JPS5934668Y2 - 階段 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は階段に関するものである。

一般に、建物の屋内に付設する階段は、その建物の建築
工事の初期の段階で施工し、工事中にこの階段を利用す
るため、従来の階段は表面の庇や汚れ防止用の入念な養
生が必要であった。

したがって、この考案の目的は、表面カバーなどの養生
工事が不要で施工が容易な階段を提供することである。

この考案の実施例を第１図ないし第４図に示す。

すなわち、この階段は、第１図に示すように一定間隔で
複数の切欠部１を設けた一対の側桁２・２と、踏み板主
材となる複数枚の受は板３，３′・・・と、この受は板
３，３′・・・の上面ないし前端部を覆うようにした断
面が略逆り字形の複数個の段板化粧材４．４′・・・と
からなり、第２図釦よび第３図のように側桁２，２′の
切欠部１に受は板３，３′・・・の両端を嵌入固定して
仮りの階段を形成し、第４図のようにその受は板３，３
′・・・の上面釦よび前端部を覆うように段板化粧材４
，４′・・・を接着接合して仕上げたものである。

なお、この段板化粧材４・４′・・・は単板と表面化粧
材とを積層し略り字形に屈曲成形した異形集成材を用い
ており、捷た、第１図にむいて逆り字形の水平部分５が
踏み板面を垂直部分６が蹴込み板面をそれぞれ形成する
のである。

このように構成したため、建築工事中の建物屋内にこの
階段を第２図トよび第３図で示す仮りの階段の状態で付
設し、工事中の階上と階下の連絡に通常の階段と同様に
使用した後、その建物の工事の終了段階で段板化粧材４
，４′・・・を受げ板３゜３′に接着接合することがで
き、その結果、踏み板面や蹴込み板面に疵や汚れを生じ
ることがなくなるため表面カバーなどの養生工事が不要
となり、施工が簡易化される。

なむ、この実施例においては段板化粧材４，４′・・・
を受げ板３，３′・・・に接着して接合したが釘やねじ
止めにより行ってもよく、捷た、この段板化粧材４，４
′・・・の垂直部分６で蹴込み板面を形成したがこれを
短縮して蹴込み板面を省略してもよい。

以上のように、この考案の階段は、一定間隔で複数の切
欠部を設けた一対の側桁と、その切欠部に両端を嵌合し
た複数枚の受は板と、この受は板の上面から前端部を覆
うように接合された断面が略逆り字形の段板化粧材とを
備えたため、養生工事が不要で施工が容易であるという
効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例の構成部品の斜視図、第２
図はその要部の組立手順を示す斜視図、第３図は同じく
その正面図、第４図はその組立状態における切欠斜視図
である。 １・・・切欠部、２，２′・・・側桁、 ４．４′・・・段板化粧材。 、３′・・・受は板、

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 長手方向に沿って一定間隔で複数の水平切欠部を設けた
   一対の側桁と、その水平切欠部に両端を嵌合固定した複
   数枚の受は板と、断面略逆り字形で自己の水平部分を前
   記受は板の上面に取着自在に接合するとともに自己の縦
   片上端を前記受は板の前端面に沿わせるとともに自己の
   縦片下端を下段管は板の後端面に取着自在に固定した段
   板化粧材とを備えた階段。