JP2547865B2 - 電磁式燃料噴射弁 - Google Patents

電磁式燃料噴射弁

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JP2547865B2
JP2547865B2 JP1266022A JP26602289A JP2547865B2 JP 2547865 B2 JP2547865 B2 JP 2547865B2 JP 1266022 A JP1266022 A JP 1266022A JP 26602289 A JP26602289 A JP 26602289A JP 2547865 B2 JP2547865 B2 JP 2547865B2
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文男 星野
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Unisia Jecs Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、内燃機関の燃料噴射装置に用いられる電
磁式燃料噴射弁の改良に関する。
従来の技術 例えばガソリン機関の吸気ポートに各気筒毎に設けら
れる燃料噴射弁としては、ソレノイドの励磁によってニ
ードルをリフトさせることで、先端の噴孔を開くように
したニードルタイプの電磁式燃料噴射弁が多く用いられ
ている。このニードルタイプの電磁式燃料噴射弁にあっ
ては、製造時に必要な動的流量(所定の駆動パルス信号
に対する実際の噴射量)の調整を、ニードルを閉方向に
付勢するコイルスプリングのセット荷重の調整により行
うのが一般的である。
これに対し、近年、燃料噴射弁を一層小型化するため
に、平板な板状の弁体を用いたフラットバルブタイプの
電磁式燃料噴射弁が提案されている。
第2図はその要部を示すもので、磁性体からなるハウ
ジング1の内部に、コア部1aを囲むように円筒状をなす
ソレノイド2が装填されているとともに、ハウジング1
先端側にバルブシート部材3が固定されている。詳しく
は、ハウジング1先端側の筒状部先端をかしめることで
固定保持されている。
上記バルブシート部材3は、中心部に単一の噴孔4が
貫通形成されており、その上面側に、円形の板状をなす
磁性体からなる弁体5が配置されている。また、この弁
体5周囲を囲むように、略同一の板厚の円環状シム6が
設けられているとともに、このシム6と重ねて磁性体か
らなる円環状のストッパ7が配設されており、かつ上記
シム6とストッパ7との間に、リーフスプリング8の外
周端が挾持固定されている。そして上記リーフスプリン
グ8の内周端が上記弁体5の外周部上面に当接して該弁
体5を閉方向に押圧している。尚、上記弁体5には、燃
料を通流させるための連通孔9が貫通形成されている。
従って、上記構成では、通常は弁体5がリーフスプリ
ング8の付勢力によってバルブシート部材3に着座して
おり、噴孔4が閉塞されている。そして、ソレノイド2
が励磁されると、コア部1aから弁体5およびストッパ7
を通ってハウジング1外周部に至る閉磁路が形成される
ため、弁体5がコア部1a先端に引き寄せられ、噴孔4が
開放される。つまり燃料噴射が行われる。尚、この弁体
5のリフト量はストッパ7によって規制され、コア部1a
に対して非接触状態に保たれる。
発明が解決しようとする課題 上記のようにリーフスプリング8と板状の弁体5を用
いた構成においては、リーフスプリング8のセット荷重
を可変調整することは非常に難しい。そのため、各部の
寸法精度を高めて動的流量のばらつきを少なくするとと
もに、ストッパ7の厚さを変えて、つまり厚さの異なる
ストッパ7と組み替えて動的流量の調整を行う必要があ
る。
しかしながら、このようにストッパ7を組み替えて動
的流量の調整を行うのは非常に面倒であり、生産性が悪
い。またハウジング1先端部のかしめ工程の前に動的流
量の調整を行う必要があり、調整後にハウジングのかし
めが軸方向に行われるので、各部の圧縮変形等による折
角調整した動的流量がばらつき易い。
課題を解決するための手段 そこで、この発明は、バルブシート部材等をハウジン
グに固定した状態で外部から動的流量の調整を行えるよ
うにしたものであって、中心部に噴孔が貫通形成された
バルブシート部材と、このバルブシート部材に着座して
上記噴孔を開閉する磁性体からなる板状の弁体と、外周
縁がハウジング側に固定されるとともに内周縁が上記弁
体上面に対向して配置された磁性体からなる環状のスト
ッパと、このストッパ下面に重ねて配設され、かつ上記
弁体を着座方向に押圧するリーフスプリングと、上記弁
体を吸引するソレノイドとを備えてなる電磁式燃料噴射
弁において、上記ソレノイド中心部に、磁性体からなる
固定コア部を設け、この固定コア部の中心にガイド孔を
貫通形成し、かつこのガイド孔内に、先端面が上記弁体
に対向した位置調整可能な可動コアを挿通するととも
に、上記固定コア部を半径方向からかしめて該固定コア
部と可動コアとを互いに固定したことを特徴としてい
る。
作用 上記可動コアを弁体上面に接近させれば、磁路のギャ
ップが小さくなるので、動的流量は増加する。また逆に
弁体上面から離間させれば動的流量は減少する。上記可
動コアは、動的流量の調整後に、固定コア部を半径方向
からかしめることにより堅固に固定される。このよう
に、かしめが半径方向になされているため、一旦調整し
た動的流量がかしめ時に変化することがない。
実施例 以下、この発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説
明する。
第1図はこの発明に係る電磁式燃料噴射弁の要部を示
している。尚、前述した従来例と基本的に同一な部分に
は同一符号を付してある。
ハウジング1は、前述したように磁性体からなり、略
円筒状をなしているとともに、中心部に固定コア部1bが
一体に形成されており、この固定コア部1bを囲むように
円筒状をなすソレノイド2が装填されている。ここで上
記ハウジング1中心には更にガイド孔11が貫通形成され
ていて、これにより上記固定コア部1bは円筒状となって
いる。またハウジング1側面に複数個の燃料入口12が開
口形成されており、ここから流入した燃料はソレノイド
2外周の間隙を通してハウジング1先端側へ流れるよう
になっている。尚、13は上記燃料入口12を覆うようにハ
ウジング1外周に装着されたフィルタである。
上記ハウジング1先端側には、若干薄肉となった円筒
部1cが形成され、かつその境界となる段部14が形成され
ている。この円筒部1c内には、噴孔4を備えたバルブシ
ート部材3が嵌合しており、円筒部1c先端を内側にかし
めることで固定保持されている。そして上記バルブシー
ト部材3と上記段部14との間に、それぞれ円環状をなす
ストッパ7とシム6とが互いに重なった状態で挾持固定
されており、かつ両者間にリーフスプリング8の外周端
が挾持されている。
上記シム6は、前述したように円環状をなし、その内
周側に、円形の板状をなす磁性体からなる弁体5が適宜
な間隙を介して緩く嵌合している。この弁体5には複数
個の連通孔9が貫通形成されている。また上記リーフス
プリング8の内周端が上記弁体5の外周部上面に圧接し
ており、これによって弁体5が常時閉方向つまりバルブ
シート部材3側に押圧されている。
上記ストッパ7は、磁性体からなり、内周縁と外周縁
とを残して下面が凹んだ偏平な逆U字形断面をなし、そ
の外周縁部分が段部14とリーフスプリング8外周端との
間に挾持されている。また、その内周縁部分がシム6内
周側に突出して、弁体5上面に対向して配置されてい
る。
上記ハウジング1中心のガイド孔11には、磁性体から
なる可動コア15が配設されている。この可動コア15は、
フランジ部15aおよび軸部15bを有し、フランジ部15aの
先端面が弁体5上面に僅かな間隙を介して対向している
とともに、軸部15b上端がハウジング1端面から僅かに
突出している。また上記可動コア15は、その軸部15bが
ガイド孔11に摺動可能に嵌合しており、かつ適宜な進退
位置でハウジング1側面のかしめ孔16底部16aを半径方
向にかしめることにより固定されている。17は、上記軸
部15bに装着されてガイド孔11との間をシールするOリ
ングである。
尚、第1図は合成樹脂製のコネクタ部18がモールド成
形される前の構成を示しており、最終的には、想像線で
示すようにハウジング1上端部を覆うような形に一対の
端子片19を備えたコネクタ部18が設けられる。
さて上記の構成においては、動的流量の調整を行う前
に、ハウジング1内部にソレノイド2や弁体5等の各部
材が装填されるとともに、バルブシート部材3がハウジ
ング1のかしめによって固定される。そして、この状態
で、可動コア15を摺動させて弁体5に対し接近,離間さ
せることで、動的流量の調整が行われる。すなわち、可
動コア15先端を弁体5に接近させれば、磁路のギャップ
が小さくなるため、駆動パルス信号ON時の弁体5の応答
性が向上し、動的流量が増加する。また逆に可動コア15
先端を弁体5から離間させれば、磁路のギャップが大き
くなるため、動的流量が減少する。従って、極めて簡単
に動的流量の調整を行うことができる。
また、上記可動コア15は、動的流量の調整後に、かし
め孔16底部16aのかしめによって堅固に固定されるが、
この際のかしめは、可動コア15の軸直角方向に行われる
ので、かしめ時の衝撃によって可動コア15と弁体5との
間の間隙が狂ってしまうことはなく、調整時の動的流量
を確実に保つことができる。
発明の効果 以上の説明で明らかなように、この発明に係る電磁式
燃料噴射弁においては、板状の弁体に対向した可動コア
の位置調整によって動的流量を簡単に調整することがで
きる。特に、バルブシート部材等をハウジングのかしめ
により組み付けた状態において動的流量調整が可能とな
るため、そのかしめによる動的流量の狂いを回避でき
る。また、可動コアは、動的流量調整後に、筒状をなす
固定コア部の半径方向のかしめにより固定されるので、
一旦調整した動的流量がかしめ時に変化することがな
く、調整した状態を、簡単かつ確実に維持することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る電磁式燃料噴射弁の断面図、第
2図は従来における電磁式燃料噴射弁の要部の断面図で
ある。 1……ハウジング、2……ソレノイド、3……バルブシ
ート部材、5……弁体、7……ストッパ、8……リーフ
スプリング、15……可動コア。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心部に噴孔が貫通形成されたバルブシー
    ト部材と、このバルブシート部材に着座して上記噴孔を
    開閉する磁性体からなる板状の弁体と、外周縁がハウジ
    ング側に固定されるとともに内周縁が上記弁体上面に対
    向して配置された磁性体からなる環状のストッパと、こ
    のストッパ下面に重ねて配設され、かつ上記弁体を着座
    方向に押圧するリーフスプリングと、上記弁体を吸引す
    るソレノイドとを備えてなる電磁式燃料噴射弁におい
    て、上記ソレノイド中心部に、磁性体からなる固定コア
    部を設け、この固定コア部の中心にガイド孔を貫通形成
    し、かつこのガイド孔内に、先端面が上記弁体に対向し
    た位置調整可能な可動コアを挿通するとともに、上記固
    定コア部を半径方向からかしめて該固定コア部と可動コ
    アとを互いに固定したことを特徴とする電磁式燃料噴射
    弁。
JP1266022A 1989-10-12 1989-10-12 電磁式燃料噴射弁 Expired - Lifetime JP2547865B2 (ja)

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