JP2553732B2 - 電子燃料噴射装置 - Google Patents
電子燃料噴射装置Info
- Publication number
- JP2553732B2 JP2553732B2 JP2100035A JP10003590A JP2553732B2 JP 2553732 B2 JP2553732 B2 JP 2553732B2 JP 2100035 A JP2100035 A JP 2100035A JP 10003590 A JP10003590 A JP 10003590A JP 2553732 B2 JP2553732 B2 JP 2553732B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power supply
- supply voltage
- fuel injection
- predetermined value
- contents
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車等に利用する電子燃料噴射装置に関
する。
する。
従来の技術 一般に、自動車等に利用する電子燃料噴射装置は、エ
ンジンの状態を検出して燃料噴射時間を制御するマイク
ロコンピュータ(CPU)と、CPUの実行プログラムや各種
制御データが格納されたリードオンリ(ROM)等を有
し、CPUはROMの内容が正常か否かをチェックしている。
ンジンの状態を検出して燃料噴射時間を制御するマイク
ロコンピュータ(CPU)と、CPUの実行プログラムや各種
制御データが格納されたリードオンリ(ROM)等を有
し、CPUはROMの内容が正常か否かをチェックしている。
従来、この種のROMの内容をチェックする方法は、第
5図(A)に示すように、ステップ1においてROMの内
容を全てチェックし、正常の場合にはステップ2からス
テップ3に進んで初期設定し、ステップ4において燃料
噴射制御を行う。他方、正常でない場合にはステップ2
からステップ5に分岐し、警報、修正動作を行う。
5図(A)に示すように、ステップ1においてROMの内
容を全てチェックし、正常の場合にはステップ2からス
テップ3に進んで初期設定し、ステップ4において燃料
噴射制御を行う。他方、正常でない場合にはステップ2
からステップ5に分岐し、警報、修正動作を行う。
他の方法としては、第5図(B)に示すように、初期
設定(ステップ11)後燃料噴射制御状態に入り(ステッ
プ12)、制御ループ(ステップ12→13→14→12)におい
て、燃料噴射制御に支障を与えないようにROM内容を分
割してチェックし(ステップ13)、正常でない場合には
警報、修正動作を行う(ステップ15)方法が知られてい
る。
設定(ステップ11)後燃料噴射制御状態に入り(ステッ
プ12)、制御ループ(ステップ12→13→14→12)におい
て、燃料噴射制御に支障を与えないようにROM内容を分
割してチェックし(ステップ13)、正常でない場合には
警報、修正動作を行う(ステップ15)方法が知られてい
る。
また、別の方法としては、第5図(C)に示すよう
に、先ずROMの内容の全てをチェックし(ステップ2
1)、正常でない場合には警報、修正動作を行い(ステ
ップ22→23)、他方、正常の場合には初期設定した後
(ステップ22→24)燃料噴射制御状態に入り(ステップ
25)、制御ループ(ステップ25→26→27→25)において
ROMの内容を分割してチェックし(ステップ26)、正常
でない場合には警報、修正動作を行う(ステップ27→2
8)方法が知られている。
に、先ずROMの内容の全てをチェックし(ステップ2
1)、正常でない場合には警報、修正動作を行い(ステ
ップ22→23)、他方、正常の場合には初期設定した後
(ステップ22→24)燃料噴射制御状態に入り(ステップ
25)、制御ループ(ステップ25→26→27→25)において
ROMの内容を分割してチェックし(ステップ26)、正常
でない場合には警報、修正動作を行う(ステップ27→2
8)方法が知られている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記の第5図(A)に示すように燃料
噴射制御状態に入る前にROMの内容を全てチェックする
方法は、チェックに要する時間だけ燃料噴射制御が遅
れ、正常な制御を行うことができないという問題点があ
る。
噴射制御状態に入る前にROMの内容を全てチェックする
方法は、チェックに要する時間だけ燃料噴射制御が遅
れ、正常な制御を行うことができないという問題点があ
る。
他方、第5図(B)に示すように燃料噴射制御中にRO
Mの内容を分割してチェックする方法は、上記問題点を
解決することができ、また動作中の異常を発見すること
ができるが、1回のループ(ステップ12→13→14→12)
においてチェックすることができる時間が限定されてい
るために、チェックエリアを分割する必要があり、した
がって、異常発見時期が遅れるために誤動作や暴走の危
険性があるという問題点がある。
Mの内容を分割してチェックする方法は、上記問題点を
解決することができ、また動作中の異常を発見すること
ができるが、1回のループ(ステップ12→13→14→12)
においてチェックすることができる時間が限定されてい
るために、チェックエリアを分割する必要があり、した
がって、異常発見時期が遅れるために誤動作や暴走の危
険性があるという問題点がある。
また、第5図(C)に示すように制御前にROMの全内
容をチェックし、制御中に分割してチェックを行う方法
は、第5図(A)と同様にステップ21のチェックに要す
る時間だけ制御が遅れるという問題点がある。
容をチェックし、制御中に分割してチェックを行う方法
は、第5図(A)と同様にステップ21のチェックに要す
る時間だけ制御が遅れるという問題点がある。
ここで、上記の燃料噴射制御を行うCPUのスタート時
点を説明すると、電源電圧は、電源である車載バッテル
の供給能力が低く、始動時にスタートモータに大電流が
流れるために、周期的に「0」V近傍まで減少し、した
がってCPUがリセットされ再スタートする。
点を説明すると、電源電圧は、電源である車載バッテル
の供給能力が低く、始動時にスタートモータに大電流が
流れるために、周期的に「0」V近傍まで減少し、した
がってCPUがリセットされ再スタートする。
更に、第6図に示すように、電源電圧は、エンジンを
回転する際の負荷により変動し、この変動は燃料噴射タ
イミングを示すTDC信号(上死点検出信号)に同期す
る。そして、クランキングなどによる電圧低下によりCP
Uがリセットされて再スタートした後、TDC信号までの時
間間隔TINTの間に燃料噴射可能にならない場合には燃料
噴射を行うことができず、したがって時間間隔TINTを長
く設定すると始動性が低下する。
回転する際の負荷により変動し、この変動は燃料噴射タ
イミングを示すTDC信号(上死点検出信号)に同期す
る。そして、クランキングなどによる電圧低下によりCP
Uがリセットされて再スタートした後、TDC信号までの時
間間隔TINTの間に燃料噴射可能にならない場合には燃料
噴射を行うことができず、したがって時間間隔TINTを長
く設定すると始動性が低下する。
したがって、第5図(A)及び第5図(C)に示すよ
うに燃料噴射制御前にROMの全内容をチェックする方法
は、電源電圧が低下すると始動性が低下するという問題
点がある。
うに燃料噴射制御前にROMの全内容をチェックする方法
は、電源電圧が低下すると始動性が低下するという問題
点がある。
本発明は上記問題点に鑑み、始動性を向上することが
でき、また中央処理装置の誤動作や暴走を防止すること
ができる燃料噴射装置を提供することを目的とする。
でき、また中央処理装置の誤動作や暴走を防止すること
ができる燃料噴射装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するために、電源電圧を時間
的に遅れて検出するとともに、電源電圧低下時にCPUを
リセットし、その検出電圧が所定値以上か否かを検出
し、その検出電圧が所定値未満の場合にリードオンリメ
モリの内容を全てチェックし、その検出電圧が所定値以
上の場合にリードオンリメモリの内容を分割してチェッ
クするとともに燃料噴射制御を行うようにしたものであ
る。
的に遅れて検出するとともに、電源電圧低下時にCPUを
リセットし、その検出電圧が所定値以上か否かを検出
し、その検出電圧が所定値未満の場合にリードオンリメ
モリの内容を全てチェックし、その検出電圧が所定値以
上の場合にリードオンリメモリの内容を分割してチェッ
クするとともに燃料噴射制御を行うようにしたものであ
る。
作用 本発明は上記構成により、車のイグニッションキーが
オンになって中央処理装置がスタートした場合には、電
源電圧の検出電圧が所定値未満であり、この場合にはリ
ードオンリメモリの内容を全てチェックするので、中央
処理装置の誤動作や暴走を防止することができる。
オンになって中央処理装置がスタートした場合には、電
源電圧の検出電圧が所定値未満であり、この場合にはリ
ードオンリメモリの内容を全てチェックするので、中央
処理装置の誤動作や暴走を防止することができる。
他方、走行中のクランキングなどにより中央処理装置
がリセットされて再スタートした場合には、電源電圧の
検出電圧が所定値以上であり、この場合にはリードオン
リメモリの内容を分割してチェックするので、始動性を
向上することができる。
がリセットされて再スタートした場合には、電源電圧の
検出電圧が所定値以上であり、この場合にはリードオン
リメモリの内容を分割してチェックするので、始動性を
向上することができる。
実 施 例 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。第
1図は、本発明に係る電子燃料噴射装置の一実施例を示
す概略ブロック図、第2図は、本発明に係る電子燃料噴
射装置を備えたエンジンコントロールユニット(ECU)
の一実施例を示すブロック図、第3図(A)は、第2図
の電源電圧監視回路の詳細な回路図、第3図(B)
(C)は、第3図(A)の電源電圧監視回路の動作説明
図、第4図は、第2図のECU、特にCPUの動作を説明する
ためのフローチャートである。
1図は、本発明に係る電子燃料噴射装置の一実施例を示
す概略ブロック図、第2図は、本発明に係る電子燃料噴
射装置を備えたエンジンコントロールユニット(ECU)
の一実施例を示すブロック図、第3図(A)は、第2図
の電源電圧監視回路の詳細な回路図、第3図(B)
(C)は、第3図(A)の電源電圧監視回路の動作説明
図、第4図は、第2図のECU、特にCPUの動作を説明する
ためのフローチャートである。
第1図について、31は、中央処理装置33のプログラム
や各種データが格納されたリードオンリメモリ(RO
M)、32は、車載バッテリ(不図示)等の電源電圧Eを
時間的に遅れて監視し、その検出電圧EDが所定値Eth以
上か、又は所定値Eth未満かを検出する電源電圧監視手
段である。
や各種データが格納されたリードオンリメモリ(RO
M)、32は、車載バッテリ(不図示)等の電源電圧Eを
時間的に遅れて監視し、その検出電圧EDが所定値Eth以
上か、又は所定値Eth未満かを検出する電源電圧監視手
段である。
33は、電源電圧Eにより動作し、検出電圧EDが所定E
th未満の場合、又は前回のチェックが異常の場合にROM3
1の内容を全てチェックし、検出電圧EDが所定値Eth以上
の場合、且つ前回のチェックが正常の場合にROM31の内
容を分割してチェックするとともに、ROM31に格納され
たプログラム等により燃料噴射制御を行う中央処理装置
である。
th未満の場合、又は前回のチェックが異常の場合にROM3
1の内容を全てチェックし、検出電圧EDが所定値Eth以上
の場合、且つ前回のチェックが正常の場合にROM31の内
容を分割してチェックするとともに、ROM31に格納され
たプログラム等により燃料噴射制御を行う中央処理装置
である。
第2図において、41は、電源である車載バッテリの電
圧を時間的に遅れて監視する電源電圧監視回路、42は、
エンジン状態を検出した各種アナログ信号と電源電圧監
視回路41の検出信号を選択的に出力するマルチプレクサ
(MPX)、43は、マルチプレクサ42の出力信号をディジ
タル信号に変換するA/D変換器である。
圧を時間的に遅れて監視する電源電圧監視回路、42は、
エンジン状態を検出した各種アナログ信号と電源電圧監
視回路41の検出信号を選択的に出力するマルチプレクサ
(MPX)、43は、マルチプレクサ42の出力信号をディジ
タル信号に変換するA/D変換器である。
また、44は、ROM45に格納されたプログラム等を後述
するようにチェックするとともに、燃料噴射タイミング
を示すTDC信号(上死点検出信号)に同期してエンジン
状態から最適燃料噴射時間を算出してソレノイド駆動回
路50を制御する中央処理装置(CPU)、45は、CPU44の実
行プログラムや最適燃料噴射時間を算出するための各種
データ(係数等)が格納されたリードオンリメモリ(RM
O)、46aは、各種入力データ等が格納されるRAM(ラン
ダムアクセスメモリ)、46bは、CPU44がROM45の内容を
チェックして正常なときにセットするフラグが格納され
るエリアを有する不揮発性のスタンバイ(RAM)であ
る。
するようにチェックするとともに、燃料噴射タイミング
を示すTDC信号(上死点検出信号)に同期してエンジン
状態から最適燃料噴射時間を算出してソレノイド駆動回
路50を制御する中央処理装置(CPU)、45は、CPU44の実
行プログラムや最適燃料噴射時間を算出するための各種
データ(係数等)が格納されたリードオンリメモリ(RM
O)、46aは、各種入力データ等が格納されるRAM(ラン
ダムアクセスメモリ)、46bは、CPU44がROM45の内容を
チェックして正常なときにセットするフラグが格納され
るエリアを有する不揮発性のスタンバイ(RAM)であ
る。
更に、47は、CPU44の動作が正常か否かを監視する例
えばウォッチドッグタイマ等の自己診断装置、48は、CP
U44と独立して簡単な燃料噴射時間を算出するバックア
ップ燃料噴射回路、49は、CPU44がROM45の異常を検出し
たときや、自己診断装置47がCPU44の異常動作を検出し
たときに、CPU44の出力をバックアップ燃料噴射回路48
の出力に切り換える切換回路、50は、CPU44又はバック
アッウ燃料噴射回路48の出力に応じて電磁式噴射弁(IN
J)51のソレノイドを駆動するソレノイド駆動回路、52
は、CPU44の異常動作等を警報する警報装置である。
えばウォッチドッグタイマ等の自己診断装置、48は、CP
U44と独立して簡単な燃料噴射時間を算出するバックア
ップ燃料噴射回路、49は、CPU44がROM45の異常を検出し
たときや、自己診断装置47がCPU44の異常動作を検出し
たときに、CPU44の出力をバックアップ燃料噴射回路48
の出力に切り換える切換回路、50は、CPU44又はバック
アッウ燃料噴射回路48の出力に応じて電磁式噴射弁(IN
J)51のソレノイドを駆動するソレノイド駆動回路、52
は、CPU44の異常動作等を警報する警報装置である。
次に、第3図を参照して電源電圧監視回路41を説明す
る。
る。
電源電圧監視回路41は第3図(A)に示すように、抵
抗r1、r2、r3及びコンデンサcより成る時定数回路であ
り、抵抗r3の出力端子がマルチプレクサ42入力端子AI1
に接続されている。
抗r1、r2、r3及びコンデンサcより成る時定数回路であ
り、抵抗r3の出力端子がマルチプレクサ42入力端子AI1
に接続されている。
マルチプレクサ42の入力端子AI1の電圧はその時定数
τにより、電源がオンになると第3図(B)に示すよう
に、時間間隔t1後に電圧判定値ADVRF以上になり、他
方、電源がオフになると第3図(C)に示すように、時
間間隔t2後に電圧判定値ADVRF以下になる。
τにより、電源がオンになると第3図(B)に示すよう
に、時間間隔t1後に電圧判定値ADVRF以上になり、他
方、電源がオフになると第3図(C)に示すように、時
間間隔t2後に電圧判定値ADVRF以下になる。
したがって、車のイグニッションキーがオンになって
CPU44がスタートしたときには、電源電圧監視回路41の
出力電圧は電圧判定値ATVRF以下であり、他方、走行中
のクランキングなどによりCPU44がリセットされて再ス
タートしたときには、電源電圧監視回路41の出力電圧は
電圧判定値ADVRF以上になる。
CPU44がスタートしたときには、電源電圧監視回路41の
出力電圧は電圧判定値ATVRF以下であり、他方、走行中
のクランキングなどによりCPU44がリセットされて再ス
タートしたときには、電源電圧監視回路41の出力電圧は
電圧判定値ADVRF以上になる。
次に、第4図を参照してCPU44の動作を説明する。
尚、CPU44は上述の如く、電源がオンになったり、電源
電圧が低下したときにリセットされ、スタートする。
尚、CPU44は上述の如く、電源がオンになったり、電源
電圧が低下したときにリセットされ、スタートする。
CPU44はスタート後、ステップ61において、電源電圧
監視回路41の出力電圧が電圧判定値ADVRF以上か否かを
判別し、YESの場合にはステップ62に分岐し、NOの場合
にはステップ63に進む。
監視回路41の出力電圧が電圧判定値ADVRF以上か否かを
判別し、YESの場合にはステップ62に分岐し、NOの場合
にはステップ63に進む。
ステップ62においては、スタンバイROM46bのフラグが
「1」か否かを判別し、YESの場合にはステップ67に進
み、NOの場合にはステップ63に分岐する。
「1」か否かを判別し、YESの場合にはステップ67に進
み、NOの場合にはステップ63に分岐する。
ステップ63では、ROM45の全データをチェックし、正
常でない場合にはステップ63に分岐してスタンバイRAM4
6bのフラグを「0」にリセットし、続くステップ66にお
いて警報装置52を駆動し、また切り換え回路49をCPU44
からバックアップ燃料噴射回路48に切り換えて修正動作
を行う。
常でない場合にはステップ63に分岐してスタンバイRAM4
6bのフラグを「0」にリセットし、続くステップ66にお
いて警報装置52を駆動し、また切り換え回路49をCPU44
からバックアップ燃料噴射回路48に切り換えて修正動作
を行う。
他方、ステップ67では、スタンバイRAM46bのフラグを
「1」にセットし、初期設定した後(ステップ68)、ソ
レノイド駆動回路50を制御して電磁式噴射弁51による燃
料噴射を行う(ステップ69)。
「1」にセットし、初期設定した後(ステップ68)、ソ
レノイド駆動回路50を制御して電磁式噴射弁51による燃
料噴射を行う(ステップ69)。
次いで、ステップ70においてROM45のデータを分割し
てチェックし、正常な場合にはステップ71からステップ
69に戻り、正常な間制御(ステップ69)とチェック(ス
テップ70)を繰り返す。
てチェックし、正常な場合にはステップ71からステップ
69に戻り、正常な間制御(ステップ69)とチェック(ス
テップ70)を繰り返す。
ステップ71において、ROM45のデータが正常でない場
合にはステップ72に進み、スタンバイRAM46bのフラグを
「0」にリセットし、続くステップ73において警報装置
52を駆動し、また切り換え回路49によりCPU44からバッ
クアップ燃料噴射回路48に切り換えて修正動作を行う。
合にはステップ72に進み、スタンバイRAM46bのフラグを
「0」にリセットし、続くステップ73において警報装置
52を駆動し、また切り換え回路49によりCPU44からバッ
クアップ燃料噴射回路48に切り換えて修正動作を行う。
すなわち、上記実施例によれば、イグニッションキー
により電源がオンになってCPU44がスタートした時は、
第3図(B)に示すように電源電圧監視回路1の出力電
圧は電圧判定値ADVRF以下であるために、ステップ63に
示すようにROM45の全データのチェックを行う。
により電源がオンになってCPU44がスタートした時は、
第3図(B)に示すように電源電圧監視回路1の出力電
圧は電圧判定値ADVRF以下であるために、ステップ63に
示すようにROM45の全データのチェックを行う。
他方、動作中に電源が瞬間的にオフになったり、電源
電圧が低下した場合にリセットされて再スタートし、時
間間隔t2以内に電源電圧が復帰した時は、復帰時の電源
電圧監視回路41の出力電圧は電圧判定値ADVRF以上であ
るために、ステップ61からステップ62に分岐し、前回の
チェックが正常な場合(フラグ=「1」)には、ステッ
プ63のチェックを行うことなく制御ループ(ステップ69
→70→71→69)に入り、他方、前回のチェックが正常で
ない場合(フラグ=「0」)には、ステップ63のチェッ
クを行った後制御ループに入る。
電圧が低下した場合にリセットされて再スタートし、時
間間隔t2以内に電源電圧が復帰した時は、復帰時の電源
電圧監視回路41の出力電圧は電圧判定値ADVRF以上であ
るために、ステップ61からステップ62に分岐し、前回の
チェックが正常な場合(フラグ=「1」)には、ステッ
プ63のチェックを行うことなく制御ループ(ステップ69
→70→71→69)に入り、他方、前回のチェックが正常で
ない場合(フラグ=「0」)には、ステップ63のチェッ
クを行った後制御ループに入る。
したがって、動作中に電源が瞬間的にオフになった
り、電源電圧が低下し、時間間隔t2以内に電源電圧が復
帰した時は、早く制御状態に入ることができるために、
始動性を向上することができ、他方、電源がオンになっ
たときは必ずROM63の全ての内容をチェックするため
に、誤動作や暴走の危険がない。
り、電源電圧が低下し、時間間隔t2以内に電源電圧が復
帰した時は、早く制御状態に入ることができるために、
始動性を向上することができ、他方、電源がオンになっ
たときは必ずROM63の全ての内容をチェックするため
に、誤動作や暴走の危険がない。
尚、前記実施例では、電源電圧監視回路41の出力をマ
ルチプレクサ42に入力し、A/D変換器43を介してCPU44に
入力するように構成したが、電源電圧監視回路41の出力
をコンパレータを介してCPU44に入力するように構成し
てもよい。
ルチプレクサ42に入力し、A/D変換器43を介してCPU44に
入力するように構成したが、電源電圧監視回路41の出力
をコンパレータを介してCPU44に入力するように構成し
てもよい。
発明の効果 以上説明したように、本発明は、電源電圧の変動を時
間的に遅れて検出するとともに、その検出電圧が所定値
以上か否かを検出し、電源電圧低下時にCPUをリセット
し、その検出電圧が所定値未満の場合にリードオンリメ
モリの内容を全てチェックし、その検出電圧が所定値以
上の場合にリードオンメモリの内容を分割してチェック
するとともに燃料噴射制御を行うようにしたので、車の
イグニッションキーがオンになって中央処理装置がスタ
ートした場合には、電源電圧の検出電圧が所定値未満で
あり、この場合にはリードオンリメモリの内容を全てチ
ェックするので中央処理装置の誤動作や暴走を防止する
ことができる。
間的に遅れて検出するとともに、その検出電圧が所定値
以上か否かを検出し、電源電圧低下時にCPUをリセット
し、その検出電圧が所定値未満の場合にリードオンリメ
モリの内容を全てチェックし、その検出電圧が所定値以
上の場合にリードオンメモリの内容を分割してチェック
するとともに燃料噴射制御を行うようにしたので、車の
イグニッションキーがオンになって中央処理装置がスタ
ートした場合には、電源電圧の検出電圧が所定値未満で
あり、この場合にはリードオンリメモリの内容を全てチ
ェックするので中央処理装置の誤動作や暴走を防止する
ことができる。
他方、走行中のクランキングなどにより中央処理装置
がリセットされて再スタートした場合には、電源電圧の
検出電圧が所定値以上であり、この場合にはリードオン
リメモリの内容を分割してチェックするので、始動性を
向上することができる。
がリセットされて再スタートした場合には、電源電圧の
検出電圧が所定値以上であり、この場合にはリードオン
リメモリの内容を分割してチェックするので、始動性を
向上することができる。
第1図は、本発明に係る電子燃料噴射装置の一実施例を
示す概略ブロック図、第2図は、本発明に係る電子燃料
噴射装置を備えたエンジンコントロールユニット(EC
U)の一実施例を示すブロック図、第3図(A)は、第
2図の電源電圧監視回路の詳細な回路図、第3図(B)
(C)は、第3図(A)の電源電圧監視回路の動作説明
図、第4図は、第2図のECU、特にCPUの動作を説明する
ためのフローチャート、第5図(A)(B)(C)はそ
れぞれ、従来例を説明するためのフローチャート、第6
図は、電源電圧変動時のCPUの動作を説明するためのタ
イミングチャートである。 31,45……リードオンリメモリ(ROM)、32……電源電圧
監視手段、33,44……中央処理装置(CPU)、41……電源
電圧監視回路、50……ソレノイド駆動回路、51……電磁
式噴射弁(INJ)。
示す概略ブロック図、第2図は、本発明に係る電子燃料
噴射装置を備えたエンジンコントロールユニット(EC
U)の一実施例を示すブロック図、第3図(A)は、第
2図の電源電圧監視回路の詳細な回路図、第3図(B)
(C)は、第3図(A)の電源電圧監視回路の動作説明
図、第4図は、第2図のECU、特にCPUの動作を説明する
ためのフローチャート、第5図(A)(B)(C)はそ
れぞれ、従来例を説明するためのフローチャート、第6
図は、電源電圧変動時のCPUの動作を説明するためのタ
イミングチャートである。 31,45……リードオンリメモリ(ROM)、32……電源電圧
監視手段、33,44……中央処理装置(CPU)、41……電源
電圧監視回路、50……ソレノイド駆動回路、51……電磁
式噴射弁(INJ)。
Claims (3)
- 【請求項1】燃料噴射制御を行うためのプログラムが格
納されたリードオンリメモリと、電源電圧を時間的に遅
らして検出するとともに、この検出電圧が所定値以上か
否かを検出する電源電圧監視手段と、電源電圧低下時に
CPUをリセットし、前記電源電圧監視手段の検出電圧が
所定値未満の場合に前記リードオンリメモリの内容を全
てチェックし、前記電源電圧監視手段の検出電圧が所定
値以上の場合に前記リードオンリメモリの内容を分割し
てチェックするとともに燃料噴射制御を行う中央処理装
置とを有する電子燃料噴射装置。 - 【請求項2】中央処理装置は、電源電圧監視手段の検出
電圧が所定値未満の場合、又は前回のチェックが正常で
ない場合にリードオンリメモリの内容を全てチェック
し、前記電源電圧監視手段の検出電圧が所定値以上の場
合、且つ前回のチェックが正常な場合に前記リードオン
リメモリの内容を分割してチェックするとともに燃料噴
射制御を行うことを特徴とする請求項1記載の電子燃料
噴射装置。 - 【請求項3】電源電圧監視手段の検出電圧の所定値は、
車のイグニッションキーをオンとして中央処理装置がス
タートする場合の検出電圧よりも高い値とし、走行中の
クランキングによって中央処理装置が再スタートする場
合の検出電圧よりも低い値に設定することを特徴とする
請求項1又は2記載の電子燃料噴射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2100035A JP2553732B2 (ja) | 1990-04-16 | 1990-04-16 | 電子燃料噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2100035A JP2553732B2 (ja) | 1990-04-16 | 1990-04-16 | 電子燃料噴射装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH041450A JPH041450A (ja) | 1992-01-06 |
JP2553732B2 true JP2553732B2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=14263274
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2100035A Expired - Fee Related JP2553732B2 (ja) | 1990-04-16 | 1990-04-16 | 電子燃料噴射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2553732B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4645741B2 (ja) | 2009-01-09 | 2011-03-09 | 株式会社デンソー | 電子制御装置 |
-
1990
- 1990-04-16 JP JP2100035A patent/JP2553732B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH041450A (ja) | 1992-01-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5095438A (en) | Engine controller with low voltage reset | |
US4580222A (en) | Control device for a back-up memory set in a vehicle control computer | |
JPS6122786B2 (ja) | ||
US7203581B2 (en) | Electronic control unit for controlling updating of data in non-volatile memory | |
JP2002106447A (ja) | スタータ保護装置 | |
JP2553732B2 (ja) | 電子燃料噴射装置 | |
JP2730853B2 (ja) | エアバッグ電子制御装置 | |
JP2000303898A (ja) | 水温センサの異常検出装置 | |
US20030135309A1 (en) | Electronic control system and method thereof | |
US6807477B2 (en) | Electronic control system and method having monitor program monitoring function | |
JP2864610B2 (ja) | エンジン用回転角センサの故障診断装置 | |
JP4703439B2 (ja) | エコラン制御装置及びエコラン制御方法 | |
US6269032B1 (en) | Electronic control unit having voltage responsive data writing | |
JP2715704B2 (ja) | 内燃機関におけるステップモータ制御装置 | |
JPH0325813B2 (ja) | ||
JP2713511B2 (ja) | 内燃機関におけるステップモータ制御装置 | |
JPS6132438Y2 (ja) | ||
JPH03262757A (ja) | 電源異常回避機能付き車両制御装置 | |
JP2715707B2 (ja) | 内燃機関におけるステップモータ制御装置 | |
JPS5928048A (ja) | 自動車用エンジン制御装置の自己診断装置における自己診断開始システム | |
JPH0510184A (ja) | 内燃機関におけるステツプモータ制御装置 | |
JP2583266B2 (ja) | エンジン制御方法、及び、エンジン制御装置 | |
JP2002276457A (ja) | 車両用エンジンの制御装置 | |
JPH0587841B2 (ja) | ||
JP2000353390A (ja) | 電子制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |