JPH03220072A - 自動2輪車の収納ボックス装置 - Google Patents

自動2輪車の収納ボックス装置

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JPH03220072A
JPH03220072A JP2015724A JP1572490A JPH03220072A JP H03220072 A JPH03220072 A JP H03220072A JP 2015724 A JP2015724 A JP 2015724A JP 1572490 A JP1572490 A JP 1572490A JP H03220072 A JPH03220072 A JP H03220072A
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seat
storage box
seat rail
main tube
lid
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Shinji Nakajima
晋司 中島
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は、車体中央上部に配置された自動2輪車の収
納ボックス装置に関する。
(従来の技術) 自動2輪車では、ヘッドパイプから後方へ延びるメイン
チューブ下方にエンジンユニットが搭載され、メインチ
ューブ後端からさらに後方へ延びるシートレール上にシ
ートが載置された形が一般的であるが、ヘルメットのよ
うな大きい物を収納できる収納ボックスが必要な場合に
は、燃料タンクをシート下などの他の場所に移して、メ
インチューブ上に収納ボックスを配置するレイアウトが
採られる。
ところで、エンジンユニットやその周辺の補器に対する
メンテナンスには、こに収納ボックスが邪魔になりやす
く、その都度これを取り外す必要がある。特に、この種
の自動2輪車は比較的に大型で、エンジンユニットの前
方から両サイドにかけてカウリングが被着されるものが
多く、上記メンテナンスには、収納ボックスを取り外す
頻度が高くなる。従って収納ボックスが簡単に脱着でき
ることが望まれている。。
しかし、収納ボックス内は、パーソナルな使用が主で、
大事なもの、高価なものが収納されていることもあるの
で、他人には簡単に取り外せないようにする工夫が必要
である。
(発明が解決しようとする課題) この発明は、このような点を考慮してなされたもので、
車体中央上部に設置された収納ボックスの脱着の作業性
がよく、エンジンユニットなどのメンテナンスに好都合
であり、しかも通常時には取着が堅固に維持されて、盗
難など適確に防ぐ自動2輪車の収納ボックス装置を提供
することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記の目的に沿って、この発明の自動2輪車の収納ボッ
クス装置は、ヘッドパイプから後方へ延びるメインチュ
ーブ下方にエンジンユニットが搭載され、メインチュー
ブ後端からさらに後方へ延びるシートレール上にシート
が載置された自動2輪車において、上記メインチューブ
からシートレールの前部にかけての上方に、開閉自在な
リッドを備えた収納ボックスが配置され、その収納ボッ
クスは、後下端がヒンジ機構により後上方へ揺動可能に
シートレールに軸支され、前端がメインチューブに固定
され、かっ後端部にシートロックを備えたシートの下面
前端部が重ねられた構成になる。
また、収納ボックスは、シートが外されたシートレール
上に起立し、そのとき収納ボックスの形状の大部分がヒ
ンジ機構軸心の後方へ移動するように設定されたもので
ある。
(作用) このようにしたので、シートロックを外してシートを取
り除き、前端を解放し、収納ボックスをヒンジにより後
上方へ揺動させることができ、エンジンユニット上方が
開放されて、メンテナンスの作業がしやすくなる。
作業後は、収納ボックスを倒すだけでメインチューブ上
に正しく位置決めされ、−々調整する必要なく直ちに前
端を固定でき、取着けが容易である。
このように、収納ボックスを起すか倒すだけでよいので
、持ち上げて他の場所に移すなどの作業より、脱着の作
業性が大幅に改善される。
また、メンテナンス作業時、後上方へ開いた収納ボック
スの姿勢は、シートレールなどの上に安定して起立して
いるので、それ以上手を煩わすことなく、作業に専念で
きる。
さらに、通常時の収納ボックスは、シートロックされた
シートにより抑えられ、前端部を外しても揺動させるこ
とができないので、ヒンジ機構を分解して持ち去るなど
の盗難が防止される。
(実施例) 以下この発明の実施例を示す図に就いて説明する。
第1図はこの発明の収納ボックス装置を備えた自動2輪
車の縦断側面図、第2図はその外観を示す側面図、第3
図はフレーム構成の平面図である。
この支軸の両端部が上記軸受に回動自在に軸支されると
共に、支軸偏心部とベース板との間に、複数個のコイル
スプリングが並列して弾装された構成になる。
(作用) このようにしたので、リッドの開閉はスプリングの付勢
力により軽(動作し、しかも思案点の設定により開閉双
方の動作に作用する。
構造的には、複数の小型のコイルスプリングとクランク
状の支軸偏心部により偏平に形成され、これを収納ボッ
クス内壁面に沿わせたことによって、収納ボックスの有
効容積を充分に確保することができる。
(実施例) 以下この発明の実施例を示す図に就いて説明する。
第1図はこの発明のリッド開閉装置を備えた自動2輪車
の縦断側面図、第2図はその外観を示す側面図、第3図
はフレーム構成の平面図である。
この自動2輪車のフレームは、ヘッドパイプ1から後下
方へ傾斜して延びる左右一対のメインチューブ2と、下
方へ垂下して後方へ延びる左右のダウンチューブ3と、
これらの後端を結合する左右センターピラー4によりほ
ぼ逆台形に形成され、かつメインチューブ2の後端部に
接続されて後上方へ傾斜して延びる左右のシートレール
5と、メインチューブ2後端に接続されてシートレール
5の後端を支えるボディチューブ6によって構築される
中央部の逆台形のフレーム内にはエンジンユニット7が
懸架される。ヘッドパイプ1にはハンドル8により操舵
される前輪9が軸支され、センターピラー4に軸支され
たスイングアーム10の後端に後輪11が支持される。
後輪11は、エンジンユニット7の出力軸12に固定さ
れたドライブスプロケットギア13からチェーン14を
介して駆動される。
上記メインチューブ2上からシートレール5の前部上に
かけて、収納ボックス15が配置され、その後方のシー
トレール5上に、ピリオンシートを兼ねたタンデム状の
シート16が載置される。
収納ボックス15の存在により、燃料タンク17は、シ
ート16下のシートレール5とボディチューブ6に囲ま
れたスペース内に設置される。
エンジンユニット7の前方から収納ボックス15下の両
サイドはカウリング18で覆われ、これに連続してシー
ト16下縁下方、燃料タンク17の両サイドはボディカ
バー19で被覆される。
収納ボックス15の詳細を第4図および第5図に示す。
前記メインチューブ2はヘッドパイプ1の下部に接続さ
れ、その中央前寄りに位置からヘッドパイプ1上部に、
補強用のアッパーメインチューブ2aが掛は渡されてい
る。これら両チューブ2゜2aは、ヘッドパイプ1から
一旦両側方へ拡がってから後方へ導かれ、メインチュー
ブ2中央部からはシートレール5先端部まで狭く収斂す
る。
シートレール5の4半前部、シート16の前端部までは
、上記収斂が連続し、そこから中央部にかけて緩く拡大
し、後半部はほぼ平行に後方へのびている。
収納ボックス15は、このアッパーメインチューブ2a
とシートレール6の形状に沿うように、上方から見て、
前端が丸く、後方が細まるほぼ卵形の輪郭を持ち、側面
視では、前半下縁がアッパーメインチューブ2aに沿い
、後壁20がこれと平行するように後下方へ傾斜して、
はぼ平行4辺形を呈する。
この収納ボックス15は、有底(底板21)で、フルフ
ェースのヘルメット22が収納できる容積を持ち、その
出し入れが可能な開口23が上面に開設されている。開
口23には、前端をヒンジ機構24により前上方へ開閉
可能なリッド25が被着される。またリッド25は閉位
置でロック機構機構26により錠止めされる。
そして、収納ボックス15は、次のようにして固定され
る。すなわち、左右シートレール5の上記のような最も
狭い部位に台板27が跨架され、この台板27上にヒン
ジ機構28を介して収納ボックス15の後端下面が後上
方へ揺動可能に軸支されると共に、前端下面にクツショ
ン29を介して取着けられた前方へ突出するフロントプ
レート30が、アッパーメインチューブ2a前端にボル
ト31により締着される。
ヒンジ機構28は、第6図に示すように、収納ボックス
底板21の後端下面に軸受ブラケット32が鋲着されて
、支軸33を軸架し、−刃台板27上には、パイプ34
の両端部に溶着された取着ブラケット35a、35bが
クツション36を介してボルト37により取着けられ、
支軸32とパイプ33とが軸合されたものである。
また、フロントプレート30は、第8図に示すように、
前縁に半円形の切り欠き38が形成され、アッパ−メイ
ンチューブ2a上面と平行な面になリ、取着けた時は、
ヘッドパイプ1とアッパーメインチューブ2aの接続部
に近接し、切り欠き38がヘッドパイプ1の後面を囲む
ように設定されている。このためヘッドパイプ1とアッ
パーメインチューブ2aの接続部の溶接ビード39のラ
インが隠蔽される。
また、収納ボックス15の中央部両側に下方へ突出する
サイド取着ブラケット40があり、第7図に示すように
、前記カウリング18とボディカバー19の両方が重な
る接続縁部18a、19aに、飾りビス41によりクツ
ション42を介して結続される。サイド取着ブラケット
40は左右がベース43により連続し、ベース43は底
板21の下面に沿い、上面に当てた裏金44と共にリベ
ット45により固定される。
一方、シートレール5の後部には、左右に跨がるシート
座板46.47が設けられ、シート16が載置される。
この場合、第4図に示すように、シート底板前端部48
が前上方へ傾斜して備えられ、収納ボックス15の後壁
20の上に近接して重ねられるように設定されている。
シート16は、上記シート底板前端部48から前方へ突
出した挿入ブラケット49が前記台板27の挿入孔に後
方から挿し込まれ、シート座板46に設置されたシート
ロック50を働かせる慣用機構により固定される。従っ
てこの固定状態では、シート底板前端部48により収納
ボックス15の揺動が阻止される。シートロック50は
ボディカバー19の下縁部に配置されたキーリンダ錠5
1とそのキーにより解除される。
シートロック50を解いてシート16を外し、前記フロ
ントプレート30.サイド取着ブラケット40を外すこ
とで、収納ボックス15は、ヒンジ機構28により後上
方へ揺動できる。その角度は、90度近く、またはそれ
以上で、収納ボックス16の形状の大部分がヒンジ機構
28の支軸33軸心の後方へ移動して、燃料タンク17
の上面に直立できるように各関係位置が設定されている
こうして、収納ボックス15を後上方へ揺動させること
で、エンジンユニット7の上方が開放されて、エンジン
各部やその補器の保守、点検が容易になる。例えばキャ
ブレタ52の調整、エアクリーナ53のフィルタ交換、
さらには、この近くに配置されたバッテリ54のバッテ
リ液補充などメンテナンスの作業がし易くなる。
収納ボックス15の底板21の前端部には、はぼ直角に
凹入する凹室55が形成されている。バッテリ54は、
アッパーメインチューブ2aの前端部に跨架された偏平
なブリッジチューブ56上のバッテリホルダ57に保持
され、上記凹室55内に干渉なく収められる。
また、アッパーメインチューブ2aの前端と、ヘッドパ
イプ1との間に三角形との補強板58が溶着されている
。上記バッテリホルダ57の一部は、ボルト59により
この補強板58の上面に締着される。
次に、前記リッド25のヒンジ機構24は、第9図に示
すように、底板21の前端部、すなわち凹室55の土壁
に、両側に軸受60が立設されたベース板61が取着け
られて、リッド25の支軸62を回動自在に軸支する。
支軸62は、クランク状の偏心部63が形成されたもの
で、リッド25前端から前方へ延びる左右の揺動レバー
64の前端に固定される。支軸62の偏心部63には、
ベース板61との間に、複数個のコイルスプリング65
が並列して弾装される。
上記コイルスプリング65の力と偏心部63との関係は
、主としてリッド25を開く方向に作用し、開度が小さ
い範囲では、思案点を越えて閉まる方向へ反転するよう
に設定されている。
こうして、ヒンジ機構24はコンパクトにまとめられ、
かつリッド25開閉動作に効果的に作用する。小型なの
で、収納ボックス15の有効容積を圧迫しない。
他方、リッド25のローツク機構26は、第10図に示
すように、収納ボックス15の後壁20内面に沿って、
ベース板66により取着けられる。
ベース板66の上部左右に軸受67が突設され、ストラ
イカ軸68が回動自在に軸支される。ストライカ軸68
の両端には左右のストライカ69a。
69bが固定され、またレバー70が固定されてベース
板66との間にスプリング71が懸架され、ストライカ
69a、69bは常に解除方向に付勢されている。
リッド25の後端部には、左右一対のフック72a、7
2bが突設され、リッド25が収納ボックス15の開口
23に被せられたときは、先端が半径方向の溝73に係
合して、ストライカ69a。
69bをロック方向に回動させる。
一方のストライカ69aは外周に段部74を備えたカム
フェースが形成され、この外周に係止レバー75がスプ
リング76により弾接されている。
上記のように、ストライカ69a、69bがロック方向
に回動すると、係止レバー75が段部74に係合して解
除方向への反転が阻止され、よってフック72a、72
bが脱出できなくなる。すなわち、ロック機構26が作
用する。
係止レバー75はソレノイド装置77の可動磁心78に
リンク結合している。ソレノイド装置77への通電によ
り可動磁心78がスプリング76に抗して係止レバー7
5を引き、ストライカ69a、69bが解放されてロッ
ク機構26が解除される。
ソレノイド装置77への通電スイッチは、第13図に示
すように、エンジンスイッチ79に連動する。エンジン
は、エンジンスイッチ79のキーによるシリンダ錠80
の回動角度αで稼働可能状態になる。シリンダ錠がさら
に回動されてβ角度位置に招かれると、ソレノイド装置
77へ通電する。β角度位置でもエンジン稼働可能範囲
である。
スプリングによりβ角度位置からはα位置に自動的に戻
る。これにより、リッド25をエンジン稼働、停止に関
わりなく開くことができる。
電気系統の不調により、ソレノイド装置77が作動しな
い時のために、その後方の後壁20に貫通孔81が備え
られている。この貫通孔81からドライバなどを差し込
んで、可動磁心78を押し下げることで、ロック機構2
6をマニュアル解除することができる。
貫通孔81は、前記したように、その外面をシトロツク
されたシート16の前端部が覆っている。従ってシート
ロック45を解除できる者以外は、みだりにマニュアル
解除をするこよができない。
このようにリッド25のロック機構26はコンパクトに
構成され、ヒンジ機構24同様に収納ボックス15内に
省スペースで収められる。ストライカ69a、69bと
共にフック72a、72bが左右一対配置されたので、
リッド25の被着姿勢が崩れにくい。リッド25の薄肉
化が可能である。また、収納ボックス15の後壁20に
沿って設置されたので、安全なマニュアル解除装置を備
えることができる。
そして、収納ボックス15は、第5図、第6図。
第10図の接合ライン82に示すように、左右に分割し
て成型された半分を溶着して形成される。
これにより一体成型より生産性が向上する。しかも、前
記したように、収納ボックス15には、ヒンジ機構28
の軸受ブラケット32.フロントプレート30.サイド
取着ブラケット40のベース板43.ヒンジ機構24の
ベース板61.ロック機構26のベース板66が両半分
を跨いで固定されているので、極めて強固に結合してい
る。
従って、薄肉化ができ、溶着の剛性1強度が低くて済む
さらに、リッド25には、第11図、第12図に示すよ
うに、変形防止装置が設けられる。
リッド25は、その周縁部内面が収納ボックス15開口
23に添えたシール83に外側から接して被着される。
リッド25内面両側部には、リッド25の材質から一体
に延設された舌片84が、内面から離れて垂下され、ま
た内周面に固定されたパイプ85から内面と離れて下方
へ垂れるチューブ製の補強骨86が配置される。
これらの舌片84および補強骨86は、リッド25が被
せられた時には、上記シール83の内側に招かれる。こ
れにより開口23の周縁は内外から挟まれた形になり、
変形が防がれる。特に、リッド25の周縁両側部を無理
に引き拡げて、収納物を取り出すような盗難に対して有
効である。
前記燃料タンク17は、第14図、第15図、第16図
に示すようにシート16下のボディカバー1−9内に配
置されるので、はぼシートレール5に沿った細長く、か
つ後方が高く傾斜したものとなる。その後端はテールカ
バー88下まで延び、上面に注入口87が配置される。
この注入口87はテールカバー88に設けられた開閉リ
ッド89を開くことで、燃料の注入が可能になる。
燃料タンク17は、上下2分割の半タンク17a、17
bに成型してこれを合わせて完成させる。
合わせ面にフランジ90を形成してシーム溶接したもの
である。そして、シートレール5は4半前部か細く収斂
するため、上半の半タンク17aを先細りに形成してシ
ートレール5内に位置させ、フランジ90部分はこの細
くなった分を巾広(して、シートレール5の下面に当て
る。下半タンク17bの前部は、巾を狭めない。すなわ
ち平面視でほぼ四角形に形成され、こ部分でタンク容量
の大部分を稼ぐ。
燃料コック91は、最も近い位置となる燃料タンク17
の前端下底に、シート16上のライダから見ての右側寄
りに付設される。低い位置をとるので、チェーン14の
ライン近く、これとの干渉を避けるためである。
燃料ポンプ92は、ボディチューブ6の左側に縦に寝か
せた形で設置される。ボディカバー19の被覆により保
護されると同時に、この左側はサイイドスタンド93と
同側であり、この場合駐車中に車体が転倒するのは、主
として右側なので比較的に精密で、効果な燃料ポンプ9
2が車重のかかった衝撃を受けて損傷、破損するのを防
がれる。
ブレーキオイルのリザーバタンク94は燃料ポンプ92
とは反対側のシートレール5に対設される。
尚収納ボックス15の底板21の下面には、断熱板95
が被覆される。エンジンユニット7の直ぐ上方に位置す
るので、エンジンユニット7からの主として放射熱を遮
断し、収納物の熱害を防ぐようにしたものである。断熱
板95の下面にさらにアルミ箔などの光沢のあるフィル
ム96を貼って置くことで、遮熱効果が倍加される。
こうして、収納ボックス15を後上方へ揺動させること
で、エンジンユニット7の上方が開放されて、エンジン
各部やその補器の保守2点検が容易になる。例えばキャ
ブレタ46の調整、エアクリーナ47のフィルタ交換、
さらには、この近くに配置されたバッテリ48のバッテ
リ液補充などメンテナンスの作業がしやすくなる。
作業後は、収納ボックス15を倒すだけで正しく位置決
めされ、−々調整する必要なく直ちに前端の取着ブラケ
ット30をアッパーメインチューブ2aに固定でき、取
着作業も容易である。
また、メンテナンス作業時、後上方へ開いた収納ボック
ス15の姿勢は、シートレール5などの上に安定して起
立しているので、それ以上手を煩わすことなく、作業に
専念できる。
さらに、通常時の収納ボックス15は、シートロックさ
れたシート16により抑えられ、前端の取着ブラケット
30を外しても揺動させることができないので、ヒンジ
機構28を分解して持ち去るなどの盗難が防止される。
〔発明の効果〕
以上の通り、この発明に係わる自動2輪車の収納ボック
ス装置は、ヘッドパイプから後方へ延びるメインチュー
ブ下方にエンジンユニットが搭載され、メインチューブ
後端からさらに後方へ延びるシートレール上にシートが
載置された自動2輪車において、上記メインチューブか
らシートレール前部にかけての上方に、開閉自在なリッ
ドを備えた収納ボックスが配置され、その収納ボックス
は、後下端がヒンジにより後上方へ揺動可能に軸支され
、前端がメインチューブに固定され、かつ後端部にシー
トロックを備えたシートの下面前端部が重ねられたもの
で、収納ボックスを起すか倒すだけでよいので、持ち上
げて他の場所に移すなどの作業に比べて収納ボックス脱
着の作業性がよく、エンジンユニットなどのメンテナン
スに好都合であり、しかも通常時には取着が堅固に維持
されて、盗難など適確に防ぐ効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例になる収納ボックス装置を備
えた自動2輪車の縦断側面図、第2図は第1図の自動2
輪車の側面図、第3図は第1図の自動2輪車のフレーム
構成を示す平面図、第4図は第1図の収納ボックス装置
の拡大した縦断側面図、第5図は同じく収納ボックスの
リッドを外して示す一部の平面図、第6図は第4図A−
A矢視の拡大断面図、第7図は第3図B−B矢視の拡大
断面図、第8図は第4図C矢視の拡大した平面図、第9
図は第4図のD矢視の拡大した後面図、第10図は第4
図のE矢視の拡大した正面図、第11図は第4図リッド
の要部の下面図、第12図は第11図のF−F矢視の断
面図、第13図はエンジンスイッチの説明図、第14図
は第1図の燃料タンクの拡大した側面図、第15図は第
1図の燃料タンクの拡大した平面図、第16図は第14
図G−G矢視断面図である。 1・・・ヘッドパイプ、2・・・メインチューブ、2a
・・・アッパーメインチューブ、5・・・シートレール
、7・・・エンジンユニット、15・・・収納ホックス
、16・・・シート、17・・・燃料タンク、18・・
・カウリング、22・・・ヘルメット、25・・・リッ
ド、28・・・ヒンジ機構、30・・・フロントプレー
ト、38・・・切り欠き、39・・・溶接ビード、40
・・・サイド取着ブラケット、43・・・ベース板、4
4・・・裏金、46.47・・・シート座板、48・・
・シート底板前端部、50・・・シートロック、54・
・・バッテリ、55・・・凹室、56・・・ブリッジチ
ューブ、57・・・バッテリホルダ、58・・・補強板
、61・・・ベース板、63・・・偏心部、65・・・
コイルスプリング、66・・・ベース板、68・・・ス
トライカ軸、69a、69b・・・ストライカ、72a
、72b・・・フック、73・・・溝、73・・・段部
、75・・・係止レバー、77・・・ソレノイド装置、
78・・・可動磁心、79・・・エンジンスイッチ、8
1・・・貫通孔、82・・・係合ライン、84・・・舌
片、85・・・補強骨、87・・・注入口、88・・・
テールカバー、89・・・開閉リッド、90・・・フラ
ンジ、91・・・燃料コック、92・・・燃料ポンプ、
93・・・サイドスタンド、95・・・断熱板、96・
・・フィルム。 第6図 第7図 第9図 乃 2 0 1 7 第1O図 OFF 第13図 第16図 手続補正書 (自発) 明 細 書 平成 2年3 月15

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ヘッドパイプから後方へ延びるメインチューブ下方
    にエンジンユニットが搭載され、メインチューブ後端か
    らさらに後方へ延びるシートレール上にシートが載置さ
    れた自動2輪車において、上記メインチューブからシー
    トレール前部にかけての上方に、開閉自在なリッドを備
    えた収納ボックスが配置され、その収納ボックスは、後
    下端がヒンジ機構により後上方へ揺動可能にシートレー
    ルに軸支され、前端がメインチューブに固定され、かつ
    後端部にシートロックを備えたシートの下面前端部が重
    ねられたことを特徴とする自動2輪車の収納ボックス装
    置。 2、収納ボックスは、シートが外されて露出したシート
    レールなどの上に起立し、そのときは収納ボックスの形
    状の大部分がヒンジ機構軸心の後方へ移動するように設
    定されたことを特徴とする請求項1記載の自動2輪車の
    収納ボックス装置。
JP2015724A 1990-01-25 1990-01-25 自動2輪車の収納ボックス装置 Expired - Lifetime JP2943202B2 (ja)

Priority Applications (5)

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JP2015724A JP2943202B2 (ja) 1990-01-25 1990-01-25 自動2輪車の収納ボックス装置
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