿うように折り曲げ、回路基板4のグランド端子や裏蓋10と電気的に接続するためのものである。
具体的には図2に示すように、モジュール2の側面に沿うように折り曲げた後、接続片92を回路基板の平面方向に折り曲げて回路基板4と当接すると共に、更にU字型に折り返して裏蓋10と接触させる構造となっている。接続片92は、図3に示すように複数設ける方が好ましい。また、接続片92と回路基板4との接続は、ハンダ付けもしくはネジ止めするなどの何らかの固定手段を採用する方が好ましい。
なぜならば、接続片92を複数箇所固定する事により、シールド体9そのものを固定するだけでなく、タッチパネル8も上下方向においてモジュール2とシールド体9に挟む状態となり固定することができるからである。
一方、接続片92と裏蓋10との接続部分は、組み立ての際に裏蓋10が最後に組み込まれることを考慮して、シールド体9の可撓性を利用して接触させるのが好ましい。なお、接続片92と回路基板4および裏蓋10との接続形状(U字型に曲げる部分)は一例であり、付勢力を生じる構造であることが好ましいのであって、多くの変形例が考えられる。
具体的には図2に示すように、モジュール2の側面に沿うように折り曲げた後、接続片92を回路基板の平面方向に折り曲げて回路基板4と当接すると共に、更にU字型に折り返して裏蓋10と接触させる構造となっている。接続片92は、図3に示すように複数設ける方が好ましい。また、接続片92と回路基板4との接続は、ハンダ付けもしくはネジ止めするなどの何らかの固定手段を採用する方が好ましい。
なぜならば、接続片92を複数箇所固定する事により、シールド体9そのものを固定するだけでなく、タッチパネル8も上下方向においてモジュール2とシールド体9に挟む状態となり固定することができるからである。
一方、接続片92と裏蓋10との接続部分は、組み立ての際に裏蓋10が最後に組み込まれることを考慮して、シールド体9の可撓性を利用して接触させるのが好ましい。なお、接続片92と回路基板4および裏蓋10との接続形状(U字型に曲げる部分)は一例であり、付勢力を生じる構造であることが好ましいのであって、多くの変形例が考えられる。
モジュール2をケース1に収納すると枠形状部91の上面はカバー6と接触するので、シールド体9により、カバー6とタッチパネル8とモジュール2と裏蓋10とは電気的に接続され、これにより帯電したユーザーの操作等でモジュール2に加わる静電気やノイズを遮蔽することができる。
位置決め部93は、シールド体9とモジュール2とを位置決めするためのもので、図1に示すように、内フレーム5に設けた位置決めピン52に対応するように、枠形状部91の一部に位置決め穴93を設け、両者を嵌合することによってモジュール2に対してシールド体9を位置決めする。なお、図1に示した本発明の実施形態の例では、位置決め方法に関してはピンと穴との嵌め合いを採用しているが、その他カシメや端面突き当てなどの方法を用いても構わない。
[押圧片部の説明:図3〜図6]
押圧片部94に関しては図3〜図6を用いて詳しく説明する。押圧片部94は、タッチパネル8を側面から中心方向に付勢するように、枠形状部91の一部を曲げ加工して設けたものである。押圧片部94は、その数が多いほど、より強くタッチパネル8を固定することから、タッチパネル8の寸法にもよるが、タッチパネル8の一側面に対して押圧片部を2〜3カ所設置するのが好ましい。
押圧片部94に関しては図3〜図6を用いて詳しく説明する。押圧片部94は、タッチパネル8を側面から中心方向に付勢するように、枠形状部91の一部を曲げ加工して設けたものである。押圧片部94は、その数が多いほど、より強くタッチパネル8を固定することから、タッチパネル8の寸法にもよるが、タッチパネル8の一側面に対して押圧片部を2〜3カ所設置するのが好ましい。
図4は、タッチパネル8の対向した両側面に対しそれぞれ押圧片部94を用いた場合を示す図である。ここで距離Bはタッチパネル8の幅寸法、距離Cは対向する押圧片部94の曲げ位置の間隔寸法、距離Dは対向する押圧片部94の切片間の間隔寸法とすると、距離Cの寸法値を距離Bの寸法値よりも大きく、同時に距離Dの寸法値を距離Bの寸法値よりも小さく設定する。このような構成とすることによって、押圧片部94はタッチパネル8に対して強い付勢力を生じる。
図5は、タッチパネル8上にシールド体9を載置した時を示す図であるが、可撓性の材料からなるシールド体9の距離Dの寸法値を押し広げた状態で載置することで、押圧片部94によりタッチパネル8の側面が付勢された状態となる。さらにこのように対向する押圧片部の寸法、個数、曲げ角度を同じにすれば、押圧部材によってタッチパネル8の対向する側面は同じ力で中心方向に付勢されるので、タッチパネル8がシールド体9の中央に位置決めされる。
図6は、押圧片部94の一部を円弧状に曲げたような形状を示したものである。押圧片部94の形状は、タッチパネル8の側面を中心方向に付勢できればよいから、図6に示した形状以外でも様々な形状とすることができる。
図6は、押圧片部94の一部を円弧状に曲げたような形状を示したものである。押圧片部94の形状は、タッチパネル8の側面を中心方向に付勢できればよいから、図6に示した形状以外でも様々な形状とすることができる。
更にタッチパネル8の対向する測面を両面共に押圧片部94で付勢しなくてもタッチパネル8の位置決めは可能である。シールド体9の平面方向の位置は位置決め部によってモジュール2に対して固定されるので、タッチパネル8の片方の側面を押圧片部94で付勢して、対向するもう片一方の側面をモジュール2の壁やピン側面に押しつけることで、タッチパネル8の平面方向の位置は、モジュール2に対して決められる。
このようにして、タッチパネル8の平面方向の位置は、シールド体9の押圧片部94で付勢することで決まり、上下方向の位置はシールド体9の接続片92を回路基板4にハンダ付けもしくはネジ止めするなどの固定手段により固定してモジュール2とシールド体9との間に挟みこむことで決まるが、平面方向の位置決め後、接続片92をハンダ付けもしくはネジ止めなどの固定手段を用いる間の補助的な固定の方法として、タッチパネル8とモジュール2とを両面接着テープなどで固定してもよい。
以上、説明した本発明の電子機器は、モジュール2とタッチパネル8との位置決めや固定をシールド体9を介して行うことで、従来技術のようにタッチパネルを位置決め固定するためにケースに特別な溝/底面を設ける必要がなくなり、その分薄型化が可能となる。
また、同時にシールド体9とタッチパネル8との位置も正確に決まるので、シールド体9の枠形状部91がタッチパネル8の外周にある接着剤の境界部分に干渉せぬよう枠形状部91の開口を必要最低限の大きさだけ境界部分より外側に大きくすればよいので、接着剤の幅を狭くした小型のタッチパネルを採用することができるようになり、その分、このタッチパネルを搭載した電子機器も小型化が可能となる。
また、同時にシールド体9とタッチパネル8との位置も正確に決まるので、シールド体9の枠形状部91がタッチパネル8の外周にある接着剤の境界部分に干渉せぬよう枠形状部91の開口を必要最低限の大きさだけ境界部分より外側に大きくすればよいので、接着剤の幅を狭くした小型のタッチパネルを採用することができるようになり、その分、このタッチパネルを搭載した電子機器も小型化が可能となる。
更には、図2のようにタッチパネル8を表示部材3のすぐ上に位置決めして載置することが可能となるので、表示装置3とタッチパネル8との距離が非常に小さくなる。その結
果、ユーザーが指やペン操作で手書き入力操作を行う際、ユーザーが書くタッチパネル上のポイントのすぐ下に表示部材の入力結果が表示されるので、あたかもタッチパネル上に実際に文字や図形を書いているような違和感のない良好な入力操作が行える。
果、ユーザーが指やペン操作で手書き入力操作を行う際、ユーザーが書くタッチパネル上のポイントのすぐ下に表示部材の入力結果が表示されるので、あたかもタッチパネル上に実際に文字や図形を書いているような違和感のない良好な入力操作が行える。
したがって、本発明のような構造を採用する事により、小型、薄型で、良好な入力操作を行える電子機器を提供する事ができる。
1 ケース
2 モジュール
3 表示装置
4 回路基板
5 内フレーム
6 カバー
7 フレーム
8 タッチパネル
9 シールド体
10 裏蓋
20 空隙部
52 位置決めピン
91 枠形状部
92 接続片
93 位置決め部
94 押圧片部
2 モジュール
3 表示装置
4 回路基板
5 内フレーム
6 カバー
7 フレーム
8 タッチパネル
9 シールド体
10 裏蓋
20 空隙部
52 位置決めピン
91 枠形状部
92 接続片
93 位置決め部
94 押圧片部
Claims (2)
- 表示窓を有するケースに表示部材と回路基板とを有するモジュールと、該モジュール上にタッチパネルを載置して収納し、表示部が開口した枠形状部と前記ケースと前記モジュールとを電気的に接続するための接続片を備えたシールド体を設け、前記モジュールに加わる静電気やノイズを遮蔽する電子機器において、
前記シールド体には、前記シールド体と前記モジュールとを位置決めする位置決め部と、前記タッチパネルを付勢し、前記モジュールと前記タッチパネルとを位置決めするための押圧片部と、を設けたことを特徴とする電子機器。 - 前記枠形状部が前記ケースの表示窓周縁部と前記タッチパネルの上面とに配置されることにより、前記表示窓周縁部と前記タッチパネルの上面との間に空隙部を形成することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
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