JP2545005Y2 - 突起をもたない嵌合部品の取外し具 - Google Patents

突起をもたない嵌合部品の取外し具

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JP2545005Y2
JP2545005Y2 JP1990099399U JP9939990U JP2545005Y2 JP 2545005 Y2 JP2545005 Y2 JP 2545005Y2 JP 1990099399 U JP1990099399 U JP 1990099399U JP 9939990 U JP9939990 U JP 9939990U JP 2545005 Y2 JP2545005 Y2 JP 2545005Y2
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義廣 長田
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、つば等の突起をもたない嵌合部品を取外
すための取外し具に関するものである。
〔従来の技術及びその課題〕
鋼板等を圧延矯正するテンションレベラーのワークロ
ールは、第5図に示すように、ロール20の両端の軸部2
1、21に、複数の転がり軸受22を内蔵したサポート軸受2
3、23を嵌め込み、そのサポート軸受23、23から延びた
支持軸24、24を介して回転自在に支持されている。
このようなワークロールでは、従来、ロールを抜き出
す時の干渉を無くすためのサポート軸受23、23のハウジ
ング25の径とそれが嵌合するロール20の外径を同一径に
形成しているが、ロール面の補修や圧延レベル変更のた
めワークロール20を交換する場合、このロールとサポー
ト軸受の取外しが難しいという問題がある。
すなわち、ロールとサポート軸受は表面には、つば等
の引掛けのための突起が全く無いために、サポート軸受
をそのまま軸方向に引き離して取外すのは実際上無理で
あり、このため、従来は、ロールとサポート軸受の境界
部に工具などを打ち込んで、両者を強制的に引き離す方
法がとられている。しかし、この方法では、作業が著し
い手間がかかると共に、ロールやサポート軸受の表面に
傷がつきやすい欠点がある。
そこで、この考案は、上記のワークロールとサポート
軸受のように突起の無い嵌合部品同士を、無理なくスム
ーズに取外すことができる取外し具を提供することを目
的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するため、この考案の取外し具は、
内爪と外爪、規制部材及び操作部材とにより構成され、 上記内爪は、内爪筒部の一端に軸方向に延びた複数本
の内爪アームを一定直径の円周上に周方向に所要の間隔
をあけて形成すると共に、各内爪アームの先端に内向き
に屈曲した係合爪が形成されたものであり、 上記外爪は、外爪筒部の一端に軸方向に延びた複数本
の外爪アームを前記内爪アームと同一径の円周上に周方
向に所要の間隔をあけて形成すると共に、各外爪アーム
の先端に内向きに屈曲した係合爪が形成されたものであ
り、 上記内爪と外爪は、その内爪筒部を外爪アームの内側
に挿入して外爪筒部の一端に嵌合させると共に、内爪ア
ームを外爪アームとの間隔部分に嵌入して両者の係合爪
を同一円周上に配列され、 スリーブ状に形成された前記の規制部材を上記内爪ア
ームと外爪アームの外周面に嵌合せしめ、 前記操作部材は、上記内爪筒部と外爪筒部に係わらし
めて、その内爪筒部と外爪筒部に軸方向に離反させる力
を加えるように構成されたものである。
〔作用〕
上記構成の取外し具においては、嵌合する部品の境界
部に、係合爪が嵌まり込む凹部を設け、その凹部に内爪
と外爪の係合爪を嵌合させる。次に、内爪アームと外爪
アームの外側に規制部材を嵌合して各爪の動きを規制
し、その状態で、操作部材により内爪と外爪に軸方向に
離反する力を加える。
これにより、嵌合部品の境界部には、互いに離反する
両係合爪により逆向きの力が作用し、部品は引き離され
て取外される。
〔実施例〕
第1図乃至第4図は、前述したワークロールとサポー
ト軸受の取外し用に形成された実施例の取外し具を示し
ている。
内爪2は、有底の内爪筒部3を有し、その内爪筒部3
の一端に該内爪筒部3の軸方向に延びる2本の内爪アー
ム4、4を備えており、その各内爪アーム4、4の先端
に、内方に屈曲する係合爪5、5が形成されている。上
記の内爪アーム4、4は一定の円周上において、周方向
に一定の間隔をおいて設けられる。
外爪6は、上記内爪筒部3が軸方向に移動可能に嵌合
する有底の外爪筒部7を備え、その外爪筒部7の一端に
上記の内爪2と同様に外爪筒部7の軸方向に延びる2本
のアーム8、8を有しており、その各アーム8、8の先
端に、内方に屈曲する係合爪9、9が形成されている。
上記の外爪アーム8、8は上記内爪アーム4、4と同一
の円周上において、周方向に一定の間隔をおいて設けら
れる。
上記内外爪アーム2、6の内爪アーム4、4と外爪ア
ーム8、8は、内爪筒部3を外爪アーム8、8側から挿
入して外爪筒部7の一端に嵌合させた状態で、第2図に
示すように、外爪アーム8、8の間隔部分に内爪アーム
4、4が嵌入するように互いに位相をずらして環状に配
置されるようになっており、その長さは、サポート軸受
23のほぼ全長を覆う寸法に形成され、各係合爪5、9は
同一円周上に配列される。
また、内爪2と外爪6は金属等の弾性のある材料で形
成され、その各アーム4、8は、通常の状態で第4図の
ように先端が拡大する方向に変形しており、内爪2と外
爪6を組合せた状態で、その開いたアーム4、8の内側
にサポート軸受23を自由に挿入できるようになってい
る。
上記のように変形したアーム4、8は、第1図に示す
ごとく、その外側に規制スリーブ10を嵌め込むことによ
り、変形が戻されて動きが規制されると共に、先端の係
合爪5、9が、ワークロール20とサポート軸受23の境界
部に形成した溝26に係合される。
また、外爪6の外爪筒部7の底板7aには、軸方向に貫
通するねじ孔11が形成されており、そのねじ孔11にハン
ドル付きの操作軸12がねじ込まれ、操作軸12の先端が内
爪筒部3の後端面に当たるようになっている。
この実施例の取付け具1は上記のような構造であり、
次にその作用を説明する。
先ず、ワークロール20とサポート軸受23との境界部
に、予め内爪2及び外爪6の係合爪5、9が嵌まり込む
溝26を形成する。なお、このような係合爪の嵌合部は、
図示のような円周上に連続する溝ではなく、互いに独立
したくぼみ等で形成するようにしてもよい。
次に、取外し具1の内爪2と外爪6の内爪アーム4、
外爪アーム8をサポート軸受23に挿入し、規制スリーブ
10を各アーム4、8の外側に嵌め込んで、内外爪2、6
の係合爪5、9を溝26に嵌合させる。
ついで、内爪筒部3に先端を当接させた操作軸12を、
ねじ込む方向に回転させて、内爪2と外爪6とに、軸方
向に離反する力を加えて両者を引き離す。
これにより、外爪6はサポート軸受23を手前側(操作
軸12側)に引き込むように作用し、逆に、内爪2はロー
ル20を押し返すように作用することになり、この両作用
により、ワークロール20とサポート軸受23は軸方向に引
き離されて、取外される。
なお、上記実施例において、内爪2と外爪6の各アー
ム4、8の数は、2本以外の本数とすることもできる。
また、内爪2と外爪6を引き離す部材は、図示のよう
なねじ込み式の操作軸の他に、シリンダなど内爪と外爪
の両者に係わってその両者に軸方向に離反させる力を加
えるように構成されたものであれば利用できる。
さらに、本願考案の取外し具は、上述したワークロー
ルとサポート軸受の取外し以外に、表面に突起が無い状
態で緊密に嵌合されている部品であれば、その取外し作
業に応用することができる。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案の取外し具は、内爪と外爪に
より嵌合部品の境界部に逆向きの力を作用させるように
したので、突起の無い嵌合部品同士を無理なくスムーズ
に取外すことができる効果がある。
また、内爪と外爪は回転を伴うことなく軸方向に離反
されるので、嵌合部品に擦り傷を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の取外し具を示す縦断正面図、第2図は
第1図のII-II線に沿った断面図、第3図は同上の分解
斜視図、第4図は同上の使用状態を示す縦断正面図、第
5図は従来のワークローラとサポート軸受の連結構造を
示す一部縦断正面図である。 1……取外し具、2……内爪、3……内爪筒部、4……
内爪アーム、5……係合爪、6……外爪、7……外爪筒
部、8……外爪アーム、9……係合爪、10……規制スリ
ーブ、11……ねじ孔、12……操作軸。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内爪と外爪、規制部材及び操作部材とによ
    り構成され、 上記内爪は、内爪筒部の一端に軸方向に延びた複数本の
    内爪アームを一定直径の円周上に周方向に所要の間隔を
    あけて形成すると共に、各内爪アームの先端に内向きに
    屈曲した係合爪が形成されたものであり、 上記外爪は、外爪筒部の一端に軸方向に延びた複数本の
    外爪アームを前記内爪アームと同一径の円周上に周方向
    に所要の間隔をあけて形成すると共に、各外爪アームの
    先端に内向きに屈曲した係合爪が形成されたものであ
    り、 上記内爪と外爪は、その内爪筒部を外爪アームの内側に
    挿入して外爪筒部の一端に嵌合させると共に、内爪アー
    ムを外爪アームの間隔部分に嵌入して両者の係合爪を同
    一円周上に配列され、 スリーブ状に形成された前記の規制部材を上記内爪アー
    ムと外爪アームの外周面に嵌合せしめ、 前記操作部材は、上記内爪筒部と外爪筒部に係わらしめ
    て、その内爪筒部と外爪筒部に軸方向に離反させる力を
    加えるように構成された、 突起をもたない嵌合部品の取外し具。
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