JP3035173B2 - 回転軸に対する固定機構 - Google Patents

回転軸に対する固定機構

Info

Publication number
JP3035173B2
JP3035173B2 JP6263204A JP26320494A JP3035173B2 JP 3035173 B2 JP3035173 B2 JP 3035173B2 JP 6263204 A JP6263204 A JP 6263204A JP 26320494 A JP26320494 A JP 26320494A JP 3035173 B2 JP3035173 B2 JP 3035173B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating shaft
fixed
fixed piece
outer peripheral
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6263204A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08105411A (ja
Inventor
敬明 土屋
Original Assignee
戸越精機工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 戸越精機工業株式会社 filed Critical 戸越精機工業株式会社
Priority to JP6263204A priority Critical patent/JP3035173B2/ja
Publication of JPH08105411A publication Critical patent/JPH08105411A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3035173B2 publication Critical patent/JP3035173B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D1/00Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements
    • F16D1/06Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end
    • F16D1/08Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end with clamping hub; with hub and longitudinal key
    • F16D1/0876Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end with clamping hub; with hub and longitudinal key with axial keys and no other radial clamping

Landscapes

  • Clamps And Clips (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばバーコードお
よび数字を印刷するナンバーリングを回転軸に対して固
定するための機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、バーコードおよび数字を一連の印
刷工程の中で印字することがあり、この種の工程では、
印刷速度の高速化に合わせて、複数のナンバーリングを
設けている。その場合、ナンバーリングの設置のための
スペースを可及的に少なくするなどのために、一本の軸
の外周に複数のナンバーリングを取り付け、これを回転
させてインクの供給と印字とを連続して行うように構成
している。
【0003】図7はその一例を示す模式図であって、回
転軸1の外周部に5個のナンバーリング2が固定され、
この回転軸1と平行に配置したローラ3との間に印刷物
4を通過させることにより、バーコードおよび数字を印
字している。この種のナンバーリング2は、印刷対象物
の変更に伴う取り外しのみならず、清掃や点検などのた
めに取り外す必要があり、そこで従来では、回転軸1に
対して図8に示すようにして固定していた。
【0004】図8は回転軸1の中心軸線を含む面で切断
した断面図であって、この図では、ナンバーリングの本
体部分は省略してある。回転軸1の軸線方向での両端部
にフランジ部5a,5bが形成されており、ナンバーリ
ングのホルダー6をこれらのフランジ部5a,5bの間
に固定するようになっている。そのホルダー6の内周側
の左右両側部には内周側に向かって広がっているテーパ
状の係合部7a,7bが形成されており、図8の左側の
フランジ部5aには、一方のテーパ状係合部7aを軸線
方向から差し込んで係止させる係止部8aが形成されて
いる。これに対して図8の右側のフランジ部5bの内側
面は、テーパ状係合部7bとは反対方向に傾斜した傾斜
面とされており、このフランジ部5bとテーパ状係合部
7bとの間には、左右両側面をテーパ面とした固定駒9
が配置されている。そしてこの固定駒9は、回転軸1の
胴の部分に半径方向に向けて捩じ込んだ止めネジ10に
よって固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の固定機
構においては、止めネジ10を締め込めば、固定駒9が
テーパ状係合部7bとフランジ部5bとの間に押し込ま
れるから、ホルダー6が軸線方向におよび半径方向に押
されてフランジ部5a,5bの間に固定される。しかし
ながらこれを取り外す場合、固定駒9は回転軸1の半径
方向で外側に抜けるのみであるから、ホルダー6を回転
軸1から取り外すには、止めネジ10を回転軸1から完
全に抜き取って固定駒9を回転軸1から取り外さなけれ
ばならない。
【0006】そのため上記従来の機構では、止めネジ1
0による固定強度を充分確保するためにその螺合長さを
ある程度長くしてあるから、止めネジ10を抜き取るの
に手間が掛かり、しかもその作業を極めて限られたスペ
ース内で行う必要があるために、無理な姿勢での作業を
余儀無くされる不都合があり、さらに取り外した止めネ
ジ10や固定駒9を印刷機械の中に落としてしまうなど
のおそれが多分にあった。
【0007】この発明は、上記の事情を背景としてなさ
れたもので、回転軸に対する着脱作業を迅速かつ容易に
行うことのできる固定機構を提供することを目的とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、回転軸の外周面に、円周方向に分割
された複数の被固定部材を密着させるとともに、それら
の被固定部材の前記回転軸の軸線方向での両端部側に形
成されたテーパ状係合部を介して被固定部材を前記回転
軸に固定する回転軸に対する固定機構であって、前記被
固定部材の幅より広い間隔に設定された一対のフランジ
部が、前記回転軸に形成されるとともに、一方のフラン
ジ部には、他方のフランジ部に向けて開口しかつ円周方
向に連続した凹部が形成され、先端の形状を被固定部材
における一方のテーパ状係合部にほぼ対応する楔形状と
しかつ前記回転軸の外周面に沿って湾曲した円弧状の固
定駒が、前記凹部内に軸線方向へ向けて前後動自在に収
容され、その固定駒の後端部の円周方向における中央部
に、円弧状断面でかつ内周部側から外周部側に向けて先
端部寄りに傾斜した傾斜溝が形成され、この傾斜溝に嵌
合する球体が前記フランジ部の半径方向へ移動自在に保
持されるとともに、この球体を前記回転軸の中心部に向
けて押圧するネジ部材が前記一方のフランジ部にその外
周面側から半径方向に向けて捩じ込まれており、さらに
前記一対のフランジ部のうち他方のフランジ部に、被固
定部材における他方のテーパ状係合部を軸線方向に押し
込んで係止させる係止部が形成されていることを特徴と
するものである。
【0009】またこの発明では、前記凹部の内壁面のう
ち前記傾斜溝と対向する箇所に、その傾斜溝と反対方向
に傾斜しかつ前記球体を摺動させる溝を形成することが
できる。
【0010】
【作用】この発明においても、被固定部材は、その両端
部に形成されたテーパ状係合部を介して回転軸に固定さ
れ、かつ一方のテーパ状係合部は、回転軸に形成された
一方のフランジ部における係止部に係合させられて固定
される。そしてこの発明においては、他方のフランジ部
に設けたネジ部材を、そのフランジ部の半径方向での外
周側から捩じ込めば、球体がこのネジ部材によって固定
駒の傾斜溝に押し付けられ、その結果、固定駒が回転軸
の軸線方向に押圧され、この先端部が被固定部材のテー
パ状係合部に係合し、これを固定する。またネジ部材を
緩めれば、固定駒を軸線方向に押圧する荷重が作用しな
くなって、被固定部材が回転軸から解放される。そして
これらの被固定部材の固定および解放の操作を、回転軸
の半径方向での外周側から半径方向に向けて行うことが
できるので、その操作性が向上する。
【0011】
【実施例】つぎにこの発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1はこの発明の一実施例を示す断面図であっ
て、ここに示す例は、図7に示すナンバーリング用ホル
ダーの固定機構にこの発明を適用した例である。すなわ
ちホルダー6は、従来と同様な構造であって、その内周
側の両側部にはテーパ状の係合部7a,7bが形成され
ている。このホルダー6を固定するための回転軸11
は、5個のホルダー6を外周面に密着させて固定する円
筒状の軸であり、その軸線方向での両端部に、ホルダー
6の幅より広い間隔をもって一対のフランジ部12a,
12bが形成されている。これらのフランジ部12a,
12bのうち図1の左側のフランジ部12aの基端部
(内周部)には、ホルダー6の一方のテーパ状係合部7
aを軸線方向から押し込んで係止するためのテーパ状の
内面を持った係止部13が形成されている。
【0012】これに対して他方のフランジ部12bは、
上記一方のフランジ部12aに向けて開口しかつ円周方
向に連続した凹部14を形成するようにコ字状断面をな
しており、その内部に固定駒15が回転軸11の軸線方
向(図1の左右方向)に前後動するように配置されてい
る。この固定駒15は、円周方向での長さが、各ホルダ
ー6の円周方向の長さとほぼ等しく設定された円弧形状
をなすものであり、したがってこの凹部14の内部に
は、ホルダー6と同数の5個の固定駒15が配置されて
いる。
【0013】この固定駒15は前記一方のフランジ部1
2aにおける係止部13と協働してホルダー6を回転軸
11に固定するためのものであり、その先端部には図2
に拡大して示してあるように、テーパ状係合部7bに対
応して楔形状の係止部16が形成されている。
【0014】この固定駒15を前後動させるための手
段、すなわちホルダー6を回転軸11に対してクランプ
およびアンクランプするための手段について次に説明す
る。図1に示す例では、ホルダー6のクランプおよびア
ンクランプのための操作を回転軸11の半径方向での外
周側から行うよう構成されており、そのために、先ず、
固定駒15の後端部(前記係止部16とは反対側の端
部)の長手方向での中央部(固定駒15が回転軸11に
対応して円弧状に湾曲していることに伴う円周方向での
ほぼ中央部)に傾斜溝17が形成されている。この傾斜
溝17は、図3ないし図5に示すように、円弧状断面を
なすものであって、半径方向での外周側の部分(図では
上面側の部分)が前記係止部16を形成してある先端部
寄りとなるように傾斜している。
【0015】一方、前記凹部14の内壁面のうち傾斜溝
17と対向する箇所(凹部14の奥壁部)には、円形断
面でかつ傾斜溝17とは反対方向に傾斜した傾斜溝18
が形成されている。これらの傾斜溝17,18の傾斜角
度θ1 ,θ2 は、共に、等しくてもよいが、図に示す例
では、固定駒15における傾斜溝17の傾斜角度θ1が
傾斜溝18の傾斜角度θ2 より大きい角度に設定されて
いる。
【0016】さらに前記フランジ部12bのうち前記の
傾斜溝17,18に対応する箇所には、傾斜溝17,1
8の曲率半径以下の半径のネジ孔19が、回転軸11の
半径方向に向けかつ外周面に開口するよう形成されてい
る。そしてこのネジ孔19からは、傾斜溝17,18に
嵌まり込む球体例えば鋼球20が挿入され、かつネジ孔
19には、穴付きボルト21が外周側から捩じ込まれて
いる。したがって鋼球20は、この穴付きボルト21に
よって回転軸11の中心部に向けて押圧され、その結
果、前記各傾斜溝17,18に押し付けられている。
【0017】また図に示す実施例では、固定駒15をア
ンクランプ方向に引き戻す手段が設けられている。図6
はその一例を示す部分断面図であって、前記フランジ部
12bの軸線方向での外側面から前記凹部14の内部に
至る貫通孔22が形成されている。この貫通孔22は、
図6に示すように、フランジ部12bの外側面に開口す
る部分が大径となっており、したがってその内径が変化
する箇所にスプリング23のための受け座22aが形成
されている。一方、固定駒15の後端面には、ネジ孔2
4が形成されている。そしてこのネジ孔24には、固定
駒15を前記凹部14に挿入した状態でフランジ部12
bの外側面側から前記貫通孔22に挿入したボルト25
が捩じ込まれており、このボルト25の頭部と前記受け
座22aとの間に、スプリング23が配置されている。
したがってこのスプリング23がボルト25の頭部を図
6の右方向に弾性的に押圧することにより、このボルト
25を連結してある固定駒15をアンクランプ方向すな
わち図6の右方向に引き戻すよう構成されている。
【0018】なお、前記傾斜溝17,18の傾斜角度θ
1 ,θ2 や鋼球20の径、あるいは固定駒15の軸線方
向での長さ、もしくは厚さなどは、固定駒15がホルダ
ー6側に移動してこれをクランプした状態において鋼球
20が固定駒15の厚さ方向における中央部より上側で
固定駒15に接触する寸法、角度に設定されている。ま
た回転軸11の胴の部分のうち前記フランジ部12b側
の部分、より具体的には固定駒15が突出する箇所に対
応する部分には、半径方向で内側に窪んだ溝26が形成
されている。すなわち鋼球20を介して固定駒15を図
1の左方向に前進させた場合に、固定駒15の先端部が
回転軸11の中心側に向けて若干変位できるようになっ
ている。
【0019】さらにまた図に示す例では、回転軸11の
外周側に5個のホルダー6を固定するよう構成してある
ことに伴い、回転軸11の胴の外周5等分の位置には、
スリット27が形成されるとともに、ホルダー6の中央
部底面には、このスリット27に嵌合するピン28が突
設されており、これらスリット27およびピン28によ
ってホルダー6の円周方向での位置決めをするよう構成
されている。
【0020】つぎに上記の固定機構の作用について説明
する。図1はホルダー6を回転軸11に固定している状
態を示しており、ホルダー6はその底面に突設したピン
28を回転軸11の外周面に形成したスリット27に嵌
合させることにより、円周方向での位置決めがなされ、
かつその一方の係合部7aを一方のフランジ部12aに
おける係止部13に係合させており、また他方の係合部
7bには固定駒15の先端部が係合している。すなわち
固定駒15は、他方のフランジ部12bにおける凹部1
4内に挿入されるとともに、その後端側の傾斜溝17に
対し鋼球20が穴付きボルト21によって半径方向での
外周側から押し付けられている。すなわち鋼球20は、
傾斜溝17,18のそれぞれに嵌まり込んでおり、穴付
きボルト21による半径方向に向けた押し付け力が傾斜
溝17,18によって軸線方向に向けて作用し、その結
果、固定駒15がホルダー6側に押圧されている。その
場合、半径方向に向けた押圧力に対する軸線方向への作
用力は、傾斜溝17,18の傾斜角度θ1 ,θ2 によっ
て決まり、また鋼球20の回転軸の半径方向での移動量
に対する固定駒15のストロークは、これら傾斜溝1
7,18の傾斜角度θ1 ,θ2 によって決まるが、図1
に示す例では、フランジ部12bの内壁面に傾斜溝18
を形成してあるために、鋼球20を穴付きボルト21に
よって図1の下方に押し下げれば、鋼球20が傾斜溝1
8沿って図1の左方向に移動し、その結果、鋼球20の
回転軸11の半径方向での移動量に対する固定駒15の
軸線方向でのストローク量を大きくすることができる。
【0021】ホルダー6が一方の係合部7aと固定駒1
5との間に挟みつけられてほぼ完全に固定された状態で
は、鋼球20は、固定駒15の厚さ方向での中央部より
若干上側で固定駒15に接触しており、また固定駒15
の先端部に形成した係止部16は、図2に拡大して示し
てあるように、テーパ角度がホルダー6の係合部7bに
おけるテーパ角度と若干相違していることにより、上端
部側で係合部7bに接触しており、したがって固定駒1
5による軸線方向への押圧力に起因してホルダー6の係
合部7bでは、下向きのモーメントが作用し、その結
果、ホルダー6を回転軸11の外周面に、より積極的に
密着させて固定させることができる。またこのような作
用は、前記回転軸11の胴の外周面に前記溝26を形成
してあることにより補償される。さらにホルダー6を完
全にクランプした状態においても、鋼球20が前記凹部
14の内周側の面に当接しないから、フランジ部12b
における弾性変形力が鋼球20を固定駒15に押し付け
るように作用し、その結果、固定駒15によるホルダー
6の固定力の緩みを防止することができる。そして上述
した図1に示す構成では、全体として円弧状に湾曲して
いる固定駒15を、鋼球20によって回転軸11の軸線
方向に押圧するように構成してあるから、固定駒15に
対する押圧力の作用位置は、その円弧方向でのほぼ中央
部の点もしくは線になるため、固定駒15の傾き(ある
いはかたぎ)を生じさせることなく、固定駒15を押圧
することができ、その結果、固定駒15の係合部7bに
対する接触を確実にし、ホルダー6の固定力を充分確保
することができる。
【0022】ホルダー6を取り外す場合は、前記穴付き
ボルト21をネジ孔19から抜き取る方向に回転させ
る。このようにすれば、鋼球20を回転軸11の中心方
向に向けて押圧する荷重がなくなるため、固定駒15を
ホルダー6側に押圧する作用がなくなり、ホルダー6の
クランプが外れる。その場合、固定駒15は、その後端
面に捩じ込んであるボルト25を介してスプリング23
の弾性力が図6の右方向に作用するため、固定駒15は
ホルダー6の係合部7bから離れる方向に引き戻され
る。したがって穴付きボルト21をネジ孔19から次第
に抜き取るに従って固定駒15が後退し、その先端部が
充分後退した状態でホルダー6を図1の右方向に若干移
動させてその係合部7aを一方のフランジ部12aにお
ける係止部13から外すことにより、ホルダー6を回転
軸11から外すことができる。
【0023】したがって上述した固定機構によれば、回
転軸11の半径方向に向けて取り付けてある穴付きボル
ト21を捩じ込み、あるいは緩めることにより、固定駒
15が回転軸11の軸線方向に移動してホルダー6をク
ランプし、あるいはアンクランプすることになる。その
ため、ホルダー6あるいはこれに保持させてあるナンバ
ーリング(図示せず)などを、回転軸11の半径方向で
の外周側からの操作によって回転軸11に対して着脱す
ることができ、またその操作は上述した実施例において
は、穴付きボルト21に嵌合する六角棒レンチ29によ
って行うことができ、その場合、六角棒レンチ29が回
転軸11を取り付けてあるシャフト(図示せず)に干渉
するなどのことがないため、迅速かつ容易に六角棒レン
チ29や穴付きボルト21の回転操作を行うことができ
る。換言すれば、上述した実施例における構成であれ
ば、ホルダー6あるいはこれに保持させてあるナンバー
リングなどの着脱操作性が極めて良好になる。
【0024】また上述した実施例では、鋼球20がフラ
ンジ部12bにおける傾斜溝18と固定駒15における
傾斜溝17との両方に跨がって嵌め込まれるため、固定
駒15の円周方向への移動を鋼球20によって規制する
ことができ、したがって鋼球20が固定駒15の押圧手
段であると同時に円周方向での位置規制手段として作用
するため、構造が簡単になると同時に取扱い性が良好と
なる。
【0025】なお、上記の実施例では、球体として鋼球
20を採用したが、この発明における球体は鋼球に限定
されるものではない。またこの球体を押圧する手段とし
て上述した実施例では穴付きボルトを示したが、この発
明において鋼球20を回転軸の半径方向に押圧する手段
は、穴付きボルト21以外のネジ手段であってもよい。
さらに上記の実施例では、ナンバーリング用ホルダーを
固定する場合を例に採って説明したが、この発明は上記
の実施例に限定されるものではないのであって、上記の
ホルダー以外の被固定部材を回転軸の外周面に固定する
場合に適用することができる。またその回転軸は必ずし
も円筒状である必要はないのであり、多角形断面の軸で
あってもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の固定機構
によれば、回転軸の半径方向に向けた押圧力を固定駒に
作用させてその固定駒を軸線方向に移動させることによ
り、被固定部材を一対のフランジ部の間に固定するよう
に構成してあるから、被固定部材のクランプあるいはア
ンクランプのための操作を回転軸の半径方向での外周側
から半径方向に向けて行うことができ、そのためクラン
プ・アンクランプ時に回転軸との干渉がなくなり、その
操作性が良好になる。また固定駒を押圧するための手段
として円弧状断面の傾斜溝およよびこの傾斜溝に嵌合す
る球体を採用したから、固定駒が回転軸の外周面に沿っ
て湾曲しているとしても、固定駒の傾斜あるいはかたぎ
を生じさせることなく、固定駒を軸線方向に平行移動さ
せることができ、そのため、被固定部材のクランプを確
実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す部分的な断面図であ
る。
【図2】固定駒の先端部の形状を拡大して示す部分断面
図である。
【図3】固定駒の一例を示す部分斜視図である。
【図4】固定駒の背面図である。
【図5】傾斜溝の形状を示す説明図である。
【図6】固定駒を復帰移動させるための機構の一例を示
す断面図である。
【図7】回転軸に対するナンバーリングの取り付け状態
を概略的に示す側面図である。
【図8】従来のホルダーの固定機構を示す概略的に部分
断面図である。
【符号の説明】
6 ホルダー 7a,7b テーパ状係合部 11 回転軸 12a,12b フランジ部 13 係止部 14 凹部 15 固定駒 17,18 傾斜溝 20 鋼球 21 穴付きボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16B 2/14 B41K 1/12 F16B 3/00 F16D 1/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸の外周面に、円周方向に分割され
    た複数の被固定部材を密着させるとともに、それらの被
    固定部材の前記回転軸の軸線方向での両端部側に形成さ
    れたテーパ状係合部を介して被固定部材を前記回転軸に
    固定する回転軸に対する固定機構において、 前記被固定部材の幅より広い間隔に設定された一対のフ
    ランジ部が、前記回転軸に形成されるとともに、一方の
    フランジ部には、他方のフランジ部に向けて開口しかつ
    円周方向に連続した凹部が形成され、先端の形状を被固
    定部材における一方のテーパ状係合部にほぼ対応する楔
    形状としかつ前記回転軸の外周面に沿って湾曲した円弧
    状の固定駒が、前記凹部内に軸線方向へ向けて前後動自
    在に収容され、その固定駒の後端部の円周方向における
    中央部に、円弧状断面でかつ内周部側から外周部側に向
    けて先端部寄りに傾斜した傾斜溝が形成され、この傾斜
    溝に嵌合する球体が前記フランジ部の半径方向へ移動自
    在に保持されるとともに、この球体を前記回転軸の中心
    部に向けて押圧するネジ部材が前記一方のフランジ部に
    その外周面側から半径方向に向けて捩じ込まれており、
    さらに前記一対のフランジ部のうち他方のフランジ部
    に、被固定部材における他方のテーパ状係合部を軸線方
    向に押し込んで係止させる係止部が形成されていること
    を特徴とする回転軸に対する固定機構。
  2. 【請求項2】 前記凹部の内壁面のうち前記傾斜溝と対
    向する箇所に、その傾斜溝と反対方向に傾斜しかつ前記
    球体を摺動させる溝が形成されていることを特徴とする
    請求項1に記載の回転軸に対する固定機構。
JP6263204A 1994-10-03 1994-10-03 回転軸に対する固定機構 Expired - Lifetime JP3035173B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6263204A JP3035173B2 (ja) 1994-10-03 1994-10-03 回転軸に対する固定機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6263204A JP3035173B2 (ja) 1994-10-03 1994-10-03 回転軸に対する固定機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08105411A JPH08105411A (ja) 1996-04-23
JP3035173B2 true JP3035173B2 (ja) 2000-04-17

Family

ID=17386232

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6263204A Expired - Lifetime JP3035173B2 (ja) 1994-10-03 1994-10-03 回転軸に対する固定機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3035173B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102597714B1 (ko) 2021-03-05 2023-11-01 최승진 접이식 낚시 받침대

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016194863A1 (ja) * 2015-06-03 2016-12-08 株式会社コスメック クランプ装置のクランプアームの着脱装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102597714B1 (ko) 2021-03-05 2023-11-01 최승진 접이식 낚시 받침대

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08105411A (ja) 1996-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100259551B1 (ko) 파지력이 증가된 잠금기구를 구비한 공구유니트 클램핑장치
JP5374775B2 (ja) クイックリリース式顎部材並びに一体型軸受チャック
EP0474773B1 (en) An arrangement for locking a shaft to a machine member
CA2034427C (en) Flexible printing plate attachment system
JPH068084A (ja) 複数部分の解除可能な連結のための装置
AU2006202259A1 (en) A clamping structure for a handled tool
JPS6192307A (ja) ダイクランプ
US7396196B2 (en) Cutting machining tool
US4879936A (en) Circular saw blade having removable teeth
JP3035173B2 (ja) 回転軸に対する固定機構
US5988961A (en) Machine tool with pivoting release lever
KR100478307B1 (ko) 공구착탈장치
JPH0567829U (ja) 回動軸部のクランプ装置
JP2010105121A (ja) コレットホルダ
CN112388342B (zh) 防松夹紧的夹头结构
JP3692161B2 (ja) チャック
US6032569A (en) Locking device for securing a piston to a piston rod
EP1772219B1 (en) A shock-resistant drill chuck of hand tightening type
JP3155888B2 (ja) スパナ
JPH09271854A (ja) 電動式拡管工具
US8225714B2 (en) Mounting of numbering devices onto numbering cylinders
JPS6312885Y2 (ja)
JPH0661302U (ja) 圧延ロール固定装置
JP3007591B2 (ja) チャックにおけるトップジョウの着脱方法
JPH01306106A (ja) チャックにおけるトップジョウの組み換え構造