JPH11139369A - 自動二輪車のリヤキャリア構造 - Google Patents

自動二輪車のリヤキャリア構造

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JPH11139369A
JPH11139369A JP9313793A JP31379397A JPH11139369A JP H11139369 A JPH11139369 A JP H11139369A JP 9313793 A JP9313793 A JP 9313793A JP 31379397 A JP31379397 A JP 31379397A JP H11139369 A JPH11139369 A JP H11139369A
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Japan
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seat
motorcycle
stay
fixed
carrier
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JP9313793A
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Noriyoshi Nishiyama
知徳 西山
Jiro Uotani
治郎 魚谷
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WISE CRAFT KK
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WISE CRAFT KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート後部上面を有効に利用し、荷物積載の
安定感を確保し、車体の大型化を回避しつつ積荷スペー
スの拡大が図られる自動二輪車のリヤキャリア構造を提
供する。 【解決手段】 端部に設けられた支軸を中心に回動可能
なシート10を有し、このシートの後方に荷物を積載す
るための荷台を備えた自動二輪車のリヤキャリア構造に
おいて、前記荷台22を、前記シート10の後部上方ま
で延在させるとともに前記シートの回動軌跡範囲外へ移
動可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車の車体
後部に設けられる荷物積載用リヤキャリア構造に関する
ものである。なお、本発明における自動二輪車は、一般
にスクータと呼ばれる小排気量のバイク等を含む。
【0002】
【従来の技術】従来のリヤキャリア構造を備えた自動二
輪車の全体構造を図9に示す。この自動二輪車1は大型
のスクータ型自動二輪車であって、ヘッドパイプ2に接
合されたメインフレーム3およびリヤフレーム4等から
なる車体フレームを車体カバー5で覆い、車体中央下部
に設けたエンジンユニット6により後輪7を駆動する。
車体中央上部には、運転者が跨がって乗座する前部シー
ト10aとそのバックレスト10cおよびその後方の同
乗者用の後部シート10bが一体に設けられたタンデム
シート10が備わる。このタンデムシート10の前部シ
ート10aの下側の車体カバー5内には燃料タンク12
が備わり、その後方の後部シート10bの下側の車体カ
バー5内には荷物の収納ボックス13が備わる。収納ボ
ックス13の上面には荷物出し入れ用開口14が形成さ
れる。この開口14は後部シート10bで覆われる。
【0003】このタンデムシート10の前端部には回動
支軸15が設けられる。タンデムシート10はこの回動
支軸15を中心として回動しその後部側の後部シート1
0bが収納ボックス13の開口14を開閉する。すなわ
ち、図示した収納ボックス13が閉じた状態からタンデ
ムシート10を回動支軸15回りに矢印Aのように回動
させてシート後部を持ち上げ、収納ボックス13の開口
14を開いて荷物を出し入れすることができる。
【0004】また、タンデムシート10の後部シート1
0b左右側面および後部を囲むように平面視U字状に形
成されたグラブバー21が設けられる。このグラブバー
21は、同乗者が乗車時に手で掴むためのものであり、
車体フレームに強固に固定されている。
【0005】タンデムシート10の後方には車体フレー
ム側に固定された荷台16が設けられる。荷台16は、
支持フレーム18を介してグラブバー21およびリヤフ
レーム4に固定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
9のリヤキャリア構造においては、タンデムシート10
が回動して収納ボックス13の開口14を開閉する関係
から荷台16全体がタンデムシート10の上面を避けて
その後方に車体から突出して設けられるため、積荷スペ
ースを拡大しようとすると、荷物を搭載したときの強度
的な安定感が低下するだけでなく、車体の大型化を招
き、また同乗者がいない場合には同乗者用の後部シート
上面が無駄な空間になっていた。
【0007】本発明は上記の点を考慮してなされたもの
であって、荷台の強度的な安定感を確保するとともに車
体の大型化を回避しつつ積荷スペースの拡大が図られ、
しかもシートの回動に支障を来すことがなく、またシー
トとしてタンデムシートを採用した場合には、同乗者が
いない単独運転の際に同乗者用の後部シート上面を有効
に利用できる自動二輪車のリヤキャリア構造の提供を目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、端部に設けられた支軸を中心に回動可
能なシートを有し、このシートの後方に荷物を積載する
ための荷台を備えた自動二輪車のリヤキャリア構造にお
いて、前記荷台を、前記シートの後部上方まで延在させ
るとともに、前記シートの回動軌跡範囲外へ移動可能と
したことを特徴とする自動二輪車のリヤキャリア構造を
提供する。
【0009】この構成によれば、荷台は車体後方へ大き
く突出するものではなくシート後部の上面を覆う位置に
延在されるため、荷台の強度的な安定感が確保され、車
体を大型化することなく積荷スペースの拡大が図られ
る。この場合、荷台をシートの回動軌跡の範囲外に移動
させることにより、シートの回動が支障なく行われるた
め、例えばシート下部に設けた荷物収納ボックスの開閉
動作は支障なくできる。また、タンデムシートの場合に
は、単独運転の際に同乗者用の後部シート上面を積荷ス
ペースとして有効に利用することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1〜図4は本発明に係る自動二
輪車のリヤキャリア構造の第1の実施形態を示す。図1
は平面図、図2は側面図、図3は図2のE−E部分の断
面図、図4は図1のB−BおよびC−C部分および図2
のD−D部分の断面図である。荷物積載面を構成する荷
台22は、ほぼ矩形の外枠パイプ22aとその内側に設
けた2本のリブパイプ22b,22cとからなり、タン
デムシート10(図9参照)の後部シート10bの上方
からその後方にわたって設けられ、この後部シート10
bの略全域に広がる。外枠パイプ22aの下側には、複
数の紐掛け突起23が設けられている。荷台22の前側
の2本のリブパイプ22b,22c間には連結ステー2
4が溶接して掛けわたされ、図4B−B断面に示すよう
に、その裏面にはボックス取付け用のナット25が溶接
されている。
【0011】荷台22の後側の2本のリブパイプ22
b,22c間にも同様の回動ステー26が溶接して掛け
わたされ、図4C−C断面に示すように、その裏面には
ボックス取付け用のナット25が溶接されている。この
回動ステー26の両端は屈曲してヒンジ片26aを形成
し、それぞれボルト27が挿通する。このボルト27
は、図4のC−C断面に示すように、段付ボルトであっ
て、ネジ部27aを車体フレーム側に固定された支軸2
9に螺着し、拡径の非ネジ部27bにスリーブ28が遊
転可能に装着される。このスリーブ28に上記回動ステ
ー26両端のヒンジ片26aが固着されている。これに
より、回動ステー26はリブパイプ22b,22cとと
もに支軸29廻りに回動可能となり、したがって、荷台
22が支軸29廻りに回動可能になる。
【0012】荷台22上には、荷物収納ボックス(図示
しない)が前記連結ステー24および回動ステー26の
下面に溶接した4箇所のナット25(図4B−B、C−
C断面参照)に対しボルト締めにより固定される。
【0013】支軸29は断面コ字状のブラケット30の
上片に固着される。ブラケット30の上片はボルト31
によりグラブバー21(図9)の後片21aの中央に固
定される。ブラケット30の下片の両端部は外側に延出
し、その端部がボルト32によりグラブバー21の後片
21aの両側に一体形成されて下方へ突出するボス21
bに固定される。これにより、荷台22の回動支軸29
が車体フレーム側のグラブバー21に固定支持される。
この支軸29は、車幅方向に延びるように後部シート1
0bの後方に配置されている。
【0014】このブラケット30には、軸33を介して
ストッパバー34が回動可能に取付けられる。ストッパ
バー34の先端部にはピン36が装着される。リブパイ
プ22bにはガイドプレート35が固着される。ガイド
プレート35にはガイド孔37が形成されている。この
ガイド孔37内にストッパバー34のピン36が挿入さ
れる。荷台22を支軸29廻りに矢印F(図2)のよう
に回動させると、ストッパバー34が軸33廻りに矢印
Gのように回動し、その先端のピン36がガイド孔37
内をスライドする。したがって、このガイド孔37の長
さの範囲内で荷台22が回動可能となる。このガイド孔
37の端部には、係止溝37aが切欠かれて形成され
る。ストッパバー34のピン36をこの係止溝37a内
に嵌入させることにより、荷台22は回動して上に持ち
上がった状態で固定保持される。このように荷台22を
上に持ち上げて保持した状態では、この荷台22がタン
デムシート10の回動軌跡の範囲外に位置して、このタ
ンデムシート10が矢印A(図2、図9参照)のように
回動するのに支障のない位置としておく。これにより、
車体カバー5内の収納ボックス13(図9)に荷物を出
し入れするためにタンデムシート10を回動して持ち上
げることが可能になる。
【0015】なお、荷台22の回動範囲を図2の位置よ
りさらに広げて、タンデムシート10の後部シート10
bに同乗者が座るのに支障のない後方の位置まで回動す
るように、ストッパバー34の長さや位置、軸33の位
置および荷台22の形状や構造を形成しておくこともで
きる。
【0016】リブパイプ22b,22cの下側には、図
3に示すように、門型のステー38が固着される。この
門型ステー38の両端の下端部には、図2に示すよう
に、孔39および凹部40が形成される。これら両端の
孔39部分を連結してパイプ41(図3)が固着され
る。この両端の孔39およびパイプ41を挿通してネジ
棒42が車体左側(図3では右側)から挿入され、後述
する車体右側の支持ブラケット44に固着した袋ナット
45にネジ込まれる。このネジ棒42の端部にはノブ4
3が装着され、このノブ43によりネジ棒42の挿脱操
作やねじ込み操作が行われる。
【0017】門型ステー38の両端の下端部に対応し
て、左右一対の支持ブラケット44が配設される。この
左右の支持ブラケット44は、その下端部44aがグラ
ブバー21の左右両側片21cの前端とともに車体フレ
ーム(図示しない)に対し共通のボルト(図示しない)
によりそれぞれ固定される。さらに、支持ブラケット4
4はその中間部で、図4のD−D断面に示すように、ボ
ルト47によりグラブバー21の内側に固定される。な
お、図3では図左側のグラブバー21の側片21cを図
示省略してある。各支持ブラケット44の上端部には、
門型ステー38の孔39に整合する孔が形成されるとと
もにこれに隣接してピン46が設けられる。このピン4
6は、荷台22を降ろしたときに門型ステー38の凹部
40を受けて支持するものである。このとき、ピン46
に隣接する孔が門型ステー38の孔39と整合する。
【0018】このように、荷台22を降ろして門型ステ
ー38を支持ブラケット44上に支持した状態で、ネジ
棒42を支持ブラケット44の孔、門型ステー38の孔
39およびパイプ41を挿通するように差込み、ノブ4
3を廻してネジ棒先端を袋ナット45にネジ込む。収納
ボックス13内の荷物等を出し入れする場合には、ノブ
43によりネジ棒42を袋ナット45から外し、パイプ
41から抜き出し、荷台を回動させて持ち上げた状態で
保持し、タンデムシート10を持ち上げて収納ボックス
13を開く。抜き出したネジ棒42は、荷物等の出し入
れの間、持ち上げられた荷台22の門型ステー38のパ
イプ41内に一時的に挿入しておくことができる。
【0019】図5〜図8は本発明に係るリヤキャリア構
造の第2の実施の形態を示し、図5は平面図、図6は側
面図、図7は図6のH−H断面図、図8は図5のI−
I、J−J断面図および図6のK−K、L−L断面図で
ある。
【0020】この実施形態の荷台50は、タンデムシー
ト10の後部シート10bの上側に設けた可動フレーム
(前側の荷台)54とその後方に設けた固定フレーム
(後側の荷台)55により構成される。固定フレーム5
5は、外枠パイプ55aと、その前端部の連結パイプ5
5bと、内側の3本のリブパイプ55cとからなり、両
側2本のリブパイプ55cに固定した支持フレーム51
を介してグラブバー21と一体の固定片21dに固定支
持され、さらに前述の第1実施形態におけるブラケット
30と同様の形態のコ字断面ブラケット(図示しない)
を介して車体フレーム側のグラブバー21に固定支持さ
れる。
【0021】可動フレーム54は、外枠パイプ54a
と、その後端部の連結パイプ54bと、内側の2本のリ
ブパイプ54cとにより構成される。この外枠パイプ5
4aには荷物の前端を規制するストッパーパイプ52お
よび補助パイプ53が固着される。
【0022】連結パイプ54bの中央部にはステー66
が固着される。このステー66は、回動支軸65に固着
される。この回動支軸65は、図8のI−I断面に示す
ように、その両端に、前述の第1実施形態のC−C断面
の支軸29と同様に、段付きボルト64が装着され、そ
の拡径部にスリーブ63が遊転可能に装着される。この
スリーブ63は固定フレーム55の連結パイプ55bお
よび前記コ字断面ブラケットに固着され、車体フレーム
に対し固定保持される。これにより、可動フレーム54
は、回動支軸65廻りに回動可能になる。この回動支軸
65は、車幅方向に延びるように後部シート10bの後
方に配され、可動フレーム54は後部シート10bの略
全域に広がる。
【0023】可動フレーム54の両リブパイプ54c間
には、ステー56が掛けわたされて固着される。このス
テー56には、プレート58が固着された支持パイプ5
9がノブ57により固定される。この支持パイプ59の
両端には回動片59a,59a’が一体に固着され、支
持パイプ59は、これらの回動片59a,59a’の軸
61廻りに回動可能である。この軸61はボルトとナッ
トからなり、回動片59a,59a’を挿通するととも
に支持ブラケット44(図6)の上端部を挿通する。支
持ブラケット44は、前記第1の実施形態と同様に、グ
ラブバー21とともにその端部44aが車体フレームに
固定される。
【0024】左右両端の回動片のうち一方(この例では
車体左側)の回動片59aには円弧状のガイド溝62が
形成される。このガイド溝62に撮み60の軸ネジ60
aが挿通し、回動片59aを挟んで支持ブラケット44
にネジ結合する。可動フレーム54を持上げたとき、こ
の撮み60を緩めて後述のように支持パイプ59を回動
させて持上げる。支持パイプ59を持上げた状態で撮み
60を締めれば、その締め付け力により支持パイプ59
が持上げられた状態で保持される。
【0025】これにより、例えば荷物の出し入れ等のよ
うに一時的に支持パイプ59を持上げて保持する場合に
は、撮み60をそのまま回動片59aに締め付けること
により、摩擦圧接力により仮固定ができる。
【0026】一方、左右の回動片のうち他方(この例で
は車体右側)の回動片59a’にはガイド溝がなく、こ
れに代えて支持パイプ59を持上げた状態で回動片59
a’と支持ブラケット44とを整合して挿通する孔が形
成される。支持パイプ59を持上げた状態で、左側の回
動片59aから撮み60を外して、この右側の回動片5
9a’の孔に差込み、これと整合する支持ブラケットの
ネジ孔にネジ込むことにより、支持パイプ59を持上げ
た状態で確実に固定することができる。
【0027】これにより、例えばタンデムシートに同乗
者が乗る場合などのように長い間支持パイプを持上げた
状態で確実に保持する場合には、左側の回動片59aか
ら外した撮み60を右側の回動片59a’に装着して支
持パイプ59を固定することができる。
【0028】可動フレーム54を降ろした状態(図6実
線)では、撮み60がガイド溝62の一方の端部に当接
し、この可動フレーム54上の荷物(図示しない)の荷
重は支持パイプ59を介して支持ブラケット44に支持
される。
【0029】可動フレーム54を、前述のように、支軸
65廻りに回動して矢印Nのように持ち上げる場合に
は、ノブ57を外して可動フレーム54を回動させると
ともに、その後撮み60を緩めて支持パイプ59を軸6
1廻りに後方に回動させる。これにより、回動片59
a,59a’が矢印Mのように回転し撮み60に対しガ
イド溝62がスライドして他方の端部に達すると回転が
停止する。これにより、タンデムシート10の後部シー
ト10bの上側に配置された可動フレーム54および支
持パイプ59が、後方に回転移動しタンデムシート10
の持ち上げ動作が支障なくできるようになる。このと
き、取外したノブ57は、後述の可動ステー74のネジ
孔75に螺着しておくことができる。
【0030】固定フレーム55の連結パイプ55bに固
定ステー73が溶接により固着される。この固定ステー
73の下部両側には、図6に示すように、溝73aおよ
び73bが形成され、さらに溝73bの図示左側斜め上
方にはネジ孔73cが形成される。この固定ステー73
の内側に、可動フレーム54の連結パイプ54bに溶接
により固着された可動ステー74が配設される。この可
動ステー74の図示右側端部にはノブ72が装着され、
その軸72aが固定ステー73の溝73aに係入しこの
固定ステー73を挟んだ状態で締め付けて固定する(図
8K−K断面参照)。
【0031】可動フレーム54を支軸65廻りに矢印N
のように回動して持上げると、これに伴って可動ステー
74が回動し、そのノブ72が矢印Pのように回動して
軸72aが固定ステー73の他方の溝73b内に係入す
る。これにより可動フレーム54の回動が停止する。こ
の位置では可動ステー74の孔75が固定ステー73の
孔73cと整合する。このように、固定ステー73はそ
の溝73aと73bとにより可動ステー74のノブ72
の回動範囲を規制して可動フレーム54のストッパーと
して機能する。
【0032】ノブ72の軸72aが固定ステー73の溝
73b内に係入して回動が停止した状態でノブ72を締
め付ければ、可動フレーム54が持上げられた状態で保
持される。さらにこの位置で前述の支持パイプ59から
取外したノブ57を、整合した固定ステー73の孔73
cと可動ステー74の孔75とを挿通して内側から装着
すれば可動フレーム54は確実に持上げた状態に固定さ
れる。
【0033】可動フレーム54の両リブパイプ54c間
には2本のクッション取付けステー68が固着される。
図8J−J断面に示すように、これらのクッション取付
けステー68にプレート69を介して、クッション70
がネジ71により固定される。このクッション70は、
図6に示すように、可動フレーム54を矢印Nのように
回動して立上げたときに、同乗者の背もたれ用バックレ
ストを構成する。
【0034】このような構成により、同乗者がいない単
独運転時には、可動フレーム54をタンデムシート10
の後部シート10b上に降ろして荷台として使用し、同
乗者を乗せる場合には、可動フレーム54を立上げて、
後部シート10b上に同乗者を乗せ可動フレーム54を
バックレストとして使用することができる。
【0035】以上本発明の実施形態をタンデムシートと
して説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、シングルシートについてその後部を荷台スペースと
して利用することもできる。また、荷台は回動する構造
に限らず、例えばスライド式にシート後部からその回動
軌跡範囲外へ移動するように構成してもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、荷台
がシート後部の上面を覆う位置に配置されるため、荷台
の強度的な安定感が高められ、車体を大型化することな
く積荷スペースの拡大が図られる。この場合、荷台をシ
ートの回動軌跡の範囲外に移動させることにより、シー
トの回動が支障なく行われるため、例えばシート下部に
設けた荷物収納ボックスの開閉動作は支障なくできる。
また、タンデムシートの場合には、単独運転の際に同乗
者用の後部シート上面を積荷スペースとして有効に利用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る自動二輪車のリヤキ
ャリアの平面図。
【図2】 図1のリヤキャリアの側面図。
【図3】 図2のE−E断面図。
【図4】 図1および図2のB−B、C−CおよびD−
D断面図。
【図5】 本発明の別の実施形態に係る自動二輪車のリ
ヤキャリアの平面図。
【図6】 図5のリヤキャリアの側面図。
【図7】 図6のH−H断面図。
【図8】 図5および図6のI−I、J−J、K−Kお
よびL−L断面図。
【図9】 従来のリヤキャリアを備えた自動二輪車の全
体図。
【符号の説明】
1:自動二輪車、10:タンデムシート、10a:前部
シート、10b:後部シート、10c:バックレスト、
12:燃料タンク、13:収納ボックス、14:開口、
15:回動支軸、21:グラブバー、22,50:荷
台、29,65:回動支軸、44:支持ブラケット、5
4:可動フレーム、55:固定フレーム、59:支持パ
イプ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】端部に設けられた支軸を中心に回動可能な
    シートを有し、このシートの後方に荷物を積載するため
    の荷台を備えた自動二輪車のリヤキャリア構造におい
    て、 前記荷台を、前記シートの後部上方まで延在させるとと
    もに、前記シートの回動軌跡範囲外へ移動可能としたこ
    とを特徴とする自動二輪車のリヤキャリア構造。
  2. 【請求項2】前記シートは、前部シートと後部シートか
    らなるタンデムシートであって、前記荷台が後部シート
    の略全域に広がることを特徴とする請求項1に記載の自
    動二輪車のリヤキャリア構造。
  3. 【請求項3】前記荷台が、シート後方に配された車幅方
    向に延びる回動支軸を中心に回動可能に構成されたこと
    を特徴とする請求項1または2に記載の自動二輪車のリ
    ヤキャリア構造。
  4. 【請求項4】前記荷台は、前記回動支軸部分で前後に2
    分割され、前側の荷台のみがこの回動支軸廻りに回動可
    能に構成されたことを特徴とする請求項3に記載の自動
    二輪車のリヤキャリア構造。
  5. 【請求項5】前記荷台の裏面側にバックレストを設けた
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の自動二輪車
    のリヤキャリア構造。
JP9313793A 1997-11-14 1997-11-14 自動二輪車のリヤキャリア構造 Pending JPH11139369A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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