JP2552732B2 - トリスアゾ染料と紙の染色方法 - Google Patents

トリスアゾ染料と紙の染色方法

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JP2552732B2 JP1187598A JP18759889A JP2552732B2 JP 2552732 B2 JP2552732 B2 JP 2552732B2 JP 1187598 A JP1187598 A JP 1187598A JP 18759889 A JP18759889 A JP 18759889A JP 2552732 B2 JP2552732 B2 JP 2552732B2
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Description

【発明の詳細な説明】 現在紙の染色に使用される染料に対しては特別な要求
がある。たとえば、特定染色条件下において高い吸尽率
を有すべきこと、湿潤堅牢性の良好な染色物を与えるべ
きこと、さらには、容易に溶解し液体調合物の調製が可
能であることなどである。現在入手可能な青色の紙染料
はこれらの点をすべて満足するものではない。
今回、本発明によって、紙の染色のために好適であ
り、しかも上記のごとき要求をきわめて良く満足する青
色の染料が見い出された。さらに、本発明による染料
は、カラー・イールド(coloristicyields)が非常に高
いという利点もある。
すなわち、本発明は下記式の染料を使用する紙の染色
方法に関する。
式中、 Rは水素、−OH、−NH2、または−NHR1、を意味する
(ここで、R1は非置換であるかまたはスルホで置換され
たフェニルを意味する)、 X1及びX2は互いに独立的に水素、水素、又は低級アルキ
ルまたはアルコキシを意味する、 Yは低級アルキルまたはアルコキシを意味する、 Mは水素または等価の無色の陽イオンを意味する、 nは1または2であり、そしてナフタレン環のα−位置
の−OH基とβ−位置のアゾ基とは互換可能である。X1
水素であるとき、YとX2は同じでない。
R1が意味するアルキルは、置換されているかまたは非
置換の分枝状または直鎖状のアルキル基またはシクロア
ルキル基でありうる。シクロアルキル基は好ましくは5
乃至8個の炭素原子を含有するものであり、開鎖アルキ
ル基は1乃至8個の炭素原子を含有するものである。
適当な直鎖状または分枝鎖状の開鎖アルキルの例はメ
チル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチ
ル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソ
ペンチル、n−ヘキシル、イソヘキシル、2−エチルヘ
キシルなどである。
これらアルキル基は1つまたはそれ以上の置換基を有
しうる。たとえば、C1−C4−アルコキシ、ヒドロキシ置
換C1−C4−アルコキシ、フェニル、フェノキシまたはフ
ェニルカルバミル基を有しうる。なお、最初の3つの置
換基においてそのフェニル部分は、たとえばC1−C4−ア
ルキル、C1−C4−アルコキシまたはフェノキシによって
置換されることができる。適当な置換アルキルの例は、
ヒドロキシエチル、1−ヒドロキシイソプロピル、エト
キシメチル、2−ヒドロキシエトキシペンチル、ベンジ
ル、1−フェニルエチル、2−フェニルエチル、1−メ
チル−2−フェニルエチル、1−イソブチル−3−フェ
ニルプロピル、1,5−ジフェニルペンチル−3−イル、
1−メチル−2−フェノキシエチル、1−メチル−2−
フェニルカルバモイルエチルなどがあげられる。
非置換であるかまたは置換されたC5−C8−シクロアル
キルとしてのR1は、好ましくはシクロペンチルまたはシ
クロヘキシルである。置換基を有する場合の好ましい置
換基は、C1−C4−アルキル、特にメチルである。
アリールとしてのR1は好ましくはナフチル、最も好ま
しくはフェニルである。これらは場合によっては、たと
えばスルホ、カルボキシル、C1−C4−アルキル、C1−C4
−アルコキシ、ハロゲンたとえばフッ素、塩素または臭
素、ニトロ、C1−C4−アルキルカルボニルアミノまたは
C1−C4−アルコキシカルボニルによって置換されること
ができる。
好ましくはR1は、非置換のC1−C4−アルキルまたはフ
ェニルである。
XまたはYが意味するハロゲンはフッ素、臭素または
好ましくは塩素である。
XおよびYが意味するアルキルの適当な例はR1につい
て上記に例示したアルキル基である。適当なアルコキシ
基の例は、−O−を介してフェニレン環に結合した上記
に例示したアルキル基である。
好ましくはXは水素、C1−C4−アルキルまたはC1−C4
−アルコキシ、塩素またはスルホを意味する。水素、メ
チル、メトキシが特に好ましい。
Yは好ましくはC1−C4−アルキルまたはC1−C4−アル
コキシ、塩素またはスルホを意味し、メチルとメトキシ
とが特に好ましい。
Mは水素または等価の無色の陽イオン、たとえばリチ
ウム、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、またはプ
ロトン化された形のC4−C12−トリアルキルアミン、C4
−C12−ジアミンまたはC2−C12−アルカノールアミンで
ある。
Mが意味するプロトン化C4−C12−トリアルキルアミ
ンの例は、プロトン化されたN−エチルジメチルアミ
ン、N,N−ジエチルメチルアミン、トリ−n−プロピル
アミン、トリ−n−ブチルアミン、トリイソブチルアミ
ンおよび、特にトリエチルアミンまたはトリイソプロピ
ルアミンである。異種のプロトン化アミンの混合物も適
当である。
Mが意味するプロトン化C4−C12ジアミンの例は、そ
の中の一方または両方のN原子がさらに1つまたは2つ
のC1−C4−アルキル基、好ましくはメチルまたはエチル
によって置換されているエチレンジアミンまたは1,3−
ジアミノプロパンである。この場合のMは、好ましくは
N,N−ジアルキルエチレンジアミンまたはN,N−ジアルキ
ル−1,3−ジアミノプロパン、たとえばN−エチルエチ
レンジアミン、N,N−ジメチルエチレンジアミン、N,N′
−ジメチルエチレンジアミン、N,N−ジエチルエチレン
ジアミン、3−ジメチルアミノ−1−プロピルアミンま
たは3−ジエチルアミノ−1−プロピルアミンである。
Mが意味するプロトン化C2−C12−アルカノールアミ
ンは、たとえばプロトン化された形のモノアルカノール
アミン、ジアルカノールアミン、モノアルカノールモノ
アルキルアミン、モノアルカノールジアルキルアミン、
ジアルカノールアルキルアミン、トリアルカノールアミ
ン、または異種のプロトン化アルカノールアミンの混合
物である。例示すれば2−アミノエタノール、ビス(2
−ヒドロキシエチル)アミン、N−(2−ヒドロキシエ
チル)ジメチルアミン、N−(2−ヒドロキシエチル
(ジエチルアミン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチ
ル)メチルアミン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチ
ル)エチルアミンまたはトリス(2−ヒドロキシエチ
ル)アミン、2−(2−アミノエトキシ)エタノールま
たはジエチルアミノプロピルアミンなどのプロトン化物
である。
好ましくは、MはNa 、Li またはプロトン化C4−C6
−アルカノールアミンを意味し、そしてプロトン化C4
C6−アルカノールアミンとしてはトリス(2−ヒドロキ
シエチル)アミン、ビス(2−ヒドロキシエチル)アミ
ンまたはこれらの2つのアミンの混合物が好ましい。
Rが水素、OHまたはNH2である式(1)の染料が好ま
しい。
さらに、−OH基がナフタレン環のα−位置に存在しそ
してアゾ基がβ−位置に存在する式(1)の染料が好ま
しい。
特に下記式の染料が好ましい。
(式中、X1及びX2とYとは式(1)について記載した意
味を有し、そしてMはNa 、Li またはプロトン化C4
C6−アルカノールアミンを意味する)。
格別に好ましいのは下記式の染料である。
(式中、 X1とX2が互いに独立的に水素、メチルまたはメトキシ、 Y1がメチル又はメトキシ、 MはNa 、Li 又はプロトン化C4−C6−アルカノールア
ミンを意味する)。
式(1)乃至(3)の染料は、それ自体公知の方法に
よって製造される。たとえば、置換4,4′−ジアミノベ
ンゼンをテトラアゾ化し、そしてこのテトラアゾ中間体
をナフトールスルホン酸にカップリングすることによっ
て製造される。
本発明はさらに紙の染色方法にも関し、本発明の方法
の特徴は上記に定義した式(1)に染料を使用すること
にある。
式(1)の染料は、固体または液体の形態で紙の染色
に使用することができる。
粉末状または顆粒形状の場合、本染料は特にパルプの
非連続式染色に使用される。この用法では、染料はバッ
チ式にパルパー(pulper)、叩解機(ホランダー)また
は混合槽に添加される。この方法の場合には、染料を染
料製剤の形で、すなわち各種増量剤、たとえば、可溶化
剤として尿素、デキストリン、ボウ硝、塩化ナトリウム
さらには分散剤、粉塵防止剤、キレート化剤たとえばピ
ロリン酸四ナトリウムなどを含有する染料調合物の形で
使用するのが好ましい。
したがって、本発明は紙の染色用の固体染料製剤にも
関し、本発明の染料製剤の特徴は式(1)の染料を含有
することを特徴とする。
近年、染料の濃厚水溶液を使用することが重要視され
るようになってきている。これは濃厚溶液が粉末形態の
染料に比較していくつかの利点を有しているからであ
る。すなわち、溶液の使用は粉塵の発生の問題を回避
し、また、最終使用者が染料粉末を水に溶解するための
時間およびしばしば困難を伴う溶解作業をまぬがれるこ
とができる。さらに、濃厚溶液の使用は、紙の連続式染
色方法の開発によっても促進された。すなわち、連続法
においては、たとえば叩解機または他の紙製造プロセス
の任意の時点で溶解を添加するのが好都合となる。
したがって、本発明は式(1)の染料の濃厚水溶液も
提供し、この濃厚溶液は液の全量を基準にして染料を10
重量%を下回らない量で、たとえば10乃至30重量%の量
で含有する。好ましくは、本濃厚溶液は染料を20乃至30
重量%含有する。
式(1)の染料の濃厚水溶液は、たとえば次のような
方法で製造することができる。すなわち、染料合成のプ
ロセスで得られた染料懸濁物を濾過し、場合によって
は、たとえば膜分離法によって脱イオン化し、そして次
ぎに助剤、たとえば尿素、ε−カプロラクタムまたはポ
リエチレングリコールの添加によって染料を安定化する
のである。また、別の方法として、単離された染料を塩
酸中に懸濁し、この懸濁をもう一度濾過し、この濾過ケ
ーキを水酸化リチウムまたは適当なアミンたとえばアル
カノールアミンならびに所要量の水と混合することによ
っても製造することができる。さらにまた、LiOH、アン
モニアまたはアルカノールアミンの存在下でカップリン
グを実施し、そしてこの合成溶液を脱イオンする方法も
採用することができる。このような染料溶液はロジンお
よびミョウバンサイズ剤の存在下で紙パルプを染色する
のに適する。
上記の方法で得られた本発明による染料溶液は、遊離
酸の形の染料100部について、好ましくは、水を400乃至
900部、その他の助剤たとえば尿素、ε−カプロラクタ
ムまたはポリエチレングリコール等を0乃至200部、な
らびにpHを7乃至10の範囲に調整するために十分な量の
塩基を含有する。適当な塩基はNaOH、LiOH、アンモニア
または有機アミンたとえばアルカノールアミンである。
本発明による濃厚水溶液は−5℃までの貯蔵温度で安
定であり、紙の染色に好適であり、サイズ剤を使用した
場合も使用しない場合も、美しい青色を与える。
式(1)の染料に類似の染料は公知であるが、それら
公知染料を紙の染色に使用することはいまだ意図されて
いない。公知の青色紙染料と比較して、本発明による式
(1)の染料は向上されたカラー・イールドで紙を染色
することができるという特徴を有する。
以下、本発明をさらに実施例によって説明する。実施
例中の部およびパーセントは重量ベースである。
実施例1 1−アミノ−8−ナフトール−3,6−ジスルホン酸の
ナトリウム塩70.2部をpH7乃至8で水250部に溶解してカ
ップリング成分の溶液をつくる。つぎに、250部の水と5
5部の32%塩酸との混合物に4,4′−ジアミノ−2−メチ
ルアゾベンゼンの22.6部を入れ、0乃至5℃の温度で4
規定の亜硫酸ナトリウム溶液52容量部を添加してジアゾ
化する。このジアゾ溶液を、最初に調製したカップリン
グ成分の溶液に1時間かけて滴下する。この際、4規定
水酸化ナトリウム溶液を添加してpH価を8乃至9に保持
する。
塩化ナトリウムを用いて塩析して下記式の染料をナト
リウム塩の形で単離する。
この染料は、鮮明な青色に紙を染色する。濾過ケーキ
を直接液体調合物に加工することができる。紙に対する
着色特性は優秀である。特に紙に対する親和性は卓越し
ている。
実施例2 低塩分の遊離酸の形の実施例1の染料の200部を、水5
00部に入れて攪拌して均質化し、そして40℃の温度でジ
エタノールアミンの75部と尿素100部とを添加して溶解
する。この溶液を濾過によって清澄化する。濾液を室温
まで放冷し、そして1000部の水で稀釈する。これにより
液体調合物としての安定な染料溶液が得られる。
ジエタノールアミンの代りに、次の化合物を使用する
こともできる。
モノエタノールアミン、 トリエタノールアミン、 2−(2−アミノエトキシ)エタノール、 西独特許公開明細書第2061760号に開示されているポリ
グリコールアミン、 アンモニア、 テトラメチルアンモニウム水酸化物、 水酸化リチウムまたは炭酸リチウム。
実施例3 リチウム塩としての実施例1の染料の液体調合物の製
造: 1−アミノ−8−ナフトール−3,6−ジスルホン酸70.
2部を、pH価を7乃至8に調整するために十分な量の水
酸化リチウムを添加して、400部の水に溶解する。この
あと、この溶液に、実施例1で記載したテトラゾ成分を
5乃至10℃の温度において1時間かけて滴下する。この
間、3規定水酸化リチウム溶液を添加してpH価を8乃至
9に保持する。得られた染料溶液を常用条件下で公知の
膜を使用して逆浸透により脱イオン化し、そして600gま
で濃縮する。
以上により安定な染料溶液が得られる。所望の場合
は、この染料溶液の流動学的特性をアミド、たとえば尿
素またはε−カプロラクタムを約30乃至120gの量で添加
することにより変更することができる。
実施例4−55 実施例1乃至3に記載した方法で、ただし実施例1で
使用されたテトラゾ成分とカップリング成分とを次表の
第2欄および第3欄に記載したものに変更して操作を実
施して、さらに染料の液体調合物が製造された。これら
の染料は表の最後の欄に記載した色に紙を染色する。
実施例56 化学漂白した針葉樹亜硫酸パルプの70部と化学漂白し
たカンバ類の亜硫酸パルプ30部とを叩解機に入れ2000部
の水の中で叩解した。このパルプに、実施例2記載の染
料液2.5部を添加した。20分間混合した後、このパルプ
から紙を抄いた。得られた吸収紙は青色に染色されてい
た。廃水はほとんど無色であった。
実施例57 実施例1記載の染料粉末の0.5部を100部の温水に溶解
し、そしてこの溶液を室温まで放冷した。この溶液を、
あらかじめ叩解機に入れ2000部の水の中で叩解した化学
漂白亜硫酸パルプの100部に添加した。15分間良く攪拌
した後、ロジンサイズ剤と硫酸アルミニウムとを使用し
て常法によりサイジングを実施した。このパルプから製
造された紙は湿潤堅牢性が良好な青色に染色されてい
た。
実施例58 実施例1で得られた染料のナトリウム塩の97gを600ml
の水に入れて攪拌し、次いで50℃の温度でニトロベンゼ
ンの160ml、トリブチルアミンの81.4gおよび32%塩酸の
44mlを添加した。この混合物を70℃で攪拌し、染料が完
全に有機相に移るまで攪拌を続けた。水相を傾瀉し、有
機相を600mlの温水で2回洗った。つぎに、水300mlとト
リエタノールアミンの80.0gとを添加し、この混合物を
染料が完全に水相に移動してしまうまで85℃で攪拌を続
けた。この水相から水蒸気蒸留によってニトロベンゼン
とトリブチルアミンとの痕跡を除去した。安定な染料溶
液が得られた。有機相はさらに抽出するために直接使用
することができる。

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 [式中、 Rは水素、−OH、−NH2又は−NHR1を意味する(ここ
    で、R1は非置換であるか又はスルホで置換されたフェニ
    ルを意味する)、 X1及びX2は互いに独立的に水素、低級アルキル又はアル
    コキシを意味し、 Yは低級アルキル又はアルコキシを意味し、 Mは水素又は当価の無色の陽イオンを意味し、nは1又
    は2であり、そしてナフタレン環のα−位置の−OH基と
    β−位置のアゾ基とは互換可能であり、そして X1が水素であるとき、YとX2は同じでない] の染料を使用することを特徴とする紙の染色方法。
  2. 【請求項2】Rが水素、OH又はNH2である請求項1記載
    の染色方法。
  3. 【請求項3】各OH基がα−位置に存在し、そして各アゾ
    基がβ−位置に存在している請求項1記載の染色方法。
  4. 【請求項4】X1及びX2が互いに独立的に水素、メチル又
    はメトキシを意味し、そしてYがメチル又はメトキシを
    意味する請求項1乃至3のいずれかに記載の染色方法。
  5. 【請求項5】式 (式中、X1及びX2とYとは請求項1に記載した意味を有
    し、そしてMはNA 、Li 又はプロトン化C4−C6アルカ
    ノールアミンを意味する)の染料を使用する請求項1記
    載の染色方法。
  6. 【請求項6】式 (式中、 X1とX2が互いに独立的に水素、メチル又はメトキシ、 Y1がメチル又はメトキシ、 MはNa 、Li 又はプロトン化C4−C6アルカノールアミ
    ンを意味する)の染料を使用する請求項1記載の染色方
    法。
  7. 【請求項7】請求項1、5又は6のいずれかに記載の式 (1)、(2)又は(3)の染料を含有する紙の染色用
    の固体染料製剤。
  8. 【請求項8】式(1)、(2)又は(3)の染料を全溶
    液重量を基準にして10乃至30重量%含有している濃厚水
    溶液。
  9. 【請求項9】染料を20乃至30重量%含有している請求項
    8記載の濃厚水溶液。
  10. 【請求項10】染料がリチエム塩又はアルカノールアミ
    ン塩、好ましくはジエタノールアミン塩又はトリエタノ
    ールアミン塩の形である請求項8又は9記載の濃厚水溶
    液。
  11. 【請求項11】請求項7乃至10のいずれかに記載の固体
    染料製剤又は濃厚水溶液を使用して紙を染色する方法。
  12. 【請求項12】請求項1乃至7のいずれかに記載の方法
    によって染色された紙。
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