JP3661227B2 - 軸に組込まれる部材の固定構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、軸に組込まれる部材の固定構造に関し、特にボールやころなどの転がり軸受のインナレースを軸の外周面に固定する場合に、固定スペースが小さくて済み、高速回転による遠心力が加わっても固定状態を維持できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
通常の機械部分においては、円柱状や円筒状の軸の外周や内周に部材を組み込んで軸方向に固定したり、位置決めしなければならない場合も多い。
【0003】
例えば、軸を回転可能に支持するため転がり軸受を用いる場合には、転がり軸受のインナレースを軸の外周に組み込んでその軸方向の移動を規制するよう固定する必要がある。
【0004】
このような転がり軸受のインナレースの固定方法としては、軸の外周に形成した環状の突起にインナレースの一端面を当るとともに、インナレースの他端面の外側に位置する軸の外周に雄ねじを形成し、この雄ねじにロックナットをねじこんでインナレースの他端面を押さえて固定することが行われている。
【0005】
また、ロックナットに代え、止め輪(retaining rings )を用い、インナレースの他端面の外側に位置する軸の外周に溝を形成し、この溝に止め輪を押し拡げて装着し、その側面でインナレースの他端面を押さえて固定することが行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、ロックナットを用いる場合には、軸方向や径方向にロックナットを回転するための工具を装着したり、操作して締付けるためのスペース的な余裕が必要となるという問題がある。
【0007】
また、止め輪を用いて固定する場合には、軸が高速回転すると止め輪に大きな遠心力が作用して拡張してしまうという問題がある。
【0008】
このため、例えば航空機エンジン(ガスタービンやジェットエンジン)のギヤボックスから外部に動力を取り出して補機を駆動するための補機駆動軸の中間部を支持する転がり軸受の場合には、ケースとの間のスペースが非常に小さく、しかも高速回転することから、上記のロックナットや止め輪のいずれの使用もできない。
【0009】
この発明はかかる従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、わずかなスペースで装着することができ、高速回転によっても外れることがなく、構造および着脱が簡単な軸に組込まれる部材の固定構造を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するためこの発明の請求項1記載の軸に組込まれる部材の固定構造は、軸に組込まれる部材の内周面に凹溝を形成するとともに、この部材の端面および外周面から前記凹溝に連通して外側から止め輪を押さえることができる止め輪押え溝を当該部材の円周方向に複数形成する一方、前記部材が組み込まれる軸の外周に止め輪が装着されるとともに、装着された止め輪を押さえて収納し得る止め輪用溝を形成し、この止め輪用溝に内周部が位置するとともに外周部が前記部材の凹溝に位置して互いを固定する止め輪を備えてなることを特徴とするものである。
【0011】
また、この発明の請求項2記載の軸に組込まれる部材の固定構造は、前記請求項1記載の前記軸が回転軸であるとともに、前記軸に組込まれる部材を転がり軸受のインナレースとしたことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】
この請求項1記載の軸に組込まれる部材の固定構造によれば、軸に組込まれる部材の内周面に凹溝を形成するとともに、この凹溝に端面および外周面から連通する止め輪押え溝を円周方向に複数形成し、この部材の凹溝と対向する軸には、止め輪用溝を形成してその深さを止め輪を押さえて収納できるようにしており、軸の止め輪用溝に止め輪を装着した状態で、部材を押し込んで止め輪が凹溝に入るようにして互いを固定するようにするとともに、止め輪押え溝を利用して止め輪を押さえることで止め輪を止め輪用溝内に押し込んで部材を取り外すことができるようにしている。
【0013】
これにより、軸外周への部材の組み込みであっても内周側に止め輪を装着して固定でき、しかもわずかなスペースで止め輪の着脱ができ、止め輪の外周を部材の凹溝で押さえて遠心力による拡がりを防止して固定状態の維持ができるようにしている。
【0014】
また、請求項2記載の軸に組込まれる部材の固定構造によれば、軸を回転軸とするとともに、部材を転がり軸受のインナレースとしており、インナレースをわずかなスペースしかない軸の外周に固定することができ、高速回転する場合の止め輪の拡がりも防止できるようになる。
【0015】
【実施例】
以下、この発明の一実施例を図面に基づき詳細に説明する。
図1および図2はこの発明の軸に組込まれる部材の固定構造の一実施例にかかり、図1は縦断面図およびインナレースの固定状態の正面図、図2はこの発明の適用対象の一例の補機駆動軸の縦断面図である。
【0016】
この軸に組込まれる部材の固定構造(以下、単に固定構造とする。)10では、軸に組込まれる部材である転がり軸受11のインナレース12の一端部の内周に環状の凹溝13が形成されるとともに、インナレース12の一端面14および外周面から凹溝13に連通する止め輪押え溝15が円周方向等間隔に複数形成され、インナレース12の一端面に複数の切欠きが形成された状態になっている。そして、インナレース12の凹溝13が形成された部分の外径が僅かに小径に形成してある。
【0017】
一方、この転がり軸受11のインナレース12が取付けられる軸16には、組み込まれるインナレース12の他端面を当てて位置決めする環状の突起部17が形成され、インナレース12の高さよりわずかに低く形成してある。
【0018】
そして、軸16の突起部17にインナレース12の他端面を当てた状態でインナレース12の凹溝13と対向する軸16の外周に止め輪用溝18が環状に形成され、その深さが止め輪19を押し込んだときに外周面が突き出すことのない状態で収納できるように設定してある。
【0019】
また、この止め輪用溝18への止め輪19の装着を容易とするため軸16の止め輪用溝18の外側部分がなだらかな曲面にR加工が施してあり、この曲面に沿って止め輪19を押し拡げながら止め輪用溝18に装着できるようにしてある。
【0020】
このようなインナレース12の凹溝13と軸16の止め輪用溝18との間に装着される止め輪19は、横断面が略矩形のC形止め輪が用いられ、その幅が軸16の止め輪用溝18の幅とほぼ同一とされて嵌合されるように設定され、外周の一端側の角部が僅かに円弧状にR加工が施してある。
【0021】
このように構成した固定構造10は、例えば図2に示す航空機エンジン(ガスタービンやジェットエンジン)20の補機駆動軸21の中間部を支持する軸受22のインナレース23の固定に用いられる。
【0022】
この補機駆動軸21は、その一端部に航空機エンジン20内の図示しないギヤボックの傘歯車と噛み合う傘歯車24のスプライン25に連結されるスプライン26が形成されて駆動力が伝達され、他端部に補機に駆動力を伝達するためのスプライン27が形成されて航空機エンジン20の半径方向に突き出して配置されており、補機駆動軸21はその外周とわずかな隙間をあけて軸方向に分割されたケース28で覆われている。
【0023】
次に、この固定構造10による転がり軸受のインナレースの固定方法を図3に示す工程図により説明する。
【0024】
(a) 軸16の一端側から止め輪19を入れ、軸16の止め輪用溝18の外側部分のなだらかな曲面に沿って止め輪19を押し拡げながら止め輪用溝18に装着する。
【0025】
(b) 止め輪用溝18に装着した止め輪19の他端側の外周の幅の半分程度にバンド31を巻き付けて押えることで止め輪19全体を止め輪用溝18内に収納した状態にする。
【0026】
(c) 円筒状のインナレース押込治具32の先端内周にインナレース12を装着し、軸16の一端から挿入して行く。
【0027】
(d) インナレース押込治具32をさらに挿入して、バンド31で押さえられた止め輪19の半分まで被せるようにしたのち、バンド31を取り外す。
【0028】
(e) さらに、インナレース押込治具32を挿入してインナレース12が軸16の突起部17に当たるまで押し込む。
【0029】
すると、インナレース12の内周で押さえられていた止め輪19がその弾性力で拡がってインナレース12の凹溝13に嵌まった状態になり、インナレース12が軸16に固定される。
【0030】
この後、インナレース押込治具32を引き抜き、他の転がり軸受11の部品(ころおよびアウタレース等)を装着して全ての取付作業が完了する(図1(a) 参照)。
【0031】
次に、この固定構造10による転がり軸受のインナレースの取外方法を図4に示す工程図により説明する。
【0032】
(a) このインナレース12の取り外しには取外治具33が用いられる。
【0033】
この取外治具33は、図4(a)に示すように、インナレース12の一端に形成した止め輪押え溝15に対応した押え部34が円周上複数箇所に形成された円筒状であり、押え部34の内面が外側ほど内径が大きい円すい面とされて押え部34の基端内径では止め輪19を止め輪用溝18に収納できる大きさになっている。そして、取外治具33の円筒部の外径がインナレース12の外径と同一にしてある。
【0034】
転がり軸受11の取り外しに当たっては、転がり軸受11のインナレース12以外の部品(ころやアウタレース等)を取り外した後、取外治具33を軸16の一端から挿入して押え部34をインナレース12の止め輪押え溝15にいれるように押し込む。
【0035】
すると、取外治具33の押え部34の内側の円すい面で止め輪19が止め輪用溝19内に押し込まれて外周が止め輪用溝18の外側と同一平面をなす状態になり、インナレース12の止め輪19による固定状態が解放される。
【0036】
(b) この取外治具33を押し込んだ状態のまま引抜き治具35を軸16の一端から挿入して取外治具33及びインナレース12の外周を覆うように配置するとともに、先端部の爪36をインナレース12の他端面の外側に配置し、締め具37で締付けることで引抜き治具35の爪36をインナレース12の他端面に係止する。
【0037】
(c) この状態で引抜き治具35を引き抜くようにし、インナレース12および取外治具33を取り外す。
【0038】
(d) こうしてインナレース12が取り外されて止め輪19だけが軸16に残された状態なることから、止め輪19を押し拡げて軸16の止め輪用溝18から外して取り出すことで、転がり軸受11の取り外しが完了する。
【0039】
以上のように、この固定構造10によれば、インナレース12の内周の凹溝13と軸16の外周の止め輪用溝18との間に止め輪19を入れてインナレース12を固定するようにしており、わずかな軸方向および径方向のスペースでインナレース12を軸16に固定することができ、しかも止め輪19の外周がインナレース12の凹溝13で押えられるので、軸16が高速回転して大きな遠心力が作用する場合に止め輪19が拡がることがなく、安定した状態でインナレース12を固定することができる。
【0040】
また、この固定構造10では、インナレース12に凹溝13および止め輪押え溝15を形成するとともに、軸6に止め輪用溝18を形成するだけで良く、簡単な構造であり、加工や製作が容易である。
【0041】
さらに、固定や取外しのためバンド31、インナレース押込治具32、引抜き治具35および締め具36を用いるが、いずれも小型な簡単なものであり、安価に製作することができる。
【0042】
また、止め輪19としてC型止め輪を用いるようにしていることから、周囲の一部から押付力を加えても均等に押し縮めることが出来ず、開口部分が外側に開くように変形するが、この固定構造10では、取外治具33の押え部34を円周複数箇所に形成して止め輪19の周囲から均等に押えることができるので、開口部が開くように変形せず、取り外しを簡単に行うことができる。
【0043】
したがって、航空機エンジン20の補機駆動軸21の中間部の軸受22のインナレース23の固定に用いることで、スペースの問題や高速回転による遠心力の問題を解消して強固に固定することができる。
【0044】
なお、上記実施例では、高速回転する軸に取付ける転がり軸受のインナレースの固定に適用する場合で説明したが、これに限らず、軸とその外周に取付けられる部材の固定に利用することができ、軸が回転する場合に限らず固定状態や往復移動など他の動きの場合にも同様に適用できるものである。
【0045】
【発明の効果】
以上、一実施例とともに具体的に説明したようにこの発明の請求項1記載の軸に組込まれる部材の固定構造によれば、軸に組込まれる部材の内周面に凹溝を形成するとともに、この凹溝に端面および外周面から連通する止め輪押え溝を円周方向に複数形成し、この部材の凹溝と対向する軸には、止め輪用溝を形成してその深さを止め輪を押さえて収納できるようにしたので、軸の止め輪用溝に止め輪を装着した状態で、部材を押し込んで止め輪が凹溝に入るようにして互いを固定することができ、止め輪押え溝を利用して止め輪を押さえて止め輪用溝内に押し込むことで、簡単に部材を軸から取り外すことができる。
【0046】
これにより、軸外周への部材の組み込みであっても内周側に止め輪を装着して固定でき、しかも軸方向および径方向のわずかなスペースで止め輪の着脱ができ、止め輪の外周を部材の凹溝で押さえて遠心力による拡がりを防止して固定状態の維持ができる。
【0047】
また、この発明の請求項2記載の軸に組込まれる部材の固定構造によれば、軸を回転軸とするとともに、部材を転がり軸受のインナレースとしたので、インナレースをわずかなスペースしかない軸の外周に固定することができ、高速回転する場合の止め輪の拡がりも防止でき、航空機エンジンの補機駆動軸の中間部の軸受のインナレースの固定に用いることができ、スペースの問題と遠心力の問題の両方を解消して強固に固定することができる。
【0048】
さらに、これら発明は、いずれも構造が簡単であり、必要な治具も簡単に製作することができ、安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の軸に組込まれる部材の固定構造の一実施例にかかる縦断面図およびインナレースの固定状態の正面図である。
【図2】この発明の軸に組込まれる部材の固定構造の一実施例にかかる適用対象の一例の補機駆動軸の縦断面図である。
【図3】この発明の軸に組込まれる部材の固定構造の一実施例にかかる転がり軸受のインナレースの固定方法の工程図である。
【図4】この発明の軸に組込まれる部材の固定構造の一実施例にかかる転がり軸受のインナレースの取外し方法の工程図である。
【符号の説明】
10 軸に組込まれる部材の固定構造
11 転がり軸受
12 インナレース
13 凹溝
14 一端面
15 止め輪押え溝
16 軸
17 突起部
18 止め輪用溝
19 止め輪
20 航空機エンジン
21 補機駆動軸
22 軸受
23 インナレース
28 ケース
31 バンド
32 インナレース押込治具
33 取外治具
34 押え部
35 引抜き治具
36 爪
37 締め具

Claims (2)

  1. 軸に組込まれる部材の内周面に凹溝を形成するとともに、この部材の端面および外周面から前記凹溝に連通して外側から止め輪を押さえることができる止め輪押え溝を当該部材の円周方向に複数形成する一方、前記部材が組み込まれる軸の外周に止め輪が装着されるとともに、装着された止め輪を押さえて収納し得る止め輪用溝を形成し、この止め輪用溝に内周部が位置するとともに外周部が前記部材の凹溝に位置して互いを固定する止め輪を備えてなることを特徴とする軸に組込まれる部材の固定構造。
  2. 前記軸が回転軸であるとともに、前記軸に組込まれる部材が転がり軸受のインナレースであることを特徴とする請求項1記載の軸に組込まれる部材の固定構造。
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