JPS61147906A - 溶融アルミニウムめつき鋼板の表面肌改善方法 - Google Patents
溶融アルミニウムめつき鋼板の表面肌改善方法Info
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- JPS61147906A JPS61147906A JP27006684A JP27006684A JPS61147906A JP S61147906 A JPS61147906 A JP S61147906A JP 27006684 A JP27006684 A JP 27006684A JP 27006684 A JP27006684 A JP 27006684A JP S61147906 A JPS61147906 A JP S61147906A
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- B21B1/22—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling plates, strips, bands or sheets of indefinite length
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- B21B1/38—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling sheets of limited length, e.g. folded sheets, superimposed sheets, pack rolling
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
- Coating With Molten Metal (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、溶融アルミニウムめっき鋼板の表面肌改善方
法、特に溶融アルミニウムめっき鋼板の調質圧延におい
て、めっき金属層のスパングル模様を消去し、鋼板全面
にわたり一様で美麗な表面肌を形成する方法に関する。
法、特に溶融アルミニウムめっき鋼板の調質圧延におい
て、めっき金属層のスパングル模様を消去し、鋼板全面
にわたり一様で美麗な表面肌を形成する方法に関する。
連続溶融アルミニウムめっきラインにおけるアルミニウ
ムめっき鋼板の製造工程例を、第１図に従って説明する
と、調帯コイル（ＣＩ）から所定のライン速度（通常、
約３０〜２００ｍ／分）にて連続的に送り出される調帯
（Ｓ）は、まず前焼鈍炉（１）にて、軟質化と表面清浄
化（圧延油・スケール等の還元除去）がなされた後、溶
融アルミニウムめっき浴槽（浴温：約６５０℃）（２）
内を通過し、表面に溶融アルミニウムが付着した状態で
浴上に引き上げられる。浴上に引き上げられた調帯は、
吹拭ノズル（３）からの噴射ガス流にて、表面に付着し
ている溶融アルミニウムの余剰量が吹拭され、所定の目
付量に調節された後、冷却帯（４）を通過することによ
り、所定の冷却温度で冷却される。
ムめっき鋼板の製造工程例を、第１図に従って説明する
と、調帯コイル（ＣＩ）から所定のライン速度（通常、
約３０〜２００ｍ／分）にて連続的に送り出される調帯
（Ｓ）は、まず前焼鈍炉（１）にて、軟質化と表面清浄
化（圧延油・スケール等の還元除去）がなされた後、溶
融アルミニウムめっき浴槽（浴温：約６５０℃）（２）
内を通過し、表面に溶融アルミニウムが付着した状態で
浴上に引き上げられる。浴上に引き上げられた調帯は、
吹拭ノズル（３）からの噴射ガス流にて、表面に付着し
ている溶融アルミニウムの余剰量が吹拭され、所定の目
付量に調節された後、冷却帯（４）を通過することによ
り、所定の冷却温度で冷却される。
冷却帯（４）を通って表面のめっき金属層が冷却凝固し
た鋼板は、用途・要求品質に応じ、スキンパスミル（７
）にて調質圧延された後、コイル状（Ｃ２）に巻き取ら
れて製品となる。
た鋼板は、用途・要求品質に応じ、スキンパスミル（７
）にて調質圧延された後、コイル状（Ｃ２）に巻き取ら
れて製品となる。
しかるに、このようにして得られる溶融アルミニウムめ
っき鋼板は、その全面にわたってスパングルと称される
斑状模様を有する。このスバング□ルは、銅帯表面に付
着した溶融アルミニウムめっき層の冷却凝固過程で生成
し成長したアルミニウムの結晶粒であって、その後の調
質圧延等では完全に消去されることがなく、そのまま製
品表面に斑状模様と峙て残ったものである。
っき鋼板は、その全面にわたってスパングルと称される
斑状模様を有する。このスバング□ルは、銅帯表面に付
着した溶融アルミニウムめっき層の冷却凝固過程で生成
し成長したアルミニウムの結晶粒であって、その後の調
質圧延等では完全に消去されることがなく、そのまま製
品表面に斑状模様と峙て残ったものである。
スパングルの境界（結晶粒界）は溝状のネットワークを
成しており、スパングルの粒径および粒界の溝の深さく
以下、「粒界深さ」）は、鋼板の板厚、めっき層の層厚
、めっき金属の冷却速度等により異なるが、通常、粒径
は約３〜１０ｗａ、粒界深さは３〜７μｍである。
成しており、スパングルの粒径および粒界の溝の深さく
以下、「粒界深さ」）は、鋼板の板厚、めっき層の層厚
、めっき金属の冷却速度等により異なるが、通常、粒径
は約３〜１０ｗａ、粒界深さは３〜７μｍである。
〔問題点〕
上記スパングルの斑状模様の存在は、めっき品質（耐食
性・加工性等）に悪影響をなすものではないが、製品と
しての美観を損ない、商品価値を低下させるほか、例え
ば暖房機器、調理機器の熱反射板として使用される場合
は、乱反射とそれによる反射効率の低下の原因となるの
で、スパングル模様の無い一様で美麗な表面肌を有する
ものであることが望まれる。
性・加工性等）に悪影響をなすものではないが、製品と
しての美観を損ない、商品価値を低下させるほか、例え
ば暖房機器、調理機器の熱反射板として使用される場合
は、乱反射とそれによる反射効率の低下の原因となるの
で、スパングル模様の無い一様で美麗な表面肌を有する
ものであることが望まれる。
従来、このスパングル模様を、視覚的美感の要請を満た
し、使用上実害の無い程度にまで希薄化ないし消去（以
下、単に「消去」という）する方法として、調質圧延に
おいて、梨地肌を有するダルロールをワークロールとし
て使用し、高圧延荷重にてめっき鋼板を圧延する方法が
知られている。
し、使用上実害の無い程度にまで希薄化ないし消去（以
下、単に「消去」という）する方法として、調質圧延に
おいて、梨地肌を有するダルロールをワークロールとし
て使用し、高圧延荷重にてめっき鋼板を圧延する方法が
知られている。
これは、ダルロールの梨地肌をめっき金属層表面に転写
し、各スパングルの表面に微細な凹凸を形成すると共に
、スパングル粒界を細かく分断することにより、スパン
グル模様を消去せしめようとするものである。なお、そ
のワークロール径は、スキンパスミルの型式により異な
るが、一般に溶融めっきライン内で使用されている多重
スキンパスミルにおいては、約３００〜３５０ ｍのも
のが汎用されている。
し、各スパングルの表面に微細な凹凸を形成すると共に
、スパングル粒界を細かく分断することにより、スパン
グル模様を消去せしめようとするものである。なお、そ
のワークロール径は、スキンパスミルの型式により異な
るが、一般に溶融めっきライン内で使用されている多重
スキンパスミルにおいては、約３００〜３５０ ｍのも
のが汎用されている。
この調質圧延は、言うまでもなく、鋼板の材質改善（特
に、降伏点伸びの解消等）および形状矯正等を目的とし
て行われるもので、調帯に約０．５〜１．５％程度の伸
び率を与えるように圧延条件が制御される。しかるに、
上記のようにスパングル模様の消去を目的として高圧延
荷重の調質圧延を行うと、鋼板の伸び率が不当に大きく
なるため、鋼板が硬化し、その後の加工（例えば、プレ
ス成形、絞り加工等）が困難となる。とりわけ、溶融め
っきライン内で調質圧延を行う場合の鋼板の硬化は顕著
である。その理由は、溶融めっきラインにおけるライン
速度が、溶融めっき技術上および焼鈍処理の都合上、通
常３０〜２ＱＯｍ／分と、一般の冷間圧延ラインでのラ
イン速度（約５００〜１０００ｍ／分）に比し低いこと
にある。すなわち、溶融めっきライン内では、鋼板はそ
のような低速度でスキンパスミルによる圧下を受けるの
で、冷間圧延ラインでの調質圧延に比し、鋼板の歪速度
（ε）が小さく、それに伴って鋼板の変形抵抗（σｋ・
μ）が小さくなる結果、圧延荷重は同じでありながら、
鋼板の伸び率が不当に大きくなるため、鋼板の硬化が著
しく進むわけである。
に、降伏点伸びの解消等）および形状矯正等を目的とし
て行われるもので、調帯に約０．５〜１．５％程度の伸
び率を与えるように圧延条件が制御される。しかるに、
上記のようにスパングル模様の消去を目的として高圧延
荷重の調質圧延を行うと、鋼板の伸び率が不当に大きく
なるため、鋼板が硬化し、その後の加工（例えば、プレ
ス成形、絞り加工等）が困難となる。とりわけ、溶融め
っきライン内で調質圧延を行う場合の鋼板の硬化は顕著
である。その理由は、溶融めっきラインにおけるライン
速度が、溶融めっき技術上および焼鈍処理の都合上、通
常３０〜２ＱＯｍ／分と、一般の冷間圧延ラインでのラ
イン速度（約５００〜１０００ｍ／分）に比し低いこと
にある。すなわち、溶融めっきライン内では、鋼板はそ
のような低速度でスキンパスミルによる圧下を受けるの
で、冷間圧延ラインでの調質圧延に比し、鋼板の歪速度
（ε）が小さく、それに伴って鋼板の変形抵抗（σｋ・
μ）が小さくなる結果、圧延荷重は同じでありながら、
鋼板の伸び率が不当に大きくなるため、鋼板の硬化が著
しく進むわけである。
この調質圧延における鋼板の伸び率の不当な増加を回避
するには、鋼板の変形抵抗の減少分に応じて銅帯単位幅
光たりの圧延荷重を、例えば１００ｋｇ ｆ ／ ｍ程
度に下げればよい。しかし、そのように圧延荷重を小さ
くすると、めっき金属層表面に対するワークロールの梨
地肌の転写が不十分となるため、スパングル模様のない
表面肌を形成することが困難になる。
するには、鋼板の変形抵抗の減少分に応じて銅帯単位幅
光たりの圧延荷重を、例えば１００ｋｇ ｆ ／ ｍ程
度に下げればよい。しかし、そのように圧延荷重を小さ
くすると、めっき金属層表面に対するワークロールの梨
地肌の転写が不十分となるため、スパングル模様のない
表面肌を形成することが困難になる。
別法として、圧延荷重を小さくし、スキンパスミル回数
を多くすることが考えられる。しかし、そのためにはス
キンパスミルを複数段設置するか、複数回通過させる必
要がある。また、バス回数を多くするに伴って、鋼板の
伸び率の増加をみるので、特別な目的を有する場合以外
は、必ずしも有効な対策とは言えない。
を多くすることが考えられる。しかし、そのためにはス
キンパスミルを複数段設置するか、複数回通過させる必
要がある。また、バス回数を多くするに伴って、鋼板の
伸び率の増加をみるので、特別な目的を有する場合以外
は、必ずしも有効な対策とは言えない。
本発明は、連続溶融アルミニウムめっきライン内でのめ
っき鋼板の調質圧延において、鋼板の不必要な硬化を生
じさせることなく、調質圧延の本来の目的を達成すると
同時に、めっき金属層表面のスパングル模様を消去し、
一様かつ美麗な表面肌を形成することができる溶融アル
ミニウムめっき鋼板の表面肌改善方法を提供するもので
ある。
っき鋼板の調質圧延において、鋼板の不必要な硬化を生
じさせることなく、調質圧延の本来の目的を達成すると
同時に、めっき金属層表面のスパングル模様を消去し、
一様かつ美麗な表面肌を形成することができる溶融アル
ミニウムめっき鋼板の表面肌改善方法を提供するもので
ある。
本発明に係る第１の表面肌改善方法は、連続溶融アルミ
ニウムめっきライン内において、ロール径が４５０ｎ以
上であるダルロールをワークロールとする多重スキンパ
スミルにて溶融めっき鋼板の調質圧延を行うようにした
点に特徴を有する。
ニウムめっきライン内において、ロール径が４５０ｎ以
上であるダルロールをワークロールとする多重スキンパ
スミルにて溶融めっき鋼板の調質圧延を行うようにした
点に特徴を有する。
本発明の第２の表面肌改善方法は、連続溶融アルミニウ
ムめっきライン内において、溶融めっき鋼板に、上記ダ
ルロールによる調質圧延を施したのち、更にロール径４
００ ｍ以上のブライトロールをワークロールとする多
重スキンパスミルにて調質圧延を行うようにした点に特
徴を有する。
ムめっきライン内において、溶融めっき鋼板に、上記ダ
ルロールによる調質圧延を施したのち、更にロール径４
００ ｍ以上のブライトロールをワークロールとする多
重スキンパスミルにて調質圧延を行うようにした点に特
徴を有する。
本発明に係る第１の方法によれば、連続溶融アルミニウ
ムめっきライン内でのダルロールを用いるスキンパスミ
ルにおいて、アルミニウムめっき鋼板は通板速度が低く
（通常３０〜２００ｍ／分）、しかも比較的高い圧延
荷重にて圧下を受けるにもかかわらず、従来のように鋼
板の伸び率が不当に高くなることがなく、通常の冷間圧
延ラインでの調質圧延（通板速度：約５００〜１０００
ｍ／分）におけると同様に鋼板の加工性が損なわれずに
、所期の調質圧延が達成されると同時に、めっき金属層
表面に対するダルロールの梨地肌の転写効果により、ス
パングル模様が消去され、めっき鋼板全面にわたり、一
様で美麗な梨地肌が形成される。
ムめっきライン内でのダルロールを用いるスキンパスミ
ルにおいて、アルミニウムめっき鋼板は通板速度が低く
（通常３０〜２００ｍ／分）、しかも比較的高い圧延
荷重にて圧下を受けるにもかかわらず、従来のように鋼
板の伸び率が不当に高くなることがなく、通常の冷間圧
延ラインでの調質圧延（通板速度：約５００〜１０００
ｍ／分）におけると同様に鋼板の加工性が損なわれずに
、所期の調質圧延が達成されると同時に、めっき金属層
表面に対するダルロールの梨地肌の転写効果により、ス
パングル模様が消去され、めっき鋼板全面にわたり、一
様で美麗な梨地肌が形成される。
スパングル模様が消去された表面肌が形成されるのは、
十分な圧延荷重により、ダルロールの梨地肌がめつき金
属層に十分に転写され、きめ細かい凹凸が各スパングル
表面に形成されると共に、スパングル粒界が細かく分断
されるからである。
十分な圧延荷重により、ダルロールの梨地肌がめつき金
属層に十分に転写され、きめ細かい凹凸が各スパングル
表面に形成されると共に、スパングル粒界が細かく分断
されるからである。
更に、本発明の第２の方法によれば、ダルロールを用い
た調質圧延により形成された梨地肌を有するめっき鋼板
表面に対し、ブライトロールによる調質圧延が施され、
ブライトロールの光沢面が転写されることにより、めっ
き金属層表面は光沢を有する平滑面に仕上げられる。
た調質圧延により形成された梨地肌を有するめっき鋼板
表面に対し、ブライトロールによる調質圧延が施され、
ブライトロールの光沢面が転写されることにより、めっ
き金属層表面は光沢を有する平滑面に仕上げられる。
次に、本発明における調質圧延条件の限定理由について
説明する。
説明する。
ダルロールをワークロールとして使用する調質圧延を多
重スキンパスミルにて行うこととするのは、圧延荷重が
負荷されることによるダルロールの撓みを防止し、鋼板
全面にわたって均一な圧下刃を作用させるためである。
重スキンパスミルにて行うこととするのは、圧延荷重が
負荷されることによるダルロールの撓みを防止し、鋼板
全面にわたって均一な圧下刃を作用させるためである。
多重スキンパスミルとしては、一対のワークロールと、
その背面に当接して圧延荷重を負荷するバックアップロ
ールからなる４ハイ−スキンパスミル、あるいは一対の
ワークロールのそれぞれの背面に中間ロールを介してバ
ンクアップロールが当接する６ハイースキンパスミル等
が挙げられる。これらの多重スキンパスミルは、中間ロ
ールやバックアップロールを有しないスキンパスミルと
異なり、ワークロールの軸方向の撓みが極めて少なく、
めっき鋼板の板幅方向の全体にわたって均一な圧下刃を
作用させることができるので、鋼板の全面にわたって所
定の調質圧延効果と表面肌改善効果を得ることができる
。
その背面に当接して圧延荷重を負荷するバックアップロ
ールからなる４ハイ−スキンパスミル、あるいは一対の
ワークロールのそれぞれの背面に中間ロールを介してバ
ンクアップロールが当接する６ハイースキンパスミル等
が挙げられる。これらの多重スキンパスミルは、中間ロ
ールやバックアップロールを有しないスキンパスミルと
異なり、ワークロールの軸方向の撓みが極めて少なく、
めっき鋼板の板幅方向の全体にわたって均一な圧下刃を
作用させることができるので、鋼板の全面にわたって所
定の調質圧延効果と表面肌改善効果を得ることができる
。
ダルロールのロール径を４５０鶴以上とするのは、それ
より小さいと、スパングル模様の消去に必要な単位幅当
たりの最小圧延荷重２５０ ｋｇ ｆ ／ ｗで圧延し
た場合、鋼板の伸び率が不当に高くなって鋼板の降伏点
の過度の上昇とそれに伴う加工性の低下を避けることが
できないからである。なお、ロール径の上限は特に規定
しないが、設備の大型化によるコスト負担の増大や作業
性の悪化を避けるためには、６５０鶴程度までとするの
が適当である。
より小さいと、スパングル模様の消去に必要な単位幅当
たりの最小圧延荷重２５０ ｋｇ ｆ ／ ｗで圧延し
た場合、鋼板の伸び率が不当に高くなって鋼板の降伏点
の過度の上昇とそれに伴う加工性の低下を避けることが
できないからである。なお、ロール径の上限は特に規定
しないが、設備の大型化によるコスト負担の増大や作業
性の悪化を避けるためには、６５０鶴程度までとするの
が適当である。
ダルロールによる調質圧延における単位幅圧延荷重は２
５０ｋＩＩｒ／、、以上であることが好ましい。
５０ｋＩＩｒ／、、以上であることが好ましい。
単位幅当たり圧延荷重を２５０ ｋｌｌ ｆ ／ ａｍ
以上とするのは、それより低いと、めっき金属層表面に
対するダルロールの梨地肌転写率が不足することとなっ
て、スパングル模様の消去効果が不十分となるからであ
る。
以上とするのは、それより低いと、めっき金属層表面に
対するダルロールの梨地肌転写率が不足することとなっ
て、スパングル模様の消去効果が不十分となるからであ
る。
なお、ワークロールであるダルロールは、最大高さく＃
Ｒｍａ ｘ）がｌθ〜３０であって、山数（ＰＰＩ）が
１００〜２５０である表面あらさを有するものが好まし
い。ここに、μＲｍａ ｘはＪＩＳ Ｂ１２Ｏ３に規
定される表面あらさの指標であり、山数（ＰＰＩ）は長
さ１インチ当たりの山の数（Ｐｅａｋｓ ｐａｒ Ｉｎ
ｃｈ）である。かかる表面あらさを有するダルロールを
使用すると、鋼板のめっき金属層表面に、スパングルの
粒界（粒界深さは通常３〜７μｍｍ）と同等以上の深さ
の凹凸が均一かつきめ細かく転写形成されることにより
、十分なスパングル消去効果が得られる。また、上記最
大高さくμＲｍａｘ）および山数（ＰＰＩ）の規定に加
え、中心線平均あらさくμＲａ）が１．５〜３．Ｏ３で
ある表面あらさを有するダルロールを用いる場合には、
めっき金属層に対する転写率（ダルロール表面のμＲｍ
ａ ｘ −ｒ （Ａ）に対するめっき金属層に転写形成
された梨地表面のμＲｍａｘ・ｍ （Ｂ）の比率＞
（Ｂ／ＡＸ１００％）が高められることにより、スパン
グル消去効果は更に向上する。
Ｒｍａ ｘ）がｌθ〜３０であって、山数（ＰＰＩ）が
１００〜２５０である表面あらさを有するものが好まし
い。ここに、μＲｍａ ｘはＪＩＳ Ｂ１２Ｏ３に規
定される表面あらさの指標であり、山数（ＰＰＩ）は長
さ１インチ当たりの山の数（Ｐｅａｋｓ ｐａｒ Ｉｎ
ｃｈ）である。かかる表面あらさを有するダルロールを
使用すると、鋼板のめっき金属層表面に、スパングルの
粒界（粒界深さは通常３〜７μｍｍ）と同等以上の深さ
の凹凸が均一かつきめ細かく転写形成されることにより
、十分なスパングル消去効果が得られる。また、上記最
大高さくμＲｍａｘ）および山数（ＰＰＩ）の規定に加
え、中心線平均あらさくμＲａ）が１．５〜３．Ｏ３で
ある表面あらさを有するダルロールを用いる場合には、
めっき金属層に対する転写率（ダルロール表面のμＲｍ
ａ ｘ −ｒ （Ａ）に対するめっき金属層に転写形成
された梨地表面のμＲｍａｘ・ｍ （Ｂ）の比率＞
（Ｂ／ＡＸ１００％）が高められることにより、スパン
グル消去効果は更に向上する。
本発明の前記第１の方法により形成されるめっき鋼板の
表面は梨地肌を呈する。鋼板の用途により特に光沢肌が
要求される場合には、本発明の第２の方法に従って、ダ
ルロールによる調質圧延の後、ブライトロールをワーク
ロールとする多重スキンパスミルによる調質圧延が施さ
れる。
表面は梨地肌を呈する。鋼板の用途により特に光沢肌が
要求される場合には、本発明の第２の方法に従って、ダ
ルロールによる調質圧延の後、ブライトロールをワーク
ロールとする多重スキンパスミルによる調質圧延が施さ
れる。
この調質圧延を多重スキンパスミルを用いて行うことと
するのは、ダルロールによる調質圧延におけるそれと同
様に、鋼板の幅方向の全体にわたり、均一な圧下刃を作
用させて、ブライトロールの光沢面の転写を均一ならし
めるためである。
するのは、ダルロールによる調質圧延におけるそれと同
様に、鋼板の幅方向の全体にわたり、均一な圧下刃を作
用させて、ブライトロールの光沢面の転写を均一ならし
めるためである。
また、ブライトロールのロール径を４００鶴以上に限定
するのは、通板速度の低い圧下条件下で鋼板の伸び率が
不当に高くなるのを防止するためである。
するのは、通板速度の低い圧下条件下で鋼板の伸び率が
不当に高くなるのを防止するためである。
更に、その調質圧延における単位幅当たり圧延荷重は、
３００ ｋｇ ｆ ／ ｔｍ以上であることが好ましい
。
３００ ｋｇ ｆ ／ ｔｍ以上であることが好ましい
。
下限値を３００ ｋｇ ｆ ／ ｍに規定するのは、め
っき金属層表面に対するブライトロール光沢面の転写効
果を確保するためである。
っき金属層表面に対するブライトロール光沢面の転写効
果を確保するためである。
本発明における調質圧延は、調質油をワークロールと鋼
板表面との接触界面に介在させて行うウェットスキンパ
スミル方式、または調質油を使用しないドライスキンパ
スミル方式のいずれであってもよいが、ドライスキンパ
スミル方式によれば、ウェットスキンパスミル方式に比
し、転写率が高められる点で有利である。
板表面との接触界面に介在させて行うウェットスキンパ
スミル方式、または調質油を使用しないドライスキンパ
スミル方式のいずれであってもよいが、ドライスキンパ
スミル方式によれば、ウェットスキンパスミル方式に比
し、転写率が高められる点で有利である。
叉隻開上
第１図に示される連Ｖｔ溶融アルミニウムめっきライン
において、溶融アルミニウムめっき鋼板を製造し、つい
でワークロールがダルロールである多重スキンパスミル
（７）にて調質圧延を行い、コイル状（Ｃ２）に巻き取
って梨地肌の製品を得た。
において、溶融アルミニウムめっき鋼板を製造し、つい
でワークロールがダルロールである多重スキンパスミル
（７）にて調質圧延を行い、コイル状（Ｃ２）に巻き取
って梨地肌の製品を得た。
調質圧延前における供試材のめっき金属層のスパングル
粒径は３〜ｌＯ鶴、粒界深さは３〜７μｍである。
粒径は３〜ｌＯ鶴、粒界深さは３〜７μｍである。
溶融めっき条件および調質圧延条件は次のとおりである
。
。
（１）溶融めっき条件
（１）原板：低炭素リムド鋼。゛
板厚Ｑ、ｇｍ、板幅９１４ Ｍ。
（２）ライン速度：１００ｍ／分
（３）めっき浴温：６５０℃。
（４）目付量：６０ｇ／ｍ”・片面
（ＩＩ）調質圧延条件
第１表に示す。
ＣＤＩ）結果
第１表に、得られた製品の表面肌品質と機械的性質を示
す。
す。
賦香（１ｍ） １〜５は本発明例、！１ｈｌｏｌ−１
０４は比較例である。
０４は比較例である。
表中、「製品表面品質」の「肌性状」および「加工性」
欄における各記号の意味は次のとおりである。
欄における各記号の意味は次のとおりである。
Ａニスパングル模様消去
Ｂニスパングル模様消去、光沢肌良好
Ｃニスパングル模様残存
Ｄ＝光沢肌良好なるも、スパングル模様残存○：加工性
良好 ×：加工性不良 第１表に示されるように、ロール径の小さいダルロール
をワークロールとして調質圧延が行われた比較例におい
ては、表面肌品質を高めようとすれば、鋼板の伸び率が
不当に高くなって加工性が損なわれ（Ｉｌｍｌｏｌ 、
１０２ ） 、また加工性を損なわないように鋼板の伸
び率を適正な値にしようとすれば、スパングル模様の消
去効果が不足し表面肌品質の十分な改善をなし得ない（
Ｎａ１０３．１０４ ） 。
良好 ×：加工性不良 第１表に示されるように、ロール径の小さいダルロール
をワークロールとして調質圧延が行われた比較例におい
ては、表面肌品質を高めようとすれば、鋼板の伸び率が
不当に高くなって加工性が損なわれ（Ｉｌｍｌｏｌ 、
１０２ ） 、また加工性を損なわないように鋼板の伸
び率を適正な値にしようとすれば、スパングル模様の消
去効果が不足し表面肌品質の十分な改善をなし得ない（
Ｎａ１０３．１０４ ） 。
これに対し、本発明例では、鋼板の伸び率は１．０〜１
．５％であり、かつスパングル模様の消去も十分であっ
て、調質圧延本来の目的が達成されると同時に、表面肌
品質の良好な梨地肌が形成されることがわかる。
．５％であり、かつスパングル模様の消去も十分であっ
て、調質圧延本来の目的が達成されると同時に、表面肌
品質の良好な梨地肌が形成されることがわかる。
１ｕ１１
第１図に示される連続溶融アルミニウムめっきライン（
但し、スキンパスミル（７）の後部に、図示はしないが
ブライトロールをワークロールとする４ハイ−スキンパ
スミルが設置されている）において、溶融アルミニウム
めっき鋼板を製造し、ついでワークロールがダルロール
である多重スキンパスミル（７）にて調質圧延を行い、
更に、ブライトロールをワークロールとする多重スキン
パスミルによる調質圧延を行うことにより光沢肌を有す
る製品を得た。
但し、スキンパスミル（７）の後部に、図示はしないが
ブライトロールをワークロールとする４ハイ−スキンパ
スミルが設置されている）において、溶融アルミニウム
めっき鋼板を製造し、ついでワークロールがダルロール
である多重スキンパスミル（７）にて調質圧延を行い、
更に、ブライトロールをワークロールとする多重スキン
パスミルによる調質圧延を行うことにより光沢肌を有す
る製品を得た。
調質圧延前における供試材のめっき金属層のスパングル
粒径は３〜１０鶴、粒界深さは３〜７μｍである。
粒径は３〜１０鶴、粒界深さは３〜７μｍである。
（１）溶融めっき条件は実施例１のそれと同じであり、
画質圧延条件は第２表に示す。
画質圧延条件は第２表に示す。
（ＩＩ）結果
第２表に、得られた製品の表面肌品質および機械的性質
を示す。
を示す。
賦香（１１１１）１〜５は本発明例、１ｌｈ１０１−１
０４は比較例である。
０４は比較例である。
表中、「製品表面品質」の「肌性状」欄および「加工性
」の欄の各記号の意味は前記と同じである。
」の欄の各記号の意味は前記と同じである。
第２表に示されるように、ロール径の小さいダルロール
およびブライトロールをワークロールとして調質圧延が
行われた比較例においては、表面肌品質を高めようとす
れば、鋼板の伸び率が不当に高くなって加工性が損なわ
れ（！１ｋＬＩＯ１，１０２）また加工性を損なわない
ように適正な伸び率を得ようとすれば、スパングル模様
消去が不十分となって良好な表面肌を形成することがで
きない（−１０３，１０４”） 。
およびブライトロールをワークロールとして調質圧延が
行われた比較例においては、表面肌品質を高めようとす
れば、鋼板の伸び率が不当に高くなって加工性が損なわ
れ（！１ｋＬＩＯ１，１０２）また加工性を損なわない
ように適正な伸び率を得ようとすれば、スパングル模様
消去が不十分となって良好な表面肌を形成することがで
きない（−１０３，１０４”） 。
これに対し、本発明例では、鋼板の伸び率が適正で、ス
パングル模様の消去効果も十分であり、調質圧延本来の
目的が達成されると同時に、表面肌品質の良好な光沢肌
が形成されることがわかる。
パングル模様の消去効果も十分であり、調質圧延本来の
目的が達成されると同時に、表面肌品質の良好な光沢肌
が形成されることがわかる。
本発明方法によれば、スパングル模様が消去された表面
肌品質の良好な梨地肌または光沢肌を有すると同時に、
降伏点伸びが消去され、しかも加工性の良い溶融アルミ
ニウムめっき鋼板が得られる。
肌品質の良好な梨地肌または光沢肌を有すると同時に、
降伏点伸びが消去され、しかも加工性の良い溶融アルミ
ニウムめっき鋼板が得られる。
本発明により得られる溶融アルミニウムめっき鋼板は、
表面肌品質および機械的性質にすぐれているので、オー
ブントースタ−、ガスレンジ、ガステープル等の調理機
器や石油ストーブ、電気コタツ等の暖房機器の熱反射板
、内外装用板、あるいは焼却炉、煙突、乾燥炉送風機器
等の構成部材、その他の各種の用途に有用である。
表面肌品質および機械的性質にすぐれているので、オー
ブントースタ−、ガスレンジ、ガステープル等の調理機
器や石油ストーブ、電気コタツ等の暖房機器の熱反射板
、内外装用板、あるいは焼却炉、煙突、乾燥炉送風機器
等の構成部材、その他の各種の用途に有用である。
第１図は連続溶融めっきラインの例を示す工程図である
。 ■＝焼鈍炉、２：溶融めっき浴槽、４：冷却帯、７：ス
キンパスミル。
。 ■＝焼鈍炉、２：溶融めっき浴槽、４：冷却帯、７：ス
キンパスミル。
Claims (2)
- （１）連続溶融アルミニウムめっきライン内において、
溶融めっき鋼板に、ロール径４５０ｍｍ以上のダルロー
ルをワークロールとする多重スキンパスミルにより調質
圧延を施すことを特徴とする溶融アルミニウムめっき鋼
板の表面肌改善方法。 - （２）連続溶融アルミニウムめっきライン内において、
溶融めっき鋼板に、ロール径４５０ｍｍ以上のダルロー
ルをワークロールとする多重スキンパスミルにより調質
圧延を施したのち、ロール径４００ｍｍ以上のブライト
ロールをワークロールとする多重スキンパスミルにより
、調質圧延することを特徴とする溶融アルミニウムめっ
き鋼板の表面肌改善方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27006684A JPS61147906A (ja) | 1984-12-20 | 1984-12-20 | 溶融アルミニウムめつき鋼板の表面肌改善方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27006684A JPS61147906A (ja) | 1984-12-20 | 1984-12-20 | 溶融アルミニウムめつき鋼板の表面肌改善方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61147906A true JPS61147906A (ja) | 1986-07-05 |
| JPH0318961B2 JPH0318961B2 (ja) | 1991-03-13 |
Family
ID=17481041
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27006684A Granted JPS61147906A (ja) | 1984-12-20 | 1984-12-20 | 溶融アルミニウムめつき鋼板の表面肌改善方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61147906A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02274860A (ja) * | 1989-04-18 | 1990-11-09 | Kawasaki Steel Corp | 高機能表面粗度調整合金化溶融めっき鋼板の製造法 |
| JPH02274857A (ja) * | 1989-04-18 | 1990-11-09 | Kawasaki Steel Corp | 高機能表面粗度調整合金化溶融めっき鋼板の製造法 |
| JP2002317258A (ja) * | 2001-04-19 | 2002-10-31 | Nippon Steel Corp | 加工後の耐食性に優れた溶融アルミめっき鋼板とその製造方法 |
| JP2009136910A (ja) * | 2007-12-10 | 2009-06-25 | Jfe Steel Corp | 鋼帯の調質圧延方法 |
| JP2009249683A (ja) * | 2008-04-07 | 2009-10-29 | Nippon Steel Corp | 表面が梨肌模様の溶融アルミニウムめっき鋼板の製造方法 |
| JP2016190244A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 日新製鋼株式会社 | アルミニウム被覆鋼板 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5780097A (en) * | 1980-11-05 | 1982-05-19 | Nisshin Steel Co Ltd | Production of support for printing plate |
-
1984
- 1984-12-20 JP JP27006684A patent/JPS61147906A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5780097A (en) * | 1980-11-05 | 1982-05-19 | Nisshin Steel Co Ltd | Production of support for printing plate |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02274860A (ja) * | 1989-04-18 | 1990-11-09 | Kawasaki Steel Corp | 高機能表面粗度調整合金化溶融めっき鋼板の製造法 |
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| JP2002317258A (ja) * | 2001-04-19 | 2002-10-31 | Nippon Steel Corp | 加工後の耐食性に優れた溶融アルミめっき鋼板とその製造方法 |
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| JP2009249683A (ja) * | 2008-04-07 | 2009-10-29 | Nippon Steel Corp | 表面が梨肌模様の溶融アルミニウムめっき鋼板の製造方法 |
| JP2016190244A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 日新製鋼株式会社 | アルミニウム被覆鋼板 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0318961B2 (ja) | 1991-03-13 |
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