JP2550973Y2 - 立軸案内軸受装置 - Google Patents

立軸案内軸受装置

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JP2550973Y2
JP2550973Y2 JP1991075375U JP7537591U JP2550973Y2 JP 2550973 Y2 JP2550973 Y2 JP 2550973Y2 JP 1991075375 U JP1991075375 U JP 1991075375U JP 7537591 U JP7537591 U JP 7537591U JP 2550973 Y2 JP2550973 Y2 JP 2550973Y2
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JP
Japan
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bearing
oil tank
oil
cooling
fluid
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JP1991075375U
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健太郎 藤田
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Ebara Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

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  • Hydraulic Turbines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、立軸ポンプ又は水車等
の回転流体機械に用いられる立軸案内軸受装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】立軸ポンプ又は水車等の流体機械の軸受
として、従来、油自蔵型の自己潤滑式軸受が用いられて
いる。図3は、この種従来例を示す立軸プロペラ水車の
要部断面図である。図において、回転軸1は、軸受2に
よって半径方向に支持され、該軸受2は、上カバー8上
に取付けられ且つ下部に油槽3を形成した軸受ハウジン
グに固定されている。上記油槽3には、コイル状の冷却
管4が配設され、該冷却管4に冷却水を流して、油槽3
内の油を冷却するようになっている。なお、図中、5は
回転軸1の下端部に取付けられたプロペラ翼、9はケー
シングである。
【0003】運転時、軸1の回転により、油槽3内の油
は、該軸の回転による自己粘性ポンプ作用によって、軸
受2の下端から、矢印イに示すように軸受摺動面2aに
入り、該軸受を潤滑、冷却して上端部から、矢印ロに示
すように排出され、開口2bを経て該油槽3に戻り、再
び軸受摺動面2aに入って循環する。この間、軸受の発
生熱は、上記循環する油によって油槽3内の油に伝達さ
れ、該油槽3内に油は、冷却管4を流れる冷却水によっ
て冷却されるようになっている。
【0004】図4は、他の従来例を示すフランシス水車
の要部断面図である。図において、回転軸1は軸受2に
よって半径方向に支持され、該軸受2は、水車の上カバ
ー8に取付けられ且つ下部に軸受油槽3を設けた軸受ハ
ウジングに固定されている。該軸受油槽3の底部は、回
転軸1の下端部に取付けられたランナ5aの裏側室5b
と、開口6aを介して連通している上カバー8と一体の
流体室6と接している。
【0005】運転時、軸1の回転により、油槽3内の油
は、主軸受2の下端から、矢印イに示すように軸受摺動
面2aに入り、上端部から油槽2の上方に矢印ロのよう
に排出され、開口2bを経て該油槽3の下方に戻り、再
び軸受摺動面2aに入って循環する。この間、軸受の発
生熱は、上記循環する油によって油槽3内の油に伝達さ
れ、該油槽3内の油は、上カバー8に連接された流体室
6を介して冷却されるようになっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記した従来例の立軸
プロペラ水車(図3)においては、運転時、軸受の発生
熱は油槽内の油に伝達され、該油槽3内の油を冷却する
ために、冷却管4を流れる冷却水には井戸水、河川水等
を用いているが、これを濾過して循環するために大がか
りな給水システムが必要である。特に最近では、きれい
な水の確保が困難になってきており、また、機器の簡素
化の要求の高まりから、給水システムの省略が強く望ま
れている。
【0007】また、上記した従来例のフランシス水車
(図4)においては、軸受の発生熱を冷却するための油
槽の一部を、流体室6を介して上カバー8に接するよう
にしているが、軸受部の油槽3の大きさの制限から油槽
3と上カバー8との接触面(冷却面)は広くできない
し、また流体室6内の水が十分循環しないことなどか
ら、冷却効果は著しく低いという問題点があった。
【0008】本考案は、上記した従来技術の問題点を解
決し、軸受油槽の油の冷却を、何らの外部装置を必要と
せず、自己の内部を流れる流体によって行ない、外部か
らの冷却水を不用とした立軸案内軸受装置を提供するこ
とを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案は、ポンプ又は水車等の流体機械におい
て、回転軸を支える軸受に付属して設けられた軸受部
槽と、該軸受部油槽とは別個に当該流体機械内を流れる
流体に接する部分に設けられた第2の冷却用油槽とを、
循環用通路で連通させ、軸の回転による自己粘性ポンプ
作用により上記軸受から出た油を上記流体に接する第2
冷却用油槽に導き、該油の冷却を当該流体機械内を流
れる流体によって行なうように構成したことを特徴とし
ている。
【0010】
【作用】本考案は上記のように構成されているので、運
転時、回転軸を支える軸受に発生する熱は、該軸受に付
属して設けられた軸受部油槽内の油に伝達され、該熱を
伝達された油は、流体に接する第2の冷却用油槽に循環
通路を経て導かれ、ここで当該流体機械内を流れる流
体によって冷却され、該冷却された油は再び元の軸受部
油槽に戻り、このようにして油の循環作用が行われる。
なお、この油の循環は、軸の回転による自己粘性ポンプ
作用によって行われる。
【0011】また、上記第2の冷却用油槽は、軸受の外
側にあるため、冷却面は軸受とは関係なく広くすること
ができるし、また冷却面をこれに沿って流れる流体によ
って冷却するので、大きな冷却効果が期待できる。
【0012】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面と共に説明す
る。図1は、本考案の一実施例を示す軸受装置を備えた
プロペラ水車の要部断面図であって、図中、図3に記載
した符号と同一の符号は同一ないし同類部分を示すもの
とする。
【0013】図において、回転軸1は主軸受12によっ
て半径方向に支持され、該主軸受12は、上カバー8に
取付けられ下部に油槽13を設けた軸受ハウジングに固
定されている。上記主軸受12の上端部より上方に位置
する上記軸受ハウジングの側方部及び軸受油槽13の
下部は、それぞれ、上カバー8上に当該水車内を流れる
流体Aと接するように設けられた第2の冷却用油槽15
に、循環用パイプ16及び17を介して連通されてい
る。なお、図中、5はプロペラ翼、9はケーシングであ
る。
【0014】上記のように構成されているので、運転
時、回転軸1の回転により、軸受部油槽13内の油は、
軸1の回転による自己粘性ポンプ作用によって、軸受1
2の下端から、矢印イに示すように軸受摺動面12aに
入り、該軸受12を潤滑、冷却して上端部から軸受部
槽13の上方へ、矢印ロに示すように排出され、該排出
された油は、上方のパイプ16を経て、上カバー8上の
第2の冷却用油槽15に導かれる。上記第2の冷却用
槽15は、上カバー8を底面として利用するように該上
カバー8に接して設けられているので、該第2の冷却用
油槽15内の油は、該上カバー内を流れる流体Aによっ
て効率よく冷却される。そして該冷却された油は、下方
のパイプ17を経て元の軸受部油槽13内に戻される。
【0015】この実施例によれば、第2の冷却用油槽1
5は、軸受12の外側に別個に設けられているので、冷
却面は軸受12とは関係なく広くすることができ、また
流れる流体によって冷却するので、大きな冷却効果が期
待できる。また、この軸受では、油の循環も軸の回転に
よる自己粘性ポンプ作用によって行なっているので、外
部給水システムを全く用いないで軸受の冷却を行なうこ
とができる。
【0016】図2は、本考案の他の実施例を示す軸受装
置を備えたフランシス水車の要部断面図であって、図
中、図4に記載した符号と同一の符号は同一ないし同類
部分を示すものとする。この実施例では、回転軸1を半
径方向に支持する主軸受22に付属して設けられた軸受
油槽23は、水車の上カバー8上に支持されており、
一方、第2の冷却用油槽25は、渦巻状ケーシング9上
に、該ケーシング9内を流れる流体Aに接するようにし
て設置され、上記軸受部油槽23の上部室と該第2の
却用油槽25の上面とは、循環用パイプ26で連通さ
れ、また上記軸受部油槽23の底部と該第2の冷却用
槽25の側面とは、循環用パイプ27で連通されてい
る。
【0017】この実施例によれば、水車運転に伴う軸受
の発生熱を伝達する軸受部油槽23内の油は、水車の渦
巻ケーシング9内を流れる流体Aに接して常時冷却され
ている第2の冷却用油槽25内で冷却される。しかも、
該第2の冷却用油槽25は主軸受22とは別個に設けら
れているため、該第2の冷却用油槽25の冷却面は該軸
受22とは関係なく広くできるので、大きな冷却効果が
期待できる。
【0018】なお、上記した実施例において、本考案に
係る軸受装置を水車に用いた構造について説明したが、
立軸ポンプにも同様に適用できることは勿論であり、ま
た流体変速機等他の回転流体機械に用いることも可能で
ある。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
ポンプ又は水車等の流体機械において、回転軸を支える
軸受に付属して設けられた軸受部油槽と、該軸受部油槽
とは別個に当該流体機械内を流れる流体に接する部分に
設けられた第2の冷却用油槽とを、循環用通路で連通さ
せ、軸の回転による自己粘性ポンプ作用により上記軸受
から出た油を上記流体に接する第2の冷却用油槽に導
き、該油の冷却を当該流体機械内を流れる流体によって
行なうように構成したことにより、(i)何らの外部給
水システム等の外部装置を一切必要とせず、且つ自己粘
性ポンプ作用により、油槽内の油を攪拌することなく軸
受で生じた熱により温度の高くなった油を効果的に第2
の冷却用油槽に導くことができ、(ii)第2の冷却用
槽を軸受の外側に別個に設けることができ、従ってその
冷却面積を主軸受とは関係なく広くすることが可能で、
且つ冷却面をこれに沿って流れる流体によって冷却する
ので、大きな軸受効果を得ることができる。
【0020】また、軸受油槽内の油の冷却を、自己の流
体機械の内部を流れる流体によって行なうので、外部か
らの冷却水が不要となり、給水システムが省略できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す軸受装置を備えたプロ
ペラ水車の要部断面図である。
【図2】本考案の他の実施例を示す軸受装置を備えたフ
ランシス水車の要部断面図である。
【図3】従来例を示すプロペラ水車の要部断面図であ
る。
【図4】従来例を示すフランシス水車の要部断面図であ
る。
【符号の説明】
1 回転軸 8 上カバー 9 ケーシング 12,22 軸受 13,23 軸受部油槽 15,25 第2の冷却用油槽 16,17,26,27 パイプ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ又は水車等の流体機械において、
    回転軸を支える軸受に付属して設けられた軸受部油槽
    と、該軸受部油槽とは別個に当該流体機械内を流れる流
    体に接する部分に設けられた第2の冷却用油槽とを、
    環用通路で連通させ、軸の回転による自己粘性ポンプ作
    用により上記軸受から出た油を上記流体に接する第2の
    冷却用油槽に導き、該油の冷却を当該流体機械内を流れ
    る流体によって行なうように構成したことを特徴とする
    立軸案内軸受装置。
JP1991075375U 1991-09-19 1991-09-19 立軸案内軸受装置 Expired - Lifetime JP2550973Y2 (ja)

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JPH0530500U JPH0530500U (ja) 1993-04-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5981658A (ja) * 1982-10-30 1984-05-11 Ricoh Co Ltd 複写機管理装置
JPS6267298A (ja) * 1985-09-18 1987-03-26 Hitachi Ltd スラストベアリングの冷却装置

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JPH0530500U (ja) 1993-04-23

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