JP2546021Y2 - 自動2輪車のバッテリ保持装置 - Google Patents

自動2輪車のバッテリ保持装置

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JP2546021Y2
JP2546021Y2 JP1990007478U JP747890U JP2546021Y2 JP 2546021 Y2 JP2546021 Y2 JP 2546021Y2 JP 1990007478 U JP1990007478 U JP 1990007478U JP 747890 U JP747890 U JP 747890U JP 2546021 Y2 JP2546021 Y2 JP 2546021Y2
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storage box
battery
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head pipe
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敏雄 宮本
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Suzuki Motor Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は、自動2輪車のバッテリ保持装置に関す
る。
(従来の技術) 自動2輪車の大型のものでは、車体中央上部に配置さ
れ、開閉自在のリッドを有する収納ボックス下部の、ヘ
ッドパイプから後方へ延びるメインチューブの前端部に
バッテリを配置し、隠蔽するようにしたものがある。
(考案が解決しようとする課題) この場合、比較的重いバッテリを安定して保持するに
は、ある程度大掛りな保持手段が必要となる。そのため
に、従来はバッテリ保持専用のステーを別体に設けてバ
ッテリを保持していたが、部品点数や組付工程数、ヘッ
ドパイプ廻りの重量の増加といった問題点があった。
また、収納ボックスのリッドを開閉させるヒンジ機構
のアームがリッドの開閉に伴って回動するため、その回
動範囲内に収容物が侵入するとこの収容物がアームによ
り破損される恐れがあった。
この考案は、上述した事情を考慮してなされたもの
で、極めて簡素化されたバッテリホルダを用いて、しか
も確実な保持機能によってバッテリをメインチューブ前
端部に安定的に保持すると共に、収納ボックス内の収容
物の破損を確実かつ未然に防止可能な自動2輪車のバッ
テリ保持装置を提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) この考案に係る自動2輪車のバッテリ保持装置は、ヘ
ッドパイプから後下方に傾斜して延びる左右一対のメイ
ンチューブと、上記ヘッドパイプとシート前部との間で
左右のメインチューブの上部に配置された、ヘルメット
が収納可能な収納ボックスとを備え、この収納ボックス
はその前部に設けたれたヒンジ機構を介して開閉自在な
リッドを有する自動2輪車において、前記収納ボックス
はボックス底板の前上方に傾斜する前部を凹設して段部
をボックス底板の車幅方向に形成し、上記ボックス底板
の段部頂部に前記ヒンジ機構の側面視略U字状アームの
一端を回動自在に枢着し、上記アーム他端を前記リッド
の前部裏面に固着する一方、前記ヒンジ機構の下方で、
ヘッドパイプの後方かつ前記収納ボックスの下部前側に
バッテリホルダの収納空間をボックス底板の段部と左右
のメインチューブとで形成し、左右のメインチューブ間
に跨架されたブリッジチューブにバッテリホルダを載設
したものである。
(作用) この自動2輪車のバッテリ保持装置は、上述したよう
に構成し、収納ボックスのボックス底板の前上方に傾斜
する前部を凹設して段部をボックス底板の車幅方向に形
成し、ボックス底板の段部頂部上にリッドを固着したヒ
ンジ機構のU字状アームを枢着し、上記ヒンジ機構の下
方でヘッドパイプの後方かつ前記収納ボックスの下部前
側にバッテリホルダの収納空間をボックス底板の段部と
左右のメインチューブとで形成し、左右のメインチュー
ブ間に跨架されたブリッジチューブにバッテリホルダを
載設したので、バッテリ保持専用の独立したステーを必
要とせず、左右メインチューブ間のブリッジチューブを
利用してバッテリホルダを載設でき、部品点数や組付工
程数、ヘッドパイプ廻りの重量の増加を招くことなく確
実にバッテリを保持できると共に、ヒンジ機構の下方に
バッテリを配置し、収納ボックスのボックス底板の前部
に段部を車幅方向に形成したから、段部がストッパとな
って収納ボックス内の収容物がヒンジ機構のアームの回
動範囲内に侵入するのを確実かつ未然に防止でき、収容
物がアームによって破損されない。
(実施例) 以下この考案の実施例を示す図に就いて説明する。
第1図はこの考案のバッテリ保持装置を備えた自動2
輪車の収納ボックスの縦断側面図、第2図は第1図の収
納ボックスの配置を示す自動2輪車の縦断側面図であ
る。
この自動2輪車のフレームは、ヘッドパイプ1の下部
から後下方へ傾斜して延びる左右一対のメインチューブ
2と、ヘッドパイプ1の上部からメインチューブ2の中
間部付近へ向かって延びる左右一対のアッパーメインチ
ューブ2aと、メインチューブ2の前端下部から下方へ垂
下して後方へ延びる左右のダウンチューブ3と、これら
の後端を結合する左右センターピラー4によりほぼ逆台
形に形成され、かつメインチューブ2の後端部に接続さ
れて後上方へ傾斜して延びる左右のシートレール5と、
メインチューブ2後端に接続されてシートレール5の後
端を支えるボディチューブ6によって構築される。
中央部の逆台形のフレーム内にはエンジンユニット7
が懸架される。ヘッドパイプ1にはハンドル8により操
舵される前輪9が軸支され、センターピラー4に軸支さ
れたスイングアーム10の後端に後輪11が支持される。後
輪11は、エンジンユニット7の出力軸12に固定されたド
ライブスプロケットギア13からチェーン14を介して駆動
される。
上記メインチューブ2上からシートレール5の前部上
にかけて、収納ボックス15が配置され、その後方のシー
トレール5上に、ピリオンシートを兼ねたタンデム状の
シート16が載置される。収納ボックス15の存在により、
燃料タンク17は、シート16下のシートレール5とボディ
チューブ6に囲まれたスペース内に配置される。
エンジンユニット7の前方から収納ボックス15下の両
サイドはカウリング18で覆われ、これに連続してシート
16下縁下方,燃料タンク17の両サイドはボディカバー19
で被覆される。
収納ボックス15は、アッパーメインチューブ2aとシー
トレール5の形状に沿うように、上方から見て、前端が
丸く、後方が細まるほぼ卵形の輪郭を持ち、側面視で
は、前半下縁がアッパーメインチューブ2aに沿い、後壁
20がこれと平行するように後下方へ傾斜して、ほぼ平行
4辺形を呈する。
この収納ボックス15は、有底(底板21)で、フルフェ
ースの大型ヘルメット22が収納できる容積を持ち、その
出し入れが可能な開口23が上面に開設されている。開口
23には、前端をヒンジ機構24により前上方へ開閉可能な
蓋体としてのリッド25が被着される。またリッド25は閉
位置でロック機構26により錠止めされる。
ヒンジ機構24は側面視略U字状のアーム24aを備え、
その一方の開放端部が収納ボックス底板21の段部頂部に
設けられた基部24bに回動自在に枢着されると共に、ア
ーム24aの他方の開放端部はリッド25の前部裏面に固着
される。収納ボックス15のボックス底板21は第1図およ
び第2図に示すように前部が前上方に向って傾斜してお
り、このボックス底板21の前部を凹設してボックス底板
21に段部21aが車幅方向に形成される。
そして、収納ボックス15は、後端下面が、左右シート
レール5に跨架された台板27上に全体がヒンジ機構28を
介して後上方へ揺動可能に軸支されると共に、前端下面
が、クッション29を介して取着けられた前方へ突出する
フロントプレート30により、アッパーメインチューブ2a
前端にボルト31により締着される。
次に、ヒンジ機構24が設けられている収納ボックス底
板21の下部前側とヒンジ機構24の下方およびヘッドパイ
プ1の後方にバッテリホルダ36を収納する空間32が形成
され、この収納空間32は左右のメインチューブ2とアッ
パーメインチューブ2aとボックス底板21の段部21aとに
より画成される。収納空間32に対向するアッパーメイン
チューブ2a間には偏平なブリッジチューブ33が跨架さ
れ、このブリッジチューブ33上にバッテリホルダ36が載
設される。また左右のアッパーメインチューブ2aの先端
部とヘッドパイプ1との間に補強板34が溶着されてい
る。
ブリッジチューブ33上にはバッテリ35を収めたボック
ス型のバッテリホルダ36がボルト37で固定され、上記収
納空間32内に干渉なく収められる。
このバッテリホルダ36は、第3図、第4図、および第
5図に示す通り、上面が開放した鋼板製ボックスで、前
後面に切り起しによりフック38a,38bを形成し、さらに
前面のフック38aの左右、上方を切り起して取着ブラケ
ット39を形成したものである。
この取着ブラケット39は前記補強板34の後縁上にボル
ト40で締着され、フック38a,38bには弾性バンド41が掛
け渡されてバッテリ35を締め付けて保持する。
バッテリホルダ36は、上述した構造、すなわちヘッド
パイプ1廻りを補強するブリッジチューブ33および補強
板34で保持されるので、従来のように専用のバッテリホ
ルダ取付用ステーを別体に設ける必要がなく、比較的重
いバッテリ35を極めて簡素化された構造で安定して保持
できる。
また、部品点数や組付工程数、ヘッドパイプ1廻りの
重量の増加といったこともない。なお、車体中央上部に
燃料タンクが配置された自動2輪車に対しても同様であ
る。
さらに、バッテリ35をヒンジ機構24の下方に配置する
ことにより、収納ボックス15のボックス底板21の前部に
段部を形成し、この段部により収納ボックス15内の収容
物がヒンジ機構24のアーム24aの回動範囲内に侵入する
のが規制される。その結果、収容物がアーム24aによっ
て破損されることがない。
〔考案の効果〕
以上の通り、この考案の自動2輪車のバッテリ保持装
置は、ヘッドパイプから後下方に傾斜して延びる左右一
対のメインチューブと、上記ヘッドパイプとシート前部
との間で左右のメインチューブの上部に配置された、ヘ
ルメットが収納可能な収納ボックスとを備え、この収納
ボックスはその前部に設けられたヒンジ機構を介して開
閉自在なリッドを有する自動2輪車において、前記収納
ボックスはボックス底板の前上方に傾斜する前部を凹設
して段部をボックス底板の車幅方向に形成し、上記ボッ
クス底板の段部頂部に前記ヒンジ機構の側面視略U字状
アームの一端を回動自在に枢着し、上記アーム他端を前
記リッドの前部裏面に固着する一方、前記ヒンジ機構の
下方で、ヘッドパイプの後方かつ前記収納ボックスの下
部前側にバッテリホルダの収納空間をボックス底板の段
部の左右のメインチューブとで形成し、左右のメインチ
ューブ間に跨架されたブリッジチューブにバッテリホル
ダを載設したので、ヒンジ機構の側面視略U字状アーム
を回動させることで、開閉自在のリッドを前方に大きく
開放させることができ、収納物品の出し入れが容易とな
る一方、バッテリ保持専用の独立したステーを必要とせ
ず、左右のメインチューブ間のブリッジチューブを利用
して収納ボックス前側にバッテリホルダを載設でき、部
品点数や組付工程を簡素化し、ヘッドパイプ廻りの重量
増加を招くことなく、確実にバッテリを保持でき、さら
に、収納ボックスのU字状アームの一端を枢着したの
で、ヒンジ機構の下方にバッテリホルダを設けることが
でき、バッテリをヒンジ機構の下方に配置することで、
収納ボックスのボックス底板前部に形成された段部がス
トッパとなって、収納ボックス内の収容物がヒンジ機構
のアームの回動範囲内に侵入するのを確実かつ未然に防
止でき、収容物がアームによって破損されることがな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例になるバッテリ保持装置を備
えた自動2輪車の収納ボックスの縦断側面図、第2図は
第1図に示される収納ボックスの配置を示す自動2輪車
の縦断側面図、第3図はバッテリホルダを拡大した縦断
側面図、第4図はバッテリホルダを拡大した正面図、第
5図はバッテリホルダを拡大した平面図である。 1…ヘッドパイプ、2…メインチューブ、2a…アッパー
メインチューブ、15…収納ボックス、21…収納ボックス
の底板、24…ヒンジ機構、24a…アーム、25…リッド、3
2…収納空間、33…ブリッジチューブ、34…補強板、35
…バッテリ、36…バッテリホルダ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドパイプから後下方に傾斜して延びる
    左右一対のメインチューブと、上記ヘッドパイプとシー
    ト前部との間で左右のメインチューブの上部に配置され
    た、ヘルメットが収納可能な収納ボックスとを備え、こ
    の収納ボックスはその前部に設けられたヒンジ機構を介
    して開閉自在なリッドを有する自動2輪車において、前
    記収納ボックスはボックス底板の前上方に傾斜する前部
    を凹設して段部をボックス底板の車幅方向に形成し、上
    記ボックス底板の段部頂部に前記ヒンジ機構の側面視略
    U字状アームの一端を回動自在に枢着し、上記アーム他
    端を前記リッドの前部裏面に固着する一方、前記ヒンジ
    機構の下方で、ヘッドパイプの後方かつ前記収納ボック
    スの下部前側にバッテリホルダの収納空間をボックス底
    板の段部と左右のメインチューブとで形成し、左右のメ
    インチューブ間に跨架されたブリッジチューブにバッテ
    リホルダを載設したことを特徴とする自動2輪車のバッ
    テリ保持装置。
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JPS5438265U (ja) * 1977-08-23 1979-03-13
JPS5827153A (ja) * 1981-08-10 1983-02-17 Fuji Xerox Co Ltd 複写機における複写情報の表示方法
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JP2817913B2 (ja) * 1988-03-16 1998-10-30 本田技研工業株式会社 自動二輪車

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