JP2548268B2 - レジストパターンの形成方法 - Google Patents

レジストパターンの形成方法

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JP2548268B2 JP63008099A JP809988A JP2548268B2 JP 2548268 B2 JP2548268 B2 JP 2548268B2 JP 63008099 A JP63008099 A JP 63008099A JP 809988 A JP809988 A JP 809988A JP 2548268 B2 JP2548268 B2 JP 2548268B2
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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は近接効果を低減させるレジストパターンの形
成方法に関するものである。
従来の技術 半導体素子パターンの微細化とともに電子ビーム露光
が用いられてきている。電子ビーム露光では、レジスト
内での電子の散乱によりパターン精度が低下する近接効
果の低減が重要な問題となっている。GHOST露光法は、
この近接効果を低減させる有力な方法である。
このGHOST露光法について第5図に示した工程断面図
に基づいて説明する。始めに、第5図(a)に示すよう
に、半導体基板1の上にポジ形電子ビームレジスト膜2
を形成し、電子ビーム3を用いて所定の露光量で、所定
のパターンの電子ビーム露光を行う。次に、第5図
(b)に示すように、電子ビーム3に比べてエッジボケ
の大きい電子ビーム4を用いて、前記電子ビーム3の露
光量より30〜40%の露光量で、前記電子ビーム3で描い
たパターン以外を露光する。続いて、第5図(c)に示
すように、現像することにより所定パターンがえられ
る。GHOST法では、レジスト膜中の電子ビームの散乱の
影響が全体として平均化されるので、近接効果を低減さ
せることができる。しかし、このGHOST法は、二回目の
電子ビーム露光で、一回目の電子ビームで描いた所定パ
ターン以外のすべての部分を電子ビームで露光する必要
があるため、露光時間が長くなり、経済性に問題があ
る。
そこで、GHOST法において電子ビーム露光を1回にす
る方法が試みられている。この方法を第4図に示した工
程断面図に基づいて説明する。第4図(a)に示すよう
に、半導体基板1の上にポジ形電子ビームレジスト膜2,
アルミニウム(Al)膜5およびネガ形電子ビームレジス
ト膜6を順次積層し、電子ビーム3を用いて所定パター
ンの電子ビーム露光を行う。現像後、第4図(b)に示
すように、ネガ形電子ビームレジスト膜6のパターンが
形成される。このネガ形電子ビームレジスト膜6をマス
クとして、反応性イオンエッチングを行い、アルミニウ
ム膜5をエッチングし、第4図(c)に示すようにアル
ミニウム膜のパターンを形成する。次に、第4図(d)
に示すように、コリメートされていない遠紫外光7を用
いて全面露光を行う。この工程が、第5図における、エ
ッジボケの大きい電子ビーム4を用いた露光に相当す
る。最後に、アルミニウム膜5を除去した後、ポジ形電
子ビームレジスト膜2を現像することにより、所定パタ
ーンを形成する。この方法は、電子ビーム露光が1回で
すむ利点を持つ。
発明が解決しようとする課題 従来のGHOST法において、電子ビーム露光を2回用い
る前者の方法では、露光時間が長く、経済的でない。ま
た、1回の電子ビーム露光を用いる後者の方法では、金
属膜の形成および除去の煩雑さと金属膜による素子の汚
染という問題がある。
課題を解決するための手段 本発明のレジストパターンの形成方法は、半導体基板
上にポジ形電子ビームレジスト膜とネガ形のポリスチレ
ンスルフォン酸アンモニウム膜を順次積層した後、所定
形状の電子ビーム露光を前記ポジ形電子ビームレジスト
膜まで行い、水またはノボラック系ホトレジストの現像
液を用いて現像することにより、前記ポリスチレンスル
フォン酸アンモニウム膜のパターンを形成し、この後、
全面に前記ポジ形電子ビームレジスト膜が現像されない
程度に弱く、コリメートされた遠紫外光で露光を行った
後、前記ポジ形電子ビームレジスト膜の現像液を用いて
現像することにより、前記ポジ形電子ビームレジスト膜
のパターンを形成するものである。
作用 本発明のレジストパターンの形成方法によれば、金属
膜を用いることなく、1回の電子ビーム露光でGHOST法
による近接効果補正を実現することができる。
実施例 以下に、第1図の工程断面図に基づいて本発明の実施
例について説明する。始めに、第1図(a)に示すよう
に、半導体基板1の上に、ポリメチルメタクリレート
(PMMA)膜8およびポリスチレンスルフォン酸アンモニ
ウム(AmSS)膜9を順次積層する。なおPMMA膜8を1μ
mの厚さで塗布し、170℃の温度で30分間のプリベーク
を行い、またAmSS膜9を0.5μmの厚さで塗布し、160℃
の温度で30分間のプリベークを行った。この2層膜を形
成した後、電子ビーム3を用いて、露光量150μC/cm2
所定パターンの露光を行う。AmSS膜9は電子ビーム露光
に対して、第2図の感度曲線に示すようにネガ形の感度
を持つ。したがって、水を現像液としてAmSS膜9を現像
することにより、第1図(b)に示すネガ形パターンが
形成される。なお、ノボラック系ホトレジストの現像液
を水のかわりに使用することも可能である。ネガ形レジ
ストの性質として、その断面形状の側壁は垂直ではな
く、テーパ状となる。なお、PMMA膜8は、AmSS膜9の現
像液である水に対しては溶解しないので影響を受けな
い。次に、第1図(c)に示すように、波長250nmのコ
リメートされた遠紫外光10を用いて、全面に露光を行
う。AmSS膜9は第3図に示すように、遠紫外光領域では
吸収が強いため、遠紫外光のマスクとして働く。また、
AmSS膜9のパターンの側壁はテーパ状となるので、この
テーパ状になったAmSS膜9のために、コリメートされた
遠紫外光10の一部が透過し、第5図(b)で示した所定
パターン以外をエッジボケの大きい電子ビーム4で露光
する場合と同じ効果を持つことになる。その後、PMMA膜
8をメチルイソブチルケトンとイソプロピルアルコール
を1:3の割合で混合した現像液を用いて現像することに
より、第1図(d)に示すように近接効果を補正した所
定のパターンを形成することができる。
発明の効果 本発明のレジストパターンの形成方法によれば、1回
の電子ビーム露光と全面の遠紫外光露光でGHOST法が実
現できるので、電子ビーム露光に要する時間の短縮がで
きるとともに、金属膜の形成および除去工程の省略、そ
れにともなう汚染の排除が可能であり、かつ近接効果の
低減にきわめて効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のレジストパターンの形成方法の実施例
を説明するための工程断面図、第2図はAmSS膜の感度曲
線図、第3図はAmSS膜の吸光度曲線図、第4図は従来例
のGHOST法を説明するための工程断面図、第5図は従来
例の他のGHOST法を説明するための工程断面図である。 1……半導体基板、2……ポジ形電子ビームレジスト
膜、3……電子ビーム、4……エッジボケの大きい電子
ビーム、5……アルミニウム膜、6……ネガ形電子ビー
ムレジスト膜、7……コリメートされない遠紫外光、8
……PMMA膜、9……AmSS膜、10……コリメートされた遠
紫外光。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/027 H01L 21/30 573 541P 502A

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上にポジ形電子ビームレジスト
    膜とネガ形のポリスチレンスルフォン酸アンモニウム膜
    を順次積層した後、所定形状の電子ビーム露光を前記ポ
    ジ形電子ビームレジスト膜まで行い、水またはノボラッ
    ク系ホトレジストの現像液を用いて現像することによ
    り、前記ポリスチレンスルフォン酸アンモニウム膜のパ
    ターンを形成し、この後、全面に前記ポジ形電子ビーム
    レジスト膜が現像されない程度に弱く、コリメートされ
    た遠紫外光で露光を行った後、前記ポジ形電子ビームレ
    ジスト膜の現像液を用いて現像することにより、前記ポ
    ジ形電子ビームレジスト膜のパターンを形成することを
    特徴とするレジストパターンの形成方法。
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