JPH11118949A - 回転ベゼルの取付構造及び電子機器 - Google Patents

回転ベゼルの取付構造及び電子機器

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JPH11118949A
JPH11118949A JP9276300A JP27630097A JPH11118949A JP H11118949 A JPH11118949 A JP H11118949A JP 9276300 A JP9276300 A JP 9276300A JP 27630097 A JP27630097 A JP 27630097A JP H11118949 A JPH11118949 A JP H11118949A
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JP
Japan
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rotating bezel
bezel
rotating
mounting structure
fixing ring
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JP9276300A
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Yoshihiro Naito
良弘 内藤
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種電子機器などに取り付けられる回転ベゼ
ルを取り外しても回転ベゼルと本体部との双方に変形を
もたらさず、再び回転ベゼルを取り付けても何ら支障な
く使用できる回転ベゼルの取付構造を提供する。 【解決手段】 胴20の上部に軟質パッキン25を介し
てカバーガラス21がガラス固定リング22により押圧
固定され、雄ネジ20aに雌ネジ22aを螺合させた状
態で取り付けられている。ガラス固定リング22の突起
部22bに対して内周面上に設けられた突起部23aを
下方に向けて乗り越えさせることにより、回転ベゼル2
3を上方から胴20の上部に圧入させ、嵌合させてい
る。回転ベゼル23の上部内側には表面リング24がカ
シメにより固着され、ガラス固定リング22の上方を被
覆するように配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転ベゼルの取付構
造及び電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、腕時計のうちスポーツウォッチ、
ダイバーズウォッチなどの多機能腕時計の中には時計本
体の時刻表示部の周りにリング状の回転ベゼルを回転自
在に取付けたものがある。この回転ベゼルの表面側には
数字や目盛りなどの回転位置を表す表示がなされてお
り、回転ベゼルを回転させることにより時刻表示部の表
示と任意の関係に回転ベゼルの数字や目盛りなどを合わ
せることができる。たとえば、スポーツウォッチにおい
ては、回転ベゼルの特定の数字又は目盛りを競技開始時
刻の指針角度に合わせておくことにより、後に競技開始
時点からの経過時間を知ることができ、また、ダイバー
ズウォッチにおいては、回転ベゼルの特定の数字又は目
盛りを潜水開始時の指針角度に合わせておくことによ
り、潜水中に経過時間を容易に知ることができる。な
お、回転ベゼルとしては、上述のような機能の他に、回
転させることによりモードを切り換えるなどのための各
種スイッチを動作させたり、ゲーム機の操作部材として
用いることなどが可能である。
【0003】図7には、上述のような回転ベゼルを備え
た腕時計における回転ベゼルの取付部分の構造を示す。
腕時計本体を構成する胴10の上縁部にはカバーガラス
11が硬質の合成樹脂からなる硬質パッキン12を介し
て圧入されており、その周囲部に回転ベゼル13が嵌合
されている。胴10と回転ベゼル13とは、胴10に設
けられた突起部10aを回転ベゼル13に設けられた突
起部13aが下方へと乗り越えるようにして嵌合されて
いる。胴10の上面部に設けられた環状溝10bと回転
ベゼル13の下面部に設けられた環状溝13bとは相互
に対向して設けられており、これらの環状溝10bと1
3bの内部に板バネ14が収容され、回転ベゼル13を
回転させる際にクリック感を生むようになっている。ま
た、回転ベゼル13の内周面と胴10の外周面との間に
は、胴10と回転ベゼル13との接触による磨耗を防止
するために合成ゴム製の軟質パッキン15が配置されて
いる。
【0004】腕時計の製造時において回転ベゼル13は
圧入作業により胴10の上部に取り付けられるが、一旦
取り付けると突起部10aと13aとにより回転ベゼル
13は胴10から外れないようになっている。腕時計の
修理や電池交換などのために腕時計内部を開こうとする
場合には、回転ベゼル13の外周面と胴10の外周面と
の間に形成された取り外し用の隙間13cにドライバー
などの先端部を差込み、大きな力を加えて回転ベゼルを
変形させながら取り外すようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の回転ベゼル
の取付構造においては、回転ベゼル13を圧入し、突起
部10a,13aによって外れないように構成している
ため、メンテナンス時において回転ベゼル13を工具を
用いて取り外すと、胴10の突起部10aや回転ベゼル
13の突起部13bの周辺が変形し、再び同じ回転ベゼ
ル13を取り付けると簡単に外れてしまう場合があり、
また、外れなくても回転ベゼル13の回転動作がおかし
くなったり外観上の変形が明らかに判ってしまう場合が
あるなどの問題点がある。
【0006】特に、ワンピース構造の時計ケースを備え
た腕時計においては、回転ベゼルを取り外さないと時計
ケースの内部を修理することができないため、回転ベゼ
ルの取り外し作業は必須である。
【0007】そこで本発明は上記問題点を解決するもの
であり、その課題は、各種電子機器などに取り付けられ
る回転ベゼルを取り外しても回転ベゼルと本体部との双
方に変形をもたらさず、再び回転ベゼルを取り付けても
何ら支障なく使用できる回転ベゼルの取付構造を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が講じた手段は、本体部に着脱可能に取付保持
された係合部材と、該係合部材に係合し、前記本体部に
対して回転可能な回転ベゼルとを備え、前記係合部材は
前記回転ベゼルを係合させた状態で前記本体部に対して
取り外し可能に構成されていることを特徴とする回転ベ
ゼルの取付構造である。
【0009】この手段によれば、回転ベゼルを係合部材
に係合させ、係合部材は回転ベゼルを係合させた状態で
本体部に対して取り外し可能に構成されているので、ま
ず係合部材を本体部から取り外すことにより、回転ベゼ
ルを変形させることなく容易に取り外すことができる。
したがって、メンテナンス時などにおいて回転ベゼルを
取り外しても何ら支障なく再使用することができる。
【0010】ここで、前記回転ベゼルは前記係合部材に
係合した状態で前記係合部材を被覆する被覆部を備え、
該被覆部には前記係合部材に対して外側から作業可能に
構成された開口を設けることが好ましい。
【0011】この手段によれば、被覆部により開口の形
成部分以外では係合部材が覆われているため、外観を向
上させることができる。
【0012】この場合にはまた、前記開口を閉鎖するた
めの閉鎖部材を着脱可能に取り付けることが望ましい。
【0013】この手段によれば、開口を閉鎖部材により
着脱可能に閉鎖しているため、閉鎖部材を取り外せば上
記の回転ベゼルの取り外し作業ができるとともに、係合
部材が完全に覆われているため、外観をさらに向上させ
ることができる。
【0014】この場合にはさらに、前記閉鎖部材は前記
回転ベゼルの回転位置の表示マークを兼ねていることが
望ましい。
【0015】この手段によれば、閉鎖部材が回転ベゼル
の表示マークを兼ねていることにより閉鎖部材を外観上
有効に用いることができ、少ない部品点数で構成するこ
とができる。
【0016】さらに、前記閉鎖部材は前記回転ベゼルの
回転位置を表示する表示部材を前記回転ベゼルに保持す
るように構成されていることが望ましい。
【0017】この手段によれば、閉鎖部材が回転ベゼル
に表示部材を保持しているため、閉鎖部材を有効に用い
ることができ、少ない部品点数で構成することができ
る。
【0018】また、前記回転ベゼルには前記係合部材に
係合した状態で前記係合部材を被覆する被覆部材を着脱
可能に取り付けることが好ましい。
【0019】この手段によれば、回転ベゼルに係合部材
を被覆する被覆部材を着脱可能に取り付けたことによ
り、被覆部材を取り外すだけで容易に係合部材の取付
け、取り外しを行うことができる。
【0020】この場合にはまた、前記被覆部材には前記
回転ベゼルの回転位置の表示マークを設けていることが
好ましい。
【0021】この手段によれば、回転ベゼルとは別体の
比較的形状の自由度の高い被覆部材に表示マークを設け
ているため、表示マークの形成作業が容易になり、製造
コストも低減できる。
【0022】上記の各手段においては、前記係合部材は
表示部のカバー部材を保持するように構成されているこ
とが好ましい。
【0023】この手段によれば、係合部材により表示部
のカバー部材を保持するようにしているので、係合部材
を有効に用いることができ、少ない部品点数で構成する
ことができる。
【0024】上記各手段の回転ベゼルの取付構造は、特
に、電子腕時計、ポケットベル、携帯電話、ゲーム機な
どの各種電子機器に設けることが好ましい。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
に係る実施形態について説明する。
【0026】(第1実施形態)図1は、本発明に係る回
転ベゼルの取付構造の第1実施形態を示す拡大断面図で
あり、図4は同実施形態の平面図である。
【0027】本実施形態は電子機器である電子腕時計の
胴20に回転ベゼル23を取り付けたものである。胴2
0の上部には合成ゴムなどで構成された軟質パッキン2
5を介してカバーガラス21が断面くの字状の環状のガ
ラス固定リング22により押圧固定されている。ガラス
固定リング22は胴20の上部に形成された雄ネジ20
aに雌ネジ22aを螺合させた状態で取り付けられてい
る。ガラス固定リング22の外周面には環状の突起部2
2bが設けられ、この突起部22bに対して内周面上に
設けられた突起部23aを下方に向けて乗り越えさせる
ことにより、回転ベゼル23を上方から胴20の上部に
圧入させ、嵌合させている。
【0028】ガラス固定リング22の上面部には、スパ
ナ係合溝22cが相互に90度離れた間隔で4カ所に形
成されている。このスパナ係合溝22cはガラス固定リ
ング22を回転させて胴20に対してネジにより取付け
又は取り外しを行うためのものであり、ガラス固定リン
グ22の延伸方向に複数形成されていることが好まし
く、特に、なるべく離れた位置に最低2カ所設けられて
いることが望ましい。
【0029】ガラス固定リング22と回転ベゼル23と
の間には、突起部22b及び23bの上方位置において
合成ゴムなどからなる軟質パッキン26が圧縮状態で挟
持されている。回転ベゼル23の下面部には環状溝23
bが形成され、胴20の上面部には環状溝23bに対向
する位置に環状溝20bが形成されている。環状溝20
bと環状溝23bとによって設けられた環状の空間には
板バネ29が収容され、胴20に対して回転可能に取り
付けられた回転ベゼル23の回転位置を軽く保持すると
ともに、回転ベゼル23がクリック感を呈しながら回転
するようにしている。
【0030】回転ベゼル23の上部内側にはリング板状
の表面リング24がカシメにより固着されており、表面
リング24はガラス固定リング22の上方を被覆するよ
うに配置されている。この表面リング24には上下に貫
通したネジ孔24aが形成され、このネジ孔24aにネ
ジ込まれ、かつ、頭部に図示しない+溝又は−溝などの
ドライバーに係合する構造を備えた丸ネジ27によりリ
ング状の目盛板28が固定されている。目盛板28の表
面には図示しない時刻目盛り、数字、各種装飾などが適
宜に施されている。
【0031】本実施形態では、胴20に回転ベゼル23
を取り付ける場合には、ガラス固定リング22を装着し
て胴20にカバーガラス21を固定した後、従来構造の
場合と同様に回転ベゼル23を上方から圧入して嵌合さ
せてもよく、或いはまた、ガラス固定リング22と回転
ベゼル23とを係合させた状態で表示リング24のネジ
孔24aから4つの係合部を持つスパナを通してガラス
固定リング22のスパナ係合溝22cに係合させ、ガラ
ス固定リング22を胴20に対して螺合させることによ
り、カバーガラス21、ガラス固定リング22及び回転
ベゼル23を同時に胴20に取り付けても良い。この実
施形態の場合には、ネジ孔24aが全周に等間隔の12
ヶ所に、スパナ係合溝22cが全周等間隔に4ヶ所に形
成されており、スパナ係合溝22cの形成された4ヶ所
においてはネジ孔24aがそれぞれ上方に配置されてい
ることになる。
【0032】一方、一旦取り付けた回転ベゼル23を取
り外したい場合には、丸ネジ27を取り外してネジ孔2
4aを開口させ、ネジ孔24aからガラス固定リング2
2のスパナ係合溝22cが見えるように回転ベゼル23
を回転させ、上記スパナをスパナ係合溝22cに係合さ
せて回転させてガラス固定リング22を胴20から取り
外すと、ガラス固定リング22と共に回転ベゼル23を
胴20から離反させることができる。
【0033】本実施形態においては、表面リング24の
延伸方向に等角度間隔で取り付けられた丸ネジ27の取
付位置そのものが回転ベゼルの目盛りを兼用しているた
め、丸ネジ27はネジ孔24aを閉鎖するとともに目盛
板28の固定手段として機能する他、回転ベゼルの目盛
りとしての機能をも備えていることになる。また、丸ネ
ジ27は目盛板28の表面よりも上方に突出しているこ
とにより、回転ベゼルの操作時の滑り止めになっている
とともに、目盛板28の表面の損傷を防止するようにも
なっている。
【0034】(第2実施形態)次に、本発明に係る回転
ベゼルの取付構造の第2実施形態を図2及び図5を参照
して説明する。本実施形態において上記の第1実施形態
と同一構造の部分には同一符号を付し、その説明は省略
する。
【0035】この実施形態では、ガラス固定リング2
2’の内周面に互いに180度離れた位置に形成された
2つの張出部22’d(図5において斜線にて示す部
分)が設けられており、この張出部22’dを上方から
迎え入れることのできる挿入開口部20cが胴20の上
部の互いに180度離れた位置に形成されている。胴2
0には、挿入開口部20cに連通するとともに、ちょう
ど張出部22’dを回転方向に挿通可能な環状溝20d
が形成されている。ガラス固定リング22’を胴20の
挿入開口部20cに張出部22’dを嵌合させるように
して上方から押しつけ、次にガラス固定リング22’を
回転させて張出部22’dが環状溝20d内に入り込む
ようにすることにより胴20に対してバヨネット方式で
固定される。
【0036】一方、回転ベゼル23の上部には表面リン
グ31が3カ所にて、頭部にドライバーが係合する+溝
や−溝などの係合構造が形成された丸ネジ32により取
り付けられている。表面リング31は回転ベゼル23の
上部から内側に延伸し、ガラス固定リング22’を覆う
ように配置されている。表面リング31の表面には時刻
表示用の目盛り、数字、各種模様など(31a,31
b)が描かれている。
【0037】この実施形態では、従来のようにガラス固
定リング22’を取り付けた後に回転ベゼル23を圧入
してもよいが、回転ベゼル23とガラス固定リング2
2’とを係合させた状態で共に胴20に対して上方から
押さえつけ、ガラス固定リング22’をスパナにより回
転させて胴20に係合させ、最後に表面リング31を丸
ネジ32により取り付ける方法を用いることができる。
【0038】また、回転ベゼル23を取り外す場合には
以下のように行う。すなわち、丸ネジ32を取り外して
回転ベゼル23から表面リング31を取り除き、その
後、露出したスパナ係合溝22’cにスパナを係合さ
せ、ガラス固定リング22’の張出部22’dの回転位
置が図5に示すように挿入開口部20cに一致するまで
回転させて、ガラス固定リング22’と共に回転ベゼル
23を取り外す。
【0039】(第3実施形態)最後に、図3及び図6を
参照して本発明に係る回転ベゼルの取付構造の第3実施
形態について説明する。この実施形態においても第1実
施形態と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略
する。
【0040】この実施形態では、胴20’の上部にカバ
ーガラス21’が硬質パッキン25’を介して圧入され
ており、この圧入部の外側に、第2実施形態のガラス固
定リング22’と同様のバヨネット方式により、張出部
22”dを挿入開口部20’cから挿入し、回転させて
環状溝20’dに係合させることによりリング状の係合
リング22”が取り付けられている。係合リング22”
の外周面には環状の突起部22”bが形成され、この突
起部22”bにより、内周面上の環状の突起部23’a
を備えた回転ベゼル23’が外れないように保持されて
いる。
【0041】係合リング22”の上部には前述と同様の
スパナ係合溝22”cが4箇所に形成されている。この
スパナ係合溝22”cは回転ベゼル23’の上部のう
ち、係合リング22”上を覆うように張り出した部分に
形成された12個の開口部23’cから見えるようにな
っている。開口部23’cには合成ゴムなどの弾力性の
ある合成樹脂からなるキャップ33が圧入されており、
このキャップ33は図6に示すように時刻表示用の目盛
りを兼ねている。キャップ33の上面には目盛り用の装
飾33a,33bが描かれている。
【0042】この実施形態では、係合リング22”を胴
20の上部に取り付けた後に従来と同様に回転ベゼル2
3’を圧入嵌合させることができる。また、係合リング
22”と回転ベゼル23’とを係合させた状態で胴20
の上部に押しつけ、開口部23’cから張出部22”d
を挿入開口部20’cから挿入するように押し付け、ス
パナにより係合リング22”を回転させて環状溝20’
dに係合させることにより簡単に取り付けられる。
【0043】一方、取り付けられている回転ベゼル2
3’に嵌合しているキャップ33を取り外し、開口部2
3’c内に係合リング22”のスパナ係合溝22”cが
見えるように回転ベゼル23’を回転させた後、開口部
23’cからスパナを入れて係合リング22”を回転さ
せ、張出部22”dを環状溝20’dから脱出させるこ
とにより、係合リング22”の係合を外し、回転ベゼル
23’を容易に取り外すことができる。
【0044】上記の各実施形態においては、いずれも、
回転ベゼルを変形させることなく取り外すことができる
ので、メンテナンスの終了後に再び回転ベゼルを取り付
けても構造上及び外観上何ら問題なく使用することがで
きる。また、回転ベゼルを取り付ける際にも圧入を行う
必要がないため、回転ベゼルの変形を完全になくすこと
ができる。さらに、回転ベゼルは従来のものとほとんど
変わらない外観に仕上げることが可能であり、特に、ガ
ラス固定リングや係合リングなどの係合部材を着脱する
際に用いる開口に取り付けた部材を表示用の部材や目盛
り、数字、装飾などと兼用することができるので、無駄
のない構造とすることができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
転ベゼルを係合部材に係合させ、係合部材は回転ベゼル
を係合させた状態で本体部に対して取り外し可能に構成
されているので、まず係合部材を本体部から取り外すこ
とにより、回転ベゼルを変形させることなく容易に取り
外すことができる。したがって、メンテナンス時などに
おいて回転ベゼルを取り外しても何ら支障なく再使用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態の構造を示す拡大断
面図である。
【図2】本発明に係る第2実施形態の構造を示す拡大断
面図である。
【図3】本発明に係る第3実施形態の構造を示す拡大断
面図である。
【図4】第1実施形態の回転ベゼル及びその下部構造を
示す平面図である。
【図5】第2実施形態の回転ベゼル及びその下部構造を
示す平面図である。
【図6】第3実施形態の回転ベゼル及びその下部構造を
示す平面図である。
【図7】従来の回転ベゼルの取付構造を示す拡大断面図
である。
【符号の説明】
20,20’ 胴 21,21’ カバーガラス 22,22’ ガラス固定リング 22” 係合リング 22a 雌ネジ 22’d,22”d 張出部 22b,22’b,22”b 突起部 22c,22’c,22”c スパナ係合溝 23,23’ 回転ベゼル 23a,23’a 突起部 23’c 開口部 24,31 表面リング 24a ネジ孔

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部に着脱可能に取付保持された係合
    部材と、該係合部材に係合し、前記本体部に対して回転
    可能な回転ベゼルとを備え、前記係合部材は前記回転ベ
    ゼルを係合させた状態で前記本体部に対して取り外し可
    能に構成されていることを特徴とする回転ベゼルの取付
    構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記回転ベゼルは前
    記係合部材に係合した状態で前記係合部材を被覆する被
    覆部を備え、該被覆部には前記係合部材に対して外側か
    ら作業可能に構成された開口を設けたことを特徴とする
    回転ベゼルの取付構造。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記開口を閉鎖する
    ための閉鎖部材を着脱可能に取り付けたことを特徴とす
    る回転ベゼルの取付構造。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記閉鎖部材は前記
    回転ベゼルの回転位置の表示マークを兼ねていることを
    特徴とする回転ベゼルの取付構造。
  5. 【請求項5】 請求項3又は請求項4において、前記閉
    鎖部材は前記回転ベゼルの回転位置を表示する表示部材
    を前記回転ベゼルに保持するように構成されていること
    を特徴とする回転ベゼルの取付構造。
  6. 【請求項6】 請求項1において、前記回転ベゼルには
    前記係合部材に係合した状態で前記係合部材を被覆する
    被覆部材を着脱可能に取り付けたことを特徴とする回転
    ベゼルの取付構造。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記被覆部材には前
    記回転ベゼルの回転位置の表示マークを設けていること
    を特徴とする回転ベゼルの取付構造。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に
    おいて、前記係合部材は表示部のカバー部材を保持する
    ように構成されていることを特徴とする回転ベゼルの取
    付構造。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項8のいずれか1項に
    記載された回転ベゼルの取付構造を備えた電子機器。
JP9276300A 1997-10-08 1997-10-08 回転ベゼルの取付構造及び電子機器 Withdrawn JPH11118949A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006126017A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Casio Comput Co Ltd ケース構造
DE102013009301A1 (de) * 2013-04-22 2014-10-23 Min Kyung Hyun Uhrenlünette und Verfahren zu deren Herstellung
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