JP2549128Y2 - 単軌条 - Google Patents

単軌条

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JP2549128Y2
JP2549128Y2 JP1990407020U JP40702090U JP2549128Y2 JP 2549128 Y2 JP2549128 Y2 JP 2549128Y2 JP 1990407020 U JP1990407020 U JP 1990407020U JP 40702090 U JP40702090 U JP 40702090U JP 2549128 Y2 JP2549128 Y2 JP 2549128Y2
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rail
auxiliary
wheel
wheels
upper rail
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Inventor
初郎 藤井
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モノレール工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、モノレール等の軌条車
を走行させるために使用される単軌条の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、従来の単軌条15は図2に示
すように、上レール2と下レール3及び中間リブ4とに
よって構成されてなり、該単軌条15上を走行する軌条車
6は車輪7を介して該軌条車6の荷重、及びその走行駆
動力が伝達されるべく構成され、又軌条車6の横振れ防
止のために横車輪8によって下レール3が挟持されるべ
く構成されてなるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかるに、前記従来の
単軌条15は使用するに伴って、軌条車6の荷重及び駆動
力の伝達が行われる車輪7の摩擦によって上レール2の
上面2aが磨耗して同図の2点鎖線に示すように特に上面
2aの両端部が丸く摩耗してしまい、この結果軌条車6の
ガタツキが生じることや走行不能になるという恐れがあ
った。
【0004】又、この磨耗が生じることに対応して、上
レール2は下レール3に対して硬質であることが要求さ
れ、例えば焼入れ等の硬化処理が別途に必要であるとい
う製造コスト的な問題点もあった。
【0005】本考案は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、軌条車6の走行に伴う上レール2の上面2aの摩
耗を防止し得る単軌条を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上レールの上
面の磨耗を防止する構成を単軌条に具備させることによ
り上記の課題を解決せんとしてなされたものである。
【0007】すなわち、本考案は、上レール2と下レー
ル3とを備え、軌条車6が上下レール2,3に沿って走
行可能な単軌条において、該上レール2の両側面には、
上レール2とは別体の金属性の補助レール5,5がそれ
ぞれ横方向に突設され、該補助レール5,5の上面に
は、前記軌条車6の車輪7が転動する転動面5aが設けら
れ、且つ、該補助レール5の下面には、前記軌条車6の
ギヤ11が下方から噛合可能なラック10が、補助レール5
に沿って設けられてなることにある。
【0008】
【作用】従って、上記構成からなる単軌条においては、
上レール2の両側面には、上レール2とは別体の金属製
の補助レールが突設されてなるために、軌条車の車輪7
が両方の補助レール5,5の転動面5a上を転動すること
となり、軌条車の荷重及び駆動力が伝達されることによ
って生じる上レールの上面の摩擦を防止することができ
るのである。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例について図面に従っ
て説明する。図1において2は、断面四角状、且つ中空
の上レールを示し、3は同形状の下レールを示す。4
は、上レール2と下レール3を接続してなる中間リブを
示す。5は前記上レール2とは別体の鉄製のフラットバ
ーからなる補助レールで、各補助レール5は、上レール
2の両側面にがそれぞれ横方向に突設されている。しか
も、該補助レール5の上面5aは上レール2の上面2aと面
一となるべく設けられてなる。
【0010】10はラックで、前記補助レール5の下面で
且つ該補助レール5に沿って設けられている。1は、上
記の構成からなる単軌条を示す。
【0011】本実施例は上記の構成からなり、次にその
使用状態について説明する。先ず図1において、単軌条
1の上レール2の上面2a及び各補助レール5の上面5a
は軌条車6の荷重が車輪7を介して伝達されるととも
に、軌条車6の横振れを防止すべく、横車輪8が上レー
ル2、下レール3の両側面を挟持保持した状態である。
尚、補助レール5の上面5aは、車輪7が転動する転動面
となっている。
【0012】軌条車6には回転駆動されるギア11が設け
られ、該ギア11が前記ラック10に下方から噛合されてい
る。この状態において、ギア11が回転駆動により、ラッ
ク10上を転動し、軌条車6は単軌条1上を走行する。こ
の場合、軌条車6の荷重は車輪7を通して上レール2の
上面2aに伝達されるのであるが、ここで上レール2の両
側面には金属製の補助レール5が突設されてなるため
に、上レール2の上面2aが摩耗することがほとんどない
ため長期に渡って極めて良好な使用が行えることとなる
のである。
【0013】このために、従来の単軌条15の様に上レー
ル2の上面2aの特に両端部が磨耗することによって生じ
ていた支障がなくなるため、例えば上レール2に硬化処
理等を施さなくても良いこととなる。
【0014】また、軌条車6は、ギア11がラック10に下
方から噛合しているため、該ギア11と両車輪7とで補助
レール5を挟持することとなり、軌条車6が単軌条1に
対し てガタ付いたり、上方への浮き上がりがを防止さ
れ、安定した走行が可能となると共に、補助レール5
は、レールとしての機能は無論、ラックとしての機能も
具備することとなり、部品点数の減少を図ることも可能
である。
【0015】尚、上記実施例においては、補助レール5
の一例として鉄製のフラットバーを使用してなるがこれ
に限定されるものではなく、その材質は鉄に限定され
ず、又その形状も角材等であっても良い。
【0016】更に、上記実施例においては、上レール2
の上面2aに軌条車6の車輪7が載置されてなる構成であ
るが、この他に図1に示すように下レール3の下面にも
車輪12が配置され、上下のレールが挟持保持される構成
であっても良い。
【0017】又、上記実施例においては、上レール2と
下レール3は同形状のものを使用してなるため、製造に
係るコストが低減できるという利点があるが、これは必
須の条件ではなく、上レール2と下レール3は別の形状
であっても良く、更に、上レール2及び下レール3の断
面形状は上記の中空状に限られるものではない。
【0018】尚、上記実施例においては、上レール2と
下レール3の幅より狭く中間リブ4を構成してなるが、
これに限定されるものではなく、中間リブ4の幅は上レ
ール2、下レール3と同一あるいはそれ以上であっても
良い。
【0019】
【考案の効果】叙上のように、本考案の上レールの両側
面には、前記軌条車の車輪が転動する金属性の補助レー
ルがそれぞれ突設されているので、両補助レールにおい
て軌条車の荷重を上レールの両側から受けることが可能
となり、上レール上端面に直接作用する車輪による摩擦
力が軽減される。従って、軌条車の走行による上レール
の上面の摩擦を防止することができ、単軌条の長期に渡
っての使用が行えるという極めて格別なる効果を有する
に至った。
【0020】又、この結果上レールの硬化処理が必ずし
も必要でなくなるため、従来の上レールの硬化処理等に
要していた製造コストが低減できるという製造上のメリ
ットもある。
【0021】更に、補助レールの上面には、前記軌条車
の車輪が転動する転動面が設けられ、且つ、該補助レー
ルの下面には、前記軌条車のギヤが下方から噛合可能な
ラックが、補助レールに沿って設けられているので、該
ギアと両車輪とで補助レールを挟持することとなり、軌
条車が単軌条に対してガタ付いたり、軌条車の上方への
浮き上がりがを防止でき、安定した走行が可能となる
従って、補助レールは、レールとしての機能は無論、軌
条車の上方への浮き上がりが防止機能と、ラックとして
の機能をも具備することとなり、部品点数の減少を図れ
る利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る単軌条の一実施例の使用状態を示
す斜視図。
【図2】従来の単軌条を示す斜視図。
【符号の説明】
1…単軌条、2…上レール、2a…上面、3…下レール、
5…補助レール、5a…転動面(上面)、6…軌条車、7
…車輪、10…ラック、11…ギヤ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上レール(2)と下レール(3)とを備
    え、軌条車(6)が上下レール(2),(3)に沿って
    走行可能な単軌条において、該上レール(2)の両側面
    には、上レール(2)とは別体の金属性の補助レール
    (5),(5)がそれぞれ横方向に突設され、該補助レ
    ール(5),(5)の上面には、前記軌条車(6)の車
    輪(7)が転動する転動面(5a)が設けられ、且つ、
    補助レール(5)の下面には、前記軌条車(6)のギヤ
    (11)が下方から噛合可能なラック(10)が、補助レー
    ル(5)に沿って設けられてなることを特徴とする単軌
    条。
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JPS4939576A (ja) * 1972-08-23 1974-04-13
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