JP2546562Y2 - カウンタウエイト脱着装置 - Google Patents
カウンタウエイト脱着装置Info
- Publication number
- JP2546562Y2 JP2546562Y2 JP1990073233U JP7323390U JP2546562Y2 JP 2546562 Y2 JP2546562 Y2 JP 2546562Y2 JP 1990073233 U JP1990073233 U JP 1990073233U JP 7323390 U JP7323390 U JP 7323390U JP 2546562 Y2 JP2546562 Y2 JP 2546562Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- counterweight
- hydraulic cylinder
- arm
- bracket
- detaching device
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- Jib Cranes (AREA)
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、大型油圧ショベルなど建設機械に装備さ
れるカウンタウエイト脱着装置に関する。
れるカウンタウエイト脱着装置に関する。
従来の技術 第4図は、大型油圧ショベルの側面図である。図にお
いて、1は上部旋回体、2は下部走行体、3は作業アタ
ッチメント、4は上部旋回体1の後部に取付けられたカ
ウンタウエイトである。第5図は、従来技術のカウンタ
ウエイト脱着装置5を示す側面図である。カウンタウエ
イト脱着装置5では、カウンタウエイト4をつるアーム
6の基端を、上部旋回体1のセンタフレーム7に前後方
向に回動自在に設けている。それとともに油圧シリンダ
8の基端を、上記センタフレーム7に枢支し、かつアー
ム6の中間部に油圧シリンダ8の先端を連結した。そし
てカウンタウエイト4の上部ブラケット9とアーム6の
先端とを脱着自在に連結して構成している。
いて、1は上部旋回体、2は下部走行体、3は作業アタ
ッチメント、4は上部旋回体1の後部に取付けられたカ
ウンタウエイトである。第5図は、従来技術のカウンタ
ウエイト脱着装置5を示す側面図である。カウンタウエ
イト脱着装置5では、カウンタウエイト4をつるアーム
6の基端を、上部旋回体1のセンタフレーム7に前後方
向に回動自在に設けている。それとともに油圧シリンダ
8の基端を、上記センタフレーム7に枢支し、かつアー
ム6の中間部に油圧シリンダ8の先端を連結した。そし
てカウンタウエイト4の上部ブラケット9とアーム6の
先端とを脱着自在に連結して構成している。
大型油圧ショベルには、その上部旋回体1の後部にカ
ウンタウエイト脱着装置5が装備されている。大型油圧
ショベルはトラック輸送時の重量制限を受けるために、
上部旋回体1からカウンタウエイト4を取外して別個に
輸送し、現地で再取付けを行うようにしている。したが
って上記のようなカウンタウエイト脱着作業を行うとき
に、カウンタウエイト脱着装置5を使用している。
ウンタウエイト脱着装置5が装備されている。大型油圧
ショベルはトラック輸送時の重量制限を受けるために、
上部旋回体1からカウンタウエイト4を取外して別個に
輸送し、現地で再取付けを行うようにしている。したが
って上記のようなカウンタウエイト脱着作業を行うとき
に、カウンタウエイト脱着装置5を使用している。
考案が解決しようとする課題 第5図における従来技術のカウンタウエイト脱着装置
5では、カウンタウエイト4を距離hだけつり上げると
きに油圧シリンダ8をストロークSだけ縮小作動させる
ようにしている。ピストンロッド側油室(図示しない)
のピストン受圧面積はボトム側油室に比べて小さいの
で、カウンタウエイト4をつり上げるための油圧力を確
保するために油圧シリンダ8は大径のものを使用しなけ
ればならなかった。油圧シリンダ8が高価な上に、上部
旋回体内部の空間占有容量も大きかった。また油圧シリ
ンダ8は、その基端をセンタフレーム7にかつ先端をア
ーム6の中間部に連結しているので、油圧シリンダ8が
後方向に向けて上傾斜しているので、カウンタウエイト
4の前側のエンジン室イや機器配置などの空間を邪魔し
ていた。
5では、カウンタウエイト4を距離hだけつり上げると
きに油圧シリンダ8をストロークSだけ縮小作動させる
ようにしている。ピストンロッド側油室(図示しない)
のピストン受圧面積はボトム側油室に比べて小さいの
で、カウンタウエイト4をつり上げるための油圧力を確
保するために油圧シリンダ8は大径のものを使用しなけ
ればならなかった。油圧シリンダ8が高価な上に、上部
旋回体内部の空間占有容量も大きかった。また油圧シリ
ンダ8は、その基端をセンタフレーム7にかつ先端をア
ーム6の中間部に連結しているので、油圧シリンダ8が
後方向に向けて上傾斜しているので、カウンタウエイト
4の前側のエンジン室イや機器配置などの空間を邪魔し
ていた。
また、カウンタウエイト4をつるときにその上部ブラ
ケット9と、アーム6先端のピン穴10にピン11を挿嵌し
ているので、作業者がそのピン11の脱着を行わなければ
ならなかったので、その手間がわずらわしかった。
ケット9と、アーム6先端のピン穴10にピン11を挿嵌し
ているので、作業者がそのピン11の脱着を行わなければ
ならなかったので、その手間がわずらわしかった。
課題を解決するための手段 旋回式建設機械の上部旋回体後部に装備するカウンタ
ウエイト脱着装置において、センターフレーム後部に突
出してブラケットを固設し、前記ブラケットにアーム中
間部を回動中心として前後方向に回動自在に枢支し、か
つ上記アームの一方端にカウンタウエイトをつるつり部
を形成し、また他方端に油圧シリンダ連結部を形成し、
油圧シリンダをほぼ水平にまたその基端部が上部旋回体
のセンターフレームの下面より上方で且つ下面に近い位
置に取付け、上記油圧シリンダのロッド側先端部を上記
油圧シリンダ連結部に連結した。更に、前記つり部をア
ーム下げ時に後方に対して開口する側面視で切欠き長穴
に形成し、前記切欠き長穴の切欠き部により前記カウン
タウエイトの上部に設けたつりピンと前記アームのつり
部とを脱着自在とした。
ウエイト脱着装置において、センターフレーム後部に突
出してブラケットを固設し、前記ブラケットにアーム中
間部を回動中心として前後方向に回動自在に枢支し、か
つ上記アームの一方端にカウンタウエイトをつるつり部
を形成し、また他方端に油圧シリンダ連結部を形成し、
油圧シリンダをほぼ水平にまたその基端部が上部旋回体
のセンターフレームの下面より上方で且つ下面に近い位
置に取付け、上記油圧シリンダのロッド側先端部を上記
油圧シリンダ連結部に連結した。更に、前記つり部をア
ーム下げ時に後方に対して開口する側面視で切欠き長穴
に形成し、前記切欠き長穴の切欠き部により前記カウン
タウエイトの上部に設けたつりピンと前記アームのつり
部とを脱着自在とした。
作用 センターフレーム後部に突出してブラケットを固設
し、前記ブラケットにアーム中間部を回動中心として前
後方向に回動自在に枢支し、かつ上記アームの一方端に
カウンタウエイトをつるつり部を形成し、また他方端に
油圧シリンダ連結部を形成し、油圧シリンダをその基端
部が上部旋回体のセンターフレームの下面より上方で且
つ下面に近い位置に取付け、上記油圧シリンダのロッド
側先端部を上記油圧シリンダ連結部に連結したので、つ
り上げ時には、油圧シリンダのボトム側油室に油圧力が
作用するため油圧シリンダの取付けは合理的であり、所
要最小限のシリンダ径をそなえた油圧シリンダを使用で
きるとともに、上記旋回体内に上記油圧シリンダを配置
したにもかかわらず、その上部旋回体内における上記油
圧シリンダの空間使用量を効果的に小さくすることがで
きる。
し、前記ブラケットにアーム中間部を回動中心として前
後方向に回動自在に枢支し、かつ上記アームの一方端に
カウンタウエイトをつるつり部を形成し、また他方端に
油圧シリンダ連結部を形成し、油圧シリンダをその基端
部が上部旋回体のセンターフレームの下面より上方で且
つ下面に近い位置に取付け、上記油圧シリンダのロッド
側先端部を上記油圧シリンダ連結部に連結したので、つ
り上げ時には、油圧シリンダのボトム側油室に油圧力が
作用するため油圧シリンダの取付けは合理的であり、所
要最小限のシリンダ径をそなえた油圧シリンダを使用で
きるとともに、上記旋回体内に上記油圧シリンダを配置
したにもかかわらず、その上部旋回体内における上記油
圧シリンダの空間使用量を効果的に小さくすることがで
きる。
更にまた、前記つり部をアーム下げ時に後方に対して
開口する側面視で切欠き長穴に形成し、前記切欠き長穴
の切欠き部により前記カウンタウエイトの上部に設けた
つりピンと前記アームのつり部とを脱着自在としたの
で、カウンタウエイトの取外し時にカウンタウエイトを
つり下ろしたとき建設機械を前進させることにより上記
つり部をカウンタウエイト上部のつりピンから外すこと
ができる。またカウンタウエイト取付け時にカウンタウ
エイトが地上にあるとき建設機械を後進させることによ
り上記つり部をカウンタウエイト上部のつりピンに係合
せしめることができる。
開口する側面視で切欠き長穴に形成し、前記切欠き長穴
の切欠き部により前記カウンタウエイトの上部に設けた
つりピンと前記アームのつり部とを脱着自在としたの
で、カウンタウエイトの取外し時にカウンタウエイトを
つり下ろしたとき建設機械を前進させることにより上記
つり部をカウンタウエイト上部のつりピンから外すこと
ができる。またカウンタウエイト取付け時にカウンタウ
エイトが地上にあるとき建設機械を後進させることによ
り上記つり部をカウンタウエイト上部のつりピンに係合
せしめることができる。
実施例 以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。第1図は、この考案の一実施例にかかるカウンタ
ウエイト脱着装置12を示す要部たて断面図である。図に
おいて、1′は大型油圧ショベルの上部旋回体、7′は
上部旋回体1′のセンタフレーム、13はセンタフレーム
7′後部のたて板、14はたて板13の肩部、15はブラケッ
ト、16はカウンタウエイト、17はカウンタウエイト16上
部のブラケット、18はブラケット17に固定したつりピ
ン、19はアーム、20はアーム19の中間部のボス、21はつ
り部、22は油圧シリンダ連結部、23はアーム19をブラケ
ット15に枢支するピン、24は油圧シリンダ、25はセンタ
フレーム7′に固設した油圧シリンダ24取付用のブラケ
ット、26,27はそれぞれピン、28はカウンタウエイト16
の前面部に形成した段付部である。第2図は、第1図の
A−Aより見た要部平面図である。第3図は、第1図の
カウンタウエイト脱着装置におけるアーム19下げ時を示
す要部たて断面図である。
する。第1図は、この考案の一実施例にかかるカウンタ
ウエイト脱着装置12を示す要部たて断面図である。図に
おいて、1′は大型油圧ショベルの上部旋回体、7′は
上部旋回体1′のセンタフレーム、13はセンタフレーム
7′後部のたて板、14はたて板13の肩部、15はブラケッ
ト、16はカウンタウエイト、17はカウンタウエイト16上
部のブラケット、18はブラケット17に固定したつりピ
ン、19はアーム、20はアーム19の中間部のボス、21はつ
り部、22は油圧シリンダ連結部、23はアーム19をブラケ
ット15に枢支するピン、24は油圧シリンダ、25はセンタ
フレーム7′に固設した油圧シリンダ24取付用のブラケ
ット、26,27はそれぞれピン、28はカウンタウエイト16
の前面部に形成した段付部である。第2図は、第1図の
A−Aより見た要部平面図である。第3図は、第1図の
カウンタウエイト脱着装置におけるアーム19下げ時を示
す要部たて断面図である。
次に、この考案の一実施例にかかるカウンタウエイト
脱着装置12(以下、ウエイト脱着装置12という)の構成
を第1図〜第3図について述べる。上部旋回体1′後部
のたて板13にブラケット15を固定して設け、そのブラケ
ット15に側面視がく字形のアーム19を、そのアーム19の
中間部のボス20を回動中心として前後方向に回動自在に
ピン23にて枢支し、かつ上記アーム19の一方端にカウン
タウエイト16をつるつり部21を形成し、また他方端に油
圧シリンダ連結部22を形成した。一方、油圧シリンダ24
をその基端部がセンタフレーム7′の下面ロに近い位置
になるように取付け、かつ油圧シリンダ24のロッド先端
部をアーム19の油圧シリンダ連結部22に連結するととも
に、カウンタウエイト16の上部のブラケット17に固定し
たつりピン18と、アーム19のつり部21とを脱着自在に連
結して構成した。
脱着装置12(以下、ウエイト脱着装置12という)の構成
を第1図〜第3図について述べる。上部旋回体1′後部
のたて板13にブラケット15を固定して設け、そのブラケ
ット15に側面視がく字形のアーム19を、そのアーム19の
中間部のボス20を回動中心として前後方向に回動自在に
ピン23にて枢支し、かつ上記アーム19の一方端にカウン
タウエイト16をつるつり部21を形成し、また他方端に油
圧シリンダ連結部22を形成した。一方、油圧シリンダ24
をその基端部がセンタフレーム7′の下面ロに近い位置
になるように取付け、かつ油圧シリンダ24のロッド先端
部をアーム19の油圧シリンダ連結部22に連結するととも
に、カウンタウエイト16の上部のブラケット17に固定し
たつりピン18と、アーム19のつり部21とを脱着自在に連
結して構成した。
またアーム19の一方端のつり部21をアーム(19)下げ
時に後方に対して開口側となる切欠き長穴を形成し、カ
ウンタウエイト16(以下、ウエイト16という)の取外し
時にウエイト16をつり下ろしたとき大型油圧ショベルを
前進させることにより上記つり部21をウエイト16上部の
つりピン18から外すようにし、ウエイト16取付時にウエ
イト16が地上にあるとき大型油圧ショベルを後進させる
ことにより上記つり部21をウエイト16上部のつりピン18
に係合せしめるように構成した。
時に後方に対して開口側となる切欠き長穴を形成し、カ
ウンタウエイト16(以下、ウエイト16という)の取外し
時にウエイト16をつり下ろしたとき大型油圧ショベルを
前進させることにより上記つり部21をウエイト16上部の
つりピン18から外すようにし、ウエイト16取付時にウエ
イト16が地上にあるとき大型油圧ショベルを後進させる
ことにより上記つり部21をウエイト16上部のつりピン18
に係合せしめるように構成した。
またウエイト16の前面部に左右方向が水平な段付部28
を設け、その段付部28の上方側(第3図における符号
ハ)が下方側(符号ニ)より前方に突出するように形成
し、一方、上部旋回体1′後端部のたて板13に左右方向
に水平な肩部14を形成し、ウエイト16を上部旋回体1′
後部につり上げたときウエイト16の段付部28を上記肩部
14に引掛けて係止するように構成した。
を設け、その段付部28の上方側(第3図における符号
ハ)が下方側(符号ニ)より前方に突出するように形成
し、一方、上部旋回体1′後端部のたて板13に左右方向
に水平な肩部14を形成し、ウエイト16を上部旋回体1′
後部につり上げたときウエイト16の段付部28を上記肩部
14に引掛けて係止するように構成した。
次に、この考案の一実施例にかかるカウンタウエイト
脱着装置12の作用機能について述べる。アーム19の中間
部のボス20を上部旋回体1′後部のブラケット15に前後
方向に回動自在に枢支したので、第1図における油圧シ
リンダ24をストロークSだけ縮小作動させると、ウエイ
ト16は第3図のように距離Hだけつり下げられる。また
油圧シリンダ13を伸長作動させると、ウエイト16はつり
上げられる。上記つり上げ時には、油圧シリンダ24のボ
トム側油室に油圧力が作用するので、油圧シリンダ24の
取付けは合理的であり、所要最小限のシリンダ径をそな
えた油圧シリンダを使用できる。しかも油圧シリンダ24
の基端部がセンタフレーム7′の下面ロに近い位置にな
るように取付け、かつ油圧シリンダ24のロッド先端部を
アーム19下端側の油圧シリンダ連結部22に連結したの
で、油圧シリンダ24をセンタフレーム7′の下面ロより
上方の位置にほぼ水平に取付けることができる。それに
より、油圧シリンダ24の上部旋回体1′内部における空
間使用容量を効果的に小さくすることができる。
脱着装置12の作用機能について述べる。アーム19の中間
部のボス20を上部旋回体1′後部のブラケット15に前後
方向に回動自在に枢支したので、第1図における油圧シ
リンダ24をストロークSだけ縮小作動させると、ウエイ
ト16は第3図のように距離Hだけつり下げられる。また
油圧シリンダ13を伸長作動させると、ウエイト16はつり
上げられる。上記つり上げ時には、油圧シリンダ24のボ
トム側油室に油圧力が作用するので、油圧シリンダ24の
取付けは合理的であり、所要最小限のシリンダ径をそな
えた油圧シリンダを使用できる。しかも油圧シリンダ24
の基端部がセンタフレーム7′の下面ロに近い位置にな
るように取付け、かつ油圧シリンダ24のロッド先端部を
アーム19下端側の油圧シリンダ連結部22に連結したの
で、油圧シリンダ24をセンタフレーム7′の下面ロより
上方の位置にほぼ水平に取付けることができる。それに
より、油圧シリンダ24の上部旋回体1′内部における空
間使用容量を効果的に小さくすることができる。
またアーム19の一方端のつり部21をアーム(19)下げ
時に後方に対して開口側となる切欠き長穴に形成したの
で、ウエイト16の取外し時にウエイト16をつり下ろした
とき大型油圧ショベルを前進させることにより上記つり
部21をウエイト16上部のつりピン18から外すことができ
る。またウエイト16の取付け時にウエイト16が地上にあ
るとき大型油圧ショベルを後進させることにより上記つ
り部21をウエイト16上部のつりピン18に係合せしめるこ
とができる。それにより、ウエイト16の上部に対しアー
ム19のつり部21を脱着操作する作業者の手間を最小限に
することができる。
時に後方に対して開口側となる切欠き長穴に形成したの
で、ウエイト16の取外し時にウエイト16をつり下ろした
とき大型油圧ショベルを前進させることにより上記つり
部21をウエイト16上部のつりピン18から外すことができ
る。またウエイト16の取付け時にウエイト16が地上にあ
るとき大型油圧ショベルを後進させることにより上記つ
り部21をウエイト16上部のつりピン18に係合せしめるこ
とができる。それにより、ウエイト16の上部に対しアー
ム19のつり部21を脱着操作する作業者の手間を最小限に
することができる。
考案の効果 この考案にかかるカウンタウエイト脱着装置では、ア
ームの中間部を上部旋回体後部のブラケットに前後方向
に回動自在に枢支したので、油圧シリンダを伸長作動さ
せるときカウンタウエイトはつり上げられる。上記つり
上げ時には、油圧シリンダのボトム側油室に油圧力が作
用するので、油圧シリンダの取付けは合理的であり、所
要最小限のシリンダ径をそなえた油圧シリンダを使用で
きる。しかも油圧シリンダをセンタフレームの下面より
上方の位置にほぼ水平に取り付けるようにしたので、油
圧シリンダを上部旋回体内に配置したにもかかわらず、
上部旋回体内部における空間使用容量を効果的に小さく
することができる。
ームの中間部を上部旋回体後部のブラケットに前後方向
に回動自在に枢支したので、油圧シリンダを伸長作動さ
せるときカウンタウエイトはつり上げられる。上記つり
上げ時には、油圧シリンダのボトム側油室に油圧力が作
用するので、油圧シリンダの取付けは合理的であり、所
要最小限のシリンダ径をそなえた油圧シリンダを使用で
きる。しかも油圧シリンダをセンタフレームの下面より
上方の位置にほぼ水平に取り付けるようにしたので、油
圧シリンダを上部旋回体内に配置したにもかかわらず、
上部旋回体内部における空間使用容量を効果的に小さく
することができる。
またアームの一方端のつり部をアーム下げ時に後方に
対して開口側となる切欠き長穴に形成したので、カウン
タウエイトの取外し時にカウンタウエイトをつり下ろし
たとき建設機械を前進させることにより上記つり部をカ
ウンタウエイト上部のつりピンから外すことができる。
またカウンタウエイト取付け時にカウンタウエイトが地
上にあるとき建設機械を後進させることにより上記つり
部をカウンタウエイト上部のつりピンに係合せしめるこ
とができる。それにより、カウンタウエイトの上部に対
しアームのつり部を脱着操作する作業者の手間を最小限
にすることができる。
対して開口側となる切欠き長穴に形成したので、カウン
タウエイトの取外し時にカウンタウエイトをつり下ろし
たとき建設機械を前進させることにより上記つり部をカ
ウンタウエイト上部のつりピンから外すことができる。
またカウンタウエイト取付け時にカウンタウエイトが地
上にあるとき建設機械を後進させることにより上記つり
部をカウンタウエイト上部のつりピンに係合せしめるこ
とができる。それにより、カウンタウエイトの上部に対
しアームのつり部を脱着操作する作業者の手間を最小限
にすることができる。
第1図はこの考案の一実施例にかかるカウンタウエイト
脱着装置を示す要部たて断面図、第2図は第1図のA−
Aより見た要部平面図、第3図は第1図のアーム下げ時
のカウンタウエイト脱着装置を示す要部たて断面図、第
4図は大型油圧ショベルの側面図、第5図は従来技術の
カウンタウエイト脱着装置を示す側面図である。 1,1′……上部旋回体 4,16……カウンタウエイト 5,12……カウンタウエイト脱着装置 6,19……アーム 7,7′……センタフレーム 8,24……油圧シリンダ 9,15,17,25……ブラケット 13……たて板 14……肩部 18……つりピン 21……つり部 27……油圧シリンダ連結部 28……段付部
脱着装置を示す要部たて断面図、第2図は第1図のA−
Aより見た要部平面図、第3図は第1図のアーム下げ時
のカウンタウエイト脱着装置を示す要部たて断面図、第
4図は大型油圧ショベルの側面図、第5図は従来技術の
カウンタウエイト脱着装置を示す側面図である。 1,1′……上部旋回体 4,16……カウンタウエイト 5,12……カウンタウエイト脱着装置 6,19……アーム 7,7′……センタフレーム 8,24……油圧シリンダ 9,15,17,25……ブラケット 13……たて板 14……肩部 18……つりピン 21……つり部 27……油圧シリンダ連結部 28……段付部
Claims (2)
- 【請求項1】旋回式建設機械の上部旋回体後部に装備す
るカウンタウエイト脱着装置において、センターフレー
ム後部に突出してブラケットを固設し、前記ブラケット
にアーム中間部を回動中心として前後方向に回動自在に
枢支し、かつ上記アームの一方端にカウンタウエイトを
つるつり部を形成し、また他方端に油圧シリンダ連結部
を形成し、油圧シリンダをほぼ水平にまたその基端部が
上部旋回体のセンターフレームの下面より上方で且つ下
面に近い位置に取付け、上記油圧シリンダのロッド側先
端部を上記油圧シリンダ連結部に連結したことを特徴と
するカウンタウエイト脱着装置。 - 【請求項2】前記つり部をアーム下げ時に後方に対して
開口する側面視で切欠き長穴に形成し、前記切欠き長穴
の切欠き部により前記カウンタウエイトの上部に設けた
つりピンと前記アームのつり部とを脱着自在としたこと
を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載のカウ
ンタウエイト脱着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990073233U JP2546562Y2 (ja) | 1990-07-09 | 1990-07-09 | カウンタウエイト脱着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990073233U JP2546562Y2 (ja) | 1990-07-09 | 1990-07-09 | カウンタウエイト脱着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0433758U JPH0433758U (ja) | 1992-03-19 |
JP2546562Y2 true JP2546562Y2 (ja) | 1997-09-03 |
Family
ID=31611878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990073233U Expired - Lifetime JP2546562Y2 (ja) | 1990-07-09 | 1990-07-09 | カウンタウエイト脱着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2546562Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3271035B2 (ja) * | 1993-10-27 | 2002-04-02 | 株式会社加藤製作所 | クレーン車の釣合錘着脱装置 |
CN114229669B (zh) * | 2021-12-30 | 2024-10-01 | 安徽江河智能装备集团有限公司 | 一种起重机用配重定位装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58180955U (ja) * | 1982-05-28 | 1983-12-02 | 三菱重工業株式会社 | 油圧シヨベルのカウンタウエイト着脱装置 |
-
1990
- 1990-07-09 JP JP1990073233U patent/JP2546562Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0433758U (ja) | 1992-03-19 |
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