JP2544433Y2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JP2544433Y2
JP2544433Y2 JP1992051747U JP5174792U JP2544433Y2 JP 2544433 Y2 JP2544433 Y2 JP 2544433Y2 JP 1992051747 U JP1992051747 U JP 1992051747U JP 5174792 U JP5174792 U JP 5174792U JP 2544433 Y2 JP2544433 Y2 JP 2544433Y2
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JP
Japan
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reflector
tube
tank
heat exchanger
connecting portion
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JP1992051747U
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JPH066976U (ja
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敏雄 椿田
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Bosch Corp
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Bosch Corp
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  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、主に車両用空調装置
に用いられ、チューブ内にリフレクタを有する熱交換器
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の熱交換においては、例え
ば実開平1−123092号公報及び実開平2−145
86号公報において開示されているように、チューブの
熱交換媒体通路内を流れる熱交換媒体に乱流を発生せし
めて熱交換率を高めるために、該チューブの一方の開口
部から他方の開口部にかけて蛇行成形されたリフレクタ
を配するようにしたものが周知である。
【0003】このリフレクタは、チューブの一方の開口
部側が連結されて形成された連結部により、チューブの
開口端に保持されるもので、チューブ内においては支持
されない構造となっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述の構成の
熱交換器においては、チューブ内にリフレクタを配する
と、リフレクタによって発生する熱交換媒体の乱流によ
り、リフレクタ自体が振動し、チューブの内壁に接触し
て打音を発生させるために、騒音の原因となっていた。
また、リフレクタがチューブの内壁に接触することによ
って、チューブとリフレクタの接触部分が損傷するとい
う不具合も発生していた。
【0005】そこで、この考案は、リフレクタの振動を
防止し、騒音の低減を図った熱交換器を提供することに
ある。
【0006】しかして、この考案は、タンクと、該タン
クと連通する複数のチューブとによって構成され、前記
複数のチューブ内にリフレクタを配した熱交換器におい
て、前記リフレクタの一端をタンク内に突出させ、この
一端同志を連結した連結部と、前記チューブとタンク間
に介在の弾性部材からなるガスケットに一体でタンク内
形成された保持手段とを備え前記連結部を前記リフ
レクタの保持手段に固定したことにある。
【0007】
【作用】したがって、この考案においては、多数のチュ
ーブからタンク側に突出する突出端同志を連結する連結
部が、前記チューブとタンク間に介在の弾性部材から成
るガスケットに一体でタンク内に形成の保持手段に固定
されることによって、熱交換媒体の乱流によるリフレク
タとチューブの接触による騒音及びリフレクタの振動と
チューブの共鳴による騒音を、弾性部材の防振効果と保
持手段の保持力により防止でき、上記課題が達成できる
ものである。
【0008】
【実施例】以下、この考案の実施例について図面により
説明する。図1乃至図2において示される熱交換器1
は、例えば車両用空調装置に使用されるもので、上部タ
ンク2と、この上部タンク2に対向する位置に配される
下部タンク3と、前記上部タンク2と下部タンク3を連
通する複数のチューブ4と、このチューブ4に所定間隔
をなして垂直に複数配されるフィン5とによって少なく
とも構成されるものである。
【0009】前記上部タンク2は、上面に熱交換媒体
(温水等)が流入する流入口6及び熱交換媒体が流出す
る流出口7が設けられ、内部には前記流入口6と連通す
る流入空間8と、前記流出口7と連通する流出空間9が
画成されている。
【0010】また、上部タンク2の下面には、前記チュ
ーブ4(4a,4b)の一端が挿入される複数のチュー
ブ挿入孔11が開口し、このチューブ挿入孔11及び前
記チューブ6間のシールを行うための上部ガスケット1
2,13が配設されるものである。尚、チューブ4a
は、上部タンク2の流入空間8と下記する下部タンク3
の折返し空間14を連通するチューブを示し、チューブ
4bは前記折返し空間14と流出空間9を連通するチュ
ーブを示すものである。
【0011】上部ガスケット12,13は、例えば図3
で示すように、チューブ挿入孔11に周設され、内部に
チューブ嵌挿孔31を有するシール部32と、前記チュ
ーブ挿入孔31間の所定位置に一体に形成されたリフレ
クタ保持部20と、これらを一体に連設し前記流入空間
8及び流出空間9の下部をシールする連設部33を、弾
性部材、例えば合成ゴム等によって一体に成形したもの
である。
【0012】前記リフレクタ保持部20は、この実施例
においては、上部タンク2内に配され、略台形をした形
状をしており、上面に下記するリフレクタ17の連結部
18が嵌挿される嵌挿溝22を有するものである。
【0013】下部タンク3は、内部に熱交換媒体の折返
し空間14が画成され、この下部タンク3の上面には、
前記チューブ4(4a,4b)の他端が挿入される複数
のチューブ挿入孔15が開口し、このチューブ挿入孔1
5及び前記チューブ6間のシールを行うための下部ガス
ケット16が配設されるものである。
【0014】前記チューブ6内には、チューブ6を流れ
る熱交換媒体に乱流を発生させるためのリフレクタ17
が挿入されている。このリフレクタ17は、チューブ6
内を蛇行するように曲折されて形成されたもので、流入
空間8側の各々のリフレクタ17の上端、流出空間9側
の各々のリフレクタ17の上端は、連結部18によって
それぞれ連結され、この各々の連結部18は、前記ガス
ケット12,13に一体に成形されたリフレクタ保持部
20の嵌挿溝22に嵌挿され保持されるものである。
【0015】以上の構成の熱交換器1には、熱交換媒体
として例えば走行用エンジンの冷却水(温水)が供給さ
れ、この熱交換器1を通過する空気を加熱するもので、
具体的には、流入口6から上部タンク2の流入空間8に
流入した温水は、この流入空間8からチューブ4aに流
れ込み、下部タンク3の折返し空間14においてUター
ンして、チューブ4bを上昇し、上部タンク2の流出空
間9から流出口7を介して走行用エンジン側に回帰する
ように流れるものである。この温水の流れにおいて、温
水がチューブ4(4a,4b)を通過する時に、温水の
持つ熱がチューブ4に伝導され、さらにこの熱がフィン
5に伝導されるためにフィン5は加熱され、フィン5間
を通過する空気に熱が伝達されるものである。
【0016】またチューブ4を通過する温水は、リフレ
クタ17の乱流作用により撹拌され、チューブ4の内周
面付近の熱を奪われて低温になった温水とチューブの中
央付近を流れる高温のままの温水が均一化されるため
に、チューブへの熱伝導を効率化でき、熱交換率を上昇
させることができるものである。
【0017】この時、温水の乱流により発生するリフレ
クタ17の振動は、弾性部材からなるガスケット12,
13と一体に成形された前記リフレクタ保持部20にリ
フレクタ17の連結部18が保持されるために、リフレ
クタ17とチューブ4との接触による打音を防止できる
と共に、弾性部材の防振効果によりリフレクタ17の振
動をリフレクタ保持部20で吸収できるために、リフレ
クタ17とチューブ4との共鳴による騒音も防止できる
ものである。
【0018】図4においては、リフレクタ保持部20の
別の形状を示す。このリフレクタ保持部20は、側壁か
ら嵌挿溝22にかけて漸次高さが低くなるように傾斜す
る構造をしており、これによって、前記連結部18の嵌
挿を容易すると共に、連結部18の脱落を防止できるも
のである。
【0019】図5において示されるリフレクタ保持部2
0は、リフレクタ保持部20の上面に擂鉢状の嵌挿孔2
3を形成し、さらにこの嵌挿孔23の先端に保持孔24
を形成したもので、このリフレクタ保持部20には、連
結部18に突出して形成した保持突起19が挿入されて
保持されるものである。この構成においては、連結部1
8に保持突起19を形成する必要があるが、連結部18
の保持力は増加するものである。
【0020】また、図6において示すように、前記連結
部18の保持突起19の先端部分19aをくさび状に形
成して前記保持孔24から抜け難くするようにしてもよ
いものである。
【0021】以上の実施例によるリフレクタ保持部20
によって、リフレクタ17の上端は、連結部18によっ
て保持され、熱交換媒体の乱流によるリフレクタ17と
チューブの接触による打音及びリフレクタ17の振動に
よる騒音を防止できるものであるが、図7に示すよう
に、下部ケース3の下方内面に擂鉢状の下端保持孔41
を形成し、この下端保持孔41にリフレクタ17の下端
を挿入して保持することによって、さらにリフレクタ1
7の振動を防止することができるものである。
【0022】また、以上説明した実施例においては、チ
ューブが上部タンクと下部タンクを連通する構造の熱交
換器において本考案の具体例を説明したが、上部タンク
に画成された流入空間と吐出空間をU字型に形成された
チューブによって連通する構造をした熱交換器において
も、リフレクタをU字型チューブに挿入される形状に変
更することによって本考案を具体化でき、同様の効果を
あげることができるものである。
【0023】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、リフレクタのタンク側へ突出する一端を連結する連
結部を、弾性部材からなるガスケットと一体でタンク内
に形成した保持手段で保持することにより、リフレクタ
とチューブの接触による打音を防止でき、また保持手段
が弾性部材により成形されることからリフレクタの振動
を吸収できるために、打音及び振動による騒音を防止で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例に係る熱交換器の正面断面図
である。
【図2】この考案の実施例に係る熱交換器の側面断面図
である。
【図3】この考案の実施例に係るガスケットのリフレク
タ保持部を有する部分を示した一部斜視図である。
【図4】この考案の別の実施例に係るガスケットのリフ
レクタ保持部を有する部分を示した一部斜視図である。
【図5】この考案の別の実施例に係るリフレクタ保持部
と連結部の構造を示した部分断面図である。
【図6】図5で示す実施例に係るリフレクタ保持部と連
結部の別の構造を示した部分断面図である。
【図7】この考案の実施例に係る別の下部タンクの構造
を示した部分断面図である。
【符号の説明】
1 熱交換器 2 上部タンク 3 下部タンク 4 チューブ 5 フィン 17 リフレクタ 18 連結部 20 リフレクタ保持部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンクと、該タンクと連通する複数のチ
    ューブとによって構成され、前記複数のチューブ内にリ
    フレクタを配した熱交換器において、 前記リフレクタの一端をタンク内に突出させ、この一端
    同志を連結した連結部と、 前記チューブとタンク間に介在の弾性部材からなるガス
    ケットに一体でタンク内に形成された保持手段とを備
    前記連結部を 前記リフレクタの保持手段に固定したこと
    を特徴とする熱交換器。
JP1992051747U 1992-06-30 1992-06-30 熱交換器 Expired - Lifetime JP2544433Y2 (ja)

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JPH066976U JPH066976U (ja) 1994-01-28
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KR101400833B1 (ko) * 2012-12-26 2014-05-29 주식회사 경동나비엔 핀-튜브 방식의 열교환기
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