JP2533712Y2 - 組合せレール - Google Patents

組合せレール

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JP2533712Y2
JP2533712Y2 JP1988090906U JP9090688U JP2533712Y2 JP 2533712 Y2 JP2533712 Y2 JP 2533712Y2 JP 1988090906 U JP1988090906 U JP 1988090906U JP 9090688 U JP9090688 U JP 9090688U JP 2533712 Y2 JP2533712 Y2 JP 2533712Y2
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Japan
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rail
auxiliary
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main
wheel
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八郎 坂田
昭彦 中島
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は組合せレールに関するものである。
[従来の技術] レールは圧延により製造されるのが普通であるが、圧
延による製造では特殊な形状のレールは製造が難しい。
特開昭52−91759号公報にはクラッドレールが開示さ
れているが、この技術はレール頭部にレール鋼よりヤン
グ係数の低い金属材料を圧着することによって列車走行
時の騒音を低減するというものであって、レールの形状
に関するものではない。
[考案が解決しようとする課題] レール上を移動する台車により重量物を移送する際、
該台車の走行または停止時の位置を正確に合わせる必要
がある場合、例えばロケット運搬台車によりロケットを
発射台まで移送する場合、発射台においては正確な位置
合せをしなければならないので、レール頭部幅と該ロケ
ット運搬台車に設けられた両フランジ車輪の溝幅との間
の遊び幅は該車輪の転動に必要な最低限の遊び幅でなけ
ればならない。そして、レール形状も普通のレールとは
異って頭部幅の広い特殊なレールであり、このような形
状のレールを圧延により製造するのは難しい。
[課題を解決するための手段] 本考案は前記従来技術の問題点を有利に解決するため
になされたもので、 (1)主レールの両側部に、両フランジ車輪の溝幅に対
応させて成形した補助レールを空間を介在させてボルト
とナットで接合し、該補助レールは、その頭部高さを主
レールの頭部高さより少なくとも該主レールの許容最大
摩耗量だけ低くすると共に、その底部を主レールのフラ
ンジ部に接触させたことを特徴とする組合せレール、 を要旨とする。
[作用] 本考案に係る補助レールは、両フランジ車輪の溝幅に
対応させて成形したものであり、該溝幅とレール頭部幅
との隙間に起因する台車の位置決め精度低下の問題を解
決できる。また、主レールの車輪踏面位置よりも補助レ
ールの最高部位を低くして補助レールに車輪鉛直荷重を
負担させないようにした。更に、主レールのフランジと
補助レール底面とを接触させたので、その摩擦力により
補助レールをボルトとナットで締付けた際にボルトに過
大な曲げ応力がかかってボルトが破損するようなことは
ない。
[実施例] 以下図面に基づいて本考案を説明する。第1図は本考
案を例示する断面図であり、第2図はその平面図であ
る。
本考案は、第1図および第2図に示すように、主レー
ル3の左右両側部に補助レール4Aおよび4Bをボルト5と
ナット6で接合して構成したものである。図中1は車輪
であって、この車輪には両側部にフランジ2Aおよび2Bを
有し、両フランジ間には溝幅Lの溝11が形成されてい
る。
本考案に係る補助レール4Aおよび4Bは、該溝11の溝幅
に対応して形成されるものであって、補助レール4Aおよ
び4Bを主レール3に接合した状態でその幅(l)が車輪
の溝幅(L)よりは狭く、その遊び幅(L−l)は車輪
1の転動に必要な最低限の値となるように設定しなけれ
ばならない。
本考案に係る補助レール4Aおよび4Bは、主レール3の
頭部幅を車輪1の溝幅(L)に合わせて拡大するため設
けるものであって、車輪1の荷重を支えるためのもので
はない。従って、補助レール4Aおよび4Bの頭部高さは主
レール3頭部の車輪踏面より低くすると共にその底面を
主レール3のフランジ10に接触させ、主レール3のウエ
ブ9を貫通させて設けたボルト5とナット6により主レ
ール3の両側から締付けて固定する。この際、主レール
3のウエブ9と補助レール4Aおよび4Bとの間には、空間
12が設けられており、該空間12によって主レール3と補
助レール4A,4Bが弾性的に接合され、主レールと補助レ
ールの密着度を高める。また、該空間12の存在は補助レ
ールの形状を単純化するため、加工を容易にする。図中
7はレール締結金物、8は台座鋼板である。
補助レール4Aおよび4Bの頭部高さを主レール3より低
くするのは、車輪1の荷重は主レール3で受けて、補助
レール4A,4Bでは受けないようにするためであり、その
程度は主レール3頭部の摩耗を考慮して、少なくとも許
容最大摩耗量だけ低くする必要がある。このように第1
図の溝11で示す空間を充分大きくとることによって、補
助レール4A,4Bの頂部に車輪1の踏面が接触せず、補助
レールが変形することがない。
[考案の効果] 以上述べたように本考案は、圧延による製造は困難と
されていた特殊な形状のレールを、圧延によって製造し
た従来のレールに補助レールを組合せることによって製
作したものであるから、特殊な形状のレールを容易にか
つ経済的に製作できるという効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を例示する断面図であり、第2図はその
平面図である。 1:車輪、2A,2B:車輪フランジ、3:主レール、4A,4B:補助
レール、5:ボルト、6:ナット、11:溝、12:空間。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主レールの両側部に、両フランジ車輪の溝
    幅に対応させて成形した補助レールを空間を介在させて
    ボルトとナットで接合し、該補助レールは、その頭部高
    さを主レールの頭部高さより少なくとも該主レールの許
    容最大摩耗量だけ低くすると共に、その底部を主レール
    のフランジ部に接触させたことを特徴とする組合せレー
    ル。
JP1988090906U 1988-07-11 1988-07-11 組合せレール Expired - Lifetime JP2533712Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS51115584A (en) * 1975-04-03 1976-10-12 P C Kk Method for absorbing rail vibration

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