JP2545468B2 - ステンレス鋼帯の冷間圧延方法 - Google Patents
ステンレス鋼帯の冷間圧延方法Info
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B1/00—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
- B21B1/22—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling plates, strips, bands or sheets of indefinite length
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B21B27/00—Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
- B21B27/06—Lubricating, cooling or heating rolls
- B21B27/10—Lubricating, cooling or heating rolls externally
-
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- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B3/00—Rolling materials of special alloys so far as the composition of the alloy requires or permits special rolling methods or sequences ; Rolling of aluminium, copper, zinc or other non-ferrous metals
- B21B3/02—Rolling special iron alloys, e.g. stainless steel
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- Metal Rolling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ＜産業上の利用分野＞ 本発明は、ステンレス鋼帯の冷間圧延方法に係り、詳
しくは圧延性を損なうことなく、安定的に油の焼き付き
によるステンレス鋼帯の表面に生じる焼き付き模様を防
止する方法に関するものである。
しくは圧延性を損なうことなく、安定的に油の焼き付き
によるステンレス鋼帯の表面に生じる焼き付き模様を防
止する方法に関するものである。
＜従来の技術＞ 従来、冷延ステンレス鋼帯の圧延油の焼き付き模様の
防止対策としては、冷間圧延完了後、次工程の焼鈍前
に、ステンレス鋼帯の表面の脱脂を行う、ステンレ
ス鋼帯の表面に均一に塗油する、という２つの全く正反
対の方法があった。
防止対策としては、冷間圧延完了後、次工程の焼鈍前
に、ステンレス鋼帯の表面の脱脂を行う、ステンレ
ス鋼帯の表面に均一に塗油する、という２つの全く正反
対の方法があった。
＜発明が解決しようとする課題＞ しかし、上記従来の焼き付き模様の防止対策には、次
のような問題があった。
のような問題があった。
ステンレス鋼帯の表面の脱脂を行う方法は、焼き付
きの程度がひどい場合には、脱脂を完璧に行うことは困
難であり、中途半端な脱脂ではむしろ異なった模様に変
化する。また、完璧な脱脂を行うには装置、運転費用
（脱脂剤等）が非常にかかる。
きの程度がひどい場合には、脱脂を完璧に行うことは困
難であり、中途半端な脱脂ではむしろ異なった模様に変
化する。また、完璧な脱脂を行うには装置、運転費用
（脱脂剤等）が非常にかかる。
ステンレス鋼帯の表面に均一に塗油する方法は、
の方法より効果があり、焼き付き模様に対しては、その
程度を軽くして商品価値を落とさないまでに回復させる
ことは可能であったが、完璧ではなかった。またこの方
法は、均一性を保持しながら油を塗る必要があるが、こ
のため塗油のための特殊な装置が必要である。特に次工
程のライン速度が速い場合（例えば30m/分以上の場
合）、あるいはライン張力を微妙に制御しなければなら
ない場合（例えばトータル張力±30kg以内に収める場
合）、などには非常に精密な装置を必要とする。
の方法より効果があり、焼き付き模様に対しては、その
程度を軽くして商品価値を落とさないまでに回復させる
ことは可能であったが、完璧ではなかった。またこの方
法は、均一性を保持しながら油を塗る必要があるが、こ
のため塗油のための特殊な装置が必要である。特に次工
程のライン速度が速い場合（例えば30m/分以上の場
合）、あるいはライン張力を微妙に制御しなければなら
ない場合（例えばトータル張力±30kg以内に収める場
合）、などには非常に精密な装置を必要とする。
本発明は、このような問題を解決したステンレス鋼帯
の冷間圧延方法を提供することを目的とする。
の冷間圧延方法を提供することを目的とする。
＜課題を解決するための手段＞ 本発明は、ステンレス鋼帯を冷間圧延する際に供給す
るミネラル質ストレート油のロールクーラント量Ｑに関
し、下式（１）で示す油量係数Ａを1.3以上、1.5未満と
することにより、圧延性を損なうことなく、安定的に油
の焼き付きによるステンレス鋼帯の表面に生じる焼き付
き模様を防止することを特徴とするステンレス鋼帯の冷
間圧延方法である。
るミネラル質ストレート油のロールクーラント量Ｑに関
し、下式（１）で示す油量係数Ａを1.3以上、1.5未満と
することにより、圧延性を損なうことなく、安定的に油
の焼き付きによるステンレス鋼帯の表面に生じる焼き付
き模様を防止することを特徴とするステンレス鋼帯の冷
間圧延方法である。
ここで、Q:ロールクーラント量（／分）、 M:圧延ロール駆動用モータの容量（kW）、 ρ：圧延油の密度（Kg/m3）、 C:圧延油の比熱（k cal/kg℃）、 Δt:循環圧延油の温度差（℃）。
＜作 用＞ 本発明は、前記問題点を解決するために、冷間圧延後
の次工程焼鈍前に、脱脂や塗油を行うのではなく冷間圧
延時に、ステンレス鋼帯の温度を所定の温度（例えば13
0℃）より低くすることにより、焼き付き現象そのもの
を最も経済的に軽減し、ステンレス鋼帯に生ずる焼き付
き模様を無くすものであり、これには、ミネラル質スト
レート油のロールクーラント量Ｑを、以下の式（１）で
示す油量係数Ａの値が1.3以上になるように限定すれば
良い。
の次工程焼鈍前に、脱脂や塗油を行うのではなく冷間圧
延時に、ステンレス鋼帯の温度を所定の温度（例えば13
0℃）より低くすることにより、焼き付き現象そのもの
を最も経済的に軽減し、ステンレス鋼帯に生ずる焼き付
き模様を無くすものであり、これには、ミネラル質スト
レート油のロールクーラント量Ｑを、以下の式（１）で
示す油量係数Ａの値が1.3以上になるように限定すれば
良い。
ここで、Q:ロールクーラント量（／分）、 M:圧延ロール駆動用モータの容量（kW）、 ρ：圧延油の密度（Kg/m3）、 C:圧延油の比熱（k cal/kg℃）、 Δt:循環圧延油の温度差（℃）。
但し、あまり被圧延材の温度を下げると、温間圧延の
効果が無くなり圧延性が悪くなるので、油量係数Ａは、
1.5未満とする。特にSUS 304では板面温度が100℃を下
まわると加工誘起マルテンサイトが激増することが知ら
れている。
効果が無くなり圧延性が悪くなるので、油量係数Ａは、
1.5未満とする。特にSUS 304では板面温度が100℃を下
まわると加工誘起マルテンサイトが激増することが知ら
れている。
＜実施例＞ ステンレス鋼帯を冷間圧延する際に供給するミネラル
質ストレート油のロールクーラント量Ｑが7000／分で
油量係数Ａが1.02であった圧延機において、油量係数Ａ
を1.3以上とするため、9000／分にロールクーラント
量を増量したところ、圧延油による焼き付き模様が全く
発生しなくなった。
質ストレート油のロールクーラント量Ｑが7000／分で
油量係数Ａが1.02であった圧延機において、油量係数Ａ
を1.3以上とするため、9000／分にロールクーラント
量を増量したところ、圧延油による焼き付き模様が全く
発生しなくなった。
第１図は、リバース式圧延機において、SUS 304のス
テンレス鋼帯を1.23mmから1.00mmに圧延する際に、被圧
延材の温度が最も高くなる時を選んで、３パス目の圧延
速度300m/分で実施した実験結果を示す。横軸にクーラ
ント量、縦軸にステンレス鋼帯の温度を示している。
テンレス鋼帯を1.23mmから1.00mmに圧延する際に、被圧
延材の温度が最も高くなる時を選んで、３パス目の圧延
速度300m/分で実施した実験結果を示す。横軸にクーラ
ント量、縦軸にステンレス鋼帯の温度を示している。
この時、クーラント量が9000／分以上で、安定的に
ステンレス鋼帯温度130℃以下を得ていることがわか
る。
ステンレス鋼帯温度130℃以下を得ていることがわか
る。
但し、クーラント量が10000／分以上となると、被
圧延材板温が100℃以下となるので、温間圧延効果が無
くなり、圧延性が悪化する。特にSUS 304では、加工誘
起マルテンサイトが激増することが知られている。従っ
て圧延性も加味した場合、油量係数Ａは1.3以上、1.5未
満とする。
圧延材板温が100℃以下となるので、温間圧延効果が無
くなり、圧延性が悪化する。特にSUS 304では、加工誘
起マルテンサイトが激増することが知られている。従っ
て圧延性も加味した場合、油量係数Ａは1.3以上、1.5未
満とする。
＜発明の効果＞ 以上説明したように、本発明によれば、ステンレス鋼
帯を冷間圧延する時に、油量係数を基にロールクーラン
トを供給することにより、圧延速度を落としたり圧下率
を低くせずに、被圧延材の温度を確実に、安定して所定
の温度以下として巻き取るので、圧延油の焼き付きが無
くなり、焼き付き模様を防止することができるようにな
る。
帯を冷間圧延する時に、油量係数を基にロールクーラン
トを供給することにより、圧延速度を落としたり圧下率
を低くせずに、被圧延材の温度を確実に、安定して所定
の温度以下として巻き取るので、圧延油の焼き付きが無
くなり、焼き付き模様を防止することができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】 第１図は、ステンレス鋼帯の冷間圧延におけるロールク
ーラント量とステンレス鋼帯の温度との関係を示したグ
ラフである。
ーラント量とステンレス鋼帯の温度との関係を示したグ
ラフである。
Claims (1)
- 【請求項１】ステンレス鋼帯を冷間圧延する際に供給す
るミネラル質ストレート油のロールクーラント量Ｑに関
し、下式（１）で示す油量係数Ａを1.3以上、1.5未満と
することにより、圧延性を損なうことなく、安定的に油
の焼き付きによるステンレス鋼帯の表面に生じる焼き付
き模様を防止することを特徴とするステンレス鋼帯の冷
間圧延方法。 ここで、Q:ロールクーラント量（／分）、 M:圧延ロール駆動用モータの容量（kW）、 ρ：圧延油の密度（Kg/m3）、 C:圧延油の比熱（k cal/kg℃）、 Δt:循環圧延油の温度差（℃）。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1250508A JP2545468B2 (ja) | 1989-09-28 | 1989-09-28 | ステンレス鋼帯の冷間圧延方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1250508A JP2545468B2 (ja) | 1989-09-28 | 1989-09-28 | ステンレス鋼帯の冷間圧延方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03114602A JPH03114602A (ja) | 1991-05-15 |
| JP2545468B2 true JP2545468B2 (ja) | 1996-10-16 |
Family
ID=17208933
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1250508A Expired - Lifetime JP2545468B2 (ja) | 1989-09-28 | 1989-09-28 | ステンレス鋼帯の冷間圧延方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2545468B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7042019B2 (ja) | 2016-06-15 | 2022-03-25 | オイレス工業株式会社 | ダンパ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60128214A (ja) * | 1983-12-15 | 1985-07-09 | Kawasaki Steel Corp | ステンレス鋼帯の焼鈍方法 |
-
1989
- 1989-09-28 JP JP1250508A patent/JP2545468B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03114602A (ja) | 1991-05-15 |
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