JP2549640B2 - 放電加工用電極線の給電のための接触機構 - Google Patents

放電加工用電極線の給電のための接触機構

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JP2549640B2 JP61278496A JP27849686A JP2549640B2 JP 2549640 B2 JP2549640 B2 JP 2549640B2 JP 61278496 A JP61278496 A JP 61278496A JP 27849686 A JP27849686 A JP 27849686A JP 2549640 B2 JP2549640 B2 JP 2549640B2
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    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/02Wire-cutting
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、放電加工機上の電極線に電流を供給するた
めの接触機構に関するものである。
〔従来の技術とその問題点〕
電極線を用いて放電加工により切断を行なう機械にお
いて、電極線は、加工中連続的に送出されるため、電極
線がそれに対して可動な状態にある接点を用いて加工用
の電流ならびに場合によって必要となる補助電流を電極
線に導入することが必要である。このために、一般に凸
状面をもつすべり接触機構、例えば、ローラー又はフィ
ンガー状の固定シュー又は固定軸を中心として回転する
シリンダの上に電極線をすべらせることが一般に行なわ
れている。なお、これは、できればタングステン或いは
摩擦耐性、耐火性のある他のあらゆる材料で作られるこ
とが望ましく、発電機に接続される。電極線が加工ゾー
ン内に通過する間にこれに及ぼされる、比較的高い引張
り力はすべて接触に対する電極線の強い圧力をひきおこ
し、このことから、電極線の通過箇所におけるすべり接
触の摩耗が急速に起こり、たとえこれが特に耐火性、耐
摩耗性の高いい材料で作られていても、定期的に交換せ
ざるを得なくなる。さらに、すべり接触上での電極線の
乾燥摩擦は、すべり接触の下流の電極線の張力に対し
て、制御し難い(これは、とくにそれが摩耗の程度より
左右されるからである)影響を及ぼす。
又、給電電流の強さ、ならびに一般にこの給電がただ
1つの接線接触面でのみ確立されるという事実のため、
接触により優れたものにするため、すべり接触に対して
電極線をかなり強く圧縮することが必要となる。こうし
て発生する摩擦のため電極線は、例えば銅、亜鉛、カド
ミウム、タングステン又はモリブデン或いは真ちゅうの
ようなこれらの金属の酸化物又は合金などのその表面を
構成する材料の層をすべり接触の上に沈殿させ、こうし
て電極線とすべり接触面の間にマイクロ溶接が形成され
ることになる。この薄層は電極線の表面を形成する材料
を局部的に溶解させるのに充分な熱を放出するマイクロ
放電により起ることもある。マイクロ溶接は、電極線の
規則的な送り出しを妨げ、加工用電流の最適な調節の障
害となる。さらに、接点上の電極線の摩擦は接点内の畝
を掘る。ところが、この畝の深さが電極線の半径に等し
くなると、電極線の破壊の危険性は著しく増大し、従っ
て、すべり接触又は交換器の他の部分を使用する必要が
でてくるということがわかった。
さらに、電極線の摩耗のため粉末や削りくずが出現す
る。すべり接触に対する電極線の比較的大きい圧力は、
電極線を変形する傾向をもっており、このことは高い精
度での加工の妨げとなる。
〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、これらの欠点をとり除き、電極線とこれに
給電する電源の間にすぐれた電気的接触を打ち立てるこ
とを目的としている。
〔発明の構成〕
本発明は、自由に回転する導電性ホイール(6)であ
って、その回転面に対して垂直で、同様に導電性の軸に
固定結合された導電性ホイール(6)を備えた放電加工
式ワイヤ切断機内を進行する電極線(16)の給電のため
の接触機構において、上記軸は、絶縁材料からなる軸受
(4)に支持され、軸の端部(5)の少なくとも一方
が、キャビティ(3)内に突出し、このキャビティを密
閉しており、このキャビティ(3)内には、上記軸とキ
ャビティ(3)の導電性内面との間に電気的な接触を生
じさせる導電性のペースと又は流体(15)が封入されて
おり、導電性のペースト又は流体(15)の量が、軸のキ
ャビティ(3)内に突出した部分を完全に取り囲むのに
足るものであることを特徴とする接触機構である。
本発明の実施態様は以下の通りである。すなわち、導
電性ホイール(6)は、金属からなる。導電性ホイール
(6)は、その外周にV字形の溝(7)を備えている。
導電性ホイール(6)は、その回転軸と平行に往復運動
可能に支持されている。導電性のペースト又は流体(1
5)は、水銀である。キャビティ(3)は、石製の軸受
(4)によって密閉されており、この軸受けには、キャ
ビティ内に封入された導電性のペースト又は流体(15)
の漏出を防止するよう、軸が、充分小さな許容誤差で嵌
入されている。
〔発明の効果〕
この新しい装置によると、摩擦が全面的に除かれるた
め接触機構の耐用年数ははるかに長くなり、高温箇所を
生じることなく電極線に強い電流を供給することが可能
となる。
例えば、現在の技術状況の下で用いられるタングステ
ンすべり接触は約30時間で交換しなければならないのに
対し、本発明に従った例えば青銅製の機構は、約450時
間使用でき、このことからE.D.M.プロセスを真に自動化
することが可能となる。導電部品がタングステンで作ら
れる場合、その耐用期間はさらに増大する。
このように摩擦がほとんどなくなることによって得ら
れるもう一つの利点は、例えば青銅やステンレス銅とい
った、もはや必ずしも大きな摩耗耐性をもつ必要のな
い、従ってタングステンより安価な材料で導電部品を製
造することができるという点である。
さらに補足的な利点としては、ほほ無欠の状態にとど
まる電極線のほとんどゼロといえる摩耗である。電極線
がもはや摩擦による筋をもたない。さらに電極線の摩耗
による削りくずや粉もでない。
高温箇所を消滅された結果、電極線の摩耗は減り、そ
の破断の危険性も減る。本発明の接触機構によると、電
極線の破断をひきおこす危険性無くこの中を循環する電
流を急速に増大させることも可能である。
さらに、高温箇所の削減は、ほとんどの場合におい
て、接点の注油を不要なものにする。
本発明に従った機構によると、導電部品及びその軸は
一体となって回転駆動させられるために、電極線とのき
わめて優れた接触を実現することができる。電流は、軸
から部品の中を通過し、従来の技術による或る種の回転
滑り接触の場合にそうであるように、回転部品内の軸の
遊びのため電流の流れが断続的であることはなくなる。
本発明の望ましい実施形態の1つに使用されている水
銀接点の場合、接点の質はさらに改善される。このタイ
プの接点は軸の回転と無関係であり、発電機の上に接続
された接触機構の本体と軸の間に電流を常時通してい
る。さらに、この軸の動きは、この軸の丸味のついた端
部の片方に電流を導くすべり接触、一般にはこの丸い端
部に対してバネで保持されている炭素によってもはや制
動されることはない。水銀接点による電流のフィード
は、例えば炭素によって実現されたものに比べてさらに
数多くの利点を示す。特に、軸の端部は或る一定の面積
全体にわたり水銀の中に完全に浸っており、接触面積は
もはや丸味を帯びた端部の先端に制限されないためには
るかに大きいものである;炭素の摩耗(かなり急速な)
を考慮に入れる必要もないため、アセンブリ全体は真に
自律性のあるものとなり、いかなる部品も長時間の作動
後にしか交換する必要がない(数日後)。
この接点の質はきわめて優れているため接触機構に対
する電極線の圧力を減少することも可能であり、こうし
て電極線が可塑変形する可能性も低くなる。さらに、従
来の技術において既に知られている接触に対するこの圧
力は電極線の湾曲によって与えられ、本発明に従った機
構はこの湾曲を軽減することができるものであるため、
こうして下流の接点の下流及び上流接点の上流にあるサ
ファイア製補助ガイドに対する電極線の圧力は減少させ
られる。その結果、これらのガイドのサファイアの面に
おいて電極線の摩耗が顕著に減少する。
当然、電気エネルギーの損失は大きく減少する。さら
に、当該機構の必要空間はごくわずかであるため(導電
部品については直径約12mm、すぐれた接触を確保するに
は1cm3の水銀で充分であり、潤滑剤導入システムはな
くなっている)、加工ゾーンのすぐそばにこれを配置す
ることも可能であり、こうして電気エネルギーの無駄が
それだけ減少できる。その結果、加工用電流の調整を著
しく改善することができる。
これらの利点は全て、従来の技術を用いた既知の接点
に比べていかなる欠点も出現させることなく得られるの
である。とくに、本発明の接触機構の必要空間は、今ま
で知られている最も小さなすべり接触と同じ程に減少す
る。さらに、かかる機構は、方向づけも可能であり、ど
んな方向においてでも機能する。
〔実施態様〕 本発明はここで例としていくつかの実施態様のうちの
一つを挙げて、添付の図面を参考にして説明されるもの
である。
第1図において、1という参照番号は、接触機構の本
体を示しており、これは放電加工機上にかかる機構を固
定するのに用いられるロッド2とモノブロックを成して
いてもよい。本体1にはキャビティ3があり、この中に
1つの石製の軸受4、たとえば精密機器に通常使われる
サファイアなど打ち込まれている。このサファイアは周
辺にV字形の溝7のほられた青銅製の導電性ホイール6
と一体を成す軸の第1の端部5のための軸受を形づくっ
ている。円筒形の穴9があいたカバー8はネジで固定さ
れており、このネジの1つは接触機構の本体1上に11と
して見えている。サファイア製の第2の軸受12は円筒形
の穴9の中でセンタリングされており、導電性ホイール
6の軸をそのもう一方の端部13で支えている。キャビテ
ィ3、第1の軸受4及び軸の第1の端部5で形づくられ
ているキャビティ3は、第2図に15番として示されてい
る数cm3の水銀のような導電性のあるペースト又は流体
によって部分的に満たされている。(図面を明瞭なもの
にするため、第1図にはこの水銀は示されていない)。
この水銀は、第2図に示されているように電極線16がそ
の上を走る理想的な電気的接点を、接触機構の金属製の
本体1と、同様に金属製の軸−導電性ホイール・アセン
ブリの間に形づくっている。機構本体1と導電性ホイー
ルの間の電気抵抗は、ほぼゼロである。水銀の表面張力
は高いので水銀がキャビティ3から漏出することはな
く、このキャビティ3の中にかみ合わさった軸の第1端
部5が完全に浸っているかぎり、軸と軸受4の間に約2
μmの直径のあそびを備えた場合でものこのキャビティ
の中に封じ込められている。
しかしながら、必要とあらば、流体の漏れを完全に防
止する付加的なパッキンを形成するように軸の第1の端
部5上にはめ込んだ形で、10番として示されているよう
にテフロン又はその他の類似した弾性材料で作った環状
パッキンを備えつけることも可能である。このような環
状パッキン10はとくに水銀以外の導電性あるペースト又
は液体15を使用する場合に有益であることがわかるはず
である。
最後に、機構本体1は、図には示されていない方法で
〔例ば、同時に組立て用ピンを形作るロッド2を介し
て〕、加工用電流を供給する電源に電気的に接続され
る。本体1と導電性ホイール6の間の電気的接触はきわ
めて優れている。導電性ホイール6のU字形の溝7の中
にかみ合わされた環状断面をもつ電極線16は、表面をす
べることなく、つまり摩擦無く、大きな曲率半径をもつ
すべり接触上をスライドする場合のように単一の接触面
上ではなく、V字形の溝7の相向かい合う2つの面を支
えとしながら、導電性ホイール6に接触する。このよう
に摩擦が無いことから、高温箇所を生じること無く、又
導電性ホイール6上に電極線を強く適用する必要なく、
電極線に強い電流を供給することができる。従って、同
一の電極線の張力で角度(図中にきわめて強調されてい
る)を約2°まで、すなわち、約4°という通常の値の
半分まで減少することが可能であり、こうして電極線の
可塑変形は最低限におさえられる。最後にこのアセンブ
リはひじょうに単純なものであるため、きわめてコンパ
クトな形で製造でき、本書に記載の接触機構は、加工ゾ
ーンのすぐそばに配置できる。とくに、この機構は、放
電加工機の上に、この機械を改善する必要なく、従来の
すべり接触のついたアセンブリの代りに、例えばガイド
ヘッド上にそのロッド2を介してとりつけることができ
る。
当然のことながら、以上に記載の実施態様は制限的な
ものでは全くない。特に、第2の閉鎖チャンバーを形成
するよう外部カバー(図示されておらず)で円筒形の穴
9を閉じ、この中に少量の導電性流体を導き入れ、こう
して軸の両端部5及び13を通って対称的に給電電流が流
れるようにする、ということも当然可能である。
導電性の部分は、タングステンよりも安価で一般的な
あらゆる導電性材料、例えば青銅、しんちゅう、さまざ
まなタイプのステンレス綱といったような合金、導電性
セラミクスなどで作ることができる。考えられる可能性
の範囲はきわめて広く、この分野の熟練者にはよく知ら
れたことである。
或る種の実施形態において、加工用電流は、例えば、導
電部品の回転軸と連動する接続部により、或いはこの導
電部品上に直接、導き入れることができる。
水銀の代わりに、導電性流体として、例えば、歯科技
工分野で用いられるような融点の低い合金、或いはでき
れば金属の導電性ある粉末を含むペーストを用いること
も可能である。接触機構は、必要に応じてその使用位置
から離隔されるようとり外したり、撤去したり又は旋回
したりすることができるものであってもよい。
本発明に従った接点を電極線の両側に複数配置するこ
とも可能である。特に、第3図に示されているような装
置は、きわめて利点の大きいものである場合がある。
第1図及び第2図の要素の大部分は、第3図にも現わ
れており、同一の参照番号がついている。この装置には
加工用電流電源に電気的に接続された金属製サポート20
上に両方共マウントされている、2つの導電性ホイール
6がついている。休止ポジションにおいて、金属製サポ
ート20の対称面は対称軸線Aは電極線16の対称軸線を有
している。このとき電極線16は2つの導電性ホイール6
のいずれとも接触していない。作動ポジションにおい
て、金属製サポート20の対称面は、対称軸線Aに対し角
度βだけ傾斜している(第3b図)。このとき2つの導電
性ホイール6は金属製電極線16と接触している。点Mを
中心とした金属製サポート20のこの角度βでの回転は、
既知のいかなる手段によってでも(油圧式、電気式、磁
気式など)行なうことができる。
こうして、2つの導電性ホイールは、これを作動ポジ
ションつまり電極線16と接触した位置に置くか否かによ
って容易に操作できる。接触面積は2倍になり、電極線
の質は良くなる。
さらに、電極線は相反する2つの方向に交互に湾曲さ
せられるため、その結果生じる変形はほぼゼロに等し
い。
本発明の第3の興味深い実施様式は、第4図に示され
ている。ここで問題となっているのは、回転部品がV字
形の溝をもつホイールではなく、平板リム・導電性ホイ
ール6であるような接触機構である。この導電性ホイー
ルはその回転の度毎に、この軸に沿った往復運動によっ
て駆動させられる。第1図及び第2図の要素の大部分は
第4図にも見られ、同一の参照番号がついている。この
往復運動は導電性ホイール6との接触面に対して斜めに
切削された外部面18をもち、導電性ホイール6の表面の
いずれか1つに付着されている1つの部品17により得ら
れる。その軸を中心とした導電性ホイール6の回転の
間、この外表面18は、その(フィンガの)方に導電性ホ
イール6を押す傾向をもつバネ22の作用の下で、1つの
ネジ21により保持された、導電性ホイール6の軸と平行
なフィンガー19により支えられる。導電性ホイール6
は、反回転する毎に、その対称軸Bに沿って距離γだけ
移動する。第4a図において、バネ22は圧縮され、導電性
ホイール6はフィンガー19からできるだけ遠ざかってい
る。第4b図では、その半回転後に導電性ホイール6がで
きるかぎりフィンガ19に近づいている。バネ22は圧縮が
解かれ、電極線16は、フィンガ19から最も離れたところ
にある導電性ホイール6の縁と接触している。こうし
て、半回転毎に、電極線16は導電性ホイールのリムの一
端から他の端部へ移動する。
ここでさらに、導電性ホイールの対称軸Bに沿って往
復運動を行なうような接触機構についての可能な第2の
実施様式を例示したい。これは第5図に示されており、
ここには第1図及び第2図の要素の大部分が見られる。
導電性ホイール6とその一体を成す軸の往復運動は、
この軸に平行で、その端部13にマウントされた、サファ
イアなどで作られた1つのフィンガ23により得られる。
導電性ホイール6の回転の間、このフィンガ23は、軸−
導電性ホイール−アセンブリを押しやる傾向をもつバネ
22の作用により、軸受12の斜めに切削された表面24と接
触する。第4図に示された実施様式についてと同様、導
電性ホイール6はその半回転毎に対称軸Bに沿って一定
距離γだけ移動し、一方、電極線は、こうして導電性ホ
イール6のリムの両側で移動する。
かかる機構の耐用期間は、第1図に示されている機構
よりもさらに長い。これは、導電性ホイールのリムの表
面全体が接触面の役割を果たすので、摩耗は、1つの溝
の底に局部的に集まるのではなくリム全体に分布するた
めさらに減少するからである。
上述のことから、本発明の実施形態が、無限の多様性
をもつことは明白である。
本発明に従った機構は、加工用電流の取入れのための
みならず、場合によって線通しの前に必要となる焼きな
ましを行なうためにも用いることができる。実際、例え
ば、銅製又は銅含有量の多い合金製の電極線について
は、既存の接点と、例えば上流にあるプーリの軸に配置
された第2の接点の間に、加熱用発電機により供給され
る電流を流すことによって、電極線をくせとりすること
が望ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に従った機構の部分的にとり出された
平面図である。 第2図は、さらに電極線のおおよその位置を示す、第1
図の断面図である。 第3図は、本発明に従った2つの機構を用いる装置を示
している。 第4図は、本発明に従った機構のその他のタイプの実施
形態を図示している。 第5図は、本発明に従った機構のその他のタイプの実施
形態を図示している。 符号の説明 1……接触機構本体 2……ロッド 3……キャビティ 4……軸受 5……軸の端部 6……導電性ホイール 7……V字形の溝 8……カバー 9……円筒形の穴 12……軸受 16……電極線 19……フィンガ 20……サポート 22……バネ 23……フィンガ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自由に回転する導電性ホイール(6)であ
    って、その回転面に対して垂直で、同様に導電性の軸に
    固定結合された導電性ホイール(6)を備えた放電加工
    式ワイヤ切断機内を進行する電極線(16)の給電のため
    の接触機構において、 上記軸は、絶縁材料からなる軸受(4)に支持され、軸
    の端部(5)の少なくとも一方が、キャビティ(3)内
    に突出し、このキャビティを密閉しており、このキャビ
    ティ(3)内には、上記軸とキャビティ(3)の導電性
    内面との間に電気的な接触を生じさせる導電性のペース
    ト又は流体(15)が封入されており、導電性のペースト
    又は流体(15)の量が、軸のキャビティ(3)内に突出
    した部分を完全に取り囲むのに足るものであることを特
    徴とする接触機構。
  2. 【請求項2】導電性ホイール(6)は、金属からなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の接触機構。
  3. 【請求項3】導電性ホイール(6)は、その外周にV字
    形の溝(7)を備えていることを特徴とする請求項2記
    載の接触機構。
  4. 【請求項4】導電性ホイール(6)は、その回転軸と平
    行に往復運動可能に支持されていることを特徴とする請
    求項2又は3記載の接触機構。
  5. 【請求項5】導電性のペースト又は流体(15)は、水銀
    であることを特徴とする請求項1又は4記載の接触機
    構。
  6. 【請求項6】キャビティ(3)は、石製の軸受(4)に
    よって密閉されており、この軸受けには、キャビティ内
    に封入された導電性のペースト又は流体(15)の漏出を
    防止するよう、軸が、充分小さな許容誤差で嵌入されて
    いることを特徴とする請求項1又は5の何れか一つに記
    載の接触機構。
JP61278496A 1985-11-22 1986-11-21 放電加工用電極線の給電のための接触機構 Expired - Fee Related JP2549640B2 (ja)

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