JPH0356348B2 - - Google Patents

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JPH0356348B2
JPH0356348B2 JP62192751A JP19275187A JPH0356348B2 JP H0356348 B2 JPH0356348 B2 JP H0356348B2 JP 62192751 A JP62192751 A JP 62192751A JP 19275187 A JP19275187 A JP 19275187A JP H0356348 B2 JPH0356348 B2 JP H0356348B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L25/00Constructive types of pipe joints not provided for in groups F16L13/00 - F16L23/00 ; Details of pipe joints not otherwise provided for, e.g. electrically conducting or insulating means
    • F16L25/06Constructive types of pipe joints not provided for in groups F16L13/00 - F16L23/00 ; Details of pipe joints not otherwise provided for, e.g. electrically conducting or insulating means comprising radial locking means
    • F16L25/065Constructive types of pipe joints not provided for in groups F16L13/00 - F16L23/00 ; Details of pipe joints not otherwise provided for, e.g. electrically conducting or insulating means comprising radial locking means the locking means being actuated by radial screws
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L17/00Joints with packing adapted to sealing by fluid pressure
    • F16L17/02Joints with packing adapted to sealing by fluid pressure with sealing rings arranged between outer surface of pipe and inner surface of sleeve or socket
    • F16L17/025Joints with packing adapted to sealing by fluid pressure with sealing rings arranged between outer surface of pipe and inner surface of sleeve or socket the sealing rings having radially directed ribs
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L17/00Joints with packing adapted to sealing by fluid pressure
    • F16L17/02Joints with packing adapted to sealing by fluid pressure with sealing rings arranged between outer surface of pipe and inner surface of sleeve or socket
    • F16L17/04Joints with packing adapted to sealing by fluid pressure with sealing rings arranged between outer surface of pipe and inner surface of sleeve or socket with longitudinally split or divided sleeve

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Joints With Sleeves (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の背景) この発明は、全般的に継手に関し、より具体的
には管継手、特にネジなし管継手の改良に関す
る。更に詳細には、この発明は、互いに接続され
るべき部分即ち対象(例えば2つの同軸管)が1
以上のグリツプ即ちクランプ要素用のハウジング
により囲まれ、かつ鋭角な部分又は鋭角にされた
部分が各対象の表面に食い込むように利用した形
式の管継手についての改良に関する。
特開昭57−161391号公報は、ハウジングの各内
部環状溝での軸方向の移動に一定の自由度をもつ
2つの凹凸スリツト・リング状握り部材による管
継手を開示している。握り部材は互いに管の軸方
向移動に応答してその管の周辺面に食い込ませる
ことにした複数対の鋭い縁を有する。
握り部材の脚の傾きは、ハウジングの環状溝に
隣接する側面のものより大きく、握り部材の自由
端が環状溝に接触していない。従つて、前記握り
部材の縁がそのパイプの材料に深く食い込まない
ように、握り部材に半径方向の張力を印加する
と、前記縁は、容易にパイプの軸方向に相互的に
広げることは可能であるが、パイプの表面上を軸
方向に容易に摺動し得る。従つて、前記パイプ上
に前記握り部材による握力は比較的に弱く、従つ
てパイプの接続はこのパイプに印加される軸方向
の力に対向することができない。
(発明が解決しようとする課題) 従つて、本発明は、前記のような問題点を解決
するために、物体との接続が高い軸方向の力に外
れることのない前記型式の管継手を提供すること
を目的とする。
本発明の管継手は、 互いに結合されるべき対象を取り囲むように配
列された内面、及び前記内面における少なくとも
一つの環状の溝を有する共に、前記溝を側面に位
置した2つの環状部分を含み、前記内面に向つて
分岐し、かつそれ自体の軸と第1の鋭角をなして
逆方向に傾斜するハウジングと、 一つのウエブ、及びそれ自体の軸方向に互いに
移動可能に逆方向に傾斜した2つの脚を含む前記
溝の握り部材とを備え、 前記脚は前記ウエブを側面に配置すると共に、
前記ハウジングを介して作用する半径方向の力を
前記ウエブに印加したときに前記溝により取り囲
まれている対象を貫通するように前記内面の領域
に歯を有し、 前記脚のうちの少なくとも一方は前記軸により
前記第1の角度より少さい第2のアーチ状の角度
を形成し、前記一方の脚の歯は前記ハウジングの
第1の環状部分に密接又は直接隣接していること
を特徴とするものである。
前記内面は好ましいものとしてハウジングの軸
方向の第1の溝から離して置かれる少なくとも一
つの付加的な環状溝を備え、これにより各溝は内
面により囲まれ、かつ互いに結合されているこれ
らの対象の異なる一つを囲む。ハウジングは付加
的な溝を側面に配置する付加的な環状部分を有
し、更に継手は付加的な溝に付加的な握り部材を
備えている。
各握り部材は、複数の相互接続されたアーチ状
の部分を備えている。この発明の現在好ましいも
のとする実施例によれば、各握り部材は隣接する
複数のアーチ部分を有する1体の部材である。各
握り部材は、外形がハウジングの内面における各
溝と同様のほぼ台形の断面を有するものでもよ
い。
各握り部材は、好ましいものとして、シート材
(例えばバネ鋼)を変形した少なくとも2つの隣
接するアーチ部分を備え、各アーチ部分の脚の歯
は、ハウジングの内面の半径よりやや小さい曲率
によりアーチを形成している。各握り部材は、好
ましいものとして近傍のアーチ部分の脚間の凹所
に備えられ、少なくともいくつかの歯は外形が鋸
歯状でもよい。凹所の幅は、少なくともそのウエ
ブをアーチ状に又は円形状に曲げる前に、その歯
からその握り部材のウエブに向う方向に減少させ
てもよい。隣接する部分は、アーチ部分の歯の一
部を形成又はこれを構成するぎざぎざを有するス
タンピングを構成してもよい。このようなぎざぎ
ざは、好ましいものとしてハウジングの各環状部
分から離れて置かれ、更に一方脚の歯は隣接する
丸んみのある(例えば、面取り)部分を含み、ハ
ウジングの第1の環状部分に当接してもよい。
脚の傾斜角は好ましいものとして0.36゜及び
0.47゜、最も好ましいものとして約0.47°である。
歯は、好ましいものとしてハウジングの内面を
超えて突出し、更に継手は歯がハウジングにより
取り囲まれている対象の隣接部分と更に信頼性を
もつて嵌合するように、半径方向の内方向に1以
上の握り部材をバイアスするバイアス手段を備え
ている。バイアス手段は、少なくとも一つのネジ
部分(例えば、ネジの軸)を備えており、ネジ部
分はハウジングのテーパを付けた穴で受け止めら
れ、その先端がウエブを半径方向及び内方向とな
るようにその握り部材のウエブと嵌合する。
ハウジングの1個の溝は軸方向に離れて配置さ
れた2つの環状部材に適合することができる。一
方の握り部材の一方の脚は一方の環状部分の側面
に密接に又は直接隣接しており、他方の握り部材
の一方の脚は他方の側面に直接又は密接に隣接し
ている。一方握り部材の他方の脚は互いに、かつ
ハウジングの環状部分から離れて配置されてい
る。
継手は1以上の握り部材をハウジングに締付け
るリベツト、ネジ、スポツト溶接又は他の適当な
締付け手段からなるものでよい。
各握り部材の他方の脚は、ハウジングの軸と第
2の鋭角より異なる(特に大きな)、かつ第1の
鋭角より小さな第3の鋭角をなすものでもよい。
全体のハウジングは、特にこのようなハウジン
グが2つ以上備える必要がないときは、シート・
メタルから作られたものでもよい。
(作 用) 前記構成によつて、握り部材は、対象を互いに
引離そうとすると、接続している対象間(パイ
プ)の結合部に対向している握り部材の側壁即ち
脚が直ちに立ち上がるので、その歯をその対象の
材料に更に押付け、対象の終端を互いに押付ける
ように働く軸方向の力に対して強く抵抗する。特
に弾性体のシーリング・スリーブを備えると共
に、管継手が接続された対象の面の間に係合し、
かつ円周方向に伸延するリブを有するときは、こ
のような軸方向のスラスト又は圧縮力に適応し得
ることが望ましいが、このリブが対象の終端を互
いに押付ける過度に大きな軸方向の圧縮力により
損傷を受けることはない。
管継手が固定点用の固定パイプ・ホルダとして
用いられるのであれば、軸方向の圧縮負荷に耐え
る強い能力は、熱的な軸方向の膨張現象によるパ
イプの変形を避ける観点からなおさら望ましいも
のとなる。従つて、管継手は、管継手とパイプと
の間にシーリング・スリーブを必要とすることな
く、静止の対象(建物等の壁)に接続された1パ
イプのみを収容し、握り部材が溝の側面により横
方向に支持されているので、パイプ材と係合から
離脱する程度に管継手の半径方向圧力下で、握り
部材の支持された側壁が広がらないようになる。
逆に、握り部材の側壁の傾きが比較的に緩いが、
半径方向のクランク力が殆ど全面的に半径方向
へ、即ち握り部材の少なくとも支持された側壁の
歯に殆ど全面的に伝達されるので、接続は軸方向
の強い力に耐えるものとなる。更に、このこと
は、歯をパイプの材料に深くかつ容易に食い込ま
せて、接続を軸方向の強い力に耐えるものにす
る。
この発明の特徴と考えられる新しい特徴は、特
許請求の範囲に記載されている。しかし、その動
作態様に関する改良された継手そのものは、付加
的な特徴及び効果と共に、その構造及び付図を参
照してある次の特定の実施例の説明を通続に基づ
いて良く理解されるものとなる。
[実施例] 第1図は2つの同軸パイプ1及び2の各端を相
互に密閉して接続する際に、用いられるネジなし
継手を示す。第1図に示された実施例において、
同軸パイプ1の内外形は、同軸パイプ2のそれぞ
れの直径に同一又はほぼ同一である。この継手は
2つの同一又は同じような半円筒状のシエル13
及び14を有する2個の複合したハウジング3を
備えている。それぞれ複数対の半径方向かつ外方
向が軸方向平行に伸延している並列なフランジ1
1及び12を有する。各フランジ11及び12は
ボルト7及び8(想像線により示す)の軸のため
に離して配置された2つ穴9及び10を有し、ボ
ルト7及び8はナツト(図示なし)と協働して各
フランジ11をそのフランジ12に向わせること
によつて、同軸パイプ1及び2の周辺面とシーリ
ング嵌合の弾性パツキング・リング即ちスリーブ
4を保持させている。スリーブ4は周囲を完全に
取り囲む内部の環状リブ26を有し、環状リブ2
6は同軸パイプ1及び2の端面間に配置されてい
る。
スリーブ4は、シエル13,14に機械加工さ
れた、又はこれらに形成されてほぼ中心に配置さ
れた環状溝18に閉じ込められており、2つの付
加的な内部の環状溝17,19が側面に配置され
たものである。環状溝17,19は、それぞれ環
状の2つの握り、即ちクランプ部材5及び6の主
要部分を閉じ込める働きをし、クランプ部材5及
び6はそれぞれウエブ33(第4図を参照のこ
と)と、そのウエブを側面に配置し、かつ好まし
いものとして鋸歯状のつめ即ち歯29の環を有
し、逆に傾斜する2つの脚28とを有する。歯2
9は、ハウジング3の内面を超えて伸延し、その
同軸パイプ1及び2の周辺面に食い込み、又は著
しく摩擦のある嵌合で保持されている。クランプ
部材5のウエブ33はシエル13,14のテーパ
付き穴に伸延するネジの形式で1以上のバイアス
装置(ネジ)15の外部にネジを付けた1個又は
複数の軸により半径方向かつ内方向にバイアスし
てもよい。例えば、シエル13,14はそれぞれ
離散的なネジ15用の周辺に間隔を置くテーパ付
き3個の穴を備えてもよい。同様にして握り部材
6の環状のウエブ33は、外ネジの部分がその半
径方向かつ外方向のシエル13,14に設けられ
ているテーパ付きの穴に伸延している1以上のネ
ジ16により半径方向かつ内方向にバイアスされ
てもよい。ネジ15,16は、シエル13,14
のテーパ付き穴と共に、この発明の継手の選択的
だが、所望の効果のある特徴部分である。
環状溝17,18及び19は、隣接して対をな
すフランジ11,12間のギヤツプ領域でのみ中
断されており、クランプ部材5及び6はそれぞれ
約360゜のアーチに沿つて伸延する1体のスリツ
ト・リングを構成するものでもよい。環状溝17
はハウジング3の2つの環状部分20,21を側
面に配置し、環状溝19は環状部分22,23に
よる側面に配置している。環状部分21,22は
スリーブ4の環状溝18を側面に有する。環状部
分20,23は半径方向かつ内方向に伸延するカ
ラーであり、環状部分21,22はハウジング3
の半径方向かつ内方向に伸延している。環状溝1
7〜19は断面の形状がほぼ台形であり、それぞ
れクランプ部材5及び6と同様である。側面25
は、そのハウジング3の軸を基準として環状部分
20〜23に設けられたものであり、この軸に対
してクランプ部材5及び6の脚28の傾斜より顕
著である。これは、第4図から明らかであると思
うが、第4図において角度β1(ハウジング3の軸
に対する側面25の傾斜を表わす)が角度β2より
大きい。
所望により、又は必要により、弾性のスリーブ
4は、ハウジング3の環状部分21,22に隣接
して半径方向かつ内方向に伸延するカラーを有す
る金属又は、プラスチツク材の離散的な第2のス
リーブ又は筒により囲まれてもよい。付加的なス
リーブ又は筒はシエル13,14のうちの一方の
窓を介してアクセス可能な隣接する2つの端部を
有するスリツト・リングに類似したものでもよ
く、離散的なクランプ装置(図示なし)により互
いにクランプされることにより、同軸パイプ1,
2の周辺面の隣接部分に対してスリーブ4を押し
付け、かつ同軸パイプ1,2の端面間の空間に確
実に環状リブ26を保持させてもよい。
第2図は握り部材6の一部を示す。握り部材6
はクランプ部材5と同一であるのが好ましく、互
いに構成要素をなし、第3図に示す形式の平らな
ブランクから形成可能な一組のアーチ部分27を
構成する。各握り部材6のウエブ33及び脚28
の曲線はハウジング3の内面の各環状溝17又は
19の曲線に対応している。角度β2は、好ましい
ものとして20゜〜30゜、最も好ましいものとして約
25゜である。これは0.36゜〜0.56゜の範囲にあり、最
も好ましいものとして0.47゜の脚28の傾斜即ち
スロープ(tanβ2)に対応する。
既に述べたように、クランプ部材5及び6はそ
れぞれ1体のスリツト・リングを構成してもよ
い。しかし、2つ以上の離散的な部品、例えばそ
れぞれ約180゜のアーチ沿つて伸延する2つの部品
の各握り部材6をアツセンブリすることも同様に
可能である。隣接する同軸パイプ1及び2の端部
と必要とするシーリング嵌合によりスリーブ4を
配置し、かつ保持するために、ボルト7及び8
と、対応するナツトを適応したときに、即ち互い
に接近するフランジが移動したときに、これらク
ランプ部材5及び6の直径を減少させることがで
きるようにするために、クランプ部材5及び6の
それぞれに少なくとも一つのスリツトを備えるこ
とは、好ましく、かつ都合のよいことである。
第3図を再び参照すると、これに示されている
ブランクは、少なくとも第3図のブランクを第2
図に示す形式の握り部材に変換する前に、この機
械加工は仕上げられた握り部材6のウエブ33に
変換されるべき中心及び長さ方向に伸延する部分
と、ウエブ33から各つめ即ち歯29に向う方向
に発散するほぼU字状又はV字状の凹所30によ
り互いに複数のセクシヨンが分離されている2つ
の複合した脚28とをブランクに設ける打ち抜き
加工、又は同様の機械加工により作られてもよ
い。第3図に示すように、各脚28の各セクシヨ
ンの歯29は、半径R(第4図も参照のこと)を
有する円の周辺に配置されている。この半径R
は、歯29が同軸パイプ1及び2の周辺に正しく
適用されているときは、ハウジング3の内面の半
径Riよりやや小さい。第3図のブランクの作成が
完了したときは、ブランクは、中央部分をウエブ
33に変換し、かつ垂直部分をそれぞれ一組の歯
29を有する2つの脚28に変換するように、適
当な変形機械により形成される。変形処理は、い
くつかの段階で実行することができるものであ
る。例えば、脚28のセクシヨンは適当なならい
ロ〜ラーによりブランクの中央部分を基準にして
曲げられ、これによつて得た部分的に変形された
ブランクは、曲げ工具により処理され、中央部分
を環状のウエブ33に変換される。
スタンピング加工(即ち第3図に示すブランク
の作成)には、歯29の一部を形成し、かつクラ
ンプ部材5及び6がそれぞれの環状溝17,19
に正しく取り付けられているときに、ハウジング
3のそれぞれの環状部分20,21,22,23
の側面25から離して配置されるぎざぎざ31の
形成が当然含まれている。同時に、ブランクは丸
みのある即ち面取りされた面取り部分32により
形成されており、面取り部分32はぎざぎざ31
に外接して、その側面25と実際に接触すること
になり、又はこれに直接隣接している(特に、第
4図を参照されたい)。ぎざぎざ31及び面取り
部分32はブランクを形成するのに用いられた打
ち抜き加工工具の構造によるものと見ることがで
きる。そのウエブ33を対応する環状溝17,1
9に更に深く移動させる方向に、ネジ15,16
が回転すると、歯29を同軸パイプ1及び2の材
料を更に容易に食い込ませるようにするので、面
取り部分32を備えることは、好ましくもあり、
かつ都合も良い。勿論、スタンピング処理の前
に、特に選択したスタンピング加工工具の構造及
び切断作用にも拘らず、脚28の半径方向に最も
内側の部分が隣接する側面25との摺動接触によ
り明白な凸部を常に含むように、面取り部分32
を備えることが好ましい、又は必要なときは、第
3図のブランクに面取り部分32を備えてもよ
い。これは、更に脚28が各ウエブ33をより深
く移動させる方向、即ち確実に脚28の歯29が
各同軸パイプ1及び2の周辺面に食い込む、又は
強く嵌合させる方向にネジ15及び/又は16が
回転すると、隣接する側面25に沿つて摺動する
のに対向して保持する可能性を更に減少させるも
のである。
クランプ部材5及び6の構造は、ハウジング3
の各環状溝17,19に導入されるときに、これ
らの脚28が隣接する側面25と当接することに
なること、即ちその脚28の面取り部分32が側
面25と嵌合するのが好ましい。同時に、クラン
プ部材5及び6のウエブ33は、その環状溝17
及び19の最深部分の表面に直接隣接する、又は
実際に当接させる部分である。これは、確実にク
ランプ部材5及び6をそれらの溝に正しく中心付
け又は方向付けるようにし、このような中心付け
はクランプ部材5及び6、及び環状溝17,19
の断面外形が前述の台形構造によりゆるぎないも
のとなる。クランプ部材5及び6がハウジング3
に正しく取り付けられたときは、歯29はハウジ
ング3が同軸パイプ1及び2の周りに適正に配置
されるまでに、ハウジング3の内面を超えて突起
しており、隣接するシエル13,14のフランジ
11及び12は互いにクランプされ、スリーブ4
を圧縮する。以上で説明したように、歯29の各
環により形成され、その直径が同軸パイプ1及び
2の外形に等しい半径Rの円がハウジング3の内
面の半径Riよりいくらか小さいときに、歯29は
ハウジング3の内面を超えて突出する。この継手
がネジ15及び/又は16により設けられている
ときは、歯29を同軸パイプ1及び2のそれぞれ
の隣接部分と更に確実に嵌合させる方向にこのよ
うなネジを回転させてもよい。クランプ部材5及
び6の材料は、歯29の少なくとも先端(ぎざぎ
ざ31)を実際に同軸パイプ1及び2の隣接部分
に食い込ませて、同軸パイプ1及び2が互いに接
近又は離れる軸方向にシフトする可能性を減少さ
せるように、容易に選択することができる。
第4図はネジ15を省略又は採用しなかつたと
きでも、グリツプ部材が同軸パイプ1及び2を適
正に保持できることを示す。ハウジング3を同軸
パイプ1及び2の端部に取り付けたときは、半径
方向かつ内方向に作用する力Fを各ウエブ33に
印加して、脚28を隣接する同軸パイプ1及び2
にこれらの歯即ち歯29を押し付ける。力Fは、
各脚28に作用し、これらを隣接する側面25に
押し付ける2つの力に分割される。これは、各力
をほぼ半径方向かつ内方向のたわみをもたらすの
で、脚28のうちで半径方向に最も内側の端部分
(即ち、32で面取りされている面取り部分)が
隣接する側面25に沿つて摺動し、歯29のぎざ
ぎざ31を隣接する同軸パイプ1及び2に食い込
ませる。更に、同軸パイプ1及び2の周りのシエ
ル13,14の締付けが環状部分20〜23を半
径方向かつ内方向に移動させるので、このような
半径方向かつ内方向の移動がその各側面25を介
して隣接する脚28に作用する付加的な力を発生
させる。これらの力も歯29を半径方向かつ内方
向に押し付け、その同軸パイプ1及び2としつか
りと嵌合させる。従つて、各ウエブ33は同軸パ
イプ1及び2の軸方向に一方の脚28のうちで半
径方向に最も内側の部分を移動させようとし、同
時にハウジング3の各環状部分は隣接する脚28
の最内端部分を他のウエブ33に向わせ、これら
の力は全て歯29を各同軸パイプ1及び2の軸方
向に向わせる。側面25が一方のウエブの半径方
向で最も内端の部分を他方のウエブ33の半径方
向に最も内端の部分から離す方向に脚28が拡大
するのを防止する(ハウジング3の軸方向に見た
とき)ので、ここで説明した力は、シエル13,
14の張力が掛つている間に各同軸パイプ1及び
2の周辺面に沿つて滑ることはない。角度β2が比
較的に小さくても、このような滑り、又は同軸パ
イプ1及び2の周辺面に沿う歯29の滑動が防止
される。クランプ部材5及び6の脚28が明確な
張力及び同軸パイプ1及び2の軸方向の明確な張
力を掛けることができるスラスト板又は押板のよ
うに作用しないので、通常、比較的に小さな角度
β2は望ましく、また有利である。脚28に作用す
る力の大きさ及び/又は分布が各角度β2を増加さ
せるようなものであるときは、歯29のぎざぎざ
31は増加した力に対応して半径方向かつ内方向
に向けられて、相互に同軸パイプ1及び2の軸方
向に更にシフトする可能性を減少させる。クラン
プ部材5及び6が同軸パイプ1及び2を軸方向に
かつ互いに離れる方向に押そうとする明確な力と
共に、同軸パイプ1及び2の端面間で弾性の環状
リブ26の完全性を損なう恐れのある相手に向つ
て同軸パイプ1及び2を移動させようとする明確
な力に耐えることができる。以上で述べたよう
に、互いに近付く/又は離れる方向に同軸パイプ
1及び2が移動しようとする明確な力に耐えるク
ランプ部材5及び6の能力は、力F、即ち各角度
β2を減少させようとすることにより、その脚28
のうちで半径方向に最も内側の部分を隣接する側
面25に向わせ、これがまたその同軸パイプ1及
び2の周辺面に歯29が更に深く食い込ませるこ
とになるので、ウエブ33に印加される力を、印
加して増加させることができるネジ15の手段に
よつて更に強められる。ぎざぎざ31は同軸パイ
プ1及び2に食い込むように歯29の能力を高
め、また面取り部分32は各同軸パイプ1及び2
の周辺面に向つてかつこれに歯29を押し付ける
脚28の能力を高める。更に、面取り部分32
は、脚28が各ウエブ33により、かつ/又はハ
ウジング3の隣接する環状部分20,21又は2
2,23により、作用を受けると直に隣接する側
面25に沿つて脚28が滑動するようにさせる。
ハウジング3の内面を同軸パイプ1及び2の周
辺面との間の環状ギヤツプ(第4図の半径Rと半
径RIとの間の差に注意すべきである。)を確立す
ることは、力Fがシエル13,14を直接同軸パ
イプ1及び2と摩擦嵌合に移行することができな
いようにするので、好ましく、かつ有利である
(これは、クランプ部材5及び6の効果を減少さ
せることになり、又はこのようなクランプ部材5
及び6を効果のないものにする)。
同軸パイプ1が同軸パイプ2から軸方向に、か
つ離れる方向に、又はその逆に押されたときの作
用を説明する。このような力により、クランプ部
材5の右側の脚28及びクランプ部材6の左側の
脚28(第1図を参照すべきである)は、直ちに
各環状部分21,22の側面25に沿つて滑動し
ようとし、これらの歯29を各同軸パイプ1及び
2に更に深く食い込ませ、従つて同軸パイプ1及
び2が互いに軸方向に移動しようとするのを阻
止、又は無視可能なものにする。同様にして、同
軸パイプ1が軸方向に同軸パイプ2に向つて移動
しようとするときは、クランプ部材5の左側の脚
28及びクランプ部材6の右側脚28は各環状部
分20,23の側面25に沿つて直ちに滑動しよ
うとするので、これらの歯29はこれらの同軸パ
イプ1及び2を互いに全ての又は多少の軸方向移
動に対して更に深く各同軸パイプ1及び2に食い
込ませる。これは、スリーブ4上の環状リブ26
の有効寿命を長くするのに役立つ。
クランプ部材5及び6の離散的な環状溝17,
19を備えることは、時間的な僅かの損失で最適
な位置にクランプ部材5及び6の挿入、中心決め
及び方向付けに役立つ。環状溝17,19がハウ
ジング3の内面を完全に取り巻いて環状に圧縮す
るものであること、又はこれを構成し得る特性
は、特にそれぞれのクランプ部材5及び6が金属
シートを適当に変形した一体のブランクをなすと
きは、クランプ部材5及び6の挿入、方向付け、
中心付けの容易さ、及び予測可能性に寄与する。
更に、これは、周囲を完全に取り囲む環状溝1
7,19を有するハウジング3を得ると共に、変
形可能なシート金属からなる1体のクランプ部材
5及び6をそれぞれを加工するのが簡単であり、
かつ安価である。クランプ部材5及び6は同時
に、又は1つずつ取り付けることができる。
説明したクランプ部材5及び6の重要な付加的
な効果は、クランプ部材5及び6が角度β2を減少
させ、従つて脚28のうちで半径方向に最も内側
の部分を隣接する側面25へ向わせる明白なスト
レスが加えられても、これらの脚28の面取り部
分32が隣接する環状部分20〜23の材料に食
い込む可能性をほとんどなくすことである。更
に、面取り部分32は脚28により印加された力
の方向の変化を加速させるので、このような力は
各側面25と平行に変更され、歯29を半径方向
かつ各同軸パイプ1及び2の軸に向わせる。先に
述べたハウジング3の軸を基準にした脚28の傾
き(角度β2)の範囲は、特に、脚28の歯29が
互いに接近して又は離れる軸方向の移動に対して
同軸パイプ1及び2を保持するのを確実なものに
する効果があるということが解つた。
同軸パイプ1及び2の端部に継手の取り付けを
完了したときは、ハウジング3の内面が実際に同
軸パイプ1及び2の周辺面に嵌合するように脚2
8の寸法を選択することもができるが、この場合
にハウジング3の内面と同軸パイプ1及び2の周
辺面との間のギヤツプを確立し、かつ保持するこ
とは、先に述べた理由から好ましいものである。
即ち、歯29はあらゆる状況、また予測可能な全
ての状況で、互いに接近して又は相手から離れる
軸方向移動に対して同軸パイプ1及び2を保持す
る効果を十分に残している。
ハウジング3の離散的な溝に各クランプ部材を
十分に取り付けることにより、環状部分20,2
1及び22,23及び側面25が存在しないとき
に、脚が短いシリンダーを形成し、かつ歯29が
その同軸パイプ1及び2にではなく、隣接する側
面25に接近して伸延しているほぼシリンダー体
に各クランプ部材を変換する明確な力Fを印化し
たときでも、歯29は、各同軸パイプ1及び2か
ら外れることはない。側面25は、クランプ部材
5及び6をハウジング3により平坦にすることが
できる範囲内に制限するので、脚28の面取り部
分32はその側面25に接触し、更にハウジング
3がクランプ部材5及び6を平坦にしようとする
と、更に歯29を隣接する同軸パイプ1及び2に
食い込ませるものとなる。面取り部分32が各側
面25に当接するときに発生する力Fの少なくと
も主要部分は、歯29を隣接する同軸パイプ1及
び2に向わせる働きがある。これは、角度β2が比
較的に小さな円弧であること、又はそのようにな
ることに関係なく発生する。
第1図及び第4図の継手は、この発明の精神か
ら逸脱することなく、多数の方法で変更すること
ができる。例えばハウジング3はフランジ11及
び隣接するフランジ12のうちの一つを置換した
1以上のヒンジに備えたものでもよい。このよう
なヒンジ又は複数のヒンジを複数の薄片及び複数
のピストルを備えてもよく、又は単にシエル1
3,14が同軸パイプ1及び2の共軸に対して平
行な軸の周りを相互に角度移動させることができ
る1以上の弾性ストリツプを構成してもよい。
クランプ部材5,6及び弾性のスリーブ4の部
分を都合よく挿入できるようにするために、ハウ
ジング3が開放されているときは、ハウジング3
の精密な特性に関係なく、環状溝17,18及び
19に到達可能である(スリーブ4は、ハウジン
グ3がハウジング3を取り付ける前に、同軸パイ
プ1及び2の端部に滑り込ませ、周囲を完全に取
り囲む環状に構成されてもよい。)。1体のクラン
プ部材5及び6の弾性は、これらを各同軸パイプ
1及び2に滑り込ませることができるように、こ
れらの開口が十分なものでなければならない。各
クランプ部材5及び6が個別的に環状溝17又は
19に挿入可能な2以上のアーチ部分からアツセ
ンブリされているときは、このような状況はもつ
と簡単となる。1体のクランプ部材を使用するこ
とは、これらが低コストで大量生産できるので、
多くの場合に好都合である。
ハウジング3又は同様のハウジングは、1個の
クランプ部材に対して1本の溝17,19を備え
るものでもよい。これは、ハウジング3を1本の
管又は同様の物体に動かないように結合するとす
るとき、又は同軸パイプ1及び2のうちの一本の
みをハウジング3に対する軸方向移動に対して保
持するものとするときは、十分なものである。同
軸パイプ1及び2のうちの一つと、ビルの壁等に
管又は固体の突起とを接続する手段として改良さ
れた継手を使用すること、例えば管を環状のニツ
プルに固定することもできる。ハウジング3の半
分は、継手がニツプルと接続されている管が熱的
に導入された軸方向の伸張又は収縮を補償できる
ように、ニツプルに対して滑動することができ
る。同様にして、ハウジング3は相互にこのよう
な管の軸方向移動ができるように、2つの同軸管
の間で用いることができる。これは、クランプ部
材5及び6のうちの一つを省略することにより達
成することができる。最後に、ハウジング3は離
散的なクランプ部材用に3以上の溝、例えば同軸
パイプ1及び2のそれぞれに2つの溝を備えても
よいので、各管は軸方向移動に対して信頼性をも
つて保持されている。
ハウジング3を用い、管(例えば、同軸パイプ
1)を固定して搭載した突起(例えば、同軸パイ
プ2を置換するニツプル)に軸方向へ移動可能に
結合するときは、ハウジング3は固定して搭載し
た突起を軸方向に移動不可能にする1個のクラン
プ部材(例えば、クランプ部材6の溝19によ
り)用の1本の環状溝を備えることができるが、
例えば熱的に導入された同軸パイプ1の軸方向の
伸張又は収縮に応答して、同軸パイプ1は突起の
軸方向に移動することは可能である。これに代つ
て、このようなハウジングは、互いにハウジング
3及び同軸パイプ1の軸方向移動を阻止するクラ
ンプ部材5の環状溝17のみを備えてもよいが、
熱的に導入された同軸パイプ1の軸方向の伸張又
は収縮に応答して、突起を基準して軸方向に移動
することができる。スリーブ4又は等価的なパツ
キング要素はこのような形式の継手で常に必要と
するものではない。
第5図に示す継手のハウジング3は、環状部分
20から環状部分23まで伸延した周囲をほぼ完
全に取り囲む環状溝17′を備えている。環状溝
17′はハウジング3のシエル13,14上に2
対のフランジ11及び12の領域でのみ中断され
ている。環状溝17′の断面外形はほぼ台形をな
し、環状部分20,23の内部の側面25はハウ
ジング3により比較的に大きな円弧の角度β1をな
す。線15′,16′は環状の握り部材、即ちクラ
ンプ部材5,6のウエブ33をシエル13,14
に固定即ち締付ける手段を示す。このような固定
即ち締付け手段はネジ、スポツト溶接等を含むも
のでもよい。クランプ部材5は2以上のネジ1
5′によりハウジング3に固定することができ、
また継手はクランプ部材6を環状部分23に隣接
するハウジング3に固定する2以上の固定手段1
6′からなるものでもよい。例えば、継手は2以
上の等距離の固定手段15′び16′を備えてもよ
い。
クランプ部材5及び6の左側の脚28の面取り
部分32は、環状部分20,21のクランプ部材
5及び6に直接隣接又は実際に当接し、またクラ
ンプ部材6の右側の脚28の面取り部分32は環
状部分20,23の側面25に直接隣接又は実際
に当接する。クランプ部材5及び6のウエブ33
はハウジング3の内面に当接する。
ハウジング3の直径がボルト7及び8により狭
くされているときは、ハウジング3はウエブ33
に力Fを印加し、かつ力Fを分割して各脚28に
伝送させることにより、脚28の歯29はほぼ半
径方向に各同軸パイプ1及び2の材料に食い込ま
せることになる。次に、クランプ部材5の左側の
脚28及びクランプ部材6の右側の脚28は各側
面25を支持するようにされ、更にこれが対応す
る歯29を隣接する管の材料に食い込むのを促進
させる。更に、シエル13,14が同軸パイプ1
及び2の周辺面により近く移動させられると、環
状部分20及び23の側面25は隣接する脚28
の面取り部分32を保持して更にこのような脚2
8が隣接する管に食い込むのを促進させる。ボル
ト7及び8がハウジング3の直径を狭くするよう
に取り付けられたときは、いま説明した形式の力
をクランプ部材5の左側の脚28及びクランプ部
材6の右側に印加することは、常にこれらの脚2
8の歯29がその管に沿つて滑動できなくするも
のである。角度β2が比較的に小さいとき、即ち側
面25の傾斜が隣接する脚28の傾斜をかなり超
えるときでも、環状部分20及び23に隣接して
いる歯29の滑動は阻止される。第1図〜第4図
の継手に関連して説明したように、比較的小さな
角度β2は、継手が実際に使用状態にあるときに各
管に印加される明確な軸方向のストレス(それが
張力や、圧縮ストレスであつても)をクランプ部
材5及び6が取り除くことが可能な押板又はスラ
スト板と異なる作用をすることができるので、通
常好ましく、かつ有利である。ボルト7及び8を
取り付けている最中に角度β2が増加したときは、
各脚28の歯29が隣接する管に食い込もうとす
る力は増加中であり、これが更にハウジング3の
軸方向へこの脚28が滑動する可能性を低下させ
る。クランプ部材5及び6間の弾性パツキング・
リング即ちスリーブ4の内部環状リブが同軸パイ
プ2に接近して又はその逆に同軸パイプ1をかな
り軸方向にシフトさせるのに応答して消滅させる
ことになるので、滑動に対する明確な抵抗は好ま
しいものである。
第6図は第3の継手部分を示しており、図示の
クランプ部材5の脚28のうちの一つの傾斜(角
度β2)は脚28′の傾斜(角度β)からかなりず
れている。図示の角度β3は約60゜であり、角度β2
は角度β3に等しいか又は約1/2でよい。クランプ
部材5のこのような設計はその体積、重量及びコ
ストを低減させる(脚28′のものは同軸パイプ
1及びハウジング3の軸方向に見た脚28より短
いので、材料の節約となる)。更に、第6図に示
すように、同軸パイプ1が左へ軸方向に移動しよ
うとするときは、角度β3は増加しようとするの
で、脚28′の歯が更に同軸パイプ1の材料に食
い込もうとし、脚28′は他の管から離れる同軸
パイプ1の軸方向に対して脚28′の抵抗を増加
させる。しかし、角度β3は角度β2より必ずしも小
さくなくもよい。
第6図に示す継手の他のクランプ部材はクラン
プ部材5の鏡像であるか、又はそのようなもので
もでもよい。
これらの継手が互いに近付く方向に同軸パイプ
1及び2を移動させようとする明確なストレス、
即ち各ハウジング3の隣接する環状部分20,2
3から離れる方向に第5図及び第6図のクランプ
部材を移動させようとする性質のストレスに耐え
る必要性がないと考えられるときは、第5図及び
第6図に示す各継手の固定手段15′及び16′を
省略してもよい。脚28及び28′がそれぞれの
ハウジングの環状部分に隣接するように、離散的
な溝にクランプ部材のそれぞれを閉じ込めてお
り、第1図のハウジング3に類似しているハウジ
ングにより、第5図又は第6図のハウジング3を
置換したときは、このような継手手段も省略する
ことができる。これに代つて、弾性のスリーブ4
を取り囲むのに用いることができる前述の筒は、
第1図のハウジング3の環状部分21,22を置
換すると共に、第5図及び第6図に示す握り部材
の脚28又は28′に隣接し、かつ内方向に伸延
する環状の端部を備えることができる。従つて、
クランプ部材5及び6のそれぞれは、ハウジング
の2つの完全な環状部分(例えば、第1図の環状
部分20,21及び22,23)により定めら
れ、又はハウジングの環状部分(例えば環状部分
20又は23)と、ハウジング3により取り囲ま
れ、かつ弾性のスリーブ4を取り囲む筒の環状部
分とにより定められた溝に配置させてもよい。
第5図及び第6図に示すハウジング(環状部分
21及び22を除く)の効果は、このようなハウ
ジングを入手可能な変形機械で簡単にして比較的
に安価なシート材から作成することができること
である。
第5図及び第6図の継手も互いに接近して又は
離れる方向に同軸パイプ1及び2を移動させよう
とする明確な軸方向のストレスに耐えることも可
能なことが解つた。これは、そのハウジング3の
環状部分20,23に直接隣接していない脚28
又は28′の歯が隣接する管の材料によく食い込
まなくとも成立する。環状部分20及び23に隣
接する脚28の歯は、常に同軸パイプ1及び2の
材料に食い込むので、互いに近付く/又は離れる
同軸パイプ1及び2の軸方向移動に対して明確な
抵抗を示す。以上で説明したように、むしろ強く
傾斜した脚28′(1つのみを第6図に見ること
ができる。)は、同軸パイプ2から離れる及び/
又はその逆の同軸パイプ1の軸方向の移動に対し
て強い抵抗を示すので、このような継手は、管の
相互的な全ての軸方向移動に信頼性をもつて、か
つ実際的に瞬時に対向することができる。相互に
管の全ての軸方向移動に対向するために、このよ
うなクランプ部材が(第5図に関連して説明し、
かつ15及び16に示すように)各ハウジングに
実際に固定されているときは、第5図及び第6図
の継手におけるクランプ部材の能力が強化され
る。
本発明は、前記構成によつて、対象を互いに引
離そうとすると、対象間(パイプ)の結合部に対
向している握り部材の側壁即ち脚が直ちに立ち上
がるので、その歯をその対象の材料に更に押付
け、対象の終端を互いに押付けるように働き、軸
方向の力に対して強く抵抗する。特に、弾性体の
シーリング・スリーブを備えると共に、管継手が
接続された対象の面の間に係合し、かつ円周方向
に伸延するリブを有するときは、このような軸方
向のスラスト又は圧縮力に適応できるので、その
リブが対象の終端を互いに押付ける過度に大きな
軸方向の圧縮力により損傷を受けることはない。
更に、本発明は、前記構成によつて、管継手と
パイプとの間にシーリグ・スリーブを必要とする
ことなく、静止の対象(建物等の壁)に接続され
た1パイプのみを収容し、握り部材が溝の側面に
より横方向に支持されているので、パイプ材との
係合から離脱する程度の管継手の半径方向圧力下
では、握り部材の側壁が広がらないことを保証す
る。逆に、握り部材の側壁の傾きが比較的に緩い
が、半径方向のクランク力が殆ど全面的に半径方
向へ、即ち握り部材の少なくとも支持された側壁
の歯へ殆ど伝達されるので、接続が軸方向の強い
力に耐えるものとなる。更に、このことは、歯が
パイプの材料に深くかつ容易に食い込ませて、接
続を軸方向の強い力に耐えるものにすることがで
きる。
以上の説明は、これ以上解析しなくとも、この
発明の要点を十分に明らかにするものであり、現
有する知識を適用することにより、他の者も従来
の技術の観点から、当該技術分野に直ちに寄与す
る包括的かつ特殊な態様の本質的な特徴をなす特
徴を失うことなく、種々の応用に容易に適応させ
ることができ、従つてこのような適用は特許請求
の範囲及びその意味内にあると解釈されることを
意図するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一つの形態を備え、ハウジ
ングの一部が握り部材の部分、又は握り部材間の
パツキング・リング又はスリーブを露出するよう
に、破断されているネジなし管継手の斜視図、第
2図は握り部材のうちの一つの部分的な斜視図、
第3図は握り部材のうちの一つに変換しようとし
ているブランクの部分平面図、第4図は第1図の
上部に想像線の円内の詳細を拡大した図、第5図
はハウジング、管、握り部材及び破断されたパツ
キングの部分を有する変形した管継手の斜視図、
第6図は第3図の管継手の部分的な軸方向の断面
図である。 1,2…同軸パイプ、3…ハウジング、5,6
…クランプ部材(握り部材)、9,10…穴、1
1,12…フランジ、15…バイアス装置、18
…環状溝、20,21,22,23…環状部分、
27…アーチ部、28,28′…脚、29…歯、
33…ウエブ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 管及び同様の物体の管継手において、 互いに結合されるべき対象を取り囲むように配
    列された内面、及び前記内面における少なくとも
    一つの環状の溝を有する共に、前記溝を側面に位
    置した2つの環状部分を含み、前記内面に向つて
    分岐し、かつそれ自体の軸と第1の鋭角をなして
    逆方向に傾斜するハウジングと、 一つのウエブ、及びそれ自体の軸方向に互いに
    移動可能に逆方向に傾斜した2つの脚を含む前記
    溝の握り部材とを備え、 前記脚は前記ウエブを側面に配置すると共に、
    前記ハウジングを介して作用する半径方向の力を
    前記ウエブに印加したときに前記溝により取り囲
    まれている対象を貫通するように前記内面の領域
    に歯を有し、 前記脚のうちの少なくとも一方は前記軸により
    前記第1の角度より小さい第2のアーチ状の角度
    を形成し、前記一方の脚の歯は前記ハウジングの
    第1の環状部分に密接又は直接隣接していること
    を特徴とする管継手。 2 特許請求の範囲第1項記載の管継手におい
    て、 前記脚の歯は前記ハウジングの異なる環状部分
    に密接又は直接隣接していることを特徴とする管
    継手。 3 特許請求の範囲第2項記載の管継手におい
    て、 前記内面は各溝が前記内面により取り囲まれて
    いる対象のうちの異なる一つを囲むように、前記
    ハウジングの軸方向の前記第1の溝から離れて配
    置された付加的な環状の溝を有すると共に、前記
    ハウジングは前記付加的な溝を側面に位置する付
    加的な環状部分を有し、更に前記付加的な溝に付
    加的な握り部材を備えていることを特徴とする管
    継手。 4 特許請求の範囲第1項記載の管継手におい
    て、 前記握り部材は相互接続された複数のアーチ状
    の部分を備えていることを特徴とする管継手。 5 特許請求の範囲第1項記載の管継手におい
    て、 前記握り部材は外形がU字形の横断面を有する
    相互接続された複数のアーチ状の部分を備えてい
    ることを特徴とする管継手。 6 特許請求の範囲第5項記載の管継手におい
    て、 前記溝は外形がほぼ台形の横断面を有すること
    を特徴とする管継手。 7 特許請求の範囲第1項記載の管継手におい
    て、 前記握り部材は隣接する複数のアーチ部分を備
    えた一体部材であることを特徴とする管継手。 8 特許請求の範囲第1項記載の管継手におい
    て、 前記握り部材は変形されたシート材からなり、
    隣接する少なくとも2つのアーチ部分を備え、前
    記アーチ部分の脚の歯は前記内面の半径よりやや
    小さい曲率によりアーチを形成すると共に、前記
    握り部材は隣接する前記アーチ部分の脚の間に凹
    所を有することを特徴とする管継手。 9 特許請求の範囲第8項記載の管継手におい
    て、 前記歯の少なくともいくつかは鋸歯状の外形を
    有することを特徴とする管継手。 10 特許請求の範囲第8項記載の管継手におい
    て、 前記凹所の幅はその歯から前記握り部材のウエ
    ブに向う方向に減少することを特徴とする管継
    手。 11 特許請求の範囲第8項記載の管継手におい
    て、 前記隣接するアーチ部分はスタンピングであ
    り、前記隣接するアーチ部分の歯の部分を形成す
    るぎざぎざを有することを特徴とする管継手。 12 特許請求の範囲第11項記載の管継手にお
    いて、 前記ぎざぎざは前記ハウジングの各環状部分か
    ら離れて配置されていることを特徴とする管継
    手。 13 特許請求の範囲第8項記載の管継手におい
    て、 前記一方の脚の歯は前記ハウジングの前記一方
    の環状部分に隣接する丸みのある部分を有するこ
    とを特徴とする管継手。 14 特許請求の範囲第1項記載の管継手におい
    て、 前記脚の傾斜角は20゜と30゜との間にあることを
    特徴とする管継手。 15 特許請求の範囲第14項記載の管継手にお
    いて、 前記傾斜角は約25゜であることを特徴とする管
    継手。 16 特許請求の範囲第1項記載の管継手におい
    て、 前記歯は前記内面から半径方向かつ内方向に突
    起していることを特徴とする管継手。 17 特許請求の範囲第1項記載の管継手におい
    て、更に 半径方向かつ内方向に前記握り部材をバイアス
    する手段を備えていることを特徴とする管継手。 18 特許請求の範囲第17項記載の管継手にお
    いて、 前記ハウジングは前記握り部材のウエブに隣接
    して外方向に開けられた少なくとも一つのタツプ
    付き穴を有し、前記バイアス手段は前記穴に配置
    されたネジ付き部分と、前記ウエブ上のベアリン
    グとを有することを特徴とする管継手。 19 特許請求の範囲第1項記載の管継手におい
    て、更に 前記握り部材に第2の環状握り部材を備えると
    共に、前記第1の握り部材の第1の脚は前記環状
    部分の一方に密接又は直接隣接し、前記第2の握
    り部材の第1の脚は前記環状部分の他方に密接又
    は直接隣接していることを特徴とする管継手。 20 特許請求の範囲第19項記載の管継手にお
    いて、 前記第1の握り部材の他の脚及び前記第2の握
    り部材の他の脚は互いに、かつ前記環状部分から
    離されて配置されていることを特徴とする管継
    手。 21 特許請求の範囲第1項記載の管継手におい
    て、更に 前記ハウジングに前記握り部材を固定する手段
    を備えていることを特徴とする管継手。 22 特許請求の範囲第1項記載の管継手におい
    て、更に 前記脚の他方は前記軸により前記第2の鋭角よ
    り大きな第3の鋭角を形成していることを特徴と
    する管継手。 23 特許請求の範囲第1項記載の管継手におい
    て、更に 前記ハウジングはシート・メタルからなること
    を特徴とする管継手。
JP62192751A 1986-08-02 1987-08-03 管継手 Granted JPS6347590A (ja)

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DE3626289.7 1986-08-02
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JPS6347590A JPS6347590A (ja) 1988-02-29
JPH0356348B2 true JPH0356348B2 (ja) 1991-08-28

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