JP2714967B2 - レジストパターンの形成方法 - Google Patents

レジストパターンの形成方法

Info

Publication number
JP2714967B2
JP2714967B2 JP63327063A JP32706388A JP2714967B2 JP 2714967 B2 JP2714967 B2 JP 2714967B2 JP 63327063 A JP63327063 A JP 63327063A JP 32706388 A JP32706388 A JP 32706388A JP 2714967 B2 JP2714967 B2 JP 2714967B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
resist
line
photoresist
pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63327063A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02171754A (ja
Inventor
英樹 樽本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP63327063A priority Critical patent/JP2714967B2/ja
Publication of JPH02171754A publication Critical patent/JPH02171754A/ja
Priority to US08/218,445 priority patent/US5455145A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2714967B2 publication Critical patent/JP2714967B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はパターン形成方法に関し、特に半導体装置
等の製造において、2層レジストを用いる、微細パター
ンを形成する方法に関するものである。
[従来の技術] 近年、半導体装置の高集積化に伴ない、これらの装置
の製造工程においてアスペクト比が高くかつ微細なレジ
ストパターンを形成することができる技術が要求されて
おり、この要望に応える技術として、二層レジストを用
いるパターン形成技術が提案されている。この種のパタ
ーン形成方法に関して、たとえば文献ジャーナル・オブ
・バキューム・サイエンス・アンド・テクロノジー(Jo
urnal of Vacuum Science and Technology,16(6),
(1979),pp1669-1671には、下層がポリメチルメタクリ
レート(以下PMMAという。)、上層がポジ型ホトレジス
トからなる2層レジストを用いるパターン形成方法が記
載されている。第6A図〜第6E図は、その製造工程の概要
を示したものであり、断面図で表わされている。これら
の図を参照して、従来の微細パターン形成方法について
説明する。
第6A図を参照して、基板1上にPMMAホトレジストを塗
布し、下層レジストであるPMMAホトレジスト層2を形成
する。次に、このPMMAホトレジスト層2の上に、波長43
6nmのg線光に感光するg線ホトレジストを塗布し、上
層レジストであるg線ホトレジスト層3を形成する。こ
うして、基板1上に2層レジストが形成される。
次に、第6B図を参照して、所定のパターンを有するマ
スク4を用いて、g線光5により露光を行なう。する
と、PMMAホトレジスト層2はg線光5に感光しないの
で、g線ホトレジスト層3の、所定の部分3a(以下、g
線露光部3aという)のみが感光する。
次に、第6C図を参照して、現像を行なうと、g線露光
部3aのみが除去され、g線によって感光されなかった部
分3b(以下、g線未露光部3bという)がPMMAホトレジス
ト層2上に残される。
次に、第6D図を参照して、基板1の全面にdeep UV光
8を露光する。この場合、g線未露光部3bはdeep UV光
8を遮断するので、このg線未露光部3bはマスクとして
作用する。その結果、PMMAホトレジスト層2のうちdeep
UV光8が当たった部分2a(以下、deep UV露光部2aとい
う)のみが感光する。
次に、第6E図を参照して、現像を行なうと、deep UV
露光部2aのみが選択的に除去され、deep UV光8によっ
て露光されなかった部分2b(以下、deep UV未露光部2b
という)が残され、基板1上にdeep UV未露光部2bとg
線未露光部3bとからなる2層レジストのパターン6が形
成される。
次に、この2層レジストのパターン6をマスクにし
て、基板1の上に形成される被エッチング物であるアル
ミニウム配線膜等のエッチングがなされる。
[発明が解決しようとする課題] 従来のパターン形成方法は以上のように構成されてお
り、第6D図を参照して、下層ホトレジストにPMMAホトレ
ジスト層2を用いているのが特徴である。しかしなが
ら、PMMAホトレジストは感度が低いため、PMMAホトレジ
スト層2の露光に長時間を要し、スループット(ライン
時間あたりのウエハ処理枚数)が低いという問題点があ
った。また、第6E図を参照して、2層レジストのパター
ン6を次工程であるエッチング工程のマスクとして用い
るとき、PMMAホトレジスト層2はドライエッチング耐性
が劣るという性質を有するので、被エッチング物の高精
度な微細パターンを形成できないという問題点があっ
た。
それゆえに、この発明の目的は下層ホトレジスト層の
露光時間を短縮でき、スループットの向上を図ることの
できるパターン形成方法を提供することにある。
この発明の他の目的は、エッチング工程において、被
エッチング物の高精度の微細パターンを形成することの
できるパターン形成方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] この発明に係るレジストパターンの形成方法は、基板
を準備する工程と、上記基板上に下層レジストとして、
第1の波長域の光に対してほとんどあるいは全く感光せ
ず、第2の波長の域の光に感光するノボラック系ホトレ
ジストを塗布する工程と、上記下層レジスト上に、上層
レジストとして、フェナジン、4−アミノトロポン、9,
10−ジメチルアントラセン、フェナントレン、トリフェ
ニレンおよびフェノチアジンからなる群より選ばれた上
記第2の波長域の光を吸収する化合物を含み、上記第1
の波長域の光に感光するノボラック系ホトレジストを塗
布する工程と、上記基板上に上記下層レジストと上記上
層レジストを塗布した後に、マスクを用いて上記上層レ
ジストに上記第1の波長域の光を照射し、現像すること
により、該上層レジストのパターを形成する工程と、上
記上層レジストのパターンを形成した後、該上層レジス
トのパターンをマスクにして、上記基板の全面に第2の
波長域の光を照射し、現像することにより、上記下層レ
ジストのパターンを形成する工程と、を備えている。
本発明に用いられる第1の波長域の光としては、波長
が436nmのg線光が好ましい。
また、第2の波長域の光としては、波長が365nmのi
線光または波長が254nmのエキシマレーザ光が好ましく
用いられる。
そして、第2の波長域の光がi線光である場合には、
上記第2の波長域の光を吸収する化合物はフェナジン、
4−アミノトロポンおよび9,10−ジメチルアントラセン
からなる群より選ばれた化合物が好ましく用いられ、そ
の中でも特にフェナジンは特に好ましく用いられる。
第2の波長域の光がエキシマレーザ光である場合に
は、上記第2の波長域の光を吸収する化合物としては、
フェナントレン、トリフェニレンおよびフェノチアジン
からなる群より選ばれた化合物が好ましく用いられる。
また、上層レジストである第1の波長域の光に感光す
るホトレジストが第2の波長域の光を吸収する化合物と
感光剤と溶剤とからなり、上層レジストを0.1μmの膜
厚にして使用する場合、上記第2の波長域の光を吸収す
る化合物の割合は、これらの総重量に対して0.3重量%
以上にされるのが好ましい。これ以下であっては、高精
度の微細パターンを形成できない。
[作用] この発明によれば、下層レジストに高感度のノボラッ
ク系ホトレジストを用いるので、下層レジストの露光時
間を短縮でき、スループットが向上する。また、このノ
ボラック系ホトレジストはエッチング耐性が大きいの
で、被エッチング物のエッチング工程のマスクとして用
いたとき、レジストパターンに忠実な高精度の、被エッ
チング物の微細パターンを基板上に形成できる。
さらに、上層レジストに、フェナジン、4−アミノト
ロポン、9,10−ジメチルアントラセン、フェナントレ
ン、トリフェニレンおよびフェノチアジンからなる群よ
り選ばれた上記第2の波長域の光を吸収する化合物を含
ませているので、上層レジストのパターンをマスクに用
いて、下層レジストに第2の波長域の光を露光する場合
において、上層レジストの未露光部がマスクとして強力
に働き、下層レジストのパターニングが高精度に行なわ
れるようになる。
[実施例] 以下、この発明の実施例を図について説明する。
第1A図〜第1E図は、本発明に係るレジストパターンの
形成方法の概要を示したものであり、断面図で表わされ
ている。
第1A図を参照して、基板1上に波長365nmのi線光に
感光するノボラック系i線ホトレジストを塗布し、ノボ
ラック系i線ホトレジスト層10を形成する。このノボラ
ック系i線ホトレジストは波長436nmのg線光にはほと
んど感光しないものである。このような性能を備えたホ
トレジストとして、R17000P(日立化成社製ホトレジス
ト)がある。次に、このノボラック系i線ホトレジスト
層10の上に、上層レジストとして、フェナジンを含む、
g線光に感光するノボラック系g線ホトレジストを塗布
し、ノボラック系g線ホトレジスト層11を形成する。こ
のノボラック系g線ホトレジストには、たとえばMCPR-2
000H(三菱化成社製ホトレジスト)がある。以上のよう
にして、基板1上に2層レジストが形成される。
次に、第1B図を参照して、所定のマスク4を用いて、
g線光5の露光を行なう。すると、ノボラック系i線ホ
トレジスト層10は、g線光にほとんど感光しないので、
ノボラック系g線ホトレジストの所定の部分11a(以
下、g線露光部11aという)のみが感光する。
次に、第1C図を参照して、現像を行なうと、g線露光
部11aのみが除去され、g線光によって感光されなかっ
た部分11b(以下、g線未露光部11bという)がノボラッ
ク系i線ホトレジスト層10の上に残される。
次に、第1D図を参照して、基板1の全面にi線光14を
露光する。このとき、g線未露光部11bはフェナジンを
含んでおり、このフェナジンはλmaxが362.5nmでモル吸
光定数が104.5と非常に大きいので、このg線未露光部1
1bに照射されるi線光14はこのフェナジンに吸収され、
i線光14は遮断される。したがって、g線未露光部11b
は強力なマスクとして働き、ノボラック系i線ホトレジ
スト層10のうち、i線光14が当たった部分10a(以下、
i線露光部10aという)のみが感光する。
次に、第1E図を参照して、現像を行なうと、i線露光
部10aのみが選択的に除去され、i線光14によって露光
されなかった部分10b(以下、i線未露光部10bという)
が基板1上に残され、基板1上に2層レジストのパター
ン6が形成される。この場合において、i線未露光部10
bにはi線光14が全く届いていないので、i線未露光部1
0bのパターン形状は非常に高精度のものとなっている。
次に、この2層レジストのパターン6をマスクにし
て、基板1上に形成された被エッチング物(図示せず)
であるシリコン酸化膜層、ポリシリコン層、金属配線膜
層等のエッチングがなされる。このとき、下層レジスト
としてノボラック系のホトレジストを用いているので、
耐ドライエッチング性に優れ、被エッチング物の高精度
のパターンが得られる。
次に、具体的な例を示しながら、本発明をさらに詳細
に説明する。
第2A図〜第2G図は、基板上にアルミニウム配線のパタ
ーンを形成する際に、本発明を適用した場合の工程図で
ある。
第2A図を参照して、半導体基板(図示せず)の上に酸
化膜1bを形成する。酸化膜1bの上に、配線用金属とし
て、アルミニウム層1aを1μmの膜厚で形成する。次
に、下層レジストとして、i線光に感光するノボラック
系i線ホトレジストであるR1-7000Pを1.4μmの膜厚に
塗布し、ノボラックi線ホトレジスト層10を形成する。
次に、このノボラック系i線ホトレジスト層10の上に、
上層レジストとして、MCPR2000Hにフェナジンを1.0重量
%の割合で混合したノボラック系g線ホトレジストを0.
5μmの膜厚にスピン塗布し、ノボラック系g線ホトレ
ジスト層11を形成した。次に、90℃で、100秒間、プリ
ベークを行なって、2層レジストを形成した。
次に、第2B図を参照して、適当なマスク4を用いて、
g線光5を130mj/cm2の露光量で上層レジストに露光
し、g線露光部11aを形成した。なお、g線光は水銀ラ
ンプから出る光をg線ステッパで処理して得られる。
続いて、第2C図を参照して、NMD-W現像液(東京応化
社製水酸化テトラメチルアンモニウム2.38wt%水溶液)
を用いて現像処理を行なうと、g線露光部11aのみが選
択的に除去され、g線光によって感光されなかった部分
(g線未露光部11b)がノボラック系i線ホトレジスト
層10上に残された。
次に、第2D図を参照して、i線光14を300mj/cm2の露
光量で基板全面に照射した。なお、i線光は水銀ランプ
から出る光をアライナーで処理して得られる。このと
き、g線未露光部11bにはフェナジンが1.0重量%混合さ
れているので、このフェナジンがi線光14を吸収する結
果、i線光14はこの部分で完全に遮断される。それゆ
え、このg線未露光部11bは、i線光14の露光の際の強
力なマスクとなる。こうして、ノボラック系i線ホトレ
ジスト10のうち、i線光14が当たった部分10a(以下、
i線露光部10aという)のみが感光する。
次に、第2E図を参照して、NMD-W現像液を用いて60秒
現像すると、アルミニウム層1aの上に、0.5μm幅のラ
インとスペース(以下L/Sという)を有した2層レジス
トのパターン6が形成された。
次に、第2F図を参照して、この2層レジストのパター
ン6をマスクにして、被エッチング物であるアルミニウ
ム層1aをドライエッチングする。
その後、第2G図を参照して、2層レジストのパターン
6を除去すると、0.5μmL/Sのアルミニウムの配線パタ
ーン1aが得られた。
次に、第2A図〜第2G図に示したアルミ配線形成工程に
おいて、上層レジストに混合するフェナジンの量の適切
な量を求めるための実験を行なった。
MCPR2000H(感光剤とノボラック樹脂と溶剤の混合
物)にフェナジンを0.3重量%以上加えたものを上層レ
ジストに用いたときの工程断面図を、第3A図(第2D図に
相当する図)および第3B図(第2G図に相当する図)に示
す。この場合には、第3A図から明らかなように、十分な
膜厚を有する2層レジストパターン6が得られ、第3B図
に示すような、精度の良いアルミ配線のパターン15が形
成された。
一方、MCPR2000Hにフェナジンを0.1重量%加えたもの
を上層レジストとして用いたときの工程断面図を、第4A
図(第2D図に相当する図)および第4B図(第2G図に相当
する図)に示す。この場合には、第4A図から明らかなよ
うに、g線未露光部11bがマスクとして十分機能せず、
g線未露光部11bの直下のノボラック系i線ホトレジス
トが感光し、十分な膜厚を有するレジストパターンが得
られなかった。その結果、第4B図を参照して、レジスト
パターン6の膜厚が十分でないので、アルミ層1aのドラ
イエッチング加工は期待通りに進まず、アルミ配線の所
望のパターンは得られなかった。
なお上記実施例では、i線光を吸収する化合物とし
て、フェナジンを用いた場合を例示したが、この発明は
これに限られるものでなく、λmaxが365nmで、モル吸光
定数が104.4である4−アミノトロポン、λmaxが376nm
で、モル吸光定数が103.7の9,10−ジメチルアントラセ
ン等の、波長365nmの付近で吸光度が非常に大きい化合
物は十分に使用し得る。
また、上記実施例では、第2の波長域の光としてi線
光を使用した場合について例示したが、この発明はこれ
に限られるものではない。
第5A図〜第5E図は、第2の波長域の光としてエキシマ
レーザ光(波長254nm)を使用した場合の工程を断面図
で図示したものである。
第5A図を参照して、基板1上に、下層レジストとし
て、g線光に対してほとんどあるいは全く感光せず、エ
キシマレーザ光に感光するノボラック系ホトレジストを
塗布し、エキシマレーザ光に感光するノボラック系ホト
レジスト層16を形成する。なお、このノボラック系ホト
レジストとして、エキシマレーザ光に感光するレジスト
として汎用されているものは全て用い得る。次に、この
エキシマレーザ光に感光するホトレジスト16の上に、上
層レジストとして、フェナントレンを含む、g線光に感
光するノボラック系g線ホトレジストを塗布し、ノボラ
ック系g線ホトレジスト層11を形成する。なお、ノボラ
ック系g線ホトレジストとしては、上述のMCPR-2000Hが
好ましく用いられる。以上のようにして、基板1上に二
層レジストが形成される。
次に、第5B図を参照して、所定のマスク4を用いて、
g線光5の露光を行なう。すると、エキシマレーザ光に
感光するホトレジスト16はg線光5には感光しないの
で、ノボラック系g線ホトレジスト層11の、所定の部分
11a(以下、g線露光部11aという)のみが感光する。
次に、第5C図を参照して、現像を行なうと、g線露光
部11aのみが選択的に除去され、g線によって露光され
なかった部分11b(以下、g線未露光部11bという)が、
エキシマレーザ光に感光するホトレジスト16の上に残さ
れる。次に、第5D図を参照して、基板1の全面にエキシ
マレーザ光17を照射する。この場合、g線未露光部11b
はフェナントレンを含んでおり、このフェナントレンは
λmaxが251nmで、モル吸光定数が104.8と非常に大きい
ので、この部分に照射されるエキシマレーザ光17はフェ
ナントレンに吸収され、エキシマレーザ光17はこの部分
で完全に遮断される。したがって、g線未露光部11bは
強力なマスクとして働き、エキシマレーザ光に感光する
ホトレジスト層16のうち、エキシマレーザ光17が当たっ
た部分16a(以下、エキシマレーザ光露光部16aという)
のみが感光する。
次に、第5E図を参照して、現像を行なうと、エキシマ
レーザ光露光部16aのみが選択的に除去され、エキシマ
レーザ光17によっ露光されなかった部分16b(以下、エ
キシマレーザ光未露光部16bという)が残され、基板1
上に2層レジストのパターン6が形成される。この工程
において、エキシマレーザ光未露光部16bにはエキシマ
レーザ光17が全く届いていないので、エキシマレーザ光
未露光部16bのパターンの形状は非常に高精度のものと
なっている。次に、この2層レジストパターン6を用い
て、基板上の被エッチング物である酸化膜、ポリシリコ
ン膜、アルミ配線膜等のエッチングがなされる。このと
き、下層レジストとしてノボラック系のホトレジストを
用いているので、耐ドライエッチング性に優れ、被エッ
チング物の高精度のパターンが得られた。
なお、上記エキシマレーザ光を使用する実施例におい
て、エキシマレーザ光を吸収する化合物としてフェナン
トレンを例示したが、この発明はこれに限られるもので
なく、λmaxが260nmで、モル吸光定数が105.2のトリフ
ェニレン、λmaxが254nmでモル吸光定数が104.5のフェ
ノチアジン等の、エキシマレーザ光に対する吸光度が非
常に大きい化合物は十分に使用し得る。
また、上記実施例では第1の波長域の光としてg線
光、第2の波長域の光としてi線光またはエキシマレー
ザ光を使用する場合を例示したたが、この発明はこれに
限られない。
以上、具体的な実施例を上げてこの発明を説明した
が、本明細書に記載した好ましい実施例は例示的なもの
であり、限定的なものでない。本発明の範囲は特許請求
の範囲第によって示されており、この特許請求の範囲の
意味の中に含まれるすべての変形は本願発明に含まれる
ものである。
[発明の効果] 以上説明したとおり、この発明によれば、下層レジス
トにノボラック系ホトレジストを用いるので、下層レジ
ストの露光時間を短縮でき、スループットが向上する。
その結果、生産コストが下がるという効果を奏する。
また、このノボラック系ホトレジストはエッチング耐
性が大きいので、被エッチング物のエッチング工程のマ
スクとして用いたとき、被エッチング物の、レジストパ
ターに忠実な高精度の微細パターンを形成でき、信頼性
が向上するという効果を奏する。
さらに、上層レジストに、フェナジン、4−アミノト
ロポン、9,10−ジメチルアントラセン、フェナントレ
ン、トリフェニレンおよびフェノチアジンからなる群よ
り選ばれた第2の波長域の光を吸収する化合物を含ませ
ているので、上層レジストのパターンをマスクにして下
層レジストに第2の波長域の光を露光する場合におい
て、上層レジストの未露光部がマスクとして強力に働
き、下層レジストのパターニングが高精度に行なわれる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
第1A図〜第1E図は、この発明の一実施例の工程を断面図
で示したものである。 第2A図〜第2G図は、この発明をアルミ配線の形成に適用
したときの工程図であり、断面図で表わしたものであ
る。 第3A図、第3B図、第4A図および第4B図は、第2の波長域
の光を吸収する化合物の適切な量を求めるために行なっ
た実験の結果を示した断面図である。 第5A図〜第5E図は、この発明の他の実施例の工程の断面
図である。 第6A図〜第6E図は、従来のレジストパターンの形成方法
を断面図で示したものである。 図において、1は基板、5はg線光、10はノボラック系
i線ホトレジスト層、10aはi線露光部、10bはi線未露
光部、11はノボラック系g線ホトレジスト層、11aはg
線露光部、11bはg線未露光部、14はi線光である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板を準備する工程と、 前記基板上に、下層レジストとして、第1の波長域の光
    に対してほとんどあるいは全く感光せず、第2の波長域
    の光に感光するノボラック系ホトレジストを塗布する工
    程と、 前記下層レジストの上に、上層レジストとして、フェナ
    ジン、4−アミノトロポン、9,10−ジメチルアントラセ
    ン、フェナントレン、トリフェニレンおよびフェノチア
    ジンからなる群より選ばれた、前記第2の波長域の光を
    吸収する化合物を含み、前記第1の波長域の光に感光す
    るノボラック系ホトレジストを塗布する工程と、 前記基板上に前記下層レジストと前記上層レジストを塗
    布した後、マスクを用いて前記上層レジスタに前記第1
    の波長域の光を照射し、現像することにより、該上層レ
    ジストのパターンを形成する工程と、 前記上層レジストのパターンを形成した後、該上層レジ
    ストのパターンをマスクにして、前記基板の全面に第2
    の波長域の光を照射し、現像することにより、前記下層
    レジストのパターンを形成する工程と、を備えたレジス
    トパターンの形成方法。
JP63327063A 1988-12-24 1988-12-24 レジストパターンの形成方法 Expired - Lifetime JP2714967B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63327063A JP2714967B2 (ja) 1988-12-24 1988-12-24 レジストパターンの形成方法
US08/218,445 US5455145A (en) 1988-12-24 1994-03-25 Method of manufacturing double layer resist pattern and double layer resist structure

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63327063A JP2714967B2 (ja) 1988-12-24 1988-12-24 レジストパターンの形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02171754A JPH02171754A (ja) 1990-07-03
JP2714967B2 true JP2714967B2 (ja) 1998-02-16

Family

ID=18194886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63327063A Expired - Lifetime JP2714967B2 (ja) 1988-12-24 1988-12-24 レジストパターンの形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2714967B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100851092B1 (ko) * 2000-09-18 2008-08-08 마이크로닉 레이저 시스템즈 에이비 이중층 레티클 블랭크 및 이것의 제조방법

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07142365A (ja) * 1993-11-13 1995-06-02 Nec Corp 多層レジストパターンの形成方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0154932A3 (en) * 1984-03-09 1986-02-05 Hewlett-Packard Company Multilayer photoresist process
JPS60200253A (ja) * 1984-03-23 1985-10-09 Nec Corp パタ−ン形成方法
JPS6337341A (ja) * 1986-08-01 1988-02-18 Hitachi Ltd パタン形成法
JPH01302350A (ja) * 1988-05-31 1989-12-06 Fujitsu Ltd レジストパターン形成方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100851092B1 (ko) * 2000-09-18 2008-08-08 마이크로닉 레이저 시스템즈 에이비 이중층 레티클 블랭크 및 이것의 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02171754A (ja) 1990-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5455145A (en) Method of manufacturing double layer resist pattern and double layer resist structure
JP3355239B2 (ja) パターンの形成方法
US6764808B2 (en) Self-aligned pattern formation using wavelenghts
JP2543195B2 (ja) 微細レジストパタ―ンの形成方法
JP2001267230A (ja) パターンの形成方法
JP2714967B2 (ja) レジストパターンの形成方法
JPH05326358A (ja) 微細パターン形成方法
JPH02118651A (ja) パターン形成材料
JPH09211871A (ja) レジストパターン形成方法
JPH01142721A (ja) ポジ型感光性パターン形成材料およびパターン形成方法
JPH06267890A (ja) 小さなマスク開口部を製造するためのリソグラフィー方法およびその製造物
KR100261162B1 (ko) 반도체소자의 패터닝 방법
JPH063828A (ja) レジストパターンの形成方法
JPH06349724A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2676833B2 (ja) フォトレジストパターンの形成方法
JP2653072B2 (ja) パターン形成方法
KR920003808B1 (ko) 미세패턴 형성을 위한 사진식각 방법
JPS6386550A (ja) 多層配線層の形成方法
JPH11153871A (ja) レジストパターン形成方法及び半導体基板
JPS588131B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2003100600A (ja) レジストパターン形成方法
JPH0272361A (ja) 二層構造電子線レジスト
JP2506385B2 (ja) レジストのパタ―ニング方法
JPS6255650A (ja) 基板上への樹脂パタ−ンの形成方法
JPH01191130A (ja) 微細パターン形成方法