JP2551020B2 - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物

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JP2551020B2
JP2551020B2 JP62218316A JP21831687A JP2551020B2 JP 2551020 B2 JP2551020 B2 JP 2551020B2 JP 62218316 A JP62218316 A JP 62218316A JP 21831687 A JP21831687 A JP 21831687A JP 2551020 B2 JP2551020 B2 JP 2551020B2
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Description

【発明の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本発明は帯電防止効果の持続性、耐衝撃性、成形加工
性、耐薬品性の優れた熱可塑性樹脂組成物に関する。
b.従来技術 熱可塑性樹脂は軽量で成形加工性に優れ、自動車用部
品、電気製品など種々の分野に利用されている。
また、熱可塑性樹脂はその構造が有機化合物を母体と
するため、電気絶縁体であり、絶縁材料としては有効で
あるが、反面帯電した電気を漏洩することができず、表
面にほこりがついたり、電子機器関係においては、帯電
した電気が妨害を与えるという欠点を有する。
そこで、これらの帯電防止の手段としては、一般に帯
電防止剤、カーボンブラック、金属粉末を練り込む方法
が知られている。
熱可塑性樹脂に帯電防止剤を練り込む方法は、樹脂の
外観、加工性を損うことなく帯電防止の性能を付与させ
る方法として有効であるが、性能が充分でなく、例えば
表面固有抵抗値(以下RS値と略す)の上限は1011〜1012
Ωである。
また、帯電防止効果が持続しない、すなわち年月の経
過によりRS値が高くなってゆく欠点がある。
一方、カーボンブラック、金属粉末を練り込む方法は
充分な帯電防止性能(制電性)を付与させ、RS値で105
Ω以上にすることも容易に可能である。しかし、カーボ
ンブラックを用いた場合、樹脂が黒色に着色するので、
任意の色に着色できるという熱可塑性樹脂の特徴が大き
く阻害される。また、金属粉末を練り込む場合は、成形
加工性が低下し、成形樹脂表面の外観が損なわれ、耐衝
撃性などの物性が低下するという欠点を有している。
c.発明が解決しようとする問題点 以上のように帯電防止効果に持続性がない、耐衝撃
性、成形加工性が悪い等の問題点がある。
本発明者らは持続性のある帯電防止効果を有し、耐衝
撃性、成形加工性の優れた熱可塑性樹脂を提供すること
を目的として鋭意検討した結果、特定の官能基含有不飽
和化合物を共重合したマレイミド系共重合体樹脂および
/またはスチレン系共重合体樹脂と特定のポリアミドエ
ラストマー混合物に帯電防止剤、特定の無機アルカリ塩
類を配合することにより上記目的が効率的に達成される
ことを見出し本発明に到達した。
d.問題点を解決するための手段 すなわち、本発明は、 (A)ヒドロキシル基含有不飽和化合物、カルボキシル
基含有不飽和化合物、酸無水物基含有不飽和化合物、ア
ミノ基含有不飽和化合物およびエポキシ基含有不飽和化
合物から選ばれた少なくとも一種の官能基含有不飽和化
合物を共重合したマレイミド系共重合体樹脂および/ま
たはスチレン系共重合体樹脂 5〜97重量% (B)ポリアミドエラストマー 3〜95重量% からなり、かつ(A)と(B)の合計量中の官能基含有
不飽和化合物の含有量が0.5〜15重量%である樹脂組成
物100重量部に対して、 (C)帯電防止剤 0.2〜10重量部 (D)アルカリ金属の過塩素酸塩、アルカリ金属のチオ
シアン酸塩、アルカリ金属のハロゲン化物から選ばれる
少なくとも一種の無機アルカリ金属塩類 0.1〜5重量部 を配合してなる熱可塑性樹脂組成物を提供するものであ
る。
以下に本発明を具体的に説明する。
本発明で用いるマレイミド系共重合体樹脂は、ゴム質
重合体の存在下または不存在下に、マレイミド系化合
物、芳香族ビニル化合物および必要に応じてこれらと共
重合体可能な他の単量体を重合してなる共重合体であ
る。
上記ゴム質重合体としては、エチレン−プロピレンの
ランダム共重合体およびブロック共重合体、エチレン−
ブテンのランダム共重合体およびブロック共重合体など
のエチレンとα−オレフィンとの共重合体;エチレン−
メタクリレート、エチレン−ブチルアクリレートなどの
エチレンと不飽和カルボン酸エステルとの共重合体;エ
チレン−酢酸ビニルなどのエチレンと脂肪酸ビニルとの
共重合体;エチレン−プロピレン−エチリデンノルボル
ネン共重合体、エチレン−プロピレン−ヘキサジエン共
重合体などのエチレン−プロピレン−非共役ジエンタ−
ポリマー;ポリブタジエン、イソプレン、スチレン−ブ
タジエンのランダム共重合体およびブロック共重合体、
アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、ブタジエン−
イソプレン共重合体などのジエン系ゴム;ブチレン−イ
ソプレン共重合体などであり、これらは1種でも2種以
上を併せても用いることもできる。
これらのうち耐衝撃性などの点で好ましいゴム質重合
体は、エチレン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレ
ン−非共役ジエンタ−ポリマーおよびジエン系ゴムであ
る。さらに好ましくはポリブタジエンおよびスチレン−
ブタジエン共重合体であり、このスチレン−ブタジエン
共重合体中のスチレン含有率は50重量%以下であること
が好ましい。
ゴム質重合体の含有量は樹脂(a)中3〜35重量%が
好ましく、さらに好ましくは5〜35重量%、特に好まし
くは5〜33重量%である。3重量%未満では耐衝撃性が
悪く、35重量%を超えると成形加工性が悪く、加熱収縮
率も大きくなる。
本発明で用いるマレイミド系化合物としては、例えば
マレイミド、N−メチルマレイミド、N−エチルマレイ
ミド、N−フェニルマレイミド、N−o−クロルフェニ
ルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミドなどが挙
げられるが、特に好ましくはN−フェニルマレイミド、
N−o−クロルフェニルマレイミド、N−シクロヘキシ
ルマレイミドなどであり、これらは1種または2種以上
を併用してもよい。
芳香族ビニル化合物としては、スチレン、α−メチル
スチレン、メチルスチレン、ビニルキシレン、モノクロ
ルスチレン、ジクロルスチレン、モノブロムスチレン、
ジブロムスチレン、p−tert−ブチルスチレン、エチル
スチレン、ビニルナフタレン、o−メチルスチレン、p
−メチルスチレン、ジメチルスチレンなどであり、これ
らは1種でも2種以上を併せても用いることができる。
これらのうち好ましく用いられる芳香族ビニル化合物は
スチレンであり、2種以上の芳香族ビニル化合物を併用
する場合もスチレンを50重量%以上の割合で用いること
が好ましい。
その他の共重合可能な他の単量体としては、例えばア
クリロニトリル、メタクリロニトリルなどのシアン化ビ
ニル単量体、メチルメタクリレート、エチルメタクリレ
ートなどのメタクリル酸エステルなどが挙げられる。こ
れらは1種または2種以上で使用される。
これらのマレイミド系化合物以外の単量体の具体的な
組合わせとしては、以下に例示するものである。
スチレン スチレン−アクリロニトリル スチレン−メチルメタクリレート スチレン−アクリロニトリル−メチルメタクリレー
ト また、これらのスチレンの一部または全部をα−メチ
ルスチレンに置換えることで、耐熱性の高いマレイミド
共重合体を得ることができる。
さらに、スチレンの一部または全部をハロゲン化スチ
レンで置換えることにより、難燃性を付与することがで
きる。
ここで、マレイミド系化合物と芳香族ビニル化合物の
マレイミド系共重合体中の組成比は、重量比で70/30〜1
0/90、好ましくは60/40〜20/80の範囲である。マレイミ
ド系化合物が10重量%未満であると耐熱性が低く、70重
量%を超えると成形加工性が低下するため好ましくな
い。
また発明のマレイミド系重合体樹脂としては、ゴム質
重合体の存在下に樹脂成分となる単量体を重合して得ら
れるゴム変性グラフト樹脂と、ゴム質量合体の不存在下
に樹脂成分となる単量体を重合してなる樹脂との組成物
であってもよい。
本発明で用いるマレイミド系共重合体樹脂を得るため
の重合方法としては、塊状重合法、溶液重合法などが適
当であり、重合触媒、重合温度等は一般的なビニル単量
体のラジカル重合法で使用するものと同一とすることが
できる。
本発明で用いるスチレン系共重合体樹脂は、ゴム質重
合体の存在下または不存在下に、芳香族ビニル化合物、
ビニルシアン化合物および必要に応じてこれらと共重合
可能な他のビニル単量体からなる樹脂成分を重合してな
る樹脂である。
上記ゴム質重合体および芳香族ビニル化合物は、上記
マレイミド系共重合体樹脂において使用するものと同一
のものを使用できる。
ビニルシアン化合物は、アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリルなどであり、好ましくはアクリロニトリルで
ある。
芳香族ビニル化合物およびビニルシアン化合物と共重
合可能な他のビニル化合物としては、メチルアクリレー
ト、エチルアクリレート、プロピレンアクリレート、ブ
チルアクリレート、アミルアクリレート、ヘキシルアク
リレート、オクチルアクリレート、2−エチルヘキシル
アクリレート、シクロヘキシルアクリレート、ドデシル
アクリレート、オクタデシルアクリレート、フェニルア
クリレート、ベンジルアクリレートなどのアクリル酸の
アルキルエステル;メチルメタクリレート、エチルメタ
クリレート、プロピレンメタクリレート、ブチルメタク
リレート、アミルメタクリレート、ヘキシルメタクリレ
ート、オクチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメ
タクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、ドデシ
ルメタクリレート、オクタデシルメタクリレート、フェ
ニルメタクリレート、ベンジルメタクリレートなどのメ
タクリリル酸アルキルエステルなどが挙げられ、これら
は1種または2種以上を併せても用いることができる。
この共重合体可能な他のビニル単量体は、樹脂質構成成
分中に、好ましくは50重量%以下、さらに好ましくは20
重量%以下の割合で配合される。 本発明のスチレン
共重合体樹脂は、ゴム質重合体の存在下に樹脂成分の単
量体を重合させてなる樹脂と、ゴム質重合体の不存在下
に樹脂成分の単量体を重合させた樹脂との組成物であっ
てもよい。
上記スチレン系共重合体樹脂は、さらに具体的にはア
クリルニトリル−ブタジエンゴム−スチレン樹脂(ABS
樹脂)、アクリルニトリル−エチレンプロピレンゴム−
スチレン樹脂(AES樹脂)、アクリルニトリル−ブタジ
エンゴム−メタクリル酸メチル−スチレン(ABSM樹
脂)、アクリルニトリル−スチレン共重合体(AS樹
脂)、メタクリル酸メチル−スチレン共重合体(MS樹
脂)、ハイインパクトポリスチレン(HIPS)、アクリル
ニトリル−n−ブチルアクリレートゴム−スチレン樹脂
(AAS樹脂)などを挙げることができる。
本発明におけるマレイミド系共重合体樹脂またはスチ
レン系共重合体樹脂は、ヒドロキシル基、カルボキシル
基、酸無水物基、アミノ基またはエポキシ基などの官能
基を含有する不飽和化合物を共重合させることが必要で
ある。
ヒドロキシル基含有不飽和化合物としては、少なくと
も一個の不飽和結合(二重結合、三重結合)を有し、か
つヒドロキシル基を含有する化合物である。この代表的
なものとしては、二重結合を有するアルコール、三重結
合を有するアルコール、一価または二価の不飽和カルボ
ン酸と非置換二価アルコールとのエステル、該不飽和カ
ルボン酸の非置換三価アルコールとのエステル、非置換
四価アルコールとのエステルおよび非置換五価以上のア
ルコールとのエステルがあげられる。
本発明において使われるヒドロキシル系化合物のう
ち、好適なものの代表例としては、3−ヒドロキシ−1
−プロペン、4−ヒドロキシ−1−ブテン、シス−4−
ヒドロキシ−2−ブテン、トランス−4−ヒドロキシ−
2−ブテン、3−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロペ
ン、シス−5−ヒドロキシ−2−ペンテン、トランス−
5−ヒドロキシ−2−ペンテン、シス−1,4−ジヒドロ
キシ−2−ブテン、トランス−1,4−ジヒドロキシ−2
−ブテン、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート、3−ヒドロキシプロピ
ルアクリレート、3−ヒドロキシプロピルメタクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルクロトネート、2,3,4,5,6−
ペンタヒドロキシヘキシルアクリレート、2,3,4,5,6−
ペンタヒドロキシヘキシルメタクリレート、2,3,4,5−
テトラヒドロキシペンチルアクリレート、2,3,4,5−テ
トラヒドロキシペンチルメタクリレートがあげられる。
これらは1種または2種以上で使用される。
ここで使用されるカルボキシル基含有不飽和化合物と
しては、例えばアクリル酸、メタクリル酸、クロトン
酸、桂皮酸、イタコン酸、マレイン酸などがあり、好ま
しくはアクリル酸、メタクリル酸である。これらは1種
または2種以上で使用される。
酸無水物基含有不飽和化合物としては、無水マレイン
酸、無水イタコン酸、クロロ無水マレイン酸、無水シト
ラコン酸、ブテニル無水コハク酸、テトラヒドロ無水フ
タール酸などがあり、特に好ましくは不飽和酸無水物は
無水マレイン酸である。これらは1種または2種以上で
使用される。
アミノ基含有不飽和化合物としては、下記一般式 で表わされるアミノ基または置換アミノ基の少なくとも
1種を有するビニル系単量体であり、具体例としては、
アクリル酸アミノエチル、アクリル酸プロピルアミノエ
チル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル
酸アミノプロピル、メタクリル酸フェニルアミノエチル
およびメタクリル酸シクロヘキシルアミノエチルなどの
アクリル酸またはメタクリル酸のアルキルエステル系誘
導体類、N−ビニルジエチルアミンおよびN−アセチル
ビニルアミンなどのビニルアミン系誘導体類、アリルア
ミン、メタクリルアミンおよびN−メチルアクリルアミ
ンなどのアリルアミン系誘導体類、アクリルアミドおよ
びN−メチルアクリルアミドなどのアクリルアミド系誘
導体およびp−アミノスチレンなどのアミノスチレン類
などが用いられる。なかでもアリルアミン、メタクリル
酸アミノエチル、メタクリル酸アミノプロピルおよびア
ミノスチレンなどが、工業的規模で経済的に入手できる
ことから、特に好ましく用いられる。これらのアミノ基
または置換アミノ基含有不飽和化合物は1種または2種
以上で使用される。
エポキシ基含有不飽和化合物としては、分子中にオレ
フィンおよびエチレン系不飽和化合物と共重合しうむ不
飽和基と、エポキシ基をそれぞれ有する化合物である。
具体的にはグリシジルアクリレート、グリシジルメタ
クリレート、イタコン酸グリシジルエステル類、ブテン
カルボン酸エステル類、アクリルグリシジルエーテル、
2−メチルアクリルグリシジルエーテル、スチレン−p
−グリシジルエーテル、3,4−エポキシブテン、3,4−エ
ポキシ−3−メチル−1−ブテン、3,4−エポキシ−1
−ペンテン、3,4−エポキシ−3−メチルペンテン、5,6
−エポキシ−1−ヘキセン、ビニルシクロヘキセンモノ
オキシド、p−グリシジルスチレンなどが挙げられる。
これらは1種または2種以上が使用できる。
好ましい官能基含有不飽和化合物としては、ヒドロキ
シル基含有不飽和化合物である。ヒドロキシル基含有不
飽和化合物として好ましいのは、ヒドロキシスチレン、
アクリル酸−2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸−2
−ヒドロキシエチル、アクリル酸−2−ヒドロキシプロ
ピル、メタクリル酸−2−ヒドロキシプロピルなどが挙
げられ、特に好ましくはメタクリル酸−2−ヒドロキシ
エチルである。
マレイミド系共重合体樹脂またはスチレン系共重合体
樹脂に官能基含有不飽和化合物を共重合させる場合、各
重合体において共重合させる部分として (1) ゴム質重合体 (2) グラフト重合体のグラフト層 (3) 非グラフトスチレン系重合体 が挙げられるが、好ましくは(2)または(3)であ
り、さらに好ましくは(3)である。
マレイミド系共重合体樹脂またはスチレン系共重合体
樹脂などの樹脂(a)に官能基含有不飽和化合物を付加
させる他の方法としては、官能基含有不飽和化合物の存
在下に樹脂(a)あるいは樹脂(a)とポリアミドエラ
ストマーを溶融混練りする方法がある。なお、この溶融
混練時、過酸化物を使用することもできる。
上記官能基含有不飽和化合物の本発明の熱可塑性樹脂
組成物中における含有量は0.5〜15重量%、好ましくは
1〜10重量%である。0.5重量%未満では耐衝撃性が向
上しないため好ましくない。また15重量%を超えると成
形加工性が低下するため好ましくない。
上記マレイミド系共重合体樹脂またはスチレン系共重
合体樹脂の製造方法としては、上記ゴム質重合体の存在
下に、上記単量体を乳化重合、溶液重合、塊状重合、懸
濁重合することなどが挙げられる。また使用する重合開
始剤、分子量調節剤、乳化剤、分散剤、溶媒などは、通
常用いられるものをそのまま用いることができる。好ま
しい方法として、乳化重合によって得られたゴム質重合
体の存在下または不存在下に、単量体、追加の乳化剤、
単量体、重合開始剤を用いて、30〜150℃、1〜15時
間、−1.0〜5kg/cm2の条件下で重合して得られたグラフ
ト体と、乳化重合もしくは溶液重合により得られたマレ
イミド系共重合体樹脂またはスチレン系共重合体樹脂を
混合する方法がある。
本発明に用いるポリアミドエラストマー(b)として
は、ハードセグメントとしての炭素数が6以上のアミノ
カルボン酸またはラクタムもしくはm+n≧12のナイロ
ンmn塩(X)、およびソフトセグメントとしては、ポリ
オール、具体的にはポリ(アルキレンオキシド)グリコ
ール(Y)から構成され、かつ全共重合体(b)中に占
める(X)成分の比率が95〜10重量%、好ましくは90〜
20重量%、さらに好ましくは80〜30重量%のものであ
る。全共重合体(b)中に占める(X)成分の比率が95
重量%を超えると柔軟性が劣り、10重量%未満であると
耐薬品性が劣るため、好ましくない。
上記炭素数が6以上のアミノカルボン酸またはラクタ
ムもしくはm+n≧12のナイロンmn塩(X)としては、
ω−アミノカプロン酸、ω−アミノエナント酸、ω−ア
ミノカプリル酸、ω−アミノベルゴン酸、ω−アミノカ
プリン酸、11−アミノウンデカン酸、12−アミノドデカ
ン酸などのアミノカルボン酸あるいはカプロラクタム、
ラウロラクタムなどのラクタムやナイロン6・6、6・
10、6・12、11・6、11・10、11・12、12・6、12・1
0、12・12などのナイロン塩が挙げられる。
ポリ(アルキレンオキシド)グリコール(Y)として
は、ポリエチレングリコール、ポリ(1,2および1,3プロ
ピレンオキシド)グリコール、ポリ(テトラメチレンオ
キシド)グリコール、ポリ(ヘキサメチレンオキシド)
グリコール、エチレンオキシドとプロピレンオキシドの
ブロックまたはランダム共重合体、エチレンオキシドと
テトラヒドロフランのブロックまたはランダム共重合体
などが挙げられる。これらの平均分子量は500〜3000で
ある。
本発明では、ポリ(アルキレンオキシド)グリコール
の両末端をアミノ化またはカルボキシル化しても良い。
(X)成分と(Y)成分の結合は、(b)成分の末端
基に応じてエステル結合またはアミド結合が考えられ
る。結合に応じてジカルボン酸やジアミンなどの第3成
分を用いることができる。
具体的な合成法としては、例えば特公昭56−45419、
特開昭55−133424などに開示されている方法を使用する
ことができる。
ジカルボン酸としては、炭素数4〜20のものであり、
例えばテレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、ナフタ
レン−2,6−ジカルボン酸、ナフタレン−2,7−ジカルボ
ン酸、ジフェニル−4,4−ジカルボン酸、ジフェノキシ
エタンジカルボン酸、3−スルホイソフタル酸ナトリウ
ムのような芳香族ジカルボン酸、1,4−シクロヘキサン
ジカルボン酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、ジ
シクロヘキシル−4,4−ジカルボン酸のごとき脂環族ジ
カルボン酸およびこはく酸、シュウ酸、アジピン酸、セ
バシン酸、ドデカンジカルボン酸のごとき脂肪族ジカル
ボン酸を挙げることができる。
ジアミンとしては、芳香族、脂環族、脂肪族ジアミン
が用いられる。具体的には、脂肪族ジアミンとしては、
ヘキサメチレンジアミンが考えられる。
官能基含有不飽和化合物を共重合したマレイミド系共
重合体樹脂および/またはスチレン系共重合体樹脂
(A)とポリアミドエラストマー(B)の混合比は97/3
〜5/95(重量%比)である。好ましくは95/5〜10/90
(重量%比)、さらに好ましくは90/10〜10/90(重量%
比)である。ポリアミドエラストマーが10重量%以上で
あると、耐熱性、耐衝撃性、成形加工性および耐薬品性
が一段とすぐれた組成物が得られる。ポリアミドエラス
トマーが3重量%未満の場合は、成形加工性および耐薬
品性がよくない。また95重量%を超えると耐熱性および
耐衝撃性が低下する。
次に、本発明で用いる無機アルカリ金属塩について述
べる。無機アルカリ金属としてはLi、Na、K、Rb、Cs、
Frが例記され、好ましくはLi、Na、Kである。
一方、これらのアルカリ金属と塩を形成する相対酸
は、過塩素酸、チオシアン酸、ハロゲン化水素のいずれ
かであり、好ましくはチオシアン酸である。これらの具
体例としては、LiClO、KClO、KaClO、LiSCN、NaSCN、KS
CN、KCl、NaCl、LiClなどが挙げられ、さらにアルカリ
金属塩として好ましいのはチオシアン酸カリ(KSCN)、
チオシアン酸ナトリウム(NaSCN)が挙げられる。
アルカリ金属塩は単独あるいは2種以上を組み合せて
使用することができるが、その総量は(A)と(B)成
分とからなる熱可塑性樹脂100重量部に対し0.1〜5重量
部、好ましくは0.5〜5重量部、さらに好ましくは0.5〜
20重量部である。0.1重量部未満の場合は帯電防止効果
が充分に発揮されず、一方5重量部を超える場合は成形
加工性の低下、成形外観の低下を起す。
樹脂組成物(A)、(B)とアルカリ金属塩との混合
物に帯電防止剤を併用することにより、さらに優れた帯
電防止効果を有する樹脂組成物が得られる。
添加する帯電防止剤は通常使用されているものが利用
できるが、親水性基と疏水性基とを有する界面活性剤型
の帯電防止剤が好ましく、例えば、アルキルサルフェー
ト、アルキルアリルサルフェート、アルキルアシッドホ
スフェート、アルキルホスフェートなどで代表されるア
ニオン型帯電防止剤;アミン中和塩、第四級アンモニウ
ム塩、錯イオン性塩などで代表されるカチオン型帯電防
止剤;ペタイン、スルフォペタイン、重金属塩などで代
表される両性イオン型帯電防止剤;アルキルアミン脂肪
酸中和物などで代表されるアニオン、カチオン中和型帯
電防止剤;ソルビタン脂肪酸エステル、モノグリセリ
ド、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキ
シアルキレンアルキルアミン、トリアルキルホスフェー
トなどで代表される非イオン型帯電防止剤;アミンオキ
シド、ビスグリセリルボレートモノアルキレートで代表
される半極性型帯電防止剤が挙げられる。
また、以上例示した帯電防止剤のうち、特に好ましい
のは下記の式〔1〕で示すポリオキシアルキレン基含有
アルキルアミン および/または式〔2〕で示すナトリウムアルキルサル
フェートである; RSO3Na 〔2〕 上記式〔1〕、〔2〕ともにアルキル基の炭素数が3
未満の場合は、熱可塑性樹脂との相溶性が低下し、成形
不良、物性低下などを起す一方、30を超える場合には制
電性が充分でない。
また、式〔1〕においてオキシアルキレン基のR1、R2
−CH2CH2−の方が好ましい。またオキシアルキレン基の
付加モル数(m、n)が10を超える場合は制電性が充分
でない。
帯電防止剤の使用量は(A)と(B)成分とからなる
熱可塑性樹脂100重量部に対し0.2〜10重量部、好ましく
は0.5〜10重量部であり、さらに好ましくは0.5〜3重量
部である。10重量部を超える場合は耐衝撃性、耐熱性、
耐薬品性の低下を起こす。
本発明組成物の(A)〜(D)成分の混合には通常の
方法が用いられる。例えばミキサーで各成分を混合した
のち、押出機にて200〜280℃で溶融混練して造粒する。
さらに簡単には、各成分を直接成形機内で溶融混練し
て成形することができる。
本発明の組成物には酸化防止剤、例えば2,6−ジ−t
−ブチル−4−メチルフェノール、2−(1−メチルシ
クロヘキシル)−4,6−ジメチルフェノール、2,2−メチ
レン−ビス−(4−エチル−6−t−ブチルフェノー
ル)、4,4′−チオビス−(6−t−ブチル−3−メチ
ルフェノール)、ジラウリルチオジプロピオネート、ト
リス(ジ−ノニルフェニル)ホスファイト、ワックス;
紫外線吸収剤、例えばp−t−ブチルフェニルサリシレ
ート、2,2′−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェ
ノン、2−(2′−ヒドロキシ−4′−n−オクトキシ
フェニル)ベンゾトリアゾール;滑剤、例えばパラフィ
ンワックス、ステアリン酸、硬化油、ステアロアミド、
メチレンビスステアロアミド、n−ブチルステアレー
ト、ケトンワックス、オクチルアルコール;ラウリルア
ルコール、ヒドロキシステアリン酸トリグリセリド;難
燃剤、例えば酸化アンチモン、水酸化アルミニウム、ほ
う酸亜鉛、トリクレジルホスフェート、トリス(ジクロ
ロプロピル)ホスフェート、塩素化パラフィン、テトラ
ブロモブタン、ヘキサブロモベンゼン、テトラブロモビ
スフェノールA;帯電防止剤、例えばステエロアミドプロ
ピルジメチル−β−ヒドロキシエチルアンモニウムニト
レート;着色剤、例えば酸化チタン、カーボンブラッ
ク;充填剤、例えば炭酸カルシウム、クレー、シリカ、
ガラス繊維、ガラス球、カーボン繊維;顔料などを必要
に応じて添加することができる。
e.実施例 次に、実施例を挙げて、本発明をさらに具体的に説明
するが、以下の文中の部および%は、重量部および重量
%を示す。
製造例1 撹拌機および温度計を備えた10オートクレーブを用
い、トルエン60部および表−1に示した各成分を表−1
の割合で添加し、常温で十分に撹拌して均一溶液にす
る。そののち、温度を上昇させ、反応器の内部温度が10
0℃になったときにジクミルパーオキサイド0.25部をト
ルエン10部に溶解した溶液を添加し、重合を開始させ
た。重合温度を120℃に保持して重合させたところ、重
合開始後8時間で収率はほぼ100%に達した。
得られた重合体溶液を水中に投じ、これにスチームを
通じて溶媒および残モノマーを除去した。
溶媒およびモノマーを除去した重合体を粉砕、乾燥し
表−1に示す試料を得た。
製造例2 ポリアミドエラストマー PAE−A、Bを、それぞれラ
ウリルラクタム40重量%、73重量%、ポリテトラヒドロ
フラン46重量%、23重量%、ドデカンジカルボン酸14重
量%、4重量%として合成した。
その特性を表−2に示す。
実施例1〜10、比較例1〜10 表−3に示す各成分を、50mm押出機で温度250℃で溶
融混練してペレットを作成した。このペレットを用い、
JIS K7210を準拠してメルトフローインデックス(測定
条件:220℃、10kg)を測定した。
また上記ペレットより5oz射出成形機(東芝(株)製I
S−125A)を用いて成形温度220℃で成形して試験片を作
成し、アイゾット衝撃強度(ASTM D256、1/4″ノッチ
付、23℃)を測定した。
また、試験片(1/2″×1/2″×5″)で熱変形温度
(ASTM D648、18.6kg/cm2)を測定し、耐熱性の指標と
した。
さらに、試験片(1/8″×1/2″×5″)に歪み率1%
の定歪を加え、たわみの部分にジオクチルフタレート
(DOPを略す)を塗布し、23℃で放置して破断に至るま
での時間を測定し、耐薬品性の指標とした。
1oz射出成形機を用いて試験片(直径4インチ)を作
成し、相対温度50%で成形後24時間状態調節したのち、
また1ヶ月放置後洗剤で洗除後、横河−Hewlett Packar
d社製4329A型抵抗測定機を用いて試験片の表面固有抵抗
(RS)を測定した。
f.発明の効果 以上から明らかなごとく、本発明によれば帯電防止効
果に持続性があり、耐衝撃性、成形加工性、耐薬品性の
優れた熱可塑性樹脂組成物を提供することができ、得ら
れた熱可塑性樹脂組成物は、各種の物性のバランスが高
水準にあり、最近の厳しい品質要求に応用できる優れた
樹脂材料である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 77/00 LQS C08L 77/00 LQS (72)発明者 山元 友治 東京都中央区築地2丁目11番24号 日本 合成ゴム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−22844(JP,A) 特開 昭60−221459(JP,A) 特開 昭60−170646(JP,A) 特開 昭60−206866(JP,A)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)ヒドロキシル基含有不飽和化合物、
    カルボキシル基含有不飽和化合物、酸無水物基含有不飽
    和化合物、アミノ基含有不飽和化合物およびエポキシ基
    含有不飽和化合物から選ばれた少なくとも一種の官能基
    含有不飽和化合物を共重合したマレイミド系共重合体樹
    脂および/またはスチレン系共重合体樹脂5〜97重量% (B)ポリアミドエラストマー 3〜95重量% からなり、かつ(A)と(B)の合計量中の官能基含有
    不飽和化合物の含有量が0.5〜15重量%である樹脂組成
    物100重量部に対して、 (C)帯電防止剤 0.2〜10重量部 (D)アルカリ金属の過塩素酸塩、アルカリ金属のチオ
    シアン酸塩、アルカリ金属のハロゲン化物から選ばれる
    少なくとも一種の無機アルカリ金属塩類0.1〜5重量部 を配合してなる熱可塑性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】官能基含有不飽和化合物がヒドロキシル基
    含有不飽和化合物、カルボキシル基含有不飽和化合物で
    ある特許請求の範囲第(1)項記載の熱可塑性樹脂組成
    物。
  3. 【請求項3】マレイミド系共重合体樹脂が、ゴム質重合
    体の存在下または不存在下に、官能基含有不飽和化合
    物、マレイミド系化合物および芳香族ビニル化合物を主
    成分とする単量体を共重合した重合体であることを特徴
    とする特許請求の範囲第(1)項記載の熱可塑性樹脂組
    成物。
  4. 【請求項4】スチレン系共重合体樹脂が、ゴム質重合体
    の存在下または不存在下に、官能基含有不飽和化合物、
    芳香族ビニル化合物、シアン化ビニル化合物および必要
    に応じてこれらの共重合可能な他のビニル化合物からな
    る単量体を共重合した重合体であることを特徴とする特
    許請求の範囲第(1)項記載の熱可塑性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】無機アルカリ金属塩がチオシアン酸カリウ
    ムおよび/またはチオシアン酸ナトリウムである特許請
    求の範囲第(1)項記載の熱可塑性樹脂組成物。
  6. 【請求項6】帯電防止剤が親水性基と疎水性基とを有す
    る界面活性剤型帯電防止剤である特許請求の範囲第
    (1)項記載の熱可塑性樹脂組成物。
  7. 【請求項7】帯電防止剤が次式(A−1) (式中、Rは炭素数3〜30のアルキル基であり、R1、R2
    はそれぞれ−CH2CH2−または−CH2−CH2−CH2−であ
    り、m、nは1〜10の整数である。)で表されるポリオ
    キシアルキレン基含有アルキルアミンおよび/または式
    (A−2) RSO3Na (A−2) (式中、Rは炭素数3〜30のアルキル基である。) で表されるナトリウムアルキルサルフェートである特許
    請求の範囲第(1)項記載の熱可塑性樹脂組成物。
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