JP2943203B2 - 自動2輪車用収納ボックスのリッドロック装置 - Google Patents

自動2輪車用収納ボックスのリッドロック装置

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JP2943203B2
JP2943203B2 JP2015725A JP1572590A JP2943203B2 JP 2943203 B2 JP2943203 B2 JP 2943203B2 JP 2015725 A JP2015725 A JP 2015725A JP 1572590 A JP1572590 A JP 1572590A JP 2943203 B2 JP2943203 B2 JP 2943203B2
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    • B62K19/46Luggage carriers forming part of frame

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は、車体中央上部に配置された自動2輪車用
収納ボックスのリッドロック装置に関する。
(従来の技術) 自動2輪車では、ヘッドパイプから後方へ延びるメイ
ンチューブ下方にエンジンユニットが搭載され、メイン
チューブ後端からさらに後方へ延びるシートレール上に
シートが載置された形が一般的であるが、ヘルメットの
ような大きい物を収納できる収納ボックスが必要な場合
には、燃料タンクをシート下などの他の場所に移して、
メインチューブ上に収納ボックスを配置するレイアウト
が採られる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、エンジンユニットやその周辺の補器に対す
るメンテナンスには、この収納ボックスが邪魔になりや
すく、その都度これを取り外す必要がある。特に、この
種の自動2輪車は比較的に大型で、エンジンユニットの
前方から両サイドにかけてカウリングが被着されるもの
が多く、上記メンテナンスには、収納ボックスを取り外
す頻度が高くなる。従って収納ボックスが簡単に脱着で
きることが望まれている。
しかし、収納ボックス内は、パーソナルな使用が主
で、大事なもの,高価なものが収納されていることもあ
るので、他人には簡単に取り外せないようにする工夫が
必要である。
この発明はこのような事情を考慮してなされたもの
で、その目的は、組み付け精度と量産性の向上をともに
図ることができるうえに、収納ボックスへの取り付け精
度の向上と取り付け作業の作業性の向上をともに図るこ
とができ、しかも、収納ボックスの有効容積の大きい自
動2輪車用収納ボックスのリッドロック装置を提供する
ことにある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) この発明の自動2輪車用収納ボックスのリッドロック
装置は、開閉自在なリッドを備えた収納ボックスが車体
中央上部に配置された自動2輪車において、リッドの内
面にフックが突設される一方、収納ボックスの後下方へ
傾斜する後壁内6面に沿ってベース板が取着けられ、こ
のベース板上に突設された軸受には、ストライカを備え
たストライカ軸が回動自在に軸支され、このストライカ
は、フックと係合したときにロック方向に回動される半
径方向の溝と段部が形成されると共に、スプリングによ
り常にロック解除方向へ回動するよう付勢され、また上
記ベース板にはロック位置に回動した段部に弾性的に接
してストライカをその位置に係止させる係止レバーが軸
支され、さらに上記ベース板上に、通電によって係止レ
バーを段部から外す可動磁心を備えたソレノイド装置が
固設され、これら可動磁心、係止レバーおよびストライ
カ軸が収納ボックスの後壁内面と平行をなすように配設
されたことを特徴とする自動2輪車用収納ボックスのリ
ッドロック装置である。
(作用) この発明によれば、収納ボックスとは別体のベース板
に、ストライカとレバーを固定しているストライカ軸、
これを回動自在に軸支する軸受、ストライカを常にロッ
ク解除方向へ回動するよう付勢するスプリング、係止レ
バーやソレノイド装置などを一体的に組み付けているの
で、このリッドロック装置のユニット化が可能である。
このために、リッドロック装置のコンパクト化が容易
である。また、リッドロック装置の組み付け精度と量産
性の向上をともに図ることができるうえに、収納ボック
スへの取り付け精度の向上と取り付け作業の作業性の向
上をともに図ることができる。
さらに、ソレノイド装置の可動磁心、係止レバーおよ
びストライカ軸が収納ボックスの後壁内面と平行をなす
ように配設されているので、、収納ボックスの後壁面か
ら内方への突出量を低減することができる。このため
に、収納ボックス内の有効容積を増大させることができ
る。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図に基づいて説明する。
第1図はこの発明の収納ボックスを備えた自動2輪車
の要部を縦断面で示す側面図、第2図はその外観を示す
側面図、第3図はフレーム構成の平面図である。
この自動2輪車のフレームは、ヘッドパイプ1から後
下方へ傾斜して延びる左右一対のメインチューブ2と、
下方へ垂下して後方へ延びる左右のダウンチューブ3と
これらの後端を結合する左右センターピラー4によりほ
ぼ逆台形に形成され、かつメインチューブ2の後端部に
接続されて後上方へ傾斜して延びる左右のシートレール
5と、メインチューブ2後端に接続されてシートレール
5の後端を支えるボディチューブ6によって構築され
る。
中央部の逆台形のフレーム内にはエンジンユニット7
が懸架される。ヘッドパイプ1にはハンドル8により操
舵される前輪9が軸支され、センターピラー4に軸支さ
れたスイングアーム10の後端に後輪11が支持される。後
輪11は、エンジンユニット7の出力軸12に固定されたド
ライブスプロケットギア13からチェーン14を介して駆動
される。
上記メインチューブ2上からシートレール5の前部上
にかけて、収納ボックス15が配置され、その後方のシー
トレール5上に、ピリオンシートを兼ねたタンデム状の
シート16が載置される。収納ボックス15の存在により、
燃料タンク17は、シート16下のシートレール5とボディ
チューブ6に囲まれたスペース内に設置される。
エンジンユニット7の前方から収納ボックス15下の両
サイドはカウリング18で覆われ、これに連続してシート
16下縁下方,燃料タンク17の両サイドはボディカバー19
で被覆される。
収納ボックス15の詳細を第4図および第5図に示す。
前記メインチューブ2はヘッドパイプ1の下部に接続
され、その中央前寄りの位置からヘッドパイプ1上部
に、補強用のアッパーメインチューブ2aが掛け渡されて
いる。これら両チューブ2,2aは、ヘッドパイプ1から一
旦両側方へ拡がってから後方へ導かれ、メインチューブ
2の長手方向中間部からはシートレール5先端部まで狭
く収斂する。
シートレール5のほぼ1/4前半前部,シート16の前端
部までは、上記収斂が連続し、そこから中央部にかけて
緩く拡大し、後半部はほぼ平行に後方へのびている。
収納ボックス15は、このアッパーメインチューブ2aと
シートレール6の形状に沿うように、上方から見て、前
端が丸く、後方が細まるほぼ卵形の輪郭を持ち、側面視
では、前半下縁がアッパーメインチューブ2aに沿い、後
壁20がこれと平行するように後下方へ傾斜して、ほぼ平
行4辺形を呈する。
この収納ボックス15は、有底(底板21)で、フルフェ
ースのヘルメット22が収納できる容積の収納室を有し、
この収納室への出し入れが可能な開口23が上面に開設さ
れている。この上面開口23には、前端を第1のヒンジ機
構24により前上方へ、揺動可能にリッド25を被着し、上
面開口23をリッド25の後方から開閉するようになってい
る。またリッド25は閉位置でロック機構26により施錠さ
れる。
そして、収納ボックス15は、次のようにして固定され
る。すなわち、左右シートレール5の上記のような最も
狭い部位に台板27が跨架され、この台板27上に第2のヒ
ンジ機構28を介して収納ボックス15の後端下面が後上方
へ揺動可能に軸支されると共に、前端下面にクッション
29を介して取着けられた前方へ突出するフロントプレー
ト30が、アッパーメインチューブ2a前端にボルト31によ
り締着される。収納ボックス15の収納室はこの第2のヒ
ンジ機構28側へ偏倚して配設されている。
第2のヒンジ機構28は、第6図に示すように、収納ボ
ックス底板21の後端下面に軸受ブラケット32が鋲着され
て、支軸33を軸架し、一方台板27上にはパイプ34の両端
部に溶着された取着ブラケット35a,35bがクッション36
を介してボルト37により取付けられ、支軸33とパイプ34
とが軸合されたものである。
また、フロントプレート30は、第8図に示すように、
前縁に半円形の切り欠き38が形成され、アッパーメイン
チューブ2a上面と平行な面になり、取着けた時は、ヘッ
ドパイプ1とアッパーメインチューブ2aの接続部に近接
し、切り欠き38がヘッドパイプ1の後面を囲むように設
定されている。このためヘッドパイプ1とアッパーメイ
ンチューブ2aの接続部の溶接ビード39のラインが隠蔽さ
れる。
また、第4図,第5図に示すように収納ボックス15の
中央部両側に下方へ突出するサイド取着ブラケット40が
あり、第7図に示すように、前記カウリング18とボディ
カバー19の両方が重なる接続縁部18a,19aに、飾りビス4
1によりクッション42を介して結続される。サイド取着
ブラケット40は左右がベース43により連続し、ベース43
は底板21の下面に沿い、上面に当てた裏金44(第5図参
照)と共にリベット45により固定される。
一方、第3図に示すようにシートレール5の後部に
は、左右に跨がるシート座板46,47が設けられ、シート1
6が載置される。この場合、第4図に示すように、シー
ト底板前端部48が前上方へ傾斜して備えられ、収納ボッ
クス15の後壁20の上に近接して重ねられるように設定さ
れている。
シート16は、上記シート底板前端部48から前方へ突出
した挿入ブラケット49が前記台板27の挿入孔に後方から
押し込まれ、シート座板46に設置されたシートロック50
を働かせる慣用機構により固定される。従ってこの固定
状態では、シート底板前端部48により収納ボックス15の
揺動が阻止される。シートロック50はボディカバー19の
下縁部に配置されたキーシリンダ錠51とそのキーにより
解除される。
したがって、シートロック50を解いてシート16を外
し、前記フロントプレート30,サイド取着ブラケット40
を外すことで、収納ボックス15は、第2のヒンジ機構28
により後上方へ揺動できる。その角度は、90度近く、ま
たはそれ以上で、収納ボックス16の形状の大部分が第2
のヒンジ機構28の支軸33軸心の後方へ移動して、燃料タ
ンク17の上面に直立できるように各関係位置が設定され
ている。
こうして、収納ボックス15を後上方へ揺動させること
で、エンジンユニット7の上方が開放されて、エンジン
各部やその補器の保守、点検が容易になる。例えばキャ
ブレタ52の調整、エアクリーナ53のフィルタ交換、さら
には、この近くに配置されたバッテリ54のバッテリ液補
充などのメンテナンスの作業がし易くなる。
そして、第1図,第4図に示すように収納ボックス15
の底板21の前端部には、ほぼ直角に凹入する凹室55が形
成されている。バッテリ54は、アッパーメインチューブ
2aの前端部に跨架された偏平なブリッジチューブ56上の
バッテリホルダ57に保持され、上記凹室55内に干渉なく
収められる。
また、第3図に示すようにアッパーメインチューブ2a
の前端と、ヘッドパイプ1との間に三角形の補強板58が
溶着されている。上記バッテリホルダ57の一部は、ボル
ト59によりこの補強板58の上面に締着される。
次に、前記リッド25の第1のヒンジ機構24は、第9図
に示すように、底板21の前端部、すなわち凹室55の上壁
に、両側に軸受60が立設されたベース板61が取着けられ
て、リッド25の支軸62を回動自在に軸支する。
支軸62は、その支軸中心よりも後方へ湾出すクランク
状の偏心部63を形成しており、リッド25前端から前方へ
延びる左右の揺動レバー64の前端に固定される。
この支軸62の偏心部63には、ベース板61との間に、複
数個のコイルスプリング65が並列して弾装される。すな
わち、これらコイルスプリング65の後端をクランク状の
偏心部63に係止させる一方、その前端をベース板61に係
止させ、これらコイルスプリング65を、収納ボックス15
の上部内面に沿って張設し、クランク状偏心部63を支軸
62の中心に対し後方へ偏心させている。
このために、これらコイルスプリング65のベース板61
側係止端部を揺動レバー64の支軸中心よりも前方へ配設
することができる。したがって、仮に各コイルスプリン
グ65のベース板61側係止端部を、揺動レバー64の支軸中
心よりも後方へ配設する場合には、これらコイルスプリ
ング65の後端部がリッド25の前端部よりも後方へ延出
し、しかも、収納ボックス15はリッド25の後方から開口
するので、その後方から収納ボックス15内にヘルメット
などの被収納物を出入する際に、これらコイルスプリン
グ65の後端部が邪魔になるのを未然に防止することがで
き、被収納物の円滑な出入が可能となる。
また、ベース板61上に、リッド25の第1のヒンジ機構
24のほぼ全体を組み付けるので、この第1のヒンジ機構
24の全体をユニット化して、この第1のヒンジ機構24の
組み付け精度の向上と量生産の向上とを共に図ることが
できる。また、このユニット化した第1のヒンジ機構24
のベース板61を狭溢な収納ボックス15内にそれぞれ取り
付けるので、仮に第1のヒンジ機構24の各パーツを狭溢
な収納ボックス15内にそれぞれ取り付ける場合に比し
て、第1のヒンジ機構24の収納ボックス15内への取り付
け精度の向上と取り付け作業性の向上とを共に図ること
ができる。
また、コイルスプリング65の力と偏心部63との関係
は、主としてリッド25を開く方向に作用し、開度が小さ
い範囲では、思案点を越えて閉まる方向へ反転するよう
に設定されている。すなわち、各コイルスプリング65の
前端および後端係止部と、揺動レバー64の支軸中心とが
一直線上で並ぶ思案点が、リッド25が少し開いた位置を
境にして、これらコイルスプリング65の付勢力が開閉方
向で反転するように設定されている。
したがって、リッド25の開閉、両方向でコイルスプリ
ング65の付勢力を利用することができる。このために、
リッド25の開閉両方向の手動操作力を軽減することがで
きるうえに、リッド25の開放時におけるクランク状偏心
部63の支軸中心に対する上方への突出量を低減させるこ
とができるので、リッド25の第1のヒンジ機構24の小形
化を図ることができる。その結果、収納ボックス15内の
有効収納容積の増大を図ることができる。
他方、リッド25のロック機構26は、第10図に示すよう
に、収納ボックス15の後壁20内面に沿って、ベース板66
により取付けられる。
ベース板66の上部左右に軸受67が突設され、これによ
り、ストライカ軸68が回動自在に軸支される。ストライ
カ軸68は、その軸方向両端に、左右一対のストライカ69
a,69bを固定すると共に、軸方向中間部にレバー70を固
定している。各ストライカ69a,69bの外周側面には、そ
の半径方向内方へ凹む係合溝73が形成され、レバー70の
径方向外端部とベース板66との間には、スプリング71が
懸架され、ストライカ 69a,69bは常にロック解除方向に付勢されている。
リッド25の後端部内面には、例えばほぼU字状の左右
一対のフック72a,72bが突設され、リッド25が収納ボッ
クス15の開口23端上に被せられたときに、このフック72
a,72bのU字状先端が各ストライカ69a,69bの溝73に係合
して、ストライカ69a,69bおよびストライカ軸68をロッ
ク方向に回動させる。
一方のストライカ69aは、その外周側面に段部74を備
えたカムフェースを形成し、この外周側面に係止レバー
75がスプリング76のばね力により常に弾性的に圧接さ
れ、段部74に係脱自在に係合するようになっている。し
たがって、上記のようにリッド25のフック72a,72bがス
トライカ69a,69bの係合溝73内に係合して、これらスト
ライカ69a,69bおよびストライカ軸68がロック方向に回
動すると、係止レバー75が段部74に係合してロック解除
方向への反転が阻止される。これによってフック72a,72
bがストライカ68a,69bの係合溝73から脱出できなくなる
ので、リッド25っがロック(施錠)される。
係止レバー75はソレノイド装置77の可動磁心78にリン
ク結合されている。ソレノイド装置77が通電されると、
可動磁心78がスプリング76のばね力に抗して係止レバー
75を引き下げ、ストライカ69a,69bの段部74との係合が
解除されて、ストライカ69a,69bが解放され、リッド25
のロックが解除される。これらソレノイド装置77の可動
磁心78、係止レバー75およびストライカ軸68が収納ボッ
クス15の後壁内面とほぼ平行をなすように配設されてい
る。このために、収納ボックス15の後壁内面から内方へ
の突出量を低減することができるので、収納ボックス15
内の有効容積を増大させることができる。
また、リッド25のロック機構26は、上述したように収
納ボックス15とは別体のベース板66に、レバー70とスト
ライカ69a,69bを固定しているストライカ軸68、これを
回動自在に軸支する軸受67、ストライカ69a,69bを常に
ロック解除方向へ回動するように付勢するスプリング7
1、係止レバー70やソレノイド装置77などを一体的に組
み付けているので、このリッドロック機構26のユニット
化が可能である。
このために、リッドロック機構26のコンパクト化が容
易であるうえに、リッドロック機構26の組み付け精度と
量産性の向上をともに図ることができると共に、収納ボ
ックス15への取り付け精度の向上と取り付け作業の作業
性の向上をともに図ることができる。
そして、ソレノイド装置77への通電スイッチは、第13
図に示すように、エンジンスイッチ79に連動する。エン
ジンは、エンジンスイッチ79のキーによるシリンダ錠80
の回動角度αで稼働可能状態になる。シリンダ錠がさら
に回動されてβ角度位置に到達されると、ソレノイド装
置77が通電される。β角度位置でもエンジン稼働可能範
囲である。スプリングによりβ角度位置からはα位置に
自動的に戻る。これにより、リッド25をエンジン稼働,
停止に関わりなく開くことができる。
電気系統の不調により、ソレノイド装置77が作動しな
い時のために、その後方の後壁20に貫通孔81が備えられ
ている。この貫通孔81からドライバなどを差し込んで、
可動磁心78を押し下げることで、ロック機構26をマニュ
アル解除することができる。
しかし、貫通孔81は、前記したように、その外面をシ
ートロックされたシート16の前端部が覆っている。従っ
てシートロック45を解除できる者以外は、みだりにマニ
ュアル解除をすることができない。
このようにリッド25のロック機構26はコンパクトに構
成され、第1のヒンジ機構24同様に収納ボックス15内に
省スペースで収められる。ストライカ69,69bと共にフッ
ク72a,72bが左右一対配置されたので、リッド25の被着
姿勢が崩れにくい。リッド25の薄肉化が可能である。ま
た、収納ボックス15の後壁20に沿って設置されたので、
安全マニュアル解除装置を備えることができる。
そして、収納ボックス15は、第5図,第6図,第10図
の接合ライン82に示すように、左右に分割して成型され
た半分を溶着して形成される。これにより一体成型さよ
り生産性が向上する。しかも、前記したように、収納ボ
ックス15には、第2のヒンジ機構28の軸受ブラケット3
2,フロントプレート30,サイド取着ブラケット40のベー
ス板43,第1のヒンジ機構24のベース板61,ロック機構26
のベース板66が両半分を跨いで固定されているので、極
めて強固に結合している。
従って、薄肉化ができ、溶着の剛性,強度が低くて済
む。
さらに、リッド25には、第11図,第12図に示すよう
に、変形防止装置が設けられる。
リッド25は、その周縁部内面が収納ボックス15開口23
に添えたシール83に外側から接して被着される。リッド
25内面両側部には、リッド25の材質から一体に延設され
た舌片84が、内面から離れて垂下され、また内周面に固
定されたパイプ85から内面と離れて下方へ垂れるチュー
ブ製の補強骨86が配置される。
これらの舌片84および補強骨86は、リッド25が被せら
れた時には、上記シール83の内側に招かれる。これによ
り開口23の周縁は内外から挟まれた形になり、変形が防
がれる。特に、リッド25の周縁両側部を無理に引き拡げ
て、収納物を取り出すような盗難に対して有効である。
前記燃料タンク17は、第14図、第15図、第17図に示す
ようにシート16下のボディカバー19内に配置されるの
で、ほぼシートレール5に沿った細長く、かつ後方が高
く傾斜したものとなる。その後端はテールカバー88下ま
で延び、上面に注入口87が配置される。この注入口87は
テールカバー88に設けられた開閉リッド89を開くこと
で、燃料の注入が可能になる。
燃料タンク17は、上下2分割の半タンク17a,17bに成
型してこれを合わせて完成させる。合わせ面にフランジ
90を形成してシーム溶接したものである。そして、シー
トレール5は4半前部が細く収斂するため、上半の半タ
ンク17aを先細りに形成してシートレール5内に位置さ
せ、フランジ90部分はこの細くなった分を巾広くして、
シートレール5の下面に当てる。下半タンク17bの前部
は、巾を狭めない。すなわち平面視でほぼ四角形に形成
され、こ部分でタンク容量の大部分を稼ぐ。
燃料コック91は、最も近い位置となる燃料タンク17の
前端下底に、シート16上のライダから見ての右側寄りに
付設される。低い位置をとるので、チェーン14のライン
近く、これとの干渉を避けるためである。
燃料ポンプ92は、ボディチューブ6の左側に縦に寝か
せた形で設置される。ボディカバー19の被覆により保護
されると同時に、この左側はサイドイスタンド93と同側
であり、この場合駐車中に車体が転倒するのは、主とし
て右側なので比較的に精密で、効果な燃料ポンプ92が車
重のかかった衝撃を受けて損傷、破損するのを防がれ
る。
ブレーキオイルのリザーバタンク94は燃料ポンプ92と
は反対側のシートレール5に対設される。
尚収納ボックス15の底板21の下面には、断熱板95が被
覆される。エンジンユニット7の真ぐ上方に位置するの
で、エンジンユニット7からの主として放射熱を遮断
し、収納物の熱害を防ぐようにしたものである。断熱板
95の下面にさらにアルミ箔などの光沢のあるフィルム96
を貼って置くことで、遮熱効果が倍加される。
こうして、収納ボックス15を後上方へ揺動させること
で、エンジンユニット7の上方が開放されて、エンジン
各部やその補器の保守,点検が容易になる。例えばキャ
ブレタ46の調整、エアクリーナ47のフィルタ交換、さら
には、この近くに配置されたバッテリ48のバッテリ液補
充などのメンテナンスの作業がしやすくなる。
さらに、そのメンテナンス作業後は、収納ボックス15
を倒すだけで正しく位置決めされ、一々調整する必要な
く直ちに前端の取着ブラケット30をアッパーメインチュ
ーブ2aに固定でき、取着作業も容易である。
また、メンテナンス作業時、後上方へ開いた収納ボッ
クス15の姿勢は、シートレール5などの上に安定して起
立しているので、それ以上手を煩わすことなく、作業に
専念できる。
さらに、通常時の収納ボックス15は、シートロックさ
れたシート16により抑えられ、前端の取着ブラケット30
を外しても揺動させることができないので、第2のヒン
ジ機構28を分解して持ち去るなどの盗難が防止される。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、収納ボック
スとは別体のベース板に、ストライカ軸、これを回動自
在に軸支する軸受、ストライカ軸のレバー、ストライカ
を常にロック解除方向へ回動するように付勢するスプリ
ング、係止レバーやソレノイド装置などを一体的に組み
付けているので、このリッドロック装置のユニット化が
可能である。
このために、リッドロック装置のコンパクト化が容易
である。また、リッドロック装置の組み付け精度と量産
性の向上をともに図ることができるうえに、収納ボック
スへの取り付け精度の向上と取り付け作業の作業性の向
上をともに図ることができる。
さらに、ソレノイド装置の可動磁心、係止レバーおよ
びストライカ軸が収納ボックスの後壁内面と平行をなす
ように配設されているので、、収納ボックスの後壁内面
から内方への突出量を低減することができる。このため
に、収納ボックス内の有効容積を増大させることができ
る。。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る自動2輪車用収納ボ
ックスのリッド開閉装置の要部を縦断面で示す側面図、
第2図は第1図で示す自動2輪車の側面図、第3図は第
1図で示す自動2輪車のフレーム構成を示す平面図、第
4図は第1図で示す収納ボックス装置の拡大した縦断側
面図、第5図は同じく収納ボックスのリッドを外して示
す一部の平面図、第6図は第4図A−A矢視の拡大断面
図、第7図は第3図B−B矢視の拡大断面図、第8図は
第4図C矢視の拡大した平面図、第9図は第4図のD矢
視の拡大した後面図、第10図は第4図のE矢視の拡大し
た正面図、第11図は第4図で示すリッドの要部の下面
図、第12図は第11図のF−F矢視の断面図、第13図はエ
ンジンスイッチの説明図、第14図は第1図で示す燃料タ
ンクの拡大した側面図、第15図は第1図で示す燃料タン
クの拡大した平面図、第16図は第14図のG−G矢視断面
図である。 1……ヘッドパイプ、2……メインチューブ、2a……ア
ッパーメインチューブ、5……シートレール、7……エ
ンジンユニット、15……収納ボックス、16……シート、
17……燃料タンク、18……カウリング、22……ヘルメッ
ト、24……第1のヒンジ機構、25……リッド、28……第
2のヒンジ機構、30……フロントプレート、38……切り
欠き、39……溶接ビード、40……サイド取着ブラケッ
ト、43……ベース板、44……裏金、46,47……シート座
板、48……シート底板前端部、50……シートロック、54
……バッテリ、55……凹室、56……ブリッジチューブ、
57……バッテリホルダ、58……補強板、61……ベース
板、63……偏心部、65……コイルスプリング、66……ベ
ース板、68……ストライカ軸、69a,69b……ストライ
カ、72a,72b……フック、73……溝、73……段部、75…
…係止レバー、77……ソレノイド装置、78……可動磁
心、79……エンジンスイッチ、81……貫通孔、82……係
合ライン、84……舌片、85……補強骨、87……注入口、
88……テールカバー、89………開閉リッド、90……フラ
ンジ、91……燃料コック、92……燃料ポンプ、93……サ
イドスタンド、95……断熱板、96……フィルム。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉自在なリッドを備えた収納ボックスが
    車体中央上部に配置された自動2輪車において、リッド
    の内面にフックが突設される一方、収納ボックスの後下
    方へ傾斜する後壁内面に沿ってベース板が取着けられ、
    このベース板上に突設された軸受にはストライカを備え
    たストライカ軸が回動自在に軸支され、このストライカ
    は、フックと係合したときにロック方向に回動される半
    径方向の溝と段部が形成されると共に、スプリングによ
    り常にロック解除方向へ回動するよう付勢され、また上
    記ベース板には、ロック位置に回動した段部に弾性的に
    接してストライカをその位置に係止させる係止レバーが
    軸支され、さらに上記ベース板上に、通電によって係止
    レバーを段部から外す可動磁心を備えたソレノイド装置
    が固設され、これら可動磁心、係止レバーおよびストラ
    イカ軸が収納ボックスの後壁内面と平行をなすように配
    設されたことを特徴とする自動2輪車用収納ボックスの
    リッドロック装置。
JP2015725A 1990-01-25 1990-01-25 自動2輪車用収納ボックスのリッドロック装置 Expired - Lifetime JP2943203B2 (ja)

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