JP2552768B2 - 用紙2重フィード検出装置 - Google Patents

用紙2重フィード検出装置

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JP2552768B2 JP3087997A JP8799791A JP2552768B2 JP 2552768 B2 JP2552768 B2 JP 2552768B2 JP 3087997 A JP3087997 A JP 3087997A JP 8799791 A JP8799791 A JP 8799791A JP 2552768 B2 JP2552768 B2 JP 2552768B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、OCR装置やイメージ
・スキャナなど帳票を搬送する搬送装置における用紙の
2重フィードを検出する用紙2重フィード検出装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、用紙が非所望に重なって2枚
一緒に搬送される用紙2重フィード検出に当って、用紙
の搬送路上に、発光素子と受光素子との対を配置し、受
光素子からの信号レベルが予め定めた閾値以下である場
合に、用紙2重フィードとして検出するよう構成されて
いる。
【0003】当該用紙2重フィードにおける閾値を設定
するに当っては、上記発光素子と受光素子との光軸を厳
密に合致せしめた上で、1枚の用紙を通過せしめ、受光
素子からの信号レベルにもとづいて閾値を定めるように
している。そして、当該閾値は、使用する用紙の各連量
ごとに得られ、固定された値の閾値として、当該固定値
が夫々共通に各搬送装置にプリセットされるようにされ
ていた。即ち、搬送装置ごとには、個々に上記光軸を合
致せしめた後に得られた共通の固定値がセットされるよ
うになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く各搬送装置
ごとに、発光素子と受光素子との光軸を合わせるよう調
整が行われるが、この光軸の調整が不十分であると次の
如き問題が生じかねない。
【0005】即ち、光軸に多少のズレが存在すると、受
光素子からの信号レベルは、光軸が正しく合致している
場合の信号レベルにくらべて、言うまでもなく、小さい
値となる。それにも拘わらず、受光素子の信号レベルが
所定値になるようにレベル調整が行われることから、光
軸にズレが存在する搬送装置の方が光軸上での出力が大
に設定されることになる。一方、用紙が搬送されてきた
場合に、発光素子からの光は、用紙を透過する際に散乱
を生じる。このために、光軸が非所望に合致していない
状態の下で得られた閾値をセットされている搬送装置に
おいては、2重フィードが生じているにも拘わらず、上
記光の散乱のためにかえって光軸が合致した状況となっ
て受光素子からの信号レベルが増し、正常なフィードと
みなされることが生じる。即ち、2重フィードの場合で
も閾値を超える信号レベルが得られ、正常なフィードと
みなされることが生じる。
【0006】図3はOCR装置の斜視図を示す。図中の
符号100はOCR装置、101は操作パネル、102
は帳票供給部であって用紙が1枚ずつ下方から吸込され
るもの、103は帳票排出部、104は電源スイッチを
表している。図3において、帳票供給部102にセット
された帳票群は、1枚ずつ下方からOCR装置100内
に供給され、帳票上の文字について認識処理が行われた
後に、帳票排出部103に排出される。このとき、OC
R装置100の内部において、発光素子と受光素子との
対が配置されており、2重フィードの有無がチェックさ
れる。
【0007】図4は透過型センサの構成例を示す。図中
の符号2は発光素子であって発光ダイオードで構成さ
れ、符号3は受光素子であって受光センサで構成されて
いる。図4における透過型センサは、上述の如く、光軸
を合致せしめるために、図示矢印a,b,c,dの如く
各素子の位置と姿勢とについて微調整が行われる。そし
て、受光素子が受光する光の強さが所定レベルになるよ
うに、図中矢印cの如く微調整が行われる。
【0008】図5は用紙の連量ごとの受光素子の信号レ
ベルを表す図である。図示の場合、用紙の連量が45k
g/連のケースと、90kg/連のケースと、135k
g/連のケースとなどについて、用紙が1枚の状態での
信号レベルAと用紙が2枚重なった状態での信号レベル
Bとを表している。図中の範囲Cについては後述する
が、光軸などを正しく調整すれば、用紙の連量が異なっ
ても、信号レベルAと信号レベルBとを正しく分離する
ための閾値(スライス・レベル)がy=k/xの形でも
つものとして設定可能である。
【0009】しかし上述の如く、個々の装置についての
調整が均一なものとはならず、或る搬送装置については
閾値THであって正しく設定されているとしても、他の
搬送装置については、図示範囲Cに示した如く、同じ9
0kg/連の用紙に対して、閾値TH1であるように設
定することが好ましく、また閾値TH2であるように設
定することが好ましい場合が生じる(なお範囲Cにおい
ては、同じ90kg/連の用紙に対しても、信号レベル
が異なることを表しているが、図をみやすくするため
に、信号レベルを記述した横方向の位置がズラされて記
述されている)。
【0010】本発明は、上記の点を解決すべく、搬送装
置ごとに所望される閾値を書き込み可能メモリに保持さ
せるようにすると共に、当該所望される閾値を正しくか
つ簡単に設定できるようにすることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図を示す。図中の符号1は用紙、2は発光素子、3は受
光素子、16は閾値算出部を表している。図示の場合、
使用される帳票などの用紙のうちで最も大きい連量をも
つものに対応する用紙1を、発光素子2と受光素子3と
の間を搬送せしめるようにする。勿論、当該搬送に先立
って、当該搬送装置において、発光素子2と受光素子3
との光軸を正しく調整し、かつ用紙が存在しない状態の
下での受光素子3からの信号レベルを所望のレベルに設
定せしめておくようにする。
【0012】閾値算出部16においては、当該用紙に対
応する閾値を設定し、当該設定にもとづいて他の連量を
もつ用紙に対する閾値を計算するようにする。
【0013】
【作用】閾値算出部16においては、受光素子3からの
出力(用紙搬送中における出力)を、例えば用紙の1m
mの給送ごとに読み取り、その平均値を求めるようにす
る。なおより詳細には、用紙の給送に対応づけて出力さ
れる受光素子3からの出力を、例えば4個ごとの平均を
とり、1回分の信号レベルとし、このようにして得られ
た1回分の信号レベルについて、搬送される用紙1の全
長にわたって平均値を求めるようにする。
【0014】このとき得られた平均値(平均信号レベ
ル)に対して経験的に4/7倍し、当該135kg/連
の用紙に対する閾値y0 とし、当該用紙の連量をx0
した際における y0 =k/x0 を満足する定数kを計算し、他の連量xをもつ用紙に対
する閾値yを y=k/x で与えるようにする。この結果は書き込み可能メモリ内
に書き込まれ(当該1つの搬送装置のための閾値として
書き込まれ)、以後の2重フィードの検出に利用され
る。
【0015】
【実施例】図2は本発明の実施例構成を示す。図中の符
号10はセンサであって上述の発光素子と受光素子との
対に対応するもの、11はA/D変換器、12は制御装
置、13はノイズ除去部、14は検出部、15は比較処
理部、16は閾値算出部、17は閾値保持メモリであっ
て書き込み可能メモリで構成されるもの、18は判定部
を表している。
【0016】先ず、閾値算出モードについて説明する。
センサ10からの出力はA/D変換器11によってデジ
タル値に変換されて、ノイズ除去部13に導かれる。ノ
イズ除去部13においては、入力されてくる4個分の信
号レベルについての平均をとり、1回分の信号レベルと
して出力する。
【0017】検出部14における閾値算出部16におい
ては、図1を参照して説明した如く、上記1回分の信号
レベルを、用紙全長にわたって収集し、その平均値をと
る。そしてその平均値を4/7倍した値をy0 とし、上
述の如く、 y=k/x=(y0 0 )/x ────(1) を閾値保持メモリ17に格納する。このような格納は、
各個々の搬送装置ごとに、夫々自己に適する閾値をもつ
ように行われる。
【0018】次に用紙2重フィード検出モードについて
説明する。閾値保持メモリ17に対して、現に使用され
る用紙の連量が指示される。当該連量に対応して、閾値
保持メモリ17は該当する閾値を出力し、比較処理部1
5に供給する。
【0019】なお、閾値保持メモリ17において、各連
量xごとの閾値が上記第(1)式にもとづいて計算され
た結果として格納されている場合には、指示された連量
xに対応する閾値を読み出して比較処理部15に供給す
ればよい。また閾値保持メモリ17が、上記係数kのみ
を保持している場合には、指示された連量xにもとづい
て、上記第(1)式にしたがった計算を行って、その結
果のyの値を比較処理部15に供給すればよい。
【0020】センサ10からの出力はA/D変換器11
によってデジタル値に変換されて、ノイズ除去部13に
導かれる。ノイズ除去部13においては、入力されてく
る4個分の信号レベルについての平均をとり、1回分の
信号レベルとして出力する。検出部14における比較処
理部15においては、閾値保持メモリ17の側から供給
されている閾値と、上記1回分の信号レベルとを比較す
る。そしてその比較結果を判定部18に通知する。
【0021】判定部18においては、比較処理部15か
ら「閾値以下」である旨の通知が、例えば連続して95
回分発生した場合に、当該用紙の給送に当って2重フィ
ードが行われているものと判定する。なお、上記図5に
示す信号レベルAのとり得る範囲や、信号レベルBのと
り得る範囲は、本当であれば、異なる用紙(同じ連量を
もつ)について得られた信号レベルを用いるべきであろ
うが、上記説明の如く、1枚の用紙についての各複数の
測定位置での信号レベルを用いるようにしても、経験
上、ほとんど変わりはないことが確かめられている。そ
して、このように1枚の用紙を用いて閾値を得ることに
よって、閾値の設定処理が大幅に簡単化される。
【0022】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、個
々の搬送装置ごとに、好ましい閾値を保持させることが
できる。そしてまた、閾値を計算するに当っての処理が
簡単であると共に、正しく2重フィードを検出するに足
る正確なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図を示す。
【図2】本発明の実施例構成を示す。
【図3】OCR装置の斜視図を示す。
【図4】透過型センサの構成例を示す。
【図5】用紙の連量ごとの受光素子の信号レベルを表す
図である。
【符号の説明】
1 用紙 2 発光素子 3 受光素子 10 センサ 11 A/D変換器 12 制御装置 13 ノイズ除去部 14 検出部 15 比較処理部 16 閾値算出部 17 閾値保持メモリ(書き込み可能メモリ) 18 判定部 100 OCR装置 102 帳票供給部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙(1)が通過せしめられる搬送路に
    対応して、当該通過する用紙(1)を挟むように配置さ
    れた発光素子(2)と受光素子(3)とをそなえ、当該
    受光素子(3)からの信号レベルを判定して、上記用紙
    が供給される際の用紙2重フィードを検出する用紙2重
    フィード検出装置において、使用される少なくとも1つ
    の種類の用紙の1枚を通過せしめた結果にもとづいて、
    当該種類の用紙に対して上記用紙2重フィードを検出す
    る当該用紙用閾値を決定すると共に、他の種類の用紙に
    対する該当する他用紙用閾値を算出する制御装置(1
    2)をそなえ、当該制御装置(12)は、上記算出した
    結果を、書き込み可能メモリ(17)に保持し、当該書
    き込み可能メモリ(17)から読み出した出力を当該用
    紙についての用紙2重フィードに対する閾値として利用
    するようにしたことを特徴とする用紙2重フィード検出
    装置。
  2. 【請求項2】 上記当該用紙用閾値は、1枚の用紙が通
    過する間における用紙上の複数の点位置についての上記
    受光素子からの信号レベルの平均値をもって1回分の信
    号レベルとみなした上で、複数回分の上記信号レベルに
    ついての複数回分平均値を決定し、当該複数回分平均値
    にもとづいて設定されることを特徴とする請求項1記載
    の用紙2重フィード検出装置。
  3. 【請求項3】 上記他用紙用閾値は、上記当該用紙用閾
    値をy0 とし、かつ当該用紙の種類を用紙連量x0 で表
    現した際に、 y0 =k/x0 で与えられる係数kを算出し、閾値をyとし、かつ用紙
    の連量をxとした場合における y=k/x を満足するように設定されることを特徴とする請求項1
    記載の用紙2重フィード検出装置。
  4. 【請求項4】 上記制御装置(12)は、与えられた種
    類の用紙について上記受光素子から得られた信号レベル
    が、対応する用紙についての上記書き込み可能メモリ
    (17)からの閾値と比較して、予め定めた複数回以
    上、2重フィードを指している場合に、2重フィードと
    して検出するよう構成されることを特徴とする請求項1
    記載の用紙2重フィード検出装置。
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JP2004269241A (ja) * 2003-03-12 2004-09-30 Pfu Ltd 給紙装置
JP4798768B2 (ja) 2005-12-21 2011-10-19 株式会社リコー 用紙位置検出装置、該用紙位置検出装置を有する用紙搬送装置、及び該用紙搬送装置を具備する画像形成装置
JP4804287B2 (ja) * 2006-09-11 2011-11-02 株式会社デュプロ 重送検知装置

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