JP2544882B2 - 浴室の壁パネル取付け構造 - Google Patents

浴室の壁パネル取付け構造

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JP2544882B2
JP2544882B2 JP5127486A JP12748693A JP2544882B2 JP 2544882 B2 JP2544882 B2 JP 2544882B2 JP 5127486 A JP5127486 A JP 5127486A JP 12748693 A JP12748693 A JP 12748693A JP 2544882 B2 JP2544882 B2 JP 2544882B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴室の壁パネル取付け
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】デザインの多様化、高機能化、スピィー
ディーな現場施工が可能なために近年は集合住宅だけで
なく、一戸建て住宅でも浴室やシャワールームやサウナ
ルーム等の設備ユニットYを用いることが主流となって
きている。設備ユニットYは図40乃至図42に示され
るように床ハーフ部Y1 、壁パネル部Y2 、天井部Y3
に別れており、施工現場にてボルトや連結金物にて各部
材を組み立てるようになっている。そして、壁パネル部
2 を構成する隣合う壁パネル1同士の連結は図43乃
至図45に示されるように連結部材60を用いて相互に
連結されるようになっている。図43に示されるものに
あっては、隣合うように配置された壁パネル1の縦枠1
0aを隣合うように配置し、上部より連結部材60とし
てのジョイントピース61を押し棒によって縦枠10a
間に挿入するようにして縦枠10a同士が連結されて隣
合う壁パネル1同士が相互に連結されるようになってい
る。また、図44に示されるものにあっては、壁パネル
1の裏側から連結部材60としての連結ボルト62によ
って隣合う壁パネル1の縦枠10a同士を連結すること
で壁パネル1同士が相互に連結固定されるようになって
いる。ここで、図44(b)に示されるようにコーナー
部で隣合う壁パネル1同士は断面L字状のL形金具63
を用いて連結ボルト62にて略直交するように連結され
ている。また、図45に示されるものにあっては、各壁
パネル1の縦枠10aの外面側にそれぞれ別途に連結部
材60としての固定金具64を取付け、この固定金具6
4同士を種々の連結金具にて壁パネル1の裏側から相互
に連結することで各壁パネル1同士が相互に連結される
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
各従来例にあっては、いずれのものにおいても、壁パネ
ル1の裏側からの固定によって縦枠10a同士を連結部
材60によって連結して壁パネル1同士を相互に連結固
定するというものであるため、建物躯体3としての壁下
地3aと壁パネル1との間に連結部材60を配置するた
めの配置スペースや連結作業を行うための作業用スペー
スが必要となり、この配置スペースや作業用スペースに
よって建物に設けられた浴室スペースS内に設置するこ
とができる設備ユニットYが小さくなってしまうという
問題があった。つまり、各従来例においては、壁パネル
1を壁下地3aに近接するようにして設置することがで
きず、浴室スペースSをフルに利用して設備ユニットY
を設置することができないものとなっていた。
【0004】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、浴室スペースをフルに活用して設備ユニット
を設置することができる浴室の壁パネル取付け構造を提
供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、建物内に形成された浴室スペースS内
に平面視で方形状に複数の壁パネル1を配設し、建物躯
体3としての壁下地3aに沿って配される隣合う一方の
壁パネル1の端部より連結突起24を一体に突設し、
連結突起24を前方が幅狭となった略台形状の本体24
aと、本体24aの背面部に設けた本体24aの背部よ
りも幅狭の突条24bと、本体24aの背面部の両側を
斜めに切除して設けた傾斜ガイド部24eとで構成し、
隣合う他方の壁パネル1の端部に設けた中空の角筒にて
形成された縦枠10aの側端面に長手方向に沿って角筒
の内部に形成された係合凹所14と連通する係合溝13
を形成すると共に係合溝13に係合溝13よりも幅広と
なった連結用開口部15を設け、連結用開口部15に連
結突起24を挿合し、上記連結突起24の本体24aの
背部の両側部分を連結用開口部15の上方の係合溝13
の両縁に係合するとともに突条24bを係合溝13の両
縁間に嵌め込んで隣合う壁パネル1を相互に連結固定し
たものである。
【0006】
【作用】しかして、隣合う壁パネル1は他方の壁パネル
1の端部に設けられた連結用開口部15を一方の壁パネ
ル1の端部に設けられた連結突起24に挿合すると共
に、連結突起24を連結用開口部15の開口縁に係合す
ることで相互に連結固定されるものであり、壁下地3a
と壁パネル1との間に作業用スペースが無くても室内側
から各壁パネル1の連結作業を行うことができる。そし
て、連結突起24を前方が幅狭となった略台形状の本体
24aと、本体24aの背面部に設けた本体24aの背
部よりも幅狭の突条24bと、本体24aの背面部の両
側を斜めに切除して設けた傾斜ガイド部24eとで構成
し、隣合う他方の壁パネル1の端部に設けた中空の角筒
にて形成された縦枠10aの側端面に長手方向に沿って
角筒の内部に形成された係合凹所14と連通する係合溝
13を形成すると共に係合溝13に係合溝13よりも幅
広となった連結用開口部15を設け、連結用開口部15
に連結突起24を挿合し、上記連結突起24の本体24
aの背部の両側部分を連結用開口部15の上方の係合溝
13の両縁に係合するとともに突条24bを係合溝13
の両縁間に嵌め込んで隣合う壁パネル1を相互に連結固
定することで、壁パネル1の骨組みとなる係合溝13を
有する縦枠10a(つまり断面コ字状をした縦枠10
a)を利用して簡単に係合溝13に連通する連結用開口
部15を形成できて、この縦枠10aに設けた連結用開
口部15及び係合溝13を有効利用して、連結用開口部
15への連結突起24の挿合及び連結突起24の連結用
開口部15の上方の係合溝13の両縁への係合が簡単に
行えるものであり、しかも、この場合、連結突起24の
本体24aが前方が幅狭となった略台形状をしているの
で、連結用開口部15への連結突起24の挿合が簡単に
行え、また、連結突起24の本体24aを連結用開口部
15に挿合した状態で他方の壁パネル1を降ろすことで
傾斜ガイド部24eがガイドとなって連結用開口部15
の上の開口縁(つまり連結用開口部15の上に連続する
係合溝13の両縁)に本体24aの背部の両側部分が係
止されて両壁パネル1が連結されると共に両壁パネル1
間に多少の隙間があっても、傾斜ガイド部24eによっ
て連結される方の壁パネル1を引き寄せるようにして相
互に連結されることになり、簡単且つ確実に壁パネル1
同士 が連結されるものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図示された実施例に基づいて
詳述する。浴室は床ハーフ部Y1 、壁パネル部Y2 、天
井部Y3 に分割された設備ユニットYにて形成されてお
り、施工現場にて各部材Y1 ,Y2 ,Y3 をボルトや連
結金物にて相互に連結することで建物内に形成された浴
室スペースS内に設置されるようになっている。
【0008】床ハーフ部Y1 を構成する床ハーフ21は
一端側に浴槽部5が形成され、他端側に洗い場部6が形
成されており、周縁には図13に示されるように断面L
字状の載置部7が形成されている。8は上方に向けて一
体に延出された立ち上げ片である。天井部Y3 を構成す
る天井パネル9は図35に示されるように枠材9aの下
面側に表面板9bを添設して主体が構成されている。
【0009】壁パネル部Y2 を構成する壁パネル1とし
ては数種のものがあり、平面視で方形状となるように隣
合うように浴室スペースS内に設置されるようになって
いる。これらの壁パネル1としては図1において図中矢
印aにて示される部分に設置されるものと、図1におい
て図中矢印bにて示される部分に設置されるものと、図
1において図中矢印cにて示される部分に設置されるも
のと、図1において図中矢印dにて示される部分に設置
されるものと、図1において図中矢印eにて示される部
分に設置されるものとがある。
【0010】図1において図中矢印a,b,cに示され
る部分に設置される壁パネル1は、図38に示されるよ
うに縦枠10aと横枠10bとでロ字状に形成される外
枠10の一側面がわに表面板11を添設して主体が構成
されている。12は相対向する縦枠10a間に架設され
た補強横枠である。縦枠10aは中空の角筒にて形成さ
れ、一方の縦枠10aの側端面には縦枠10aの長手方
向に沿って係合溝13が設けられており、係合溝13は
角筒の内部に形成された係合凹所14に連通している。
係合溝13には図27に示されるように一定間隔毎に係
合溝13よりも幅広となった連結用開口部15が設けら
れている。係合溝13が設けられていない他方の縦枠1
0aからは図8または図9に示されるように外側方に向
けて複数個の連結突起24が一体に突設されており、こ
の連結突起24を隣合う壁パネル1の縦枠10aに設け
られた連結用開口部15に係合することで各壁パネル1
が相互に連結されるようになっている。ここで、直線状
に隣合う壁パネル1同士を連結するための連結突起24
は壁パネル1の縦枠10aに対して図8に示されるよう
に取付けられるものであり、コーナー部で略直交するよ
うに配置される壁パネル1同士を連結するための連結突
起24は壁パネル1の縦枠10aに対して図9に示され
るように取付けられるものである。また、係合溝13が
設けられていない他方の縦枠10aからは側方に向けて
固定片16aが突設されており、この固定片16aによ
って壁パネル1を建物躯体3としての壁下地3aに連結
固定することができるようになっている。図中3bは壁
下地3aが間仕切り壁によって形成されている場合を示
している。
【0011】また、図1において図中矢印dに示される
部分に設置される壁パネル1は一対の縦枠10aの一側
面がわに表面板18を添設して縦方向に細長く形成され
ており、一方の縦枠10aには上記した壁パネル1と同
じく長手方向に沿って係合溝13が形成され、この係合
溝13には一定間隔毎に連結用開口部15が設けられて
いる。
【0012】また、図1において図中矢印eに示される
部分に設置される壁パネル1は一対の縦枠10aの一側
面がわに表面板18を添設して横方向に細長く形成され
ており、各縦枠10aからは外側方に向けて一体に複数
個の連結突起24が突設されている。これらの各壁パネ
ル1は建物躯体3としての壁下地3aに沿って配置され
ると共に下端を床ハーフ21の周縁部に載置するように
して設置されるものであり、直線状に隣合う壁パネル1
同士は図8に示されるように取付けられた連結突起24
にて連結され、コーナー部で略直交するように隣合う壁
パネル1同士は図9に示されるように取付けられた連結
突起24によって連結されるようになっている。ここ
で、図1において図中矢印dに示される部分に設置され
る壁パネル1にあっては、浴室に出入りするための出入
口用開口部22を形成するための開口部の上部側に設置
される壁パネル1であるために両端の縦枠10aより突
設された連結突起24を隣合う壁パネル1の縦枠10a
に設けられた連結用開口部15に係合するようにして下
端を床ハーフ21の周縁部に載置することなく隣合う壁
パネル1間に設置されている。また、直線状に隣合う各
壁パネル1は上部に配置される断面L字状の連結金具5
0にて相互に連結されるようになっている。この連結金
具50は横片51の上面より各壁パネル1の上端に固着
具52を打入することによって各壁パネル1に取付けら
れている。
【0013】直線状に隣合う壁パネル1同士は図3に示
されるように一方の壁パネル1の縦枠10aより突設さ
れた連結突起24を他方の縦枠10aに設けられた連結
用開口部15に挿入係止することで各縦枠10a同士を
相互に相対向するように当接させた状態で直線状に隣合
うように連結されている。また、コーナー部で略直交す
るように隣合う壁パネル1同士は図4に示されるように
一方の壁パネル1の縦枠10aより壁パネル1と略直交
するように突設された連結片100に設けられた連結突
起24を他方の縦枠10aに設けられた連結用開口部1
5に挿入係止することで略直交して隣合うように連結固
定されている。
【0014】縦枠10aより突設される連結突起24
は、図6、図7に示されるような断面略台形状のジョイ
ントピース24′にて主体が構成されている。ポリアセ
タール樹脂等によって形成されるジョイントピース2
4′は断面略台形状に形成された本体24aの背面部に
長手方向に沿って突条24bを突設し、本体24aの中
央部に前面から背面にわたって貫通する貫通孔24cを
穿設して主体が構成されている。貫通孔24cの表面側
開口縁には貫通孔24cよりも大径のねじ頭収納部24
dが形成されており、ねじ具25にてジョイントピース
24′を連結部材23に取付ける場合にねじ具25の頭
をねじ頭収納部24d内に配置することでねじ具25の
頭がジョイントピース24′の外面より突出しないよう
になっている。本体24aの下部背面側は斜め下方に向
けて切除された状態となっており、本体24aの下部背
面側には傾斜ガイド部24eが形成されている。
【0015】図8には縦枠10aの側端面にジョイント
ピース24′を取付けて隣合う壁パネル1同士を直線状
に連結固定するためのストレートジョイント2aを形成
したものが示されており、図9には縦枠10aの側端面
より突設された連結片100にジョイントピース24′
を取付けて隣合う壁パネル1同士を略直交するように連
結固定するためのコーナージョイント4aを形成したも
のが示されている。
【0016】ジョイントピース24′が取付けられる縦
枠10aの側端面及び連結片100の外面には長手方向
に沿って一対の突条29が突設されており、取付けられ
るジョイントピース24′は背面側の突条24bを突条
29間に嵌合して貫通孔24cを介して連結部材23ま
たは連結片28にねじ具25を打入することで縦枠10
aの側端面または縦枠10aより突設された連結片10
0に取付けられている。
【0017】直線状に隣合う壁パネル1は図1、図3に
示されるようにストレートジョイント2aを用いて連結
され、コーナー部で略直交するように隣合う壁パネル1
は図1、図4に示されるようにコーナージョイント4a
を用いて連結されている。つまり、ストレートジョイン
ト2aまたはコーナージョイント4aにて連結される壁
パネル1はストレートジョイント2aまたはコーナージ
ョイント4aより突設されたジョイントピース24′を
隣合う壁パネル1の縦枠10aに設けられた連結用開口
部15の上開口縁に係合することで相互に連結されるよ
うになっている。ここで、直線状に隣合う壁パネル1は
壁下地3aに連結固定されて高い取付け強度で設置され
るようになっているものであるが、コーナー部で隣合う
ように連結される壁パネル1同士は壁下地3aに連結さ
れないようになっており、これによって略直交するよう
に配置される壁パネル1同士の配置角度に誤差があった
としても、壁パネル1は壁下地3aに連結されるように
なっていないために壁パネル1同士の配置角度の誤差を
コーナージョイント4aにて吸収することができるよう
になっている。
【0018】また、ストレートジョイント2aを形成す
るにあたり、縦枠10aに連結突起24を取付ける場
合、図10に示されるようにジョイントピース24′に
設けられたコ字状の固定片200を縦枠10a内に挿入
し、この固定片200をネジ具や接着剤にて縦枠10a
に固定することでジョイントピース24′を縦枠10a
に取付けるようにしてあってもよい。また、コーナージ
ョイント4aを形成する縦枠10aとしては図11に示
されるように断面L字状のものを用いるようにしてあっ
てもよい。
【0019】直線状に隣合う壁パネル1は、連結部位に
おいて一方の壁パネル1が建物躯体3としての壁下地3
aに連結固定されており、壁パネル1の荷重の大部分が
建物躯体3にて受けられるようになっている。壁下地3
aに連結固定される壁パネル1としては図1において図
中矢印bの位置に配置される壁パネル1であり、つま
り、ジョイントピース24′が取付けられた壁パネル1
である。この壁パネル1の縦枠10aは上記した固定片
16aが一体に突設されており、固定片16aを固着具
31によって壁下地3aに連結して壁パネル1が建物躯
体3に連結固定されるようになっている。ここで、固着
具31にて固定片16aが連結固定されることとなる壁
下地3aには補強合板32が取付けられており、固定片
16aは固着具31によって補強合板32に連結固定さ
れている。
【0020】浴室内に出入りするための出入口用開口部
22を形成するのに用いられる図1において図中矢印e
の位置に配置される壁パネル1は両側の縦枠10aより
突設された連結突起24を隣合う壁パネル1の縦枠10
aに設けられた連結用開口部15に連結するようにして
取付けられている。ここで、上記壁パネル1の両側に位
置する図1中矢印c及び矢印dにて示される壁パネル1
も建物躯体3としての壁下地3aに連結固定されるもの
であるが、縦枠10aより外側方に向けて固定片16a
が突設されていると扉を取付けるための開口枠を取付け
る場合に固定片16aが邪魔になるために、この場合に
は図5、図19に示されるように縦片33aと横片33
bとで断面L字状に形成されるL形支持金具33によっ
て壁パネル1が壁下地3aに連結固定されており、開口
部内に固定片16aが突出したりすることなく壁パネル
1が壁下地3aに連結固定されている。
【0021】しかして、設備ユニットYにて浴室を形成
するにあたっては、先ず、図12に示されるような床ハ
ーフ21の端縁部に対応する長さ寸法の床ハーフ受け桟
17を建物躯体3としての壁下地3aに取着し、図13
に示されるように床ハーフ21の周縁に設けられた載置
部7を床ハーフ受け桟17上に載設するようにして床ハ
ーフ21を設置する。次いで、図14に示されるように
載置部7の立ち上げ片8に下端を当接するようにして図
15のように壁下地3aの適所に補強合板32を接着剤
及び固着具によって取付ける。次いで、図16に示され
るように断面略コ字状の壁パネル下部固定金具34を図
17のように載置部7の上面に取付けビス35によって
連結固定する。次いで、壁パネル1を壁下地3aに固定
するためのL形支持金具33にて図19、図20に示さ
れるように壁下地3aとしての間仕切り壁3bに取付け
る。そして、図21中〜の順に反時計廻りにサイド
パネルから順次壁パネル1を組み立てるものである。こ
こで、直線状に隣合うように配置される壁パネル1の連
結は先ず、図25に示されるように固定片16aを補強
合板32に連結して一方の壁パネル1を壁下地3aに連
結固定し、図26に示されるように壁パネル1より突設
されたジョイントピース24′が連結用開口部15内に
挿合されるように隣合う壁パネル1を図中実線矢印にて
示されるように側方に移動させ、連結用開口部15内に
ジョイントピース24′を位置させた状態で図中破線矢
印にて示されるように壁パネル1を下方に移動させてジ
ョイントピース24′を連結用開口部15の上開口縁
(つまり連結用開口部15の上方に連通する係合溝13
の両縁)に係合させることで壁パネル1が直線状に連結
固定されるものである。ここで、図10に示すように、
突条24bが係合溝13の両縁間に嵌め込まれる。
た、コーナー部で略直交するように隣合う壁パネル1は
壁パネル1の下部を図22に示されるように壁パネル下
部固定金具34に係止するようにして配置し、ジョイン
トピース24′を連結用開口部15内に挿合するように
して図28中実線矢印にて示されるように他方の壁パネ
ル1を側方に移動させ、次いで図28中破線矢印にて示
されるように壁パネル1を下方に移動させてジョイント
ピース24′を連結用開口部15の上開口縁に係合する
ことで略直交するように隣合う壁パネル1同士が相互に
連結される。ここで、ジョイントピース24′には傾斜
ガイド部24eが形成されているので、相互に連結され
ることとなる壁パネル1間に多少の隙間があったとして
も傾斜ガイド部24eによって連結される方の壁パネル
1を引き寄せるようにして隣合う壁パネル1同士が相互
に連結されるようになっている。建物躯体3としての壁
下地3aの建ち(垂直度合い)精度により、壁パネル1
と壁下地3aとの間の隙間寸法にバラツキがある場合に
は補強合板32の厚み寸法を変えたり、スペーサを入れ
たりして建ち精度を正確に調整するものである。次い
で、直線状に隣合う各壁パネル1は、上部に取付けられ
る連結金具50によって相互に連結固定される。
【0022】いずれかの壁パネル1に設けられる窓用開
口部38は壁下地3aに設けられた開口部38aの周縁
に図31に示されるようにプラスチックアジャスタ39
を取付け、図29、図30に示されるようにプラスチッ
クアジャスタ39に外枠10または表面板11の裏面を
当接するようにして窓用開口部38が形成される。40
は窓枠である。
【0023】そして、扉を取付けるための出入口用開口
部22を形成する図1中矢印eの部分に設置される壁パ
ネル1は図32に示されるように両側に位置する壁パネ
ル1の端部より突設されたジョイントピース24′を隣
合う壁パネル1の連結用開口部15に係止することで取
付けられるものである。そして、この壁パネル1は下部
が支持されていないために図33に示されるように連結
金具50によって上部が壁下地3aとしての間仕切り壁
3bに連結固定される。次いで、各壁パネル1の上端に
端縁を載置するようにして天井パネル9が設置されるも
のであり、各壁パネル1の上端に図35のように水密テ
ープ42を設け、この水密テープ42に表面板9bを密
接させるようにして防水性を確保した状態で固着具43
によって相互に連結固定されるものである。また、図3
6に示されるように隣合う天井パネル9間には防水性を
確保するために防水テープ44が設けられる。そして、
必要に応じて図37に示されるように天井パネル9には
点検用開口または乾燥機取付け用の開口枠45等が取付
けられる。
【0024】
【発明の効果】本発明は上述のように、建物内に形成さ
れた浴室スペース内に平面視で方形状に複数の壁パネル
を配設し、建物躯体としての壁下地に沿って配される隣
合う一方の壁パネルの端部より連結突起を一体に突設
し、連結突起を前方が幅狭となった略台形状の本体と、
本体の背面部に設けた本体の背部よりも幅狭の突条と、
本体の背面部の両側を斜めに切除して設けた傾斜ガイド
部とで構成し、隣合う他方の壁パネルの端部に設けた中
空の角筒にて形成された縦枠の側端面に長手方向に沿っ
て角筒の内部に形成された係合凹所と連通する係合溝を
形成すると共に係合溝に係合溝よりも幅広となった連結
用開口部を設け、連結用開口部に連結突起を挿合し、上
記連結突起の本体の背部の両側部分を連結用開口部の上
方の係合溝の両縁に係合するとともに突条を係合溝の両
縁間に嵌め込んで隣合う壁パネルを相互に連結固定する
ことで、壁パネルの骨組みとなる係合溝を有する縦枠
(つまり略断面コ字状をした縦枠)を利用して簡単に係
合溝に連通する連結用開口部を形成できて、この縦枠に
設けた連結用開口部及び係合溝を有効利用して、連結用
開口部への連結突起の挿合及び連結突起の連結用開口部
の上方の係合溝の両縁への係合が簡単に行えるものであ
り、しかも、この場合、連結突起の本体が前方が幅狭と
なった略台形状をしているので、連結用開口部への連結
突起の挿合が簡単に行え、また、連結突起の本体を連結
用開口部に挿合した状態で他方の壁パネルを降ろすこと
で傾斜ガイド部がガイドとなって連結用開口部の上の開
口縁(つまり連結用開口部の上に連続する係合溝の両
縁)に本体の背部の両側部分が係止されて両壁パネルが
連結されると共に両壁パネル間に多少の隙間があって
も、傾斜ガイド部によって連結される方の壁パネルを引
き寄せるようにして相互に連結されることになり、簡単
且つ確実に壁パネル同士が連結されるものである。上記
のように、連結突起の本体を縦枠に設けた連結用開口部
に挿合する作業、その後における他方の壁パネルの下方
への移動による本体の係合溝の両縁への係合という簡単
な作業が壁パネルの表面側からの作業によりできるもの
であり、この結果、壁下地と壁パネルとの間のスペース
がほとんど無い場合であっても壁パネルの組み立て作業
の能率が低下するようなことなく壁パネルを壁下地に近
接させて設置することができ、浴室スペースをフルに利
用して設備ユニットを設置することができるものであ
る。また、分解時には連結用開口部への連結突起の係合
を外すようにいずれかの壁パネルを少し持ち上げるだけ
で各壁パネル同士の連結を外して壁パネルを分解するこ
とができるものであり、メンテナンス性が高いものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す上方から見た分解斜視
図である。
【図2】壁パネルの配置状態を示す概略図である。
【図3】直線状に隣合う壁パネルの取付け状態を示すも
のであり、図2におけるイ部の部分拡大図である。
【図4】略直交するように隣合う壁パネルの取付け状態
を示すものであり、図2におけるロ部の部分拡大図であ
る。
【図5】図2におけるハ部の部分拡大図である。
【図6】ジョイントピースを示すものであり、(a)は
平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は
右側面図、(e)は下面図である。
【図7】ジョイントピースの斜視図である。
【図8】ジョイントピースの取付状態の一実施例を示す
一部省略した斜視図である。
【図9】ジョイントピースの他の取付状態を示す一部省
略した斜視図である。
【図10】ジョイントピースのさらに他の取付状態を示
す断面図である。
【図11】ジョイントピースのさらに他の取付状態を示
す断面図である。
【図12】床ハーフ受桟による床ハーフの支持位置を説
明する説明図である。
【図13】床ハーフ受桟への床ハーフの取付け状態を示
す一部破断した斜視図である。
【図14】補強合板の取付け状態を示す一部破断した斜
視図である。
【図15】補強合板の取付け状態を示す平面図である。
【図16】壁パネル下部固定金具の取付け状態を示す一
部破断した斜視図である。
【図17】壁パネル下部固定金具の取付け状態を示す平
面図である。
【図18】L形支持金具の設置状態を示す平面図であ
る。
【図19】壁下地へのL形支持金具の設置状態を示す断
面図である。
【図20】同上の全体断面図である。
【図21】壁パネルの取付け手順を示す上方から見た斜
視図である。
【図22】壁パネル下部固定金具への壁パネルの取付け
状態を示す部分断面図である。
【図23】L形支持金具の設置状態を示す平面図であ
る。
【図24】壁パネルの取付手順を示す上方から見た部分
斜視図である。
【図25】壁下地への壁パネルの取付け状態を示す断面
図である。
【図26】直線状に連結される壁パネルの連結手順を説
明する説明図である。
【図27】壁パネルの端部に設けられる連結用開口部を
示す一部省略した斜視図である。
【図28】略直交するように連結される壁パネルの連結
手順を説明する説明図である。
【図29】窓用開口部の納まりを示す縦断面図である。
【図30】窓用開口部の納まりを示す横断面図である。
【図31】プラスチックアジャスターの配置状態を示す
一部省略した正面図である。
【図32】扉が配置される開口部を形成する壁パネルの
取付け位置を示す分解斜視図である。
【図33】連結金具の取付け状態を示す断面図である。
【図34】天井パネルの設置状態を示す斜視図である。
【図35】天井パネルの設置状態を示す部分断面図であ
る。
【図36】隣合う天井パネル間に設けられる水密材の配
置状態を示す斜視図である。
【図37】天井パネルの納まりを示す斜視図である。
【図38】壁パネルの納まりを示す断面図である。
【図39】出入口用開口部を形成する壁パネルの設置状
態を示す断面図である。
【図40】従来例を示すものであり、(a)(b)
(c)は各構成材を示す斜視図である。
【図41】同上の縦断面図である。
【図42】同上の横断面図である。
【図43】従来例における壁パネル同士の接続状態を示
す分解斜視図である。
【図44】他の従来例を示すものであり、(a)は直線
状に隣合う壁パネル同士の接続状態を示す平面図、
(b)は略直交するように隣合う壁パネル同士の接続状
態を示す平面図である。
【図45】さらに他の従来例における壁パネル同士の接
続状態を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
S 浴室スペース 1 壁パネル 15 連結用開口部 24 連結突起

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物内に形成された浴室スペース内に平
    面視で方形状に複数の壁パネルを配設し、建物躯体とし
    ての壁下地に沿って配される隣合う一方の壁パネルの端
    部より連結突起を一体に突設し、該連結突起を前方が幅
    狭となった略台形状の本体と、本体の背面部に設けた本
    体の背部よりも幅狭の突条と、本体の背面部の両側を斜
    めに切除して設けた傾斜ガイド部とで構成し、隣合う他
    方の壁パネルの端部に設けた中空の角筒にて形成された
    縦枠の側端面に長手方向に沿って角筒の内部に形成され
    た係合凹所と連通する係合溝を形成すると共に係合溝に
    係合溝よりも幅広となった連結用開口部を設け、連結用
    開口部に連結突起の本体を挿合し、上記連結突起の本体
    の背部の両側部分を連結用開口部の上方の係合溝の両縁
    に係合するとともに突条を係合溝の両縁間に嵌め込んで
    隣合う壁パネルを相互に連結固定して成ることを特徴と
    する浴室の壁パネル取付け構造。
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