JP2648687B2 - 制御パネルの押ボタンとその製造方法 - Google Patents

制御パネルの押ボタンとその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、制御パネルに関する。更に詳しくは、各
種民生機器、産業機械、自動車などの制御機器に使われ
る制御操作用の制御パネルの押ボタンとその製造方法に
関する。
[従来技術] 家庭用の各種民生機器、例えば電気洗濯機は、種々の
機能を有していて、これらの機能を制御するためのスイ
ッチ類を配置した制御パネルを有している。水を使うの
でこの制御パネルは、防水性、防塵性が要求される。ま
た、工場内で使用される産業ロボット、工作機械など
は、電子化が進み電子制御装置が設けられている。これ
らの電子制御装置にプログラムの変更、データの入力等
をするために操作パネルが設けられている。
工場内は、一般的に環境が悪く粉塵、油などが飛散し
操作パネル内のスイッチの接点等に入り障害が発生する
ことがあった。このため、最近ではスイッチなどの電子
部品を実装したプリント基板を制御箱に収め、制御箱を
覆うパネルの一部にスイッチが一部露出するように開口
し、更にパネル全体を合成樹脂製のシートでカバーし、
このカバー上部から前記開口のスイッチを駆動するフフ
ット型の操作パネルが知られている。
このフラット型の操作パネルは、水、粉塵、油を防ぐ
という点では優れたものである。このフラット型の制御
パネルは、指で押して押圧するスイッチ部分と、パネル
部分との位置を明確にするためにシート表面に記号・文
字等を印刷して区別している。また、スイッチ部分をパ
ネル部分より多少凸型にして区分するもの、スイッチ部
分の外周に小さな突起を設ける外周突起タイプなどが知
られている。
一方、日本国実用新案公開公報60−67241号、日本国
実用新案公開公報62−167323号に記載された車両用操作
盤は、操作スイッチ、ツマミ、ジャックなどのスイッチ
部分を有し、このスイッチ部分のパネルの軟質材により
一休成形した被覆膜でカバーしたものが開示されてい
る。
表示部を記号・文字を印刷によらないで、押ボタンを
2種類の色の合成樹脂で、表示部分を製造するものも知
られている。音響機器、電話器、電子卓上計算機など
は、比較的小型の押ボタンを有している。この操作ボタ
ンは、スイッチ動作後の戻り力をプリント基板上に設け
たシリコンゴムの突部のスプリング力を利用しているも
のがある(例えば、日本国特許公開公報57−13030
号)。
[発明が解決しようとする課題] 前記制御パネルの製造は、多工程を必要とする。例え
ば、制御・パネルのフレームであるモールドフレームの
成形、このフレーム上にシートの張り付け固定、シート
表面の印刷加工などと成形、組立、印刷など多工程が必
要である。制御ボックスが金属フレームの場合は、更
に、ゴムシートをシートと金属フレームとの間に介在さ
せスイッチを押したときの感触を向上させている。この
発明は、これらの問題点に着目したものであり、次の課
題を達成する。
この発明の目的は、製造工程、組立工程数をきわめて
少なくできる制御パネルの押ボタンの構造を提供するこ
とにある。
この発明の他の目的は、タッチ感覚、クリック感の良
い制御パネルの押ボタンの構造を提供することにある。
[前記課題を達成するための手段] この発明は、前記課題を達成するため次のような手段
を採る。
この発明による制御パネルの押ボタンは、 a.各種機器を制御する制御回路へ電気的信号を入出力す
るための制御パネルの押ボタンにおいて、 b.指の駆動力により2位置間を選択的に移動してスイッ
チング動作し、かつ硬度が高い合成樹脂からなるボタン
本体と、 c.前記ボタン本体を構成する合成樹脂より硬度が低い熱
可塑性弾性体からなり、かつ前記制御パネルのフレーム
及び前記ボタン本体に一体に熱融着されかつ前記ボタン
本体を弾性的に上下動可能に支持するボタン支持体とか
らなり、 d.前記ボタン支持体と前記ボタン本体との境界面は前記
ボタン支持体と前記ボタン本体とが容易に剥離しないよ
うに熱融着して一体化した熱融着面を形成し、 e.前記ボタン本体及び前記フレームが70度以上の硬度で
あるABS、ナイロン、ポリカーボネート、ポリプロピレ
ンから選択されるエンジニアリングプラスティックの一
種であり、 f.前記ボタン支持体が、 (I)硬度が70〜35度の熱可塑性弾性体………100重量
部 (II)ポリエーテルブロックアミド………25〜185重量
部 とからなる熱可塑性弾性体組成物であり、かつ 前記熱可塑性弾性体がナイロンエラストマ、ポリウレ
タン系エラストマ、オレフィン系エラストマから選択さ
れる一種であり、 前記エンジニアリングプラスティックから選択される
前記一種と前記熱可塑性弾性体組成物から選択される前
記一種とは熱融着される組み合わせである ことを特徴としている。
この発明による制御パネルの押ボタンの製造方法は、 前記発明の制御パネルの押ボタンを製造するための制
御パネルの押ボタンの製造方法であって、 前記フレーム及び前記ボタン本体を射出成形金型内に
入れ、 この射出成形金型に入れた前記フレーム及び前記ボタ
ン本体に前記ボタン支持体の加熱溶融した前記熱可塑性
弾性体組成物を前記射出成形金型内のキャビィ部に圧入
し、 前記フレーム及び前記ボタン本体と前記ボタン支持体
とを熱可塑性弾性体組成物自身の溶融熱で一体に融着接
合し、 前記フレーム及び前記ボタン本体と前記ボタン支持体
とを一体に成形して前記熱融着面を形成したことを特徴
としている。
[作用] 各種機器を制御する制御回路へ電気的信号を入出力す
るための制御パネルの押ボタンである。
硬度が高い合成樹脂からなるボタン本体は、指の駆動
力により2位置間を選択的に移動してスイッチング動作
する。ボタン本体を弾性的に上下動可能に支持するボタ
ン支持体は、ボタン本体を構成する合成樹脂より硬度が
低い熱可塑性弾性体からなりかつ前記ボタン本体に一体
に熱融着され、前記ボタン支持体とボタン本体とは、境
界面が容易に剥離しないようにボタン支持体と前記ボタ
ン本体と接着した熱融着面を有している。
この押ボタンの製造方法は、ボタン本体を射出成形金
型内に入れ、この射出成形金型に入れたボタン本体にボ
タン支持体の加工熱溶融した合成樹脂材料を射出成形金
型内のキャビティ部に圧入し、ボタン本体とボタン支持
体とを合成樹脂自身の溶融熱で一体に融着接合する。ボ
タン本体とボタン支持体との一体成形は、熱融着面を形
成する。
請求項に記載した両材料の割合により、本発明は何人
も実質的に有効に実施することができる。
[実施例1] 以下、この発明の実施例を図面にしたがって説明す
る。第1図(a)は、制御パネルの表示部の一部を外す
外観図である。第1図(b)は、第1図(a)の制御パ
ネルのb−b断面図である。第1図(c)は、第1図
(b)のc−c断面図である。モールドフレーム1は、
制御パネルを構成するフレームである。本実施例では、
ポリプロピレンなどの合成樹脂である。このモールドフ
レーム1のスイッチ部分は、文字・記号などの表示部9
を有し、その表示部9のみが隆起した突起2がモールド
フレーム1と一体に成形してある。
この表示部9の外周は、貫通した穴である開口部3が
形成されている。この開口部3の一部は、モールドフレ
ーム1と連結部4を介して連結されている。モールドフ
レーム1の表示部9の下面は、下方に突出しており一体
に円筒状のアクチュエータ5が設けてある。連結部4
は、モールドフレーム1の部分より肉厚が薄く成形され
ているので、ボタン本体であるアクチュエータ5を上方
から押すとたわみやすい。モールドフレーム1の表面に
は、ボタン支持体であるシート6が一体に融着接合して
ある。
シート6は、ゴム弾性に優れた熱可塑性の合成樹脂で
ある。モールドフレーム1の表面には、ゴムシート6が
熱融着するように射出成形されて一体になっている。た
だし、表示部9の突起2部分のみは、シート6によりカ
バーされていない。モールドフレーム1とシート6と
は、色が違う顔料が混合されているのでシート6を射出
成形により一体に熱融着してカバーしても、突起2部分
のみがシート6と同一表面になるが、その部分のみが色
により他の表面と識別され文字・記号である表示部9と
なる。
アクチュエータ5の最下面には、押圧突起7が設けて
ある。押圧突起7は、プリント基板10上に実装したタク
トスイッチ11を押してスイッチをON、OFFする。すなわ
ち、表示部9を押すと、アクチュエータ5は、連結部4
により片持ち支持されているのみで、かつシート6はた
わみやすい弾性材料であるから下方にたわみタクトスイ
ッチ11を押す。
[実施例2] 第2図(a),(b),(c)は、第2の実施例を示
す。モールドフレーム1に円筒状の開口31を明けて、こ
の開口31にアクチュエータ30を挿入したものである。更
に、シート6にアクチュエータ30の上面を熱融着させた
ものである。アクチュエータ30を弾性体のシート6に直
接熱融着させたモールドフレーム1との一体性がないよ
うにしたので、アクチュエータ30が比較的移動しやすい
特徴がある。このアクチュエータ30は、前記モールドフ
レーム1を同一材質または別材質で同一金型で同時に、
または別々に作られる。即ち、シート6は、同一金型に
挿入したモールドフレーム1とアクチュエータ30に同時
にシート6の材料の射出成形により融着接合することが
でき、その場合、モールドフレーム1とアクチュエータ
30のエンジニアリングプラスティックの材料は同一でも
異なっていてもよい。
第3図(a),(b)は、第2の実施例の変形例を示
す。アクチュエータ40の上面に表示部9を設けた点は、
第2図の実施例と同一である。このアクチュエータ40の
外周に同心円上で波状の凹凸41を設けたものである。ア
クチュエータ40のたわみが比較的大きくとれるので、第
2図の実施例に比べてクリック感が作れる効果がある。
[実施例3] 第4図(a),(b)は、発光ダイオード61を用いた
第3の実施例を示す。このアクチュエータ60は、透明樹
脂製である。このアクチュエータ60内には、発光ダイオ
ード61が埋め込んである。発光ダイオード61は、表示部
9(ON)に沿って複数個設けてある。この発光ダイオー
ド61の数は、文字の数、大きさによって選択する。文字
・記号部分は、球面状の突起を設けてレンズ62が形成し
てある。レンズ62は、発光ダイオード61の光を有効に外
部に発光させるものである。
同様に、発光ダイオード61を第1,2の実施例のアクチ
ュエータ5,30,40、モールドフレーム1などに組み込ん
でこの実施例と同様に表示部9を発光できることは当業
者にとって自明である、その詳細は開示しない。なお、
この実施例では発光ダイオード61で文字・記号を見やす
いように光らしたが、表示部9の都分の樹脂に蛍光顔料
を混合して、夜間でも見やすいようにする方法でも良
い。
[制御パネルの製造方法] 以上、この発明の制御パネルの押ボタンの実施例1〜
3を詳記したが、次にこの発明の製造方法を説明する。
まず、実施例1について詳記する。射出成形によりモー
ルドフレーム1を成形する。このモールドフレーム1の
成形のとき、表示部9は、突起2として同時に成形され
る。このモールドフレーム1の材質は、ポリカーボネー
ト(PC)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ヒニル(PV
C)など機械的強度を保つものであればどんな合成樹脂
でも良い。
これらの樹脂に顔料を混合して、表示部9が鮮明に見
えるようにする。モールドフレーム1を射出成形後、次
の金型に入れる。この金型は、シート6部分を射出成形
する金型で、シート6部分のみが空間になっている。シ
ート6の材料は、アクチュエータ5と一体に成型される
ことになるモールドフレーム1に熱融着接合する熱可塑
性の弾性体から選択する。
具体的には、この熱可塑性弾性体は、水添SBSブロッ
クコーポリマー、オレフィン系エラストマー、ジェン系
エラストマー、ウレタン系エラストマー、可塑化ポリ塩
化ビニル、ポリアミドエラストマーなどから選ばれるも
のである。この熱可型性体に顔料を入れ前記モールドフ
レーム1の色と相違させ表示部9ができる限り鮮明に表
示されるように行う。表示部9の突起2の部分のみ、シ
ート6の表面から露出する。この露出した部分はそのま
ま表示部9を形成する。制御パネルの製造は、主にこの
2工程で完了する。
実施例2,3のアクチュエータ30,40,50もモールドフレ
ーム1と一体に連結されていないが、同様に同一金型で
同一材質でシート6がアクチュエータ30,40,50とモール
ドフレーム1とに同時に一体化する射出成形が可能であ
る。実施例3の場合は、発光ダイオード61を、内蔵した
アクチュエータ60は、モールドフレーム1とは別工程で
製作され、シール6が熱融着されるときに同一の金型に
挿入されて成形組立てされる。
[その他の材料] 前記モールドフレーム1は、通常の合成樹脂を用いた
が強力な耐熱性および機械的強度が必要なときは、ポリ
カーボネート、ナイロンなどの熱可塑性のエンジニアリ
ングプラスチックスを使用する。これに、弾力性に優れ
た合成樹脂製の熱可塑性の弾性体を融着する方法がなか
った。本出願人は、この方法を特開平1−139240号とし
て出願した。その要旨は次のようなものである。
合成樹脂成形体の存在下に該合成樹脂成形体より硬度
(JISショアー高度A)の低い成形体を与える熱可塑弾
性体組成物を熱融着により接合させるか、あるいは熱可
塑性弾性体組成物からの成形体の存在下に該熱可塑性弾
性体組成物からの成形体より硬度が高い成形体を与える
合成樹脂を熱融着により接合させて複合成形体を製造す
る方法において、 前記熱可塑性弾性体組成物が、 (I)熱可塑性弾性体………100重量部 (II)ポリエーテルブロックアミド………25〜185重量
部 からなるものであることを特徴とする複合成形体の製造
方法である。
前記熱可塑性弾性体の硬度が、70〜35度であり、この
熱可塑性弾性体は、水添SBSブロックコポリマー、オレ
フィン系エラストマー、ジエン系エラストマー、ウレタ
ン系エラストマー、可塑化ポリ塩化ビニルから選ばれ
る。
熱可塑性弾性体組成物からの成形体より硬度が高い成
形体を与える合成樹脂の硬度が70度以上であり、この熱
可塑性弾性体組成物から成形体より硬度が高い成形体を
与える合成樹脂は、ポリカーポネート、ナイロン11、ナ
イロン12、ABS樹脂(アクリルニトリルブタジエンスチ
レン)、メタクリル樹脂から選ばれるものである。この
熱融着により接合させる手段は、射出成形による複合成
形体の製造方法を提案した。
この製造力法を前記実施例の制御パネルの表示部に用
いれば、機械的強度に優れかつクリック感の良い制御パ
ネルを製造できる。すなわちシート6部分を前記熱可塑
性弾性体組成物を用いて、モールドフレーム1部分と、
アクチュエータ5,30,40,50部を前記した硬度が高い成形
部分に用いるのである。シート6部分がソフト感覚に優
れ、かつモールドフレーム1部分が機械的強度を保持す
る。
[発明の効果] 以上、詳記したように、この発明の制御パネルの押ボ
タンは、製造工程数が少なくて済む。比較的硬い樹脂で
あるモールドフレームと軟らかい樹脂である熱可塑性弾
性体であるシートを熱融着させているので、防水性、腕
塵性、耐衝撃性が高いなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b),(c)は第1の実施例を示し、
第1図(a)はその外観を示す平面図、第1図(b)は
第1図(a)の正面断面図、第1図(c)は第1図
(a)のc−c断面図、第2図(a),(b),(c)
は第2の実施例を示し、第2図(a)はその外観を示す
平面図、第2図(b)は第2図(a)の正面断面図、第
2図(c)は第2図(a)のc−c断面図、第3図
(a),(b)は第2の実施例の変形例を示し、第3図
(a)はその外観を示す斜軸投影図、第3図(b)はそ
の断面図、第4図(a),(b)は第3の実施例を示
し、第4図(a)は平面図、第4図(b)は第4図
(a)の正面断面図である。 1……モールドフレーム(フレーム)、2……突起、3,
20,31……開口、4……連結部、5,22,30,40,50……アク
チュエータ(ボタン本体)、6……シート(ボタン支持
体)、9……表示部、10……プリント基板、11……タク
トスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−280758(JP,A) 特開 昭63−199750(JP,A) 特開 昭59−193957(JP,A) 特開 昭61−179257(JP,A) 特開 昭62−143968(JP,A) 特開 昭63−63748(JP,A) 特開 昭62−128591(JP,A) 実開 昭63−50420(JP,U) 実開 昭60−141030(JP,U) 実開 昭60−67241(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a.各種機器を制御する制御回路へ電気的信
    号を入出力するための制御パルスの押ボタンにおいて、 b.指の駆動力により2位置間を選択的に移動してスイッ
    チング動作し、かつ硬度が高い合成樹脂からなるボタン
    本体と、 c.前記ボタン本体を構成する合成樹脂より硬度が低い熱
    可塑性弾性体からなり、かつ前記制御パネルのフレーム
    及び前記ボタン本体に一体に熱融着されかつ前記ボタン
    本体を弾性的に上下動可能に支持するボタン支持体とか
    らなり、 d.前記ボタン支持体と前記ボタン本体との境界面は前記
    ボタン支持体と前記ボタン本体とが容易に剥離しないよ
    うに熱融着して一体化した熱融着面を形成し、 e.前記ボタン本体及び前記フレームが70度以上の硬度で
    あるABS、ナイロン、ポリカーボネート、ポリプロピレ
    ンから選択されるエンジニアリングプラスティックの一
    種であり、 f.前記ボタン支持体が、 (I)硬度が70〜35度の熱可塑性弾性体………100重量
    部 (II)ポリエーテルブロックアミド………25〜185重量
    部 とからなる熱可塑性弾性体組成物であり、かつ 前記熱可塑性弾性体がナイロンエラストマ、ポリウレタ
    ン系エラストマ、オレフィン系エラストマから選択され
    る一種であり、 前記エンジニアリングプラスティックから選択される前
    記一種と前記熱可塑性弾性体組成物から選択される前記
    一種とは熱融着される組み合わせである ことを特徴とする制御パネルの押ボタン。
  2. 【請求項2】請求項1の制御パネルの押ボタンを製造す
    るための制御パネルの押ボタンの製造方法であって、 前記フレーム及び前記ボタン本体を射出成形金型内に入
    れ、 この射出成形金型に入れた前記フレーム及び前記ボタン
    本体に前記ボタン支持体の加熱溶融した前記熱可塑性弾
    性体組成物を前記射出成形金型内のキャビィ部に圧入
    し、 前記フレーム及び前記ボタン本体と前記ボタン支持体と
    を熱可塑性弾性体組成物自身の溶融熱で一体に融着接合
    し、 前記フレーム及び前記ボタン本体と前記ボタン支持体と
    を一体に成形して前記熱融着面を形成したことを特徴と
    する制御パネルの押ボタンの製造方法。
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