JP4157714B2 - エンジンの熱交換器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンの熱交換器に関し、より詳しくは、シリンダヘッドおよび排気マニホールドを冷却する水冷式冷却機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンの熱交換器において、冷却水を清水ポンプから吐出し、サーモスタットを介して、排気マニホールドに供給し、排気マニホールド内を通る排気ガスを冷却する技術は、公知となっている。従来、清水ポンプおよびサーモスタットは、排気マニホールドの排気ガス出口と反対側に配置しており、冷却水は、排気マニホールド内を、排気ガス通路出口と反対側である排気ガス低温側から、排気ガス通路出口である高温側に流れるようになっている。
【0003】
また、清水ポンプから吐出される冷却水が、シリンダヘッド内部を流れ、排気マニホールドに供給される場合、シリンダヘッドと排気マニホールドとの接続は、ゴムホース等の連結部材を使用していた。連結部材として配管を使用する場合は、フランジ、パッキンを介してボルトで締結し、シリンダヘッドと排気マニホールドとに配管を装着していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のエンジンの熱交換器において、冷却水温度は、排気マニホールド内を流れる間に上昇するため、排気ガス通路出口近傍に到達する時には、温度が上昇しており、冷却効率が落ちた状態でもっとも温度の高い部分を冷やすことになり、効率が悪いという不具合があった。また、サーモスタットを出た冷却水を排気マニホールドの排気ガス通路出口側から流すには、ゴムホース、鋼管による配管が必要となり、部品点数増加、配管スペース確保の問題があった。
【0005】
また、清水ポンプから吐出される冷却水が、シリンダヘッド内部を流れ、配管を介して排気マニホールドに供給される場合は、排気マニホールドの熱膨張によりシリンダヘッドの冷却水出口と排気マニホールドの冷却水入口の位置関係が変化すると、パッキンのずれや、フランジ面の口開きにより水漏れを起こすという不具合があった。配管の替わりにゴムホースを使用すれば、シリンダヘッドにおける冷却水出口と排気マニホールドにおける冷却水入口の位置関係の変化を吸収するのに有効であるが、複雑な形状にできず、また、シリンダヘッドの冷却水出口と排気マニホールドの冷却水入口との位置が近すぎるときは、使用できない等の問題があった。そこで、本発明では、冷却部材の耐久性を向上させ、また、効率よく排気ガスを冷却できるエンジンの熱交換器を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0007】
請求項1においては、冷却水によりシリンダヘッド(5)および排気マニホールド(6)を冷却するエンジン(1)に配設されるエンジンの熱交換器において、該シリンダヘッド(5)の冷却水排出口(56)を、該排気マニホールド(6)の排気経路(61)の出口付近のシリンダヘッド(5)に開口し、該排気マニホールド(6)側の冷却水吸入口(66)をも、該排気経路(61)の出口近傍の排気マニホールド(6)に開口し、該シリンダヘッド(5)の冷却水排出口(56)と、該排気マニホールド(6)の冷却水吸入口(66)との間に連結パイプ(9)を介設して冷却水経路とし、該連結パイプ(9)は平面視L字状のパイプにより構成し、一端をシリンダヘッド(5)の冷却水排出口(56)に、他端を前記排気マニホールド(6)の冷却水吸入口(66)に接続し、前記シリンダヘッド(5)の冷却水排出口(56)は、該排気マニホールド(6)の熱膨張方向である長手方向と同じ方向に穿設し、該冷却水排出口(56)のボス部(56a)の長さ(A)は、該排気マニホールド(6)が熱により膨張する長さよりも長く構成し、排気マニホールド(6)の熱膨張と引っ張られて、該連結パイプ(9)が移動しても外れない長さとし、該ボス部(56a)に嵌入する連結パイプ(9)には、Oリング(10)を嵌装してシールし、該連結パイプ(9)はシリンダヘッド(5)に対して、排気マニホールド(6)の長手方向へ摺動可能に構成したものである。
【0008】
請求項2においては、請求項1記載のエンジンの熱交換器において、前記排気マニホールド(6)の下部に清水クーラ(8)を配設し、該排気マニホールド(6)と清水クーラ(8)の間を、該排気マニホールド(6)の下部に長手方向に突設した仕切壁(69)で仕切り、該清水クーラ(8)の冷却エレメント(81)を、仕切壁(69)の下部の空間に挿入し、該冷却エレメント(81)の内部には、別の冷却水を流通させ、該仕切壁(69)の一端には、前記排気マニホールド(6)の冷却水経路(65)からの冷却水吸入口(83)を開口し、該清水クーラ(8)の仕切壁(69)の下部の他端部には、冷却水排出口(82)を開口したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を説明する。
【0010】
図1は本発明の熱交換器を有するエンジンの概略図、図2はシリンダヘッドの概略断面図、図3はシリンダへッドおよび排気マニホールドの排気ガス経路を示す断面図、図4はシリンダへッドおよび排気マニホールドの冷却水経路を示す断面図、図5は連結パイプを示す断面図、図6は排気マニホールドおよび清水クーラを示す断面図、図7は従来の排気マニホールドおよび清水クーラを示す断面図である。
【0011】
本発明のエンジンの熱交換器は、冷却水によりシリンダヘッドおよび排気マニホールド内の排気ガスを冷却するものである。まず、本発明の熱交換器を有するエンジン1の概略構成ついて説明する。図1に示すように、エンジン1のシリンダブロック2の上方にはシリンダヘッド5が取り付けられ、該シリンダヘッド5はシリンダヘッドカバーで覆われている。該シリンダヘッド5側方に、排気マニホールド6及び清水クーラ8が取り付けられている。図2に示すように、シリンダヘッド5上部には、吸気ポート54、排気ポート51、燃料噴射ノズル7の取付孔7a等が配設されており、エアクリーナから供給される外気が、吸気ポート54からシリンダヘッド5に吸入されている。そして、シリンダヘッド内部の排気ガスは、排気ポート51から排出し、排気通路52を通って、シリンダヘッド5側方に配設している排気マニホールド6に排出している。
【0012】
次に、シリンダヘッド5及び排気マニホールド6の排気経路について、図3を用いて説明する。シリンダヘッド5内には各気筒に排気ポート51・51が形成されており、該排気ポート51・51よりシリンダヘッド5の一側に配置している排気マニホールド6に向けて、気筒毎に排気通路52が形成されている。そして、シリンダヘッド5の一側端に排気通路52・・・の排気口53・・・をそれぞれ形成して、排気通路52・・・がシリンダヘッド5外部と通じるようにしている。
【0013】
一方、排気マニホールド6には、内部に排気経路61が形成されると共に、シリンダヘッド5側の端面に、気筒毎に排気吸入口63が形成されている。そして、排気吸入口63・・・はそれぞれ、シリンダヘッド5の排気口53・・・と同一の形状に形成され、シリンダヘッド5の排気通路52・・・と連結している。このような構成で、図3の矢印に示すように、各排気ポート51・・・から排出された排気ガスは、排気通路52・・・、排気吸入口63・・・を通って、排気経路61に集められ、外部に排出されている。
【0014】
次に、シリンダヘッド5及び排気マニホールド6の冷却水経路について、図4を用いて説明する。前記シリンダヘッド5に、冷却水吸入口が形成されており、冷却水ポンプより冷却水が供給されている。シリンダヘッド5内部には、冷却水通路55が形成されており、該冷却水通路は、前記ウォータージャケット50で囲まれ、冷却水が排気通路52・・・等に漏れないようにしている。そして、シリンダヘッド5の一側端に冷却水通路55の出口孔である冷却水排出口56を形成して、冷却水通路55がシリンダヘッド5外部と通じるようにしている。
【0015】
一方、排気マニホールド6内部に、冷却水経路65を配設する。該冷却水経路65は、排気経路61の周囲に形成されており、排気マニホールド6の一側に冷却水吸入口66を、他側に冷却水排出口67を形成している。該冷却水吸入口66は、排気経路61出口近傍の、シリンダヘッド5側の端面に配設されている。シリンダヘッド5の冷却水排出口56と、排気マニホールド6の冷却水吸入口66との間に、配管としての連結パイプ9を介設し、シリンダヘッド5と排気マニホールド6との冷却水経路を連結している。
【0016】
このような構成で、図4の矢印の示すように、冷却水ポンプから供給された冷却水は、シリンダヘッドの冷却水通路55、連結パイプ9を介して、排気マニホールド6の冷却水経路65に供給され、排気ガスの流れと反対方向に冷却水を流している。このように、シリンダヘッド5の冷却水排出口56を、排気マニホールド6の排気経路61出口付近に配置し、排気マニホールド6の冷却水吸入口66を排気経路61出口近傍に配置することで、各気筒の排気ガスが集まって最高温度部になる排気経路61出口付近を最初に冷却でき、冷却効率を図ることができ、排気マニホールドの温度上昇による強度低下による破損を防止することができる。また、冷却効率が良くなることで、排気マニホールドが熱膨張し難くなり、熱膨張による排気マニホールドの破損を防止することもできる。
【0017】
次に、前記連結パイプ9について、図4、図5を用いて説明する。連結パイプ9は、平面視L字状の鋳物製のパイプで、一端をシリンダヘッド5の冷却水排出口56に、他端を排気マニホールド6の冷却水吸入口66に接続し、シリンダヘッド5の冷却水を排気マニホールド6の冷却水用通路65に供給している。
【0018】
前記冷却水排出口56は、排気マニホールド6の熱膨張方向である長手方向と同じ方向に穿設されており、排出口56のボス部56aの長さAは、排気マニホールドの熱により膨張する長さよりも長い形状とし、熱膨張により、連結パイプ9が移動しても外れない構成としている。そして、該ボス部56aに、Oリング10でシールした連結パイプ9を嵌入し、連結パイプ9をシリンダヘッド5に、排気マニホールド6の長手方向に摺動可能に固定している。また、連結パイプ9の他端は、冷却水吸入口66と同一の形状に形成され、排気マニホールド6の冷却水吸入口66と連結し、冷却水が漏れないようにしている。
【0019】
このように、冷却水の排出口56を排気マニホールドの熱膨張方向と一致させて、冷却水の排出口56に挿入する連結パイプ9にOリング10でシールするので、排気マニホールド6が熱膨張し、連結パイプ9が摺動しても、正常なシールが可能となり、シール部の耐久性を維持することができ、水漏れも防止することができる。また、連結にゴムホースを使う必要がないので、連結部材の形状の自由度が高く、コンパクト化が可能となる。
【0020】
次に、別実施例について説明する。
図6に示すように、排気マニホールド6は、前述の構成と同様に、シリンダヘッド側方に配置しており、シリンダヘッド内の排気ガスを、排気マニホールド6内部に形成されている排気経路61に吐出している。吐出された排気ガスは、排気経路61を通って、排気マニホールド6の一側に形成されている排気口64から外部に排出している。また、排気マニホールド6内部には、冷却水経路65が形成され、該冷却水経路65の一側に冷却水吸入口66を形成している。該冷却水経路65は、排気経路61の周囲に形成されている水衣部であるウォータージャケット68で囲まれて、冷却水が排気経路61など外部に漏れないようにしている。
【0021】
排気マニホールド6の下部には、清水クーラコア挿入部が設けられている。清水クーラコア挿入部は、排気マニホールド6に開口部を設け、冷却水の冷却を行う清水クーラコアを挿入可能に構成したものである。本実施例において、清水クーラコア挿入部は、排気マニホールド6の下部前後面に開口部を設けることにより構成されるものである。排気マニホールド6の下部には清水クーラ8が配設されており、該清水クーラ8と排気マニホールド6とは、仕切壁69で仕切られている。該仕切壁69は、排気マニホールド6下部において、長手方向に突設している。前記清水クーラ8は冷却エレメント81・・・を排気マニホールド6の下部に挿入することにより構成されるものである。冷却エレメント81・・・の両端には蓋体が構成されており、複数の冷却エレメント81・・・は該蓋体により接続された構成となっている。該蓋体は清水クーラコア挿入部を閉じるものである。そして、該清水クーラ8を被装する排気マニホールド6の下部には、冷却水排出口82、冷却水吸入口83が設けられている。該冷却エレメント81・・・内部には、サーモスタットから供給されるの冷却水が流れている。また、冷却水排出口82は、清水クーラ8の一側に配設され、前記仕切壁69下方に配置している。一方、前記冷却水吸入口83は、清水クーラ8の上方他側に配設され、排気マニホールド6の冷却水経路65と連結している。
【0022】
このような構成で、図6の矢印に示すように、清水ポンプから供給された冷却水は、排気マニホールド6の冷却水経路65を通り、排気経路61内の排気ガスを冷却し、冷却水吸入口83から、清水クーラ8に流入する。導入された冷却水は、清水クーラ8内で、冷却エレメント81・・により冷却され、冷却水排出口82から排出している。従来、図7に示すように、排気マニホールド6と清水クーラ8との間に外筒85を設け、排気マニホールド6の冷却水経路65と清水クーラ8を分離したり、排気マニホールド6と清水クーラ8とを別体として、清水クーラ8での冷却効率を向上させていた。しかし、外筒85を設ける場合は、コストがかかるとともに、別体とした場合は、配管部品が必要になり、部品点数が増加するという問題が生じていた。また、清水クーラ8の重量が大きくなり、排気マニホールド6においても冷却水の流れを制御するための隔壁を構成する必要あり、重量の増加につながっていた。そこで、本発明の如く構成することで、清水クーラ8と排気マニホールド6とを簡素な構造で分離でき、重量低減、および、コスト削減を図ることができる。
【0023】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
【0024】
請求項1に示す如く、冷却水によりシリンダヘッド(5)および排気マニホールド(6)を冷却するエンジン(1)に配設されるエンジンの熱交換器において、該シリンダヘッド(5)の冷却水排出口(56)を、該排気マニホールド(6)の排気経路(61)の出口付近のシリンダヘッド(5)に開口し、該排気マニホールド(6)側の冷却水吸入口(66)をも、該排気経路(61)の出口近傍の排気マニホールド(6)に開口し、該シリンダヘッド(5)の冷却水排出口(56)と、該排気マニホールド(6)の冷却水吸入口(66)との間に連結パイプ(9)を介設して冷却水経路とし、該連結パイプ(9)は平面視L字状のパイプにより構成し、一端をシリンダヘッド(5)の冷却水排出口(56)に、他端を前記排気マニホールド(6)の冷却水吸入口(66)に接続し、前記シリンダヘッド(5)の冷却水排出口(56)は、該排気マニホールド(6)の熱膨張方向である長手方向と同じ方向に穿設し、該冷却水排出口(56)のボス部(56a)の長さ(A)は、該排気マニホールド(6)が熱により膨張する長さよりも長く構成し、排気マニホールド(6)の熱膨張と引っ張られて、該連結パイプ(9)が移動しても外れない長さとし、該ボス部(56a)に嵌入する連結パイプ(9)には、Oリング(10)を嵌装してシールし、該連結パイプ(9)はシリンダヘッド(5)に対して、排気マニホールド(6)の長手方向へ摺動可能に構成したので、各気筒の排気ガスが集まって最高温度部になる排気ガス通路出口近傍を最初に冷却することができ、冷却効率を図ることで、排気マニホールドの温度上昇による強度低下による破損を防止することができる。また、効率良く冷却することで、排気マニホールドが熱膨張し難くなり、熱膨張による排気マニホールドの破損を防止することもできる。
【0025】
また、熱膨張による排気マニホールド(6)の冷却水吸入口(66)の位置が変化しても、常に正常なシールが可能となり、水漏れを防止できる。また、ゴムホースによる配管が不要となるため、形状自由度が高く、コンパクト化が可能となる。
【0026】
請求項2に示す如く、請求項1記載のエンジンの熱交換器において、前記排気マニホールド(6)の下部に清水クーラ(8)を配設し、該排気マニホールド(6)と清水クーラ(8)の間を、該排気マニホールド(6)の下部に長手方向に突設した仕切壁(69)で仕切り、該清水クーラ(8)の冷却エレメント(81)を、仕切壁(69)の下部の空間に挿入し、該冷却エレメント(81)の内部には、別の冷却水を流通させ、該仕切壁(69)の一端には、前記排気マニホールド(6)の冷却水経路(65)からの冷却水吸入口(83)を開口し、該清水クーラ(8)の仕切壁(69)の下部の他端部には、冷却水排出口(82)を開口したので、簡素な構成で、清水クーラコアと排気マニホールドとを分離でき、重量低減およびコスト削減を図ることができる。さらに、清水クーラコアに供給される冷却水の量を増加させ、冷却水の冷却効果を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の熱交換器を有するエンジンの概略図。
【図2】 シリンダヘッドの概略断面図。
【図3】 シリンダへッドおよび排気マニホールドの排気ガス経路を示す断面図。
【図4】 シリンダへッドおよび排気マニホールドの冷却水経路を示す断面図。
【図5】 連結パイプを示す断面図。
【図6】 排気マニホールドおよび清水クーラを示す断面図。
【図7】 従来の排気マニホールドおよび清水クーラを示す断面図。
【符号の説明】
1 エンジン
5 シリンダヘッド
6 排気マニホールド
8 清水クーラ
9 連結パイプ(配管)
10 Oリング(シール)
56 冷却水排出口(出口孔)
61 排気経路
68 ウォータージャケット(水衣部)
69 仕切壁

Claims (2)

  1. 冷却水によりシリンダヘッド(5)および排気マニホールド(6)を冷却するエンジン(1)に配設されるエンジンの熱交換器において、該シリンダヘッド(5)の冷却水排出口(56)を、該排気マニホールド(6)の排気経路(61)の出口付近のシリンダヘッド(5)に開口し、該排気マニホールド(6)側の冷却水吸入口(66)をも、該排気経路(61)の出口近傍の排気マニホールド(6)に開口し、該シリンダヘッド(5)の冷却水排出口(56)と、該排気マニホールド(6)の冷却水吸入口(66)との間に連結パイプ(9)を介設して冷却水経路とし、該連結パイプ(9)は平面視L字状のパイプにより構成し、一端をシリンダヘッド(5)の冷却水排出口(56)に、他端を前記排気マニホールド(6)の冷却水吸入口(66)に接続し、前記シリンダヘッド(5)の冷却水排出口(56)は、該排気マニホールド(6)の熱膨張方向である長手方向と同じ方向に穿設し、該冷却水排出口(56)のボス部(56a)の長さ(A)は、該排気マニホールド(6)が熱により膨張する長さよりも長く構成し、排気マニホールド(6)の熱膨張と引っ張られて、該連結パイプ(9)が移動しても外れない長さとし、該ボス部(56a)に嵌入する連結パイプ(9)には、Oリング(10)を嵌装してシールし、該連結パイプ(9)はシリンダヘッド(5)に対して、排気マニホールド(6)の長手方向へ摺動可能に構成したことを特徴とするエンジンの熱交換器。
  2. 請求項1記載のエンジンの熱交換器において、前記排気マニホールド(6)の下部に清水クーラ(8)を配設し、該排気マニホールド(6)と清水クーラ(8)の間を、該排気マニホールド(6)の下部に長手方向に突設した仕切壁(69)で仕切り、該清水クーラ(8)の冷却エレメント(81)を、仕切壁(69)の下部の空間に挿入し、該冷却エレメント(81)の内部には、別の冷却水を流通させ、該仕切壁(69)の一端には、前記排気マニホールド(6)の冷却水経路(65)からの冷却水吸入口(83)を開口し、該清水クーラ(8)の仕切壁(69)の下部の他端部には、冷却水排出口(82)を開口したことを特徴とするエンジンの熱交換器。
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