JPH10335139A - ソレノイド - Google Patents

ソレノイド

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JPH10335139A
JPH10335139A JP9138732A JP13873297A JPH10335139A JP H10335139 A JPH10335139 A JP H10335139A JP 9138732 A JP9138732 A JP 9138732A JP 13873297 A JP13873297 A JP 13873297A JP H10335139 A JPH10335139 A JP H10335139A
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JP
Japan
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stator
rod
solenoid
armature
unit
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JP9138732A
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English (en)
Inventor
Takio Tani
太喜男 谷
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F7/00Magnets
    • H01F7/06Electromagnets; Actuators including electromagnets
    • H01F7/08Electromagnets; Actuators including electromagnets with armatures
    • H01F7/16Rectilinearly-movable armatures
    • H01F2007/1676Means for avoiding or reducing eddy currents in the magnetic circuit, e.g. radial slots

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  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Electromagnets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小径であるにも拘らず大きな機械的出力(ロ
ッドの軸方向の作動力)を確実に得ることができるソレ
ノイドを提供する。 【解決手段】 燃料噴射用インジェクタ1のソレノイド
部5は、コイル23が巻装されたステータ25と、ステ
ータ25の貫通孔21に摺動可能に配置されて、両端が
貫通孔21から突出したロッド29と、ロッド29の下
端に連結され、コイル23の磁束によりステータ25の
下面(磁極面)25aに吸引されて、ロッド29を上方
に移動させるアーマチュア31と、を備えた3つの単位
ソレノイド部分Sを軸方向に積層してなり、しかも、ス
テータ25の磁極面25aとアーマチュア31にて上記
磁極面25aと対向する側の面31aとが共に円錐状に
なっている。この結果、ステータ25やコイル23を大
型化することなく、且つ、エアギャップ誤差の影響を抑
制して、大きな機械的出力を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁式の燃料噴射
弁などに用いられるソレノイドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばエンジンに燃料を噴射
するための燃料噴射弁(以下、インジェクタという)と
して、電磁弁が採用されている。そして、この種の電磁
弁は、軸方向に貫通孔を有すると共に、コイルが巻装さ
れた円柱状のステータ(固定鉄心)と、ステータの貫通
孔に摺動可能に配設されて、両端が該貫通孔から突出し
たロッドと、このロッドに連結され、前記コイルの磁束
によってステータに吸引されることにより、ロッドをス
テータの軸方向に移動させる円板状のアーマチュアと、
からなるソレノイドを備えており、前記ロッドの移動に
伴い、流体通路に配設された弁体が開弁位置或いは閉弁
位置に動作するようになっている。
【0003】一方、近年のエンジンでは、所謂4バルブ
化に代表されるように、吸気バルブと排気バルブを複数
化することが盛んに行われており、それに伴い、インジ
ェクタに対しては、小径化が要求されている。また更
に、エンジンの排気ガス中の有害成分を低減するため
に、燃料の噴射圧力を高めることも要求されている。
【0004】そして、上記両方の要求を満たすことので
きるインジェクタを得るためには、小径で且つロッドの
軸方向の作動力が大きいソレノイドが必要となる。例え
ば、インジェクタが常閉弁(ノーマルクローズ弁)であ
れば、弁体は付勢部材(ばね)により閉弁方向に付勢さ
れるため、燃料噴射時に、コイルへ通電してアーマチュ
アをステータに吸引させることにより、ロッドをステー
タの軸方向に移動させ、このロッドの軸方向の作動力に
より、上記付勢部材の付勢力に抗して弁体を開弁位置に
動作させることとなる。そして、この常閉弁にて燃料の
噴射圧力を高くした場合には、燃料の噴射を確実に停止
させるために上記付勢部材の付勢力を大きく設定するこ
ととなり、その大きな付勢力に抗して弁体を開弁させる
ために、ロッドの作動力を大きくしなければならない。
【0005】また仮に、インジェクタが常開弁(ノーマ
ルオープン弁)であれば、弁体は付勢部材により開弁方
向に付勢されるため、燃料噴射を行わない時に、コイル
へ通電してアーマチュアをステータに吸引させることに
より、ロッドをステータの軸方向に移動させ、このロッ
ドの軸方向の作動力により、上記付勢部材の付勢力に抗
して弁体を閉弁位置に動作させることとなるが、高圧の
燃料噴射を停止させるためには、ロッドの作動力を大き
くする必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、この種のソレ
ノイドにおいて、ロッドの軸方向の作動力(以下、機械
的出力ともいう)を大きくするには、一般的に、ステー
タ及びコイルを大型化すると共に、ステータにてアーマ
チュアを吸引する側の磁極面と、アーマチュアにてステ
ータの磁極面に対向する面とを大きくして、アーマチュ
アに対するステータの電磁吸引力を増大させるようにす
れば良いが、これではソレノイドの小径化を達成するこ
とができない。
【0007】そこで、本発明者は、小径で且つ機械的出
力が大きいソレノイドを得るために、ステータ,ロッ
ド,及びアーマチュアからなる部分を単位ソレノイド部
分として、その単位ソレノイド部分をステータの軸方向
に複数積層した構造の採用を考えた。
【0008】つまり、1段目に配置された単位ソレノイ
ド部分のロッドが、2段目に配置された単位ソレノイド
部分のロッド(或いはアーマチュア)を押し、そのロッ
ドが、3段目に配置された単位ソレノイド部分のロッド
を押す、・・・といった具合に、各単位ソレノイド部分
においてアーマチュアがステータに吸引されることで生
じるロッドへの力が、最終段に配置された単位ソレノイ
ド部分のロッドに累積加算されるようにするのである。
【0009】しかしながら、このような積層構造をただ
単に採用すると、各単位ソレノイド部分におけるステー
タの磁極面とアーマチュアとの間隙(以下、エアギャッ
プという)の製造ばらつきの影響が累積されて、所望の
機械的出力を確実に得ることができないという問題が生
じる。
【0010】即ち、アーマチュアに対するステータの電
磁吸引力は、エアギャップの大きさに応じて変化する
が、前述の如く複数の単位ソレノイド部分を積層した構
造の場合には、各単位ソレノイド部分でのエアギャップ
のばらつきによる電磁吸引力の誤差が累積されてしま
い、全体の機械的出力が大きくばらついてしまうことと
なる。このため、所望の機械的出力を得ることのできる
ソレノイドを、安定して製造することが極めて困難にな
ってしまうのである。
【0011】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、小径であるにも拘らず大きな機械的出力を確
実に得ることができるソレノイドを提供することを目的
としている。
【0012】
【課題を解決するための手段、及び発明の効果】本発明
のソレノイドは、軸方向に貫通孔を有すると共に、コイ
ルが巻装されたステータと、該ステータの貫通孔に摺動
可能に配設され、両端が該貫通孔から突出したロッド
と、該ロッドに連結され、前記コイルの磁束によってス
テータに吸引されることにより、ロッドをステータの軸
方向に移動させるアーマチュアと、を備えた複数の単位
ソレノイド部分を、ステータの軸方向に積層した構造を
有しており、各単位ソレノイド部分にてアーマチュアが
ステータに吸引されることで生じるロッドへの力が、最
終段に配置された単位ソレノイド部分のロッドに累積加
算されるように構成されている。
【0013】そして特に、本発明のソレノイドでは、各
ステータにてアーマチュアを吸引する側の磁極面が、円
錐状で且つ凹状に形成されていると共に、各アーマチュ
アにてステータの前記磁極面と対向する側の面(以下、
被吸引面という)が、円錐状で且つ凸状に形成されてい
る。
【0014】このような本発明のソレノイドによれば、
以下に説明する理由により、小径であるにも拘らず大き
な機械的出力を確実に得ることができる。尚、以下の説
明において、「平面形ソレノイド」とは、ステータの磁
極面とアーマチュアの被吸引面とが両方共に平面状であ
る従来からの一般的なソレノイドを指している。
【0015】まず、平面形ソレノイドでは、アーマチュ
アに対するステータの電磁吸引力の方向とロッドの移動
方向とが一致するため、エアギャップ(ステータの磁極
面とアーマチュアとの間隙)の製造ばらつきが、ロッド
の作動力のばらつきに直接影響する。つまり、エアギャ
ップの製造ばらつきによる電磁吸引力の誤差△Fが、そ
のままロッドの作動力の誤差となる(図4(A)参
照)。よって、このような平面形ソレノイドを複数積層
した場合には、前述したように、エアギャップの製造ば
らつきによって、全体の機械的出力が大きくばらついて
しまう。
【0016】これに対して、本発明のソレノイドにおけ
る単位ソレノイド部分では、ステータの磁極面が円錐状
で且つ凹状に形成されていると共に、その磁極面と対向
するアーマチュアの被吸引面が円錐状で且つ凸状に形成
されているため、アーマチュアに対するステータの電磁
吸引力の方向とロッドの移動方向とが、ステータの磁極
面及びアーマチュアの被吸引面と、ステータの軸方向に
直交する方向とのなす角度θだけずれることとなる。よ
って、エアギャップの製造ばらつきによりアーマチュア
に対するステータの電磁吸引力がばらついても、その電
磁吸引力のばらつきがロッドの作動力に与える影響は、
上記角度θの分だけ低減される。
【0017】具体的には、エアギャップの製造ばらつき
によるステータの電磁吸引力の誤差を△Fとすると、本
発明の各単位ソレノイド部分において、エアギャップの
製造ばらつきによるロッドの作動力のばらつき△Fs
は、「△F×cosθ=△Fs<△F」となる(図4
(B)参照)。
【0018】つまり、平面形ソレノイドでは、エアギャ
ップの製造ばらつきによる電磁吸引力の誤差△Fが、そ
のままロッドの作動力の誤差となるのに対して、本発明
の各単位ソレノイド部分では、エアギャップの製造ばら
つきによるロッドの作動力のばらつき△Fsが、電磁吸
引力の誤差△Fのcosθ倍に低減されるのである。
【0019】よって、このような単位ソレノイド部分
を、「1/cosθ」に最も近い整数n個分だけ積層し
ても、エアギャップの製造ばらつきによる機械的出力の
誤差は、平面形ソレノイド1個の場合の誤差△Fとほぼ
等しい値に抑えられることとなる。
【0020】次に、本発明のソレノイドでは、アーマチ
ュアに対するステータの電磁吸引力の方向とロッドの移
動方向とが上記角度θだけずれているため、1つの単位
ソレノイド部分においては、ロッドの作動力が、平面形
ソレノイドの場合よりも小さくなる。しかし、ステータ
の磁極面及びアーマチュアの被吸引面の総面積は、平面
形ソレノイドの場合よりも大きくなるため、1つの単位
ソレノイド部分においてロッドに与えられる力は、平面
形ソレノイドの場合と比較して、上記cosθ倍ほどは
低減されない。
【0021】よって、本発明の単位ソレノイド部分を、
上記整数n個分だけ積層すれば、その全体の機械的出力
は、平面形ソレノイド1個の機械的出力よりも大きくな
る。このため、本発明のソレノイドよれば、ステータ及
びコイルを大型化することなく、しかも、エアギャップ
の製造ばらつきによる影響を抑制して、より大きな機械
的出力を得ることができるようになり、この結果、小径
であるにも拘らず大きな機械的出力を確実に得ることが
できるソレノイドとなる。
【0022】ところで、ステータにてアーマチュアを吸
引する側の磁極面と、アーマチュアにてステータの磁極
面と対向する側の面(被吸引面)は、請求項2に記載の
ように、ステータの磁極面を円錐状で且つ凸状に形成
し、アーマチュアの被吸引面を円錐状で且つ凹状に形成
するようにしても、前述した効果と全く同様の効果を得
ることができる。
【0023】一方、ステータは、請求項3に記載のよう
に、厚さが均一で且つ湾曲形状をなす複数の磁性体の板
材を、渦巻き状に積層して形成すれば、厚さが均一で飽
和磁束の大きい電磁鋼板(例えばケイ素鋼板)を密に重
ね合わせて、電磁吸引力が高い円柱状のステータを簡単
に得ることができる。また、ステータに流れる渦電流を
低減でき、この結果、当該ステータを用いた電磁弁の作
動応答性を高めることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された実施形
態のインジェクタについて図面を用いて説明する。尚、
本実施形態のインジェクタは、ディーゼルエンジンの各
気筒に設けられて燃料を噴射するものであり、常閉弁
(ノーマルクローズ弁)として機能する。つまり、コイ
ルが消磁されている通常時には、付勢部材(ばね)の付
勢力により弁体が燃料通路を閉鎖する位置に保持され、
コイルが励磁されると、弁体が燃料通路を開放して、燃
料の噴射が行われるようになっている。但し、本発明
は、下記の実施形態に限定されることなく、本発明の技
術的範囲に属する限り、種々の形態を採り得ることは言
うまでもない。
【0025】まず図1は、本実施形態のインジェクタ1
の全体構成を示す断面図である。尚、以下の説明にて上
下方向を意味する用語は、図1における方向に基づくも
のである。そして、図1の上下方向がインジェクタ1の
軸方向になっている。図1に示すように、インジェクタ
1は、エンジンの気筒に燃料を噴射する燃料噴射部3
と、外部からの電気信号を、燃料噴射部3を作動させる
ための機械エネルギに変換するソレノイド部5とからな
り、両部3,5は、円筒状のハウジング7により包囲さ
れて一体化されている。
【0026】燃料噴射部3は、ハウジング7の最下部に
組み付けられたバルブケーシング9と、そのバルブケー
シング9の内部にて上下方向に摺動可能に配置された、
弁体としてのニードル弁11とからなり、ニードル弁1
1の先端(図1の下端)にはシート面11aが形成され
ている。また、バルブケーシング9には、ハウジング7
に設けられた燃料供給孔7aに連通する燃料通路13が
形成されており、その燃料通路13の奥には、環状の燃
料室15が形成されている。そして、バルブケーシング
9において、燃料室15の下方には、ニードル弁11の
シート面11aに当接するテーパ状の弁座17が形成さ
れており、更に弁座17の下方には、燃料通路13から
燃料室15へ供給された高圧燃料を外部(即ち、エンジ
ンの気筒)へ噴射するための噴孔19が形成されてい
る。
【0027】次に、ソレノイド部5は、ハウジング7の
内部においてバルブケーシング9の上方に、3つの単位
ソレノイド部分Sを積層して備えている。尚、以下の説
明において、3つの単位ソレノイド部分Sの各々を特に
区別する場合には、バルブケーシング9の上方1段目に
配置されたものを第1の単位ソレノイド部分Saと言
い、2段目に配置されたものを第2の単位ソレノイド部
分Sbと言い、3段目(最上段)に配置されたものを第
3の単位ソレノイド部分Scと言う。
【0028】単位ソレノイド部分S(Sa,Sb,S
c)の各々は、軸方向(図1の上下方向)に貫通孔21
を有すると共にコイル23が巻装されたステータ25
と、ステータ25の貫通孔21に圧入された円筒形のブ
ッシュ27と、このブッシュ27に摺動可能に挿通され
て、両端がステータ25の貫通孔21から突出したロッ
ド29と、ロッド29の下端に連結され、コイル23の
磁束によってステータ25の下面側に吸引されることに
より、ロッド29を上方に移動させるアーマチュア31
と、ステータ25の下面縁部に当接した状態で配置され
ると共に、ステータ25の貫通孔21に対応した位置に
円孔33が設けられた非磁性材のスペーサ35と、から
構成されている。
【0029】そして、各単位ソレノイド部分Sa,S
b,Scは、第1の単位ソレノイド部分Saのスペーサ
35が、バルブケーシング9の上面に当接し、第2の単
位ソレノイド部分Sbのスペーサ35が、第1の単位ソ
レノイド部分Saのステータ25の上面に当接し、第3
の単位ソレノイド部分Scのスペーサ35が、第2の単
位ソレノイド部分Sbのステータ25の上面に当接した
状態で、順次積層されている。
【0030】これにより、ニードル弁11の後端(図1
の上端)が、第1の単位ソレノイド部分Saのスペーサ
35に設けられた円孔33を貫通して、該第1の単位ソ
レノイド部分Saのアーマチュア31の下面に当接し、
また、第1の単位ソレノイド部分Saのロッド29の上
端が、第2の単位ソレノイド部分Sbのスペーサ35に
設けられた円孔33を貫通して、該第2の単位ソレノイ
ド部分Sbのアーマチュア31の下面に当接し、更に、
第2の単位ソレノイド部分Sbのロッド29の上端が、
第3の単位ソレノイド部分Scのスペーサ35に設けら
れた円孔33を貫通して、該第3の単位ソレノイド部分
Scのアーマチュア31の下面に当接している。
【0031】そして特に、本実施形態においては、各単
位ソレノイド部分Sを構成するステータ25の下面、即
ちステータ25にてアーマチュア31を吸引する側の磁
極面25aが、円錐状で且つ凹状に形成されており、ま
た、これに対応して、アーマチュア31の上面、即ちア
ーマチュア31にてステータ25の磁極面25aと対向
する側の面である被吸引面31aが、円錐状で且つ凸状
に形成されている。
【0032】ここで、ステータ25について、更に詳細
に説明すると、ステータ25の下面図である図2に示す
ように、ステータ25は、磁性体からなる複数の板材4
1を渦巻き状に積層することで円柱状に形成されてい
る。具体的には、まず、ステータ25を形成する板材4
1は、図3に示すように、厚さが均一で且つ全体が湾曲
形状に形成されている。また、板材41の平面形状は、
1つの内角が鋭角である台形に近い形状となっている。
そして、板材41にてステータ25の円錐状の磁極面2
5aとなる斜めの側縁(以下、斜縁部という)41aに
は、凹部41bが形成されている。尚、本実施形態で
は、板材41として、板厚が均一のケイ素鋼板を使用し
ており、そのケイ素鋼板のプレス抜打により、図3の形
状の板材41が形成されている。
【0033】そして、ステータ25は、図3の板材41
を、治具等により当該ステータ25の中心軸線に対し渦
巻き状に配置して、その外周を円状にレーザ等により溶
接することで、全体が円柱状に形成されている。これに
より、図1及び図2に示されている如く、ステータ25
の下面(磁極面25a)側に、板材41の凹部41bに
対応した環状のコイル挿入溝43が形成されると共に、
ステータ25の中央位置に、板材41の面に沿った方向
を軸方向として貫通孔21が形成され、更に、ステータ
25の磁極面25aは、板材41の斜縁部41aによっ
て、円錐状で且つ凹状となる。
【0034】そして、図1に示されている如く、ステー
タ25のコイル挿入溝43に、前述したコイル23が嵌
挿されており、各単位ソレノイド部分Sa,Sb,Sc
のコイル23は、図示しない燃料噴射制御装置に備えら
れた駆動回路45に、リード線47を介して並列に接続
されている。
【0035】一方、図1に示すように、ソレノイド部5
において、第3の単位ソレノイド部分Scの上方には、
有底円筒状のカバー49が、その底部を上側にした状態
でハウジング7の内周面に密着固定されている。そし
て、カバー49の底部から図1にて下方に延びた環状の
筒部49aが、第3の単位ソレノイド部分Scのステー
タ25の上面縁部を上方から押圧している。
【0036】また、カバー49の内部には、フランジ部
51aを有するスプリングロッド51が収容されてお
り、このスプリングロッド51の上端は、カバー49の
底部中央に形成された円孔49bから上方へ突出してい
る。更に、カバー49の内部には、カバー49の底部と
スプリングロッド51のフランジ部51aとの間に、付
勢部材としてのスプリング(ばね)53が配置されてお
り、このスプリング53によって、スプリングロッド5
1が下方に付勢されている。そして、スプリングロッド
51のフランジ部51aの下面が、第3の単位ソレノイ
ド部分Scのロッド29の上端に当接している。
【0037】一方更に、ソレノイド部5において、カバ
ー49の上方には、ハウジング7の上部開口を閉鎖する
と共に、スプリングロッド51の上方への可動域を規制
するためのストッパ55が、ハウジング7の内周面に密
着して取り付けられている。以上のようなインジェクタ
1は、例えば、以下の手順で組み立てられている。
【0038】まず、ハウジング7の最下部にバルブケー
シング9を組み付け、更に、そのバルブケーシング9
に、ニードル弁11を組み込む。次に、バルブケーシン
グ9の上方に、3つの単位ソレノイド部分S(Sa,S
b,Sc)を図1の如く順次積層する。尚、単位ソレノ
イド部分Sの各々は、前述したように複数の板材41で
形成したステータ25のコイル挿入溝43にコイル23
を嵌挿すると共に、ステータ25の貫通孔21にブッシ
ュ27を圧入した後、そのブッシュ27に、アーマチュ
ア31を取り付けたロッド29を、ステータ25の磁極
面25a側から挿通し、その後、ステータ25の磁極面
25a側にスペーサ35を当接させた状態で、ハウジン
グ7の上部開口から下方へ押し込まれる。
【0039】その後、最上段に配置された第3の単位ソ
レノイド部分Scの上方に、スプリングロッド51とス
プリング53を収容したカバー49を取り付け、最後
に、カバー49の上方にストッパ55を取り付ける。こ
れにより、ニードル弁11の後端(図1の上端)が、第
1の単位ソレノイド部分Saのアーマチュア31の下面
に当接し、第1の単位ソレノイド部分Saのロッド29
の上端が、第2の単位ソレノイド部分Sbのアーマチュ
ア31の下面に当接し、第2の単位ソレノイド部分Sb
のロッド29の上端が、第3の単位ソレノイド部分Sc
のアーマチュア31の下面に当接し、更に、第3の単位
ソレノイド部分Scのロッド29の上端が、スプリング
ロッド51のフランジ部51aの下面に当接した、当該
インジェクタ1の完成状態となる。
【0040】このようなインジェクタ1においては、ハ
ウジング7に設けられた燃料供給孔7aに外部から高圧
燃料が供給され、その高圧燃料は、バルブケーシング9
内の燃料通路13を経由して、同じくバルブケーシング
9内の燃料室15に供給される。
【0041】ここで、各単位ソレノイド部Sa,Sb,
Scのコイル23に通電されていないコイル23の消磁
状態(図1の状態)では、スプリング53の付勢力によ
り、スプリングロッド51及び各単位ソレノイド部分S
a,Sb,Scのロッド29を介して、ニードル弁11
が下方に押し付けられ、これにより、ニードル弁11の
シート面11aがバルブケーシング9の弁座17に当接
して、当該インジェクタ1は閉弁状態となる。そして、
この閉弁状態では、図4(B)に示すように、各単位ソ
レノイド部分Sa,Sb,Scにおいて、ステータ25
の磁極面25aとアーマチュア31の被吸引面31aと
の間に、所定量のエアギャップA/Gが確保される。
【0042】一方、図示しない燃料噴射制御装置が駆動
回路45及びリード線47を介して、各単位ソレノイド
部Sa,Sb,Scのコイル23に通電すると、3つの
コイル23が同時に励磁される。すると、各単位ソレノ
イド部分Sa,Sb,Scにおいて、コイル23の磁束
によりステータ25に電磁吸引力が発生し、この電磁吸
引力によりアーマチュア31がステータ25に吸引され
て、ロッド29がスプリング53の付勢力に抗して上方
へ移動する。そして、これに伴い前記エアギャップA/
Gが小さくなる。
【0043】尚、この場合には、第1の単位ソレノイド
部分Saのロッド29が、第2の単位ソレノイド部分S
bのアーマチュア31及びロッド29を上方へ押し、第
2の単位ソレノイド部分Sbのロッド29が、第3の単
位ソレノイド部分Scのアーマチュア31及びロッド2
9を上方へ押す、といった具合に、各単位ソレノイド部
分Sa,Sb,Scにてアーマチュア31がステータ2
5に吸引されることで生じるロッド29への力が、第3
の単位ソレノイド部分Scのロッド29に累積加算さ
れ、単位ソレノイド部分Sが1個の場合に比べて3倍の
機械的出力が得られる。
【0044】この結果、スプリング53によるニードル
弁11への下方への押し付け力が無くなって、ニードル
弁11は、燃料室15内の燃料圧力により上昇し、これ
に伴い、バルブケーシング9の燃料室15と噴孔19と
が連通して、噴孔19から燃料が高圧で噴射される。
【0045】そして、コイル23への通電が停止される
と、ステータ25の電磁吸引力が消失して、スプリング
53の付勢力により再び前述の閉弁状態に戻ることとな
る。以上詳述したように、本実施形態のインジェクタ1
に用いられたソレノイド部5は、複数の単位ソレノイド
部分Sを積層した構造を有し、各単位ソレノイド部分S
にてアーマチュア31がステータ25に吸引されること
で生じるロッド29への力が、最終段に配置された単位
ソレノイド部分Sのロッド29に累積加算されるように
構成されており、しかも、各ステータ25の磁極面25
aが円錐状で且つ凹状に形成されると共に、アーマチュ
ア31の被吸引面31aが円錐状で且つ凸状に形成され
ている。
【0046】このため、本実施形態のソレノイド部5に
よれば、小径であるにも拘らず大きな機械的出力(ロッ
ド29の軸方向の作動力)を確実に発生することがで
き、この結果、インジェクタ1は、小径でありながら高
圧の燃料噴射が可能なものとなる。
【0047】この理由について説明すると、まず、図4
(A)に示すように、平面状の磁極面25a’を持つス
テータ25’と、平面状の被吸引面31a’を持つアー
マチュア31とを備えた従来からの一般的なソレノイド
(以下、平面形ソレノイドという)では、アーマチュア
31’に対するステータ25’の電磁吸引力の方向とロ
ッド29の移動方向とが一致するため、エアギャップA
/Gの製造ばらつきによる電磁吸引力の誤差△Fが、そ
のままロッド29の作動力の誤差△Fh(=△F)とな
る。よって、このような平面形ソレノイドを、仮に本実
施形態のソレノイド部5の如く複数積層したならば、エ
アギャップA/Gの製造ばらつきによって、全体の機械
的出力が大きくばらついてしまう。
【0048】これに対して、本実施形態のソレノイド部
5を構成する単位ソレノイド部分Sでは、図4(B)に
示すように、アーマチュア31に対するステータ25の
電磁吸引力の方向とロッド29の移動方向とが、ステー
タ25の磁極面25a及びアーマチュア31の被吸引面
31aと、ステータ25の軸方向に直交する方向とのな
す角度θだけずれることとなる。そして、エアギャップ
A/Gの製造ばらつきによるステータ25の電磁吸引力
の誤差を△Fとすると、単位ソレノイド部分Sにおい
て、エアギャップA/Gの製造ばらつきによるロッド2
9の作動力のばらつき△Fsは、「△F×cosθ=△
Fs<△F=△Fh」となる。
【0049】つまり、本実施形態の単位ソレノイド部分
Sでは、エアギャップA/Gの製造ばらつきによるロッ
ド29の作動力のばらつき△Fsが、平面形ソレノイド
の場合のばらつき△Fhに対して、ほぼcosθ倍に低
減されるのである。そこで、本実施形態では、上記角度
θを具体的には約70°に設定しており、これにより、
エアギャップA/Gの製造ばらつきによるロッド29の
作動力のばらつき△Fsが、平面形ソレノイドの場合の
ばらつき△Fhに対して、約1/3(=ほぼcos70
°)となるようにしている。そして、これにより、単位
ソレノイド部分Sを図1の如く3個積層しても、エアギ
ャップA/Gの製造ばらつきによる機械的出力の全誤差
(=3×△Fs)は、平面形ソレノイド1個の場合の誤
差△Fhとほぼ等しい値にまで抑えられることとなる。
【0050】次に、本実施形態のソレノイド部5では、
アーマチュア31に対するステータ25の電磁吸引力の
方向とロッド29の移動方向とが上記角度θだけずれて
いるため、1つの単位ソレノイド部分Sにおいては、ロ
ッド29の作動力が、平面形ソレノイドの場合よりも小
さくなる。しかし、ステータ25の磁極面25a及びア
ーマチュア31の被吸引面31aの総面積は、平面形ソ
レノイドの場合よりも大きくなるため、1つの単位ソレ
ノイド部分Sにおいてロッド29に与えられる力は、平
面形ソレノイドの場合と比較して、上記cosθ倍ほど
は低減されない。
【0051】よって、本実施形態の単位ソレノイド部分
Sを、図1の如く3個積層すれば、その全体の機械的出
力は、平面形ソレノイド1個の機械的出力よりも大きく
なる。このため、本実施形態のソレノイド部5よれば、
ステータ25及びコイル23を大型化することなく、し
かも、エアギャップA/Gの製造ばらつきによる影響を
抑制して、より大きな機械的出力を得ることができるよ
うになり、この結果、小径であるにも拘らず大きな機械
的出力を確実に得ることができる。
【0052】ここで、平面形ソレノイドと、上記角度θ
を約70°に設定した本実施形態の単位ソレノイド部分
Sとの各々について、エアギャップA/Gと、ロッド2
9の作動力Fとの関係を計算した結果を図5に示す。
尚、図5においては、実線が平面形ソレノイドの場合を
示しており、一点鎖線が本実施形態の単位ソレノイド部
分Sの場合を示している。また、図5は、ステータ25
の磁極面25a及びアーマチュア31の被吸引面31a
の形状以外については、全く同条件で計算した結果を示
している。
【0053】図5から分かるように、エアギャップA/
Gが50μmから60μmまでの範囲でばらついた場合
に、本実施形態の単位ソレノイド部分Sにおけるロッド
29の作動力のばらつき△Fsは、平面形ソレノイドに
おけるロッド29の作動力のばらつき△Fhに対して、
約1/3になっている。これに対し、エアギャップA/
Gが50μmの場合に、本実施形態の単位ソレノイド部
分Sにおけるロッド29の作動力Fs1は、平面形ソレ
ノイドにおけるロッド29の作動力Fh1に対して、約
2/3にとどまっている。
【0054】このため、本実施形態の単位ソレノイド部
分Sを3個積層して、エアギャップA/Gの製造ばらつ
きによる機械的出力の全誤差を平面形ソレノイド1個の
場合と同等にした場合には、平面形ソレノイド1個の場
合の機械的出力に比べて、約2倍の力を発生可能なこと
が分かる。
【0055】そして、本実施形態のインジェクタ1によ
れば、前述したようにソレノイド部5が小径であるにも
拘らず大きな機械的出力を確実に発生可能であるため、
スプリング53の付勢力を一層大きく設定して、より高
圧の燃料噴射を確実に停止できるようにしても、そのス
プリング53の付勢力に抗して燃料噴射を行えるように
できるため、小径でありながら高圧の燃料噴射が可能と
なる。
【0056】一方、本実施形態のインジェクタ1では、
板厚が均一で且つ湾曲形状をなす磁性体の板材41をプ
レス加工で成形し、その板材41を渦巻き状に積層する
ことでステータ25を構成している。このため、切削法
や焼結法を用いることなく、電磁吸引力の高い円柱状の
ステータ25を簡単に製作することができる。また、ス
テータ25に流れる渦電流を低減でき、インジェクタ1
の高速応答性が得られる。
【0057】尚、上記実施形態では、ロッド29が、各
単位ソレノイド部分Sa,Sb,Sc毎に独立したもの
(分離したもの)であったが、これは、インジェクタ1
を製造し易くするためであり、各単位ソレノイド部分S
a,Sb,Scのロッド29としては、全てが一本の部
材としてつながっている構成を採用しても、全く同様の
効果を得ることができる。
【0058】また、上記実施形態は、3つの単位ソレノ
イド部分Sを積層したものであったが、積層する単位ソ
レノイド部分Sの数は、適宜選択することができる。一
方、上記実施形態では、ステータ25の磁極面25aを
円錐状で且つ凹状とし、アーマチュア31の被吸引面3
1aを円錐状で且つ凸状としたが、これとは逆に、図6
に示す如く、ステータ25の磁極面25aを円錐状で且
つ凸状とし、アーマチュア31の被吸引面31aを円錐
状で且つ凹状としても、前述した実施形態と同様の効果
を得ることができる。
【0059】また、上記実施形態は、本発明のソレノイ
ドをインジェクタに適用したものであったが、本発明
は、他の電磁弁にも同様に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態のインジェクタの全体構成を示す断
面図である。
【図2】 ステータの下面図である。
【図3】 ステータを形成する板材の形状を示す斜視図
である。
【図4】 実施形態のインジェクタに用いられたソレノ
イド部の効果を説明する模式図である。
【図5】 実施形態のインジェクタに用いられたソレノ
イド部の効果を説明するグラフである。
【図6】 他の実施形態を説明する説明図である。
【符号の説明】
1…インジェクタ 3…燃料噴射部 5…ソレノイ
ド部 7…ハウジング 9…バルブケーシング 11…ニ
ードル弁 S(Sa,Sb,Sc)…単位ソレノイド部分 21
…貫通孔 23…コイル 25…ステータ 25a…磁極面
27…ブッシュ 29…ロッド 31…アーマチュア 31a…被吸
引面 35…スペーサ 41…板材 41a…斜縁部
41b…凹部 43…コイル挿入溝 49…カバー 51…スプリ
ングロッド 53…スプリング 55…ストッパ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に貫通孔を有すると共に、コイル
    が巻装されたステータと、 該ステータの前記貫通孔に摺動可能に配設され、両端が
    該貫通孔から突出したロッドと、 該ロッドに連結され、前記コイルの磁束によって前記ス
    テータに吸引されることにより、前記ロッドを前記ステ
    ータの軸方向に移動させるアーマチュアと、 を備えた複数の単位ソレノイド部分を、前記ステータの
    軸方向に積層した構造を有し、前記各単位ソレノイド部
    分にて前記アーマチュアが前記ステータに吸引されるこ
    とで生じる前記ロッドへの力が、最終段に配置された単
    位ソレノイド部分の前記ロッドに累積加算されるように
    構成されたソレノイドであって、 前記各ステータにて前記アーマチュアを吸引する側の磁
    極面が、円錐状で且つ凹状に形成されていると共に、 前記各アーマチュアにて前記磁極面と対向する側の面
    が、円錐状で且つ凸状に形成されていること、を特徴と
    するソレノイド。
  2. 【請求項2】 軸方向に貫通孔を有すると共に、コイル
    が巻装されたステータと、 該ステータの前記貫通孔に摺動可能に配設され、両端が
    該貫通孔から突出したロッドと、 該ロッドに連結され、前記コイルの磁束によって前記ス
    テータに吸引されることにより、前記ロッドを前記ステ
    ータの軸方向に移動させるアーマチュアと、 を備えた複数の単位ソレノイド部分を、前記ステータの
    軸方向に積層した構造を有し、前記各単位ソレノイド部
    分にて前記アーマチュアが前記ステータに吸引されるこ
    とで生じる前記ロッドへの力が、最終段に配置された単
    位ソレノイド部分の前記ロッドに累積加算されるように
    構成されたソレノイドであって、 前記各ステータにて前記アーマチュアを吸引する側の磁
    極面が、円錐状で且つ凸状に形成されていると共に、 前記各アーマチュアにて前記磁極面と対向する側の面
    が、円錐状で且つ凹状に形成されていること、 を特徴とするソレノイド。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のソレノイ
    ドにおいて、 前記ステータは、 厚さが均一で且つ湾曲形状をなす複数の磁性体の板材
    を、渦巻き状に積層することで形成されていること、 を特徴とするソレノイド。
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