JPH06349377A - プッシュボタンスイッチ - Google Patents

プッシュボタンスイッチ

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JPH06349377A
JPH06349377A JP5142380A JP14238093A JPH06349377A JP H06349377 A JPH06349377 A JP H06349377A JP 5142380 A JP5142380 A JP 5142380A JP 14238093 A JP14238093 A JP 14238093A JP H06349377 A JPH06349377 A JP H06349377A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
push button
button
button switch
silk
polyester elastomer
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5142380A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaoru Okamoto
薫 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電話機,無線機等の電子機器に使用するプッ
シュボタンスイッチにおいて、表示部や接点部の印刷を
可能にするとともに、加工コストを引き下げることを目
的とする。 【構成】 プッシュボタン10を構成するボタン部1
1,動作部12,接点部13および撓み部14をポリエ
ステルエラストマーの射出成形により一体成形して構成
するとともに、接点部13に導電材41をシルク印刷に
より形成することにより、加工コストを大幅に引き下
げ、薄肉化を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電話機や無線機等の
電子機器に使用されるプッシュボタンスイッチに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電話機や無線機等に使用されるプ
ッシュボタンスイッチは、図3に示すように、電子機器
のハウジングケース1内にシリコンラバー等からなるプ
ッシュボタン2を内装し、プッシュボタン2のボタン部
2aをハウジングケース1のケース孔1aからケース1
表面に臨ませるとともに、変形部2bを一体に形成して
おき、この変形部2bの撓み作用によりボタン部2aを
押圧した際、プッシュボタン2の下面に設けた導電性シ
リコンラバー3を基板4の導電回路4aに接触させ、導
電性シリコンラバー3の抵抗を可変させて、スイッチの
オンオフ操作を行なうという構成である。
【0003】また、プッシュボタンスイッチに表示機能
を付与するには、図4に示すように、透明樹脂体からな
るボタン部5を設置し、シリコンラバーからなるプッシ
ュボタン2との間にシルク印刷(黒文字抜き印刷6a,
白ベタ印刷6b)を施し、表示機能を付与しているのが
実情である。
【0004】更に、プッシュボタン2を上下に貫通する
透孔2cを設け、基板4に発光ダイオード(以下LED
という)7を設置した透光式のプッシュボタンスイッチ
も実用化されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のプ
ッシュボタンスイッチでは、プッシュボタン2の材質と
してシリコンラバーを使用しているため、2次加工であ
るシルク印刷や接点部材の接着ができない。
【0006】したがって、図3に示す接点部材の取付
は、プッシュボタン2と同材料である導電性シリコンラ
バー3をプッシュボタン2の加硫前に金型に予めインサ
ートしておき、加硫で一体化する方法でしか形成するこ
とができず、この加硫工法では、成形に非常に時間がか
かるため、多数個取りを必要とし、金型代が高価になる
など、大幅なコストアップを招来するという問題点があ
る。
【0007】また、プッシュボタン2の表面に表示部を
印刷したり、光沢仕上げができないため、表示機能を付
与するには、図4に示すように、プッシュボタン2に対
して別体のボタン部5を設置し、ボタン部5の裏面に2
重のシルク印刷を施さなければならず、部品点数が多く
なり、製作コストを引き上げるとともに、製品の厚肉化
をもたらすという不具合があった。
【0008】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、電話機や無線機等の電子機器に使用するプ
ッシュボタンスイッチにおいて、簡単に製作できるとと
もに、接点部材および表示部の形成をシルク印刷で行な
え、しかも薄肉化を可能にしたプッシュボタンスイッチ
を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、電子機器のハウジングケースにプッシュ
ボタンが内装され、プッシュボタンのボタン部の押圧操
作により、プッシュボタンの撓み部が変形し、プッシュ
ボタンの接点部と基板の導電回路が導通するプッシュボ
タンスイッチにおいて、前記プッシュボタンにおけるボ
タン部、動作部、接点部および撓み部がポリエステルエ
ラストマーの射出成形により一体成形されているととも
に、上記接点部に導電材がシルク印刷されていることを
特徴とする。
【0010】さらに、プッシュボタンのボタン部表面に
表示部がシルク印刷されていることを特徴とする。
【0011】また、所要形状の透明樹脂体をインサート
したポリエステルエラストマーの2色成形により、表示
機能を有するボタン部、動作部、接点部、および撓み部
が一体成形されているとともに、透明樹脂体の下側に位
置する基板表面にLEDが設置されていることを特徴と
する。
【0012】
【作用】以上の構成から明らかなように、プッシュボタ
ンを構成するボタン部、動作部、接点部、および撓み部
を、ポリエステルエラストマーの射出成形により一体成
形したため、従来のシリコンラバーの加硫成形に比べ、
成形サイクルを大幅に短縮化することができる。
【0013】さらに、プッシュボタンをポリエステルエ
ラストマーにより構成したため、接着,シルク印刷,塗
装等の2次加工が可能となる。
【0014】さらに、透光式プッシュボタンスイッチを
構成する場合、透明樹脂体を内部にインサート成形し
て、ボタン部、動作部、接点部、および撓み部を一体に
ポリエステルエラストマーで成形すればよいため、薄肉
化が可能となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係るプッシュボタンスイッチ
の実施例ついて、添付図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0016】図1は本発明に係るプッシュボタンスイッ
チの第1実施例を示す要部断面図、図2は本発明に係る
プッシュボタンスイッチを透光式スイッチに適用した実
施例を示す要部断面図である。
【0017】まず、本発明に係るプッシュボタンスイッ
チの第1実施例について説明する。
【0018】図1において、本発明に係るプッシュボタ
ンスイッチは、プッシュボタン10がポリエステルエラ
ストマーを材質とした射出成形体から構成されており、
ボタン部11,動作部12,接点部13が一体に形成さ
れている。
【0019】そして、プッシュボタン10のボタン部1
1は、電話機等のハウジングケース20の開口21を通
してケース20表面よりわずかに突出して、ボタン操作
が可能なように構成されているとともに、動作部12は
両側に撓み部14が形成されており、この撓み部14の
変形により、ボタン部11の押圧操作で接点部13が下
方向に可動する。
【0020】ところで、本発明に係るプッシュボタンス
イッチの特徴は、プッシュボタン10をポリエステルエ
ラストマーを使用することが特徴であり、このポリエス
テルエラストマーは、0〜150℃の温度範囲でゴム状
領域を示すとともに、シルク印刷,塗装加工,接着加工
等の2次加工特性に非常に優れている。
【0021】なお、プッシュボタン10の接点部13に
対向して、基板30に導電回路31が対向設置されてい
る。
【0022】本発明は、プッシュボタン10に2次加工
特性に優れたポリエステルエラストマーを使用すること
により、プッシュボタン10のボタン部11に、シルク
印刷により表示部40を簡単に形成することが可能にな
るとともに、接点部13下面に銀ペースト等の導電材4
1(銅タイトFA−323(藤倉化成(株)製造)をシ
ルク印刷により形成するという構成である。
【0023】したがって、従来のプッシュボタンスイッ
チに比べ、シルク印刷が可能なことから、表示機能を簡
単に付与することができるとともに、従来、導電材を加
硫成形により接着していたのに比べ、シルク印刷により
導電材41を簡単に形成できるため、プッシュボタン1
0の成形サイクルを大幅に短縮化できるという利点があ
る。
【0024】また、従来の導電性ラバーのような肉厚な
導電材を使用することなく、銀ペースト等をシルク印刷
で簡単に導電部を構成することから、製品の薄肉化にも
大きく貢献できる。
【0025】次いで、図2は本発明を透光式のプッシュ
ボタンスイッチに適用した実施例であり、第1実施例と
同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略す
る。
【0026】本実施例では、透明樹脂体15を内部にイ
ンサートしたポリエステルエラストマーからなる不透明
樹脂体16の2色成形により、プッシュボタン10を形
成したものであり、この透明樹脂体15の形状により、
数字やマーク等の表示機能をもたせ、基板30に装着し
たLED32により透孔式のプッシュボタンスイッチが
得られるというものである。
【0027】この実施例によれば、透明樹脂体14によ
り表示機能をもたせているため、表示部の耐久性が増大
するとともに、夜間使用時の便宜も図れ、付加価値が向
上するという利点がある。
【0028】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係るプッシ
ュボタンスイッチは、以下に記載する格別の作用効果を
有する。
【0029】(1)プッシュボタンを構成するボタン
部、動作部、接点部および撓み部をポリエステルエラス
トマーの射出成形により一体成形するという構成である
ため、接着加工,シルク印刷,塗装加工等の2次加工が
可能になるため、接点部材の一体化方法として、導電材
のシルク印刷が可能になるとともに、表示部のシルク印
刷も簡単に行なえることから、製品の加工コストを大幅
に引き下げることができるという効果を有する。
【0030】(2)プッシュボタンをポリエステルエラ
ストマーの射出成形により成形できるため、従来の加硫
工法による成形に比べ、成形サイクルが大幅に短縮化で
き、金型代も廉価になるなど、コストダウンに大きく寄
与できるという効果を有する。
【0031】(3)従来の厚みのある導電性シリコンラ
バーに代えて、銀ペースト等の導電材のシルク印刷加工
が可能になることから、接点部材の厚みを薄肉にするこ
とができることから、製品の薄肉化を可能にするという
効果を有する。
【0032】(4)本発明を透光式のプッシュボタンス
イッチに適用すれば、透明樹脂体を内部にインサートし
た2色成形を使用するため、ボタン部表面のシルク印刷
が排除でき、表示部の耐久性が向上するとともに、透光
式ボタンによる付加価値が増大するという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプッシュボタンスイッチの第1実
施例を示す要部断面図。
【図2】本発明を透光式プッシュボタンスイッチに適用
した実施例を示す要部断面図。
【図3】従来のプッシュボタンスイッチの構成を示す断
面図。
【図4】従来のプッシュボタンスイッチの構成を示す断
面図。
【符号の説明】 10 プッシュボタン 11 ボタン部 12 動作部 13 接点部 14 撓み部 15 透明樹脂体 16 不透明樹脂体 20 ハウジングケース 30 基板 31 導電回路 32 LED 40 表示部 41 導電材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器のハウジングケース(20)に
    プッシュボタン(10)が内装され、プッシュボタン
    (10)のボタン部(11)の押圧操作により、プッシ
    ュボタン(10)の撓み部(14)が変形し、プッシュ
    ボタン(10)の接点部(13)と基板(30)の導電
    回路(31)が導通するプッシュボタンスイッチにおい
    て、 前記プッシュボタン(10)におけるボタン部(1
    1)、動作部(12)、接点部(13)及び撓み部(1
    4)がポリエステルエラストマーの射出成形により一体
    成形されているとともに、上記接点部(13)に導電材
    (41)がシルク印刷されていることを特徴とするプッ
    シュボタンスイッチ。
  2. 【請求項2】 プッシュボタン(10)のボタン部(1
    1)表面に表示部(40)がシルク印刷されていること
    を特徴とする請求項1記載のプッシュボタンスイッチ。
  3. 【請求項3】 所要形状の透明樹脂体(15)をインサ
    ートしたポリエステルエラストマーの2色成形により、
    表示機能を有するボタン部(11)、動作部(12)、
    接点部(13)、および撓み部(14)が一体形成され
    ているとともに、透明樹脂体(15)の下側に位置する
    基板(30)表面にLED(32)が設置されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のプッシュボタンスイッ
    チ。
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Cited By (5)

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