JP2548631Y2 - 合成樹脂製ボックスのロック機構 - Google Patents

合成樹脂製ボックスのロック機構

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JP2548631Y2
JP2548631Y2 JP1990123287U JP12328790U JP2548631Y2 JP 2548631 Y2 JP2548631 Y2 JP 2548631Y2 JP 1990123287 U JP1990123287 U JP 1990123287U JP 12328790 U JP12328790 U JP 12328790U JP 2548631 Y2 JP2548631 Y2 JP 2548631Y2
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浩 近藤
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河村電器産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本考案は、分電盤等に使用される合成樹脂製ボックス
のロック機構の改良に関するものである。
ロ 従来の技術 従来、分電盤等に使用される合成樹脂製ボックスのロ
ック機構は多種多様で、当初広く採用されていたロック
機構は、上蓋に係合足を設け、一方下函にその係合足に
係合する段部を形成し、上蓋を圧して両者を係合するも
のであった。したがって、この係合足が上蓋の側板の下
面より外部にはみ出すことがあり、そのような場合に
は、係合足が引掛って折れる虞れがあった。
そこで、第7図及び第8図示のように、合成樹脂製の
上蓋3の側板3a内壁に係合突起20を、一方、合成樹脂製
の下函1にその係合突起20を係合する係合段部21を夫々
形成し、上蓋3を押圧して下函1に嵌着し、一方、上蓋
3を取り外す際は、上蓋3の側板3a表面に設けた取っ手
22に指を入れ、上部に引き上げるようにして上蓋3を取
り外すものがあった。
又、実開平1−61805号公報には、カバーの一片をボ
デイに開閉自在に嵌着すると共に、カバーの他辺にロッ
ク手段を設け、そのロック手段を、カバーに設けた被係
合部と、その被係合部に係合する係合爪、係合ロック片
及びバネ片とで形成した分電盤が開示されている。
ハ 考案が解決しようとする課題 上記従来技術において、第7図及び第8図示のロック
機構は、係合突起20及び係合段部21の合成樹脂の弾性を
利用してロックしているため、上蓋3を取り外す際には
それ相応の力を必要とし、特に、合成樹脂製の上蓋3及
び下函1は成形条件によって寸法誤差が発生し易く、そ
の誤差が大きい場合は上蓋3と下函1との嵌着力が強
く、上蓋3を簡単に取り外すことが出来ないという欠点
を有していた。又、上蓋3の側板3a表面に取っ手22を、
下函1に取っ手逃がし23を夫々設けているので、滑らか
さに欠け美観を損なうという問題もあった。
又、実開平1−61805号公報に開示されているロック
機構は、係合ロック片を内方に押し込むと被係合部と係
合爪との係合が解かれ、更に、ばね片がカバー方向へ付
勢されてカバーを押し上げるので、比較的容易にカバー
を取り外すことが出来るが、ばね片を係合ロック片と一
体成形するのが厄介であり、又、係合ロック片がカバー
の側板外面に突出しているため、それを引っ掛けて不用
意にカバーが開く虞れがあると共に、美観を損なうとい
う問題もあった。
ニ 課題を解決するための手段 本考案は、上記従来技術の問題点に鑑み、上蓋の取り
外しに大きな力を必要とせず、又、不用意にロック機構
を引っ掛ける虞れがなく、工事業者以外の者が容易にカ
バーを開けることができないような目立たない外観で、
且つ、美観に優れる合成樹脂製ボックスのロック機構を
提供するもので、その構成は、上面開口の合成樹脂製下
函とその開口面を覆う合成樹脂製上蓋とからなり、その
上蓋の対向する側板に係合部を夫々設けると共に、前記
下函の側板における前記係合部に対応する部位に、その
係合部が係合される係合段部と、その係合部の係合を解
除する押し込み鈕部とを一体的に形成した係合操作具を
設け、且つその係合操作具の上部がボックス内側へたわ
み自在に形成されると共に、係合部を係合段部に係合さ
せた状態において、前記押し込み鈕部を上蓋の側板表面
と面一に設定したことにある。
ホ 作用 合成樹脂製下函の上面開口部を合成樹脂製上蓋で覆う
と、上蓋の両側板の係合部が下函の係合段部に係合し
て、ボックスがロックされる。この時、押し込み鈕部は
上蓋の側板表面と面一に設定されているので、ボックス
の表面には凹凸が無く美観に優れる。ロックを解除して
上蓋を取り外す時は、押し込み鈕部をボックス内側へ押
し込むと、係合部が係合段部から係合解除されると共
に、上蓋の側板下部に、押し込み鈕部がボックス内側へ
押し込まれた分のスペースが生ずるので、そのスペース
に指を入れて上蓋を簡単に取り外すことが出来る。
ヘ 実施例 本考案に係る合成樹脂製ボックスのロック機構の実施
例を図面に基づいて以下説明する。
第1図において、1は上面に開口面2を有する合成樹
脂製下函としての基台、3はその開口面2を覆う合成樹
脂製上蓋としてのカバーである。そのカバー3の両側板
3a、3a内壁には係合部としての係合爪4、4が夫々設け
られ、又、基台1の側板5における係合爪4に対応する
部位には、係合爪4を係合する係合段部6と、その係合
爪4の係合を解除する押し込み鈕部7とを一体的に形成
した係合操作具としてのカバー固定解除具8が、第2図
示のように設けられている。即ち、カバー固定解除具8
の下部は、側板5の内側とその内側に設けられた固定枠
9との間に着脱可能に嵌合し、且つ下部内側に設けられ
た係止突起10が固定枠9の係止孔11に係止されて、カバ
ー固定解除具8が上方へ抜けないようになっており、同
時に、カバー固定解除具8の上部の押し込み鈕部7は、
第3図(a)示のように、基台1の切欠き部5aとカバー
3の側板3aとの間に係着され、係合爪4を係合段部6に
係合させた状態において、前記側板3a表面と面一にな
る。
そして、カバー固定解除具8は合成樹脂製で形成され
ているので、第3図(b)示のように、その弾性により
ボックス内側へ自在にたわむことが出来る。
上記の如く構成された合成樹脂製ボックスのロック機
構は、次のように作用する。
即ち、基台1の上面開口部をカバー3で覆うと、カバ
ー3の両側板内壁の係合爪4が基台1の係合段部6に係
合して、ボックスがロックされる。この時、カバー固定
解除具8の押し込み鈕部7はカバー3の側板3a表面と面
一になるので、ボックスの表面には凹凸が全然無く、滑
らかな状態を呈するので、押圧部が目立たないため工事
業者以外の者が容易にカバーを開けることができない外
観とすることができるし、またその外観が美麗となる。
又、ボックスの表面にロック機構の凸部が無いので、不
用意にロック機構を引っ掛ける虞れがない。
ロックを解除してカバー3を取り外す時は、押し込み
鈕部7を親指等でボックス内側へ押し込むと、カバー固
定解除具8がボックス内側へたわみ、係合爪4が係合段
部6から係合解除されると共に、第4図(b)示のよう
に、カバー3の側板3a下部に、押し込み鈕部7がボック
ス内側へ押し込まれた分のスペース5bが生ずるので、第
3図(b)のBの如く、そのスペース5bに親指等を入
れ、側板3aを押し上げてカバー3を取り外す。
このように、押し込み鈕部7を押すだけで係合が解除
されるので、係合解除のためにカバー3を引張り上げる
必要が無く、小さな力で簡単にカバー3を取り外すこと
が出来るものである。
尚、カバー固定解除具8が基台1に着脱可能に設けら
れているので、仮に係合段部6が欠けても基台1を交換
する必要は無く、カバー固定解除具8のみを交換すれば
良い。そのため修理が楽で且つ経済的である。
第5図、第6図(a)及び第6図(b)は、本考案の
変更実施例を示したもので、合成樹脂製のカバー3の側
板3aに、押し込み鈕部7が嵌合する嵌合窓3bが穿設さ
れ、その下辺を係合部12となしている。一方、合成樹脂
製の基台1には、前記係合部12を係合する係合段部6と
押し込み鈕部7とを備えたカバー固定解除具8が基台1
と一体的に形成されている。
上記のように構成されたロック機構は、第6図(a)
及び第6図(b)示のように作用するが、その詳細は前
記実施例と同じであるので説明を省略する。又、効果に
ついても、係合段部6が欠けて修理する場合の経済性の
点以外は、前記実施例と全く同じであるのでその説明を
省略する。
ト 考案の効果 以上説明の如く、本考案に係る合成樹脂製ボックスの
ロック機構は、上蓋の両側板に係合部を、又、下函の側
板に係合段部とその係合を解除する押し込み鈕部とを一
体的に形成した係合操作具を設け、且つその係合操作具
がボックス内側へたわみ自在に形成されると共に、前記
押し込み鈕部が上蓋の側板表面と面一に設定されている
ので、ボックスの表面は、ロック機構の凹凸が全然無く
滑らかな状態を呈するので、押圧部が目立たないため工
事業者以外の者が容易にカバーを開けることができない
外観とすることができるし、またその外観が美麗となる
他、不用意にロック機構を引っ掛けて、それを壊したり
上蓋を剥したりする虞れがない。又、押し込み鈕部を押
すだけで係合が解除されるので、小さな力で簡単にカバ
ーを取り外すことが出来、特別な技術を必要とせずに誰
でも容易に操作出来る。更に、係合段部が欠けても係合
操作具のみを交換すれば良いので経済的である等、その
効用は優れたものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す分解斜視図、第2図は
第1図のA矢視図、第3図(a)は係合部を係合段部に
係合させた状態の断面説明図、第3図(b)は第3図
(a)の係合を解除した状態の断面説明図、第4図
(a)はカバーを基台に被せてロックした状態の説明
図、第4図(b)は押し込み鈕部を押してロックを解除
しスペースが形成された状態の説明図、第5図は本考案
の変更実施例を示す分解斜視図、第6図(a)は係合部
を係合段部に係合させた状態の断面説明図、第6図
(b)は第6図(a)の係合を解除した状態の断面説明
図、第7図は従来例の斜視図、第8図はそのロック状態
の断面説明図である。 1……基台、2……開口面、3……カバー、3a……側
板、4……係合爪、5……側板、5b……スペース、6…
…係合段部、7……押し込み鈕部、8……カバー固定解
除具、9……固定枠、10……係止突起、11……係止孔、
12……係合部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面開口の合成樹脂製下函とその開口面を
    覆う合成樹脂製上蓋とからなり、その上蓋の対向する側
    板に係合部を夫々設けると共に、前記下函の側板におけ
    る前記係合部に対応する部位に、その係合部が係合され
    る係合段部と、その係合部の係合を解除する押し込み鈕
    部とを一体的に形成した係合操作具を設け、且つその係
    合操作具の上部がボックス内側へたわみ自在に形成され
    ると共に、係合部を係合段部に係合させた状態におい
    て、前記押し込み鈕部を上蓋の側板表面と面一に設定し
    たことを特徴とする合成樹脂製ボックスのロック機構。
JP1990123287U 1990-11-22 1990-11-22 合成樹脂製ボックスのロック機構 Expired - Fee Related JP2548631Y2 (ja)

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