JP2552546Y2 - ルーフバルコニの床構造 - Google Patents
ルーフバルコニの床構造Info
- Publication number
- JP2552546Y2 JP2552546Y2 JP8650890U JP8650890U JP2552546Y2 JP 2552546 Y2 JP2552546 Y2 JP 2552546Y2 JP 8650890 U JP8650890 U JP 8650890U JP 8650890 U JP8650890 U JP 8650890U JP 2552546 Y2 JP2552546 Y2 JP 2552546Y2
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- floor
- stainless steel
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Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は住宅等の2階以上の階の階下屋根上に構成し
たルーフバルコニの床構造に関する。
たルーフバルコニの床構造に関する。
〈従来の技術〉 住宅等の2階以上の階の部屋には、第3図に示すよう
にその外側の階下屋根上にルーフバルコニ31を配置する
ことが多い。この場合、2階の床パネル32を1階外壁33
の外側に延設して、2階の外壁34の下部から、2階の床
パネル32の延設部分35上面に、合板を使用したルーフバ
ルコニパネル36を、水勾配を付けて形成する。この上面
を防水してメタルラスを張り、押さえモルタル層37施工
として水捌けを良くし、そして、手すり、ルーフドレイ
ン等を配置する構成のものが通例である。
にその外側の階下屋根上にルーフバルコニ31を配置する
ことが多い。この場合、2階の床パネル32を1階外壁33
の外側に延設して、2階の外壁34の下部から、2階の床
パネル32の延設部分35上面に、合板を使用したルーフバ
ルコニパネル36を、水勾配を付けて形成する。この上面
を防水してメタルラスを張り、押さえモルタル層37施工
として水捌けを良くし、そして、手すり、ルーフドレイ
ン等を配置する構成のものが通例である。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、前記従来のルーフバルコニ31の構成は
手慣れた工法を集めてはいるものの、施工後使用できる
までに長期間を必要とする難点を持っている。すなわち
前記押さえモルタル層37を形成して水捌けを良くするも
のの押えモルタル層37が硬化するまで使用できないこと
はもちろんのこと他の施工も出来ず、又特別な養生手段
を必要とするなど、いずれにおいても施工手間がかかっ
ている。
手慣れた工法を集めてはいるものの、施工後使用できる
までに長期間を必要とする難点を持っている。すなわち
前記押さえモルタル層37を形成して水捌けを良くするも
のの押えモルタル層37が硬化するまで使用できないこと
はもちろんのこと他の施工も出来ず、又特別な養生手段
を必要とするなど、いずれにおいても施工手間がかかっ
ている。
本考案は雨仕舞も良くかつ又施工後に直ちにバルコニ
ーを使用できるルーフバルコニの床構造を提供すること
を目的とする。
ーを使用できるルーフバルコニの床構造を提供すること
を目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 本考案に係るルーフバルコニの床構造は、階下屋根上
方に構成されたルーフバルコニの床構造であって、階上
床パネルを、ルーフバルコニの幅分外方向に延設して、
この延設部分に、正面から見て略中央を一段高い高面部
とし、該高面部の左右を水勾配を付した高さの低い低面
部とした木質パネルを設け、前記高面部と両低面部の上
面に各々ステンレス鋼板を張るとともに、前記高面部と
各低面部とがなす段差面に添って各ステンレス鋼板の継
ぎ目を配置したものであって、前記両低面部の外方先端
側に沿って夫々排水溝が形成され、該排水溝の各端部に
ルーフドレインが設けられて、前記高面部と両低面部の
ステンレス鋼板上面にはすのこが載置されたことを特徴
とするものである。
方に構成されたルーフバルコニの床構造であって、階上
床パネルを、ルーフバルコニの幅分外方向に延設して、
この延設部分に、正面から見て略中央を一段高い高面部
とし、該高面部の左右を水勾配を付した高さの低い低面
部とした木質パネルを設け、前記高面部と両低面部の上
面に各々ステンレス鋼板を張るとともに、前記高面部と
各低面部とがなす段差面に添って各ステンレス鋼板の継
ぎ目を配置したものであって、前記両低面部の外方先端
側に沿って夫々排水溝が形成され、該排水溝の各端部に
ルーフドレインが設けられて、前記高面部と両低面部の
ステンレス鋼板上面にはすのこが載置されたことを特徴
とするものである。
〈作用〉 階上の床パネルをルーフバルコニの幅分だけ外方に延
設して、ここでルーフバルコニの荷重を受ける。この床
パネル延設箇所の上面に配置する木質パネルは、後記ス
テンレス鋼板張り用の下地材になる。この木質パネルを
正面から見て略中央に高面部を、又その左右に、水勾配
を付した底面部を設けることで水勾配面を分割して正確
な雨仕舞施工ができる。その上ステンレス鋼板の継ぎ目
のはぜ継ぎ部を、高面部と各低面部とが成す段差面に添
って配置するので継ぎ目は載置されるすのこの押圧から
保護される。
設して、ここでルーフバルコニの荷重を受ける。この床
パネル延設箇所の上面に配置する木質パネルは、後記ス
テンレス鋼板張り用の下地材になる。この木質パネルを
正面から見て略中央に高面部を、又その左右に、水勾配
を付した底面部を設けることで水勾配面を分割して正確
な雨仕舞施工ができる。その上ステンレス鋼板の継ぎ目
のはぜ継ぎ部を、高面部と各低面部とが成す段差面に添
って配置するので継ぎ目は載置されるすのこの押圧から
保護される。
又両低面部の外方先端側に沿った排水溝は、すのこが
有っても水捌けが良く、雨水を滞留させることなくルー
フドレインを介して縦樋に雨水を流下させ得る。
有っても水捌けが良く、雨水を滞留させることなくルー
フドレインを介して縦樋に雨水を流下させ得る。
〈実施例〉 図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図に示すように、本実施例に係わるルーフバルコ
ニ1は、2階の部屋の窓2の外側の、1階屋根の相当位
置に配置する。このルーフバルコニ1の下部分は1階屋
根の本格施工を省略して、2階の床パネル3をルーフバ
ルコニ1の幅分の長さ、外側に延設して、ルーフバルコ
ニ1の荷重をこの延設部分4で受ける。そして延設部分
4の上面に木質パネル5を形成する。この木質パネル5
はステンレス鋼板10を張るための下地材として用いるも
のであり、第2図に示すようにルーフバルコニ1を外側
正面から見て、略中央を一段高くして高面部6とし、そ
の左右にはやや低い高さの低面部7,8にして各々に水勾
配を付している。このようにルーフバルコニ1全体を段
差部を設けて分割するのは、水勾配を正確に形成して排
水を迅速に行うためと、ステンレス鋼板10を張る時のは
ぜ継ぎ目を施工し易くし、かつ又、はぜ継ぎ目を保護す
るための処置である。
ニ1は、2階の部屋の窓2の外側の、1階屋根の相当位
置に配置する。このルーフバルコニ1の下部分は1階屋
根の本格施工を省略して、2階の床パネル3をルーフバ
ルコニ1の幅分の長さ、外側に延設して、ルーフバルコ
ニ1の荷重をこの延設部分4で受ける。そして延設部分
4の上面に木質パネル5を形成する。この木質パネル5
はステンレス鋼板10を張るための下地材として用いるも
のであり、第2図に示すようにルーフバルコニ1を外側
正面から見て、略中央を一段高くして高面部6とし、そ
の左右にはやや低い高さの低面部7,8にして各々に水勾
配を付している。このようにルーフバルコニ1全体を段
差部を設けて分割するのは、水勾配を正確に形成して排
水を迅速に行うためと、ステンレス鋼板10を張る時のは
ぜ継ぎ目を施工し易くし、かつ又、はぜ継ぎ目を保護す
るための処置である。
すなわち図例の如く、高面部6と底面部7,8との境を
段差面6a,6bとし、この段差面6a,6bに添ってステンレス
鋼板10のはぜ継ぎ目10a,10bを配置する。
段差面6a,6bとし、この段差面6a,6bに添ってステンレス
鋼板10のはぜ継ぎ目10a,10bを配置する。
これによりはぜ継ぎ部10a,10bは、高面部6、低面部
7,8上に載置されたスノコに直接押圧されない。
7,8上に載置されたスノコに直接押圧されない。
一方木質パネル5の両低面部7,8の外方先端側に沿っ
て夫々排水溝9a,9bを形成する。そして排水溝9a,9bの各
端部にはルーフドレイン11a,11bを装着し、これらに、
下方に配置してある縦樋12と連結する。木質パネル5の
高面部6上には、例えば木製のすのこ13を載置し、滑ら
ずに歩きやすくすると同時に、雨水が高面部6、底面部
7,8上のステンレス鋼板10に落ち、流れるようにしてい
る。特に両低面部7,8ではスノコ13との間に空間が形成
されるので水捌けが良い。
て夫々排水溝9a,9bを形成する。そして排水溝9a,9bの各
端部にはルーフドレイン11a,11bを装着し、これらに、
下方に配置してある縦樋12と連結する。木質パネル5の
高面部6上には、例えば木製のすのこ13を載置し、滑ら
ずに歩きやすくすると同時に、雨水が高面部6、底面部
7,8上のステンレス鋼板10に落ち、流れるようにしてい
る。特に両低面部7,8ではスノコ13との間に空間が形成
されるので水捌けが良い。
尚ルーフバルコニ1の外側周辺には従来同様に手すり
14が配置される。
14が配置される。
本実施例のルーフバルコニの床構造は以上のように構
成する。従って前記従来のもののように、モルタル層が
なく、施工後の養生は不要であり、直ちに使用できる。
その上低面部により雨水の水捌けも良く、かつ防水層で
あるステンレス鋼板の継ぎ目も保護される床構造とな
る。
成する。従って前記従来のもののように、モルタル層が
なく、施工後の養生は不要であり、直ちに使用できる。
その上低面部により雨水の水捌けも良く、かつ防水層で
あるステンレス鋼板の継ぎ目も保護される床構造とな
る。
〈考案の効果〉 本考案に係るルーフバルコニの床構造によれば、施工
が簡単で、施工後の養生期間が不要であり、施工後直ち
に使用可能である。
が簡単で、施工後の養生期間が不要であり、施工後直ち
に使用可能である。
そして雨仕舞いが完全で耐久性も十分な床構造とな
る。
る。
第1図は、一実施例に係るルーフバルコニの側面視縦断
面図、 第2図は、第1図のルーフバルコニのA−A線矢印方向
から見た縦断面図、 第3図は、従来のルーフバルコニの側面視縦断面図であ
る。 1……ルーフバルコニ,3……床パネル,4……延設部分,5
……木質パネル,6……高面部,6a,6b……段差面,7……低
面部,8……低面部,9a,9b……排水溝,10……ステンレス
鋼板,10a,10b……はぜ継ぎ目,11a,11b……ルーフドレイ
ン,13……すのこ。
面図、 第2図は、第1図のルーフバルコニのA−A線矢印方向
から見た縦断面図、 第3図は、従来のルーフバルコニの側面視縦断面図であ
る。 1……ルーフバルコニ,3……床パネル,4……延設部分,5
……木質パネル,6……高面部,6a,6b……段差面,7……低
面部,8……低面部,9a,9b……排水溝,10……ステンレス
鋼板,10a,10b……はぜ継ぎ目,11a,11b……ルーフドレイ
ン,13……すのこ。
Claims (1)
- 【請求項1】階下屋根上方に構成されたルーフバルコニ
の床構造であって、 階上床パネルを、ルーフバルコニの幅分外方向に延設し
て、この延設部分に、正面から見て略中央を一段高い高
面部とし、該高面部の左右を水勾配を付した高さの低い
低面部とした木質パネルを設け、 前記高面部と両低面部の上面に各々ステンレス鋼板を張
るとともに、前記高面部と各低面部とがなす段差面に添
って各ステンレス鋼板の継ぎ目を配置したものであっ
て、 前記両低面部の外方先端側に沿って夫々排水溝が形成さ
れ、 該排水溝の各端部にルーフドレインが設けられて、前記
高面部と両低面部のステンレス鋼板上面にはすのこが載
置されたことを特徴とするルーフバルコニの床構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8650890U JP2552546Y2 (ja) | 1990-08-17 | 1990-08-17 | ルーフバルコニの床構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8650890U JP2552546Y2 (ja) | 1990-08-17 | 1990-08-17 | ルーフバルコニの床構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0443601U JPH0443601U (ja) | 1992-04-14 |
JP2552546Y2 true JP2552546Y2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=31636064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8650890U Expired - Lifetime JP2552546Y2 (ja) | 1990-08-17 | 1990-08-17 | ルーフバルコニの床構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2552546Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-08-17 JP JP8650890U patent/JP2552546Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0443601U (ja) | 1992-04-14 |
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