JPH10172826A - ソレノイドステータとその製造方法 - Google Patents

ソレノイドステータとその製造方法

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JPH10172826A
JPH10172826A JP32559796A JP32559796A JPH10172826A JP H10172826 A JPH10172826 A JP H10172826A JP 32559796 A JP32559796 A JP 32559796A JP 32559796 A JP32559796 A JP 32559796A JP H10172826 A JPH10172826 A JP H10172826A
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JP
Japan
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solenoid
solenoid stator
stator
outer peripheral
peripheral portion
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JP32559796A
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English (en)
Inventor
Shinji Ueda
信司 上田
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁弁の吸引力および応答性の低下を招くこ
となく小型化が可能なソレノイドステータを提供する。 【解決手段】 ラミネートコア42aを複数の磁性体の
板で積層し、このラミネートコア42aの外周にスリー
ブ42bを配しているのでラミネートコア42aの外周
部の階段状は解消される。したがって、ソレノイドステ
ータ42の磁極面側外周端部である保持部42cの面圧
を積層でないソレノイドステータの保持部の面圧と同等
とすることができるため、電磁弁の吸引力および応答性
の低下を招くことなくソレノイドステータ42を小型化
することができる。また、板厚が均一でかつ湾曲形状を
なす複数の磁性体の板をラミネートコア42aの中心軸
線に対し渦巻き状に配置するので、ラミネートコア42
aの複数の磁性体の板をすべて同一形状とすることがで
きる。したがって、電磁弁の吸引力および応答性を低下
させることなしに製造を容易にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁弁に使用されるソ
レノイドステータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、燃料噴射装置用電磁弁のソレ
ノイドステータとして特開平5−126010号公報に
開示されているソレノイドステータが知られている。特
開平5−126010号公報では、円筒状のソレノイド
ステータの片側端面に同心円上の凹部が設けられ、この
凹部に励磁コイルが嵌装され、コイル挿入側端面を磁極
面とするとともに、このソレノイドステータの磁極面に
円盤状のアーマチャが対向配置されている。この場合、
ソレノイドステータとアーマチャとの間に所定の空隙が
形成されるため、ソレノイドステータの外周部に配され
るハウジング等の部材でソレノイドステータの磁極面側
外周端部である保持部に所定の圧縮力がソレノイドステ
ータの軸方向に加えられる。ソレノイドステータはこの
圧縮力により電磁弁に保持される。
【0003】電磁弁の高応答性が要求される場合、ソレ
ノイドステータは渦電流損を低減するため複数の板状の
磁性体が積層配置された構造であることが電磁弁の高応
答化に有効である。このような高応答性電磁弁のソレノ
イドステータとして特開平4−365305号公報に開
示されているソレノイドステータでは、板厚が均一でか
つ湾曲形状をなす複数の磁性体の板をソレノイドステー
タの中心軸線に対し渦巻き状に配置している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな積層型のソレノイドステータの場合、ソレノイドス
テータの外周部は階段状となるため、ソレノイドステー
タの磁極面側外周端部である保持部の面積は小さくな
る。したがって、ソレノイドステータの体格を大きくす
ることなしにソレノイドステータの保持部に所定の圧縮
力がソレノイドステータの軸方向に加えられた場合、保
持部の面圧増加によりソレノイドステータが変形する恐
れがある。
【0005】積層型のソレノイドステータの保持部の面
圧を積層でないソレノイドステータの保持部の面圧と同
等とするためには、積層型のソレノイドステータの保持
部の面積を大きくする必要がある。したがって、特開平
4−365305号公報に開示されているソレノイドス
テータでは、ソレノイドステータの体格を大きくせざる
を得なかった。また、ソレノイドステータの体格を大き
くすることなしにソレノイドステータの保持部の面積を
大きくすると、ソレノイドステータの磁極面の面積が小
さくなり、電磁弁の吸引力および応答性が低下するとい
う問題があった。
【0006】本発明はこのような問題を解決するために
なされたものであり、電磁弁の吸引力および応答性の低
下を招くことなく小型化が可能なソレノイドステータを
提供することを目的とする。本発明の他の目的は、強度
が向上し、変形に対する抵抗力を増すことができるソレ
ノイドステータの製造方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
ソレノイドステータによれば、ラミネートコアを複数の
磁性体の板で積層し、このラミネートコアの外周にスリ
ーブを配しているのでラミネートコアの外周部の階段状
は解消される。したがって、積層型のソレノイドステー
タの磁極面側外周端部である保持部の面圧を積層でない
ソレノイドステータと同等とすることができるため、電
磁弁の吸引力および応答性の低下を招くことなくソレノ
イドステータを小型化することができる。
【0008】本発明の請求項2記載のソレノイドステー
タによれば、板厚が均一でかつ湾曲形状をなす複数の磁
性体の板をラミネートコアの中心軸線に対し渦巻き状に
配置するので、複数の磁性体の板をすべて同一形状とす
ることができる。したがって、電磁弁の吸引力および応
答性を低下させることなしに製造を容易にすることがで
きる。
【0009】本発明の請求項3記載のソレノイドステー
タによれば、ラミネートコアの反磁極面側の外周部を磁
極面側の外周部よりも小径化し、その小径化した外周部
の端部をスリーブに嵌合させるので、ラミネートコアと
スリーブとの接合は強固になり、変形に対する強度は高
くなる。したがって、電磁弁のより大きな吸引力あるい
は電磁弁周りの燃料圧によるソレノイドステータの変形
に対する抵抗力を増すことができ、耐久性を向上させる
ことができる。
【0010】本発明の請求項4記載のソレノイドステー
タの製造方法によれば、ラミネートコアの反磁極面側の
外周部を追加工により磁極面側の外周部よりも小径に形
成し、その小径化された外周部の端部とスリーブの嵌合
部とを溶接により固定するので、ラミネートコアとスリ
ーブとの接合は強固になり、変形に対する強度は高くな
る。したがって、電磁弁のより大きな吸引力あるいは電
磁弁周りの燃料圧によるソレノイドステータの変形に対
する抵抗力を増すことができ、耐久性を向上させること
ができる。
【0011】
【発明の実施例】以下、本発明の複数の実施の形態につ
いて説明する。 (第1実施例)本発明の第1実施例によるソレノイドス
テータを図面に基づいて説明する。図7にディーゼルエ
ンジンの各気筒の燃焼室毎に設けられたインジェクタ1
を示す。このインジェクタ1において第1実施例のソレ
ノイドステータ42が用いられている。
【0012】インジェクタ1に蓄圧室に連通する噴射ノ
ズル10が備えられており、噴射ノズル10の内部に噴
孔を開閉する図示しないニードル弁が往復移動可能に収
納されている。このニードル弁は、平板プレート21に
設けられた絞り穴22を電磁弁2の制御弁31が開閉さ
せ、制御室20の内部の圧力を変化させることにより制
御される。
【0013】制御弁31はインジェクタボディ11に固
定されたシリンダ23により往復移動可能に保持される
とともに、制御弁31の反絞り穴側にアーマチャ41が
連結されている。このアーマチャ41に対向配置された
ソレノイドステータ42の内部に励磁コイル43が嵌装
されている。無励磁状態において、アーマチャ41およ
び制御弁31はプッシュロッド46を介してスプリング
49の付勢力により平板プレート21に着座している。
このとき噴孔はニードル弁により閉鎖されている。励磁
状態において、励磁コイル43により発生する磁力によ
りアーマチャ41とソレノイドステータ42との間に電
磁吸引力が発生し、アーマチャ41および制御弁31は
ソレノイドステータ42に吸引される。この制御弁31
のリフトにより制御弁31が平板プレート21から離座
すると、絞り穴22は低圧室24と連通し、制御室20
の内部の圧力が低下する。すると、ニードル弁がリフト
し、噴孔から燃料が噴射される。
【0014】アーマチャ41とソレノイドステータ42
との距離はスペーサ47により所定の距離に設定され
る。スペーサ47、ソレノイドステータ42およびハウ
ジング45はナットリテーナ48とシリンダ23とのネ
ジ締結によりインジェクタ1の軸方向に付勢されてい
る。励磁コイル43のハウジング45の側に信号入力部
材としてのターミナル44が具備されている。このター
ミナル44は、ハウジング45およびソレノイドステー
タ42のハウジング45側端面を貫通し、外部信号を入
力するコネクタ51の端子52と連結されている。
【0015】次にソレノイドステータ42の詳細を図
1、図2および図3に示す。ソレノイドステータ42
は、板厚が均一でかつ湾曲形状をなす複数の磁性体の板
をソレノイドステータ42の中心軸線に対し渦巻き状に
配置したラミネートコア42a と筒状のスリーブ42b
とからなる。ラミネートコア42a は、反磁極面側端部
のレーザー溶接部42dと、外周側面部のレーザー溶接
部42eおよび42fとにより渦巻き形状を保持してい
る。また、ラミネートコア42a とスリーブ42b と
は、反磁極面側端部の嵌合部42gをレーザー溶接する
ことにより接合されている。ラミネートコア42a の外
径はアーマチャ41の外径と同等であり、電磁弁2の動
的な吸引力特性を確保している。
【0016】ソレノイドステータ42は、スリーブ42
b の磁極面側端部の保持部42cによりナットリテーナ
48による付勢力を受けるため、ソレノイドステータ4
2と同等の体格の積層でないソレノイドステータと同等
の面圧で保持される。したがって、スリーブ42b を設
けていない積層型のソレノイドステータと較べて電磁弁
2の吸引力および応答性の低下を招くことなくソレノイ
ドステータ42を小型化することができる。
【0017】また、第1実施例では、ラミネートコア4
2a に励磁コイル43を嵌装後、励磁コイル43を保持
するための二次成形としての樹脂モールドを実施した場
合、スリーブ42b を設けているため、ラミネートコア
42a の積層配置された各磁性体の板の隙間から樹脂が
洩れ出すのが防止される。ラミネートコア42a の内径
側への樹脂洩れを防ぐために、ラミネートコア42a の
内周にスリーブ状のものを設けてもよい。
【0018】(第2実施例)本発明の第2実施例を図
4、図5および図6を用いて説明する。第2実施例で
は、ラミネートコア42a および筒状のスリーブ42b
以外の各部の構成は第1実施例と同じである。したがっ
て、第1実施例と実質的に同一構成部分には同一符号を
付す。
【0019】ラミネートコア42a は、反磁極面側端部
のレーザー溶接部42dと、外周側面部のレーザー溶接
部42eおよび42fとにより渦巻き形状を保持してい
る。また、ラミネートコア42a の反磁極面側の外周部
42iを追加工により小径化し、ラミネートコア42a
とスリーブ42b とは、反磁極面側端部の嵌合部42h
をレーザー溶接することにより接合されている。
【0020】これにより、ラミネートコア42a の渦巻
き形状を保持するための溶接部42d、42eおよび4
2fの強度を低下させることなくラミネートコア42a
とスリーブ42b との反磁極面側端部の嵌合部42hの
階段形状は解消される。したがって、ラミネートコア4
2a とスリーブ42b とのさらに良好な接合強度を得る
ことができるため、電磁弁のより大きな吸引力あるいは
電磁弁周りの燃料圧によるソレノイドステータの変形に
対する抵抗力を増すことができ、耐久性を向上させるこ
とができる。
【0021】本発明の複数の実施例では、ソレノイドス
テータ42をディーゼルエンジンの各気筒の燃焼室毎に
設けられたインジェクタ1に適用したが、ガソリンエン
ジンの燃料噴射装置に適用してもよい。また、本発明の
ソレノイドステータが使用される電磁弁は、高応答化か
つ小型化が要求される電磁弁であればどのような電磁弁
であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のソレノイドステータの斜
視図である。
【図2】本発明の第1実施例のソレノイドステータの平
面図である。
【図3】本発明の第1実施例のソレノイドステータの分
解斜視図である。
【図4】本発明の第2実施例のソレノイドステータの斜
視図である。
【図5】本発明の第2実施例のソレノイドステータの平
面図である。
【図6】本発明の第2実施例のソレノイドステータの一
部透視分解斜視図である。
【図7】本発明の第1実施例のインジェクタの部分破断
図である。
【符号の説明】
1 インジェクタ 2 電磁弁 10 噴射ノズル 11 インジェクタボディ 20 制御室 23 シリンダ 24 低圧室 31 制御弁 41 アーマチャ 42 ソレノイドステータ 42a ラミネートコア 42b スリーブ 42c 保持部 42d 反磁極面側端部のレーザー溶接部 42e、42f 外周側面部のレーザー溶接部 42g、42h 反磁極面側端部の嵌合部 42i 反磁極面側の外周部 43 励磁コイル 44 ターミナル 45 ハウジング 46 プッシュロッド 47 スペーサ 48 ナットリテーナ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁弁に使用されるソレノイドステータ
    であって、 複数の磁性体の板が積層配置されたラミネートコアと、 該ラミネートコアの外周に配されたスリーブとを備える
    ことを特徴とするソレノイドステータ。
  2. 【請求項2】 前記複数の磁性体の板は、板厚が均一で
    かつ湾曲形状をなし、前記ラミネートコアの中心軸線に
    対し渦巻き状に配置されることを特徴とする請求項1記
    載のソレノイドステータ。
  3. 【請求項3】 前記ラミネートコアの反磁極面側の外周
    部は、磁極面側の外周部よりも小径化され、該小径化さ
    れた外周部の端部は、前記スリーブに嵌合されることを
    特徴とする請求項1または2記載のソレノイドステー
    タ。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3のいずれか一項に
    記載のソレノイドステータの製造方法であって、 ラミネートコアの反磁極面側の外周部を追加工により磁
    極面側の外周部よりも小径に形成し、該小径化された外
    周部の端部とスリーブの嵌合部とを溶接により固定する
    ことを特徴とするソレノイドステータの製造方法。
JP32559796A 1996-12-05 1996-12-05 ソレノイドステータとその製造方法 Pending JPH10172826A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011155079A (ja) * 2010-01-26 2011-08-11 Tokuden Co Ltd 環状鉄心及び静止誘導機器用鉄心

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011155079A (ja) * 2010-01-26 2011-08-11 Tokuden Co Ltd 環状鉄心及び静止誘導機器用鉄心

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