JPH0724647A - ワイヤ放電加工機で走行するワイヤ電極における通電方法並びにその装置 - Google Patents
ワイヤ放電加工機で走行するワイヤ電極における通電方法並びにその装置Info
- Publication number
- JPH0724647A JPH0724647A JP26679291A JP26679291A JPH0724647A JP H0724647 A JPH0724647 A JP H0724647A JP 26679291 A JP26679291 A JP 26679291A JP 26679291 A JP26679291 A JP 26679291A JP H0724647 A JPH0724647 A JP H0724647A
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- JP
- Japan
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- electrifying
- wire
- electrode
- box
- electric discharge
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- Pending
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- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ワイヤ放電加工の高速化にともない固体ワイ
ヤ通電子の溶解磨耗が激しくなり、ワイヤ電極も切れや
すくなる。これを防ぐため特殊な通電容器、または強圧
式ローラー電極を使用し大電力による放電加工を容易に
する。 【構成】 固体通電子にかえて図のように金属粉末を含
む流体状物体を供給出来る特殊な通電容器を使用し、こ
れをワイヤ電極に対しゆつくり移動できるようにした。
または複数個のローラーを強圧した通電電極を使用す
る。
ヤ通電子の溶解磨耗が激しくなり、ワイヤ電極も切れや
すくなる。これを防ぐため特殊な通電容器、または強圧
式ローラー電極を使用し大電力による放電加工を容易に
する。 【構成】 固体通電子にかえて図のように金属粉末を含
む流体状物体を供給出来る特殊な通電容器を使用し、こ
れをワイヤ電極に対しゆつくり移動できるようにした。
または複数個のローラーを強圧した通電電極を使用す
る。
Description
【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野>本発明は金属ワイヤを走行させ
て、放電をしながら金属を加工するワイヤ放電加工機及
び走行する金属ワイヤを用いた電気加工機のワイヤ線に
電気を通じさせる部分の開発に関す。 <従来の技術>ワイヤ放電加工機は図1のように金属ワ
イヤを走行させながらワイヤと被加工物の間に電圧を与
え、水もしくは油をかけるか、水もしくは油の中で放電
を発生させ、被加工物を放電時に発生する熱で溶解させ
て加工する。その為に走行するワイヤと被加工物に電気
を通じさせる部分を作らなければならない。この場合走
行するワイヤに通電させる為の物質として高熱に耐える
超硬合金例えばタングステンカーバイト、チタンカーバ
イト等が一般に使用される、その理由は走行するワイヤ
と通電部の金属の間で放電が発生し、通電部の通電子が
高熱により溶解し消耗してしまう為でなるべく高熱に耐
え得る物質を使っている。 <発明を解決しようする問題点>近年産業界の要望はよ
り速く加工することがワイヤ放電加工機に求められてい
る。この要望を満足させる為には加工の際の電流が30
A以上と大電流が必要になる、その結果 走行するワイ
ヤに電気を通ぜせしめる、通電部は高熱に耐える物質を
使っても3〜5時間位で溶解磨耗し通電子の位置を変え
ないと高速加工が維持出来ない欠点があった。図2参照 即ちワイヤが切れやすくなり、また通電子が損傷する為
高速加工が出来にくくなる。これは長時間の無人加工
及び高速加工を必要とするワイヤ放電加工機にとって致
命的欠点である。 (問題を解決する為の手段) 3−1:本発明はこの欠点をなくす為に通電子として固
体の金属を使用せず、銀、銅、タングステンカーバイト
等の金属の粉体にグリスまたは電解液を混合して流体物
質とし流体物質を入れる容器を通電子として使用する。
この事で問題点を解決した。 3−2:本発明はこの欠点をなくす為に、第3図の様に
(自生電極)通電子をワイヤに対して非常にゆっくりし
た速度で動かしながら通電するので通電子が損傷しても
加工が継続できる事で問題点を解決した。 3−3:本発明はこの欠点をなくす為にローラ通電電極
に強圧力を掛けながら通電する。(接触面積を多くす
る、電極の接触圧力を上げる方法により通電効率を上げ
る)この事で問題点を解決した。 (実施例)本発明の実施例を図によって説明する。図1
には従来のワイヤ放電加工機における一般的な通電子の
形状及び通電方法を示した。本発明はこの通電部分を図
3のような内部に流体状物質の電極を入れた通電箱に置
き換え、常に流体状物質の電極材を供給しつずける事に
より放電の熱、磨耗による通電子の損傷を補い長時間の
無人加工を実現するものでる。図4にはその通電子のワ
イヤ支持用ダイス、加工物との相対位置を示した。ワイ
ヤ線電極には通電箱の流体状物質の電極材をとうして通
電線、通電シャフト、通電子 通電部より電流を通じせ
しめる、叉ワイヤ線電極が加工中断線した場合は通電箱
は図3 からわかる様に半分に分割されている為通電シ
ャフトを適当な装置により動かすことにより通電箱を開
き、手動もしくは自動結線装置によりワイヤを結線する
ものである。 <発明の効果>本発明は固体の通電子を使用せず、流体
状物質の電極材を常に補給する装置を有している 故に
ワイヤ電極と接触する部分の通電子が損傷しても常に補
給出来る利点があり長時間の加工が継続出来る。叉大電
流が流せるため、加工能率が向上出来る等の実用的効果
大である。
て、放電をしながら金属を加工するワイヤ放電加工機及
び走行する金属ワイヤを用いた電気加工機のワイヤ線に
電気を通じさせる部分の開発に関す。 <従来の技術>ワイヤ放電加工機は図1のように金属ワ
イヤを走行させながらワイヤと被加工物の間に電圧を与
え、水もしくは油をかけるか、水もしくは油の中で放電
を発生させ、被加工物を放電時に発生する熱で溶解させ
て加工する。その為に走行するワイヤと被加工物に電気
を通じさせる部分を作らなければならない。この場合走
行するワイヤに通電させる為の物質として高熱に耐える
超硬合金例えばタングステンカーバイト、チタンカーバ
イト等が一般に使用される、その理由は走行するワイヤ
と通電部の金属の間で放電が発生し、通電部の通電子が
高熱により溶解し消耗してしまう為でなるべく高熱に耐
え得る物質を使っている。 <発明を解決しようする問題点>近年産業界の要望はよ
り速く加工することがワイヤ放電加工機に求められてい
る。この要望を満足させる為には加工の際の電流が30
A以上と大電流が必要になる、その結果 走行するワイ
ヤに電気を通ぜせしめる、通電部は高熱に耐える物質を
使っても3〜5時間位で溶解磨耗し通電子の位置を変え
ないと高速加工が維持出来ない欠点があった。図2参照 即ちワイヤが切れやすくなり、また通電子が損傷する為
高速加工が出来にくくなる。これは長時間の無人加工
及び高速加工を必要とするワイヤ放電加工機にとって致
命的欠点である。 (問題を解決する為の手段) 3−1:本発明はこの欠点をなくす為に通電子として固
体の金属を使用せず、銀、銅、タングステンカーバイト
等の金属の粉体にグリスまたは電解液を混合して流体物
質とし流体物質を入れる容器を通電子として使用する。
この事で問題点を解決した。 3−2:本発明はこの欠点をなくす為に、第3図の様に
(自生電極)通電子をワイヤに対して非常にゆっくりし
た速度で動かしながら通電するので通電子が損傷しても
加工が継続できる事で問題点を解決した。 3−3:本発明はこの欠点をなくす為にローラ通電電極
に強圧力を掛けながら通電する。(接触面積を多くす
る、電極の接触圧力を上げる方法により通電効率を上げ
る)この事で問題点を解決した。 (実施例)本発明の実施例を図によって説明する。図1
には従来のワイヤ放電加工機における一般的な通電子の
形状及び通電方法を示した。本発明はこの通電部分を図
3のような内部に流体状物質の電極を入れた通電箱に置
き換え、常に流体状物質の電極材を供給しつずける事に
より放電の熱、磨耗による通電子の損傷を補い長時間の
無人加工を実現するものでる。図4にはその通電子のワ
イヤ支持用ダイス、加工物との相対位置を示した。ワイ
ヤ線電極には通電箱の流体状物質の電極材をとうして通
電線、通電シャフト、通電子 通電部より電流を通じせ
しめる、叉ワイヤ線電極が加工中断線した場合は通電箱
は図3 からわかる様に半分に分割されている為通電シ
ャフトを適当な装置により動かすことにより通電箱を開
き、手動もしくは自動結線装置によりワイヤを結線する
ものである。 <発明の効果>本発明は固体の通電子を使用せず、流体
状物質の電極材を常に補給する装置を有している 故に
ワイヤ電極と接触する部分の通電子が損傷しても常に補
給出来る利点があり長時間の加工が継続出来る。叉大電
流が流せるため、加工能率が向上出来る等の実用的効果
大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のワイヤ放電加工機の加工物とワイヤ電
極、ワイヤ電極に対する、通電子の位置図を示した。 第2図は従来のワイヤ放電加工機のワイヤ電極と接触す
る部分の固体電子の損傷の状態を示す。 第3図は本発明による流体状物質を入れる通電箱を示
す。これは中央で半分に分割が可能である。 第4図は本発明による流体状物質が入ている通電箱の実
施例を示す。 第5図は本発明による流体状物質を供給する装置の実施
例を示す 第6図は本発明による自生電極追従装置 第7図は本発明によるローラ通電電極を複数個使用する
例 第8図は本発明によるローラ通電電極に溝を付けて使用
する例 第9図は本発明によるローラ通電電極にワイヤ線を絡ま
せて使用する例
極、ワイヤ電極に対する、通電子の位置図を示した。 第2図は従来のワイヤ放電加工機のワイヤ電極と接触す
る部分の固体電子の損傷の状態を示す。 第3図は本発明による流体状物質を入れる通電箱を示
す。これは中央で半分に分割が可能である。 第4図は本発明による流体状物質が入ている通電箱の実
施例を示す。 第5図は本発明による流体状物質を供給する装置の実施
例を示す 第6図は本発明による自生電極追従装置 第7図は本発明によるローラ通電電極を複数個使用する
例 第8図は本発明によるローラ通電電極に溝を付けて使用
する例 第9図は本発明によるローラ通電電極にワイヤ線を絡ま
せて使用する例
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)銀、銅、グラハイト、タングステンカーバイト等の
金属または合金の粉末にグリスまたは電解液を混合して
流体状物質にした電極を使用した通電方法。その流体状
物質を入れる容器と流体状物質を送り出す装置 2)通電電極は消耗しやすい銅カーボンやカーボン電極
等を使用して非常にゆっくりした速度で電極をおしつけ
ながら動かす装置 3)ローラ通電電極に強圧力を(1キログラム以上)掛
けながら通電する方法 3−1:ローラ通電電極を複数個使用する方法 3−2:ローラ通電電極に溝を付ける方法 3−3:ローラ通電電極にウイヤ線をからませる方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26679291A JPH0724647A (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | ワイヤ放電加工機で走行するワイヤ電極における通電方法並びにその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26679291A JPH0724647A (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | ワイヤ放電加工機で走行するワイヤ電極における通電方法並びにその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0724647A true JPH0724647A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=17435754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26679291A Pending JPH0724647A (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | ワイヤ放電加工機で走行するワイヤ電極における通電方法並びにその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0724647A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110186551A1 (en) * | 2009-11-12 | 2011-08-04 | Denso Corporation | Electric discharge machine and method of producing nozzle body using the same |
JP2012125879A (ja) * | 2010-12-15 | 2012-07-05 | Tokyo Cathode Laboratory Co Ltd | マルチワイヤ放電加工装置及びそれを用いた炭化ケイ素板の製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62188626A (ja) * | 1985-11-22 | 1987-08-18 | シヤルミ−ユ テクノロジ− ソシエテ アノニム | 放電加工用電極線の給電のための接触機構 |
JPS63278724A (ja) * | 1987-05-08 | 1988-11-16 | Hoden Seimitsu Kako Kenkyusho Ltd | ワイヤカット放電加工機 |
-
1991
- 1991-07-12 JP JP26679291A patent/JPH0724647A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62188626A (ja) * | 1985-11-22 | 1987-08-18 | シヤルミ−ユ テクノロジ− ソシエテ アノニム | 放電加工用電極線の給電のための接触機構 |
JPS63278724A (ja) * | 1987-05-08 | 1988-11-16 | Hoden Seimitsu Kako Kenkyusho Ltd | ワイヤカット放電加工機 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110186551A1 (en) * | 2009-11-12 | 2011-08-04 | Denso Corporation | Electric discharge machine and method of producing nozzle body using the same |
US8525064B2 (en) * | 2009-11-12 | 2013-09-03 | Denso Corporation | Electric discharge machine and method of producing nozzle body using the same |
JP2012125879A (ja) * | 2010-12-15 | 2012-07-05 | Tokyo Cathode Laboratory Co Ltd | マルチワイヤ放電加工装置及びそれを用いた炭化ケイ素板の製造方法 |
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