JP2000337361A - 縦軸回転機用案内軸受装置 - Google Patents

縦軸回転機用案内軸受装置

Info

Publication number
JP2000337361A
JP2000337361A JP11142803A JP14280399A JP2000337361A JP 2000337361 A JP2000337361 A JP 2000337361A JP 11142803 A JP11142803 A JP 11142803A JP 14280399 A JP14280399 A JP 14280399A JP 2000337361 A JP2000337361 A JP 2000337361A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skirt
oil
lubricant
lubricating oil
straightening vane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11142803A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Henmi
真 辺見
Yoshinobu Furuya
義信 古家
Katsuhiro Oshima
勝宏 大嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP11142803A priority Critical patent/JP2000337361A/ja
Publication of JP2000337361A publication Critical patent/JP2000337361A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sliding-Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、効率よく潤滑油を冷却する軸
受装置を提供することにある。 【解決手段】スカートと軸受パッドの摺動面の下方にド
ーナツ形状の整流板を備え、前記排油口の中心が前記軸
受パッドの下端よりも低く、前記整流板の上面よりも高
い位置に備えていることにより、回転軸の回転により軸
受支持水平板と整流板の間に発生する旋回流が摩擦損失
と攪拌損失により高温となった潤滑油を外周側に押し出
し、それを排油口から回収することで高温の潤滑油を冷
却器に導くことができ、効率の良い冷却が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縦型回転機の回転
軸を支持する案内軸受装置に係り、特に外部の冷却装置
と循環させることにより潤滑油を冷却する案内軸受装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】水車,水車発電機,ポンプ等の縦型回転
軸を案内支持する軸受装置では、スカートと軸受パッド
の摺動面における摩擦損失や、スカートの回転により潤
滑油が攪拌されることによる攪拌損失による発熱で潤滑
油の温度が上昇する。この温度上昇を抑えるための潤滑
油冷却の方法として、油槽外部にポンプと冷却器を設
け、ポンプにより潤滑油を油槽と冷却器の間を循環させ
る方式がある。このような装置では、一般に排油口は油
槽の底面部もしくは底面部に近い側面部に設けられてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のように、排油口
を油槽の底面部もしくは底面部に近い側面部に設ける
と、このような位置は熱の発生源から離れているため温
度の低い潤滑油しか回収することができない。しかしな
がら、冷却水の温度,流量及び潤滑油の流量が同じであ
れば、潤滑油の温度は高い方が冷却装置の熱交換量は多
くなり、効率が良い。
【0004】本発明の目的は、効率よく潤滑油を冷却す
る軸受装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転軸と、こ
の回転軸に設けられたスカートと、前記回転軸の周囲に
設置された複数個の軸受パッドと、これらの軸受パッド
を下方から支持する軸受支持板と、これらの軸受パッド
を収納し、かつ潤滑油が満たされている油槽と、この油
槽内の潤滑油を外部に導き出す排油口とそれにつながる
排油管と、この排油管の先に設けられた冷却装置と、こ
の冷却装置で冷却された潤滑油を油槽に供給するための
供給管により構成される案内軸受装置において、前記ス
カートと前記軸受パッドの摺動面の下方にドーナツ形状
の整流板を設け、前記排油口の中心が前記軸受パッドの
下端よりも低く、前記整流板の上面よりも高い位置に設
けることで課題を解決するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施例について説明する。
【0007】図1は、本発明の実施形態による案内軸受
装置を示す縦断面図である。図2は、図1中A−A断面
を上から見た図である。
【0008】図1に示すように、回転軸1は、この回転
軸1に設けられたスカート2の周囲を複数の軸受パッド
3により回転可能に支持されている。軸受パッド3は軸
受支え水平板6の上におかれており、軸受支え5に取り
付けられたピボット4により外周側から支持されてい
る。これらを納める油槽5には軸受パッド3に掛かる高
さまで潤滑油が満たされている。外部に設置されたポン
プ10により、潤滑油は排油口8から回収され、同じく
外部に設置された冷却装置まで運ばれ、冷却される。冷
却された潤滑油は給油管12を通り給油口13から油槽
7に戻される。
【0009】ところで、冷却装置は潤滑油と冷却水間の
熱交換により高温側の潤滑油を冷却する物であり、その
熱交換量は冷却水入口温度、冷却水流量、潤滑油
入口温度、潤滑油流量の4条件によって変化する。こ
こで、条件及びは固定されたとして条件潤滑油
温度だけが変えられるとすると、潤滑油入口温度が高い
方が熱交換量は大きくなる。つまり、油槽内部の高温と
なっている部分の潤滑油を取り出すことができれば、効
率の良い潤滑油冷却が可能となる。
【0010】本実施例においてはスカート2と軸受パッ
ド3の摺動面の下方にドーナツ形状の整流板14を取り
付け、軸受支持水平板6と整流板14との間の高さの位
置に内周側をむくように排油口8を取り付けることで、
油槽7内の高温の潤滑油を回収し冷却装置11に導くこ
とが可能となり、効率の良い潤滑油冷却を図れる物とな
る。
【0011】回転軸1の回転に伴いスカート2が回転を
すると、軸受支持水平板6と整流板14に挟まれた領域
の潤滑油は、スカート2と軸受パッド3との摺動面にお
ける摩擦損失と、スカート底部における攪拌損失による
発熱で高温になる。その温度は、油槽の底部近くの潤滑
油の温度と比較し、10℃程度高くなる。一方、スカー
ト2の底面部と潤滑油との摩擦により、潤滑油に流れが
生じる。この流れは、図2に示したように外側を向いた
旋回流れとなる。整流板14の内径はスカート2の外径
とほぼ同じか小さくしておくと、軸受支持水平板6の下
方に設置した整流板14で流れは遮断されるため、整流
板14の上では強い外向きの旋回流が発生するが、整流
板14の下では流れの旋回成分は弱いものとなる。整流
板14の上部に発生した旋回流により高温の潤滑油は外
周側に押し出され、その一方で整流板14の下の潤滑油
は外周側に流れ出た潤滑油を補完するように図1内の矢
印で示すような内周向きの流れを生じ、温度の比較的低
い潤滑油をスカート2下方の領域に供給する。軸受支持
水平板4と整流板14の間から外周側に押し出された高
温の潤滑油は、排油口8から冷却装置へと導かれる。
【0012】以上説明したように、本発明によれば油槽
内でも特に高温の領域の潤滑油を回収し冷却装置に導く
ことが可能であり、冷却装置の熱交換量を大きくし、効
率よく冷却することができる。冷却装置、または潤滑油
や冷却水のポンプの小型化が可能となり、コスト削減効
果もある。
【0013】次に、本発明の他の実施例について図3を
用いて説明する。この例においては整流板14上面の外
周縁の全周に沿って整流板14に垂直な集油板15を設
けている。集油板の上部は軸受支持水平板に接していて
もよい。この場合の潤滑油の流れは図3内の矢印に示す
ようになり、集油板内部に閉じ込められる。パッドの摺
動面から流れ出した高温の潤滑油は油槽の外周部にある
低温の潤滑油と混合されぬまま排油口8より回収される
ので、冷却器に到達する潤滑油温度はより高いものとな
る。また、旋回する流体を整流板14と集油板15に囲
まれた領域に閉じ込め、外部の流体とのエネルギーのや
り取りを抑えるため、攪拌損失を低減する効果もある。
【0014】以上説明したように、本発明によれば油槽
内でも特に高温の領域の潤滑油を回収し冷却装置に導く
ことが可能であり、冷却装置の熱交換量を大きくし、効
率よく冷却することができる。また、攪拌損失を低減す
ることも可能となる。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、回転軸
の回転により軸受支持水平板と整流板の間に発生する旋
回流が摩擦損失と攪拌損失により高温となった潤滑油を
外周側に押し出し、それを排油口から回収することで高
温の潤滑油を冷却器に導くことができ、効率の良い冷却
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す縦型回転機用軸受
装置の構造を示す断面図である。
【図2】実施例1での整流板上方の水平面内の潤滑油の
流れを示す図である。
【図3】実施例2での整流板上方の水平面内の潤滑油の
流れを示す図である。
【符号の説明】
1…主軸、2…スカート、3…軸受パッド、4…ピボッ
ト、5…軸受支え、6…軸受支持水平板、7…油槽、8
…排油口、9…排油管、10…ポンプ、11…クーラ
ー、12…給油管、13…給油口、14…整流板、15
…集油板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大嶋 勝宏 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立事業所内 Fターム(参考) 3J011 AA09 BA16 JA02 KA04 KA05 LA06 MA27

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸と、この回転軸に設けられたスカー
    トと、前記回転軸の周囲に設置された複数個の軸受パッ
    ドと、これらの軸受パッドをのせる軸受支持水平板と、
    これらの軸受パッドを収納し、かつ潤滑油が満たされて
    いる油槽と、この油槽内の潤滑油を外部に導き出す排油
    口とそれにつながる排油管と、この排油管の先に設けら
    れた冷却装置と、この冷却装置で冷却された潤滑油を油
    槽に供給するための給油管により構成される案内軸受装
    置において、前記スカートと前記軸受パッドの摺動面の
    下方に設けられたドーナツ形状の整流板を設け、前記排
    油口の中心が前記軸受パッドの下端よりも低く、前記整
    流板の上面よりも高い位置に設けられたことを特徴とす
    る案内軸受装置。
JP11142803A 1999-05-24 1999-05-24 縦軸回転機用案内軸受装置 Pending JP2000337361A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11142803A JP2000337361A (ja) 1999-05-24 1999-05-24 縦軸回転機用案内軸受装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11142803A JP2000337361A (ja) 1999-05-24 1999-05-24 縦軸回転機用案内軸受装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000337361A true JP2000337361A (ja) 2000-12-05

Family

ID=15324009

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11142803A Pending JP2000337361A (ja) 1999-05-24 1999-05-24 縦軸回転機用案内軸受装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000337361A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009257590A (ja) * 2009-07-13 2009-11-05 Hitachi Ltd 水潤滑セグメント型軸受装置および水車

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009257590A (ja) * 2009-07-13 2009-11-05 Hitachi Ltd 水潤滑セグメント型軸受装置および水車
JP4527183B2 (ja) * 2009-07-13 2010-08-18 株式会社日立製作所 水潤滑セグメント型軸受装置および水車

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4700808A (en) Shaft mounted bearing lubricating device
CN205846986U (zh) 水冷式散热电机
CN110454508B (zh) 一种润滑油自循环式的滑动轴承装置
CN114629297B (zh) 一种液冷电机
CN107559336A (zh) 一种轴承座循环降温装置
CN113364185A (zh) 一种飞轮储能转子散热机构
CN208128076U (zh) 一种车用液冷驱动电机
CN109751276A (zh) 一种风机传动用高温轴承座箱
JP2000337361A (ja) 縦軸回転機用案内軸受装置
CN208767923U (zh) 一种内藏式电机主轴散热装置
CN112815014B (zh) 轴承冷却结构及风力发电机
US11415129B2 (en) High-pressure pump
CN211343463U (zh) 一种悬臂式风机轴承风冷的轴承箱装置
CN209748322U (zh) 一种散热效果好的食品加工机
JP2550973Y2 (ja) 立軸案内軸受装置
CN207777412U (zh) 一种具有防尘散热功能的轴承
CN217999769U (zh) 改善推力轴承内热油循环的装置
JPH0914277A (ja) 立形回転機の軸受装置
CN216009027U (zh) 一种带散热组件的水泵
JPH083767Y2 (ja) 軸封装置
CN218155041U (zh) 一种用于直驱转台的水冷装置
CN218472919U (zh) 一种变频制动调速电机
CN219262464U (zh) 一种膨胀发电一体式高速膨胀机
CN217562337U (zh) 一种能够有效降低工作温升的电感器
CN213447216U (zh) 一种合金铝板淬火水箱